純粋な人の特徴まとめ【性格・行動・恋愛】純粋な心を取り戻すには？

「純粋な人」とは良く耳にする言葉でもありますが、「純粋」とはどんな意味がある言葉なのでしょうか。

ここでは「純粋」という言葉の意味や、その類義語、対義語などをご紹介していきます。

「純粋」とは

「純粋」とは、混じりけのないもののことを指します。人の性格のほかにも、液体や固体に複数の構成要素が含まれていない状態のことも言います。

人の性格にまつわる意味だと、一心不乱に物事に打ち込むといった意味や、邪悪な気持ちを持たないといった意味です。用例として「純粋に学問に打ち込む」「純粋な若者は一本気だ」などといった使い方があります。

「純粋」の類義語と対義語

「純粋」の類義語には、「潔白」「清廉」「単純」「純然」「無垢」「純真」といった言葉があります。いずれも、混じりけがなく清く美しいさまを表す言葉です。

一方「純粋」の対義語は、「不純」です。混じりけがあるものという意味です。なお、不純の同義語は、「不浄」や「不規則」といった言葉があげられます。

純粋な人はどんな性格なのでしょうか。ここでは、純粋な人の性格における特徴をいくつかご紹介していきます。

信じやすい

純粋な人には、人を信じやすいという特徴があります。物事や人を疑うということをあまりしないためです。また人を疑うことを悪いことだと思い、人を疑うことに罪悪感を覚えてしまうこともあります。

人を信じやすく疑うことに罪悪感を抱きやすいため、悪い動機で近づいてきた人に簡単に騙されてしまうことがあるので注意が必要です。人を疑うことを知らないのは美しい性質でもありますが、実生活では困難に直面することもままあります。

感情表現が素直

感情を素直に表すことも、純粋な人の性格の特徴です。一般的な人は自分の感情をストレートに出すことに照れや戸惑いを感じることがありますが、純粋な人は自分の感じたままをそのまま表情や身振りなどに出そうとします。

嫌な感情や争いが起きそうな感情は控える傾向があるものの、好きだとか楽しいといったポジティブな感情はストレートに表現するため、一般的な人から見ると無邪気に見えます。

言葉通りに受け取る

純粋な人は言葉の裏を読んだり、表情や身振りなどから人の真意を探る、といったことが苦手です。言葉の裏の意味を読むことが苦手なので、言われたことは言われた通りに受け取ってしまいます。

例えば社交辞令が理解できなかったり、愛想笑いもよくわからない場合があるでしょう。そのほか、皮肉めいた一言も真意がわからず困惑することもあります。

例え社交辞令だったとしても、言った言葉が「YES」なら「YES」と受け取るのです。

空気を読むのが苦手

人は色々な思惑を持って生きています。表情は笑顔であっても、心の中では怒りを感じていることもあるでしょう。純粋な人はそういった二面性を理解しづらい性質があります。

コミュニケーションを取るとき、人はいつも言語以外のジェスチャーや微妙な表情、言葉のニュアンスなども読み取っています。しかし純粋な人は言語外のコミュニケーションを読み取るのが苦手なので、人の真意や集団の空気を読み切れないことがあるのです。

傷つきやすい一面も

純粋な人は人を裏切ってはいけないし、人は自分を裏切らないという原則を信じています。そのため、人に裏切られるなど想定外のことが起こると、深く傷つく性質があるのです。

立ち直るのにも時間がかかるため、純粋な人が困難に直面するとしばらくひきこもってしまうこともあるでしょう。「こうでなければならない」と思う気持ちが人よりも強いため、現実の世界との調整に時間がかかる傾向があります。

誰に対しても素直

博愛主義が多いのも純粋な人の性格の特徴です。特定な誰かだけに愛想を良くするといったことはあまりなく、関わった人すべてに同じようなトーンで接します。

また誰に対しても誠実でいようとするため、多くの人から素直で誠実な人という評価を受けやすいでしょう。心の中では好き嫌いを持っていることがあっても、それを表に出して付き合うのは「良くないこと」だと思う傾向があります。

