どうやったら仕事が早くなるの?
今回は、仕事が遅い人の特徴や対処法をご紹介します。上司や同僚からの信頼を取り戻すために、仕事が遅い理由と対処法をチェックし、改善していきましょう!
仕事が遅い人の特徴と原因【仕事術編】
まずは、「仕事が遅い人の特徴・原因【仕事術編】」を見ていきましょう。「もっと効率を考えながら作業して」と指摘されやすい人は、仕事術や作業環境に問題がある可能性が高いです。具体的な特徴・原因を4つご紹介します。
ゴールまでの道筋が見えていない
仕事が遅い人の特徴であり、根本的な原因とも言えるのが、「ゴールまでの道筋が見えていないこと」です。
仕事のゴール(目的)が理解できていない人は、ゴールまでの道筋(計画)を立てることができません。行き当たりばったりで仕事を進めた結果、効率的に作業ができず無駄な時間を消費したり、納期ギリギリになって「あれができてない」と焦ったりすることに繋がるのです。
本来であればパパッと終わるはずの仕事にも時間をかけてしまうため、周囲からは「要領が悪い人」「計画的に仕事ができない人」のレッテルを貼られてしまいます。
作業効率を高めるための工夫ができない
作業効率を高めるための工夫や応用ができないのも、仕事が遅い人の特徴です。「似た仕事の資料を参考にする」「テンプレートを作っておく」などの工夫ができず、すべての仕事を1から始めようとするため、大幅に時間をロスしてしまいます。
原因は、何事にも手を抜けない几帳面な性格にあることも。本人が「いつも丁寧に仕事をしているのに、遅いと言われるだけで評価されない」と思い悩んでしまうことも少なくありません。
上司の指示を鵜呑みにしている
上司から指示されたとおりに仕事をこなすのが癖になっていませんか?言われたことしかできない・指示がないと何もできない人は、効率的な作業ができません。なぜなら、上司の言うことが絶対ではないからです。
あなたの上司が日頃から「仕事が早い」と評価されている人物であれば問題ないでしょう。しかし、仕事が遅い上司の場合、指示を鵜呑みにしてばかりでは当然時間がかかってしまいます。
上司を立てることも必要ですが、自分で「こうすれば早く終わりそうだな」と考えて実践することも大切です。
作業環境が散らかっている
デスクの上を片付けるのが苦手で、いつも資料が山積みになっているという人も要注意!作業環境の整理整頓ができていないと、必要なものを取り出すのに時間がかかりますし、重要な書類をなくすなど大事に繋がることもあります。
日頃からきれいにできていれば、探しものに余計な時間を割いて仕事が遅くなることも、ヒヤッとするようなミスもなくなりますね。「たかが整理整頓」と思いがちですが、仕事を早く終わらせるためには重要なことです。
仕事が遅い人の特徴と原因【性格編】
細かいところが気になる性格
仕事が遅い人の特徴として、「細かいところが気になる性格であること」が挙げられます。自分に厳しい・真面目・神経質なタイプに多く、周りが見逃すようなミスまで目についてしまい、たとえ結果に差し支えないミスでも直さずにはいられません。
「このくらい気にしなくてもいいか」と割り切れず、黙々と修正を繰り返してしまうために、周りの人よりも仕事が遅くなってしまうのです。
すべて理解しないと仕事を始められない
新しい仕事に取り掛かるときって、不安を感じますよね。ミスをして怒られたり、同僚や後輩の前で恥をかいたりするのはできる限り避けたいもの。そのために、「きちんと理解してからじゃないと仕事が始められない」という人も多いでしょう。
マニュアルを念入りに確認しミスなく仕事をこなそうとする姿勢は素敵ですが、やりすぎには注意です。なぜなら、周りの人よりもスタートに時間がかかってしまうから。後の作業で挽回できればいいですが、できずに納期に遅れたりすると、仕事が遅い人認定されてしまいます。
完璧主義
仕事が遅い人には完璧主義な性格の持ち主が多いという特徴もあります。ひとつの仕事に対して自分が納得するまで時間をかけてしまうため、作業スピードが大幅にダウンしてしまうのです。
