依存心が強い人に困ったことはありませんか?
そんな依存心が強い人が身近にいて、困ったな…と思ったことはないでしょうか。人に対して依存心が強い人は、相手の気持ちを考えて行動を抑えることなんてできません。100%の依存心を向けてくるので、当然、依存される側にも影響は及びます。
今回は、依存ついて掘り下げていきましょう。依存心を持ちやすい人の特徴や、上手な付き合い方などを紹介していきます。依存されて困っている人も、依存心を改善したい人も、ここでしっかり依存心とは何かという点に向き合ってみましょう。
「依存心」とはどういう意味?
「依存心」とは、他人を頼る気持ちを意味します。「困った時に他人を頼る」というレベルではなく、あらゆる場面で他人に頼りたいと考えるのが、依存心が強い人なのです。
依存と聞くと、なんとなく病的なものをイメージする人もいるでしょう。依存心が強い人は、病人というわけではありません。しかし、物事の考え方に極端に偏りがある人は、どんどん依存心を強めてしまう傾向にあるようです。
人に依存する人には理由がある
人に依存する人には、きちんとした理由があります。やみくもに他人任せにしているわけではなく、深層心理がそうさせていたり、過去の出来事がそうさせていたり、人によって理由はさまざまですが、他人に頼らずにはいられないのです。
依存心が強い人にとって人を頼ることは、自分が安心するためのごく当たり前のツールです。もしかしたら、自分が誰かに依存していることに気付いていない人もいるかもしれません。
それでは、人に依存してしまう理由とは何でしょうか。大まかに言えば、自分の存在の不透明さに怯えていることにあるのでしょう。怯えているからこそ、自分の存在価値を見出したくなります。しかし、自分は非力だと承知しているので、他人に頼り、依存して自分の存在価値を見出そうとしているのです。
依存心を持つのは悪いこと?
他者に依存することをネガティブにとらえている人は多いでしょう。依存心が強いと自覚している人の中には、よくないことだと思って苦しんでいる人もいると思います。誰も得しないと思える依存心ですが、依存心を持つのは悪いことなのでしょうか?
結論から言えば、依存心を持つことは悪ではありません。依存心があるからこそ、誰かを頼る気持ちを培い、自分の気持ちを安定させることが出来るのですから。しかし、依存心が強くなり過ぎて、他人の心や生活を縛りつけ、自分の自立心を損なってしまうのは、良いこととは言えないでしょう。