純粋な人は行動にも特徴があります。純粋な人はどんな行動を取りやすいのでしょうか。

ここでは、純粋な人の行動の特徴をいくつかご紹介していきます。

人に嘘をつかない

人に誠実に接することが大切だと思っているので、人に嘘をつくことはしません。また裏切ったり約束を破ったりといったことも、「してはいけないこと」なのでしないでしょう。

仮に約束を果たせないときはかなり前の段階で連絡を入れますし、一度約束したことはできる限り守ろうと頑張ります。正直でいることも美徳なので、社交辞令やお世辞なども苦手です。

時に嘘をつかなくてはいけない場面に来ると、「本当に嘘をついても良いのだろうか」と葛藤することもしばしばです。嘘というもの自体が良くないと思っているので、「良い嘘」をつくときも深く考えてしまうことがあります。

どんなことにも一生懸命に取り組む

取り組むと決めたことは、どんなことでも全力で取り組みます。手を抜くことは良くないことだと思っているので、やるなら一生懸命やろうとするのです。

純粋な人はやりたいことでもやりたくないことでも、一度決めたことは頑張ってやり通そうとします。ですが、どうしてもやりきれないときは、本当に全力で頑張った後に諦めます。

「手を抜く」ということ自体が誠実ではなく悪いこと、また自分のためにも良くないことだと思っているので、やるからには全力です。たまにエネルギーが枯渇して倒れることもありますが、それくらい真面目だといえるでしょう。

悪い行いは絶対にしない

人に嘘をつくほか、裏切りや約束の反故、そのほかマナー違反などの社会の規範を破らず、きっちり守ろうとします。マナー違反については特に厳しく、電車の中でマナー違反をしている人を見るととてもイライラしてしまうことも。

「悪いことは絶対にしない」という強い気持ちを持っている人が多いので、純粋な人の近くでは信号を守らないなどのルール違反を犯すのが心理的に難しくなるでしょう。

とは言え、街中ではルールやマナーを無視する人はたくさんいるので、人が多い場所に行くと精神的に疲れてしまうことも度々あります。ルールなどに対する寛容さを高めると少しは楽になるかもしれません。

人の気持ちを大切にする

純粋な人は人の嫌がることをしません。人の嫌がることは「悪いこと」に該当するので、嫌な気持ちにするようなことを言わないし、しないのです。

純粋な人が望むのはみんなが気持ちよく過ごせることなので、人の気持ちを無視しながら何かをするといったことはしません。みんなが楽しく笑顔でいてくれるのが、純粋な人にとっては好ましいことなのです。

そのため、人の和を乱す人は純粋な人にとっては疲れる存在です。ただし、和を乱す理由が「正しいこと」の場合は、例えその主張をしている人が集団内で不利な立場であろうと支持するという側面もあります。

約束は必ず守る

人との約束を守って、人との和を大切にする特徴のせいか、純粋な人はたとえやりたくないことでも人の役に立つのなら頑張ってやります。また大変な忍耐力を持っているので、多少のことでは音を上げません。

人のために頑張っている自分のことも好きなので、自分の時間を犠牲にして頑張っている自分に少し陶酔することもあるでしょう。感謝されることは目的ではありませんが、感謝されないと何となく寂しい気持ちになってしまうこともあります。

純粋な人は他人の基準と自分の基準がだいたいかぶっていると思っている人も多いので、同じ水準で約束を守ってもらいたがります。人にはそれぞれ基準があることを理解すると、約束を守られなかったときの苦痛が少なくなるかもしれませんね。

引き受けたことは最後までやる

純粋な人は目標を掲げてそれを地道に達成していくことも好きです。ダイエットなどに取り組むと、勢い余って体重を減らしすぎてしまうこともあるので注意が必要です。

真面目でコツコツやるため学校の勉強は比較的得意で、学生時代は成績が良かった人が多いでしょう。ただし、社会に出ると学校の勉強のようにただ努力すれば良い問題以外にも直面するため、戸惑う人も少なくありません。

