あなたのセックス、彼女は満足している?
「俺が満足なら彼女も満足じゃない?」そう考えてしまいがちですが、残念ながらそれは違います。その理由は、男性と女性ではセックスで得られる快感が違うから。オーガズムだけを比較しても、男性と女性では大きく違いがあるのです。
男性はセックスで挿入したら、ほとんどの人がオーガズムに達しますが、女性のオーガズムに”必ず”はありません。中には、十分なセックスの経験があってもオーガズムを一度も経験したことがない女性もいるのです。
女性がセックスに持つ「不満」とは?
この項目では、女性がセックスに対して持つ”不満”をお聞きしてみました。彼女とのセックスで、相手の満足度に疑問を持っている男性は、ぜひ参考になさってください。
テクニックがない
「セックスで感じる不満は、彼にテクニックがないことかな。彼を傷つけちゃうから、絶対に言えないけど、私が気持ち良くなれないことが多いんです。だから、彼とのセックスではいつも満足できないで終ります。
きっと、私が気持ち良くなることに無関心なんじゃないかな…。自分がしたいことを優先させてる感じがしますね。年下彼氏なんで、セックスの経験自体少ないのも原因かも?」(21歳・女性)
満足できないでセックスが終わってしまうのは、お気の毒ですね。自分が満たされなくても、テクニックがないとはさずがに彼に言えず、つらいでしょう。
ムードを考えてくれない
「彼って、ムードってものが全然ないの!女性の気持ちがまったくわかってないんです。電気は消してくれないし、洋服着たまま下着だけ脱いでエッチしようとするし…。あまりにもムードが無さすぎるから、この前はさすがに指摘しました。
こっちが指摘すれば「ごめん!」って言うんです。多分エッチしたい気分が先走っちゃって、女性の気持ちとか見えなくなっちゃうんでしょうね。」(26歳・女性)
電気がついているのはまだしも、洋服を着たままのセックスは、さすがに満足しませんよね。指摘したとのことですが、これは正しいことではないでしょうか。言わなければ伝わらないですものね。
優しさが感じられない
「なんか私の彼って、セックスの時に優しさが感じられないんです。愛撫の触れ方にしても、結構強めでソフトタッチじゃない。どっちかというと乱暴な感じだから、私のこと考えてくれてるのかなって思っちゃう。
セックスって触れ合うものだから、あまり乱暴だと優しさがないなって感じますよね。たまには乱暴な感じも燃えるけど、いつも乱暴なのはちょっとね…。」(25歳・女性)
触れ方に優しさが感じられないと、不満に繋がってしまうでしょう。女性でも、たまには「乱暴にされたい願望」はありますが、それはプレイの一つ。いつも乱暴なセックスとなると、満足感は得られないでしょう。
自分本位
「自分ばっかり好きな体位とか、あり得ないですよね。私の彼がそんなとこあるんです。自分本位っていうか、「自分がしたいセックス」をしようとするの。私にも好きな体位とか、好みのプレイとかあるじゃない?
そんなこと考えてくれたことあるのかな?自分の好みばかり押し通したら、相手は気持ち良くならないって気付いてくれたらいいのに。」(20歳・女性)
自分好みのセックスをしたいのは、皆そうですよね。ですが、セックスは二人でするもの。自分本位でセックスをしたら、自分は気持ち良いけれど、相手は満足しない結果になってしまいます。
前戯が面倒くさそう…
「早く挿入したい彼の気持ちも分かるんです。入れちゃった方が気持ちいいですからね。でも、女性にしたらそういうものじゃないでしょ?前戯でゆっくりじっくり愛されたいって思うじゃないですか。
前戯もそこそこですぐに入れちゃったら、なんかムードぶち壊しって感じ。男性には面倒くさい前戯でも、女性には重要なことって分かって欲しい!」(23歳・女性)
男性の前戯が面倒くさい気持も分かりますが、女性はそれでは満足しませんよね。ムードが壊れるという意見も一理あるでしょう。それも含めてのセックスと理解した方がいいですね。
サッと済ませようとする
「私の彼は、早くイキたいからか、セックスにかける時間がとても短いんです。サッと済ませたいっていうか、”出す”ことを急ぐんですよね。だからって早漏なわけじゃないの。とにかく出したい気持ちで頭はいっぱいなんでしょうね。
私からすると、「簡単にサッと済ませてる」感があって、なんか満足しない。いつも気持ち良くなれないで終るから、少しは私がイクことにも気遣いが欲しいです。」(26歳・女性)
早くオーガズムに達したいのか、愛撫などが面倒なのか…とにかく、自分本位なのは否めませんね。いつも彼女は満足できないとのことなので、もう少し相手の気持ちを考えてあげる必要があるでしょう。
