そもそも「モラハラ」とは?
モラルハラスメントの意味と定義
「モラハラ」とは、「モラルハラスメント」の略語で、肉体的な暴力はないものの、言葉や態度によって相手に精神的な苦痛を与える嫌がらせやいじめのことを指します。
例えば、「お前はバカだ」「生きてる価値ないんじゃないの?」と暴言を吐いたり、無視する、物に当たるなどの行為がモラハラにあたります。
パワハラは立場の優位性を利用して行われるものですが、モラハラは上下関係の有無に関係なく行われるのが特徴です。なので、職場では部下や同僚から行われたり、夫婦間や恋人間で行われるのも珍しいことではありません。
モラハラは被害者と加害者共に自覚しにくい
モラハラは言葉や態度によって精神的に傷つける行為ですので、肉体的な暴力とは違って、傷などの客観的な証拠が残りません。また、第三者の目に付かない自宅などの閉鎖的な空間で行われることが多いです。
なので、彼氏や夫からモラハラをされていても第三者に気付いてもらえず、周りの人に相談しても軽くあしらわれることもあり、一人で悩みを抱えてしまうモラハラ被害者も少なくありません。
また、普段何気なく言っていることや、やっていることの中にも、モラハラにあたる行為は多数ありますが、どんな発言や態度がモラハラにあたるのか、境界線が曖昧なのが厄介なところです。
それゆえに、被害者側は自分がモラハラされていることに、加害者側は自分がモラハラをしていることに自覚がないパターンが多いのです。
そのため、加害者はモラハラがエスカレートしやすいですし、被害者は一人で悩みを抱えてしまい、徐々に精神が蝕まれていってしまいます。
モラハラ彼氏と一緒にいても幸せになれない
彼氏にモラハラをされていると自覚していても、「普段の彼氏は優しいから…」「彼氏が怒るのは私に原因があるのかも…」と思って、モラハラ彼氏とズルズル関係を続けている女性は多いでしょう。
しかし、このままモラハラ彼氏とお付き合いを続けて、仮に結婚できたとしても、まず幸せにはなれません。モラハラ彼氏と一緒いると、普段から暴言や冷たい態度をとられ、気持ちが安らぐどころか、ストレスが溜まる一方になるでしょう。
すると、自分が気付かないうちに徐々に精神が蝕まれていって、最悪の場合は無気力状態に陥ってしまう恐れもあります。そうならないために、自分の彼氏がモラハラ彼氏ではないかどうかを早めに見極めることが大切なのです。
要注意!モラハラ彼氏の行動パターン
これから挙げる行動パターンがあなたの彼氏に見られるようなら、少々注意が必要です。
見下すように暴言を吐く
モラハラ彼氏は、彼女を見下すように暴言を吐くことがよくあります。例えば、「だからお前はダメなんだ」「お前はこんなこともできないのか?」という言葉を言って、彼女の人格を否定します。
モラハラ彼氏はプライドが非常に高く、相手に見下されることをとても嫌います。そのため、彼女を見下すことによって優越感を得ているのでしょう。
威圧的な態度をとる
見下すように暴言を吐くだけではなく、モラハラ彼氏は彼女に対して威圧的な態度もとります。例えば、何かというと声を荒らげたり、貧乏ゆすりや舌打ちをしてイライラしているような態度をしたり、物を蹴ったり、扉をバンと閉めて大きな音を出したりするなどの言動が挙げられます。
彼女に暴言を吐くことで、自分が強い立場にあると勘違いしてしまうため、威圧的な態度をとって偉そうに振る舞うのでしょう。
ですが、これはもともと自分に自信がないことの表れで、周りの人にバカにされたくないという気持ちが強いからこそ、このような態度をとってしまうのです。
すぐに怒る
モラハラ彼氏は、ちょっとでも気に食わないことやイラっとすることがあれば、すぐに怒ります。例えば、店員がちょっとしたミスをしただけですぐにクレームを入れたり、彼女の些細な言動に対して人格を否定するような言葉を浴びせてきたりします。
