こんな地元大嫌い！「地元に帰りたくない」と思う人の理由・心理とは

地元が大好きで大人になっても地元に住み、そして地元の友達と地元で遊ぶ。そんな地元大好きな人もいますが、地元が嫌いで大人になるとすぐに地元から離れた所に住み、そして地元以外の友達と地元以外で遊ぶ。

本記事では後者について、何故地元がこんなに嫌いなのか、逆に地元が好きなな人は何がそんなに好きなのかなど地元について様々な角度から掘り下げてみたいと思います。

地元が嫌い人は、当然ですがそんな嫌いな地元に帰りたいなどと思う事はありません。地元なんかに帰るくらいなら、どこか別の場所に遊びに行くなどもっと有意義な時間の使い方をしますよね。

それぞれ地元が嫌いになった理由はあるとは思います。この項目ではそんな地元が嫌いになった理由を挙げてみたいと思いますので、一度何故地元が嫌いになったのか見つめ直してみましょう。

地元が嫌いになった人の理由には、地元の友達や周囲の人などの人的要因があります。たとえその土地がいくら住みやすい場所だとしても、その場所での人付き合いに問題があれば帰りたくなくなってしまいますよね。

そういった人間関係が原因で地元に帰りたくないという理由をご紹介しましょう。

地元の人間関係でトラブルがあって嫌い

地元の人間関係でトラブルがあって、地元に居辛くなってしまったケースです。個人とのトラブルであっても、地元というのは噂が広まり易い性質を持っているので、その噂は広範囲におよんでしまいます。

地元が余程好きであれば、噂が広まっても地元に残りたいという考えはあるかもしれませんが、さほど地元愛が無い場合は離れた方が楽という判断になりますよね。

仲良しこよしの保守的思想が嫌い

地元が好きな人の特徴に、波風をたてずに仲良しこよしを維持しようとする保守的思想があります。

気に食わない事があっても、波風をたてるくらいなら我慢しようという精神でやり過ごします。争いを起こさないという点では評価はできますが、それが行き過ぎると何も自己主張できない不気味な人間関係が出来てしまいます。

保守的思想が加速すると外部の人間に閉鎖的になる場合もあり、そこまでいってしまうと不気味さも更に増してしまいます。

地元民の向上心の無さが嫌い

変化や改革よりも平穏を望む地元民は、何をするにも“地元で”という意識が非常に強く、そのせいで出来る事の範囲も狭まってしまいます。

つまり、向上心よりも地元愛の方が強いという事になり、そういった考えを持たない人にとって地元は居心地の悪い場所となってしまいます。

ダサくてうるさいヤンキーが多い

単車で空ぶかしをしていたり、スクーターに二人乗りをしていたり、コンビニで謎のミーティングをしていたりなど、地元に戻ると所かまわずこういった種族の人間を目にします。

地元にいるとこのようなダサくてうるさいヤンキーと、自分も同じレベルなのかと嫌気がさしてしまう事から、地元が大嫌いになってしまいます。

地元を出てから地元民を見る目が変わった

地元を離れた事で新天地で新しい出会いがあり、視野が広まり世界観も変わります。新しい世界を見て価値観が変わった後に地元へ戻ると、良くも悪くも全然変わっていない地元民を目にする事となります。

新しい世界へと出て行った人にとって、“地元民の変わらない良さ”は理解できないだけではなく、肌が合わないと感じてしまいます。

地元を嫌う理由には人間関係以外にも、その土地や環境そのものが嫌いになる事で地元嫌いになってしまう事もあります。

地元が都会である場合はこのような不満は少ないですが、地元が郊外である場合はその環境が地元を離れる大きな要因となってしまいます。

なにもない…

遊び場所も無ければ、デートに使えるオシャレな場所、インテリアや服を買いに行く場所、都会であれば全てが揃っていても、地元に戻れば何もありません。

山、川、海などの自然よりも、そういったものを必要としている人にとって地元は退屈な場所となってしまいます。

交通機関も少なく不便

電車は通っていても駅が遠かったり、駅までにバスを乗り継がないといけなかったりと、地元での移動手段は車やバイクなど、自力で移動しないと交通機関が整っていません。

交通機関があっても、利用者が少ない理由からバスや電車の本数が少なかったりと、地元で暮らす人にとっては移動手段は必須事項となります。

地元でできる職種が限られている

極端に田舎でなければ、ある程度の種類の職種は募集していますが、少し珍しい仕事となると募集が減ったり、あったとしても賃金が安かったりと、就職活動にもかなりの制限がかかってしまいます。

