彼氏を怖いと感じたことのある女性は多い?
「急にキレる」「しつこい」「態度が暴力的で冷酷」など、彼氏のことが怖くなるきっかけは様々です。恐怖から解放されるために別れる人もいますが、情があってなかなか離れられない人もいるのではないでしょうか。
怖い彼氏と恋愛していると、自分がどんどん疲弊していきます。付き合ってから「こんなはずじゃなかったのに…」と悩む人もいるでしょう。
そこで今回は、怖い彼氏への対処法や、付き合う前に怖い彼氏かどうかを見極める方法をお伝えします。彼氏が怖いことで悩んでいる女性は、一人で悩まずに一緒に対策を考えていきましょう。
彼氏のことを怖いと感じる瞬間
しかし、本気で怖いと感じるような瞬間を体験したら、そう簡単に記憶から消すことはできないものです。まずは、彼氏のことを本気で怖いと感じた瞬間について体験談をご紹介します。
世の女性たちは、どのような時に彼氏のことを怖いと思ったのでしょうか。
急に口調が変わる
「普段は穏やかなのに、機嫌が悪くなると明らかに口調がきつくなるんです。そのギャップが怖くて…。『おい、ふざけんなよ』みたいな言い方でトーンも低くなるので、別人みたいです」(23歳/女性/販売)
このように、話し方が急に普段と違う口調に変わったことにびっくりして、恐怖を感じる人は多いのではないでしょうか。「怒ると口調が敬語や丁寧語に変わる」というパターンもあり、それはそれで怖いですね。
舌打ちする
「彼氏は気に入らないことがあると舌打ちします。怖いし感じ悪いからやめてほしいんですけど、言うと余計怒られるんで、聞こえないふりしています」(26歳/女性/営業)
このように、彼氏がイライラしている気持ちを舌打ちで表すため、威嚇されているような気分になるという声も多く聞かれました。また、怖いと同時に、見下されさげすまれている感じがして悲しくなった、という意見も。
舌打ちには、恐怖心を与える力だけでなく、心をざわつかせるのに十分すぎる力があると言えるでしょう。
冷めきった目つき
「目が怖いんです。彼氏とケンカした時に冷めきった目で見られて…。無言でも破壊力あり過ぎて、身体が動かなくなりました。彼氏の冷たい目が今でも忘れられません」(19歳/女性/接客)
暴言を吐かれたわけでも身体で暴力を受けたわけでもないのに、見られただけで怖くて動けなくなるというのは、よほどの目つきだったのでしょう。目線だけで相手に恐怖心を与えることができると考えると、恐ろしいことですね。
大声を出す
「彼氏は怒ると大声で怒鳴るんですが、急に大きな声を出されてびっくりするし、本当に怖いです。たぶん地雷があるんだと思うんですけど、怒るポイントがよくわからないくて…。怒られないようにビクビクしながら一緒にいるから疲れます」(25歳/女性/事務)
急に大声を出されたら怖いと思うのは無理もありません。びっくりして気持ちが萎縮してしまいますし、また怒られたらどうしよう…と思いながら一緒にいるのはつらいですよね。叩かれたりしていなくても、大声で怒鳴られるだけで女性は十分怖いし傷つきます。
彼氏のことを怖いと感じる瞬間《続き》
直接的に恐怖心を与えるわかりやすいものだけでなく、じわじわ怖いと感じるようになるものもあります。これからご紹介するのは、そのような粘着質な怖さを感じるエピソードです。
不機嫌だとすぐ無言になる
「怒鳴られたり殴られたりはないけど、黙り込まれるのが怖いです。無言で怒りを表しているのか、不機嫌だとだんまりになってしまうんです。どう対応していいのかわかりません」(28歳/女性/介護)
このような、「無言になる」「無視する」という行為は、相手とのコミュニケーションを拒絶しているのと同じことと捉えられてもおかしくありません。こんなふうにされると女性は自分を拒否されている気分になり、怖いし悲しい気持ちでいっぱいになるでしょう。
長文のお叱りLINEが来る
「浮気してると誤解されたようなんですが、その時に怒りのこもった長文のメッセージがLINEで届きました。絵文字なし、改行なし。怒るとこうなるんだ…って怖かったし、かなり引きましたね」(24歳/女性/教員)
怒りを直接会って伝えたり電話で話したりするのではなく、LINEで長文にしたためるという男性はわりといるようです。直接話さない分、言いたいことを言いやすいのかもしれませんが、一方的なメッセージになりますし、自己中心的で陰湿な感じがして怖いですね。
伝えていないことを既に知っている
「彼氏にまだ話してなかった予定や出来事をなぜか知られている、ということが続いたんです。おかしいなと思って、彼氏の行動を密かにチェックしてたら、やっぱり私のスマホでLINEを勝手に見ていました。慣れた手つきが恐怖でした…」(27歳/女性/販売)
