「愛してる」の意味って？好きとの違いや男性の心理を徹底解説！

「愛してる」と「好き」は、同じような意味の言葉に見えます。しかし、この二つには似ているようで違う意味もあるようです。

「愛してる」と「好き」では、何がどう違うのでしょうか。ここでは、二つの言葉の意味の違いをお伝えしていきます。

「愛してる」の意味

「愛してる」は、何かに対して愛を注いでいる状態を表す言葉です。特定の人や物に対して、深い愛情や慈しみを感じているときに使用します。男女間で使われるときには、「好き」よりも深く重い印象がある言葉です。

「愛してる」も「好き」も相手に好意を伝えるための言葉ですが、「愛してる」と言い合える関係は「好き」と言い合う関係よりも、お互いのことを良く知っている関係と言えるでしょう。

「好き」の意味

「好き」は、何かを好ましく思っているときに使う言葉です。先ほどご紹介した「愛してる」よりも愛情の度合いが小さく、ちょっとした好意を持っている場合にも使用できます。

男女間に限らず、友人関係でも使用できる気軽さがあるため、「愛してる」よりも日常会話で耳にする機会が多いです。

「愛してる」と「好き」は同じ好意の感情を指しますが、微妙にニュアンスが違っています。

どのように違うのでしょうか。ここでは二つの言葉のニュアンスの違いについて詳しくお伝えしていきます。

気持ちの重さの違い

「愛してる」と「好き」は、両方とも「相手を好ましく思っている」という意味なので、気持ちの方向性は同じです。しかし「愛してる」という言葉は、より重くより深く響きます。

「好き」も同じ好意を表す言葉ですが、友達関係であっても使用できるなど、よりライトな感じで使うことが可能です。気持ちが深く重いのが「愛してる」、軽くて広いのが「好き」と言って良いでしょう。

生じる時間の違い

「愛してる」という気持ちになるには、「好き」になるよりも多くの時間が必要です。「好き」は初めて会った相手にも感じ得る感情ですが、「愛してる」は関係が深まらないと得られない感情でしょう。

つまり、「好き」はすぐにでも感じることができるインスタントな面がある感情、「愛してる」はじっくり時間をかけて育まれる感情ということです。

「好き」の方が幅広い

「好き」という言葉は、人間関係以外の場面でも使用できます。「好き」が意味するところも幅広く、「なんとなく好き」という軽いものや、「〇〇だから好き」という条件付きのものなど、様々な「好き」が存在するのです。

「愛してる」も好意を表す言葉なので、同じカテゴリーに分類されますが、大きいカテゴリーを「好き」としたら、「愛してる」は「好き」というカテゴリーの中の一部分といった解釈もできます。

「愛してる」はより深い

「愛してる」という言葉は、「好き」と同じく相手や対象に対して好意を伝える言葉です。しかし「好き」という言葉が気軽に使えるのに対して、「愛してる」という言葉は、おいそれと使うことはできないでしょう。

「愛してる」という言葉は、愛情の濃度が「好き」よりも高いイメージがあります。濃度の高い感情は簡単に作られるものではないので、「好き」よりも深い言葉であると言えるでしょう。

簡単に言えるか言えないか

相手に対する好意が「好き」なのか「愛してる」なのか区別がつかないと思ったら、簡単に好意を伝えられるかどうかを考えてみるのも一つの方法です。先ほどもご紹介したように、「愛してる」という言葉は感情の濃度が高く、簡単に相手に伝えられない傾向があるからです。

簡単に好意を伝えられるようなら「好き」、好きという気持ちを伝えるのに覚悟がいる場合は「愛してる」の可能性があります。

嫌な面を受け入れられるか

「愛してる」には、愛ゆえに相手のすべてを受け入れているニュアンスがあります。それに対して「好き」は、相手の嫌なところはまだ受け入れることができていない雰囲気が感じられます。

相手の嫌な面を受け入れたうえで「好き」だと思えるなら、それは「愛してる」という感情でしょう。嫌な面を受け入れるのは難しいけれど、適度な距離を持っていれば「好き」でいられる場合は、「好き」という感情であると推測できます。

男性のなかには、相手が愛してる女性かそうでないかで、行動に歴然とした差がでる人がいます。

では愛してる女性に対しては、男性はどのような行動をとりがちなのでしょうか。ここでは、男性が愛してる女性に取るあるあるな行動を、前後編に分けてお伝えしていきます。

二人の将来の話をする

多くの男性は、愛してる女性とは将来の話を積極的にしたがる傾向にあります。愛してる女性とは一生一緒にいることを考えるためです。

反対に、愛してない女性や遊びの女性との将来を考えることはありません。そのため、例え女性が将来の話を出したとしても、うやむやにしてごまかしてしまう可能性が高いでしょう。