女性が最高に満足するセックス《心構え編》
第一に愛情が込められているか
彼女に対して「好き」の気持ちは大前提のはず。でも、そこにはきちんと「愛情」も込められていますか?具体的に「愛情を込めるとは〇〇」と、一言でご説明できませんが、あえていうなら「思いやり」です。
彼女に対する思いやりがあれば、自然とセックスにも愛情を込められるのです。愛情を持って気持ちに寄り添えれば、何が満足かどうかも理解できるはず。ですから、第一に「愛情を込める」ことを忘れないでおきましょう。
大切なものを扱うように優しく触れる
彼女はあなたにとって、大切な「愛する人」ですよね。セックスで自分の快楽ばかりに気を取られると、つい乱暴に扱ってしまいがちになります。女性はセックスの時、男性からどう扱われるのかにも、しっかり注目しています。
大切なものを扱うように優しいタッチで触れてくれると、女性はそれだけでとても満足するのです。「私は大事にされている」と実感し、その気持ちが深い快楽へと繋がっていくでしょう。
女性の反応をしっかり感じ取る
セックスで、「自分がしたいこと」だけに夢中になってはいませんか?興味のあることを、アクティブにどんどん試みるのは悪いことではありません。ですが、その時の彼女の反応にもきちんと目を向けてみてください。
自分なりのプレイを試みたら、それに彼女は満足しているか・していないか、感じ取ることが大事です。自分が好きなプレイでも、彼女は満足しない可能性もあります。このポイントをしっかり押さえれば、お互いに気持ちいいセックスに繋げることができますよ。
パターンを変えることも大事
いつも同じセックスになってしまってはいませんか?誰にも、快楽を得やすい好みのプレイがありますが、それこそが「自分本位」になりがちな落とし穴なのです。”これが一番気持ちいいから”と同じプレイばかりしていると、あなたは満足でも彼女は飽きているかもしれません。
たまには違うプレイでパターンを変えるなど、セックスにもバリエーションをつけると、また違う快楽の扉が開く可能性もあります。「私のことを考えてくれているのね」と彼女の評価もグンと上がり、満足度も増すことでしょう。
女性が最高に満足するセックス《前戯編》
たっぷり愛撫される
女性は前戯でたっぷり愛撫されると、深い愛情を感じます。好きな人に「触れられる」ことは、それだけで快楽なのです。
「長い時間愛撫したら、彼女は嫌がるのでは?」という考えもあるでしょう。それもないとは言い切れませんが、ササっと愛撫を済ませ、すぐに挿入する方がアウトです。女性にとって挿入後の気持ち良さも大事ですが、前戯の愛撫も同じくらい大事ということを心得ておきましょう。
挿入を焦らされる
テクニックとして、挿入を焦らしてみるのもおすすめです。女性でも、満足いく前戯の後は「早く挿入されたい」と、気持ちが高まっています。そこをあえて焦らしてみるのです。
ここでの注意点は、焦らす時間は彼女の反応を見て決めることです。そして、焦らしている間は違う愛撫で楽しませてあげること。この二つを考えると、セックス上級者におすすめのテクニックですね。なのでセックスの経験が浅い人は、このテクニックは避けることが賢明でしょう。
時には「お互いで」
前戯は、必ずしも男性だけがするべきものでもありません。主に男性の役目との認識がありますが、「面倒だな」と感じた時は、お互いで楽しめばいいのです。もちろん、最初に愛撫を始めるのは男性であるべきですが、彼女が満足気な反応を見せたら、お互いで愛撫し合うことを誘導してみましょう。
もしかしたら、彼女も心の底では「私もたまには男性に愛撫したい」などと考えているかもしれません。耳元でそっとあなたがしてもらいたいことを囁いてみましょう。
あらゆる部分に愛撫を
一辺倒でワンパターンな愛撫はお互いを飽きさせてしまいます。彼女の性感帯はココだからと、同じところをずっと愛撫していても、彼女の満足度はそれ以上高まらないでしょう。そして、あなた自身もつまらなく感じるはずです。
ですから、同じところに同じ愛撫をする前戯ではなく、あらゆる身体の部分を攻めてみましょう。時々言葉で問いかけて、どこをどうして欲しいのか聞くのも、彼女の満足度を高めますよ。
女性が最高に満足するセックス《セックス編》
挿入の時間が長ければいいものではない
男性がつい考えてしまいがちなのは、挿入の「時間」ではないでしょうか?前述のとおり、挿入の平均はおよそ5分だそうです。あなたはこれを長いと感じますか?それとも短いと感じますか?
