依存心が強い人の特徴と心理|上手な接し方から改善法まで徹底解説!

依存心が強い人の特徴と心理|上手な接し方から改善法まで徹底解説!

依存心が強い人は、自分の心を安定させるためについつい他人に頼ってしまいます。そんな依存心が強い人からどっぷり依存されて、困ったことがある人もいるのではないでしょうか。あるいは、依存心が強い自分を変えたいと思っている人もいるでしょう。この記事では、依存心はなぜ強くなるのか、依存心が強い人とはどう接していけばいいのか、依存体質を変えるにはどうしたらいいのか、などを解説していきます。


依存心が強い人に困ったことはありませんか?

対象が人であれ物であれ、一度なにかに依存したら、抜け出すのはとても難しいものです。どうにかしたいと思っても、どうにもできないことも多いでしょう。特に依存心が人に向けられた場合は、依存する側だけの問題ではなくなってしまいます。

そんな依存心が強い人が身近にいて、困ったな…と思ったことはないでしょうか。人に対して依存心が強い人は、相手の気持ちを考えて行動を抑えることなんてできません。100%の依存心を向けてくるので、当然、依存される側にも影響は及びます。

今回は、依存ついて掘り下げていきましょう。依存心を持ちやすい人の特徴や、上手な付き合い方などを紹介していきます。依存されて困っている人も、依存心を改善したい人も、ここでしっかり依存心とは何かという点に向き合ってみましょう。

「依存心」とはどういう意味?


「依存心」とは、他人を頼る気持ちを意味します。「困った時に他人を頼る」というレベルではなく、あらゆる場面で他人に頼りたいと考えるのが、依存心が強い人なのです。

依存と聞くと、なんとなく病的なものをイメージする人もいるでしょう。依存心が強い人は、病人というわけではありません。しかし、物事の考え方に極端に偏りがある人は、どんどん依存心を強めてしまう傾向にあるようです。

人に依存する人には理由がある


人に依存する人には、きちんとした理由があります。やみくもに他人任せにしているわけではなく、深層心理がそうさせていたり、過去の出来事がそうさせていたり、人によって理由はさまざまですが、他人に頼らずにはいられないのです。

依存心が強い人にとって人を頼ることは、自分が安心するためのごく当たり前のツールです。もしかしたら、自分が誰かに依存していることに気付いていない人もいるかもしれません。

それでは、人に依存してしまう理由とは何でしょうか。大まかに言えば、自分の存在の不透明さに怯えていることにあるのでしょう。怯えているからこそ、自分の存在価値を見出したくなります。しかし、自分は非力だと承知しているので、他人に頼り、依存して自分の存在価値を見出そうとしているのです。

依存心を持つのは悪いこと?


他者に依存することをネガティブにとらえている人は多いでしょう。依存心が強いと自覚している人の中には、よくないことだと思って苦しんでいる人もいると思います。誰も得しないと思える依存心ですが、依存心を持つのは悪いことなのでしょうか?

結論から言えば、依存心を持つことは悪ではありません。依存心があるからこそ、誰かを頼る気持ちを培い、自分の気持ちを安定させることが出来るのですから。しかし、依存心が強くなり過ぎて、他人の心や生活を縛りつけ、自分の自立心を損なってしまうのは、良いこととは言えないでしょう。

依存心が強い人の特徴1

早速、依存心が強い人の特徴を見ていきます。依存心が強い人の根っこの部分は、それほど差がありません。しかし、具体的な特徴を見ていくと、どのような状況に弱いのかがはっきりしてきます。

まずは、依存心が強い人のうち、どちらかと言えば消極的な性格の人によく見られる特徴をご紹介していきます。

幼稚


子供っぽい人ほど、依存心が強かったりしませんか?幼稚な人は、やりたい放題なわけではなく、考えが足りないことが多いのです。それは、「誰かが何とかしてくれる」という気持ちが根底にあるから。

そして、幼稚であるために、他人に依存してしまっていることに気付きにくくもあります。当然のように依存心が強くなっていく中で、相手にどれだけ負担をかけているかも考えません。周囲から「成長していない」と呆れられることもあるでしょう。

自分で判断できない


何かを決断する時に、自分で判断することが出来ず、結果的に他人任せにしてしまう人っていますよね。要領が良くない、考えることが面倒、責任を負うことが怖いなど、様々な理由で自分で判断することを諦めます。必然的に、誰かに答を求めるようになるでしょう。

依存心が強まるきっかけは、他人がなんとかしてくれるおかげで自分が安定すること。不安な時に覚える安心感ほど、心強いものはありません。「誰かに判断してもらえばいい」という考えが、自己判断の機会を奪い、依存心をどんどん強めていくのです。

