「噛み癖」がある彼氏・彼女の原因＆心理｜困った時の対処法も解説！

どんな人にも「癖」というものはあります。彼氏・彼女の「噛み癖」も、その癖のひとつです。そして、噛み癖がついてしまった背景には何らかの原因があり、様々な心理が隠れています。

あなたの彼氏や彼女には「噛み癖」がありますか？また、そんな彼氏や彼女を見て、あなたはどんな風に感じるのでしょう？特に気にしない、やめさせたい、恥ずかしいなどなど、いろんな思いを抱えている人のために、「噛み癖」について徹底検証していきます！

「噛み癖」とは？

「噛み癖」とは、文字の通り「噛むことが癖になっている」ことを指します。爪を噛む、奥歯を噛み締める、ストローを噛むなど、意外にも生活の中で「噛む」場面は多くあるものです。無意識のうちに噛んでしまっている人は、癖になってしまっているのでしょう。

同じ「噛む」でも本能的にやってしまう人や、無意識にやってしまう人もいます。その違いはどこから生まれるのか考えてみると、その人の心理が見えてくるのです。

「物」を噛むタイプと「人」を噛むタイプ

「噛み癖」には、大きく分けて２つのパターンがあります。「物」を噛むタイプと「人」を噛むタイプです。

「物」を噛むといえば、前述した通りストローやハンカチなどを噛むことです。「物」を噛む人の多くは、不満を抱えていてストレス発散のために噛んでいると思われます。相手をして欲しい、悔しい、辛いなどの負の感情を、「物」を噛むことで発散しているのでしょう。

「人」を噛むといえば、親しい友人や恋人の身体の一部を噛むことです。「人」を噛む人は、独占したいという欲求の気持ちが強く、上手に体現できないことが多いのでしょう。噛むことで、相手を自分のものだと伝えようとしているのです。

噛むという行為は、誰しもが経験していますよね。しかし、その噛む行為が癖になるまでに発展してしまうのは、何故でしょうか？物を噛むにしても、人を噛むにしても、癖にまでなるのは理解できないと感じる人もいるはずです。

噛み癖がついてしまう原因について、みてみましょう。

子どもの頃の愛情不足

子どものころに親からの愛情を満足に受けられないと、単純にストレスがたまります。寂しい気持ちが募って、爪を噛んだり物を噛んだりして発散しているのです。親からの愛情を全身で受けたいと思っているからこその行為といえるでしょう。

また、愛情を感じたいが為に、わざと噛む行為を繰り返すこともあります。気を引くための行為で、こちらは無意識というより意図的です。自分を見て欲しいと思う子どもは、怒られると分かっていても、気を引きたくて敢えて行動に移すことがあるのです。

噛み癖のある恋人がいた

元々は噛み癖なんてなかったのに、気付いたら噛み癖がついていたという人もいるでしょう。ミイラ取りがミイラになるように、噛み癖のある恋人といることで、噛み癖が伝染してしまうことがあります。これは、噛み癖が当たり前の感覚になっている証拠です。

最初は噛み癖に対して不快感を持っていた人でも、一度受け入れてしまえば自分の癖となる可能性は十分にあります。自分の恋人に噛み癖があるなら、過去の恋愛について聞いてみると原因がはっきりするかもしれませんね。

ストレス発散法として定着

最初はどんなきっかけであろうと、噛み癖によってストレスを発散している人は、そのまま定着してしまうことがあります。安定剤代わりのようなもので、噛む行為によって気持ちが落ち着くので、条件反射になっているのでしょう。

もともと、噛む行為にはストレスを緩和させる効果があります。脳の前頭前野が刺激を受け活性化し、それに伴いストレスを鎮圧するのです。イライラすると食事をしたくなったり硬いものを食べたくなったりする人っていますよね。噛み癖のある人も同じ感覚なのです。

我慢することに慣れてしまった

言いたいことを言えないのは、苦しいものですよね。自分の意見を言わずに我慢するのが当たり前になっていると、噛み癖に発展してしまうことがあります。噛むという行為で自分の主張を発散しつつ、封じてしまっているのです。

我慢することに慣れてしまうと、今度は諦めるようになってしまいます。「言っても無駄だ」と思った経験はありませんか？そういった考えが当たり前になってしまうと、噛むという行為が自然なものとなってしまうでしょう。