彼女のことを何でも把握したいからかもしれませんが、これは完全にプライバシーの侵害です。ストーカーみたいな彼氏は怖いですし、信用されていない気がして悲しいですよね。
自分の友人や家族と知らない間に繋がっている
「彼氏に紹介してもいないのに、いつの間にか私の友達とタメ口で話すようになってるし、妹や母とLINEで繋がってることを知った時は、本気で怖いと思いました。まだ付き合って1ヶ月なのに…。距離感がおかしいし、何がしたいのかわかりません」(26歳/女性/看護師)
彼女の周りの人たちとも親しくなりたいという気持ちは理解できますが、付き合いが浅い段階なのに、彼女の意思とは関係なくどんどんテリトリーに入り込んでくる彼氏は、確かに怖いですよね。自分の知らないうちに周りと繋がられるのは、不気味な感じがします。
こんな男に注意!別れるべき怖い彼氏の特徴
ところが、男性の中には彼女に対して理不尽に恐怖心を植え付ける人もいます。また、それを悪いことと思っていないケースや、自分でコントロールできないケースも少なくありません。
そのように、理不尽に怖い思いをすることが続いたり、彼氏が病的に怖かったりする場合は、付き合い続けるうちに精神が疲弊してしまうおそれがあります。
そこで、怖い彼氏の中でも、特に別れた方がいいタイプについて解説します。こんな特徴を持つ彼氏とは幸せな恋愛はできませんので、早く見切りをつけましょう。
すぐに無視する
気に入らないことがあると、彼女に非がなくても無視。話しかけてもとことん知らん顔をし、機嫌が直ったら何事もなかったかのように普通に会話する。そんな彼氏は、彼女の気持ちなど微塵も考えていません。
深刻な喧嘩で口をきかないというのならまだ理解できます。そうではなく、簡単に無視して彼女を傷つけるような彼氏とは、別れた方がいいでしょう。
言葉や暴力で傷付けようとする
明らかに誰が見ても分かるDV男です。言葉で彼女を罵る心理的暴力、殴る、蹴るなどの身体的暴力を、決して許してはいけません。そのまま付き合い続けていては、共依存状態になり抜け出せなくなってしまいます。
傷付け、傷付けられる関係が当たり前になってしまうと、彼氏も歯止めが利かなくなりどんどんエスカレートしますので、非常に危険です。特に、一度だけでなく複数回にわたってDVを受けている場合は、今すぐ別れた方がいい状況だと理解しましょう。
気に入らないとすぐ物に当たる
彼女を直接攻撃する彼氏は論外ですが、物を投げたり壊したりして怒りを表現する彼氏も危険です。そのようにして彼女に恐怖心を植え付け従わせようとしているわけですし、自分の気持ちをコントロールできない人は、やがて怒りの矛先を変える可能性もあります。
最初は自分の物に当たっていたとしても、やがて彼女の物に、そして彼女自身に向かってくるようになるかもしれません。
当たり前のように彼女を束縛する
彼氏と会わない時間のスケジュールまで把握したがったり、出来事を逐一報告させようとしたりする束縛彼氏も、簡単には直りません。断るのが怖いからと彼氏の指示に従っていたら、交友関係などあらゆることに口出しされるようになります。
彼女を束縛することを自分なりの愛だと思い込んでいるので、それが悪いことだとも思っていません。プライバシーがなく窮屈で、お互い信じ合うことのないつらい恋愛になってしまうでしょう。
長時間、彼女に説教する
殴ったり怒鳴ったりするわけではないから…と我慢してしまう人が多いのが、説教彼氏です。彼女よりも自分の方が優れた人間だと思っているため、彼女に対して何かと口出しし、くどくど説教します。一方的に1時間以上話すことも。
内容は、いかに彼女がダメな人間かということや、自分の言うとおりにすべきであるということです。淡々と彼女の人格を否定しますので、びっくりするような怖さはありませんが、じわじわと傷付けられます。これが続くと、完全に彼氏に洗脳されてしまうため非常に危険です。
自傷行為などで彼女を脅す
基本的に彼女を脅すような行為をする時点で、別れるべき怖い彼氏であることは確実です。最後にご紹介したいのが、自傷行為などで恐怖心を与える彼氏です。
「別れるなら死んでやる!」というのも、こちらに当てはまります。彼女のことをどれだけ好きか、いわゆる「根性焼き」で表現する男性もいます。本当に怖いですよね。
自傷行為など、彼女にとって耐えがたいことをちらつかせ従わせるのは、非常に卑怯な男性です。決して言いなりになってはいけませんが、一人で向き合うのは危険です。これも立派なDVですので、誰かに相談することをおすすめします。