寂しがり屋


基本的に、寂しがり屋な人は、他人と過ごすことでその寂しさを埋めようとします。自分のしたくないことでも、友達に誘われたらついていくのは、寂しい時間を過ごすのが嫌なため。そして、段々と嫌な事も「イヤ」と言えなくなり、他人に見放されないために合わせるようになっていきます。

損な役を買ってしまったとしても構わないのでしょう。一人ぼっちになりたくなくて、自分を偽り、集団に馴染もうとする人は、このパターンに当てはまりそうです。その分一人の時間に寂しさと空虚を強く感じ、疲れやストレスも感じてしまっているのです。

優柔不断


一つの結論を出すのに長い時間をかけるような優柔不断な人にも、依存心が強い人は多いでしょう。自分の意見は決まっていても、それが正解かどうか自信が持てず、決断を下すことが出来ないのです。そして、他人の意見を参考にすればいいと考えるようになります。

優柔不断な人が恐れているのは、ミスをしたり他人に迷惑をかけてしまうこと。その結果、自分にかかるストレスを回避したいのです。他人が納得するものであれば、それが正しいのだと思い込み、自分の意見よりも周囲の意見を求める形で、依存心が強くなっていきます。

自立心が弱い


何でも他人任せにしていると、いつまでも自立心が育ちません。「誰かが決めてくれる」「誰かがやってくれる」と、当たり前のように他者の力を待ってしまいます。率先して何かをする姿勢も見られず、危なっかしい生活を送る可能性も。

例えば、一人暮らしをしているのに自活出来ず、見かねた誰かが掃除や食事の面倒をみてくれているとします。その誰かは良心でやってくれているのでしょうが、その良心に依存した結果、「自分でやろう」という気持ちが起きなくなるのです。

依存心が強い人の特徴2

次に、性格に積極性が見られるのに、依存心が強い人の特徴です。依存しそうなイメージがなくても、自分の存在価値を高めるために、依存心が強まる人もいるのです。それは、自分で思っているよりも、価値のある人間だと感じたいため。

依存心とは無縁そうに見えるのに依存心が強い人の特徴を挙げていきます。依存心が強い人との距離感が分からない人は、把握しておいた方がいいでしょう。

他人の都合をあまり考えない


自分のことばかりに夢中になって、他人の都合を考えられない人っていますよね。依存心が強い人の特徴でもあります。とにかく、自分の安定や満足感ばかりを優先してしまうので、相手がどう感じているのか気付けないのです。顔色をうかがっているつもりでも、正しくは認識出来ていないのでしょう。

依存心が強い人は、見放されたくない気持ちや、自分で何かをしようとしない特徴を持っています。最初は助けてあげていた人でも、あまりにも依存心が見え見えになってしまうと、「自分のことは自分でどうにかしてよ」と言いたくなるかもしれませんね。

プライドが高い


プライドが高いのも、依存心が強い人の特徴の一つです。プライドが強い人は、とにかく他人の評価や、自分の価値が下がってしまうことを気にしています。プライドが高いので、普段の姿は堂々としたものが多いですが、実のところ他人を観察しつつ依存心を持っています。

そのような人には、たとえば「自分よりモテる人に負けたくない」という気持ちがあるかもしれません。自分のステータスで勝負するのではなく、ライバル視している人と同じステージで張り合おうとします。同じステージで、自分の方がいかに価値があるかを証明しようとしたがります。

面倒くさがり


単純に面倒を嫌う人は、要領よく他人任せにすることも多いもの。最初から他人任せにする気があるということは、他人に依存心を持っていると言っていいでしょう。誰かがやってくれる分、自分には「楽」という安定が待っています。

このタイプの人はとても要領がいいので、自然と相手をその気にさせる方法を把握しています。そのため、他人が不快な思いをすることは少ないかもしれません。それでもあまりにも調子のいい言葉が続けば、不信感を持たれ、見放されてしまう可能性もあります。

嫉妬深く執着しやすい


恋人や好きな人、親友だと感じている人を、誰かに取られてしまうことを恐れる人も、依存心が強いと言えます。自分の中で「この人しかいない」と感じているのでしょう。それは言い方を変えれば、「他の人ではダメだ」ということ。唯一と感じている人が離れていくのは、大きな不安になります。

そのため、異様な執着心を見せることもあります。可愛らしい嫉妬ではなく、相手を脅かす嫉妬もあるかもしれません。自分の不安を払拭するために必死になるあまり、相手がどう感じているのかも見えていないでしょう。不安が大きくなればなるほど、依存心も強くなっていきます。