噛み癖を持つ彼氏や彼女を見て、「なんで噛むの？」と思う人は多いでしょう。自分にはない癖であれば、尚更理解しがたいですよね。

実はそこには、様々な心理が隠れているのです。もしかしたら、彼氏や彼女も噛み癖をどうにかしたいと思っているかもしれません。心理を知ることで、恋人を今より理解して、サポートしてあげられるようにもなりますよ！

まずは、噛み癖がある彼氏の心理をみていきましょう。

相手を独占したい

彼女を独占したい気持ちから、彼女に噛みつく場合があります。特に男性の場合は独占欲や支配欲が強い人が多いので、「彼女を誰にも渡したくない！」と思うと歯型を残すほど噛んだりもするでしょう。

このような男性は、彼女を想う気持ちが強ければ強いほど独占欲が比例して強くなり、噛む力も強くなっていきます。思い余ってという場合もあるでしょうが、噛む力の加減が出来ないと、確実に傷になって彼女に残ってしまうでしょう。言葉で愛情を伝えられるようになると、噛み癖が落ち着きやすくなりますよ。

言いたいことが言えない

言いたいことはあるのに上手く伝えることができない男性は、ストレスを感じています。言いたいことがうまく言えない、相手と話が噛み合わないと感じている男性は、行き場のないストレスを「噛む行為」で発散しているのです。

彼氏がストローや爪などを噛んでいたら、「何か言いたいことがあるのかな？」と察してあげるといいでしょう。そうすれば、彼氏も話をしやすくなります。ストレスを溜め込むことも防げるので、噛み癖防止にも繫がりますよ。

彼女にかまってほしい

会話が少なかったり、スキンシップが減ってきたりすると、男性は寂しさから「もっとかまってほしい」と欲求を募らせます。そんな彼氏は、物にも人にも噛みつく傾向にあるでしょう。気を引きたい気持ちが強くなっているため、噛み癖をあらわにして怒られても気にならないのです。

「最近噛む姿が目立ってきたかも」と感じたら、彼氏との時間が十分に過ごせているのか思い返してみましょう。足りていなかったなら、積極的に彼氏の話を聞いたり、時間を共有したりすることを意識するといいですね。欲求が満たされて、噛み癖がなくなっていくはずです。

Sっ気がある

Sっ気のある彼氏の場合、噛まれて困っている彼女を見て興奮している可能性があります。

彼氏に噛みつかれると、多くの女性はまず困惑しますよね。度を越した噛み方だと痛みが生じるので、怖いと思ってしまうこともあるでしょう。噛み癖のある彼氏は、そんな彼女を見たくて敢えて噛みつくのです。

基本的には、彼女を困らせたいがためにやっていることなので、甘噛み程度がほとんどです。しかし、自分の欲求を抑えられない男性は、加減ができなくなることもあります。甘噛みでは済まなくなるので、嫌だと感じたらはっきり伝えないと、「喜んでいる」と判断されてしまうので気を付けましょう。

男性の場合は、自分の欲求を「噛む」行為に内在させていることがわかりました。それでは、女性の場合はどうでしょう。女性もストレスが溜まると噛む傾向にはあるのですが、男性とはまた違った心理を抱えていることもあります。

噛み癖がある彼女の心理をみていきましょう。

もっと甘えたい

彼女が彼氏を噛む心理としてまず考えられるのは、「もっと甘えたい」というものです。何故甘えたい気持ちが噛み癖に発展するのかというと、コミュニケーション方法の一つとして捉えているからです。

素直に「甘えたい」と口にするのが恥ずかしい女性は、別のやり方で意思疎通を図ろうとします。そのうちの一つが噛むことなんですね。

甘噛み程度であれば、彼氏も「可愛い」と感じてくれるでしょう。しかし、あまりにも強く噛み過ぎたり、何度も何度も噛んだりするようでは逆効果になることも。「甘えたい」という意思表示は、少しの甘噛みと素直な言葉の方が相手に響きやすいですよ。

怖がっている

対人関係で恐怖を感じている女性が、爪を噛んだりハンカチや小物を噛んだりする姿を見たことはありませんか？怖いという心理には、不安、焦り、悲しみなど、負の感情が詰め込まれています。それらの感情に押しつぶされないように、「噛む」という行為に出るのです。

