「ハートマーク」に関する専門家の意見やアドバイス
LINEのハートマーク、実は女性も悩んでる
誰もがノリで使っているように見えるLINEのハートマークですが、相手にどう受け止められるのかについて悩んでいる女性は多いようです。女性向けの恋愛指南書『彼があなたに本気になる 恋愛×SNS講座』(高野麗子)には、以下のような記述があります。
「(前略)それから、もう1つ!合コンで会ったばかりの男性に、ハートマークを使っていいかどうか、悩む人もいますね。多少なりとも気がある相手なら、ハートマークをもらって、イヤな気持ちになる男性はいません。Kやりとりしていて『また今度会おう』なんて言ってもらえたら、『やった♡』と返してみたりするのは、おおいにアリですよ。
(中略)
本当はハートマークいっぱいのスタンプを使ったり、『好き』って送ったりしたいけれど、関係性があいまいなので、怖くて送れません。付き合っているかどうかを、SNSを通じてハッキリさせるにはどうしたらいいですか?SNSでやりとりが盛り上がったときに、『私のこと好き?』って聞いてもいいのでしょうか。」
このように、一見、気軽に使っているように見えるハートマークですが、実は男性の受け止め方を想像してためらっている女性は多いようです。とはいえ、「気がある」と思われて困る相手にはさすがに使う可能性は低そうなので、メッセージにハートマークがついていたら、淡い期待くらいは抱いてもいいかもしれません。
SNSやメールで連絡するときの注意点とは?
電話よりも気軽に連絡できるというのが、メールやSNSを利用する最大のメリットでしょう。なかでも、挨拶から気持ちの表現まで気軽に伝えることができるスタンプは便利なツールですが、なかにはハートマークのように二人の関係性によってはさまざまな意味を帯びてしまう「要注意」のものもあります。メールやSNSを使ったコミュニケーションでは、どのようなことに気を付けたほうがいいのでしょうか。『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)には、以下のような記述があります。
「メールやSNSなど、文字を使ったコミュニケーションツールは、いまや誰もが気軽に使っています。非常に便利ではありますが、ちょっとした落とし穴もあります。
たとえば電話で『明日、会えないの?』と言った場合、声のトーンや話し方から気持ちを察することができますが、メールの文字だけだと、相手を責める言葉と感じることも。『メラビアンの法則』では、人が相手から受ける印象は、しぐさや表情からが55%、話し方からが38%、話の内容は7%ともいわれています。絵文字やスタンプもありますが、メールで伝えられるのは、基本的に『話の内容』だけなのです。
逆に、メールだからこそ伝えられる内容もあるでしょう。深い部分の自己開示には、メールが一役買ってくれることもあります。面と向かっては話しづらいことも、気持ちを整理しながら打ち明けられるのは、メールならでは。
また、『続きは会ったときに』と、メールで話を完結させないことで相手の興味をひきつけることもできます。未完成のものに対して強く惹かれる心理『ツァイガルニック効果』を利用したテクニックです。」
このように、たしかにメールやSNSで連絡するのは便利ですが、文面だけでは表情やしぐさ、声のトーンまでは伝わりません。ハートマークなど、誰もが意味を深読みしてしまいそうなスタンプを安易に使うと、あらぬ誤解を招く危険もあるでしょう。
<参考文献>
『彼があなたに本気になる 恋愛×SNS講座』(高野麗子)
『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』(ゆうきゆう)
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!