職場の女性が冷たいのは「好き避け」かも?
それを知ることで、職場での女性に対する正しい接し方を身につけることにつながります。そこで、職場での好き避けについての実例や、嫌い避けとの見極め方についての情報をご紹介します。
職場で好き避けする女性の「あるある」態度
挨拶してもそっけない・無視される
女性の中には、好きだからこそ恥ずかしさのあまりそっけない態度になってしまう人がいます。「気持ちがバレたら嫌だからから挨拶が固くなる」(23歳/女性) 、「不意打ちで挨拶されると緊張してしまう」(21歳/女性) という理由から、うまく挨拶を返すことができないという意見も。
そんな不器用な女性の中には、「本当は可愛く挨拶を返したいのになぁ」(25歳/女性)「なんであんな態度をとってしまったんだろう」(28歳/女性)などと後悔するケースが大半です。
LINEの返信が遅い
好きな人とのLINEの際に、相手を振り向かせるために駆け引きをしようとする女性がいます。特に職場恋愛となると、妙に堅苦しいLINEになってしまうことも。相手への気持ちが大きいほど変に意識してしまい、普通のLINEができなくなってしまう傾向にあります。
「すぐ返信したら暇な人だと思われるから、ついつい忙しいふりをしてしまう」(22歳/女性)、「好きな人が相手だと、気軽にLINEができない」(26歳/女性)など、返信が遅れる理由はさまざま。
「内容を考え過ぎて、返信に時間がかかる」(29歳/女性)という意見もあり、真面目な女性ほど好きな人とのLINEは慎重になってしまうことが考えられます。
みんなでいる場面で話したがらない
2人きりのときは会話が盛り上がるのに、職場のみんなでいる場面になると大人しくなる女性は、好き避けしていることが考えられます。
「周りの目が気になってうまく話せない」(23歳/女性)、「好きだという気持ちが態度に出てしまいそうだから」(28歳/女性)など、照れ隠しで態度が冷たくなるケースが少なくありません。
職場で好きな人と話していると、「気まずくなるから周りに絶対にバレたくない」(29歳/女性)という理由から、みんなでいる場面ではついつい好き避けしてしまうことも。
2人きりのときとみんなでいるときの態度に差があるかどうかは、好き避けを見極める重要なポイントになるので、よく観察してみることをおすすめします。
話すときに距離をとる女性
職場で好きな人と話すとき、周りの目が気になるという女性は、他の人より話すときに距離をとることがあります。「距離が近いと赤面してしまう」(21歳/女性)、「急に話しかけられると戸惑ってしまう」(23歳/女性)などの理由から、近くで話すことを避けてしまうケースが多くみられます。
このケースは同じ職場の場合特に多いようですが、素っ気ない態度で距離をとって話すとぎこちなく見えてしまい、逆に怪しまれてしまうことも。
しかし、女性にとっては周りにバレないよう必死で隠しているつもりです。そのため、感じが悪い、冷たい、などと感じて気分を害するのではなく、気持ちを察してあげましょう。
職場の好き避けの実例4選
無言で隣をキープ
職場で行動を共にする場面で、隣にいるのに話そうとしない女性は、好き避けの可能性があります。「緊張するけど他の女性に隣を取られるのは嫌」(25歳/女性)などといった理由で、無言で隣をキープするのが好き避けする女性の特徴といえます。
ほかにも、「好きだから近くにいたいけど、いざ目の前にいると緊張する」(21歳/女性)、「アプローチしたいけど恥ずかしくて無言になってしまう」(26歳/女性)など、やはり好意を抱いているからこそ隣にいたいと思うのはどの女性にも共通していえることです。
そんな女性はさりげなくアプローチするタイミングを狙っていることが考えられるので、たとえ退屈に感じても相手のペースを尊重してあげましょう。
目を合わせない
「好きな人が向かい側に座っていると、デスクから目が離せなくなる」(30歳/女性)、「仕事の話があっても、まじまじと目を見て話すのはハードルが高い」(27歳/女性)など、職場では目を合わせられないという女性が多い傾向にあります。
しかし、職場ではシチュエーションによって、目を見ないで会話をするのは失礼に値することも。緊張して目を見て話せない女性の場合、モジモジしたり、顔が赤くなるなどの無意識のサインを出していることがあります。
「目を見たら挙動不審な態度になってしまう」(22歳/女性)という女性もいるので、男性にとっては見極めは意外と簡単です。そんな恥ずかしがり屋な女性には、向かい合うのではなく隣に並んで話しかけるなどの配慮をすると、緊張をほぐすことができるので試してみてはいかがでしょうか。
会話が続かない・盛り上がらない
好き避けする女性は、不器用な性格の場合がほとんど。そのため、毎日職場で顔を合わせているのになかなか会話を盛り上げることができません。
