単身赴任中に妻が浮気？夫の「単身赴任」メリット・デメリットとは

夫から単身赴任することになったと告げられたら、あなたなら、どう思いますか？「しばらく１人でいられる」と喜ぶ人もいれば、「寂しくなるな」と不安を感じる人も多くいるでしょう。

一生を共にしたいと思って結婚した相手と離れて暮らすのは、寂しいですよね。単身赴任中は、夫にも妻にもさまざまな不安や負担がのしかかってきます。

「１人で頑張れるかな？」「浮気されないかな？」など、多くの不安を抱えている方へ、今回は単身赴任のメリットや妻の悩み、浮気の防止法をお教えします。

単身赴任の期間は、平均で約３年間なのだそうです。夫はその間１人での生活を強いられるため、仕事と家事を両立しなければならず、それまで家事を妻に任せていた人はもちろん、分担していた人でも負担が大きくなるでしょう。

一方の妻も、夫の稼ぎで生活ができる場合とそうでない場合がありますが、「旦那がいなくて楽になる！」と手放しで喜ぶことはできないかもしれません。

ここでは、単身赴任中の夫を持つ妻が抱える不安や悩みをご紹介します。

金銭的な不安

夫の単身赴任が決まったあと、最初に考えないといけないことといえば、単身赴任先の住居や引っ越し費用です。勤めている会社がどこまで負担してくれるのかにもよりますが、一般的に単身赴任になると、その分お金もかかります。

今までは妻が家計を考えて節約していたかもしれませんが、赴任先での食事代、光熱費、家賃などが増えると考えていいでしょう。帰省する場合や、妻が夫の単身赴任先に会いに行くだけでもお金がかかりますよね。

さらに、子供がいる場合は妻がフルタイムで働きに出ることも難しいです。そうなると、収入はさほど変わらないのに、出費だけが増えてしまうのです。

夫の食事や健康面

一緒に暮らしていたときは、仕事が終わって家に帰ると、妻が食事を作っておいてくれた人も多いでしょう。このような生活に慣れていた男性は、単身赴任中、帰宅してから自分で食事の用意をすることを億劫に感じてしまうでしょう。

最初は頑張って自炊していても、だんだんと簡単に済ませてしまうようになることは多々あります。そうなってくると、妻としては「ちゃんと３食食べているのか？」「栄養のバランスは取れているか？」などの食事面での心配が出てきてます。

さらに、夫が体調を崩したとしても、そばにいて看病してあげることができません。仕事一筋の男性は、食事や健康の管理をおろそかにしてしまう可能性が高いでしょう。

夫の愛情が冷めないかどうか

どんなに愛し合っていて、仲のいい夫婦でも、すれ違いが原因で別れてしまうことは多いですよね。一緒に暮らしていないと、愛情を確認することもできませんし、不安や不満を打ち明けることも簡単ではありません。

離れているのが当たり前になって、私のことなんて考えなくなるんじゃないかという不安を抱えている妻も多くいます。

毎日連絡を取っていたとしても、その他の時間を夫がどう過ごしているかなんて分かりませんよね。夫を愛していれば愛しているほど、他の女に会っているんじゃないか、妻のことなんて忘れて楽しく過ごしているんじゃないかと、疑いの気持ちばかり大きくなってしまうようです。

子育ての負担

単身赴任中の夫を持つ妻の一番の悩みは、子育てです。子供がいる場合、これまで分担していた作業が全て自分にのしかかってきてしまうのです。

朝起きて子供のお弁当を作り、幼稚園や学校に送り出したあとは、家事や仕事。子供たちが家に帰ってきたら、遊び相手になったり宿題のお世話をしたり。夕食の後はお風呂に入れて、就寝。夫がいなくても大変である家事と育児の手助けをしてくれる人はいないのです。

自分が体調を崩したときや、用事があるときでも、全て１人でこなさないといけないのは、体力的にも精神的にも負担になります。

夫の単身赴任では、妻の抱える不安や負担は大きいです。ですが、悪いことばかりではありません。

ここからは、単身赴任の夫を持つ妻のメリットをご紹介します。

子供がいない場合は独り暮らしを満喫

夫が単身赴任の場合の最大のメリットは、独り暮らしを満喫できることです。ただし、子供がいない場合に限ります。

これまで朝早くから作っていたお弁当も必要ありません。夫が何時に帰ってくるのか、夕食はどうするのか、などの心配も一切ないです。疲れたときは、何もせずに寝ることができますし、休日に朝寝坊しても誰も責める人はいないでしょう。