会社のためではなく「自分が満足できないから」を理由に時間を費やしていることがほとんどで、上司や仲間から「そんなにこだわらなくていいから早く終わらせて欲しい」と思われていることも。
「時間がかかる割にクオリティがイマイチ」とマイナス評価を受けてしまうことも少なくありません。
時間にルーズ
夏休み終了ギリギリまで宿題に手をつけられない小学生のように、嫌な仕事を後回しにしていませんか?時間にルーズだったり、機嫌やモチベーションに左右されやすい性格だったりすると、毎日の作業量にムラでて計画通りに仕事を進められません。
マイペースに作業しすぎて「先日頼んだ資料、まだできてないの?」と叱られたり、納期ギリギリに提出して上司の修正案に対応しきれなかったりするなどのトラブルも起こしがち。社会人としての信用を得ることができないため、大きな仕事を任される機会も少ないです。
仕事が遅い人の特徴と原因【対人関係編】
報連相ができない
社会人の基本である「報連相(報告・連絡・相談)」、あなたはしっかり行えていますか?質問すると叱られるなど職場環境に問題があるケースもゼロではありませんが、そうでない場合の仕事が遅い原因は、この報連相ができない本人にある可能性が高いです。
報連相ができない人は、仕事でわからないことがあっても自力で解決しようとしてしまいます。結果、作業上の疑問が解決できるまで一人で悩み続けてしまったり、上司の意図と違うやり方で仕事を進めて大幅な修正が必要になったりして、仕事が遅い人になってしまうのです。
イエスマン
頼まれると断れない。ついつい「任せてください!」と言ってしまう。そんなイエスマンであることも、仕事が遅い人の特徴です。自分の限界が見えていない・もしくは限界に近くても断ることができない性格のために仕事が山積みになり、ひとつひとつの仕事が遅れてしまいます。
周りと比べたとき、自分だけが異常に仕事を抱えているような気がする人は要注意!仕事を任されると頼られている・信頼されているような気分になりますが、もしかしたら都合のいい人扱いされているだけかもしれませんよ。
上司や同僚の目を気にする
上司や同僚の目を気にして自主的に動けないタイプも、仕事が遅い人に多いです。仕事をするたびに「勝手に仕事のやり方を変えたら怒られるかな」「先回りしすぎると嫌味を言われるかも」と心配になってしまうため、なかなか本来の力が発揮できません。
本当は十分な実力を持っているのに、上司の機嫌を伺いすぎて必要なことが聞けなかったり、やる気のない部下に嫌味を言われるのが嫌で催促できなかったりして、仕事が遅くなってしまいます。
人の目を気にする性格になってしまった原因には、家庭や学校での辛い思い出が関わっていることがほとんどで、度合いによっては本人の意思だけでは変えられない部分もありますが、そのあたりの事情は社会では通用しないのが辛いところです。
仕事が早い人と遅い人の大きな違いとは?
仕事が早くなるためには、実際に仕事が速い人の行動を真似るのが一番。具体的な方法は後ほどご紹介しますが、その前に「仕事が早い人と遅い人の大きな違い」を3つ、知っておきましょう。
遅い人と早い人の違い①常に全体像が見えているか?
仕事が早い人と遅い人の違いにまず挙げられるのが、「常に全体像が見えているか?」という点です。早い人は仕事に着手する前に全体の流れを確認し、納期に間に合うようにスケジュールを組みますが、仕事が遅い人にはそれができません。
仕事が遅い人の行動は、例えればマラソンを無計画で走っているようなもの。区間ごとのペース配分ができていないどころか、給水所の場所すら知らない。そんな状態では、ゴールできるかも危ういですよね。
遅い人と早い人の違い②後回しにしていないか?
抱えている仕事の優先順位を気分で決めているか・いないかも、仕事が速い人と遅い人の違いです。仕事が早い人はそのとき重要でない仕事を後回しにすることはありますが、気分で決めることはありません。そのため、効率良く仕事が進められるのです。
反対に仕事が遅い人は、「やる気になれない」「面倒くさい」という理由で仕事を後回しにしがちです。期限ギリギリまでほったらかしにしてしまい、終わらない!と慌てることも少なくありません。
遅い人と早い人の違い③上手に手を抜けているか?
