他人に興味がない人の特徴と接し方を解説！興味を持つ方法も紹介

「人が何をしていても関係ない」「人と関わる必要なんてない」。そんなふうに、他人に興味を持たないまま生きている人っていますよね。当たり前のようにそう考える人もいれば、意識して他人に興味を持たないようにしている人もいるでしょう。

中には、他人に興味を持てないことに悩んでいる人もいます。なぜ他人に興味を持てないのでしょうか。「本当は他人と関りを持ちたい」と願っている人ほど、その悩みは切実なものであるはずです。

今回は「他人に興味がない人」にクローズアップしていきます。なぜ他人に興味がないのか、他人に興味がない人とはどう接すればいいのか、そして、悩んでいる人のために、他人に興味を持つ方法もご紹介していきます。悩みを解消したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

自分にしか興味がない

他人に興味がないということは、自分にしか興味がないということでもあります。他人に興味がない人は、どんな時でも自分の状況だけを把握して、自分の考えだけで事を進めようとするケースが多いようです。よくも悪くも「自分がよければそれでいい」というスタンスですね。

これには自尊心が大きく関わっていて、自分の力だけを信じているからそうなる、という見方もできそうです。自分の望むことは自分にしかできないと考えるので、他人になにも求めなくなるのかもしれません。そして結果的に、他人には興味が示せなくなってしまうのでしょう。

対人関係で嫌な思いをした経験がある

過去に対人関係で心に傷を負った人も、他人に興味を持てなくなる場合が多いです。「人間不信」という言葉があるように、純粋な心を持った人ほど深手を負うでしょう。同じことを繰り返したくなくて、自分を守るために最初から人との関りを薄くしてしまうのです。

そうすることで、徐々に他人に何かを求めようという気持ちまで薄れていきます。自分と他人との境界線を維持して、「他人のことはどうでもいい」と少し冷めた見方をしてしまうことも。自分の殻に閉じこもり、あえて他人を見ないようにしているのかもしれませんね。

物事を達観している

他人に興味がない人の中には、対外的な問題ではなく、自分の人生観からそうしている人もいます。物事を達観している人も、他人には興味を持ちにくいとも言えるでしょう。達観とは、冷静に分析して全体像をよく見通すこと。感情よりも分析をベースにして生きるので、他人の意見を必要とはしません。

冷静に分析してばかりで人の感情を後回しにすることもあるため、「人間味のない人」といった誤解を受けやすいでしょう。ですが、本人は他人に興味がないため、周囲にそんな誤解をされてもダメージにはなりません。自分の人生観を貫いているので、他人の入る余地がないのでしょう。

自分を暴かれたくない

本当の自分を暴かれたくないと思っている人も、他人に興味を抱きにくいでしょう。自分を知られ、暴かれるということは、それだけ他人が自分の中に介入するということ。他人に介入されて「興味を持ってもらえた」「親密になった」と喜ぶ人がいる一方で、恐れ、煩わしいと感じる人もいます。

そういった事態を避けるために、他人への興味を失くし、相手から興味を持たれることも避けようとするのでしょう。人付き合いが苦手な人には多く、相手を牽制している状態です。これもまた、自分を守ろうとする手段の一つとも言えます。

騒がしさが嫌い

深い理由はなく、単純に一人で静かに過ごしたいという人も、他人にはなかなか興味を持てないでしょう。他人と関わると落ち着いた時間を過ごせないと思っているので、極力関わり合いを避けようとします。

この場合は、人付き合いに関して特別な感慨やポリシーはなさそうです。自分の時間を大事にしたいだけなのです。他人に興味を持ってしまうと、境界線を引くのが難しいと知っているのでしょう。距離を置いて深い付き合いをしないようにしようと、自分の中で決めているはずです。

まずは、他人に興味がない人の性格からみていきましょう。他人に興味がない人の性格は、いたってシンプルな性格が多いようです。あまり複雑なものではなく、自分の感情に従っているとも言えるでしょう。

