そもそも「亭主関白」とは?
亭主関白の特徴を知る前に、まずはその意味をよく理解しておきましょう。
亭主関白の意味
亭主関白とは、夫が家庭を支配するものとしていばったり、家族を見下したりすることを意味する言葉です。簡単にいえば、夫が家の主として君臨し、家族を従えようと威張ることを指します。
かつては「家庭は夫である俺が守るから、妻はそれに従うように」という意味も込められていたのですが、現在ではそうした意味が失われ、ただ威張るだけの亭主関白な男性が増えてきています。亭主関白という言葉を盾に威張り散らす夫もいるため、苦労する妻がいまだに絶えません。
「関白宣言」という歌も
さだまさしさんの「関白宣言」のように、亭主関白を歌った歌もあります。その歌詞には、亭主関白な男性が口にしそうな上から目線な言葉や、言いつけるような言葉などが見られるため、嫌なイメージを抱く人もいるでしょう。
しかし全体を通して聴いてみると、「妻のできる範囲で行えば良い、家庭は俺が守る」という男気を感じることもできます。さだまさしさんの「関白宣言」は、どちらかといえば良い意味での亭主関白を表しているといえるでしょう。
亭主関白とモラハラの違い
亭主関白と似た意味を持つ言葉として、「モラハラ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし亭主関白とモラハラは、似ているようで異なる言葉です。
まず亭主関白ですが、ネガティブなイメージがあるとはいえ、一応「家族のことを考えた上で夫がリーダーシップを発揮すること」を意味します。
これに対してモラハラは、「自分の欲求を満たすために相手をモラルで縛ること」です。そのため、亭主関白よりもモラハラのほうが相手への威圧感や征服欲が強く出るといえるでしょう。
しかし現在では、亭主関白の家族思いの一面を誤解したまま、威張ることだけを実行している男性がいることも確かです。本来であれば、家庭を守る立場としての「亭主」を冠した言葉ですが、それが間違った意味で実行されているのは悲しい現実でしょう。
亭主関白になりやすい男性の特徴
プライドが高い
亭主関白になりやすい男性の多くは、プライドが高いという特徴を持ちます。特に女性に対してのプライドが高いので、女性を心のどこかで見下しているように感じることはありませんか?プライドが高い男性が女性に向けて放つ言葉の端々には、棘を感じることが多いです。
またプライドの高さから、けなされたり見下されることが大嫌いです。特に女性からのそうした言葉には敏感で、何か気に障る言葉を言われようものなら、何倍にもして返してくることでしょう。
プライドが高い男性は一見すると自信に満ちていて、カッコ良さも感じます。しかし、女性をどこかで見下している節があるのも確かです。自分は女性よりも優位に立つべき人物であるというプライドの高さが、亭主関白に繋がっていくのです。
価値観が古い
例えば、結婚後は妻は家に入るものだとか、女性は黙って男性の後ろを歩くものだとか、考え方や価値観が古い人っていますよね。こうした考え方や価値観を持つ男性は、亭主関白になりやすいです。
男女平等指数が世界で最低水準の日本においてさえ男尊女卑の考えは古いとされ、また女性の社会進出が増えたことから、男女平等が当然の考え方になっています。それなのに、こうした古い価値観を頑なに捨てない人は、亭主関白な人といえるでしょう。
古きよき考えなら受け継ぐのも悪いことではありませんが、古いうえに良くもない考えを受け継ぐ男性は、女性にとって害になりやすいので、近寄らない方が賢明でしょう。
父親が亭主関白である
亭主関白な男性は、少し前の時代までは珍しいものではありませんでした。そのため、自分の父親が亭主関白であるという人も少なくないでしょう。しかし男性の父親が亭主関白だと、それが普通の父親の姿だとインプットされてしまいます。
父親とは、夫とはそういうものだとインプットされると、同じことを自分の妻に行ってしまうのです。結婚する前に亭主関白はいまどきの価値観とは合わないということを理解できれば良いのですが、そのまま育つと父親と同じような男性になるでしょう。