怖い彼氏と別れるかどうかの判断ポイント
彼氏の言動にも注意を払う必要はありますが、彼氏と付き合う中でどのように感じているか、自分自身と一度向き合ってみましょう。自分の気持ちを冷静に捉えた時、怖い彼氏と別れるべきかどうかの判断ができるようになるはずです。
ここで、別れた方がいいと判断すべきポイントをご紹介しますので、チェックしてみましょう。
何かしらの危険を感じる
また彼氏が豹変したらどうしよう、今度はヤバいんじゃないか、何かされるかも…など、彼氏に対する恐怖心とともに身の危険を感じる場合は、別れた方がいいです。
危険を感じさせるようなパートナーとの恋愛は不健全ですし、何かあってからでは遅いのです。怖い、危険だと感じているうちに関係を断ち切らなければ、後悔することになりかねません。
束縛され自由がない状況
厳しい束縛により自由を奪われているだけの場合、怖いという気持ちはそれほど大きくないかもしれません。ですが、この先もずっとその窮屈な生活が続くことを想像してみて下さい。
もし束縛彼氏と付き合い続けて結婚でもしたら、死ぬまでカゴの鳥です。やりたい仕事も辞めさせられ、交友関係も断たれ、軟禁状態になる危険性も考えられます。彼氏の性格はおそらく変わらないでしょう。それでも付き合い続けて幸せになれるかどうか、よく考えた方がいいでしょう。
付き合っていても幸せではない
彼氏のことは好きだけど、怖いという気持ちが強く幸せを感じられない場合は、別れを視野に入れた方がいいでしょう。今は彼氏のことしか見えていないかもしれませんが、他の男性を好きになれる可能性もあります。
付き合っていても幸せではないのに、そんな恋愛を続ける意味が果たしてあるのでしょうか。本当はもっと幸せな恋愛ができるのに、怖い彼氏と一緒にいることでそのチャンスを失っていませんか。自分の幸せの上限を低く設定するのはやめた方がいいでしょう。
彼氏がいない方がホッとする
彼氏にデートをドタキャンされて、なぜかホッとした。彼氏と会えない日の方がなんとなく落ち着く。そんな気持ちに気付いたら、別れるべきタイミングなのかもしれません。
怖い彼氏と一緒にいる時は、緊張していて自分の気持ちを抑え込んでいる人が多いのです。
解放されている時の方が生き生きと過ごせるのなら、もう彼氏と付き合っていても時間の無駄なのではないでしょうか。
要チェック!怖い彼氏の見極め方
でも、できれば怖い彼氏とは最初から付き合いたくないというのが、多くの女性の本音ではないでしょうか。
そこで、怖い彼氏になる可能性の高い男性を見極めるポイントをお伝えします。
人によって態度を変えないか
常に横柄な態度ならわかりやすいですが、危険なのは、人によって態度が変わる男です。いつもは穏やかなのに、店員さんにはぶっきらぼうだったりと違った面が見られる場合は、後者が本性の可能性もあります。
基本的には優しいけれど、時々豹変するタイプに多い特徴です。自分をよく見せようと外では頑張っている分、どうでもいい相手や慣れている相手には甘えが出て、冷たい態度になってしまうのかもしれません。
必要以上に見栄を張っていないか
本当の自分には自信がないため、高級品で着飾ったり大判振る舞いをしたりすることで見栄を張る男性がいます。付き合う前のデートでも常に高級店でおごってくれるため、女性はうっかり惹かれてしまいますが、実は相手は見栄を張っているだけかもしれません。
どこでも見栄を張っているとストレスが溜まり、慣れている相手がはけ口となります。そのはけ口が、やがて彼女となるのです。
ちょっとしたことでキレやすくないか
そんなことで?と思うほど、すぐ不機嫌になり暴言を吐いたりするような男性は、付き合ってからも怖い思いが絶えないでしょう。
街中で人にぶつかっただけで舌打ちしたり、車を運転しながら他人の運転にいちいち文句を言ったりと、一緒にいても心が休まりません。
そのようなタイプは付き合う前から態度がわかりやすいため、関わりを避けた方が無難です。
少し意見されただけで不機嫌にならないか
こちらがちょっと思ったことを言っただけなのに、あからさまに不機嫌になる男性にも注意が必要です。そのようなタイプは常に自分が正しいと思っており、プライドが高いため、人の意見に耳を傾けることができません。
もし付き合ったとしても、彼氏に従わなければ不機嫌な態度を取られるのは明らかです。常に彼に従い受け身でいることを望む女性以外は、つらい思いを強いられるでしょう。
彼氏を怖いと感じた時の対処法とは?