他人に干渉されるのを嫌がる

基本的に、他人に興味を持てない人は、他人から干渉されることも嫌がります。自分のペースで行動したいと思っても、他人が加わると諦めなければいけない場合もありますよね。一人で行動するのが好きな人には、他人との関りはそれほど重要ではないのです。

同じように、他人への干渉も避けたがるでしょう。あまり深入りすると、自分の時間が取れなくなることを知っているからです。つかず離れずの距離感がちょうどいいと考えているのかもしれません。

会話が苦手

人と会話していても言葉に詰まってしまうというのも、他人に興味を持てない人によく見られる特徴です。会話が続かないことの最大の要因は、お互いの情報が足りないこと。あまり自分の話もしたくないし、相手のこともよく分からない、それでは会話もなくなりますよね。

何を話せばいいのかわからなくなるのは、相手の情報が足りない上に、相手の好む話がわからないから。会話が詰まった時になってやっと、相手に興味を持っていないことを痛感する人もいるのです。他人への関心の薄さは、会話力に露骨に出てきてしまうようです。

一人になりたがる

他人に興味がない人は、とにかく他人と過ごす時間が苦手です。そのため、すぐに一人になろうとします。何かと理由をつけてその場を離れようとしたり、誘いを断ろうとするので、周囲から「付き合いが悪い人」と思われてしまうでしょう。

ですが、それでも構わないと思っているのは、一人の時間が好きだから。興味がない他人と過ごすことに、意義を感じることが出来ません。「早く一人になりたい」と思っているので、他人と過ごしている間はそわそわしていることも多いでしょう。

積極性がない

積極性がないのも、他人に興味がない人の特徴でしょう。興味がないので、積極的に関わろうとする気持ちがなく、いつでも他人と距離を取っています。また、他人に興味がないと同時に「自分と過ごしてもつまらないだろう」と思っている人もいます。

マイペースに過ごしたい気持ちが強いので、暇を持て余している時でさえ、他人を誘おうとはしないでしょう。また、他人とどう過ごしていいのか分からないという人もいます。経験不足も手伝い、他人と積極的に関わる勇気を持てないのです。

次に、他人に興味がない人の仕事の面で見られる特徴をみていきます。他人と関わらずに仕事をするのは難しいですよね。家でこもって仕事をしていても、何かしらの形で他人と接する機会はあるものです。

他人に興味を持てないと、仕事上の弊害が生じやすくなります。どんな特徴がみられるのか、挙げていきましょう。

黙々と仕事をこなす

黙々と仕事をこなしてワンマンプレーになりがちなのが、他人に興味がない人の特徴のひとつでしょう。一人でこなせるという自信もありますし、そもそも自分の仕事に他人の助けが必要だと思えないのです。ある意味では、責任感が強い人とも言えるでしょう。

黙々と仕事をこなしたい人は、他人に費やす労力をなるべく増やしたくないと考えるでしょう。他人と関わると、仕事の他にもコミュニケーションが必要になってきます。そこに気を回すのが億劫なので、一人で集中して仕事をこなそうとするのでしょう。

休憩は一人

仕事の合間のホッとする休憩時間にまで気を張りたくないと考える人は、一人で休憩を取ろうとします。他人に興味がないので、誰かと休憩を共にすると、むしろ休憩時間が台無しになってしまうと考えるのです。

他人と過ごすことで、仕事の緊張感から解放されると考える人もいますよね。しかし、他人に興味が持てない人はそうではないのです。誰にも干渉されず、一人で思い切り羽根を伸ばしたいと願うので、休憩に誰かを誘うことはないでしょう。

他人の成績にも興味がない

他人に興味がないと同時に、他人の成績にも興味がありません。なので、仕事における闘争心も低く、誰かと成績を競うということもないでしょう。出世願望がないのではなく、自分の力量だけで勝負しようと考えるのです。