彼女が辛いときは寄り添う

愛してる女性が辛いとき、男性はその女性に寄り添って支えようとするでしょう。愛してるということは、女性の様々な面を受け入れることができるということ。女性が辛そうな様子を見せていたら、あらゆる努力をして彼女を支えようとするはずです。

一方、愛していない女性に対しては、なぐさめはするものの、特に積極的に関わろうとしないことがほとんどでしょう。

彼女の嫌な面も許すことができる

人間には、良い面もあれば悪い面もあります。愛してる女性に、感情の起伏が激しいなどの悪い面があったとしても、男性はある程度までなら受け入れることができます。

「好き」という程度の感情なら、すぐに不機嫌になるなどちょっとでも残念な面を見ると、すぐに女性に興味を無くしてしまうこともあるでしょう。相手が愛してる女性の場合は、そのような嫌な面があったとしても真摯に対応しようとします。

二人でちゃんと話し合う

男性のなかには、面倒な人間関係が嫌いな人も多いものです。特に感情的な人間関係が苦手な男性の場合、しっかり話し合うということをあまりしたがりません。

しかし、愛してる女性から真剣に話をされたら、苦手な話でもしっかりと耳を傾けようとするでしょう。一方、愛していない女性とはそんな面倒なことをしたくないので、どうにかして会話を避けようとするのです。

愛してる女性に対して、男性はどんな態度を取るものなのでしょうか。後編でも、愛してる女性に対する態度や行動の特徴をお伝えしていきます。

いつも一緒にいたがる

愛してる女性とはいつも一緒にいたいと思っています。一人でいるのが好きな男性もいるでしょうが、多くの男性は、愛してる女性とは生活を共にしたいと考えるものでしょう。

お泊りしたときの買い出しやちょっとした用事などにも、一緒にお出かけしていたがる傾向があります。いつも一緒にいたがるので、女性はちょっと面倒になることがあるかもしれませんね。

彼女との予定が最優先

本命の彼女を逃がしたくない男性は、プライベートの優先順位のトップに彼女を据えます。彼女とのデートの予定を決めてから、そのほかの予定を埋めていくのです。

愛してる女性とのデートは絶対なので、それ以外の予定は入れません。また残業などで遅くなった場合でも、会社帰りに家に立ち寄るなど彼女と会う努力を怠らないでしょう。

一方、あまり愛していない女性との約束は、後回しにしがちです。友達と遊ぶことを優先したり、時にはドタキャンしたりすることもあります。

イベントごとは外さない

彼女の誕生日はもちろん、クリスマスやバレンタインデー、お正月にお花見など、イベントごとは愛する女性と楽しめる機会なので、だいたい外しません。誕生日には高級レストランを予約したり、お花見スポットを調べて連れて行ったりするでしょう。

女性が誕生日やデートの催促をしなくても、愛してる女性のためなら色々なイベントをしっかり実行します。また、彼女に楽しんでもらえるかどうかもちゃんと気にかけるはずです。

愛していない女性と付き合っている男性は、そのような恋人らしい行事を面倒だと感じることが多いようです。イベントを避けたがったり、面倒そうな雰囲気を出したりします。

彼女の気持ちを尊重する

深い愛情を抱いていない女性の意見を、男性はあまり尊重しようとしません。彼女が何かしたいと言っても、まずは自分の気持ちを優先します。

一方、相手が愛している女性の場合は、自分の希望を押し通すことなく、相手の意見を尊重して話し合うことを選びます。男性自身の幸せだけでなく、女性の幸せを望むことが多いでしょう。

どんなときも、自分だけでなく彼女の幸せも考えようとする男性は、その女性に対して本物の愛情を持っていると言っても良いでしょう。

彼氏から「愛してる」という言葉をもらったら、うれしいものですね。でも本音では、男性は何を思っているのでしょうか。

ここでは、男性が「愛してる」と言うときの本音についてお伝えしていきます。

結婚を視野に入れている

「『愛してる』と女性に言うときは、結婚を視野に入れてます。結婚を考えていない女性には言わないですから」（30代/営業）

男性が「愛してる」というときは、それなりの覚悟があるときが多いでしょう。「愛してる」と真剣な眼差しで言われたときは、将来を見据えたお付き合いをしてくれているのだと思って良さそうです。