テレビのチャンネル争いもなければ、散らかされることもありません。夫からのストレスがなくなるのです。せっかくの機会なので、久しぶりの独り暮らしの感覚を楽しんでみてはいかがでしょうか？

結局「亭主元気で留守がいい」に尽きる？

「亭主元気で留守がいい」という言葉を聞いたことはありませんか？この言葉は、夫は外に出て働き、家にいないほうがいいという、妻の本音を代弁しているかのような言葉です。元ネタは防虫剤のCMですが、当時は流行語のひとつに選ばれるほど注目を浴びました。

「休日に家にいても何もしないから邪魔なだけ」「休みの日に旦那が家にいると、毎食用意しないといけないから負担が増える」という不満を抱えた妻は、実に多いです。

どうせ家にいても何もしてくれないなら、いっそ家にいないほうがいいと考えている人は、夫の単身赴任が決まった際には、こっそりガッツポーズをしているかもしれません。

自分の時間を好きに作れる

休日に夫を家に残して1日中お出掛けするのは、少し気が引けるという人も多いのではないでしょうか？夫が単身赴任の場合は、朝から外出して夜まで遊んでも誰も文句は言いません。自分の好きな時に好きなところへ旅行もできます。

単身赴任中の時間は自由です。特に子供がいない場合は、家事の負担が減るので、その分自分の時間が増えます。これまでなかなか手を出せなかった趣味や特技に時間を費やすことができるでしょう。

家族のありがたみを感じられる

いくら独りの生活を楽しめるといっても、いざいなくなってしまうと寂しいと感じる人が多いのも事実です。一緒にいるときはイライラさせられていた夫でも、長く離れていると、新婚のときのような新鮮な気持ちになることもあるでしょう。

夫の単身赴任中は、離れてこそ分かるありがたみを感じられるチャンスでもあります。それは、妻だけではなく夫も同じです。

マンネリ気味だった夫婦でも、単身赴任を終えたときにラブラブカップルに戻れる可能性も十分にあるのです。

単身赴任中の最大の恐怖ともいえるのが、パートナーの浮気です。離れていては、相手が何をしているのか、何を考えているのかが全く分かりません。浮気をしていてもバレる心配が少ないですし、していないのに疑われてしまったり、疑ってしまうことも多いでしょう。

単身赴任中に浮気しやすい理由や、男女の心理について解説します。

寂しさで人恋しくなる

夫や妻が浮気をしてしまう原因の中でもっとも多いのが、寂しさからくる不安です。一緒にいることが当たり前だったパートナーが急に長期間いなくなるのは、想像以上に寂しいものです。その寂しさを埋めるために、他の人を求めてしまいます。

単身赴任中は、異性との関わりが少なくなるので、ちょっとしたことで異性にトキメキを感じてしまうかもしれません。パートナーがそばにいてくれれば、その気持ちにも歯止めがききますが、そうはいきません。人は近い存在の人に頼ってしまうのです。

ストレスから他人に癒しを求めてしまう

最初にご紹介したように、単身赴任は夫にとっても妻にとっても負担や不安が多いです。これまでになかった種類のストレスを感じることもあるでしょう。そのストレスを発散するために、他の異性に癒しを求めてしまうことがあります。

最初は、友達として相談をしていただけの間柄が、いつの間にか不倫関係になってしまうケースはよくありますよね。単身赴任中に異性と深い関わりを持つことは、避けたほうが賢明かもしれません。

時間を気にする必要がない

通常、夫や妻が浮気をする場合は、浮気相手と会う時間が限られています。異性からの誘惑があったとしても、「きちんと家に帰らないと疑われてしまう」という心配があるので、事前に防げている場合も多くあるでしょう。

単身赴任中は、家に帰る時間や休日の過ごし方などをパートナーに知られる可能性も少ないですし、帰る時間をわざわざ伝える必要もありません。

浮気相手と何時まででも一緒にいられるのです。誘惑に負けて「バレなければいい」という感情が働きやすい環境にあると言えます。ただでさえ寂しい単身赴任生活です。そんな時に異性からの誘惑があったら、理性が働かなくなる人も多くいるでしょう。

意思の疎通がきちんとできない

離れているときの連絡手段は、電話やLINEが一般的です。実際に顔を合わせて頻繁に会うことが出来ないので、相手の表情や行動から気持ちを読み取ることはできません。

自分が抱えている不安や不満を直接伝えることもできないし、それは相手も同じです。毎日元気なLINEをしていても、本当に元気とは限りませんよね。そのように、相手の本当の姿を見ることができないので、意思疎通を図ることが難しくなります。