組織全体の士気を高めるためには、仲間内で成績を競って切磋琢磨するやり方が必要になることもあるでしょう。「あの人に負けたくない」とお互いに自分の成績を上げようとすれば、全体の成績があがるからです。しかし、他人に興味がない人は、他人の成績と自分の成績を比較しないので、マイペースを崩さずに仕事をこなしていくのです。

自分のペースで行動

他人に興味がない人の多くは、仕事の配分を自分のペースで決めようとします。そして、実際に自分のペースで行動するでしょう。他人に興味がないので、「ここはどうする？」と相談することもありません。職場で「一匹狼」扱いされている人も多そうです。

他人を頼らない分、効率よく仕事をこなそうという意志はあります。他人からのアドバイスがあった方が仕事の進みが早いと分かっていても、他人を頼ろうという気持ちになれないのです。他人との関りを面倒に思う人には、よく見られるケースでしょう。

恋愛では、当然のことながら他人との関係は必須です。他人に興味を持てない状態で、恋愛が成立するのか疑問に思う人もいるでしょう。そして、他人に興味がない人の悩みは、恋愛をきっかけに大きくなっていくこともあるのです。

他人に興味がない人はどんなふうに恋愛をするのか、みていきましょう。他人に興味が持てなくて恋愛がうまくいかないと悩んでいる人は、自分の特徴が分かれば対処の仕方が見えてくるかもしれません。

嫉妬しない

他人に興味がない人は、恋愛をしていてもやたらに嫉妬をすることがありません。そもそも興味がないわけですから、恋人と他の異性が仲良くしていても、特に不快な気持ちが湧いてこないようです。

恋人であっても、他人は他人と考えています。相手にも自由な時間があって当然だし、人間関係に口を挟む権利は自分にはないと考えるのでしょう。こういった人は、たとえ浮気をされても、文句を言うより諦める道を選んでしまう傾向にあります。

浮気しない

他人に興味がない人は、浮気にも興味がないでしょう。浮気をする人の多くは、刺激を求めていたり、恋人に不満を抱いていることが多く、その穴埋めを外に求めるようになります。他人に興味がない人は、退屈や刺激を他人で埋めようとは考えないのです。

ほかの人に比べれば恋人とは親しい間柄ですが、他人であることには変わりないので執着はなく、恋人に嫌われることを恐れて不満を口にできないということはあまりないようです。興味のない他人と浮気をするより、好きな人ときっちり話し合うことを選ぶでしょう。

束縛しない

恋人であっても、他人は他人。そんな考えがあるので、恋人がどこで何をしていようと特に気にならない人が多いです。連絡を催促することもなく、お互いに過干渉にならない恋愛を望みます。もちろん、束縛などもする気にはならないでしょう。

同時に、自分も束縛をされたくないと考えます。たとえ恋人であっても、他人にずかずかと土足で入られるようなことは嫌うのです。お互いに自由を楽しみながら交際することになりますが、あまりにも自由過ぎて、恋人にかえって不満を持たれるケースもあるようです。

恋愛そのものに興味がない

恋愛をしていてもあまりのめり込むことがないのは、もともと恋愛に興味を持っていないからかもしれません。恋人がいない期間が長くても、「早く恋人を作らなきゃ」と焦ったりはしない人が多いようです。それほど恋愛に魅力を感じないのでしょう。

恋愛をしたら、相手とは深い人間関係を築くことになります。たった一人とでも深い付き合いをすることを面倒だと感じてしまい、恋愛をする気にはなりにくいのです。そんな人は「自分は恋愛に向いていない」と潔く割り切っていて、みずから諦めている人が多いかもしれません。

自分の周りで他人に興味がない人がいる場合、どんなふうに接すればいいか悩んでしまいますよね。そもそもこちらに興味を持ってもらえないので、テンションが下がっていく一方でしょう。それでも、関係性によっては投げ出すわけにはいかない場合もあります。