人間の価値観はまず育った家庭で養われるため、家庭がそうした環境だと、亭主関白な父親が当然のように刷り込まれます。しかしこれは父親だけの問題ではなく、母親や学校、社会システム全体の問題であるともいえるため、とてもデリケートな話です。
家事をする気がない
よく「仕事はできるが家事ができない」という男性がいますよね。しかしやる気があれば、亭主関白にはなりにくく、自主的に動く人になるでしょう。厄介なのは「家事ができないし、する気もない」という男性です。
家事をする気が湧かないのは、家事は男の仕事ではなく女性の仕事だと思い込んでいるからです。そのため、家事は女性である妻がやるのが当然だと考えていてもおかしくはないでしょう。
こうした考えを持つ男性と結婚すると、妻となる女性はとても苦労します。こうした考えを持つ気配がする男性には、あまり近づかない方が良いでしょう。
女性に対しての理想が高い
誰でも異性に対して「これくらいのスペックが欲しい」という理想を多少は持ってしまうものです。しかし亭主関白になりやすい男性は、女性に求めるスペックや理想がとても高いです。自分のことは棚にあげて、女性の容姿などを口うるさく批評する男性もいます。
「女性はこうであるべき」という決めつけを少なからず持っているため、それに釣り合わない女性には目もくれません。また高いプライドがあるため、自分に似合う女性を追い求めます。自分に不釣り合いだと思うと、冷たくあしらったりもするでしょう。
異性に対して少しくらいの理想を持ってしまうのは仕方のないことです。しかしそれが高すぎると、異性への傲慢な態度や考えとして現れるため、高い理想を持つ人は厄介といえます。
束縛心が強い
異性に対する束縛心が強い男性っていますよね。束縛心が強いと、相手を縛りつけておきたいという気持ちが暴走しやすく、亭主関白や、ひどい場合にはストーカーに近い心理を持ってしまう可能性が高くなるのです。
嫉妬程度であれば可愛いものですが、度が過ぎた束縛心は相手を縛り、相手を従わせようとするだけのものになります。嫉妬という言葉では片づけられないほど、相手への気持ちが暴走してしまうことも考えられるでしょう。
束縛心が強い男性は、相手を自分の意のままにしたいという欲求を満たそうとしか考えられないため、亭主関白になりやすいのです。束縛されたくない女性は近づかない方が良いでしょう。
亭主関白な男性の心理とは?
彼女や妻を支配したい
「彼女や妻を支配したい」と考えてしまうのが、亭主関白の男性です。自分が上に立ちたいという心理を持つため、それに従うべき彼女や妻を支配下に置きたいと考えます。そうして自分が上であるという優越感に浸りたいのです。
そのため、女性に対して上から目線で話をし、女性がでしゃばることを良しとしません。彼女や妻を従えたいという気持ちが強いため、そうした考えが言葉や態度の端々に表れているでしょう。
がんばって好意的に見れば、女性をリードしているともいえます。しかし見方によっては、単に女性を見下し支配したいだけの男性に映ってしまいます。相手の感じ方によって、良くも悪くも映るでしょう。
女より男の方が偉い
亭主関白な男性は、女よりも男の方が偉いという男尊女卑の考えを少なからず持っています。そのため女性を見下した態度や言葉が多く、それが普通だと考えています。また、自分の言動を男尊女卑だと指摘されても、何が悪いのか分かっていないでしょう。
こうした男尊女卑の考えは、現代においてはかなり時代錯誤な考え方です。近年では女性の社会進出が推奨され、また女性の価値観やあり方も変わり、昔に比べれば女性が活躍できるようになってきました。その中で、いまだにこのような考えや心理を持っていたら、古い価値観に囚われているといわれても仕方がないでしょう。
とはいえ、特に日本では、いまだにこうした心理を持つ男性が一定数いるのは確かです。亭主関白な考え方を持つのは個人の勝手ですが、そんな男性の彼女や妻になったら相当辛いものがあるでしょう。
自分に従って当然
自分の方が偉いのだから、自分よりも下である彼女や妻は自分に従うべきと、亭主関白な男性は間違った考えを抱いています。恋人や夫婦に上も下もありません。
勘弁してよ…と思わず苦笑してしまいそうな考え方ですが、そうした環境で育ち、亭主関白な価値観に疑問を持たないまま成長すると、亭主関白な心理を持つ男性になります。