早合点が多い


依存心が強い人の中には、早合点が多いという特徴を持つ人もいます。物事の結果まで待たずに、自分の認識と判断で結果を出してしまうのです。わかりやすい例で言うと、「(金欠だから)一緒に買い物に行けない」と言われただけで、「自分とは行きたくないんだ」と解釈してしまうようなもの。「(金欠だから)」の部分を知らないのに、早合点しているのです。

早合点が多い人は、自分が受け入れられてないと誤解する場合も多く、他人から気に入られようと頑張る気質があります。そのため、相手の好みを把握して、当たり前のように「気に入られる人間」になることが出来ます。それは、依存心によるもので、自我を見失っているから出来ることなのでしょう。

依存心が強くなってしまった原因

自分の心が弱くなった時や、他者に助けを求める時に、依存心は発生しやすいでしょう。しかし、依存心が強くなる原因は、そればかりではないのです。その人の気持ちを不安定にさせる決定的な原因があると、どんどん依存心は強くなっていくでしょう。

原因を知っておくことで、改善にも対処にも繋がっていくはず。「不安定になるだけで、依存心が強くなる?」と疑問を抱く人は、具体的にどんな原因があるのか知っておきましょう。

自己肯定する機会が少なかった


これまでの人生で成功して大きな満足感を得た経験が少ないと、そのことが依存心を強める原因にもなります。努力をしてみたけど実らなかった人は、「頑張ってもムダ」と諦め、誰かの行動に従っていればいいという考えになるのです。

自分の力で達成した満足感や充実感は、自己肯定に繋がり、自分の意思で切り拓こうという意欲を養います。しかし、その満足感や達成感の気持ちよさを知らなければ、意欲的な気持ちを持つことはなかなかできないでしょう。自己肯定感がないままだと、どんどん消極的になり、一人では何も出来なくなることも。

親が過保護すぎる


親に大切にされることはとても大切なことですが、親がなんでもかんでもやってあげると、子供の自我を潰してしまいます。子供のころから、親が考え親がレールを敷いてくれたという人は、「誰かがやってくれて当然」と思うでしょう。そうまで思わなくても、お膳立てはしてくれると考えてしまいます。

親が過保護で特別扱いしてくれたので、自分でも「自分は特別」と思っている場合もあります。そういった人は、自分の中に依存心があるとは気付きにくく、他人よりも上の立場にいると勘違いしてしまうのです。結果的に過保護にされた生活から抜け出せず、一人ではなにも出来なくなります。

わがままが許され依存心が当たり前になる


親の過保護とは別に、わがままが許されてきた人は、依存心が当たり前になる傾向があります。わがままを許容されるということは、他人が認めるスペックを備えていたからでしょう。周りが一目置いているため、わがままを許してしまいがちになるのです。

それが当たり前になってしまうと、何でも自分の思い通りになるという考えになるでしょう。そして、自分で努力をしなくてもいいんだと解釈するようになります。何に対しても意欲的なのに、実質的なことは他人任せになるので、他人の力に依存していると言えます。

愛情に飢えている


愛情を知らないで育つと、「愛されたい、必要とされたい」という気持ちは強くなります。愛されたい願望を持っていると、自己主張を抑えて、とにかく相手に気に入られようと考えるでしょう。そして、相手の好みを把握して、率先して相手色に染まろうとするのです。

依存心が強い人は、単に自分の安定のために他人に頼るばかりではありません。他人を頼る事で、自分の意思は抑えてしまいがちになるのです。このような人は、友達でも家族でも恋人でも、相手が満足する姿を見て、「自分は愛されている」という安心感を得ることが出来るのです。

いじめなどで疎外されていた


本当の愛情を知らない以外に、疎外感や孤独感を抱いてきた人も、依存心が強くなりがちです。それが、いじめなどの悪意あるものであれば、余計に大きなトラウマとして残ります。「ひとりぼっちになりたくない」という気持ちには、寂しさだけではなく恐怖心も含まれているのです。

愛情を求めるタイプは好かれようと必死になりますが、疎外感を感じたくないタイプは、嫌われたくない気持ちが強くあります。嫌われて孤立する苦しみをよく知っているからです。そのため、相手を怒らせたくない気持ちと比例して、依存心も強まるようです。

比較されながら生きてきた


誰かと比較されながら生きてきた人は、そのことに不満を持ち、「誰にも負けたくない」という気持ちも強く持っています。どこにいっても誰かと比べられているような気がするので、自分自身でも常に他人と自分を比べる癖がついてしまっているのでしょう。

