あなたの周りにもいる?「キザな男」
では「キザな男」とは、一体どんな男性のことを言うのでしょうか。キザな男性の言動や、しばしば特徴として見られる要素を探っていきます。
どんな男性のことを言うのかがわかれば、「これってあの人のことじゃない?」と身近にいる男性の顔が思い浮かぶかもしれませんね。
そもそも「キザ」ってどういう意味?
「キザ」という言葉はテレビや映画、小説などでおなじみですが、実際にどのようなことをキザというのかが、イマイチよくわからない人も多いかもしれません。おそらく「こういう人のこと」という定義が曖昧だからでしょう。
「キザ」は漢字で「気障」と書き、二通りの意味があります。ひとつは服装や言動などが気取っていて、それが嫌な感じを与えるケース。もうひとつは、気にかかることや心配なことです。
キザという言葉を使うのは、圧倒的に男性の服装などの見た目や言動を言い表すときです。もうひとつの理由である、気がかりなことや心配なことを表現するときに「キザ」という言葉を使うケースは、ほとんどなさそうですね。
キザはネガティブな言葉だった!
ダンディな俳優さんに対して、褒め言葉として「キザ」が使われることもよくあります。彼らは役者ですから、キザなセリフを口にしても格好よく決まります。だから「キザ」をポジティブな意味合いで使ってもしっくりくるのでしょう。
しかし、キザという言葉には、もともと「不快な感じを起こさせること」という意味もあったようです。たしかに現在でも、「不快」というほどはないとしても、ネガティブなニュアンスがありますよね。かつては今以上に、ネガティブな意味合いの言葉だったのかもしれません。
キザな男の特徴《態度編》
自分に酔うナルシスト
女性なら誰もが「うんうん」とうなずいてしまうのが、「自分自身に酔っている」という特徴です。ナルシストという言葉は、自己愛や自己陶酔を意味する「ナルシシズム」が語源で、「ナルシシスト」が本来の言い方です。
自己愛がとりわけ強かったり、簡単に自己陶酔に浸る人のことを、心理学においてはナルシスト(ナルシシスト)と分類します。
自分自身を強く愛し、自分で自分に酔っている状態だと、自分の振る舞いがすべてかっこよく思えてしまいます。キザな振る舞いをする自分に「かっこいい…」と惚れ惚れしているわけですから、周囲の人から「自分自身に酔っているナルシストだ」と思われるのも当然ですね。
壁ドンしがち
一時期、テレビドラマや映画で大流行した「壁ドン」。「一度はされてみたい」と想像しながら、好きな俳優さんの壁ドン演技に胸キュンしていた女性も多いことでしょう。
ナルシストにとって自分以上にいい男はいないのですから、「僕に壁ドンされて嫌な気分になる女性はいるはずがない」のが大前提。そこで、彼女だけでなく職場の同僚や後輩、はては年上であっても、「女性」と「壁」の組み合わせがあれば、チャンスとばかりに壁ドンしようとします。
「俳優さんみたいに格好よく決まるはずないのに、キザな人だなあ」と苦笑いできているうちはいいですが、ことあるごとに壁ドンで仕事の邪魔をされると、そのうち本気で怒り出す女性もいるかもしれませんね。
鏡や窓ガラスで常に自分をチェック
キザな男は、いつも自分が周りからどう見られているかを気にしています。そこで、街中を歩いていて鏡があれば、ちょっと覗いてヘアスタイルが崩れていないかを確認するのに余念がありません。
全身を映し出す窓ガラスがあれば、立ち止まって入念に全身をチェックするといった具合に、常に自分の容姿を気にしているのがわかりやすい特徴です。
もし「どんな行動をしたらキザな男だと感じるか?」というアンケートをしたら、女性の多くが「自分の見た目を常に気にして確認していたらキザだと思う」と答えるでしょう。
とはいえ、女性が同じような行動をしても、単に身だしなみを整えているだけに見えるはずです。キザな男性本人は、「『外見ばかり気にしてキザなヤツだ』と思われるのは心外だ」と感じているかもしれません。
流行は無視!俺様流ファッション
キザな男は、自分の見た目を常に気にしているだけに、最先端のファッションを追いかける傾向が顕著です。けれど、中には「流行なんて一切関係ない」と考える男性もいます。いわゆる俺様タイプです。
自己陶酔が激しく、「どんな格好をしても常に自分はかっこいい」という前提が本人の中で成り立っていることから、自分自身がもっとも好むファッションで押し通すことになります。