自分のやりたい仕事があって、雇用形態などでも選びたい場合は地元を離れて都会へ出る事を余儀なくされます。

そもそも田舎が嫌い

何が理由というかそもそも田舎が嫌いという方もいます。田舎という環境そのものが受け入れられない場合は、郊外が地元の場合は地元を全否定してしまいます。

不便である事や、何も無いというのも勿論ありますが、それも含めて田舎そのものが嫌いという理由もあります。

気候が合わない

冬は寒さが尋常じゃなく、積雪量も都会とはケタ違いで天候を無視した生活はできません。

天候や気候が合わないという意見は寒さだけではありません。夏の暑さも都会よりも田舎の方が涼しそうなイメージがありますが、盆地などでは都会よりも断然暑いんです。

そういった気候が合わないという理由から、地元を出たという人もいます。

さてここで、少し方向を変えて地元が嫌いな人には共感できる“あるあるエピソード”をご紹介したいと思います。

普段、地元ラブな人の前や地元にまだ住んでいる人の前では、地元が嫌いという事すら隠している人も少なくないでしょう。

日頃地元嫌いトークもできない、この世知辛い世の中で生きる地元嫌いの方達に、共感できそうなあるあるエピソードを集めてみました！

お正月も帰省しない

「別に親が嫌いとかじゃないんですけど、地元帰っても実家帰る以外やる事ないし田舎は嫌いなんですよね。連休はボードやりたいし年末はシーズンなんで正月も規制しないですね。」(29歳/女性/美容関係)

こちらの女性はとにかく楽しむ事にアクティブ過ぎて、地元に帰省する暇などなさそうですね。田舎が嫌いとの事なので、都会にあるゲレンデに通っているのか大変興味深いですね。

地元の事を黒歴史のように扱う

「学校で地元トークをしている人達がいたら気配を殺してやりますよ。地元トークなんて参加したくもないし、あわよくば地方から出てきた事も隠してやろうと思ってますからね。」(21歳/男性/学生)

こちらの学生さんは、地元の話題に参加しないだけではなく、地元から出てきた事実でさえ揉み消したいと願っています。地元嫌いもここまできたら黒歴史扱いです。

すぐに方言→標準語に

「地元から上京してきてすぐに方言はなおしましたよね。地元の事とか聞かれるのも恥ずかしいし、嫌いですし。」(23歳/男性/美容師)

こちらの男性は上京してきただけでは飽き足らず、その言葉ににじみ出た“地元”の痕跡も急いで消し去ってしまいました。地元が嫌いという事から、その場所が出身という事もできれば隠したいという気持ちが表れていますよね。

地元を捨てた孤独な人と妙に気が合う

「都会に出てきて色んな人達との出会いがあったけど、何故か気が付けば地元を捨てて都会に出てきた同じ境遇の人との方が妙に距離が縮まってる気がする。」(38歳/男性/ウェブデザイナー)

こちらの男性のいうように、地元に何かしらの理由があって嫌いになり、そして都会へと出てきた人とは価値観が合うのでしょうか。偶然では片づけられない何かがあるのかもしれませんね。

ここまでは地元が嫌いな人についてのお話を進めてまいりましたが、続いては地元が好きな人についても触れてみたいと思います。

これを見ても地元嫌いが好きになる事はないとは思いますが、たまには地元が好きな人についても知ってみるのも、何か発見があるかもしれません。

家族や親戚が大好き

実家から出て行っても実家の近くに住んで、親戚との会合にも頻繁に参加する事ができるという理由から地元に住むというケースも少なくありません。

昔からその土地で代々住んでいる家系であれば、地元に親類が集まっている事も珍しくなく、地元には友達から家族や親戚まですべての人が揃っているというケースもあります。

幼馴染と大人になっても親友

子供の頃からの友人と大人になっても親友として交流がある事から地元が好きというよりは、まるで地元以外に住む選択肢が無いかのように地元に定住し続けたり、頻繁に地元へ足を運びます。

結婚すれば家族ぐるみでも交流しはじめ、その子供同士が親友になるという現象も珍しくありません。

親友だけではなく知人、友人も多い

地元に親友がいなくても知人、友人が多い人は地元民との付き合いに頻繁に出掛けます。気心の知れた仲間や、知人が多い事で地元全体の印象も自然に良いものとなっています。

地元をうろうろすれば度々知人に会う事となり、久しぶりに再会した人とは「積もる話はまた今度あった時にでも…」といった具合に、再会の約束をする事もあります。

何をするにもコミュニティを活用できる

知人、友人が多い事から何をするにもコミュニティで繋がれるネットワークが構築されています。例えば車が壊れた時には車屋をしている〇〇さんを頼り、家を借りる時には〇〇さんを頼るといった風に、知人ネットワークは幅広いジャンルにおよんでいます。

地元のライフスタイルが好き

地元が嫌いな人が都会でのライフスタイルを好むように、地元が好きな人は地元でのライフスタイルが好きなんです。

移動手段はマイカーで移動をして、買い物するには広々とした駐車スペースに車を停めて買い物をする。都会のような渋滞が起こる事は稀であり、朝もゆっくりで車でのんびりと仕事に出掛ける事ができます。

都会での暮らしとは違い、ゆったりとのんびりと生活ができる地元のライフスタイルが好きというケースもあります。

のどかな田舎が好き

先程の地元のライフスタイルが好きという理由に近いですが、のどかな田舎暮らしが好きという理由から地元が好きという人もいます。

都会に住んでいても、たまの休みに田舎へ行くことで癒されますよね。たまに田舎に行くくらいがいいという人もいれば、ずっと田舎に住みたいと思う程田舎が好きな人も当然います。