自分が支配者になったかのような態度で振り舞うため、合わないと思ったら離れたほうが身のためです。自分の身は自分で守る時代ですから、こうした男性から自分を守るようにしましょう。
やってもらうのが当然
女性にやってもらうのが当然と考えているところが、亭主関白な男性にはあります。例えば、食事の支度だけではなく、食卓の準備や飲み物の用意など、食事に関するほんの些細なことも女性がやって当然と考えているのです。そのため用意ができいないと、彼女や妻に対して厳しい言葉を投げかけます。
他にも、着ていく服や靴下は用意してあって当たり前、起こしてもらって当たり前、という考えを持っている男性もいるでしょう。これは育った環境によるものも大きいため彼だけの問題ではありませんが、いい歳をした男性がこのような考えを持っているなら、彼自身にかなり問題があるでしょう。
自立した大人なら、自分でできることは自分でするのが当然です。こうした男性を夫にしたら、女性はかなり苦労するでしょう。
彼ってもしかして亭主関白…?見極めポイントとは
自分が悪くても謝らない
彼氏が亭主関白かどうかを見分けるには、まず相手の態度をよく観察しましょう。喧嘩をした際に、自分が悪いのに謝らない人っていますよね。彼氏がこのタイプなら、彼女を下に見ている可能性があるので危険です。
普通であれば、自分に非があると分かれば時間が経っても謝るでしょう。それなのに、いつまで経っても折れない、謝らない人は、プライドが高く自分の非を認められない人です。
自分を正当化することで精一杯で、彼女に不愉快な思いをさせたことや、二人の関係を危うくしたことなどについては、考えが及ばないのでしょう。喧嘩したらいつも彼女側が折れるという場合には、少し付き合い方を考えたほうがいいかもしれません。
店員に対する態度が偉そう
彼女に対する態度が普通であっても、店員など第三者に対しての態度が偉そうな場合には要注意です。
彼氏がこうしたタイプの亭主関白かどうかを見極めるためには、自分との接し方以外にも、他人との接し方についてもよく観察しておきましょう。特に店員など、自分を上の立場だと勘違いしやすい相手との接し方には注目するようにしてください。
店員に対する態度が大きかったり、偉そうであれば、結婚後に亭主関白に豹変する可能性が高いです。逆に店員に対して「ありがとう」「ごちそうさま」などの言葉を投げかける男性は、人としても信頼できるといえます。
父親も母親も古風な価値観を持っている
彼が亭主関白かどうかは、彼の家族を見てもある程度は見極めることができます。例えば、父親が見るからに亭主関白タイプで、母親も家に尽くすのが嫁の務めだと思っているように見受けられたら要注意です。彼氏が家父長制を絵に描いたような家族で育った場合は、それが当たり前の家族の形と考えている可能性が高いからです。
全ての家庭がそうであるはずがないのに、自分の両親がそうだったからと、妻になる女性にもそれを求める男性もいます。自分の家庭の形を相手にそのまま求める男性もいるため、こうした考えを持つなら危険といえるでしょう。
そのような考え方の彼が好きであれば問題ないですが、価値観を押し付けられるのが嫌なら、しっかりと見極めることが大切です。彼の家庭の状況や家族についてもしっかりと情報収集しましょう。ただし、母親が専業主婦だからといって、全ての男性が亭主関白体質とはいえないので、早合点してはいけません。
何でも彼女任せにする
家デートで食事した後に食器などの片付けを彼女任せにしたり、デートのリサーチなども彼女任せにしたりする男性は要注意です。自分は威張るだけで何もしない、亭主関白体質な面が見えるため、何でも彼女任せな男性は近寄らない方が良いでしょう。
こうした男性は、亭主関白うんぬん以前に、大人として本来できるべきことができない可能性もあります。自活する能力が低いとも考えられるので、何でも彼女任せ、人任せにする彼と一緒にいたら、今後苦労する可能性は高いです。
彼女をハウスキーパーのように考えている人もいるため、早急な見極めが必要です。彼が大好きな気持ちも大切ですが、自分の今後をよく考え、天秤にかけるようにしましょう。
亭主関白な男性と付き合うメリット&デメリット
メリット1:リードしてくれる
