そもそも「ウブ」とはどういう意味?
しかし、そもそも「ウブ」ってどんな状態なのでしょうか。
なんとなく皆が使っている感じから「恋愛に慣れていない様子」を示す言葉だとは分かりますが、あまり詳しく知らない人も多いはず。ということで、「ウブ」について掘り下げてみましょう!
そもそも「ウブ」とは?
「ウブ」や「うぶ」とカタカナやひらがなで書かれることが多いですが、実は漢字では「初」「初心」などと書きます。一般的に「ウブだね」というときには「(恋愛の)初心者なんだね」という意味になりますね。
具体的には、たとえば恋バナを避けてしまうとか、異性と喋るときに赤面してしまうといった様子を「ウブ」と言います。あくまで慣れていないことを指す言葉なので、批判でも称賛でもありません。ただ、ある程度大人になってからこれを言われると「未熟だね」と言われているのとほぼ同じなので、馬鹿にされていると解釈する人もいるかもしれませんね。
言われると傷つく女性も
多くの女性は、ウブだといわれたときに肯定的に受け取るようです。少なくとも、ウブとは逆に「男慣れしてるね」と言われるよりは良い評価をされた気になりますよね。
ただ、ウブだといわれると「垢抜けていない」という批判として受け取る女性も。大人な女性だと思われたい人にとっては傷つく言葉だといえるでしょう。
「ウブだな~」と思われる反応・仕草4選
では、どんな反応や仕草をするとウブだと思われるのでしょうか。
目が合うと赤くなってそらす
顔が赤くなるのは自分ではコントロールできませんよね。もともとの体質によりますが、顔が赤くなりやすい人は、緊張した時に赤くなるのを自力で抑えることができません。そのため、顔の色で緊張しているかどうかが周りにばれてしまうのです。
つまり、異性と目が合ったとたんに顔が赤くなったら、それは異性に対して緊張しているということ。これは恋愛経験が少なくウブな証拠ですね。
さらに、その目をすぐに逸らしたらもう言い逃れはできません。異性に慣れていないのが周囲にすぐばれてしまうでしょう。
下ネタを避ける
これはどちらかというと女性に多い行動です。ウブで恋愛慣れしていない女性は下ネタに対する耐性がないため、そういう話題を避けようとします。これは、女子会などを好まない理由の1つでもありますね。
一方、男性にはこういう人は少なめ。もちろんゼロではありませんが、女性ほど顕著ではありません。女性の前では黙りこくってしまうウブな男子でも、男同士の集まりでは下ネタで盛り上がることも多いです。
手が触れると慌てて謝る
何かの拍子にうっかり手が触れたらどうしますか?ただ手が当たっただけなのですから、一言「あ、すみません」くらいで良さそうなものですが、ウブな男女にとってこれは一大事です。まるで汚いものでも触らせてしまったかのように、大慌てで謝罪します。
素直に喜ぶ
デートのときにすごく楽しそうだったり、プレゼントを渡した時に素直に喜んでくれたりすると「ウブだな」と思う人は多いです。
やはり何事も慣れていないほど気分が高揚しますよね。男女問わず、こういう素直な態度は好まれる傾向にあります。
【男性編】ウブの特徴6選
まずはウブな男性の特徴について見ていきましょう。
恋愛に奥手で慎重に行動する
ウブな男性は、当然恋愛経験が少ないです。これまで一度も彼女がいたことがないケースも多いでしょう。
そのため、恋愛に対して非常に慎重です。嫌われるというリスクを考えたら、簡単には好きな人に話しかけることはできませんし、振られるリスクを考えたら告白するのも非常に勇気がいります。恋愛に慣れた男性なら、振られても次へ行こうと思えるのでしょうが、ウブな男性はその都度真剣そのものなのです。
結果的に、ウブな男性の恋愛はなかなか進みません。恋心に気づかれることさえなく終わってしまうこともしばしば。これを乗り越えられるかどうかが、一生ウブかどうかを隔てる壁と言えそうですね!