社会に出れば真面目ではない人、ルールを破る人、人を利用して平気な人もいます。そういった「良くない」人への自分なりの対処法を覚えると、社会に適応しやすくなるでしょう。

純粋な人は、とにかく真面目で一生懸命な性格です。では、純粋な人はどんな恋愛をする傾向があるのでしょうか。

ここでは、純粋な人がしがちな恋愛の傾向をいくつかご紹介していきます。

好きな相手に一途

好きな人ができると、その純粋さ故に一途に想い続けます。相手に関心をもってもらえなくても、ひたすらまっすぐに好意を持ち続けるので、純粋ではない人はやや戸惑いを覚えることもあるでしょう。

また、好きな人の悪いところも良いところに変換されてしまうので、いつのまにか好きな人が完璧な人に見えてしまうケースもあります。このように周りが見えなくなるほど一途に想い続けるのも、純粋な人の恋愛傾向のひとつです。

駆け引きはしない

純粋な人の恋愛アプローチはとにかくストレートです。好きになったらひたすら好きなだけなので、困らせて気を引くといった駆け引きをすることはまずありません。

また純粋な人には、好きな人をわざと困らせる意味が理解できないでしょう。駆け引きをしないというよりも、できないと言った方が正しいかもしれません。

好きな人にアプローチする場合は、素直にアプローチするのが純粋な人の恋愛パターンです。下手に駆け引きするよりは、成功率が高いアプローチ方法でもあります。

だまされるときもある

好きな人に対してはすべてを捧げて信頼する、というのが純粋な人の基本的な恋愛パターンです。そのため邪な心を持っている人にだまされやすいという傾向もあります。

相手の言うことをすぐに信じてしまう純粋な人は、相手が好きな人であれば疑うこともほとんどありません。そのためお金をだまし取られたり、不利益になるようなことをさせられたりといったことが起こる可能性があるので注意が必要です。

相手に尽くすことが多い

純粋な人は恋愛をすると、相手に幸せになってほしいという気持ちが強いため、相手に尽くす傾向が強いです。自分よりも相手が快適でいてほしいあまり、あれこれと世話を焼いたりプレゼントをしたりします。

そのため恋愛相手が調子に乗ってあれこれ世話を焼かせたり、プレゼントを貢がせたりといったことも少なくありません。恋愛相手のことを信頼するのは良いことですが、度が過ぎないよう気を付ける必要があります。

記念日を忘れない

記念日は純粋な人にとっては大切なメモリアルです。二人の思い出は純粋な人にとってはとても大切なものなので、毎年記念日は欠かさずにお祝いをしたがります。

高級なレストランで食事したり相手へ花束を送ったりと、人によってやりたいことは違いますが、特別な日をお祝いするイベントは必ず実行したいと思っているでしょう。相手が記念日を忘れていたりすると、ショックを受けてしまうこともあります。

プレゼントに気合を入れる

相手を喜ばせたい、喜ぶ顔が見たいと願うのが、純粋な人の恋愛パターンです。特にプレゼントは相手の喜ぶ顔が見られる確率が高いので、かなり気合を入れて選びます。

相手の好みをリサーチし、包装の仕方や渡すシチュエーションまできっちり計画して実行しようとするでしょう。

あなたは「純粋な人」ですか？純粋な人かそうでない人かはきっちりと分かれるのではなく、段階があります。ちょっと純粋な人もいれば、とても純粋な人もいるでしょう。

以下に純粋な人かどうかをチェックできるチェックリストを作成しました。チェックがどれぐらいつくかで、あなたの「純粋な人度」を判断することができます。

小さいころから真面目と言われている
両親も親戚も真面目な性格だ
何事も一生懸命取り組む
ルールを守れない人を見るとイライラする
悪いことをする人はほんの一部だ
間違いを正そうとして喧嘩になることもある
語尾に「べき」をよく使う
約束は必ず守らなくてはいけない
嘘をつくのは悪いことだ
集団の中で話についていけないことが多い