「これが自分にはいちばん似合う」というゆるぎない自信を持っているだけに、流行などお構いなしの俺様流ファッションは、見た目がド派手になるといった、ドン引き要素が多いのが特徴です。
キザな男の特徴《内面編》
続いては、キザな男の内面に目を向けてみましょう。
話すのは自慢話オンリー
こちらは見た目のとおりの内面的特徴で、「世界は自分のために回っている」と考えているパターンです。どんなできごとも自分にとってよい方へと解釈してしまうため、彼らの話を聞いているとすべて自慢話に聞こえてくるのが特徴です。
「こんなことをよく自慢できるなあ…」と感心するようなことまで自慢話にしてしまうのは、もはや一種の才能と言えるでしょう。普通の人ならとても自慢にできないようなことを、とうとうと自慢話にして話せるのですから、発想が豊かであるとも言えそうです。
ただし、話すことは常に自らの自慢話だけというのであれば、早々に周囲の女性から避けられることになるでしょう。
実は寂しがり屋
キザな男性がその言動で周囲の人を惹きつけようとするのは、実は寂しがり屋な内面の裏返しでもあります。
常に周りの人たちにかまってもらえていないと寂しがったり、あるいは不安になったりと、その見た目や行動が内面とは違うことがしばしばあるのです。
一人でいるのが寂しくて、いつも誰かに見ていてほしいと思っています。その気持ちが、人目を引く奇抜な服装や行動につながっているのです。いわゆる「かまってちゃん」なので、誰からも相手にされないと辛くて仕方がありません。
「誰からも相手にされないような寂しい状況にはなりたくない!」と切実に思っているため、周りの注目を集めようとして、キザな男を演じていることもよくありますよ。
女心の機微を読むのが上手
自己陶酔に浸ってさぞかし自分のことだけを考えているかと思いきや、実はキザな男は女心の機微を読むことに長けているのが特徴です。
日本人男性はもともと照れ屋で「わざわざ愛情表現しなくても、彼女はわかっているだろう」と考えがちですが、女性は言葉にして言ってほしいと思うもの。「付き合ってるんだから好きに決まっている」と彼に言われたとしても、確証が持てないと感じたことは、女性なら誰しもありますよね。
しかし、キザな男はくさいセリフを言うことに抵抗がない上に、女性が言われてうれしい言葉が何かを知っています。タイミングもばっちりなので、「キザなセリフを言ってくれるところが好き」と思う女性は少なくないでしょう。
甘えん坊というギャップも
女心を読むことに長けているだけあって、キザな男は甘え上手でもあります。そもそもくさいセリフを言葉にして伝えることに抵抗がないため、ここぞという時に巧妙に甘えてきます。
俺様流ファッションに身を包み、壁ドンで自己陶酔に浸っている様子を見て、「いい加減うんざり」と感じているところへ、予期せぬ弱さをさらけ出されたり、甘えられたりすると、「こんなギャップがあったなんて」とコロリと見方が変わってしまうことも少なくありません。
ギャップ萌えは、男女問わず異性をとりこにする大きなきっかけですが、キザな見た目とは裏腹な甘えん坊な姿が、女性を萌えさせると言えるでしょう。
思わず赤面…キザなセリフ集《脈あり編》
「生まれ変わっても君と一緒にいたい」
キザな男性は言葉にして伝えることが上手で、一種の才能と言えます。「生まれ変わっても君と一緒にいたい」と言われたら、赤面するよりもむしろ、純粋に嬉しいと感じる女性の方が多いのではないでしょうか。
言葉にするのが苦手な口下手な男性でも、何とか勇気を奮い起こせば言えそうなセリフなので、「キザ度」という点ではまだまだ序の口と言えそうです。
ただし、キザな男が口にする場合には、真剣に言っているのかそれとも口先だけなのか、判断できるようにしておいた方がいいでしょう。
「全力で君を守るよ」
令和の時代の皇后陛下となられた雅子様は、当時皇太子だった徳仁殿下からのプロポーズの言葉として「『僕が一生、全力でお守りしますから』とおっしゃっていただきました」とメディアに明かされたことが、よく知られています。
天皇陛下の実直な性格から発せられたこの言葉が、雅子様の決心を固めたことは疑問の余地なしですし、実際にどんな時も全力で守ってこられましたよね。