また、思春期にいじめにあったり孤立していた経験がある彼女の場合、その時の爪を噛む癖がそのまま噛み癖になったとも考えられます。

自分の心身を守るために、あえて問題から目を背けて、噛むことでやり過ごしてきたのかもしれません。彼女が落ち込んだ様子で何かを噛んでいたら、胸の内を優しく聞いてみましょう。

彼女の特権と思っている

「私は彼女なんだから、彼女にしかできないことをする」という気持ちから、彼氏を噛む彼女もいるようです。一般的に、力の弱い女性が力の強い男性に噛みつくのは、普通ではないと判断されるでしょう。「でも自分は特別なんだからしてもいい」と考えるのが、このタイプの女性です。

彼女が最近噛みついてくるようになったら、それとなく指摘してあげましょう。噛みつかれることに抵抗がなければ別ですが、嫌だと感じているのであれば「何で嫌なのか」という具体的な理由をきちんと伝えること。そうでないと、彼女は納得しないまま噛んでくることが多くなる可能性があります。

可愛い彼女と思われたい

ストローの端を少し噛んだり、口にしたスプーンやフォークを甘噛みしたりなど、ちょっとした噛み癖であればぶりっ子をしている可能性もあります。可愛い彼女と思われたくて、思い切り噛むのではなく、本当に少し噛んで見せているだけなのです。

漫画などではよく見る場面ですが、実際にはそこまで好印象ではないこともあります。彼女がやたらと甘噛みをしているのであれば、「可愛い子がそんなことしてたら勿体ないよ」などと諭してあげるといいですね。可愛いと思われるために、他のやり方を見つけるようになりますよ。

彼氏や彼女に噛み癖が見られる時、恋人としてどんなふうに感じていますか？気になって仕方ない人もいれば、特に気にしない人もいますよね。恋人という立場は、家族の次に身近で、心を許せる存在だと認識している人も多いと思いますが、癖一つでも相性に影響を及ぼすことがあるのです。

噛み癖がある彼氏や彼女を持つ、恋人の本音を覗いてみましょう。

愛情表現だと思うと嬉しい

「噛まれるのは苦手だけど、不器用な愛情表現だと思うと嬉しいし愛しく感じる」（22歳/男性/学生）
「『好きでどうしようもない』と言われると、噛まれることが喜びに感じる時がある」（27歳/女性/アパレル）

言葉による愛情表現が苦手で口下手であるからこそ、噛むことで愛情を示してくれているのだと思えば、嫌がるどころか嬉しく感じる人もいるようです。「食べちゃいたいくらい好き」を体現したような本能的でストレートな愛情表現は、ときには人の心にダイレクトに響くのです。

噛むのはやめてほしい

「本音を言えば噛み癖は治してほしい。噛み癖のせいでなかなか友達に紹介できない」（24歳/男性/フリーター）
「ストレスを抱えている状態が続いているみたいで、見ていて息苦しいからやめてほしい」（25歳/女性/事務職）

彼氏や彼女に「噛むのはやめてほしい」と望む人の理由は様々です。噛み癖そのものがいいものと思っていない場合は、人前に出ることを恥ずかしいと感じます。また、「恋人なのに言いたいことも言ってもらえない」と感じる場合もあるようです。心の壁として捉えてしまうのでしょう。

距離を置きたくなる

「いくら彼女でも受け入れられない。噛み癖があるってわかった時点で距離を置きたくなる」（30歳/男性/営業職）
「噛み癖があるってわかってたら、付き合おうとか思わなかった」（21歳/女性/学生）

噛み癖に対してマイナスなイメージが大きい人は、いくら彼氏や彼女でも受け入れがたいと感じるようです。人柄そのものではなく癖に引いてしまうので、ちょっとずつ距離を置きたくなってしまうのでしょう。こういった場合は、例え付き合い続けても、どうしても噛み癖が気になってしまってうんざりしてしまう可能性が高いです。

心を満たしてあげたい

「何かを問題を抱えているなら、一緒に乗り越えて満足させてあげたい」（26歳/男性/建設業）
「恋人だからこそ悩みをわかちあって、彼が心を開ける場所になりたい」（30歳/女性/飲食業）

「心に何かを抱えているのかも」と噛み癖の原因を察し、力になりたいと考える人もいます。彼氏や彼女が、なかなか口に出せずに噛んでばかりいる姿を、心苦しい気持ちでみているのでしょう。そうした人は、恋人に身も心も寄り添いたいと考えているのです。

