キスの唾液がおいしいと相性抜群？唾液でわかる男女の相性を解説！

男性は本当はキスを飛ばしたい!?

『女医が教える　本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』（宋 美玄）では、男性の性衝動について以下のように書かれています。

「好きな女性を前に抑えきれない欲望を感じるのは、おかしなことではありません。でも、暴走しそうになったら、次のことばをこっそり唱えてください。『エロスの前には、必ずロマンスを！』

セックスの前の会話がいかに大事かは前項で解説しましたが、手をつなぎ、ハグをして、キスをする……。こうしたロマンチックな行為のひとつひとつが、〝本当に気持ちのいいセックス〟の大事な土台となります。」

つまり、男性は性衝動に駆られると、キスをスキップしてしまいたくなるようです。そういった気持ちを抑え、女性に嫌われないようムードを作り上げるためにキスをする場合もあるのでしょう。

だとすると、激しいディープキスは男性の性衝動の表れなのかもしれません。今すぐにでも押し倒してしまいたい気持ちを必死に抑え込みながら、ムードを作るためにキスをしているとも言えますよね。

こういうとき、女性は心から求められているわけですから、嬉しく感じてしまうでしょう。

キスをするとストレスが減るって本当？

彼氏とキスをすることで、「セロトニン」という幸福感をもたらすホルモンが分泌されています。セロトニンはストレスを軽減するホルモンとして有名ですよね。

実は、キスでストレスが減るといわれている理由は「セロトニンの分泌」だけではないようです。『「なるほど! 」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』（ゆうき ゆう）では、次のように解説しています。

「キスは、カップルの愛情を確かめ合う、コミュニケーションの一つです。キスをすれば、自分自身が快感を得ることはもちろん、相手に快感を与える喜びも味わえます。

また、キスにはカップルにとってうれしい効果があるといわれています。

たとえば、恋人やパートナーとキスをすると、コルチゾールとよばれるストレスホルモンが減少することがわかっています。

つまり、キスにはストレス解消効果もあるということ。ある研究では、毎朝『行ってきます』のキスをする男性は、そうでない男性より約5年長生きするという結果も出ています。」

キスをすると、セロトニンが分泌されるだけでなく、ストレスホルモンを減少させる効果があるとのこと。パートナーとキスをすると長生きするという説も興味深いですね。

こうした幸福感をもたらすホルモンなども関係し、「キスをして唾液が美味しく感じるから相性が良い！」と思うのかもしれません。

唾液を確かめようとむさぼるキスはしないで！

『モテる男は知っている　女が夢中になるセックス』（桜木ピロコ）には、以下のような内容も書かれています。

「キスで女性を濡らすには、色々とバリエーションをつけることが大切です。

ただ、やみくもに口の中を舐めまわされたり、舌を思いっきり突っ込んだりするキスは人気がありません。

（中略）どんなに対象の女性を愛おしいと思っても〈食べてしまう〉ようなキスは避けて下さい。」

女性がされて嬉しいディープキスは、女性を優しくいたわりながらも、男性自身が自分の性衝動を抑えることがギリギリできていないような、情熱を感じるキスです。

そのため、女性への愛が感じられない闇雲に激しいディープキスは、あまり好きではありません。

どんな時でも「私を愛しているから優しくしてくれているんだ」と実感できると、女性は嬉しくなります。

キスの相性でセックスの相性もわかる？

キスをすることで幸せな気持ちになれるとはいっても、相手は誰でもよいわけではありませんよね。

『SHIMIKEN's BEST SEX 最高のセックス集中講義』（しみけん）では、「唇は「第二の性器」とも言われます。」と、キスの相性に関して次のように解説しています。

「サルのお尻は赤いことで知られていますが、人類がまだサルだったころ、お尻の赤さで発情期を示していました。

しかし、二足歩行になってお尻が見えなくなり、発情期がわかりにくくなったため、唇が赤くなったと言われています。唇を縦にしてみると、すごく女性器に似ていますよね。（中略）

人によっては『性行為はしてもいいけど、キスは好きな人としかしたくない』と言う人もいます。それだけ人はキスに思い入れがあるのです。

キスをするだけで、その相手との相性がわかり、キスをしてイヤではない、もしくは予想以上だとなれば、その後のセックスはすばらしいものになるでしょう。」

セックスよりもキスを大切にしている人もいるほど、そして、キスだけでも相手との相性がわかるほど、キスは重要な行為ということですね。

キスをすることで幸せな気持ちになれるとご紹介しましたが、もちろん誰とでもその気持ちが味わえるわけではありません。幸せな気分にしてくれる相手のことを、精一杯大切にしたいですね。

＜参考文献＞
『女医が教える　本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』（宋 美玄）
『「なるほど! 」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』（ゆうき ゆう）
『モテる男は知っている　女が夢中になるセックス』（桜木ピロコ）
『SHIMIKEN's BEST SEX 最高のセックス集中講義』（しみけん）