他人に興味がない人とどんなふうに接していけばいいのか、対処法の例を挙げていきます。自分の状況に置き換えてイメージしてみると、わかりやすいはず。ぜひ実践してみてくださいね。

やりたいようにやらせる

相手は他人に興味がないのですから、人の言う事など右から左に聞き流しているかもしれません。そういった場合、躍起になって根気強く言い続けても、相手の心には一向に響きません。ある程度のところで言葉を引っ込め、やりたいようにやらせる方がいいでしょう。

他人に興味がない人は、何事もマイペースにこなしたいと考えています。他人から何を言われても即座には対応できないので、周囲はストレスを感じることもあるでしょう。仕事などでは一人でできる業務を担当してもらい、本人のやりたいようにやらせた方が円滑に進むはずです。

悪気があるわけではないことを理解する

自分のことしか考えていないかのような行動を取られると、他人に配慮していないと感じてしまうものです。他人の事を考えていない自分勝手な人に思えて、どうしてもネガティブな印象を抱いてしまうでしょう。「あの人はいつも自分のことばかりだ」と思うと、怒りすら感じますよね。

ですが、そこに悪気があるわけでないことも理解してあげるといいでしょう。他人に興味がない人の中には、上手に他人との折り合いを付けられない人もいるのです。「あの人は不器用な人なんだな」と理解することで、穏やかな気持ちで接していくことが出来るはずです。

「自分もあなたに興味がない」と意思表示する

その人が他人に興味を持てない理由が、「他人はみんな自分よりも格下だ」と自分を優位に感じているからなら、無理して相手にしなくてもいいでしょう。こちらも相手と同じように「あなたに興味がありません」と意思表示してしまってもよさそうです。

他人を下に見る人は、「自分は他人になんて興味がない」とやたらと主張している節があります。他人を無視をするなど、陰湿な手を取ることもあるのでわかりやすいでしょう。「自分も興味ない」とスルーすることが、相手には一番響くでしょう。

中途半端に関わらない

興味を持ってもらいたいからと親交を深めようとするのはいいですが、中途半端に関わるのは逆効果かもしれません。他人に興味がない人は、他人に心を許すこともあまりありません。距離を縮めて心を開かせようとした挙げ句、中途半端に放り出せば、相手は余計に心を閉ざしてしまうでしょう。

興味がない事柄に関心を寄せるのは、誰でも時間がかかるものです。それを考慮して、相手が自分に興味を持ってくれるまで、時間はかかるものだと思っておきましょう。なかなか興味を持ってもらえないからと自分の都合で離れてしまうと、どんな人でも関心を持ってくれなくなってしまいますよ。

ポジティブに接する

他人に興味がない人が他人と関わる時には、たいてい反応が冷めていたり単調だったりします。そのリアクションを見て、不快感を覚える人もいるでしょう。だからこそ、あえてポジティブに接してみる方法もよさそうです。ポジティブな雰囲気を出せば、お互いの間にある緊張感や不穏な空気を取り払うことも出来るでしょう。

仕事などで関わらなければいけなくなった時には特に効果的です。相手が何を考えているかわからないと、真意を探ろうとして余計なやりとりが増えたり、作業がストップしてしまうこともありますよね。明るく対応していると、探り合いをする必要がなくなるのです。

他人に興味がない人と関わりながらスムーズに事を終わらせたい時には、なるべくポジティブに接することを意識してみましょう。

何もいいことがなさそうに見える性質ですが、他人に興味がないことで生まれるメリットもあるのです。そのメリットは、他人に興味がない人自身を救うものが多いようです。そのメリットがあるからこそ、「他人に興味がなくてもいいや」と思うのかもしれません。