彼氏や彼女に噛み癖があり、それをやめさせたいと思った場合、どうしたらいいのでしょうか。「その噛み癖やめなよ」なんて言っても、本人もなかなかやめられずに苦しんでいるかもしれませんよね。

恋人の心理に寄り添いながら自然に噛み癖を直してあげられるよう、対処法を覚えておきましょう。

ストレートにやめてほしいと言う

まずは、ストレートに「やめてほしい」と伝えることが大事です。何故やめて欲しいと思うのか、具体的な理由を添えることも忘れないでくださいね。

例えば「見ていて気持ちのいい癖ではないよ」「手がかわいそうだよ」「噛むより言葉にしてほしい」などと言ってみましょう。何を噛んでしまうのか、それがどんな悪影響をもたらすのかを話して、説得してあげると良いでしょう。

噛み癖を持つ人が抱える悩みの多くは、周りが思うより深いもの。そのため、漠然と「やめて」と言っても心に響かないのです。理詰めで順序立てて説得した方が、「もう噛むのはやめよう」と決意してもらえるでしょう。

噛む原因を考える

「なぜ噛むんだろう？」と疑問に感じたら、彼氏や彼女が噛んでしまう原因を考えてみましょう。どんな時に噛んでいるのか、どんなものを噛んでいるのか、注意深く見ていればパターンがみえてきます。原因が推測できれば、対処法も見つけやすくなりますよ。

ただし気を付けたいのは、観察しながら見えてきたものが原因だと決めつけないこと。観察しているうちは、憶測にしかすぎません。

彼氏や彼女が噛んでいる時に「もしかして悩んでる？」「もしかして話したいことがある？」など、自分の憶測が正解かどうか本人に尋ねましょう。誤解したまま対処しても的外れになってしまうので、気を付けてくださいね。

他の発散法へ導く

彼氏や彼女の噛み癖がストレスだと断定できる時には、他のストレス発散法へ導いてあげましょう。コミュニケーションを積極的にとる、一緒に散歩や運動をする、いろんな体験をするなど、恋人だからこそしてあげられる発散法があるはずです。

彼氏や彼女に趣味などがなければ、一人で発散することはなかなか難しくなります。「一緒に夢中になる」という経験が、彼氏や彼女の心を軽くしてあげられるでしょう。それは、彼氏や彼女にとってだけではなく、あなた自身にも有意義な経験になるかもしれませんよ。

愛情表現を言葉にする

噛み癖を持つ彼氏や彼女がやたら噛みついてくると感じたら、愛情不足のサインである場合も。最近、恋人に対して愛情表現をちゃんとしていたか、思い返してみてください。「恋人だから言わなくてもわかる」では、自己完結になってしまいますよ。

愛情表現は、スキンシップで伝わるとは限りません。しっかり目を見て言葉で伝えてこそ、心に届くものです。心に届くということは愛情を感じるということですから、あなたに対する不満が減り、噛みつくこともなくなるでしょう。恥ずかしくても「好き」の気持ちを言葉で伝えてあげてくださいね。

噛み癖を持った人は、どんな印象を持たれるのでしょうか。彼氏や彼女であれば、その人のことをよく知っていて、「今こんなことを考えながら噛んでる」とイメージしやすいでしょう。しかし何も知らない人からすれば、「ただ噛んでいる」としか見えませんよね。

噛むという行為は、その人の人柄を判断する材料になります。そして、その見方は男女でも違うものです。「噛み癖がある人」の印象を、男女別でみていきましょう。

乱暴そう

「タバコとかつまようじとか、ちょっとしたものをずっと噛んでいる人は怖そう」（22歳/男性/フリーター）
「奥歯でガムとかをずっと噛んでいる人をみると、乱暴そうなイメージを持ってしまう」（26歳/女性/事務職）

奥歯でガムをくちゃくちゃとずっと噛んでいる人っていますよね。威圧感を覚えることもあるのではないでしょうか。相手を警戒するあまり、「乱暴な人」というイメージに変換してしまうことも。噛むという行為に野性的なものを感じると、「強そう」という意識が働くのかもしれません。

特になんとも思わない

「他人であれば関係ないし、特になんとも思わない」（29歳/男性/アパレル）
「その人なりの癖で、何か理由があると思うから気にしない。けど近しい人なら注意するかもしれない」（24歳/女性/フリーター）