実は、女性は挿入が長い=満足ではありません。平均より短くても、気持ちが満たされて濃厚な快楽が味わえれば満足。平均より長くても、愛情がまったく伝わらないセックスなら不満足なのです。「俺だったら10分はいける!」と自身のあるあなたは、今一度考えてみる必要があるかもしれませんね。
ギリギリで止めて様々な体位を楽しむ
挿入時間が長ければ女性が満足かといったらそうではありませんが、すぐにイキそうになってしまったら、体位をチェンジしてみるのもおすすめです。あなた自身もすぐイクのは不本意でしょうし、様々な体位を楽しめるなら一石二鳥ではないでしょうか。新たな快楽の発見にもなることが期待できます。
自分の気持ち良さだけ考えない
自分が気持ちいいからこの体位でなど、自分の気持ち良さだけを追求しないことをおすすめします。あなたが気持ちいい時、彼女も同じく気持ちいいかといったら、それは確実ではありません。片方が気持ち良ければ、もう片方も気持ちいいはずですが、残念ながらそうではないのがセックスというものなのです。
彼女が満足してくれているかどうかは、反応を見ればいいのですが、それでもイマイチ満足しているかわからないこともあるでしょう。そんなときは遠慮せず、彼女に優しく聞いてみましょう。
少しだけ声を出して気持ちが良い事を伝える
女性はセックスのとき、前戯から「声を出す」のが一般的です。気持ち良さがマックスになった時はその声も一層大きくなるはずです。この女性の「声を出す」という行為を男性もすると、彼女にその気持ち良さが伝わります。
ここでの注意点は、男性が声を出す時は「少し」に留めておくことです。女性と同じように声を出してしまうと、「男性らしさが半減して萎える」という意見もよく耳にします。なので声を出す時は、クライマックスのちょっと手前で少しだけにしておきましょう。
女性が最高に満足するセックス《セックス後編》
ピロートークをする
男性には「賢者タイム」があります。ですから、本音は口をきくのも面倒…そんな気持ちがあるでしょう。ですが、セックス後のピロートークはとても大事なのです。そして女性の満足度はここで決まるといっても過言ではありません。
女性は、男性に賢者タイムがあることを知っているので、進んで会話することを避ける傾向があります。また、セックス後に女性からベラベラ喋ることは行儀が悪いとも思っているのです。ですからどんな内容でも構いません。あなたからピロートークをしてあげるように心がけましょう。
今日のセックスの満足度を聞く
ピロートークの内容で、一つおすすめなのが「今日のセックスの満足度を聞く」ことです。前戯の愛撫は気持ち良かったか、セックスのプレイには満足したかなど、冗談を交えながらトークし合うと楽しい一時が過ごせます。
一見ただのエッチな話に感じますが、実はこれ、後々のセックスのための重要なヒントになることもあるのです。そんな話でお互い気分が盛り上がって、もう一回なんてこともあり得ますよね。2回目のセックスは、今のピロートークを参考に、お互い満足のいくセックスができるはずですよ。
体が触れ合うようにして過ごす
セックスが終わってしまったからといって、すぐに彼女から離れ、背中を向けてしまうのはアウトです。もしもセックスで疲労して、すぐにでも眠りにつきたいなら、せめてちょっと体が触れあうようにしましょう。
こうすることで、あなたがすぐ眠りについてしまっても、彼女はあなたの温もりを感じられます。あなたの温もりを感じれば精神の安定に繋がり、セックスが終わった後も満足してくれるでしょう。
一緒にお風呂に入る
一緒にお風呂に入るのもとても良いですね。セックスでかいた汗など洗いっこするのも、良いスキンシップになります。男女でお風呂に入ると、リラックス効果から会話も弾むでしょう。特にお願い事をするのにとても良い効果があるのだとか。
そんな時間を利用して、普段ならちょっと言いずらい、セックスに関するお願い事や希望など言い合ってみたらいかがでしょうか。彼女の満足だけでなく、あなたの満足にも繋げることが期待できますよ。
セックスの満足度に対する男女の差とは?