軽いボディタッチにも照れてしまう
「ちょっと手が触れただけでドキドキする」さて、これは何のシーンでしょうか。学園ドラマの恋愛シーンなどを思い浮かべるかもしれませんね。つまり、これは中学生や高校生といった、恋愛経験が少なくウブな人に見られる傾向だということです。
しかし、このウブな反応が学生に多いことだからといって、大人がしないわけではありません。あまり恋愛経験を積んでこなかった男性の中には、いい大人になっても少し女性と触れただけでドギマギする人がいます。年をとっても、女性と関わらないと恋愛にウブなままなのですね。
女性の前で口数が減る
男同士では堂々としゃべれるのに、女性を前にすると途端に黙ってしまう人がいます。これもウブな男性に見られる特徴ですね。
好きな人の前では確かに緊張するかもしれません。しかし、ウブな男性は相手が女性だというだけで緊張します。極端な例を挙げると、相手がコンビニの店員でも緊張するのです。
女性の頼みは聞く
女性の前で緊張するウブな男性は、要するに相手の女性に嫌われるのが怖いと思っています。女性経験が少ないので、女性から向けられる感情になれていないのです。
そのため、女性から何か頼まれたら真剣に聞きます。それに応えられるかどうかで、女性の中での自分の評価が大きく左右されると思っているからです。
たとえば、デートに行くことになったら、できる限り女性の希望を聞くでしょう。単に自分でリードできないからというのもありますが、慣れない分必死にやってくれることが多いです。女性から見ると、予想以上の展開は期待できない反面、扱いやすい相手といえますね。
褒められると舞い上がる
こちらも、ウブな男性が女性から向けられる感情に慣れていないことに起因します。ちょっと褒められただけで舞い上がるのです。それが傍から見ればお世辞であることが疑いようのない褒め言葉であっても、ウブな男子は疑うことを知りません。というより、仮に疑っていたとしても舞い上がらずにはいられません。
これは男性に限ったことではないかもしれませんね。ウブな女性も、ちやほやされると思わず喜んでしまうはず。慣れていないと、ちょっとしたことで気分が高まったり落ち込んだりするものなのです。
目を下に逸らす
男性と話しているとき、相手がなかなか目を合わせてくれないことがありませんか?もし相手の男性が、そのときうつ向くような形で目を逸らしていたら、その人はウブな可能性大。下に目をそらすというのは、相手を上に見ているということです。
つまり、女性に対して慎重な態度をとっているということですね。このタイプの目の逸らし方は緊張しているだけで悪意はないので、「嫌な感じの人だな」とは思わないようにしましょう。
ウブな男性に対する女性のホンネ
もっと押してほしい
「向こうからこないんですよねえ…。好きならもっと押してほしい。そうしてくれないと全然進展しませんからね」(26歳/女性/アパレル関係)
多くの恋愛は、男性のほうからアプローチしなければ関係がなかなか進展しません。進展するとしても、かなりスローペースです。男性がウブで全然押してくれないとなると、女性はモヤモヤしますよね。
できれば男性にリードしてほしい
「デートすることになったんですけど、彼がすごくウブで、行き先も決められないんです。結局、彼にあれこれ聞かれて私がその都度応えて、ようやくデートにこぎつけました。やっぱり男性に決めてもらって、スマートに誘ってほしいですよね」(24歳/女性/飲食店)
大事なときには男性に決断してもらいたいし導いてほしい、と思う女性は多いです。それができないと頼りない男だと思われてしまいます。
いろいろ下手
「気遣いも下手だし、会話も下手で続きません。もちろん夜も下手でした。何から何まで私が教えてあげなきゃいけないのかと思うと、彼氏と一緒にいるっていうより小さい子供と一緒にいるみたいですよ」(30歳/女性/物流関係)
ウブな男性は経験が少ないので、女性と過ごす際のあらゆるスキルが未熟です。それにうんざりする女性も多いようですね。
扱いやすい
「リードしてくれる男性が相手だと、こっちの要望を通しにくいじゃないですか。デートのプランを決めてくれたけど、私が全然興味ない行き先でつまらない思いをしたこととかもありますし。でもウブな男性だったらこっちの好きなところに連れていけばいいから、楽ですよね」(31歳/女性/書店員)
自分の意思がはっきりしている女性の中には、リードされるより自由にさせてほしいと思っている人も。ウブな男性はだいたい女性のいうことを聞きますから、扱いやすくて楽ができますね。