普通の大人なら、イラっとすることがあっても怒りを我慢するものですが、モラハラ彼氏は自分の感情をうまくコントロールできず、その場の状況も考えないで、怒りの感情をぶちまけてしまうのです。怒りを我慢できずに感情的になる彼氏は、モラハラ彼氏である可能性が高いので注意して下さい。
無視をする
恋人と喧嘩して、数日はお互いに口をきかなくなるというカップルも多いでしょう。ですが、モラハラ彼氏は彼女が自分の非を認めて謝ってくるまで無視をし続けます。モラハラ彼氏はプライドが高く、自分から頭を下げるようなことは絶対にしません。
また、何かイライラすることがあって機嫌が悪くなった時も、彼女に非がないのに無視をしたりします。彼氏に無視をされて良い気分になる人なんて一人もいないと思いますが、モラハラ彼氏は彼女の気持ちなんてお構いなしで、自分の行動によって彼女が傷つこうがどうでも良いと思っているのでしょう。
すぐに彼女のせいにする
普通の人では理解できないような言いがかりをつけてすぐに彼女のせいにするのも、典型的なモラハラ彼氏の行動パターンのひとつです。
例えば、「そもそも俺を怒らせたお前が悪いんだ」「お前のせいで仕事に遅刻した」など、自分に非があるくせにわけの分からないことを言って、無理やり彼女に責任を擦り付けて、自分を正当化しようとします。
このように、自分がやったことをたびたび人のせいにして生きてきたので、日頃の行いを反省して改めることは一切しません。
自分の思い通りにならないとすぐに不機嫌になったり、自分の都合しか考えられなかったりと、見た目は大人でも精神的にはいつまでも子供で、人間として成長できないのでしょう。
モラハラ彼氏になりがちな男性の特徴
外面がよくいい人に見られやすい
笑顔が素敵でとても明るく、優しく紳士的に接してくれる男性は、モラハラなんてしないだろうと思うかもしれません。しかし、このように外面が良くて周りの人から良い人に見られやすい男性でも、彼女にモラハラをするような男性も意外とたくさんいるので注意して下さい。
モラハラ彼氏になりやすい男性は、自己愛がとても強く、他人からの評価を人一倍気にする性格の人が多いです。そのため、他人に気を遣いすぎたり、仕事でストレスが溜まりやすいのですが、周りの人からの評価が落ちるのを恐れるあまり、そのストレスを外で発散することができません。
だからこそ、身近にいる彼女に対して暴言を吐いたりして、ストレスを発散しようとするのです。このように、彼女と周りの人に対する態度が180度違うので、彼女が彼氏のモラハラ行為について誰かに相談しても、「あの人に限ってそんなことするとは思えない」と軽くあしらわれてしまうことも少なくありません。
マイルールを強引に押し付ける
自分が勝手に決めたマイルールを彼女に押し付け、それを彼女が守れなかったら「なんでこんなことも守れないの?」「こんなの常識じゃん」とバカにするような発言をするのも、典型的なモラハラ彼氏の特徴のひとつです。
モラハラ彼氏は、周りの人からは理解されないようなマイルールやこだわりをいくつも持っている人が多いです。国で定めている法律や、世間一般の常識やマナーならまだしも、彼氏が勝手に決めたマイルールなら、彼女でも理解できないことがあって当然のことです。
ですが、モラハラ彼氏は、自分の考えていることが世間一般の常識だと思い込んでいるので、彼女がマイルールに従わないと、あたかも彼女が非常識であるかのように罵倒して見下すのでしょう。
相手の都合を一切考えない
相手の都合を一切考えず、自分の都合ばかりを押し付けてくる男性には注意が必要です。モラハラ彼氏は、とにかく世界が自分中心で回っていると思っています。
自分の思い通りにならないとすぐにイライラしますし、相手の都合なんてどうでも良いと考えているのでしょう。そもそも、彼女に対してモラハラをするような男性でなければ、自分よりも彼女の都合を第一に考えるはずです。