女性はムード、男性は快感を求める
「女性ってムードがすごく大事。男性はそれよりも快感を求めてしまいます。服を脱がすところから、デリカシーないことすると女性はダメみたい。
俺たちはそんなことどうでもいいから、「早く入れたい!」てのが本音ですね。でも、女性が俺らみたいにムードも何もなかったら、それはそれで幻滅しちゃうのかも。ちょっと面倒なときもあるけど、これでいいんでしょうね。」(26歳・男性)
やはり男性はムードよりも快感なんですね。ですがこの男性は、女性はムードという点もしっかり理解しています。男性と同じく、快感を求めたら幻滅という意見は納得のいくところです。
女性は徐々に盛り上がり、男性はイクと終わり
「女性はセックスでちょっとずつ盛り上がっていくんですよね。で、男性と違って何度もイクことができるから、もっと上の快楽があるんです。だけど、男性は一回イクとそれで終わりでしょ。可哀そうだけど仕方ないですよね。身体の仕組みの違いだから…。」(26歳・女性)
男性は、オーガズムとともに射精をします。ですから、イクとは「射精」を意味します。一方の女性は男性と違って射精はしません。したがって女性のイクとは「ドライオーガズム」になります。射精して終わりじゃないので、何度でもイクことができるんですね。そして、2回・3回とイクことで、満足度はどんどん変化するのです。
女性は焦らしたい、男性はすぐ挿入したい
「男性はできれば面倒な前戯とかすっ飛ばして、すぐにでも挿入したいって考えてますよね。皆そうでしょ?でも女性は、なるべく挿入を焦らしたいみたいですよね。ていうか、挿入までの前戯を楽しみたいのかな?かといって実際すぐに挿入はしませんよ。そんなことしたら彼女に嫌われちゃうからね。」(28歳・男性)
女性が挿入を焦らすのは、この男性の言うとおり、前戯を楽しみたいという理由も一つあるでしょう。前戯で満足できてもできなくても、挿入してしまえばあとは男性がイクまでのカウントダウンが始まりますからね。
女性の満足は続く、男性はイクと満足も終わる
「セックスが終わっても、女性の満足ってずっと続きますよね。でも男性はイクとその満足も一緒に終わっちゃうみたい。だからセックス後の温度差をすごく感じるんです。たまにあまりにも気持ちの温度差があって悲しくなることもあります。女性はずっと優しくできるのに、男性も同じ感覚でいてくれればっていつも思ってますね。」(21歳・女性)
これこそ男性と女性の満足度の差ですね。気持の良いセックスができた時は、女性の場合その後もずっと満足感に包まれます。男性は残念ながらそうではないんですね。男性がどんどんクールダウンしていくことで、女性との温度差ができてしまうのでしょう。
満足いくセックスをするために女性ができること
相手のセックスを褒める
最初にできることは、まず相手のセックスを褒めることです。少し彼のセックスに不満があるという方は、先に不満をもらすのではなく、あえて褒めてみましょう。男性は女性に褒められると、とても喜びます。それが好きな女性なのですから、なおさらですよね。
セックスに関する話はとてもデリケートです。ですから、はっきりズバッと悪いところを指摘してはいけません。そうではなく、逆に彼のセックスで良いと思う所、あなたが気に入っているプレイを前面に出して、褒めることが賢明です。
恥ずかしがらない
セックスの経験が浅い女性や、シャイな性格の女性は、彼とのセックスで「恥ずかしさ」が出てしまうでしょう。ですが、満足のいくセックスがしたいなら恥ずかしがってはいけません。あなたが恥ずかしがってしまうと、彼はあなたの満足度を見極められなくなってしまうのです。
気持ちいいと隠さずに反応してあげる事で、彼はあなたの満足の度合いを知ることができます。どこが気持ちいいか、どんなプレイが好きなのか、恥ずかしがらずにちゃんと意思表示することが大事ですよ。
セックスしたい気持ちを素直に伝える
女性からセックスしたいというのはちょっぴり恥ずかしい気持もありますよね。ですがセックスで満足したいと思ったら、素直に「セックスしたいな」と伝えることが大事です。彼のセックスのテクニックよりも、セックスの回数そのものに満たされない原因があるかもしれません。素直にセックスしたいと伝えて、回数を重ねることで満足度が高まる可能性もあります。
興味のあるプレイは積極的に
あなたがしてみたいセックスのプレイがあるなら、彼に積極的にお願いしてみてはいかがでしょうか。まだ経験がないなら、二人で経験してみると、満足のいくセックスができるかもしれません。セックスに関してのプレイは、女性からお願いされると男性は案外嬉しいものですよ。
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