家まで送ってくれる男性の心理とは？その際の注意点・断り方も紹介

男性と楽しく食事や飲みを終えた後、「家まで送っていくよ」と言われたことのある女性は結構いるのではないでしょうか？素直に「ありがとう」と家まで送ってもらう人もいれば、「何か企んでそう」と疑う人もいるでしょう。

男性の「家まで送っていくよ」には、他の意味が込められていたり、違う目的や思惑が隠されていることもあるため、女性は注意が必要なこともあるのです。

今回は、「家まで送っていくよ」の言葉に隠れた本心を見抜く方法法を解説し、さらにその本心に合わせた対処法をご紹介していきます。また、咄嗟の断り方のレパートリーも豊富に用意しておきましょう。

まず初めに、男性はどんな思いで「家まで送るよ」と言っているのか、実際の意見から見ていくことにしましょう。

あなたのことが好き

「相手のことが好きだから、純粋に心配して家まで送ってくよって言ってしまう。」(27歳/男性/営業)

相手の女性のことが好きで、「帰り道が心配」「きちんと送って安心したい」という純粋な気持ちから家まで送っていこうとしている男性です。こうした思いであれば、女性も素直に嬉しく感じますよね。特に下心もないため、特に疑う必要のない言葉だと言えるでしょう。

少しでも長く一緒にいたい

「家まで送っていくのは、少しでも相手と長く一緒にいたいから。」(23歳/男性/工場勤務)

デートや食事などをしてその場で解散するより、家まで送っていった方が女性と長い時間一緒に居られますよね。そのため「もっと話したい」「まだ一緒にいたい」という気持ちから、家まで送っていきたいと考える男性もいます。

帰らなければならない時間だけど、でももっと一緒にいたい…そう思った時、「家まで送っていくよ」と言ってしまうのでしょう。

特別であることが伝わってほしい

「大事に思っていること、気持ちがあることを知ってほしくて家まで送ってくって言います。」(20歳/男性/学生)

「あなたを特別に思ってますよ」というのが女性に伝わるようにと、家まで送っていくと言う男性もいるでしょう。単なる友達で特別な感情を持っていない女性には、自分の時間や労力を割いてまで、送ってあげようとは思わないのでしょう。

相手に対して、好きな気持ちや気になる思いがあるからこそ、そこまでしているということを、行動で示しているのですね。

自宅の場所を知りたい

「自宅の場所を知りたいっていう気持ちがあります。家を知っていれば、今後迎えに行ったりその子の家で遊んだりも出来そうだし。」(21歳/男性/販売)

女性を家まで送っていけば、どこに住んでいるのかという情報を得ることができますよね。この男性のように、自宅の場所を知りたくて家まで送っていきたいと思っている人も少なくはありません。

男性に対して信頼感があれば問題ないですが、まだ知り合って間もなかったり、警戒心がある状態だとしたら、家まで送ってもらうのは危険なこともあります。

そのままの流れで家に入れてもらえるかも

「家まで送っていった流れで、そのまま家に入れてもらえるかなって。もしかしたら男女の関係になる可能性もあるかなって、ちょっとした下心がありますね。」(28歳/男性/会社員)

女性が警戒するのは、このように下心のある男性ですね。家まで送っていけば、「もしかしたら何かいいことがあるかも？」と期待して送ろうとしている場合です。

女性が酔っ払っていたり、弱っている時は、特にチャンスだと意気込む男性もいます。そこに「好き」という感情がない可能性も当然考えられるため、たやすく家に入れないように注意すべきでしょう。

優しい男を演じたい

「家まで送っていくよって、結構誰にでも言うかな。優しい男だと思ってもらえそうだし。ただ実際に送ってって言われるとちょっと面倒（笑）」(31歳/男性/運送業)

家まで送っていくよと言えば、相手の女性に「なんて優しい人なんだ」と思ってもらえるでしょう。それを期待して、社交辞令的に言う人もいます。

実際には送る気が無いのに、自分のイメージを良くするために乱発する「家まで送っていくよ」は、単なる上辺の言葉とみなしていいでしょう。

では、男性に「家まで送っていく」と言われたら女性はどう感じるのでしょうか。次は言われた瞬間の女性の気持ちを見ていきます。

嬉しいなぁと思う

「心配されてのことだと思うから、嬉しいなぁって思いますね。」(28歳/女性/一般事務)

単純に心配してくれていると思った女性は、素直に嬉しいと感じるようです。相手の男性がどのような性格なのかを理解し、すでに信頼関係ができている場合であれば、それが純粋な言葉かどうか判断できますよね。心配性な男性であれば、「私のことを思ってくれてるんだ」と嬉しく感じられるでしょう。