そんな真摯な言葉ですが、これがキザな男の口から出た場合、女性の反応はふたつに分かれるのではないでしょうか。くさいセリフに素直に感激する女性なら思わず赤面するセリフですが、見た目や普段の行動を知っている女性には「信憑性がない」ととられそうです。
「世界中を敵に回しても君を愛し抜くよ」
「世界中を敵に回しても君を愛し抜くよ」なんて言われたら、「そこまで愛してくれているの!」と感じて、嬉しさに顔が上気してしまいそうです。
こんなスケールの大きいセリフを堂々と言ってしまえるのが、キザな男の最大の特徴ですが、本人としてはいたって普通のこと。そのため、かなり常識からかけ離れていることにまったく気づいていないことがしばしばあります。
それだけに、女性側の好きという気持ちが強ければ強いほど、まるで正義のヒーローから愛されているような気になって、思わず赤面するセリフになるでしょう。
「君の瞳に乾杯」
雰囲気のいいレストランやバーでドリンクが出てきたときに、「君の瞳に乾杯!」と言ってグラスをカチンと鳴らされたら、うれしくて赤面してしまう女性もいるかもしれません。
このフレーズは、1942年に製作されたアメリカ映画『カサブランカ』の中に登場する、非常に有名なセリフです。
二枚目俳優として大人気だったハンフリー・ボガートが、同じく絶世の美女と言われたイングリッド・バーグマンを相手に言ったこのセリフ。別れることになった2人が、お互いにまだ愛していることを思い出させる曲「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」も大ヒットしました。
ムード満点のシチュエーションで言われたら、思わず赤面してしまいそうですね。
思わず赤面…キザなセリフ集《ドン引き編》
わかるようでわからない「僕の太陽になってくれ」
「生まれ変わっても一緒にいたい」など、ムードを演出するために映画の中のセリフを口にするのは、どういえば女性が喜んでくれるかを考えてくれているからだとも言えます。
その点、「どういう意味?」と首をかしげるようなセリフを言われると、思わずドン引きしてしまう女性は多いはず。
「僕の太陽になってくれ」と言われたら、「何となく言いたいことはわかるけど、なんでそういう言い方になるかな」と引いてしまいそうです。このように、どういう意味なのかを女性が考えないといけないようなセリフは、ドン引き要素満載ですよね。
ちょっと怖い?「君は僕の運命の人だ」
映画やドラマでなら、「君は僕の運命の人だ」と男性に言われる女性を見て「いいなあ、こんな運命の出会いをしてみたいなあ」と思えるでしょう。
けれど、これを目の前で実際に言われたとしたら、「そこまで思われていると、うまくいかなくなった時が心配」という思いが頭をよぎる女性も少なくなさそう…。
「運命の人だ」と思うほどの強い気持ちはしばしば執着に変わる可能性があるため、ちょっとした怖さがあるのは否めません。「実際に言われてみたら、かなり引いた」ということになりそうです。
「最後の恋にさせてやる!」にはあとずさりするかも
俺様なナルシストが言いがちなセリフですが、かなり芝居がかっていて、自分に絶対の自信を持っているからこそ口にできる言葉ですよね。自信満々に言われたら「ちょっと待ってよ」とあとずさりしてしまいそう。
恋は、お互いが同じ立場に立ってすることも大事です。「させてやる」という威圧的な言葉にドン引きしてしまい、好きだった気持ちが一気に冷めてしまうことも考えられます。
普段から俺様キャラなら「また言ってる」で済むかもしれませんが、それでも強い口調で言われると抵抗を感じそうです。
こっちに丸投げ?「僕を幸せにして!」
赤面ではなく、思わず唖然としてしまいそうなのが「僕を幸せにして」というセリフ。「『僕が幸せにするよ』とか『一緒に幸せになろう』とかじゃなくて?」と、思わずツッコミたくなる女性がほとんどでしょう。
最近はプロポーズの際に「君を幸せにするよ」ではなく、「一緒に幸せになってほしい」とか「一緒に幸せになろうよ」といった言い方をする男性が多くなっているようです。
自立した女性が増えたとあって、フラットな関係を望む女性の心理を考慮してということもあるでしょう。それにひきかえ「僕を幸せにして」というセリフは、キザというよりは幼さが全面にでてくるところがドン引きです。
「キザな男」と「紳士」の違いとは?