それがだんだんお互いの精神的な負担になって、パートナーとの心の距離を感じだすと、他の異性に癒しや刺激を求めてしまうようになることも多いようです。

単身赴任中の浮気の危険性は誰にでもあります。ここからは、単身赴任をする可能性がある男性のために、妻に浮気をさせないための方法や女性心理をお教えします。

現在妻の浮気を疑っている人や、これから単身赴任をする人は、ぜひ参考にしてください。

単身赴任先に来てもらう

単身赴任中の妻の浮気を防止する策は、ずばり、単身赴任先に来てもらうことです。もし単身赴任の期間が決まっているのなら、思い切って赴任先で一緒に暮らすという手もあるでしょう。

妻が仕事をしていて難しい場合は、時間が許す限り来てもらうように説得しましょう。交通費さえ負担してあげれば、きっと来てくれるはずです。「寂しいからちょこちょこ会いに来て」「定期的にこっちに来て家事を教えてくれない？」と甘えてみてはいかがでしょうか？

定期的に家に帰る

女性が浮気をする原因は、ほとんどの場合が寂しさを埋めるためです。その寂しさを解消してあげるためにも、できる限り定期的に自宅に帰りましょう。

単身赴任中の夫は、休日はしっかり休息をとりたい、帰るのにお金がかかる、などの理由からついつい帰ることを先延ばしにしてしまいがちです。金銭的に難しいのであれば仕方がないですが、ちょっと無理をしてでも会いに来てくれた方が女性は嬉しいものです。

「やっぱり家が一番落ち着くなあ」「顔が見れてよかった」などと声をかけてあげれば、ちょっぴり浮気心が芽生えていた場合でも、妻の気持ちを取り戻すことができる可能性は高いです。

妻への愛情表現を忘れない

日本人男性は「愛してるよ」「綺麗だね」など、愛情表現をしたり女性を褒めたりすることを恥ずかしいと考えてしまう傾向にあります。

直接顔を見て言うのが難しい人でも、LINEや電話でなら、少し勇気を出せば言えるのではないでしょうか？妻の気持ちが離れていきそうな不安があるときこそ、「好きだよ」「会いたい」の一言を言ってあげてください。

言葉にしなくても愛は伝わります。ですが、女性は言葉にしてほしいのです。顔が見えないのなら、なおさら。素直な気持ちをきちんと伝えるようにしてみてください。

一緒に過ごせる時はしっかり妻に尽くす

夫からの愛を感じられなければ、妻の気持ちは離れていってしまいます。単身赴任で会えない時間が長ければ長いほど、妻の寂しさは募るでしょう。せめて一緒にいられるときは、妻に尽くしてあげてください。

久しぶりに家に帰ると、地元の友達や会社の同僚に会いに行く人も多くいるでしょう。なかなか会えない知人に会って地元での生活を楽しみたい気持ちは分かりますが、一番近くにいる妻の存在を忘れてはいけません。隣にいるのが当たり前の存在ではないのです。

妻や子供とゆっくり過ごせる時間を作って、たっぷりと家族サービスしてあげましょう。

単身赴任中の妻の浮気を防止する方法は、妻の精神的な面を支えてあげることが重要となってきます。ですが、夫の浮気を防止する方法は少し違います。

ここからは、単身赴任中の夫の浮気を防止あする方法をご紹介します。

短文でも毎日連絡をとる

男性は女性に比べて、物事を全体的に見るよりも、目の前の出来事に集中する傾向にあります。単身赴任中には、妻がいません。そうなると、妻の存在を一旦忘れて、仕事や趣味に没頭してしまうのです。その没頭できる何かに、浮気が入ってしまう可能性もあります。

単身赴任中の夫の浮気を防止するには、夫に妻の存在を忘れさせないことが大切です。夫の体調を気遣ったり、今日あった出来事を報告したり、子供のことについて話をするなど、内容は何でも構いません。

なるべく毎日連絡を入れて、「あなたのことを気にしてるよ」と知らせてあげましょう。

単身赴任先に家事を手伝いに行く

単身赴任中は、浮気相手との浮気場所が、夫の自宅になることも十分にありえます。それを防止するためにも、定期的に夫の家に行くようにしましょう。その際に、女性の匂いがしないか、物が置かれてないかなどのチェックもできますよね。

いつか妻が家に来ると分かっていれば、女性を連れ込むことはムリですし、浮気がバレるような物は置いておけません。「もし浮気したらバレるかも」と夫に分からせておきましょう。

事前に連絡を入れておくのが礼儀ではありますが、たまにはサプライズで訪れて、「妻がいつ来るか分からない」という状況を作っておくのも効果的です。

夫の金銭管理をする

浮気をするにはお金がかかります。異性と食事に行って、ホテルに行って、時にはプレゼントが必要になるかもしれません。浮気をすると、男性は身だしなみにもこだわりますので、ファッションにかけるお金も必要となるでしょう。