仕事が早い人は、自分の負担を減らすための工夫が上手です。常に100%の力を出すのではなく、ここぞというとき以外は上手に手を抜いて70%の力で仕事を進めます。自分のキャパシティを理解していて、手一杯のときに振られた仕事はきちんと断れるのも特徴です。
自分のキャパを超えていても断れずに受けてしまう人や、人に頼むのが苦手でなんでも自分でやらなければ気が済まない人、真面目な性格でいつも全力投球してしまう人は、その分生産性が低く、仕事が遅い人と言えます。
仕事のスピードを上げる方法【仕事術編】
一つ目は「仕事のスピードを上げる方法【仕事術編】」。効率よく仕事を進めるコツにはどのようなものがあるのでしょうか?
優先順位を意識する
仕事を任されたら、まず優先順位を意識した計画を立てましょう。頭で考えているだけだと混乱してしまうので、手帳やTODOリストを使って、重要度・納期・仕事内容などを書き出すのがおすすめです。
優先順位をつける上で重視したいのは、あなたが万が一その仕事を完了できなかったとき、会社の評判を落とすことに繋がったり、チームに迷惑をかけたりするかどうか。取引先との信頼に関わる仕事・絶対にミスをできない仕事などは、最優先すべきものと言えます。
余裕を持った計画を立てれば、納期間近になって「あれができてない」「修正が間に合わない」と慌てることもありませんし、ミスを防ぐためのチェック時間を十分に確保することも可能です。
作業ごとの制限時間を設ける
ついついだらけてしまって、「もっと集中できれば早く終わるのに…」と後悔した経験、あなたにもありませんか?時間は有限です。やる気が起きないから、やりたくないからとダラダラと仕事をしていたのでは、その分無駄な時間ばかり消費してしまいます。
そのようなサボりぐせは、仕事に制限時間を設けることで解決できます。人は時間に余裕があると、やるべきことを後回しにしたくなったり、別のことを始めてしまったりするもの。自分で制限時間を決めることで、仕事への集中力を高めることができますよ。
デスクの整理整頓・テンプレート作りをする
デスクやPCファイルの整理整頓は定期的に行いましょう。毎日きれいにしておけるのが一番ですが、仕事が多忙で難しい場合は整理整頓の日を決めておくなどして実行します。整理整頓ができると、それだけで気持ちがスッキリして作業効率が上がりますよ。
メールの定型文や資料作成で使う表のテンプレートを作成しておくなど、効率的に作業しやすい環境を作っておくことも大切です。「今後の仕事にも使えそうだな」と感じたデータや資料は、わかりやすい場所に保管しておきましょう。
仕事のスピードを上げる方法【対人関係編】
迷ったら悩まず相談する
どうすればいいかわからない、仕事のやり方がわからないと悩んだら、まずは上司に相談しましょう。一人で悩んでいても無駄な時間を消費してしまうだけです。たしかに少し勇気がいりますが、質問や相談をするのは普通のことで、何もおかしくありません。
それよりも、「一人で悩みすぎて仕事が終わらなかった」「自己判断したせいで、大きなミスに繋がる原因を作ってしまった」となる方が問題です。報連相を徹底し、信頼を損ねない体制を作りましょう!