下心があるかどうかで区別がつきました
「同じ部署の一年先輩の男性は、女性が重いものを持っているとさりげなく手から奪い取っていくような人。『紳士だなあ』とうれしくて友人に話すと、『下心があるんじゃない?』と言われて大混乱です。
けれど、付き合っている女性と結婚間近だと聞いて、やっぱり紳士だった!と確信。結婚後も変わらない紳士的なふるまいに胸キュンしながら、人として尊敬しています」(26歳/女性/経理職)
女性に気を使わせることなく、さりげなくフォローできるのが「紳士」であるのに対して、優しさアピール全開で、周囲にわかるようにフォローするのが「キザな男」。女性に手を貸しているときの態度を見ていると、下心のありなしも見えてきそうですね。
自分と相手どちらを優先するかで一目瞭然
「『紳士は常にレディファーストだよ』と言って、ドアを開けて先に女性を通すのに余念がない、同じ職場の男性。ある日、会社の非常ベルが鳴り響き、火事?と思ったら、ドアの近くにいた私を押しのけて一目散に出て行きました。
単なる誤作動だったことが判明し、戻ってきたときのバツの悪そうな顔と言ったら。いざというときこそ、女性を優先させるのが紳士ですよね?単なるキザ男だと露呈した男性に、おもいきり冷たい視線を浴びせてやりました」(25歳/女性/銀行員)
みんなが逃げ出したい場面でも、相手を優先できるのが本当の紳士です。いざという時に行動が伴わないのであれば、口先だけのキザな男であることは確実ですね。
優しさがどこに向いているか
「とにかく犬好きで、散歩しているのを見かけたら声をかけずにはいられない彼。リードがきちんとつけられていない犬を見つけたときは、『直していいですか?』と猛ダッシュで行っちゃいました。飼い主のおばあちゃんに感謝され、照れている姿が紳士的でした」(28歳/女性/介護職)
紳士は、相手の容姿や年齢、さらには異性か同性かの区別なく、優しさを向けることができます。お年寄りや動物にも優しいのであれば、心根の優しい紳士でしょう。
キザな男は、美人にだけ親切なのがお決まり。容姿がそれほどでもない女性や、年配の女性のことは知らんぷりです。紳士が誰にでも優しいのに対し、キザな男は相手によって態度を変えるため、その様子には嫌悪感すら覚えますよね。
人のことをどう言うかが一番わかりやすいかも
「子供のころからやたらと正義感が強い幼馴染みは、人の悪口が大嫌い。自分が言うのもイヤなら、人が言っているのも許せません。その結果、ついたあだ名が『正義マン』。彼のおかげで、クラスにいじめはまったくありませんでした」(24歳/女性/IT職)
紳士は、誰かを悪く言うことで自分をよく見せようという気がありません。むしろ、積極的に人の良いところを見つけて、褒める懐の広さを持っています。
対するキザな男は、常に自分がいちばんであることが大前提。自分よりもハンサムだったり、仕事ができる男性がいたら、あれこれと悪口を言い始めます。人ことをどう言うかで、紳士とキザの線引きは簡単にできそうです。
キザなセリフを言われた時の正しい対応は?