都合が合わなくてデートを断ると不機嫌な態度を取られる、生理なのにエッチしようとしてくる、返信が遅くなっただけで無視をされるなど、彼氏があなたの都合を一切考えてくれないようなら、すでにモラハラ彼氏になっている可能性が高いので、今後のお付き合いを一度考えた方が良いでしょう。
高学歴で一流企業に勤務
学生の頃から頭が良くて高学歴、大学を卒業した後は誰もが知るような一流企業に入社…というようないわゆる優等生タイプの男性も、モラハラ彼氏になりやすい傾向があります。
こういった男性は、学生の頃から周りの人よりも自分は優秀で、周りの人と比べて立場が上であると自覚して生きていたところがあります。
そして、社会人になって一流企業の社員として働くようになると、自分は完全に勝ち組だと自負し、自分の考えることは絶対に正しい、周りにいる人間は全員バカだと見下すようになることも…。
そのため、彼女に対しても、「お前はバカだ」と見下すような発言をしたり、ちょっとでも気に食わないことがあると無視をするなど、モラハラにあたるような言動をとるようになるのです。
モラハラ彼氏になりがちな男性の特徴《続き》
自分に対する批判は一切受け付けない
モラハラ彼氏は、彼女に対しては暴言を吐いたり威圧的な態度をとるくせに、自分に対する批判は一切受け付けないというのも、典型的な特徴のひとつです。
例えば、「少し無駄遣いしすぎじゃない?」と彼女から指摘されても、「俺が稼いだ金なんだから別に良いだろ」と言ってすぐに怒りをあらわにします。
モラハラ彼氏は、自分の考えや価値観が絶対的に正しいと思い込み、他人のことを見下しているところがあるので、自分の言動について誰かに批判されるのが絶対に許せません。
他人から批判されることは、モラハラ彼氏にとってその人から見下されているのと同じことなのです。そのため、彼女から批判されても一切聞く耳を持たないのはもちろん、逆切れしたり言い訳をしたりして、自分の行いを正当化しようとします。
束縛が激しい
モラハラ彼氏は、自分中心で世界が回っていると思っていて、彼女を自分の支配下に置いて思い通りにコントロールしたいと考えています。
そのため、「誰と会うのか」「どこに行くのか」「いつ帰ってくるのか」「誰と連絡を取っているのか」など、彼女の行動や交友関係を全て把握したがり、激しく束縛します。
ちょっと束縛されるくらいなら、彼氏から愛されているのを実感して嬉しいかもしれませんが、あまりにも束縛が激しい場合は注意が必要ですよ。
また、束縛に嫌気がさして一方的に別れを告げた場合、別れた後に彼氏がストーカー化して激しく束縛される可能性も…。そのため、彼氏の気持ちを逆なでしないように、別れ方には細心の注意を払う必要があります。
他人の幸せを素直に喜べない
他人の幸せを素直に喜べず、逆に他人の不幸を人一倍喜ぶような男性も、モラハラ彼氏になりやすいので注意が必要です。モラハラ彼氏は、「自分が一番でありたい」という気持ちが人一倍強いので、自分以外の他の人が幸せになるのをよしとしません。
そして、他人の幸せを素直に喜べないのは、彼女に対しても同じです。例えば、仕事で成功したり、それで上司に褒められたりと、彼女に何か喜ばしいことがあれば、彼氏も一緒になって喜んでくれるものですよね。
しかし、モラハラ彼氏の場合は、一緒に喜んでくれるどころか、逆に「そんなことで喜んでるの?」「そんなのお世辞に決まってんじゃん」と嫌みを言って、素直に喜んでくれないことが多いです。
息を吐くように嘘をつく
今まで嘘をついたことが一度もない人はいないと思いますが、モラハラ彼氏は普段から息を吐くように嘘をつくのが特徴です。彼女に責任を擦り付けて自分を正当化したり、彼女を利用して自分を大きく見せるためなら、嘘をつくこともためらいませんし、罪悪感も一切覚えません。
それらの嘘を誰かに指摘されても、反省するどころか、「俺は彼女にひどいことをされた!」」「彼女のためを思っていったのに悪者にされた!」などといって、逆に被害者ヅラをするのもモラハラ彼氏の特徴です。
モラハラ彼氏になってしまう原因とは?