それを防ぐために、夫のお金の管理は妻がきちんとしておくことです。夫が何にいくら使っているのかを把握できれば、節約にもなりますので一石二鳥です。

ただし、実際には食事代や赴任先での交際費など、出費は増えているはずなので、これまでのように最低限のお小遣いだけ渡しておくというのは、夫にとって酷です。ムリのない程度に節約するように伝えておいて、出費が多い月には何に使ったのかを確認する程度にするのが無難かもしれません。

単身赴任中のパートナーの浮気を防止するためにも、なるべく顔を合わせて一緒に過ごす時間を作ることが大切です。

赴任先が車で行き来できる距離にあったり、交通費が比較的安い場所にある場合には、週末のたびに帰るという手もあるでしょう。いわゆる「週末婚」です。

ここからは、週末婚について詳しくご紹介します。

「週末婚」って？

週末婚とは、その名の通り、週末だけ夫婦で一緒に過ごすという意味です。元々は、子供がいるシングルの人が、再婚に向けて家族生活の予行練習をするためによく行われていたことでした。現在では、単身赴任中の夫婦や、お互いの時間を尊重したい夫婦などが、この生活スタイルを取り入れているようです。

自宅と赴任先の距離がそこまで離れていない場合は、平日は仕事をして、週末は家に帰るという生活も難しくありません。お互いの精神的不安を埋めるためにも、また、定期的に愛情確認をするためにも、毎週家族と一緒に過ごせる時間を作る週末婚はおすすめです。

週末婚のメリット

お互いの生活を尊重できることも、週末婚のメリットです。平日は仕事に加えて自由な時間を過ごし、週末は家族のために過ごすことになりますが、そうすることで、忙しさや思い通りにならないストレスなどを感じることなく、精神的に安定した状態で過ごせます。

それに加えて、家族との時間もしっかりとれるので、家族に対して素直に向き合うことができますし、新鮮な気持ちでいられるでしょう。

毎週会う間柄であれば、浮気の心配や夫婦関係の不安も少なくなります。

週末婚のデメリット

週末婚には、メリットもあればデメリットもあります。一番のデメリットは、やはり出費でしょう。普段の生活費が単身赴任で倍近くになっているにもかかわらず、さらに自宅へ帰る交通費もかかります。特に、子供がいる場合には、外出や外食などの出費も増えてしまうでしょう。

また、週末婚は意外にもコミュニケーション不足に陥ってしまう危険性があります。週末に会えるからと安心して、普段の連絡が疎かになってしまうのです。いざ会ってみても、１週間分の話題を一気に話すのは面倒ですし、話したかったことを忘れてしまうこともあるでしょう。

週末婚に向いている夫婦と向いていない夫婦

お互いが自立していて仕事をバリバリこなしている夫婦は、週末婚に向いています。平日は自分の思い通りに仕事に没頭できますし、週末は大好きな家族とゆっくり過ごすことができるので、ストレスフリーな生活ができるでしょう。

反対に向いていない夫婦は、どちらかが相手に依存してしまうタイプの場合です。離れていると寂しい、できるだけ一緒にいたいと考える人は、離れている時間が長ければ長いほど、束縛してしまう可能性が高いです。このようなタイプは、言うまでもなく単身赴任にも向いていません。

週末婚で注意すべきこと

単身赴任中の週末婚で注意すべきことは、相手に頼りすぎないことです。夫としては、「せっかく週末なんだからゆっくりさせてよ」と思う人も多くいるでしょう。ですが、もし子供がいるのなら、妻には夫以上の負担がかかっている可能性が高いです。

また妻は普段できなかった力仕事を頼んだり、子供の遊び相手をしてもらいたいと考えるでしょう。それは決して悪いことではありませんが、夫の疲れを癒してあげることも考えなければなりません。

一緒にいる時間は、相手への思いやりを忘れずに、お互いの状況を見ながら過ごし方を考えていきましょう。

ここまで、夫の単身赴任中の妻の思いや不安要素、メリットなどについてご紹介してきましたが、いかがでしたか？

単身赴任にはメリットもデメリットもあります。また、ふたりの性格やこれまでの生活スタイルによって、向き不向きもあるでしょう。最終的には、覚悟と強い意思を持って、夫婦２人で立ち向かっていかなければならない試練です。

単身赴任の良い面も悪い面も知ったうえで、上手な遠距離生活を送れるように、夫婦力を合わせて頑張っていきましょう。