そもそも「サイコパス」とは?
しかし、サイコパスだと気づかない程に、危険なイメージとはかけ離れた生活を送る人もいます。恋人に深入りしてから「サイコパスだったんだ」と気付く前に、サイコパスについて少し知識を深めておきましょう!
「サイコパス」とは
「サイコパス」とは、一般的に反社会的人格の持ち主を表した言葉です。日本語では「精神病質者」と呼びます。
サイコパスの特徴的性格には、冷酷、無慈悲、良心の欠如、罪悪感の薄さなどが挙げられます。サイコパスになってしまう原因は、遺伝などの拙論もありますが、はっきりと解明はされてはいません。
「サイコパス=危ない人」という印象を抱く人は多いでしょう。必ずしも暴力的な人間ではないのですが、危険だと思われてしまうのは、サイコパスの多くが一般論を飛び越え持論をもとに物事を見てしまうから。サイコパスの中には、「人の傷み」という一般論が存在しないのです。
「サイコパス」と「ソシオパス」の違い
「サイコパス」とは別に「ソシオパス」という言葉があるのをご存知ですか?ソシオパスもサイコパスと同様に、精神医学の分野では「反社会性パーソナリティ障害」に分類され、良心の欠如や共感能力の欠如などの特徴がある点でも似ています。また、必ずしも危険な行動を取るわけではないところも同じです。
サイコパスとソシオパスの明確な違いははっきりと定義されてはいませんが、一般的には、サイコパスは先天的な者が多いのに対し、ソシオパスは育った環境やトラウマに影響を受けた後天的な者が多いと言われています。また、サイコパスの中には積極的に人を傷つける者がいるのに対し、ソシオパスは必ずしもそうとは言い切れないという説もあります。
少し極端な言い方になりますが、生まれながらに人を傷つけることに何も感じないのが「サイコパス」、人生の過程で人との共感が出来なくなり無慈悲なまでになってしまうのが「ソシオパス」と言えるようです。
サイコパスは男性の方が多い?
諸説ありますが、サイコパスは男性の方が多いと言われています。男性の3%、女性の1%がサイコパスに該当するとの研究データもあり、100人の中で女性のサイコパスが1人に対して男性は3人という計算になります。これは決して少ない数とは言えないでしょう。
サイコパスに男性が多いとされる理由には、男性ホルモン、遺伝子、環境などの要因が挙げられます。男性はホルモンの影響で攻撃性が高くなり、ささいなことでもカッとなりやすいという説や、動物学的視点で見て男性の方が利益のために危険を冒しやすいという説などがあるようです。これらのことから、男性のほうがサイコパスになる可能性が高いとされています。
サイコパスな男性との恋愛には注意が必要
「サイコパスな人とは付き合わない」と思っていても、サイコパスらしさを全面に出しながら過ごしている人は滅多にいないでしょう。疑いもしないで付き合った彼氏が、実はサイコパスだったなんて可能性も充分にあるのです。
サイコパスは、サイコパスであることを悟られないように普通に過ごすことが出来ます。何かのタイミングで本能が剥き出しになり、人の気持ちも考えずに、冷酷な行動を平気で重ねることもあるでしょう。「好きだから許せる」と思うかもしれませんが、それにも限度がありますよね。サイコパスな男性との恋愛には注意が必要なのです。