もし、地元がそのような田舎である場合、田舎が恋しいという理由から地元が好きになるのはごく自然の感情ですよね。

地元が好きな人に触れたところで、では地元が嫌いな人と地元が好きな人の違いとは一体どのようなものがあるんでしょうか。

そこには、好き嫌いだけでは片付けられない決定的な違いがあるんです。地元が好きな人を知る事で、自分自身の理解を更に深めてみましょう。

田舎感が好きか嫌いか

自然が溢れるのどかな田舎が好きか嫌いかという違いは、かなり大きな要因となります。都会に住んでいても、定期的に田舎にリフレッシュしに行く人って多いですよね。しかし、リフレッシュを通り越して、移住したいとまで思う人はどの程度いるでしょうか。

田舎暮らしが嫌いで住むなら絶対に都会がいいという考えをもった人は、地元への魅力も人間関係以外には見出せなくなってしまいます。

都会での暮らしにステータスを感じているか

先の項の“田舎感が好きか嫌いか”とは逆に、都会での暮らしに対しての感情も地元が好きか嫌いかを分ける要素となります。

駅から近くの便利な場所に住み、流行りの服に身を包み、オシャレなお店で食事をとる。都会的な暮らしをする事にステータスを感じている人にとっては、生まれ育った郊外の地元が嫌いであったり、批判的なイメージを持ってしまう傾向があります。

このような人は、地元が嫌いというより田舎そのものが嫌いという場合もあります。

家族や友達との関係性

地元にいる家族や友達との関係性が不仲であれば、その土地に対しての魅力も無くなったり、地元が嫌いになってしまう原因にもなってしまいます。

地元が好きになる原因として、自分のルーツとなる幼馴染や家族の存在はきってもきれない存在といえます。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力が高く、社交的な性格かどうかという点も、地元の好き嫌いに関わってくる要素として挙げられます。

コミュニケーション能力が低く、内向的な性格の場合は新しい友達づくりに消極的になってしまいます。そういう事から幼馴染など昔から仲の良い友達を大事にします。地元との交友関係を大事にする事で“地元”への思い入れも強くなります。

一方、コミュニケーション能力が高く、社交的な性格の場合は新しい友達づくりに積極的になり、地元という括りではなく気の合う人と友達になります。

地元に良い思い出があるかどうか

良い思い出といっても様々なものがあります。

例えば先の項で触れた地元の友達でいえば、友達と子供の頃から楽しく遊んだ想い出が地元には詰まっていますよね。

他にも習い事や部活活動に打ち込んた事も、辛かった想い出すら大人となってからは良い思い出となります。このような地元での良い思い出が、地元に対しての印象に大きく影響します。

地元に安心感を感じるかどうか

地元が好きな人と嫌いな人との色々な違いを説明してきましたが、総合的にみて地元にいると落ち着けたり安心感を感じるかどうかで、地元が好きか嫌いかが決まります。

心を許せる友人がいたり、見慣れた風景や街並みを見たりなど様々な要素が重なって、地元にいる事で安心感を感じるかどうかが重要なポイントとなります。

ここで、視点を変えて地元が嫌いな人が周囲からどのように思われているのかを体験談を交えて解説してみましょう。

地元が何故嫌いなのかを知らない人にとって、地元が嫌いだったり地元を避けたりする人の心理がどのように映っているのかとても気になるところですよね。

こちらも体験談を交えて、どういうシチュエーションでどのように思われているのかを見てみましょう！

地元民と仲が悪いor嫌いな奴がいる

「地元のメンバーが集まる時に、一応地元を離れた奴にも声を掛けるんですけど、いつも断られるんですよ。誰かと仲が悪いのか嫌いな奴でもいるのかなって思う。」(28歳/男性/アパレル)

こちらの男性からすると、何度か誘ってみてその都度断られた場合は「誰かと仲が悪いのかなあ。嫌いな奴でもいるのかな」などと思ってしまいますよね。

嫌われている

「地元をやたら避ける人は、地元でいじめられてたり、嫌われてたりするのかなあて、心配になってしまう」(27歳/女性/飲食業)

こちらの女性のように、地元を避けている姿を見て、地元で嫌われてるのか心配になってしまう人もいるようです。

変わった人

「地元を避けている人って、地元の友達とは馴染めなかったから地元を嫌いになったのかなあって思ってしまう。だから協調性が無かったり、変わっているイメージを持ってしまう。」(33歳/女性/保育士)

こちらの女性も、地元が嫌いな人に対して変わり者というネガティブなイメージを持ってしまっています。地元を嫌っていたり避けたりしているだけで、ネガティブなイメージを持たれてしまうのは何とも言えない気持ちになりますよね。

都会が大好き

「地元を出た同級生と同窓会で再会したんですが、服装も都会的なオシャレになっていて、会話をしても都会が大好きオーラがすごかった。」(25歳/男性/トラック運転手)

こちらの男性の意見も一理ありますよね。田舎に住んでいて満足していなかった反動なのか、地元を出た瞬間に、やたらと都会的なライフスタイルを目指そうとしている人はよく見かけます。