黒いハートの意味って?素直に喜べない理由とは
しかし、いろいろな色のハートがある中で黒いハートが送られてきたとき、「何かネガティブな意味があるのでは?」とモヤモヤしてしまった経験がある人も少なくありません。わざわざ黒いハートを選ぶ意味がわかりませんよね。
世の中の人々は、どんなときに黒いハートを使っているのでしょうか。男女別に、異性に対して使う黒いハートの裏に隠された思いをご紹介します。
黒いハートの意味、実は衝撃的だった!
ですが、実はハートには色ごとに意味があるようなのです。まずは、ハートの色別の意味を見ていきましょう!
ハートは白と黒で意味が違う?
シンプルに相手に好意を伝えたいときに使いやすいのが白いハートです。「ありがとう」などの語尾にさりげなく付けると、ポジティブな印象で気持ちが伝わります。異性の友人にも、勘違いされることなくフランクに使えるでしょう。
一方、黒いハートは、好意を伝えることに加えて「白よりもかっこいいから」という理由で使う人がいます。また、サブカルチャーの「ゴス」のイメージで使う人もいます。そういった意味では、自分の個性として意識して使っている人が多いと言えるでしょう。
海外では「あなたが嫌い」
海外では、ハートは色によって明確な意味の違いがあるのをご存知でしたか?
日本では、色に関係なく好意のある人に対してハートを使う人が多いですが、実は白や黒のハートにはショッキングな意味があるのだとか。
白いハートの意味は、過去形の「あなたのことが好きでした」というもの。例えば「今までありがとう(白いハートマーク)」のような形で使われます。一見愛情のこもったメッセージに見えますが、本当の意味では「終わり」を表しているのです。
黒いハートに至っては、好意を伝えるのとは正反対の「あなたのことが嫌いです」という意味があるとされています。文章の語尾に黒いハートマークがついていたら、嫌がらせや嫌みなどの意味合いが含まれているかもしれません。
たくさんある!ハートの色の意味
その他の色のハートにもそれぞれ意味があります。
赤 :あなたを愛しています。
ピンク :あなたは可愛いです。
オレンジ:あなたが好きです。
黄 :あなたはユニークです。
緑 :あなたは面白いです。
青 :あなたが恋しいです。
紫 :あなたは優しいです。
暖色系の赤・ピンク・オレンジは、日本人にとってもイメージしやすいのではないでしょうか。赤はより深い愛情の「Love」、オレンジは好きという気持ちの「Like」を示し、ピンクは色からも想像しやすい「可愛らしさ」を表します。
黒のハートが「嫌い」を意味するのであれば、寒色系の青や紫も同じようにネガティブなイメージの意味がありそうですが、青は「恋しい」、紫は「優しい」と、どちらも相手への好意を示す意味を持ちます。
黄の「ユニーク」、緑の「面白い」というハートは、なかなか使われる機会は少なそうですね。ここで知った意味を含めて、積極的に使ってみるのもいいかもしれません。
日本では色はあまり意識されていない
海外で浸透しているハートの色の意味は、日本ではまだまだ馴染みが薄いと言えるでしょう。さらに、それぞれの色の意味の違いを理解して使い分けている人はもっと少ないはずです。
そもそもメールやLINEなどの気軽に使えるツールでは、気持ち次第で絵文字の色や形を使い分けることを面倒に感じる人の方が多いかもしれません。普段使う絵文字もだいたい限られてきますよね。
日本人は、文字や装飾よりも、文章で相手の気持ちやテンションを読み取ることを重視しがちです。使用されている言葉や言い回しから、相手の真意をうかがう人が圧倒的に多いのではないでしょうか。そう考えると、ハートの色別の意味があまり知られていないのもうなずけます。
LINEで黒いハートを使う意味&心理《男性編》
黒いハートを使うとき、そこにはどのような心理が含まれているのでしょうか?まずは、男性の意見を聞いてみましょう。
好意がある
「LINEでハート使うことはほとんどないが、気になる子に思い切って使ってみたことがある」(21歳/学生)
「彼女に『ハート使ってくれないの?』と言われて、彼女だけに使うようになった」(29歳/会社員)
好意がある相手に対して、好きという意味を込めて使用している人が圧倒的に多いようです。それにしてもなぜ、黒いハートマークを選ぶのでしょうか。
このタイプの男性の場合、ハートの色に特別な意味は含まれていません。ハートを使ってみようと思って絵文字を検索したところ、たまたま黒があったからチョイスしただけのことでしょう。赤よりも黒の方が男らしく見えるかも、と無意識にイメージしたのかもしれませんね。
甘えたい!