良く言えば女性をリードしてくれるのが、亭主関白な男性です。自分の後ろをついてこい!と女性をリードしてくれるので、控えめな性格の女性とは相性が良いかもしれません。しかし、自立心が旺盛な女性とは馬が合わないでしょう。
草食系男子に物足りなさを感じている女性には、こうしてリードしてくれる男性が輝かしい存在に見えるでしょう。少し横暴なところもあるけれど、リードしてくれる男性はそれだけで頼もしく思えてきます。
昔のような男性像を求めるのであれば、亭主関白な男性と付き合うのも良いでしょう。リードしてくれるので、自分を引っ張っていってほしいと願う女性なら、それほど衝突もなくうまく付き合っていけそうです。
メリット2:自信満々で頼もしい
亭主関白な男性には頼もしい一面があります。プライドが高いので自信や貫禄があるように見えますし、言うべきときにはガツンと言ってくれるので頼もしさを感じられます。このような男性が好きな女性には、とても輝いてみるでしょう。
また、一見すると女性を見下すような言動や態度があっても、基本的に「女性は守られるべきもの」という認識があります。そのため、他人が自分の彼女を見下せば怒りもしますし、何か危険があればそれを退けようと動いてもくれるでしょう。
亭主関白な男性は、横暴で男尊女卑の考えを持つだけの人ではありません。自分の大切な人に対しては、きちんと愛情をもって接してくれるため、憎めない部分もあるといえます。
メリット3:守ってくれる
自分勝手で横暴で、人としてダメなイメージが亭主関白な男性にはついて回りますが、家族を守るために働いてくれる存在でもあります。
そもそも家族のために働きもせず、自分勝手に威張り散らすだけの夫は亭主関白とはいえず、完全なモラハラ男です。モラハラ男と違い、亭主関白な男性は頼れる部分も多いため、たくましさを感じさせます。
自分の身だけ守り、彼女の身を守ろうともしない男性もたくさんいる中で、こうして女性を守ってくれる男性は、良い彼氏、良い夫になってくれるかもしれません。
デメリット1:自分ルールで縛り付けてくる
良く言えば頼もしい亭主関白ですが、結婚したら自分ルールで縛り付けてくるというデメリットがあります。たとえば、家事は妻がするのが当然だなどと、女性の仕事を決めつけてくるので、窮屈さを感じる女性も多いです。
亭主関白体質な男性は主に「男性は外で働き、女性は家に入るもの」という考えを持っています。そして、こうした自分の考えに基づくルールに、彼女や妻を従わせようと縛り付けてくるのです。
家のルールを互いに話し合って決めたい女性とは、馬が合わないでしょう。相性が合わないまま亭主関白体質な彼氏と結婚しても、残念ながらうまくいかない可能性が高いでしょう。
デメリット2:自由が制限される
亭主関白タイプの男性は束縛心が強い場合が多いため、程度によっては自由が制限される可能性もあります。男友達との遊びやパーティへの参加を厳しく制限する男性もいるでしょう。
彼女や妻を愛している証拠なのですが、自由を制限される側は、それだけで苦痛やストレスを伴います。以前は平気だったことが、付き合ったり結婚しただけでダメと言われるようになり、喧嘩も増えるでしょう。この苦痛やストレスを乗り越えられるかどうかが、良好な関係を維持するカギとなります。
ある程度の自由は認められても、一部の自由は制限されため、女性によっては大変窮屈に感じます。自由が制限されたくない場合には、よく話し合うか、最初から付き合わない方が良いでしょう。
デメリット3:自分の思うように発言できなくなる
亭主関白タイプの男性は「女性はこうあるべき」という理想を少なからず持っています。そのため、普段の言葉遣いや、彼氏や夫への発言について、厳しく指摘されることもあるかもしれません。
例えば、彼氏や夫に対して何か不躾な言葉を投げかけようものなら、怒りを買って責められることも考えられます。また口答えしようものなら、女性としてあるべき姿をしつこく語られかねません。
亭主関白な男性は女性の一挙一動への理想が高いため、とても厄介です。理想的とは言えない発言をしたら、咎められる可能性もあります。自由に発言したいのであれば、亭主関白な男性とは付き合わない方が身のためです。
亭主関白な男性と相性のいい女性とは?