誠実そう
「洗練されてる男って、いろんな女性と遊んできたんだろうなって気になります。それに比べたらウブなのはまだマシかな。少なくとも遊び人ではないので」(25歳/女性/福祉関係)
ウブということは、それだけ女性経験が少ないということ。つまり、女遊びをしてこなかったということです。そういう男性なら浮気される心配も少ないので安心できる、という見方もありますね。
【女性編】ウブの特徴6選
ウブな女性は男性から結構人気なようですよ。ということで詳しく見ていきましょう。
男性と接するのに慣れていない
先ほど「ウブな男性の特徴」でも同じようなことを解説しました。ウブだというのは要するに、異性との接点をあまり持ってこなかったということ。男子校や女子校出身の人にはウブな人が多いかもしれませんね。
女性の場合は男性と接することに慣れていないので、男性を前にすると緊張します。特に相手と一対一の状況では、何を喋ればいいのか分からず黙ってしまいがちです。
恋愛話が苦手
ウブな女性は恋愛経験があまりないので、そういう話についていけません。したがって、合コンや女子会など、恋愛話が話題として出てくるような集まりにはいかない傾向があります。
また、ウブな女性には、そもそもそういう大勢で集まるような環境が苦手な人も多いです。そして、それが男性との出会いを妨げる原因にもなっているので、いつまでもウブなままなのですね。
下ネタが通じない
女子会などに行かないということは、女子同士で下ネタについて話すことも少ないということです。そのため、下ネタが出てくると笑って流すことができません。嫌な気分になったり、場合によっては下ネタの意味が分からなかったりします。
この点については、男性からはかなり好意的に見られるようですね。男性の中には垢抜けた女性を好まない人も多いので、ウブな女性の初々しい態度は歓迎される傾向にあります。
ファッションが地味
人がファッションを気にするのはどんな時でしょうか。普段から気にしている人も多いとは思いますが、異性と会うときやデートをするときは、いつも以上にオシャレに気を使いますよね。
しかし、ウブな女性はそもそもそういう機会がありません。したがって、ウブではない女性と比べると、ファッションに対する関心が薄くなりがち。結果として、地味な印象を与えることが多いです。
褒められると反応に困る
ウブな男性の特徴でも紹介しましたが、ウブな女性も褒められると間に受けます。ただし、男性の場合は嬉しいのがはっきりと表情に出るのに対し、女性の場合はあまり表には出てきません。もともと女性のほうが内心を隠すのが上手ですからね。
しかし、さらりと流せるほど男性からの褒め言葉に慣れているわけではありません。その結果、「すごく嬉しいけど態度には出しにくい」という状態になるので、どう反応すればよいのか分からず挙動不審になるのです。具体的には人によりますが、突然黙ったり、全力で「そんなことないですよ!」と否定するなどの反応があります。
男性に敬語
ウブな女性の中にも、あからさまにウブな反応を見せない人はいます。しかし、そういう人でも男性と会話するときの口調から、ウブかどうかが判断できます。というのも、ウブな女性は基本的に男性に対して敬語だからです。
敬語を使っているからと言って、尊敬しているわけではありません。どちらかというと、心理的に壁を作っているから自然と敬語になるのです。少し仲良くなったくらいでは、壁を取り払ってフランクにため口で話すことはできません。逆に言えば、敬語がなくなったらかなり心を開いてもらえた証拠ですね。
ウブな女性に対する男性のホンネ
可愛い
「ウブってことは、恋愛において弱いってことじゃないですか。で、『弱い』ってのは『可愛い』に直結するわけですよ。僕が守ってあげなきゃって思えますよね」(24歳/男性/飲食店)
相手が女性であれ子供であれ動物であれ、人は自分より弱い立場の人を可愛いと思うもの。ウブな女性をか弱い存在として守ってあげたくなる男性は少なくありません。
いろいろ教えてあげたい
「やっぱり、彼女には俺のほうから教えてあげたいって気持ちがあるんですよ。だから、相手が色々と無知な子だとテンション上がりますね」(30歳/男性/家電メーカー)
相手を自分の色に染めてしまいたいと思っている男性は多いです。そういう男性から見て、ウブで無知な女性は可愛らしく見えるようですね。