人の機嫌や視線を気にしすぎない
人の顔色を必要以上にうかがうのはやめましょう。「自分は仕事が遅い」と自覚している人や「遅いと思われていないか不安」と悩みがちな人こそ、あえて気にしない努力をすること。なぜなら、必ずしもあなたが悪いわけではないからです。
たまたま相手の機嫌が悪く、八つ当たりされただけかも知れません。嫌な態度をとってくる相手にも問題はあるのです。仮にあなたの仕事が遅いのが原因だとしても、言い方は他にいくらでもあるはず。他人の気持ちに配慮できない人のことを気にする必要はありません。
断るべきときには断り、頼るべきときには頼る
今は手一杯だなと感じたら、仕事を断る勇気を持ちましょう。初めから「やりたくありません」「できません」と断るのはNGですが、なぜできないのか・いつからなら対応できるかをきちんと説明すれば、上司も理解してくれます。
仕事ですから、協調性を持つことは必要です。しかし、助け合うこととなんでもかんでも引き受けることは違います。都合のいい人にならないためにも、断るべきときにはしっかりと断りましょう。
仕事のスピードを上げる方法【気持ち編】
ひとつの仕事に集中する
仕事が立て込んでいるときは、ひとつのタスクに集中するのがモチベーションを保つコツです。複数のタスクを同時進行するとどの仕事にも集中できず、かえって作業スピードが落ちてやる気を削がれてしまいます。
すべての仕事が中途半端になるためミスが出やすく、自己嫌悪する原因にも。早く終わらせたいときこそ、シングルタスクに専念するのが一番です。
「たまには手を抜いてもいいや」と考える
真面目な性格の人ほど仕事に手が抜けず、常に100%の力で頑張ろうとしがち。人から「真面目すぎる」「仕事が丁寧すぎる」と言われた経験がある人は、少し手を抜くことを覚えましょう。
質の高いができても、必要以上に時間がかかっていたのでは意味がありません。仕事が遅いと言われるのはもちろん、頑張りすぎて疲れてしまう原因にもなります。手を抜けるところでは抜く、頑張るところは頑張ると意識することが大切です。メリハリをつけていきましょう!
しっかり気分転換する
ただ頑張るだけでは仕事のモチベーションは保てません。いい仕事をするためには、適度なリフレッシュが必要です。旅行に行く、好きなものを買うなどして、定期的に自分にご褒美を与えてあげましょう。
休みなく働こうとするのもNGです。仕事ができる人ほど、休むべきときにきちんと休めているもの。睡眠不足や栄養不足は、作業効率を大幅に下げることに繋がります。毎日の睡眠と食事はしっかり取りましょう。
最後に、仕事が遅い人への対処法を4つお伝えします。スキル自体に問題のない部下や同僚であれば、以下の方法を実践するだけである程度のスピードアップが望めるでしょう。仕事が遅い部下や同僚に悩んでいる上司の皆さんは、ぜひチェックしてみてください。
進捗をこまめに共有する
仕事が遅い部下・同僚とは、進歩状況をこまめに共有しましょう。自分から「こないだ頼んでおいた資料だけど、どのくらい進んだ?」と聞くのもいいですし、「一段落ついたら報告が欲しい」と伝えておくのもいいです。
進歩状況をこまめに共有することで、頼んだのに終わってない!とイライラするのを防げます。
積極的に話しかける
報連相ができないタイプの部下・同僚には、積極的に話しかけてあげるのが効果的。人見知りや気を使いすぎてしまう性格が原因のことも多いので、コミュニケーション不足を解消する必要があります。
毎日自分から挨拶するよう心がけ、休憩時間などには「最近どう?」と話しかけてあげるようにしてください。相手がミスをしたときは、萎縮してしまうのを避けるためにも必要以上に責めず、「一緒に対処法を考えよう」と提案してあげるのがおすすめです。
作業ごとに細かい期限を設ける
作業ごとに細かい期限を設けることも有効です。仕事の遅い同僚・部下にすべてを任せっぱなしにするのではなく、「ここまでを今日の◯時までに仕上げて報告して」と伝えて進歩を管理しましょう。
実践してもらえば、自然に報連相ができるようになるので、納期に間に合わない・仕事のやり方が違うなどの問題を未然に防げます。
仕事の優先度を説明する
求められている質がわからないために完璧主義思考になってしまう同僚・部下もいます。その場合は、あなたが仕事の優先順位を指示してあげましょう。
「この仕事は質よりもスピードを重視してほしい」「こっちの仕事は重要だから時間がかかっても大丈夫」などと伝えてあげるだけで、仕事のスピードが変わります。元々が真面目すぎる性格のため、少し手を抜いたくらいでは質も落ちません。
万が一、あまりにも仕事が雑になってしまった場合には、その都度説明してあげてください。
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