尽くすタイプ
亭主関白な男性と特に相性がいいのは、尽くすタイプの女性です。相手にいつでも尽くしてしまう、相手が喜ぶ姿を見るのが好きという女性は、男性が亭主関白でもうまく生活していけるでしょう。
亭主関白な男性も尽くす女性を好む傾向にあるため、非常に良い相性だといえます。逆に尽くすよりも尽くされたいという女性は、亭主関白な男性とは馬が合いません。衝突も増えるため避けた方が良いタイプです。
相手に尽くしたい、喜ばせたいと思うなら、こうした亭主関白な男性を探してみましょう。尽くし尽くされという互いのニーズに合った、良い関係が築けますよ。
優柔不断な性格
自分で物事を決めることが苦手で、どうしても他人の意見に流されてしまう女性っていますよね。こうした性格の女性も、リードしてくれる亭主関白体質な男性と相性がいいといえます。
優柔不断な性格を男性がカバーしてくれるので、一人では解決できなかった問題を解決してもらえるでしょうし、そんなときは男性の頼もしさを強く感じられるでしょう。また優柔不断な性格の女性は、何でもテキパキと決めてリードしてくれる男性がとても輝いて見えます。
他人には横暴に見えても、優柔不断な性格の女性には、亭主関白な男性はとても頼りがいがあって、カッコよく見えているでしょう。こうした性格の女性にとっては憧れの男性像ともいえるので、相性はいいといえます。
話を聞き流せるタイプ
少しくらい気が強い女性でも、相手の話を真に受けずに受け流せるタイプなら相性はいいといえます。亭主関白な男性の話を真に受けすぎず、「はいはい」と聞き流せるのであれば、付き合っていく上で問題は少ないでしょう。
亭主関白な男性と衝突してしまうのは、相手の話を真に受けすぎてしまうからです。そのため真っ向勝負な性格の女性とは馬が合わず、衝突が増えて喧嘩の絶えない日々が続いてしまいます。
それに比べて話を聞き流せるタイプの女性であれば、そもそも相手の話を真に受けていないので、のらりくらりと避けることができます。自分にこうしたスキルがあるのであれば、彼氏や夫が亭主関白でもうまくコントロールしていけるでしょう。
専業主婦に抵抗がないタイプ
あなたが専業主婦になることに抵抗がないというのなら、付き合っていく分には問題ないでしょう。亭主関白な男性の多くは、結婚したら妻には家に入ってもらいたいと考えています。それは「専業主婦になって家のために尽くしてほしい」ということです。
しかし、専業主婦として一生を過ごすには、夫にそれ相応の収入がなければ安心はできません。自分の身や社会情勢がどうなろうとも、妻を専業主婦にするだけの稼ぎを得られる男性であれば問題ないですが、その保証がないのなら、付き合っていくうちに将来が不安になってくるかもしれません。
亭主関白な男性との上手な付き合い方
彼を立ててあげる
亭主関白な男性は、女性に立ててもらうことが大好きです。みんなの前で褒めてあげる、ちょっとしたことでも頼ってあげる、一歩引いて出しゃばらないでいてあげるなど、とにかく立ててあげると、彼の機嫌は良くなります。
逆に、彼よりも出しゃばったり要らぬ発言をするのは、良くない行動です。亭主関白な男性は、周囲に存在価値を認められることが好きなので、それを邪魔する行動は避けた方が良いでしょう。
亭主関白な彼と上手く付き合っていきたいなら、男を立てる努力が必要です。必要なところでは頼り、人の見ていない場所では甘やかしてあげる。そんな振る舞いをして見せれば、さらに惚れさせることができるでしょう。
おしとやかに振舞う
古い考えを持つ亭主関白な男性ですから、女性はおしとやかで大人しく、男性の一歩後ろを歩くべきだと考えています。そのため、自立心が旺盛で行動的な女性はあまり好まず、おしとやかな女性が理想です。
当然彼女に対しても、こうした振る舞いを要求してきます。彼と衝突せずに上手く付き合っていきたいなら、おしとやかに振舞えるよう行動することも必要です。
あまり感情的にならず、汚い言葉を使わないように注意しましょう。窮屈に思えますが、ポジティブに考えれば、女性としての言葉遣いに磨きがかかるともいえます。品行方正な女性というイメージを周囲に植え付けることも可能になるでしょう。
感情的な発言は避ける
おしとやかな女性が好きな亭主関白な男性ですから、感情的な言葉や発言を嫌います。また汚い言葉も嫌がるため、亭主関白な男性と上手く付き合っていきたいなら、感情むき出しの発言は避けるようにしましょう。
いつまでも彼と上手く付き合っていきたいなら、感情をある程度コントロールできるようにしておきましょう。難しいことですが、たった一言で関係が崩れてしまうこともあるため、発言には気をつけましょう。