言われたときはちょっとドキッとしてしまうでしょうが、男性の真剣な気持ちをないがしろにすることなく、女性も真剣に向き合うことが大切です。

手軽な付き合いを維持したいだけ

「とりあえず『愛してる』って言っておけば、だいたいの女性は黙りますよね。喧嘩を避けたりするのに便利なのでよく使いますよ」（20代/システム関係）

結婚を見据えて真剣な愛情を伝える男性がいるかと思えば、とりあえず女性の機嫌を損ねなたくなくて「愛してる」という言葉を使う男性もいるようです。「愛してる」という言葉が信用できるかどうかは、男性によると思った方が良いかもしれませんね。

むやみに「愛してる」という言葉を連発し、言葉にそれほど誠意を感じない時は、あまり意味のある「愛してる」ではない可能性があります。その場合は、挨拶程度の重みしかない思って、深くとらえない方が賢明です。

歯が浮くセリフに抵抗がない

「僕は昔から女性が喜ぶような言葉を言うのが得意なんです。だから、女性が『愛してる』って言ってほしそうなときに言ってますね。将来のこととかは関係ないです」（30代/美容関係）

歯の浮くようなセリフを息を吐くように言える男性も世の中にはいるものです。そんな男性と付き合ってしまうと、どんどん深みにはまってしまうことも…。真実がどこにあるかを冷静に考えることも必要かもしれません。

女性が望む言葉を次から次へと簡単に言えてしまう男性は、タイミングやムード作りもかなり上手にできることが多いです。男性が真剣かどうかを見抜くのは困難ですが、甘い言葉に乗せられ過ぎないよう気を付けましょう。

ここぞというときにしか言えない

「自分は不器用なんで、ここぞってときにしか言えないですね。というか、まだ言ったことないです！難しいですよ！」（20代/IT関連）

恋にオクテで人間関係に不器用な男性にとって、愛の言葉を女性に伝えるのはとてもハードルの高いことでしょう。こんな男性が「愛してる」なんて言ったら、一世一代の告白かもしれません。

普段絶対に「愛してる」なんて言わないタイプの男性が、意を決して「愛してる」と言ったときは、本気の告白です。女性も真剣に受け取るべきでしょう。普段あまり「好き」「愛してる」と言われていない分、きっととても幸せな気持ちになるのでは。

気持ちが盛り上がると言っちゃう

「恋愛のノリに弱いから、気持ちが盛り上がると、付き合ってもいない女性にも『愛してる』って言ってしまうことがあるんです。反省はしてるんですけどね」（30代/イベント関係）

「気持ちが盛り上がると、どうしてもノリでロマンチックな言葉を言ってしまう」という男性もいました。「ひと夏の恋」などと言いますから、こういうときもあるのでしょう。

「この男性は、愛してるってノリで言ってそうだな…」と感じたら、その後の行動もよく見ておきましょう。誠実さを感じられないようなら、その場の雰囲気に飲まれたのかなと思ってあまり深入りしないこともひとつの方法です。

ずっと一緒にいたいと思うから

「『愛してる』って言うのは、彼女とずっと一緒にいたいという気持ちが強くなったときです。すごく幸せな時間ですよね」（20代/学生）

なんというロマンチックな男性でしょうか。こんなロマンチックな気持ちを持っている男性となら、とても思い出に残る恋愛ができそうですね。

「愛してる」と気軽に言う男性がいる一方で、どうしても言えない男性もいます。

「愛してる」と言えない男性は、どうしてこの言葉を口にできないのでしょうか。ここでは、男性が「愛してる」と言うのをためらう理由についてお伝えしていきます。

「愛してる」という言葉を大切にしている

「『愛してる』なんてセリフはドラマの中でしか聞かないし、そんなに簡単に言ったらうそっぽくなっちゃうじゃないですか。簡単に言う言葉じゃないと思うんですよね」（30代/営業）

この男性は「愛してる」という言葉にかなり重みを感じているのでしょうね。「愛してる」という言葉は簡単に言わないからこそ重みがあるという考え方も、ある意味一つの真実かもしれません。

口にするのが恥ずかしくて言えない

「『好き』とか『愛してる」とか、恥ずかしすぎて言えませんよ。なんで恥ずかしいかはよくわからないですけど…。恥ずかしくないですか？」（30代/システム関係）

こちらの意見のように、「愛してる」や「好き」を口にすることを恥ずかしいと思う男性も多いでしょう。日本の男性は、女性に積極的に愛情表現をするのが苦手です。イタリアやフランスの男性のように上手に女性にアプローチするのは、まだまだ難しいのが現状です。