「好きな人の前では自然な振る舞いができなくなる」(20歳/女性)など、本当は話したいのにうまくいかないことに悩んでいる女性も多くみられます。
「ドン引きされたらどうしようと思うと、何気ない日常会話すらできなくなる」(28歳/女性)、「緊張して素直なリアクションができず、ノリが悪いと思われたことがある」(23歳/女性)といったことになると、たとえ職場が一緒でも仲良くなることはできません。
そんな女性には、打ち解けやすい環境を作ってあげることが大事。男性のほうから気さくに話しかけることで、徐々に慣れていくよう促してあげましょう。
LINEの返信は冷たいが、既読スルーはしない
「職場と違って、プライベートでのLINEは照れ臭くて冷たくしてしまう」(21歳/女性)
、「好きだからこそ照れ隠しで冷たくしてしまって、いつも後悔する」(25歳/女性)といった素直に慣れない女性は、LINEで優しくできないという意見が目立ちます。
しかし、好きな人とのLINEは嬉しいのが女性の本音。「好きな人からのLINEはどんな内容でもとりあえず返信する」(26歳/女性)という女性が多く、それが精一杯の愛想でもあります。
そんな天邪鬼な好き避けをする女性は、素直になれないせいで損をすることも。しかし、男性はそんな不器用な一面に気がつくと、守ってあげたくなるという人も多いのではないでしょうか。
女性が職場で好き避けしてしまう心理
恥ずかしくて職場で話せない
「もともと人見知りでコミュニケーションが苦手だから、好きな人が相手だと恥ずかしくてますます話せなくなる」(28歳/女性)、「近くにいるだけで恥ずかしいのに、会話を楽しむなんて無理」(21歳/女性)など、恥ずかしいという理由が好き避けに影響しているケースが多くみられます。
特に、恋愛慣れしていない女性は、職場で好きな人ができると恥ずかしくて話せなくなることも。その場合、自分に自信が持てない性格であることが影響していることが考えられます。
他の女子社員にヤキモチ
職場恋愛でありがちなのが、他の女子社員へのヤキモチです。
「好きな人が他の女子社員と仲良く話していると、その後話しかけてきても優しくできない」(24歳/女性)、「同じ職場なんだから仕方ないことだとわかっていても、目の当たりにするとどうしても嫌な気持ちになってしまう」(23歳/女性)というのが好き避けする女性の本音。
ヤキモチは程よく妬く程度なら可愛いのですが、度が過ぎると女性自身が自己嫌悪になってしまうので、男性がフォローしてあげる必要があります。ヤキモチを妬いていることを可愛く伝えようとしてくる女性は、好き避けする女性に比べてあざとい傾向にあるので気をつけましょう。
周りの社員にバレたら気まずい
「『あの子、〇〇さんのこと好きなんだ』と思われたら気まずくて会社に行けない」(31歳/女性)「好きなことがバレたらすぐに噂が広まるから、絶対にバレたくない」(24歳/女性)という職場での恋愛特有の悩みから、好き避けしてしまう女性がいます。
「告白する前に噂になることだけは避けたい」(21歳/女性)など、職場の男性に片思いしている女性は気が気ではありません。告白するにもタイミングが重要なので、慎重な性格の女性は特に周りの社員の目を気にします。
そんな心理からくる好き避けの場合、一歩職場から出ると急に積極的になるケースが多いので、見極める際には外に連れ出してみる方法がおすすめです。
プライドが高い女性は好き避けしやすい
プライドが高い女性は、自分の好意を相手に知られることに抵抗を感じます。「自分が追う側になるのだけは嫌」(20歳/女性)「嫌われて傷つきたくないし、職場の男性にフラれるなんてもってのほか」(29歳/女性)など、女性なりの意地があることも。
とくに、同期や後輩の男性に恋している女性は、好き避けしやすい傾向にあります。
「先輩なんだから、好きだからって職場でデレデレしていられない」(32歳/女性)という意見もあり、仕事に真面目な女性ほど職場での恋愛が苦手なケースが多く、男性が好き避けに気づかずじまいになってしまうことも珍しくありません。
職場とプライベートを分けている
「仕事にやりがいを感じているから、職場にプライベートは持ち込みたくない」(26歳/女性)「個人的な感情で周りの社員に迷惑をかけるのはどうかと思う」(22歳/女性)
など、中には社会人としての真っ当な理由から好き避けする女性もいます。
「職場のカップルが仕事中にプライベート全開にしててうざい」(21歳/女性)といった意見もあり、反面教師にしているケースもあります。それだけ職場での恋愛は周りの社員に気を使わなければならないので、しっかり割り切れる女性に好感を持つ男性も多くみられます。
好き避けと間違えやすい「嫌い避け」とは?