下心があるのかな？と少し心配になる

「家まで送ってもらうことは嬉しいけど、下心があるのかな？って少し心配になっちゃう。」(23歳/女性/販売)

男性に「下心があるの？」と不信感を抱いてしまうのは仕方のないことでしょう。二人きりで家まで送ってもらうとなれば、やはりその先に何かあるんじゃないかと疑ってしまいますよね。

特に出会って間もなかったり、その日が初デートという状況では、相手のことをまだ深くわかっていないため、このように不安になる女性は多いはずです。

男なんだなって実感する

「家まで送っていくよって言われると、急に相手が“男”って感じがする。自分が女扱いされているからかな？」(30歳/女性/スタイリスト)

家まで送っていくと言われると、「女として扱われている」と感じる女性。その瞬間に、相手に対しても男を感じるのでしょう。

自分を守ろうとする積極的な行動に、思わずキュンとしてしまう女性は多いですよね。それまで相手を気にしていなかった女性も、家まで送っていくと言われた瞬間から意識してしまうこともあるようです。

家まで送ってくれるのは正直ありがた迷惑…

「ぶっちゃけありがた迷惑に感じます。家の場所も教えたくないし、相手に特別な感情もないし、そこまでしてもらわなくて大丈夫って思いますね。」(27歳/女性/看護師)

相手の男性に対して、どのような感情を持っているかにもよるようですね。知り合い程度の関係だったり、ただの付き合いで食事などをしている場合は、男性から家まで送っていくと言われてありがた迷惑だと感じることもあるようです。

確かに、自宅に送ってもらった場合は家の場所も知られてしまうため、「ちょっと嫌だな」と感じる女性もいるでしょう。

男性が「家まで送っていくよ」と言うケースもあれば、逆に「家まで送って！」と女性からお願いする場合もあるでしょう。その場合、女性はどういうつもりで送ってほしいと願い出ているのでしょうか。

ここからは、女性が家まで送ってという心理を覗いていきます。

あなたに好意がある

女性が「家まで送って」というのは、あなたに好意があるからでしょう。もっと一緒に居てもらいたい、もっと話したいという心理から家まで送ってと言っているのです。

この場合、女性は男性の反応によって脈アリ・ナシを見極めていることもあります。家まで送ってもらえるようであれば、脈があると感じるでしょう。男性のほうも女性に好意を持っている場合は、家まで送ることで進展が期待できます。お願いを聞いてあげる形で距離を縮めると良いでしょう。

一人で帰るのが怖い

夜遅くに一人で帰らなければならない、その道中に電灯も少なく、人気もないという場合は、単純に一人で帰るのが怖くて家まで送ってほしいと言っている可能性があります。

この場合は、女性の希望を叶えてあげた方が良いですよね。怖がっている女性を一人で帰らせるのは、そもそも気が引けてしまうはずです。明るい話をしたり、「大丈夫だよ」と声をかけながら家まで送ってあげましょう。

もっと親密になりたい

相手との関係を深め、もっと親密になりたいという心理で家まで送ってほしいと言う女性もいます。家までの道のりで二人だけで会話してみたいと思っている場合もあれば、家に入れて男女関係になりたいと下心を持っているケースもあるでしょう。ただ、そこに好意があるかどうかは別です。

単に寂しいだけのこともありますし、あなたを「落としてみたい」と思っている可能性もあります。計算された発言であるともいえるため、逆に男性が警戒すべきケースかもしれません。

頼りにしている

相手を頼りにしている、あるいは信用していて、家まで送ってほしいという女性もいるでしょう。この場合は、男性に対して警戒心が全くない状態です。家の場所を知られても構わないほど信頼している証拠なので、男性にとっては嬉しく思えるかもしれませんね。

ただ、中には男として意識しておらず、恋愛感情を持っていないために、気楽にお願いしている可能性も考えられます。信頼できる男友達だからこそ、変な展開にならないだろうと高をくくっているのです。この場合、女性との距離が近い状態にはあるものの、恋愛関係に発展する可能性は低いと見たほうがいいでしょう。

甘えたい

甘えたいという心理から、家まで送ってほしいという女性もいます。

普段強がりだから甘えたい、かわいいと思ってもらいたいから甘えるなど、理由は人それぞれでしょう。ただ、あなたに対して特別な感情を持っていることは確かです。そもそも女性は「ただの友達」には甘えません。自分の弱みを明らかにすることにもなるため、好きな人や気に入っている相手にしか甘える姿を見せることはないのです。