なぜ他人に興味がないままで平気なのか、このメリットを知れば納得できるのではないでしょうか。

周りに流されることがない

他人のことを考えてばかりで、いつも自分の主張を曲げてしまう人っていますよね。他人に興味がないと、周りに流されることがありません。自分の意思を大事にして貫くことができるので、メリットと言えるでしょう。

絶対に自分の考えを曲げない人もいますが、その場の空気を読むことができる人は、臨機応変に対応することもできるでしょう。肝心なところで周りに流されないのは、意思表示をする上で大切なことでもあるのです。

人間関係のストレスが減る

他人が気にならない分、人間関係のストレスが減るでしょう。他人と関わらなければ、良くも悪くも自分への影響はありません。その分ストレスを感じる必要がなくなるのです。

自分のことを後回しにして他人を第一に考えていると、それが自分の意思であっても不満が溜まります。人間関係で生まれるストレスは、蓄積すればするほど解消しにくくなります。他人に興味がない人の強みと言えるかもしれませんね。

不要な気苦労をしなくて済む

人間関係だけでなく、さまざまなことで不要な気苦労をしなくて済むことも、メリットに挙げられます。自分に関わることだけに関心を持っていて、他人のことは関係ないと思っているからです。仕事をするにしても、自分の思った通りにことを運ぶことができれば快適でしょう。

仕事以外の場面でも、他人のことが気にならなければ、大体は自分の思い通りに過ごせます。行きたくない集まりも、やりたくない残業も、恋人の機嫌取りも、すべてスルーできるので気が楽なようです。

自分のペースを維持できる

自分の思い通りにできるということは、自分のペースを維持できるということ。周りから急かされたとしても、自分のペースを確保できれば、ベストな状態を維持できます。

ランニングに置き換えてみると、わかりやすいかもしれません。周囲のペースを気にしてしまうと、ついついムリをして自分のペースが乱れてしまうことがあるでしょう。自分に合ったベストなペースを維持できれば、自分の能力を存分に発揮できます。

他人に興味が持てないと、デメリットが生まれることもあります。このデメリットも、他人に興味がない人自身に降りかかるものばかり。デメリットを知れば、「他人に興味を持てるようになりたい」と思うきっかけにもなるでしょう。他人に興味を持ちたい人は、このデメリットとしっかり向き合う必要があります。

それでは、他人に興味がないことで生まれるデメリットを挙げていきましょう。

相談したり頼れる相手がいない

他人に興味がないことで、他人との関わりが薄くなるのは必然です。気楽でいいと思うかもしれませんが、困ったときに相談できる相手が思いつかなくなるでしょう。誰に相談していいかも分からず、悶々と一人で抱え込んでしまうことになります。

誰かの助毛を必要とした時でも同じです。明らかに一人では切り抜けられないような時でも、簡単には他人に助けを求められなくなります。それまで一人でやってきたため、助けの求め方も分からなくなってしまうのです。

婚期が遅れる

「いつかは結婚できればいい」と漠然と思っていても、他人に興味が持てないのですから、婚活そのものにも熱心になれないでしょう。結婚は相手があってのことですから、熱心な様子が見られなければ相手もその気にはなれません。

人生で最大のイベントだからこそ、人は結婚に関して妥協しません。生涯連れ添う人を決めるのですから、伴侶となる相手に関心が持てなければ、決まるものもなかなか決まりませんよね。結果的にどんどん婚期が遅れていってしまうのです。

他人を理解する気持ちが乏しくなる

他人に関心が持てないせいで、他人を理解する気持ちが乏しくなってしまうのも、デメリットです。他人の気持ちに配慮しようとしても、どんなことが相手への配慮になるのかわかりません。空回りして終わることも少なくないはずです。

他人の気持ちを察しようとする様子がなければ、周囲は「身勝手で傲慢な人」と誤解するようになります。いくら他人に関心が持てなくても、自分の主張ばかりを押し付けてはいけません。他人の気持ちを置いてけぼりにしてしまうと、人間関係に大きな支障をきたしてしまう可能性があります。