「頼みづらいお願いごとをするとき、ハートを使ったほうが聞いてくれそうだから」(35歳/会社員)
「黒いハート付きで『お願い』と甘えたら、『え〜』って言いながらも聞いてくれるから」(22歳/学生)
彼女にお願いごとをするときに、甘える意味でハートを使うという男性も多いでしょう。
淡々とした口調でお願いされるよりは、ハートを使って可愛らしくお願いされるほうが、女性側も「仕方ないなぁ」と言いながらも応えてあげたくなるでしょう。男性から甘えられると母性本能がくすぐられるという女性は多いので、ある程度の効果は期待できそうですね。
この場合も、ハートの色が黒だからといって、他に何か意味があるわけではなさそうです。
赤色だとあからさまなので照れ隠し
「好きだからハートを使ったほうがいいのかなと思うけど、赤のハートを自分が使うのは気恥ずかしい」(30歳/自営業)
「色のついたハートだと、その子に気があることが見え見えな気がしたのでシンプルに黒にした」(19歳/学生)
赤色のハートを使うと、あからさまに好意を表現しているように見られそうだと考える男性も多いようです。相手への好意を控えめに表現したいという照れ隠しの気持ちから、黒いハートを使うことがあるのでしょう。
赤色のハートだと気恥ずかしいという気持ちからあえて黒いハートを選んでいるだけで、「相手の女性に対してマイナスな気持ちがある」という意味ではないことは明らかです。そもそも、愛情や友情がある相手以外に、ハートマークを使おうという気にはなりませんよね。
絵文字を使うキャラは避けたい
「万が一誰かに彼女とのLINEを見られたときに、『こいつ、女に対してはこんなキャラなんだな』と思われたくないから」(35歳/会社員)
「『絵文字を多用する男子は引く』と女子が話しているのを聞いたことがあるから」(19歳/学生)
白黒のハートは「記号」であるのに対し、色つきのハートは「絵文字」に分類されます。
色つきのハートに限らず、男性は女性よりも絵文字自体を使う人が少ないのでしょう。そのため、絵文字を使う男性に対してマイナスのイメージがある人からの視線を気にして、「絵文字を使うキャラ」にならないように、色つきのハートの使用を避けている男性もいるのです。
これも、あえて黒いハートを選ぶケースではあるものの、男性の防衛手段の一つであるため、相手の女性への好意がないという意味ではなさそうです。
相手のノリに合わせている
「彼女がいっぱいハートを使うので、同じテンションで返している」(33歳/会社員)
「相手が好きだからということではなく、『まじか』︎とか『すげー』︎みたいな言葉にも黒いハートを付けて、嬉しかったり興奮したりしたときに使うかも。冗談とかネタのニュアンスも含めて普段からよく使う」(20歳/学生)
相手への好意の有無にかかわらず、女性とのやり取りの中で普段からノリでハートを使っているという男性も多いでしょう。女性同士の間で使われるハートと同じような感覚で、特に深い意味はなく使っているだけです。
この場合も、色つきのハートの絵文字だとがちゃがちゃした印象になるので、記号として使える黒をチョイスしているのでしょう。
相手の気を引くテクニックの一つ
「気軽に会えそう子には、ハートを入れて分かりやすく誘う」(26歳/会社員)
「︎気になる女の子に、黒いハートを添えて『かわいい』と褒めたり、『好きかも』と気を引いたりするときに使う」︎(33歳/会社員)
女性への本気の愛情表現というよりは相手の気を引きたいという心理で、恋愛テクニックの一つとして黒いハートを使っている男性もいるようです。この場合も、ハートの色に特別な意味はなさそうです。
しかし、受け取る側の女性は「ハート=好意」とストレートに受け取らずに、「誰にでも同じようなメッセージを送っていないか?」と少し気にしてみる必要がありそうですね。
LINEで黒いハートを使う意味&心理《女性編》
では、ここからは女性の心理を紐解いてみましょう。
好意がある
「あまり男性に対しては使わないけど、気になる人には使う」(20歳/学生)
「彼氏、父や兄弟、仲のいい男友達のLINEでは使っている」(29歳/会社員)
女性も男性と同じように、好きな相手とのLINEには好意の表れとして黒いハートを使う人がいます。ただし、恋愛感情の好意だけではなく、家族や仲の良い友人への好意を伝える意味で使う人も多いでしょう。
逆に言うと「嫌いな相手にはそもそもハートは使わない」と捉えることができるので、ハートの色が黒くても「嫌われているのかも…」と気にすることはないでしょう。