二人きりになるのを極端に避ける
「仕事とはいえ本当に嫌いな人と二人きりになるのはキツイ」(26歳/女性)、「嫌いな人は基本的に避けてるから、そもそも二人きりになることはない」(23歳/女性)など、嫌い避けの場合には二人きりになりたくないという意見がほとんど。
また、「職場に嫌いな人がいたら、コミュニケーションをとる際は一対一になることを避けるようにしている」(28歳/女性)といった意見も。そのため、仕事で仕方なく二人きりになる場面ですら避けられていると感じたら、嫌い避けの可能性が高いことが考えられます。
職場で頼られるのを喜んでいない
「好きな人に頼られたら嬉しいけど、嫌いな人に頼られるのはめんどくさい」(26歳/女性)と感じる女性が多く、嫌いな男性に職場で頼られたときには態度に出てしまうことも。
「基本的に男性に頼りにされるより、頼りになる人に惹かれる」(21歳/女性)「職場だからといって嫌いな人からの頼みは素直に受け入れたくない」(24歳/女性)など、女性にとって好きな人と嫌いな人に抱く感情は真逆。
職場でどうしてもお願いしなければいけないことに対して苛立ちが垣間見えたら、嫌われている場合があるので見極めが重要です。
職場で最低限の挨拶しかしない
「嫌いな人と職場で雑談は一切しない、挨拶のみで精一杯」(29歳/女性)「『おはようございます』『お疲れ様でした』程度の挨拶のみ」(31歳/女性)など、職場での嫌い避けは極端でわかりやすいケースがほとんど。
そこまで徹底して避けるとなると、余程嫌われていることが考えられるので、職場での普段の振る舞いを今一度思い返してみることをおすすめします。
LINEを既読無視
「職場の人は友達じゃないから、嫌いな人にはプライベートなLINEは返さない」(22歳/女性)「嫌いな人に期待を持たせたくないから、LINEは既読無視してしまう」(25歳/女性)といった意見があり、女性なりに考えた上で既読無視しているケースが多くみられます。
「嫌いな人にはLINEを教えない」(28歳/女性)などの意見もあり、そもそもLINEが来ないよう徹底している女性もいるので、嫌い避けを見極めるにはLINEが重要なポイントになります。
好き避けする女性への効果的なアプローチ方法
二人きりのときに距離を縮める
好き避けする女性と二人きりになったら、アプローチする絶好のチャンスです。昼休みや仕事帰りなど、二人きりになるタイミングは毎日訪れます。
好き避けする女性は照れ屋な性格な場合が多いので、慣れるまで時間がかかります。そのため、二人きりになるチャンスがあったら積極的に声をかけて、相手との距離を縮めるよう心がけましょう。
思い切って女性をデートに誘う
職場での関係に慣れてしまうと、好き避けする女性と仲良くなるのは難しくなります。そのため、仲良くなるには思い切ってデートに誘う方法が効果的。
プライベートでの関わりを持つと、二人の関係性が大きく変化するので、アプローチしやすくなります。
笑顔で声をかける
職場で好き避けされていると感じたら、とにかく笑顔で声をかけてみましょう。好き避けの場合、笑顔で声をかけられると嬉しくない女性はいません。
普段は無視されてしまうことが多くても、笑顔で声をかけ続けると徐々に無視できなくなることも。そのため、ツンとした態度をされても、めげずに声をかけてアプローチすることをおすすめします。
LINEでプライベートな話題を引き出す
好き避けする女性は、顔を見なければ打ち解けやすい傾向にあります。そのため、LINEでの会話ならアプローチしやすくなることも。
職場では会話がままならない場合でも、LINEを活用してプライベートな話題を引き出すことで、徐々に距離を縮めることができます。面と向かってアプローチすることが難しい女性には、LINEを有効活用すると効果的なので、試してみましょう。
好き避けする女性を褒める
好き避けする女性と仲良くなるには、些細なこともよく褒める方法が効果的です。褒められて嬉しくなると、徐々に心を開いてくれるようになることが期待できます。
初めは警戒するあまり無口でそっけない態度でも、褒められることによって信頼するようになることも。好き避けを克服するためには信頼関係を築くことが大事なので、そのためにもよく褒めるよう意識することをおすすめします。
職場では誠実な振る舞いを心がける
嫌われたくない一心で好き避けする女性は、男性の振る舞いをよく見ています。そのため、常に誠実な振る舞いを意識することで、女性を安心させてあげましょう。
「嫌われちゃったのかな」などと思わせる振る舞いをすると、相手はますます自信が持てなくなり、いつまでたっても距離が縮まりません。信用されるような誠実な振る舞いで、女性との距離を徐々に縮めていくよう心がけましょう。
好き避けの特徴『ツンデレ』を見極めよう!