といっても、女性は周期的にどうしもイライラしてしまうものですよね。衝突が避けられない期間もあるでしょう。些細な衝突から溝が深まる可能性もあるので、ストレスが溜まりやすい期間はそれとなく顔を合わせないようにしたり、彼の発言をバレないように聞き流したりして、うまくやり過ごすのも手です。
彼を見下す発言をしない
感情的な発言同様に、彼を見下すような発言もしないように気をつけましょう。亭主関白な男性は立ててもらうことは好きですが、見下されたりけなされることは大嫌いです。特にみんなの前でそのような発言をしたら、後で何倍にもなって返ってくるでしょう。
口を一切聞いてもらえなくなる可能性もあります。無駄な衝突を避け、彼と円満に付き合っていくには、彼を見下すような発言は避けた方が良いです。これは相手が亭主関白であろうがなかろうが関係ありません。
しかし、亭主関白な男性は人一倍こうした発言に敏感です。無駄な衝突を避けるためにも、亭主関白な男性と付き合うなら、発言の一つ一つに緊張感を持つ必要があるでしょう。
彼氏・旦那の亭主関白エピソード【経験談】
考え方が古いしうざい
「考え方が古いし、それで縛り付けようとしてくるのでうざい」(女性/28歳/OL)
やはり亭主関白な男性というのは考え方が古く、結婚しても働きたい女性からしたらウザい存在のようです。古い考えを持つのは個人の勝手ですが、それを他人にまで強要してくるのは勘弁してほしいですよね。
それを良しとする女性なら良いですが、彼女のような外で働きたいタイプとは馬が合わないでしょう。亭主関白な男性と相性がいいタイプはそうそういないため、自分の生活スタイルによっては衝突が増えてしまいますよ。
すべて管理したがる夫にうんざり
「夫は私のスケジュールをすべて管理したがります。スケジュールだけでなく家庭での行動も制限するため、心底うんざりしています」(女性/34歳/専業主婦)
束縛心の強い亭主関白な男性が夫だと、この女性のように苦労を強いられることもあるでしょう。特にスケジュールをすべて管理されるのは、強い束縛や拘束を感じてしまいますよね。これでは家の中でも、安らぎを得ることが難しいでしょう。
家にいてもらいたいという亭主関白な男性の気持ちも分からなくはないですが、束縛されれば女性は生きた心地がしません。妻も大人ですから、自分のことは自分で管理したいですよね。
リードしてくれるし頼れる存在
「彼は優柔不断な私をリードしてくれますし、いざという時に頼れて男前です」(女性/25歳/OL)
悪い印象や意見の多い亭主関白な男性ですが、優柔不断な性格の女性からは頼れる存在としてそれなりに人気があります。リードしてくれる男性というのは、頼れる存在として輝かしく映るものです。
ナヨナヨした男性が嫌いであれば、リードしてくれて頼れる男前気質な亭主関白男性が似合うでしょう。
強い言葉は照れ隠し?ちょっとかわいい
「時には強い言葉でこちらを制してきますが、それは照れ隠しな部分もあってかわいいと思います」(女性/28歳/看護職)
強い言葉を投げかけてくる亭主関白な男性ですが、その発言に隠れた一面を見抜くエピソードですね。「強い言葉は照れ隠しかも」と亭主関白な男性の魅力を語っています。
妻に対して「家にいてほしい」と強く願うのも、「家でお前が待っていると思うと安心できる」という気持ちの裏返しでしょうか。こう考えると、確かに亭主関白な男性でもかわいく思えてきますね。
物の見方を変えれば感じ方も変わるという良い例です。すべての亭主関白な男性がこのようなかわいげのあるタイプではありませんが、意外な一面を見つけるのも楽しいでしょう。
亭主関白な男性は上手くコントロールしよう
亭主関白な男性と上手く付き合っていくには、おとなしく従うのも手かもしれませんが、やはり上手くコントロールするに限るでしょう。尽くすタイプであれば問題ないですが、「そんなの息が詰まる!」と思う女性のほうが多いですよね。
尽くすタイプではなくても、亭主関白な男性のことが好きな女性もいます。どんな女性でも、亭主関白な男性と付き合っていくには、ある程度のコントロールが必要です。
従うところは従い、立てるところは立てる。それらをうまく利用して、相手に良い思いをさせれば、コントロールすることができます。亭主関白でウザくても、いざというときには頼れる存在男性ですから、互いに過ごしやすい工夫をして付き合いましょう。
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