いかがでしたか？10個の項目のうち当てはまったものが多いほど、あなたの純粋な人である度合いは高まります。純粋さは素晴らしい美点ですが、社会では生きづらさにつながることもあるかもしれません。

純粋な人は、どうして純粋なのでしょうか。生育環境や元々の性格など色々な要因があるでしょうが、ここでは純粋な人がどうしてそうなったかの主な理由をいくつかお伝えしていきます。

愛されて育った

純粋な人は、人を信じる心が一般的な人よりも強い傾向があります。これは人に裏切られたり傷つけられたりした経験が少ないためでもあります。

人に裏切られるなど辛い思いを多く経験してきた人は、人は基本的に裏切るものだという認識を大きくしていきますが、純粋な人はそういった辛い経験が少ないため、ほとんどすべての人は悪い人間ではないと思っています。

そのため周囲の大人や友人たちから愛されやすく嫌な思いをしにくい人は、純粋な性格になりやすいのでしょう。

苦労した経験がない

人は様々な苦労を経験することで、人の良い面や悪い面の両方を知っていきます。しかし純粋な人は一般的な人よりも人の良い面を多く見てしまう傾向があります。

苦労していない人は、自分も良い人であることに疑いを抱きませんし、良い人でいない自分を許すことが難しいのです。そのため苦労を知らず多面的な人間像をよく知らない人は、純粋な人になりやすいと言えるでしょう。

人を疑わない性格

元々人を疑いにくい性格の人もいます。そういった人たちは言葉を言葉通りに解釈して、表情やジェスチャー、複数人数の中に流れる空気を読むのが苦手です。

また人の言動の裏を読めないために、人を疑うこともできません。「Aさんは〇〇だ」という認識すると、それ以外の可能性が浮かびにくいため簡単に人に騙されてしまうこともあります。

言語以外でのコミュニケーションが苦手な人は、その性質ゆえに純粋な性格になりやすいですが、コミュニケーションの苦手さゆえに人から騙されたり利用されたりすることもあるので注意が必要です。

人間関係の複雑さを理解しにくい

人間関係は表面に出ている雰囲気や表情、言葉だけで行うものではありません。人は嘘をつくことができるので、表情と思っていることが全く違うこともあります。

力関係や性別、関係性の深い浅いなど、さまざまなファクターが複雑に絡み合う人間関係は、元々そういったコミュニケーションが苦手な人にとっては難しい問題です。単純で表裏のない世界のみを愛する理由は、人間関係の複雑さを理解しきれないからでもあります。

善良な人に囲まれて育った

人を騙す、利用する、ルール違反をするといった、いわゆる倫理や道徳などに反することも、人は人から学ぶ部分が多くあります。純粋な人たちは、そういった道徳心や倫理観の低い人たちが近くにいなかった可能性もあるでしょう。

親や親戚、周囲の大人が道徳的で確固とした倫理観があり、また幼い子供に対して理不尽な扱いをしない人達だった場合、純粋な人がすくすく育まれる可能性は高くなります。

平均的な能力や容姿と人の良さ

人間は嫉妬する生き物のため、人より優れたものや極端に劣っているものを持っている人を攻撃する性質があります。一方、平均的な容姿や能力、環境を持っている善良な人というのは、攻撃対象になりにくいものです。

特に優れ過ぎている、目立つなにかを持っているわけではないといった特徴があり、また一般の社会に受け入れられやすい善良な性格の人というのは、トラウマが形成されにくく社会通念や時代の価値観を素直に受け入れる傾向があります。

攻撃を多く受けなかった平均的な能力や素質を持った人たちは、特に社会を疑うこともなく純粋な人になっていきます。

純粋な人というのは、多くの人に好感を持たれやすい人です。とは言え、純粋であるがゆえのデメリットもあります。

純粋であることのデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。ここでは、純粋な人たちがこうむっている主なデメリットについてお伝えしていきます。

すぐ信じるので騙されやすい

純粋な人たちは、裏切りや利用といったことから遠い世界で生きてきた可能性が高い人たちです。そのため、人が裏切ることを目的に人に近づくなど思ってもいないし、あったとしても遠い世界の出来事だと思っています。