噛み癖がどうこうではなく、他人のことはあまり気にしないという人もいます。頻繁に目にすることがなければ、「ただの癖」だと認識しますよね。深読みすればするほど、その癖が気になってしまうということもあります。特に深いところまで探ろうとしなければ、噛み癖は気にならないようです。

不潔っぽい

「口の中が菌だらけということを考えても、甘噛みでも本気噛みでも汚いと思ってしまう」（23歳/男性/学生）
「爪とかは特に不潔っぽいと感じてしまう。深爪になってたりすると少し引いてしまう」（26歳/女性/看護師）

どんなに気を付けていても、口の中は細菌だらけです。それを踏まえた上で噛みつかれると、「汚い」と感じる人も少なくはありません。そして、噛み癖の中でも多くみられる爪を噛む癖も、不潔な印象を与えるようです。深爪で爪の下が剥き出しになっていたり、ギザギザになっていたりする爪は、清潔とは言い難いでしょう。

神経質な印象

「物を噛む人を見ていると、神経質な感じがして近寄りにくい」（30歳/男性/営業職）
「神経質そうだし、根暗なイメージも持ってしまう。積極的には仲良くなれない」（22歳/女性/学生）

噛み癖が身近なものでなくても、「噛む＝ストレス発散」と捉えている人は多くいます。その認識が影響して、噛み癖を持つ人を「ストレス発散ができていない神経質な人」と判断してしまうのです。

どうしてもネガティブなイメージが拭えず、根暗で陰気臭いなど、マイナスなイメージまでついてしまうこともあるようですね。

噛み癖は、やめたいと思ってもなかなかやめられないもの。無意識であれば、尚更改善するのに苦労する場合が多いでしょう。しかし、人からの印象、衛生面、身体への影響などを考慮すると、やはり改善しておいて損はないと言えます。

「なぜ噛んでしまうのか」という点も踏まえながら、噛み癖の改善方法を考えていきましょう。

ストレスを発散する

噛むという行為には、ストレスを緩和させる効果があるとお話しました。そこで、根本的なストレスを減らすことを考えましょう。ストレスが原因で爪を噛んでしまうなら、ストレスが軽減されることで自然と改善されていくはずです。

思い切り身体を動かす、大声を出すなど、自分に合ったストレス発散法が見つかるまで、いろんなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。一人では見つかりそうもないという人は、恋人や友人と一緒に何かを行うことで、ストレス発散法が見つかったりもしますよ。

客観的に見た姿を想像する

物や人を無意識に噛んでしまう人は、そんな自分の姿を客観視できていないのかもしれません。ここで一度「噛む」という姿を想像してみましょう。客観視すると、自分の心理ではなく周囲からの見え方がよくわかるものです。

想像した時に「いやだな」と感じたら、自分が何かを噛むことにもためらいが出てくるでしょう。特に何も感じないという人でも、その姿をずっと見ていられるか、という極端な想像をしてみましょう。「人からどんな風に見られているか」をイメージしやすくなりますよ。

気持ちを言葉にする

日頃、言いたいことを飲み込んでしまっていませんか？我慢してばかりいると、当然ストレスが溜まります。愛情表現に関しても、上手く言葉にできないとモヤモヤしてしまいますよね。

言葉にすればすっきりするのに、それが出来ないと不満がどんどん蓄積されてしまうのです。それを防ぐためにも、不満があれば言葉にして表に出しましょう。彼氏や彼女が好きでたまらなければ「好き」と言葉で伝えましょう。

その方が相手にも誤解されることなく伝わり、マイナスな印象を与えることもなくなります。気持ちをスムーズに言葉にできるようになる頃には、噛み癖も治ってしまっているかも。

マスクをする

マスクをするのも、噛み癖をなおすのに効果的な方法です。マスクをした状態で何かを噛むためには、「口元を覆うマスクを引き下げるという」段階を踏まなければいけませんよね。噛む前にワンクッション動作を挟むので、その都度「噛まないぞ」という決意を確認することが出来るのです。

それでも噛みたい衝動がこみ上げたら、マスクは外さないようにしましょう。我慢を強いられる改善方法ですが、強い意志を持てばやり遂げられるはずです。

ただマスクを使った結果、歯を強く噛み締める癖がついてしまったり、口内を噛む癖がついてしまったりしたのなら、別の方法を考えたほうがいいかもしれません。あくまでも「補助的なもの」という認識で、マスクを使うと良いでしょう。