両親から愛情を受けていなかった
モラハラ彼氏になってしまう原因には、幼少期の家庭環境が強く影響していると考えられるでしょう。例えば、両親から可愛がってもらえず、何をしても否定され続けて育った場合などです。
こういった幼少期を過ごしてきた男性は、両親からの愛情に飢えているのはもちろん、「俺はどうせダメな人間だから…」と自分に自信が持てなくなってしまいます。
なので、誰かを見下して自分は優位だと思い込まないと、自尊心を保つことができません。そのため、両親から愛情を受けず自尊心がきちんと育たなかった男性ほど、モラハラ彼氏になりやすいといえるでしょう。
親がモラハラをしていた
親がもともとモラハラ気質で、父親が母親に対して、母親が父親に対して、両親が子供に対してモラハラを行うような家庭で育った男性も、モラハラ彼氏になりやすい傾向があります。
モラハラの現場を間近で見てきた子供は、それが普通の家庭だと思って大人へと成長してしまうため、結果的に自分も身近にいる人に対してモラハラをするような人間になってしまうのです。
親が過保護すぎる
両親から十分な愛情を受けてこなかったり、モラハラをするような親の下で育つと、モラハラ彼氏になりやすいのですが、逆に親が過保護すぎるのも原因のひとつとして挙げられます。
親から怒られた経験がほとんどない、欲しいものは何でも買ってもらえた、というような家庭環境で育つと、「自分は特別な人間」「何をしても許される」と思い込んだまま、大人へと成長してしまいます。
そのため、相手を見下すような発言をしたり、相手の気持ちを考えずに暴言を吐いたりするなどのモラハラを、当たり前のように行うのです。
また、過保護な親の下で育った人ほど誰かに怒られた経験がほとんどなく、それゆえに叱られた事実を上手に受け入れることができないため、彼女から批判されるとすぐに逆切れしてしまうのでしょう。
独占欲が強すぎる
「彼女を自分だけのものにしたい」「彼女のことを全て知りたい」といった独占欲は、誰にでもあるもの。ですが、独占欲が強すぎることで、モラハラ彼氏になってしまう可能性もあります。
そういったタイプの男性は、モラハラ行為を彼女への愛情表現だと思い込んでいるところがあります。そのため、モラハラ行為を指摘すると、彼女に拒否されたと思い込み、逆切れされる可能性があるので、言い方には注意しなければなりません。
男尊女卑の価値観が強く根付いている
今では男女平等が進んで、女性の立場も徐々によくなってきていますが、今でも一昔前のような男尊女卑の価値観が強く根付いている男性は大勢います。
こういった男性は、基本的に女性を下に見ていて、「自分は男性で相手は女性」というだけで「自分の方が偉い」と思い込みます。なので、彼女を自分の思い通りにコントロールして彼女を奴隷のように扱いますし、彼女の意見は一切聞き入れようとしません。
このようなモラハラ彼氏は、もともと父親が亭主関白で、父親の言うことに何でも従う母親のもとで育った人が多いです。
こういった男性は、女性が男性の言うことに何でも従うのは当たり前だと思っているので、男尊女卑という価値観が今では時代遅れであること自体に気付いていないのでしょう。
モラハラ彼氏を嫌いになれない女性の理由
彼には自分が必要だと思っている
母性本能が強い女性は、「彼氏には自分が必要なんだ」と思い込んで、モラハラ彼氏をなかなか嫌いになることができません。こういった女性は、たとえ彼氏からひどいモラハラを受けていても、「彼氏を見捨てるのは申し訳ない」と罪悪感を覚えてしまうのでしょう。
また、「彼氏には自分が必要なんだ」と思い込みやすい女性ほど、自分に自信が持てなかったり、彼氏に尽くすことでしか自分の存在価値を見出せないという人が多いです。なので、自分を犠牲にしてでも、モラハラ彼氏とのお付き合いを続けてしまうのでしょう。
ときどき見せる優しさに惹かれる