簡単に言ったら軽くなってしまう

「『愛してる』という言葉を簡単に言ったら、言葉の意味が軽くなりませんか？大事な言葉は大事なときに言ってこそ真意が伝わると思ってるから、日常生活で使いたいとは思わないですね」（30代/出版関係）

大事な言葉は大事なタイミングで言うから重みがある…確かにそうかもしれません。いつでも挨拶みたいに「愛してる」と使っていたら、ここぞという時に使っても「挨拶だ」と思われてしまいかねませんからね。

言うタイミングがわからない

「女性に愛情を伝える言葉って、いつどんなタイミングで言ったらいいかわからないです。恋愛経験自体が少ない自分には、かなり難易度が高いですね」（20代/研究職）

恋愛経験が少ない男性にとっては、「愛してる」と伝えるのはかなりハードルが高いでしょう。こんな言葉を自由自在に使いこなせるなら、恋愛経験は豊富に違いありません。

どんな顔して言ったらいいの？

「女性が喜ぶような言葉って、どんな顔で言ったらいいか本当にわからなくて…。ついつい笑ってしまうんですよね、照れくさくて」（30代/会計士）

大事な言葉を伝えるときに照れくさくて笑ってしまっては、雰囲気が台無しです。この男性はシリアスな恋愛の雰囲気が苦手なのでしょう。どうしても克服できなさそうなら、同じシリアスな恋愛が苦手な女性とお付き合いすると良いかもしれませんね。

関係が重くなりそうで怖い

「僕は人と深く付き合うのが苦手なので、女性に『愛してる』とか簡単に言うと、しがみつかれそうというか、恐怖を感じます」（30代/フリーランス）

女性の愛が大きくなると、ついつい引いてしまうタイプの男性なのでしょうね。また、深い関係が苦手というのは、恋愛関係に限ったことではなさそうです。この男性はライトな付き合いを維持したいので、意図的に使わないのでしょう。

世の中に愛を語る名言がたくさんあります。それだけ「愛」というのは、多くの人にとって重要なテーマなのでしょう。

ここでは、「愛」に関する名言をいくつかご紹介していきます。

戸惑えば戸惑うほど愛しているということ

「戸惑えば戸惑うほど、それは愛しているということなの。」

米国の女性作家でフェミニストの、アリス・ウォーカーの名言です。愛は突然にやってきて理屈ではない、ということなのでしょうか。自分でも戸惑ってしまうけど、それが「愛」なのだ、ということを伝える名言です。

愛は共に同じ方向を見つめること

「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。」

『星の王子様』の著者、アントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリの言葉です。互いばかりを見るよりも、同じ方向を向いて歩いていくことが「愛」という、サン＝テグジュペリらしい名言ですね。

愛とは背伸びしないこと

「愛とは、背伸びしないこと」

アメリカの女優でTVプロデューサー、オプラ・ウィンフリーの言葉です。着飾った姿ではなく、ありのままのあなたを愛してくれる、またありのままの誰かを愛することが本当の「愛」なのだ、という意味の名言です。

ほどほどに愛しなさい…

「ほどほどに愛しなさい。長続きする恋はみなそうだ」

イギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの名言です。一気に燃え上がる愛は消えるときも早いもの。長く続く恋は炭火のようにひそやかに燃え続ける、というのも一つの真理なのでしょう。

愛とは相手本位なもの

「恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの。」

日本の俳優でシンガー、美輪明宏の名言です。恋と愛の違いについて、簡潔に言い切っています。人生の格言を数々残している人物だけに、わかりやすい表現です。

愛とは信頼

「愛とは信頼。人を愛するときは完全に信じることよ」

アメリカの女優、マリリン・モンローが残した名言です。波乱万丈な人生を送り、生涯にわたって愛を追い求めた女性の言葉だけに、実感がこもっている感じがしますね。

男性によっても「愛してる」という言葉の意味や深さは違います。しかし多くの男性にとっては、「好き」よりも「愛してる」という言葉の方が、愛情の濃さや深さがあるようです。

普段、愛情表現をどれくらいしているかにもよりますが、男性に「愛してる」と言われたときは、大抵の場合、本気の愛情だと思っても良いでしょう。ただし、女性に対して簡単に「愛してる」を連発する男性もいるので、のぼせてしまわないよう要注意です。

「愛してる」と言われたい女性は、男性と愛情で結ばれた人間関係を育んでいってくださいね！