値段もそれほど高くなく、オンラインで処方されるとなると本当にありがたかったです。全体的にコストパフォーマンスが良いと思いました。
アフターピルは診察なしでも買える?おすすめのオンラインサービスもご紹介
アフターピルが欲しいけど、風邪薬みたいに医師の診察なしでドラッグストアとかで買える?と疑問に思う方も多いはず。結論、アフターピルの処方は医師による診察が必須です。
本記事では、アフターピルを処方してもらうときの診察内容やおすすめのオンライン処方サービス・アフターピルの注意点などを解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【結論】アフターピルの処方には医師による診察が必須
アフターピルは医薬品です。そのため、医師による診察が必須になり、処方箋がないと薬局でアフターピルを購入することはできません。
海外では、ドラッグストアなどの市販で購入することが可能ですが、日本では購入できません。また、個人輸入サイトで海外からの輸入ピルを安く手に入れることができますが、偽薬の可能性があるなど安全性の保証ができず、危険のため絶対に購入はやめましょう。
アフターピルのオンライン処方サービスのおすすめ2選
アフターピルを処方してもらう時の診察内容
アフターピルは産婦人科とオンライン処方サービスで処方してもらうことができます。それぞれ必要な診察や検査が異なるため、注意してください。
問診で聞かれる内容は各産婦人科やサービスで異なりますが、以下のような質問が多いです。
- 一番最近の生理はいつ来たのか。
- いつ避妊に失敗してしまったのか(日時)。
- ②は①から何日目経過しているのか。
- 現在の診療は②からどのくらい経過しているのか。
- ①から②までの期間に性交があったかどうか。性交があった場合、それはいつか。
- ⑤で性交があった場合、その際の避妊の有無や避妊手段は何か。
- 妊娠の経験はあるか。
- 現在は完治しているが、過去にかかっていた病気はあるか。
- アフターピルの服用において疑問や不安なこと。
喫煙者は血栓症にリスクが上昇するため、喫煙の有無が聞かれることも多いです。喫煙量が多い場合は、アフターピルの処方ができない可能性があるため、禁煙しましょう。
産婦人科診療のメリット・デメリット
保険適用やその場で確実にピルを処方してもらえる・対面診療のため検査等も受けることが可能などがメリット。しかし、産婦人科を訪れる方は、ピル処方の方だけなく、妊婦さんなど様々。そのため、診療までの待ち時間や検査等含めると多くの時間がかかってしまうことがデメリットです。
また、オンライン処方サービスでは、送料がかかりますが、産婦人科の診療では交通費がかかってきます。しっかり丁寧に検査までしてほしい方や時間に余裕がある方は近くの産婦人科で処方してもらいましょう。
アフターピルは、服用までの時間が重要なため、その場で処方してもらうことのできる産婦人科はとてもおすすめです。中には、遅くまで診療受付をしている産婦人科もあるかもしれないため、近所の産婦人科を調べてみてください。
オンライン診療のメリット・デメリット
産婦人科に比べ、診療が短く簡単に終わるのがオンライン診療。自由診療になるため、保険適用はできませんが、初診料や初月のピル代無料などのサービスが多く、トータルで考えると産婦人科よりも安くなるサービスもあります。
電話だけで診療が終わるところもあるため、診察を短く済ませたい方や時間を取ることが難しい方にはおすすめです。
オンライン処方サービスの中には、アフターピルの処方後に無料相談できるところや再診料無料で相談できるところもあります。副作用や避妊が成功したのかどうかなど不安や疑問など気軽に相談できるためおすすめです。
アフターピルを服用する前に知っておきたい注意点
ピルは生理の悩みの解決や避妊などさまざまなメリットがあります。しかし、その反面注意しなければいけないこともあるため、服用前に必ず確認しましょう。
副作用のリスクがある
アフターピルは女性ホルモン配合量が低用量ピルなどに比べ多いです。そのため、副作用の可能性や大きさのリスクは上がります。
▼アフターピルの代表的な副作用
他にも、血栓症という発症確率は低いものの、発症した場合、命に関わる副作用があります。喫煙者や肥満の方は、血栓症のリスクが高いため、医師の判断によってはアフターピルの処方ができないことも。医師との相談になりますが、慎重に判断しましょう。
血栓症の症状
- 突発的な足の痛みや腫れ
- 手足の脱力やまひ
- 激しい頭痛
- 舌のもつれやしゃべりにくさ
- 突発的な息苦しさ
- 突発的な視力障害や視野障害
血栓症の症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。その際は、医師の診療時にアフターピルを服用したことを伝えてください。
基本的に72時間以内に服用する
アフターピルは基本的に72時間以内に服用するものです。ただ、避妊失敗から72時間以内に服用できない場合は、120時間アフターピルを処方してもらいましょう。その際に、取り扱っていない産婦人科やオンライン処方サービスもあるため、きちんと確認しましょう。
オンライン処方サービスは、東北や沖縄などの都心から離れている地域は配送が翌々日になってしまうところもあります。そのような場合は、近くの産婦人科に駆け込みましょう。
必ず用法・容量を守る
アフターピルを医師から指示された錠数以上服用しても、効果は変わらず、体に負担もかかるためやめましょう。
▼アフターピルの用法・用量
アフターピルの服用する錠数は基本的に1錠です。ヤッペ法という中用量ピルを用いる緊急避妊方法のみ2錠服用します。
アフターピル服用後、2時間以内に嘔吐してしまった場合、効果がなくなっている可能性もあるため、もう一度アフターピルを処方してもらいにいきましょう。
生理の予定日の出血は妊娠初期に起こる不正出血の可能性もある
アフターピルを服用した後の避妊成功のサインは2つあります。アフターピル服用後2日〜2週間程度で来る消退出血と市販の妊娠検査薬の結果が陰性であることです。
消退出血の後は、通常の生理が来ます。その生理が妊娠初期に起こる不正出血の可能性もあるため、気をつけましょう。
▼各出血の違いと特徴
妊娠初期の不正出血の特徴に当てはまる場合は、すぐに産婦人科で検査を受けてください。
妊娠検査薬の検査はすぐにできるわけではなく、生理予定日1週間後から検査すると結果がはっきりする確率が高いです。
次の生理までの性交によって妊娠する可能性もある
アフターピルは低用量ピルのように、継続して避妊効果があるものではありません。あくまで緊急避妊薬で、一時的にしか避妊効果は得ることができないため、注意しましょう。もしも、継続的な避妊効果を得たい場合は、低用量ピルの処方をしてもらってください。
\低用量ピルについて知りたい方はこちら/
よくある質問
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アフターピルの受け取り方法は?
送付してもらうか、処方箋をもらい薬局に出向いて受け取ることができます。
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アフターピルは親の同伴なしでも買える?
保護者の同意書や同伴なしでも基本的には購入できます。しかし病院によって対応が違う場合があるので注意が必要。
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アフターピルの診察はなにを聞かれる?
最終月経日、リスク行為をした日や時間、避妊の有無、妊娠経験、既往歴などを尋ねられることが多いです。
ピルは女性ホルモンを配合した薬になります。市販に売っているもので代用できるものでもありません。そのため、避妊に失敗してしまった場合は、すぐに産婦人科もしくはオンライン処方サービスでアフターピルを処方してもらいましょう。