最高の笑顔を見せて華麗にスルー
心の中では、キザなセリフに苦笑いやドン引きしていたとしても、それを言葉や態度に出すのは控えた方がいいでしょう。
たいていの場合、周りの人に認められたいという気持ちが、キザなセリフとなって口を突いて出ているので、下手に言葉を返して「プライドを傷つけられた」と思われると面倒です。
言葉はしばしば誤解を生む原因になりがち。そのため、あえて話をせずに、最高の笑顔で返すのがおすすめです。これ以上は無理というほどの笑顔を返せば、どんな男もイチコロです。言葉がなくてもまったく気にしないでしょう。
むしろ話さないことで、笑顔が最大級のインパクトを与えられるため、スマートなスルー方法とも言えます。
「ありがとう」で押し通す
何か話さないといけない状況だったら、とにかく「ありがとう」で押し通すのもいいでしょう。
「今日はいつにも増して素敵だね」と言われたら「ありがとう」、「何か手伝おうか?君を助けるために僕はいつもそばにいるよ」なんて言われても、「ありがとう」で通用します。
手伝ってもらったら助かるときは手伝ってもらい、その後は「ありがとう」でOK。断るにしても、「これくらいなら自分でできるから大丈夫。ありがとう」なら角も立ちません。
いくらかフレーズを付け加える必要はあるものの、基本的に感謝の言葉で締めくくれば、どんなセリフにも対応できる万能な答え方になります。
ビックリしたリアクションをしてみる
キザな男性の口から、いつどんなセリフが飛び出してくるかわかりません。時には「ありがとう」や笑顔だけでは切り抜けられないシチュエーションもあるかも。そんな時は、ビックリしたリアクションもおすすめです。
何しろ、相手は女心の機微を読むことに自信を持っていますし、何を言えば喜んでもらえるかや驚かせられるかを、いつも考えているといってもおかしくありません。ビックリしてみせれば、「自分の言ったことに驚いてくれた!」と満足させられることウケアイです。
「よくそれだけ思いつくなあ」と感心するほどいろいろなセリフを口にする男性が相手なら、ビックリするリアクションでかなり対応できます。
キザな男性のノリに合わせる
日本人男性はシャイな人が大半ですから、欧米の男性のように歯の浮くようなセリフを次々と口にできるキザな男性を、エンターテイナーととらえてみるのもよさそうです。
まるで映画の主人公のようなセリフを言われたら、同じノリで楽しんでしまうと喜ばれそう。ただし、ノリノリでついていける人ならいいですが、「あのノリに合わせるのは疲れる…」と思う人はやめておいた方が無難でしょう。
「こうなったら一緒に楽しんじゃえ!」と思えるのなら、くさいセリフも「次は何を言ってくるかな?」と前向きに受け止められそうです。
【番外編】キザなキャラ代表!怪盗キッドのセリフ集
タダモノでないから言える「ただの魔法使いですよ」
ポーカーフェイスに紳士的なふるまい、何をさせてもパーフェクトな怪盗キッドですが、実はお調子者で三枚目という意外な顔も持っています。そんな彼が、「ただの魔法使い」であるわけがありません。
タダモノでないからこそ言えるセリフであって、自信満々ながら謙遜するという、キッド特有の紳士的な一面がよく表れている一言です。
怪盗キッドならOK「俺は完璧主義者なんでね」
さまざまな人物に七変化するのが、怪盗キッドのもうひとつの魅力です。そんな彼が口にすれば、「俺は完璧主義者なんでね」というセリフもいたって普通に聞こえてしまいます。たしかに、怪盗キッドはいつでもどんな時も完璧。このセリフはまさに「彼だからOK」の、胸をときめかせてくれる一言です。
「月下の淡い光のもとでお会いしましょう」
ファンの中では「胸キュン必至」と言われているこの名言、当然のことながら女性に向けて言われています。「ではお嬢さん」と呼びかけ、ロマンティックな月下の淡い光のもとで会おうと言っておきながら、その時は「またいつか」と曖昧にしているのです。
「いつまた彼に会えるの?」と女性に期待を抱かせるには十分すぎるセリフで、胸キュンが止まりません。
究極の名言!「たとえそれが人の心だとしてもね」
探偵のふりをしていたキッドが、自分は実は探偵ではなく、怪盗だと告げるシーンでの一言。探偵だと思っていたのが実は怪盗だったとわかれば、たいていの女性が嫌な気分になりそうなものですが、そうならないのはキッドだからこそです。
「怪盗は盗むのが仕事」とうそぶいても、そのあとに続くこのセリフで女性のハートをわしづかみにするあたりはさすが。作品中ではコナンに惹かれる女性がほとんどですが、怪盗キッドのキザな魅力に心を掴まれた女性ファンにとっては、究極の名言となっています。
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