いざ自分にそういった悪意のある人間が近づいてきても気が付かないことが多いので、騙されやすかったり利用されやすかったりします。人を疑わないというのは美徳のひとつでもありますが、注意すべきところは学んでおいた方が大きな怪我をしなくてすみそうです。

冗談を本気で受け止めてしまう

純粋な人の中には社交辞令やお世辞、冗談によるからかいなどを本気にしてしまう人たちもいます。言外のコミュニケーションを理解するのが難しいため、言われたことをそのまま素直に受け止めてしまうのです。

褒め言葉を言われればそのまま素直に喜びますし、冗談でからかわれたマイナスの言葉を言われると本気にしてへこんでしまうことも。また誠実で真面目な性格なので、人から言われた言葉を真面目に解釈しようとします。

冗談が冗談だとわからず本気で怒ったり、お世辞を本気にして自分はすごいんだと思ってしまうこともあるので、日常生活で苦労することもあるかもしれません。

つまらないと思われることもある

基本的に純粋な性格の人は、真面目で一本気です。決められたことをきちんとこなして、途中で放り投げることはほとんどありません。しかし、おもしろいことや楽しいこと、はめをはずすことが苦手なので、盛り上がりに欠けることもあります。

年齢を重ねればその堅実な性格は評価の対象になるでしょうが、若いうちはハメを外して楽しむことが難しいので、仲間内から「つまらないやつ」と思われることもあるでしょう。

とは言え、ハメを外して元気いっぱいに遊ぶのが高評価を得るのはそれほど長い期間ではありません。年齢が上がっていけば、純粋な性格が評価されることもありますから、やりたくないことを無理にやらなくても大丈夫ではないでしょうか。

純粋すぎて機転がきかない

純粋な人はとにかく真面目ですが、機転がきかないこともしばしばです。決められたことを決められたとおりにきちんとこなすことは得意ですが、イレギュラーがとても苦手なので不測の事態に対処できないことがあります。

また応用がききにくいので、臨機応変に対応したりアドリブで何かをしたりといったことも苦手です。杓子定規すぎて周囲からはロボットのように感じられることもあるかもしれません。

社会に出てそういった性質が生きるような職業に出会えれば幸せに生きていけるでしょう。しかし臨機応変に対処する能力が問われる職場だと、苦労する可能性もあります。

人のマイナス面を理解しにくい

人の悪い側面をあまり見てきていない純粋な人は、人のマイナス面を理解しにくいという性質があります。表面ではニコニコしているのに裏で悪口を言っている、信頼していた上司が陰では足を引っ張る工作をしているなど、人の悪い面を見るにつけ免疫がないだけ大きなショックを受けがちです。

人の悪い面を受け入れることができなくて、外に出るのが怖くなる人もいるかもしれません。しかし社会には純粋ではない人がたくさんいるので、純粋な人はそういった人たちのマイナスな側面を見るにつけダメージを受けてしまいます。

ダメージを受けすぎないように、社会には色々な人がいると理解することで、少しずつ自分なりの距離感や対処の仕方がわかっていくのではないでしょうか。

ずるい人に利用されることも多い

いつも人を利用しよう、楽をしようと考えているタイプの人にとっては、純粋な人は「良いカモ」です。もしもそういった人が純粋な人から話しかけられたら、カモがネギを背負ってきた状態だと思うことでしょう。

人を疑うことをあまり知らない純粋な人は、いつも人を利用して楽をしようと考えている人に、いとも簡単に利用されてしまいます。うまいことを言いくるめられて残業を押し付けられるなど、背負わなくてもよい苦労をさせられることもしばしばです。

こういったずるいタイプの人に利用されないように、多少は人を疑うことも覚えた方が良いのかもしれません。世の中には人に自分の仕事を押し付ける人もいるのだと学習して、自分なりに対処していくことが大切でしょう。