ウザがられたくない
「元彼と別れたときLINEにハートが多すぎて重いと言われたから、今はあまり使わないようにしている」(24歳/パート・アルバイト)
「絵文字が多くて目がチカチカすると言われたことがあるから、できるだけシンプルにしている」(27歳/会社員)
色つきのハートや絵文字をたくさん使ったLINEは、一部の男性に対してネガティブな印象を与えてしまうことがあります。そのため、直接男性から指摘を受けたことのある女性の中には、色つきのハートや派手な絵文字の使用を控えている人が多いようです。
このケースの場合は、たとえ相手に好意があったとしても、相手からウザがられないように配慮したいという心理から、あえて黒いハートを選択しているのでしょう。確かに、黒だと文字に紛れるので派手な印象にはなりませんね。
可愛いから使ってるだけ
「黒いハートは可愛いから」(22歳/学生)
「かわいいから。使いすぎて『はー』と打ったら予測変換で黒いハートマークが出てくるようになってる」(30歳/会社員)
黒いハートを「可愛い」というシンプルな理由で使っているケースです。この場合、好意の有無に関係なく、普段からよく使っていると言えそうです。
さらに、普段から頻繁にLINEなどで文章のやり取りをする女性にとって、予測変換ですぐに出てくる文字はとても便利です。そのため、最初に出てきた黒いハートを頻繁に使うようになるのでしょう。
ハートは本命の相手だけ
「夫には使うが、浮気などを変に疑われたりしないように他の人には使わない」(32歳/主婦)
「本当に好きな人にだけ使う」(29歳/会社員)
これまでにもご説明しましたが、そもそも日本人はハートの色をほとんど意識していません。どんな時にどんな相手に使うかが重要なのです。ほとんどの人は、色ではなく、使う場合と使わない場合を意識して、使い分けているのではないでしょうか?
ただし、ハートがついていたからといって、全てが「好意がある」というわけでもありません。中には、誰にでも気軽に使う人もいるので、ハートマークだけで女性の真意を見抜くのは難しいかもしれませんね。
勘違い防止
「以前、ピンクのハートを男性に使ったら、その人に気があると勘違いされて迷惑な猛アタックをされたことがあるから」(28歳/派遣社員)
「彼氏には赤のハート、その他は白黒のハートで区別。彼氏には『あなただけ感』を出したいし、その他の人にはその気がないことを示したい」(30歳/会社員)
相手の勘違いを防ぐために黒いハートを使っているケースです。好意がある相手には赤やピンクのハート、特に気に留めない相手には黒いハート、と意図的に使い分けているのですね。
この場合、黒いハートだからといって必ずしも「嫌い」ということではないでしょうが、「あなたは本命ではない」という強い意志表示の表れと言えるでしょう。
特に意味はない
「普段からよく使っている」(25歳/派遣社員)
「黒いハートはよく使うけど、特に何か意味があるわけではない」(34歳/会社員)
男性と違い、女性にとってはハートを使うハードルが低いのでしょう。「好意」以外にも、文章に味気がない時や、高いテンションを表す意味で使われることもあります。そのため、相手への好意の有無は関係なく、また特に深い意味もなく、黒いハートを普段使いしている人が多いようです。
黒いハートの意味は接し方で確認を!
とはいえ、やはり黒いハートだけでは、脈ありなのかどうかはっきりとは分かりません。そこで、普段の接し方も合わせて相手の真意を探ってみましょう。
相手からよく連絡がくるなら「好意」
相手からよく連絡が来る場合は、そのメッセージの中に黒いハートがあったとしても、それは「好意」である可能性が高いでしょう。
「連絡をするのはいつも自分で相手は返事をくれるだけ」といった場合は、相手が無理をしてあなたに合わせてくれている可能性があります。一度、お相手との連絡のやり取りを見返してみましょう。
一緒にいると楽しそうなら「好意」
黒いハートが送られてきても、一緒にいて相手が楽しそうなら「好意」があると捉えていいでしょう。
その黒いハートは、「ハートを使うこと自体に抵抗があるのにやっとの思いで使っているハート」だったり、「あなただけに使っているハート」である可能性があります。
また、そもそもLINEのやりとりだけでなく、実際に会ってくれること自体が、あなたに好意がある上での行動と言えます。相手から誘ってくれるのであれば、言わずもがなですよね。
相手からの連絡が少ない、そっけないなら「嫌い」?