「家まで送っていくよ」と言われた時、無防備に「じゃ、お願い」と返すのは危険なこともあります。注意すべきケースもあると覚えておきましょう。

相手の下心がみえみえの場合はお断りを

明らかに「この人下心があるな～」と感じたら、断る勇気を持ちましょう。家まで送っていくと言いながら体を触ってくる、あるいは「ちょっとだけ二人になろ」などと耳元で甘い言葉をささやいてくる場合は、下心がある可能性大です。そのまま送ってもらえば、家の中までついてくるおそれがあるため、お断りすべきでしょう。

親しくない場合は近場でお別れしよう

親しくない男性から家まで送っていくと言われたら、警戒心を持つべきです。どのような展開が待っているか分からないため、できればお断りした方が良いでしょう。

ただ、中には断りにくい状況もありますよね。会社の上司だったり、先輩だったりするなど気を遣う相手の場合は、断りづらいこともあります。そんな時は一度相手の言葉を受け入れ、家ではなく近場まで送ってもらうと良いでしょう。

家までではなく、近場までであれば、自宅の場所まで知られることもないため、リスクが減ります。その際の断り方も、この後確認していきましょう。

自分に気があると思われる可能性がある

「家まで送っていくよ」という言葉に同意してしまうと、「自分に気があるのかも」と勘違いされるおそれがあるため、注意が必要です。「そう言ってくれるなら」と軽い気持ちお願いしても、男性は「OKしてくれた」と思ってしまうため、自分に気があると受け止められてしまうのです。

あなたがその男性に対して特別な感情を抱いていない場合は、家まで送ってもらうことで誤解されるおそれもあります。恋愛対象として見ていないのであれば、下手に勘違いされないよう断ることも必要でしょう。

図々しいと思われることも

男性の「家まで送っていくよ」がもし社交辞令だったとしたら、「図々しい女だな」と思われてしまう可能性もあります。家まで送ってもらうことは、相手の時間や労力を奪ってしまうことでもあるため、大抵の女性は「悪いな…」と思って一応断るでしょう。そのような気遣いがないことで、図々しいと思われてしまうのです。

男性に家まで送っていくと言われた時は、送ってもらいたい気持ちがあったとしても、一度は断った方が良いかもしれません。遠慮しない姿勢のせいで、かえって悪い印象を与えてしまうこともあります。一度目に「じゃ、お願い」「送って送って！」と即答するのは避けたほうがいい場合もありそうです。

最後に、家まで送っていくと言われた時の断り方を見ていきます。相手が一応好意で言ってくれているのであれば、ズバッと「いいです！」とは返せませんよね。どう断れば気まずくならないのでしょうか？その後の関係が悪くならないような上手な断り方をご紹介します。

用事があると断る

「この後用事があるから」は、便利な断り文句です。家に送ってもらうことが嫌なのではなく、寄るところがある、他の友人と会うなどという理由で断れば、相手も不快に思わないでしょう。男性も「なら仕方ないか」と割り切ることができるはずです。

実家で親がいるからと断る

「実家に住んでて親もいるから」と断るのも良い方法です。親もいるとなれば、気が引ける男性は少なくありません。一人暮らしであることがバレていない、また周りに共通の知り合いがいないという場合は、自宅に親がいることをアピールして断ってみましょう。

細かい理由は言わず急いでいる感を出す

バタバタと急いでいる様子を見せながら、その場から立ち去ってしまう手もあります。時計を気にしながら、あるいはケータイを触りながらそそくさとその場を立ち去ろうとすれば、「何か予定があるのかな？」「誰か待ってるのかな？」と思ってもらえるはずです。細かく理由を説明することが面倒、あるいは嘘をつきたくないという場合はこの断り方が良いでしょう。

彼に怒られるからと断る

相手の男性に対して恋愛感情がなかったり、余計な勘違いをされたくないという場合は、いっそ「彼がいるアピール」で断っても良いでしょう。「ごめん、彼に見つかったら誤解されるから」「送ってもらったら彼に怒られるから」と申し訳なさそうに打ち明けるのです。明らかに自分への好意が感じられ、こちらにその気がない場合は、遠回しに脈ナシであることを伝えましょう。

「送ろうか？」と言われたとき、あなたが相手をどのように思っているかによって、対応は変わってくるでしょう。

また、男性の「家まで送っていくよ」には、下心が隠されていることもあります。それに気付かず、ただの好意だと思って送ってもらうと、トラブルに発展しないとも限りません。

信頼できる相手かどうかをよく考えてから送ってもらうようにしたほうがいいでしょう。常に「自分で自分の身を守る」という意識を持つことが大切です。