垢抜けない
「垢抜けてないなと思いますね。別にいい意味で言ってるんじゃなくて、ちょっとガサツというか…。若い女性ならいいですけど、大人になったらもうちょっと洗練されててほしいです」(35歳/男性/出版関係)
中には、もう少し大人な女性のほうが良いという意見も。同じ「ウブ」でも、その人の年齢によって印象は変わりそうです。
反応に困る
「前にウブな女性と喋ったときに、ひどく困りました。相手もうがっちがちに緊張しちゃって、こっちが何話しても会話が続かないんですよ。そんなに警戒しなくても…って思いました」(28歳/男性/営業職)
緊張している様子は可愛いとも言えますが、ちゃんと喋りたい側からすると困ったものですよね。異性に慣れていなくても、まともに会話できるレベルにはなったほうが良いかもしれません。
恋愛に興味なさそう
「ウブな子って、それまで恋愛に興味がなかったから経験が少ないわけですよね。じゃああまり恋愛自体に興味がないのかなって…。そういう人にアタックしても、難攻不落なんじゃないでしょうか」(19歳/男性/学生)
いわゆる「ガードが堅そう」という意見ですね。ただ、これまで恋愛をする機会がなかっただけで、興味がないわけではない可能性も高いです。気になる人ができればすっかり恋愛に夢中になることも。
ウブな異性への効果的なアプローチ方法4選
ウブな人を好きになった場合、あまりグイグイ行くと向こうが怖がる可能性があるので、慎重にアプローチすることが大切。
ということで、ウブな異性への効果的なアプローチ方法をご紹介します!
信頼される振る舞いをする
異性に慣れていないということは、異性に警戒心を抱いているということでもあります。誰でも、慣れないものに対しては恐怖を覚えますよね。特にウブな女性は男性に恐怖心さえ抱いています。そのため、まずは信頼してもらわなければなりません。
具体的には、グイグイいかないこと。ちょっとずつ会話を重ねて、二人が喋るのをごく自然な状態にしてしまいます。デートなど、二人きりで過ごすのはその後の話です。
デートの時も、いきなりディナーはNG。ランチを一緒にするだけなど、とにかく相手の緊張と恐怖を最小限に抑えて「この人なら安心できる」と思ってもらえるようになりましょう。
とにかく押す
先ほど「グイグイいくな」と言いましたが、かといってこちらから押さなければ関係は進展しません。そのため、相手が警戒心を抱かない範囲で、こちらが常に関係の進展を狙っていかなければならないのです。
なかなか匙加減が難しいところですよね。しかし、ウブな人を相手にするのであればここが肝要です。ゆっくりでいいので、確実にこちらから距離を詰めましょう。向こうから距離を詰めてくれることを期待してはいけません。
好意を伝える
好意を伝える際は、余計な駆け引きはいりません。たしかに、好意があるかどうかあいまいな状態にしておくことで相手を不安にし、気を引くというテクニックもありますが、ウブな人を相手にする場合は無用です。そもそも恋愛に不安を感じている人を、これ以上不安にさせて得られるものなんて何もないからです。
好きだという気持ちは率直に伝えましょう。ただし、「好きです!付き合ってください!」といった、相手を驚かせるような伝え方はNG。びっくりされて反射的にお断りされる可能性が高いからです。とにかく警戒心を抱かせず、相手に安心してもらえることを意識しましょう。
時間をかける
ウブな人が相手の場合、その恋愛は基本的に長期戦になります。焦って距離を詰めると相手は怖がるでしょう。そもそも警戒心が強いのですから、慣れるまでに時間がかかるのは仕方がないことですよね。
ただ、そうやって時間をかけて築いた信頼関係は、そう簡単には崩れません。熱しやすく冷めやすい関係性と比べると、真剣なお付き合いになるはずです。
少なくともウブな人の側には「気軽に付き合おう」なんてつもりはありません。つもりがないというより、そんな考え方はできないといったほうが正しいかもしれませんね。アプローチがうまくいけば、ずっと一緒に居たいと思ってくれるようになるかもしれません。
ウブな人に上手にアプローチしよう!
しかし、ウブな人は恋愛に慣れていない分、異性に対する警戒心が強いので、アプローチの際には要注意。いきなり追いかけると逃げられてしまいます。ゆっくりと距離を縮めて信頼関係を築きましょう!
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