彼氏に怖い思いをさせられたら、しっかり自分を守ることが大切です。ただし、恐怖を与えられている最中は彼も平常心ではありませんので、下手に立ち向かうことは逆効果でしょう。
そこで、彼氏を怖いと感じた時に賢く対処する方法をお伝えします。
彼氏が冷静な時に素直な気持ちを伝える
怒っている彼氏に気持ちを伝えても、あまり効果がありません。落ち着いている時に、「話がある」と切り出してみましょう。
できるだけ淡々と、彼氏がしたことに対してどう思ったのか、素直な気持ちを伝えるのです。冷静な時なら、話を聞いて反省してもらえるかもしれません。
それでもダメなら、彼女の気持ちを受け止められない怖いだけの彼氏ということですから、別れた方が身のためです。
一時的な優しさに騙されない
DV男に共通する特徴に、暴力をふるったり暴言を吐いたりして散々相手を傷つけた後、抱きしめたり甘い言葉をささやいたりして優しくなる、というものがあります。
優しくされると許してしまう女性もいるかもしれませんが、これは「ハネムーン期」という一時的なもので、また怖い彼氏に戻ってしまいます。ハネムーン期を挟みながら、延々とこの関係は続いていくのです。
一時的な優しさに惑わされて、怖い部分から目を反らしてはいけません。
怖いと思った時は逃げる
彼氏に怒鳴られたり手をあげられたりすると怖くて固まってしまいますが、できるだけ逃げることを考えましょう。理不尽なことをしてくる相手と真剣に向き合う必要はありません。
その瞬間には逃げられなくても、隙を狙って逃げるべきです。暴力などがない場合も、恐怖を感じたら彼から離れた方が安全です。逃げないでいると、恐怖心に慣れて感情がマヒしてしまいます。
危険な状況の場合はその場から飛び出して、誰かに助けを求めることも大切です。
距離を置いて改善されなければ別れる
恐怖心を与えて支配しようとする彼氏の行為を受け入れてしまうと、どんどん不幸になるだけです。怖い彼氏とは付き合えないと、強い心で対峙しましょう。
さっさと別れて、新しい恋愛を始めた方が早く幸せになれます。とはいえ、そう簡単に別れる覚悟ができない人もいるでしょう。
そのような場合は、「怖い態度や行為を改めてくれるまでは会わない」とはっきり伝え、距離を置くことをおすすめします。それでも改善されないのであれば、別れる決意ができるのではないでしょうか。
出典:DVモラハラあんしん相談(デイライト法律事務所)『夫はすごく優しいときもあります。それでもモラハラ加害者?』
https://www.fukuoka-dvmora.com/133/133002/
怖い彼氏には冷静に対処すべき
彼女に怖いと思われて何も感じない彼氏と付き合い続けていても、幸せを感じることはできないでしょう。自分の正しさを信じてそれを彼女に押し付けるモラハラ気質や、恐怖で支配しようとするDV気質、ストーカー気質は簡単には変わりません。
「でも好きだから…」「情があるから…」とうやむやにせず、冷静に対処することが必要です。幸せな恋愛をするために、まずは自分の心と身体を大切にすることを考えて下さいね。
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