競争相手に打ち勝つために自分磨きをする人もいますが、依存心を持つ傾向にある人はそうではありません。自分らしさで勝負するのではなく、相手の真似をしたり、評価する人の好みにばかり意識を向けます。どんな風にすれば勝てるか、他人が決めているようなものなのです。

依存心が強い人への上手な接し方

依存心が強い人とはどのような接し方をするといいのでしょうか。はっきり言えば、正解はありません。その人の性格や、なぜ依存されるのかを把握しておかないと、上手な接し方には行き着かないものです。

正解がないとはいえ、努めて客観的に、冷静に接していくことが基本です。どんな接し方が妥当なのか、具体例をみていきましょう。

干渉しすぎないようにする


依存心が強い人に構おうとすればするほど、依存心を煽ることになってしまいます。たとえ親切のつもりでも、「何か出来ることはない?」「困ってることある?」などと過度に干渉するのは控えましょう。依存心が強い人にとっては、その干渉がとても強い誘惑になってしまいます。

誰かが助けてくれると思うと、決まって「何を助けてもらおうか」と考えます。「自分でどうにかしなくては」という考えが薄いので、干渉されたらますます自立心が阻害されてしまうでしょう。「やってみなよ」「応援してるよ」と一歩引いた場所から応援してあげるといいようです。

自分で考えさせる


応援してあげると同時に、自分で考えさせるように仕向けてみましょう。依存心が強い人は、誰かが考えてくれることを待っています。「一緒に考えてみよう」もいいですが、「この件はあなたが考えてみて」と担当分けしてみるのもいいですね。

依存心が強い人はプレッシャーに弱いので、必要以上に圧をかけるのもやめましょう。「期待してるよ」など、背中を押すような発言はプレッシャーになります。一度考えさせるように仕向けたら、あとは素知らぬふりをして、助言したり構おうとするのはやめた方がいいでしょう。

褒めて自己肯定感を持たせる


自分に自信を持てず、自分を認めてあげることが出来ない人こそ、依存心が強くなっていきます。そこで、どんなに小さなことでも褒めて、自己肯定感を持たせるお手伝いをしてみましょう。「自分には無理だから、誰かに頼もう」という考えから、「自分でやってみよう」という考えに転換させるのです。

誰かに頼ることが当たり前になっている場合、褒められてもすぐには真に受けないでしょう。しかし、長所と思う部分をどんどん褒めて、その人らしさを認めてあげれば、次第に自信がつくはずです。大袈裟な褒め方でなくても大丈夫。些細な一言の方が、自然体で響きやすかったりもしますよ。

依存心を和らげ安心感を与える


「ミスしたらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」といろいろな不安を抱えている人は、他人に合わせていれば問題ないだろうと、自発的でいることをやめてしまいます。それが依存心を強めることになるので、安心感を与えてあげるといいでしょう。「そんなに考え込まないで大丈夫」など、気持ちを軽くするような言葉がいいですね。

依存心が強く、さらにネガティブな性格の人は、ストレスを抱えているケースが多いです。ストレスが大きいと不安定な気持ちが大きくなりますが、安心感を覚えればストレスも和らぎます。相乗効果で、「自分のことは自分でしなきゃ」という意識も持ちやすくなるでしょう。

周りをよく見るよう促す


依存心が強い人は、視野が広いようで狭いもの。いろんな人を観察しているわりに、偏った見方をしている人が多いでしょう。そして、依存心はたいてい特定の人にだけ向けているので、本当の意味で視野を広げるよう促してあげましょう。

どうやって視野を広げてあげればいいのか分からないという人は、多数の可能性を示してあげるだけでいいのです。「パソコン使えないから、代わりにレポートやって」と言われたら、「パソコンができればチャットもネットも出来ちゃうよ、一緒にやってみようよ」と、とにかく視野も可能性も広げさせて、自発的な行動を促してみましょう。

距離を置く


依存心が強い人と一緒にいて、「人に任せてばかりで自分では何もしない」「こちらの都合も考えて欲しい」と大きなストレスを感じているなら、一旦お互いの距離を置くことも必要です。依存心が強い人に四六時中付き合ってあげる義理はありませんし、逆に距離を置くことがいい薬になる場合も。

依存心が強い人も、当たり前のように頼っていた人がいきなりいなくなることで動揺するでしょう。それをきっかけに、自立心を育てるのか、また別の人に依存心を向けるのかはその人次第。距離を置いた場所から様子を見て、今後の付き合いを考えていけばいいのです。

依存心の強さを改善する方法

依存心が強い人の中には、「改善したいのになかなかできない」と悩んでいる人もいるでしょう。依存心は強くなればなるほど、自分の中に深く根付いてしまうもの。自分の意思で制御できなくなっているとしても不思議ではありません。

