そもそも「亭主関白」とは?
亭主関白の特徴を知る前に、まずはその意味をよく理解しておきましょう。
亭主関白の意味
亭主関白とは、夫が家庭を支配するものとしていばったり、家族を見下したりすることを意味する言葉です。簡単にいえば、夫が家の主として君臨し、家族を従えようと威張ることを指します。
かつては「家庭は夫である俺が守るから、妻はそれに従うように」という意味も込められていたのですが、現在ではそうした意味が失われ、ただ威張るだけの亭主関白な男性が増えてきています。亭主関白という言葉を盾に威張り散らす夫もいるため、苦労する妻がいまだに絶えません。
「関白宣言」という歌も
さだまさしさんの「関白宣言」のように、亭主関白を歌った歌もあります。その歌詞には、亭主関白な男性が口にしそうな上から目線な言葉や、言いつけるような言葉などが見られるため、嫌なイメージを抱く人もいるでしょう。
しかし全体を通して聴いてみると、「妻のできる範囲で行えば良い、家庭は俺が守る」という男気を感じることもできます。さだまさしさんの「関白宣言」は、どちらかといえば良い意味での亭主関白を表しているといえるでしょう。
亭主関白とモラハラの違い
亭主関白と似た意味を持つ言葉として、「モラハラ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし亭主関白とモラハラは、似ているようで異なる言葉です。
まず亭主関白ですが、ネガティブなイメージがあるとはいえ、一応「家族のことを考えた上で夫がリーダーシップを発揮すること」を意味します。
これに対してモラハラは、「自分の欲求を満たすために相手をモラルで縛ること」です。そのため、亭主関白よりもモラハラのほうが相手への威圧感や征服欲が強く出るといえるでしょう。
しかし現在では、亭主関白の家族思いの一面を誤解したまま、威張ることだけを実行している男性がいることも確かです。本来であれば、家庭を守る立場としての「亭主」を冠した言葉ですが、それが間違った意味で実行されているのは悲しい現実でしょう。
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