自分から送っているメッセージの数よりも相手からの返事の数が明らかに少ない場合や、返事がそっけない場合は、今の段階で好意があるとは言い難いです。
もし、彼からのメッセージに黒いハートが含まれているとしたら、それはあなたに気を使ってテンションを合わせてくれているのでしょう。その点では、脈ありの可能性はゼロだとは限りません。あなたのことを気遣ってくれているのですから。
その場合は、少し連絡を控えてみたり、メッセージのテンションを抑えてみて様子を見るといいでしょう。あなたの一方的なアプローチに、相手は少し戸惑っているのかもしれません。
仕事や面倒ごとを押し付けてくるなら「嫌い」
仕事や面倒ごとを押し付けてくるときに黒いハートが送られてくる場合は、好意ではなく、都合の良い人だと思われているだけの可能性があります。可愛くお願いして、断りづらくしているだけかも。
「可愛い甘えとはどこか違う」「やけにヘビーなことをお願いされる」「お願いの回数が多い」と感じるようであれば、自分が「都合のいい女」になっていないか、一度冷静になって振り返ってみると良いでしょう。
他の人にも同じように接しているなら「脈なし」?
自分以外の相手にも同じように黒いハート入りで連絡をしていたり、馴れ馴れしく接している異性の存在があったりしそうなら、「脈なし」の可能性が高いと言えるでしょう。そもそも人との距離が近い人であったり、ハートの絵文字を使うことに抵抗がないだけだと考えられます。
相手の自分への接し方だけでなく、相手の他の人への接し方にも目を向けてみましょう。
黒いハートの意味はあまり気にしなくてOK?
ここからは、さらに「黒いハート」を気にしなくていい理由を掘り下げてご紹介します。それを把握しておけば、相手がどのような気持ちでメールやLINEのやり取りをしているのかが分かってくるはずです。
そもそも嫌いな相手とLINEのやりとりはしない
黒いハートの本来の意味は「あなたが嫌い」ということですが、一般的に使われる黒いハートの絵文字にそのような意味が含まれていることはほとんどありません。そもそも嫌いな相手とはLINEの交換はしないし、交換してもすぐにブロックするはずです。
LINEのやりとりができている時点で、少なくとも「嫌い」とは思われていないと考えて良いでしょう。特に男性の場合は、相手からの印象を良くしたいという心理でハートマークを使うことが多いので、むしろ好かれている可能性があると捉えてもいいぐらいです。
ハートマーク自体に特に意味がない場合も
何か深い意味があるわけではなく、普段からハートマークを使っている人も多いです。
特に女性の場合、好意の有無に関係なくハートを普段使いしている人が多いため、送られてきたハートの色が黒いからといって、その裏に何か意味があることはほとんどないでしょう。それが男性であればなおさらです。
「ここで絵文字を使った方がいいかな?」「最後にハートか何か付けないとそっけないかな」と気を使って絵文字を入れている可能性が高いため、絵文字自体に意味はないと捉え、好意があるかないかは普段の接し方で判断するのがおすすめです。
日本人ならではの気持ち表れかも
黒いハートマークの心理でもお伝えしたとおり、男性であれば「赤いハートを使うのは恥ずかしい」、女性であれば「彼にうざいと思われたくない」という心理が隠れている場合もあるでしょう。このような控えめで相手の様子をうかがうような行動は、日本人らしいとも言えますね。
海外で使われるような「嫌いです」というあからさまな表現は、日本人にはあまり向いていないのかもしれません。いくら相手のことが嫌いでも、やんわりとそれを示すだけ。誰もが知っている「嫌い」というサインを、わざわざメッセージで送ろうとする人はほとんどいないでしょう。
黒いハートでもハートはハート
日本では一般的にハートは愛情を示すものというイメージがあるので、黒いハートだったとしてもハートはハートだと考える人が多いでしょう。「本命の人にしかハートを使わない」と使い分けている人が多いように、何色であってもある程度の「好意」を示すものだと認識しておいて間違いなさそうです。
嫌いな人には、たとえ黒色であってもハートは送らないはずです。
黒いハートに一喜一憂せず冷静な判断を
この黒いハートはマイナスのケースかも?と思った人は、まずはLINEでのやりとりの様子や頻度、実際に会ったときの接し方などから、相手の心理を探ってみましょう。今の段階で好意がなかったにせよ、今後の行動次第では変わる可能性も十分にあります。
黒いハートマークのメッセージに振り回されることなく、2人の関係性を冷静に見つめてみてください。
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