だからといって、改善を諦める必要はありません。時間をかけて、強い依存心を改善していく方法を探っていきましょう。

自分が依存体質であることを認める


「自分は依存なんかしていない」と思っている間は、依存心は改善できないでしょう。今は依存していないが依存しやすい体質だ、という自覚も必要です。自覚できないのは、他人任せにしてばかりだと気づいていながら、それを認めたくないからかもしれません。

つまり、依存体質を欠点だと思っているのです。だからこそ、認めてしっかり向き合いましょう。自分で「今のは依存心かも」と気付ければ、直していこうと努力できるはずです。

すぐに人を頼ることをやめる


一つの作業に取り掛かる時、「まず〇〇さんに相談してみよう」と考える癖がついている人は、そこから改善していきましょう。他人に頼ってばかりで依存心が強くなっていくわけですから、「とにかく自力でやってみよう」という姿勢が大事。

依存心を打ち消すためには、自分で考える力をつけなくてはいけません。他人の意見を参考にするのはいいですが、最終的には自分の考えを大切にするようにしましょう。自分で考えて行動して、例え失敗したとしても、それは大切な人生勉強で、自分の力になっていくでしょう。

依存心の代わりになるものを見つける


自分が依存心を持っていると認めることができたら、その依存心の代わりになるものを見つけてみましょう。人に嫌われるのが怖い人は、コミュニケーションサークルに入ったり、セミナーに通ったりして、ありのままの自分でも人付き合いができるようになりましょう。

自分のスキルに自信が持てない人は、これをきっかけにスキルを伸ばしてみましょう。資格を取ったりすれば、自分の人生にとってプラスになります。他にも、趣味や目標を定めて夢中になれば、満足感が得られます。依存心の根本を改善することができるでしょう。

他人に合わせようとしない


「他人に合わせれば受け入れてもらえる」と考えている人は、他人に合わせることが当たり前になっているのでしょう。その癖を改善していけば、依存心の改善にも繋がります。そのためにも、まず空気を読んでみてください。

そうすれば、他人に合わせる必要がない場面もあると気付けるでしょう。自分の意見を優先させていい時、他人に合わせる時、しっかり見極めていきましょう。なんでもかんでも他人に合わせていると、どんどん自分をさらけ出すのが怖くなってしまいます。

一人の時間を有意義に使う


誰かに頼らないためには、一人の時間をもっと充実させましょう。「誰かがいないと不安」という気持ちを克服するのです。一人の時間を有意義に使うには、とにかく自分のやりたい事だけに時間を費やしましょう。好きなことを思い切りできるようになると、今度は逆に、他人に染まることで安心感よりも不安を感じるようになります。

思い切り好きな事をしながら、目標を立ててみるのもいいでしょう。映画が好きなら「今週は3本映画を観よう」、散歩が好きなら「今日は隣駅まで歩いてみよう」など、思うままに目標を立てます。それを達成する事で、「自分もやればできる」という自信がついていくのです。

一人では何もできないと思い込まない


依存心が強い自分を変えるために一番大切なこと、それは「一人では何もできない」と思い込まないことです。いろいろな原因で自信をなくしている状態かもしれませんが、自分は思ったよりもできる人間だと認識しましょう。そして、周囲はそれほど自分のことを気にしていないことも覚えておくといいですね。

依存心が強い人は、ある意味では完璧主義でもあるので、一つできないと全てができないような気持ちになってしまいます。それは、単なる思い込み。誰でも向き不向きはありますから、自分に向いているものにはどんどんチャレンジしていきましょう。そこで失敗をしても、繰り返しながら乗り越えていくだけ。「みんなそうなんだ」と思えば、恐くないはずですよ。

依存心を失くすことが自分の自信に大きく繋がる!

依存心とは、他人を頼る気持ちだとお話しました。他人任せにしてしまえば、自分には責任も面倒もかかりません。うまくやってくれる人のそばにいれば、安心感を得ることもできるでしょう。しかしそれだと、人生の中でいろいろな可能性を失ってしまうことになります。

なるべく人に頼らないようにしようと決意したら、一気に不安な気持ちが大きくなる気がしますよね。でもそこを乗り越えられた時には、自分に大きな自信がついていると実感ができるはず。

自分の身近に依存心が強い人がいるのであれば、上手に対処して嫌な気持ちを回避していきましょう。依存心が強い人の一挙一動を悪意ととらずに、自立するための手伝いをしてあげると、お互いの関係が深く良好なものになっていくでしょう。

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