純粋だと人に騙されやすいなどのデメリットもありますが、人から信頼されやすく好かれやすいなど、メリットもたくさんあります。

また、好感度も高いので純粋な人に憧れる人もいるでしょう。純粋ではない人が純粋な人になるには、どうしたら良いのでしょうか。ここでは、純粋ではない人が純粋な人になるためには、どのようなことに気を付ければ良いのかをご紹介していきます。

信じる気持ちを大切にする

純粋な人の美点のひとつが、「人を信じる気持ちが強いこと」です。人を信じる気持ちは、人に裏切られたり傷つけられたりするたびに、徐々に薄れていってしまうものです。

純粋な人になりたいと思うのなら、人を信じる気持ちを持てるように色々と努力してみましょう。どうしても人を信じることができないなら、無理に信じることはありません。

しかし、それが悲しいし本当は人を信じたいと思っているなら、信頼に値する人を見つける努力をしてみてください。多くの人に出会うことで、人の信じても良い側面を見ることができるかもしれませんよ。

感謝の気持ちをきちんと伝える

純粋な人になりたいけど、自分は純粋な人からかけ離れたところにいると感じている人は、まずは「ありがとう」を伝えるところから始めてみると良いでしょう。

感謝の気持ちを伝えられて、嫌な気分になる人はそれほどいないはずです。普段やってもらって当たり前だと思っていることを一度見直してみてください。上司や部下、そして家族や友人などに頼みっぱなしで、感謝の言葉を伝えていないことはありませんか。

小さなことにも感謝の言葉を付けたすだけでも、人間関係が円滑になることもあります。まずは感謝の言葉を伝える努力をしてみてください。

疲れやストレスの原因から離れる

疲れやイライラがたまってくると、人に優しくしたり信頼を寄せたりするのが難しくなります。疲れがたまっている、ストレスが抜けないと感じたときは、一旦休憩してみるのも良いでしょう。

休暇を取って旅行に出ても良いですし、自分の好きなことを一日中やるのも効果的です。自分の心に栄養をたくさん与えることで、人を好意的な目で見ることができるようになるでしょう。

どうしても不信感やイライラが湧いてきてしまう時には、ストレスの原因から離れたり、こまめに休憩を取るようにこころがけてくださいね。

悪い人からも距離を置く

「あの人のそばにいると、なぜかいつも損な役割を押し付けられる」と思うことはありませんか。そういう人たちは、いつも人を自分のために利用することを考えている人たちです。

人を利用する人たちは純粋な性格の人たちを騙すことが多いものですが、純粋な性格ではない人を騙すこともあるので注意が必要です。そういったずるいタイプの人のそばにいると、人を信頼する気持ちがどんどん失われていくので気を付けましょう。

また利用されそうだなと思ったら、そのずるい人から物理的に離れてみてください。利用価値がないと思われた時点で、悪い人は近づいてこなくなるはずです。

不信感を持ちすぎない

子供のころから周囲から不当な扱いを受けていたり、道徳や倫理が欠けている環境で育つなどした場合、不信感を持つことが普通になってしまうことがあります。不信感を持つことは自分の身を守ることにもつながりますが、純粋な心からは遠ざかりがちです。

小さい頃から人を信じる心を学んでこなかった人にとって、今日明日すぐに人を信じるようになろうとするのは無理な話かもしれません。しかしすべての人を信じないで生きていくのが辛いなら、人を信じられるように何らかの努力をした方が良いのではないでしょうか。

まずは家族や仕事仲間など、自分にとって身近な人たちを少しずつ信頼してみてはいかがでしょうか。

規則正しい健康的な生活

規則正しい生活リズムと栄養の偏らない食事は、生活を整えるための基本です。小学校や幼稚園でも言われていることですが、これが守れていないと疲れやストレスに弱くなってしまいます。

疲れやストレスに押しつぶされると、ネガティブな思考回路に陥りがちです。そうなると、人を信じたり良い面を見たり、ポジティブに物事をとらえたりといったことが難しくなります。

物事をポジティブに捉えたり、人を信頼したり、良い側面を見たりしたいなら、生活習慣を整える努力も欠かさないようにしましょう。