「職場で好き避けする女性」に関する専門家の意見やアドバイス
職場で女性に避けられたくなければ「周囲の目」を気にしたほうがいい
いいなと思う女性社員とお近づきになりたくて、あれこれ話しかけてしまう男性は少なくありません。しかし、アプローチの方法を間違えると、「好き避け」どころか、単に嫌がられてしまい、避けられるおそれがあるようです。これについて、『社内恋愛の教科書』(片瀬萩乃)には、以下のような記述があります。
「社内恋愛となると、どうしても見え隠れしてしまう下心。たとえば、気に入った女性社員をしつこく食事に誘ったり、プライベートをあれこれ詮索したり……という行動は絶対NGです。関係性がまだ十分できていないのに、無理やり距離を縮めようとしてもうまくいくはずがありません。
とくに他にも何人かの女性社員がいる中で、彼女たちと能力やビジュアルを比較して、ターゲットの相手を褒めるような行為はいけません。特別扱いすれば、相手も喜んでくれるはず。そう考えている男性は多いかもしれませんが、それは残念ながら逆効果。女性は、社内の他の女性社員と穏便に過ごしたいと考えています。なのに、自分だけが特別扱いされると、まわりから孤立してしまいます。だから、良かれと思ってしたことでも、相手には『私ばかりイヤだな……』と思われかねないのです。」
このように、男性からの特別扱いを迷惑に感じる女性社員は少なくないようです。好意を知らせるためにわざとらしく褒めるのは、むしろ避けられる原因になりかねないので気を付けましょう。
社内バレを気にして「好き避け」する女性は多い
好きな人が社内にいるからこそ、振る舞い方には気を付けているという女性は少なくありません。これについて、『3ヶ月で変化が起こる片想いの社内恋愛攻略本::好きな男性に彼女がいたらどうする?早く忘れる?諦めない?』(小嶋司)には、以下のような記述があります。
「社内恋愛には一般的な恋愛と違ってデメリットもいくつかあるのです。
(中略)
もし、好きな相手に好意を感づかれたくないのであれば、振る舞い方に気を付けることです。職場では噂が広まりやすいため、周りの人間に『あの人、〇〇さんのこと好きなの?』と感づかれでもしたら、噂が一気に広まって本人の耳にも入ってしまう可能性があります。
私の経験を含めて言わせていただきますが、会社内での恋愛話は、本当に広まるのが一瞬です!ですから『仲の良い』『信頼できる』と思った相手でも、その人が同じ会社の人間なら、自分の好きな相手を漏らしてはいけません。確実に広まってしまいます。こういった周りの人間にも気づかれないように立ち振る舞うのは、意外と難しいものです。
(中略)
感情のコントロールが社内恋愛の一番難しいところ。会社は仕事をする場所ですから、仕事をこなさないといけません。ですが、失恋や片想いの相手の様子が気になって『仕事に集中できない』『ミスを連発してしまう』『会社に行く気力が湧かない』など、そんな状況に囚われてしまうことは珍しくありません。
また、女性は理論的な男性と違って『感情で動く生き物』ですから、気持ちの切り替えが難しいのです。究極まで行ってしまうと、失恋したつらさに耐えきれず、職場を辞めてしまう女性もいます。こういった話も決して珍しいことではないのです。こういったデメリットやリスクがあることから、あえて『社内の人は恋愛対象外!』と、始めから決めかかっている女性だっているくらいです。」
このように、職場における恋愛沙汰をタブーと考えて、気持ちを律したり、好意を隠したりする女性は意外と多いようです。気になる女性社員にそっけない態度を取られたからといって、必ずしも「嫌われた」わけではないことを覚えておきましょう。
<参考文献>
『社内恋愛の教科書』(片瀬萩乃)
『3ヶ月で変化が起こる片想いの社内恋愛攻略本:好きな男性に彼女がいたらどうする?早く忘れる?諦めない?』(小嶋司)
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