人間関係がこじれやすい

他人に興味がない人がどんなに悪気がなくても、よくない評判が生まれてしまうことはあります。それは、人とのコミュニケーションには、親しくなろうという姿勢が求められるから。付き合いが悪いだけではなく、仲良くする気がないということで、どんどんネガティブな評判が広まってしまうでしょう。

そして孤立してしまった時に「別にそれでもいい」と開き直ってしまうと、周囲との溝はさらに広がってしまいます。人間関係がどんどんこじれて、他人とのコミュニケーションを諦めてしまうようになるので、人生において大きなデメリットとなるでしょう。

「いつまでも他人に興味を持てないのはいやだ」と思うのであれば、早速対処していきましょう。実は、他人に興味を持つのはそれほど難しいことではありません。大前提として必要なのは、他人に興味を持とうとする勇気です。

勇気があれば、努力次第で他人に興味を持てるようになるはず。他人に興味を持つための勇気を持ち、努力して、少しずつでも他人に興味を抱けるようにしましょう。

どんな方法が効果的なのか、具体的に紹介します。

積極的に挨拶をする

他人に興味を持って関わろうとするためにまず必要なのは、声掛けです。コミュニケーションのきっかけとして、積極的に挨拶をするように心掛けましょう。「他人と何を話せばいいか分からない」という人でも、挨拶であれば何も考えずにできますよね。

他人と関わるきっかけを作れば、接点ができるので次に繋げることができます。その場では挨拶だけで終わっても、今度は相手から声を掛けてもらえるかもしれません。他人と関わることに臆する気持ちがなくなれば、自然と相手に興味を持つことができるでしょう。

話をするときは聞き手に回ってみる

自分にしか興味が持てない人は、他人と話す時に一度聞き役に回ってみてもいいかもしれません。自分の話をしたい気持ちを抑えて、相手の話に耳を傾けます。最初は「聞くだけなんてつまらない」と感じても、話を聞いているうちに関心の持てる話題になることも。

他人に興味が持てない時、無意識に相手の価値を引き下げてしまっていることもあります。相手の話に興味がないだけではなく、話を聞いても意味がないと決めつけてしまうと、いつまでも自分中心の考え方になってしまうでしょう。聞いてみないと、実のある話かどうかもわからないものです。

他人の動きをよく観察する

他人に興味を持つためには、他人をよく観察して、その真意を探ってみることも大切です。「なぜあんなことをしたんだろう」「自分ならこうするのに」と他人と自分を比較することができれば、それは他人に興味を持つことができている証拠。

他人と自分の違う点や共通点を探して楽しむのもいいでしょう。周りをよく観察して、相手が何を考えているのか気にしてみるのも、相手に大きな関心を寄せることになるのです。

相手の立場になってみる

いつも自分のことばかり考えている自覚がある人は、時には相手の立場になってみましょう。他人に興味がない時には、相手の考えが読めていないものです。逆を言えば、相手の立場になって何を考えているか知ろうとすれば、他人に興味を抱いているということになるのです。

相手の立場になるのは、実はとても難しいことです。どうしても主観が先に立ってしまうので、自分の考えを押し付けやすくなります。なので、意識的に自分の考えは別に置いておいて、相手の立場で考えを探る癖をつけるといいでしょう。

普段しないことをしてみる

他人に興味を持ちたいからといって、必ずしも他人と関わらなければいけないわけでもありません。人付き合いが苦手な人であれば、他人に声をかける勇気もなかなか出ないでしょう。そんな時には、自分の中の意識を少しだけ変えてみましょう。

普段の自分なら絶対にやらないようなことを、あえてしてみるのです。自分らしくないことをすると、自分の価値観に違和感が生じます。その違和感を知ることが大切なのです。このような経験をたくさんしていると、他人と関わるきっかけができた時に、相手に興味を持ちやすくなるでしょう。