モラハラ彼氏は、暴言を吐いたり無視するなど、彼女を傷つけるような言動を普段からしています。ですが、モラハラをした直後に「ひどいこと言ってごめんね」「君のためを思って言ってるんだ」と急に態度が急変し、彼女に対して優しくなる男性も少なくありません。
急に優しくされると、モラハラされてもつい許してしまいますし、「彼氏が怒ったのは私に原因がある」と自分に責任があると思い込みやすいです。ときどき見せられる優しさに惹かれてしまい、モラハラ彼氏を嫌いになれない女性も大勢います。
彼氏と別れて一人になるのが嫌だから
誰かと一緒にいないと強い孤独を感じてしまうような寂しがり屋な女性も、モラハラ彼氏とズルズルと関係を続けてしまう傾向があります。
こういった女性は、彼氏のモラハラに苦しんでいても、彼氏と別れて一人になることを考えればまだマシだと考えます。また、モラハラ彼氏がたまに優しさを見せてくるため、結局彼氏のことを許してしまい、なかなか嫌いになることができません。
自分に原因があると思っている
モラハラ彼氏とずっと一緒にいると、彼氏に洗脳されて正常な思考力が失われてしまいます。そのため、「彼氏が怒るのは私が悪いからかも」「私が怒らせなければ彼氏は優しいんだ」と、彼氏のモラハラは自分に原因があると思い込んでしまいます。
中には、「私のためを思って怒ってくれているんだ」と思い込んでしまう女性もいるほど。周囲の人間が「そんな彼氏とはすぐ別れれば良いのに」と心配しても、本人はあくまでも自分に原因があって、彼氏に原因があるわけではないと思っているので、結局モラハラをされても彼氏と別れられずにズルズルと関係を続けてしまうのです。
モラハラ彼氏への対処法《付き合い方編》
嫌なことはハッキリ断る
モラハラ彼氏は、彼女のことを基本的に見下していて、何をやっても許されると思い込んでいます。なので、彼女が傷つくような暴言を平然と吐いたり、自分の都合を無理やり押し通そうとしたりと、自分勝手な行動をするようになるのです。
モラハラ彼氏に反論するのが怖くて素直に従い続けていると、ますます彼氏のモラハラがエスカレートする一方でしょう。モラハラ彼氏と今後もお付き合いを続けていくつもりなら、彼氏の言いなりにならないで、嫌なことははっきりと断る勇気も必要ですよ。
最初は、モラハラ彼氏からいろいろ言われて精神的に辛いかもしれませんが、毅然とした態度で立ち向かっていけば、「こいつは自分の思い通りになってくれない」と考え、モラハラをやめてくれるかもしれません。
モラハラを自覚させる
ほとんどのモラハラ彼氏は、そもそも自分がモラハラ彼氏であると自覚していません。彼女に指摘されてから、初めて「自分はモラハラ彼氏だったんだ」と気付くパターンが多いです。
もしモラハラをやめてほしいと思うなら、まずはモラハラ彼氏になっていることを彼氏に自覚させる必要があります。なので、彼氏から人格を否定するような発言をされたりしたら、「それはモラハラだよ」とはっきり指摘するようにしましょう。
モラハラ彼氏のことが怖くて直接指摘できない女性も多いと思います。しかし、モラハラ彼氏の言いなりになっていると、彼氏のモラハラは絶対に直りませんよ。
肉体的な暴力を振るってくる男性とは違い、モラハラ彼氏の場合は、直接指摘したからといって、命に危険を及ぼすことはまずないので安心して下さい。
モラハラ発言を証拠として残しておく
彼氏のモラハラが始まったら、ボイスレコーダーやスマホなどでモラハラ発言を録音して、証拠として残しておくのも良いでしょう。
そして、時間をおいてから、録音したモラハラ発言を彼氏に聞かせてみて下さい。客観的に自分の発言を聞くことで、モラハラ彼氏が自分の言動を改めるきっかけに繋がるかもしれませんよ。
また、モラハラ彼氏は、相手から自分の言動を指摘されて都合が悪くなると、「そんなこと言った覚えはない」「お前の聞き間違いだろ」と平然と嘘をつくこともあります。
ですが、きちんと証拠として残しておけば、そのような嘘をつかれた時に録音データを聞かせて、彼氏の嘘を追求することもできます。
平常心で無視をし続ける
彼氏が見下すような発言をしてきたり、理不尽な言いがかりをつけてきた時は、平常心で無視をし続け、毅然とした態度で立ち向かっていくことが大切です。
モラハラ被害者になりやすい人は、自分には非がないのに自分の方から謝ってしまったり、自分に原因があると思い込んで責めてしまう人が多いです。しかし、それでは彼氏の思うツボで、ますます調子に乗ってモラハラがエスカレートしてしまうでしょう。
また、モラハラ彼氏は、彼女に構ってほしくてつい攻撃的な言動をしてしまうことが多いです。なので、こちらも無視をして絶対に折れなければ、「これ以上彼女に何をやっても無駄だ」と彼氏の方から折れてくれたり、自分の言動を改めるきっかけに繋がるかもしれません。
モラハラ彼氏への対処法《別れ方編》
ですが、モラハラ彼氏と別れる時は細心の注意を払わないと、相手を逆上させてしまい、大きなトラブルに発展してしまう恐れも…。ここでは、モラハラ彼氏と上手に別れる方法をご紹介していきます。
一方的に距離を置かないこと
「モラハラ彼氏と別れよう!」と思って、いきなり着信拒否をしたり、連絡先を変えたり、スマホを解約してしまう女性も多いですが、一方的に彼氏を避けるような行動は控えるべきでしょう。
なぜなら、突然そういった態度をとると、独占欲や執着心が強いモラハラ彼氏の逆鱗に触れてしまう可能性が高いからです。
モラハラ彼氏きっと、彼女に拒絶されて怒りを抑えられなくなり、何としてでも彼女の居場所を突き止めようとするでしょう。彼氏が別れに納得してくれるまでは、一方的に距離を置かない方が安全です。
わざと嫌われる行動をとり幻滅させる
モラハラ彼氏との関係を終わらせたいと思っても、自分から別れを告げると彼氏に何をされるか分からないということで、なかなか別れ話を切り出せない女性も多いでしょう。その場合は、わざと嫌われるような行動をとって幻滅させ、彼氏の方から別れを告げてもらえるように仕向ける方法もあります。
例えば、彼氏とデートする時にわざとだらしない格好で行く、彼氏と会うたびに愚痴を言いまくる、2人きりの時におならやゲップをするなど…。
最初は彼氏に嫌みを言われまくるかもしれませんが、このような行動を繰り返していれば、次第にあなたを女性として見られなくなり、彼氏の方から別れを切り出してくれるかもしれませんよ。
自分の非を別れる理由にする
モラハラ彼氏に別れを告げる時は、自分に非があると嘘をついて別れを告げましょう。ここで、「あなたの〇〇なところが嫌だから別れたい!」と彼氏に非があることを理由に別れを告げてしまうと、モラハラ彼氏の逆鱗に触れてしまうかもしれません。
例えば「実はかなりの借金があって、このままだとあなたにも迷惑をかけるから…」というように、彼氏の方から身を引いてくれるような理由を考えてみて下さい。
彼氏の方から身を引いてもらえれば、お互いに納得して別れられるので、別れた後に大きなトラブルに発展する心配もありません。
人目がある場所で別れ話を切り出す
自宅のように2人きりになる場所で別れ話を切り出すと、彼氏に言いくるめられて別れ話がウヤムヤになる可能性があります。また、彼氏が感情的になって怒鳴り散す事態になっても、周りの人に助けを求められません。なので、別れ話を切り出す時は、必ずカフェやレストランなどの人目がある場所を選ぶようにしましょう。
人目がある場所なら、モラハラ彼氏も感情的にはなれませんから、スムーズに別れ話を進めることができます。万が一彼氏が怒鳴り散らすようなことがあっても、周りの人に助けを求めることができますよ。
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