そもそも「送り狼」ってどんな意味?
彼氏ならともかく、好きでもなんでもない男性に送り狼のような行動をされたら、誰でも戸惑ってしまいますね。恐怖を感じてしまう人もいるでしょう。
今回は、送り狼に痛い目に合わされないために、送り狼になる可能性のある要注意の男性の行動や、送り狼に遭遇した時の対処法などを一緒に学んでいきましょう。
送り狼に気を付けて!こんな男には要注意!
自分のペースに引き込む
「このお酒、とても美味しいからおすすめなんだ。飲んでみて」「家はどの辺なの?」などと言葉巧みに会話をリードし、お酒を飲ませたり情報を引き出したりするタイプの男性は、送り狼になる可能性が大きいです。
時間をかけて自分に有利な状態へ持っていき、親切を装う芝居をうちながら、家まで送るような雰囲気に持っていくのです。男性慣れしていないタイプの女性はすぐ騙されてしまい、家まで送ってもらうだけだと安心しきってしまうのですね。
家の前で男性が豹変し、送り狼だったんだ!と気づいたときはもう遅いのです。
お酒を飲ませたがる
やたらお酒を勧めてくる男性には要注意です。お酒は会話をしながら楽しむものであり、相手のペースに無理やり合わせて飲むものではありません。それなのに、こちらのペースはそっちのけでどんどん注文してしまう男性は、送り狼である可能性が非常に高いと言えるでしょう。
お酒を勧める割に、自分はあまり飲まないという男性もいますが、これはさらに注意が必要です。自分が優位に立とうとしていることがうかがえますので、警戒しておきましょう。
お酒で自分がコントロールできなくなってからでは遅いです。自分の身は自分で守れるようにしておいてください。
タクシーに同乗してくる
女性がタクシーで帰ろうとすると、「心配だから家の前まで送るよ」「タクシー代はこちらが持つよ」などと言いながら、タクシーに同乗してこようとする男性も怪しいと思ってください。
本当に家の前で降りてしまうと、家の場所を知られてしまうため、家から少し離れたところで降りるようにしましょう。また、自分が降りる際にその男性も降りようとしたら、すかさず「私はここで失礼しますので、このままお帰りください」「運転手さん、彼は○○にご自宅がありますので、そちらに送迎してください」と言ってしまうのです。
運転手さんの手前、ハッキリとここまで言われると無理に降りにくいものです。「ここで失礼します!」という意思表示をしっかりしてください。
食事を奢ったりプレゼントをくれる
まだ数回しか会っていないのに、高額のプレゼントをくれたり、豪華なディナーをおごってくれる人も要注意だと言えるでしょう。
送り狼に豹変した時「ここまで貢いだのに、抵抗するのか!」と逆切れされかねません。彼女でもない女性に高額な食事を奢りプレゼントをするのは、何か下心があるからです。
親しくもない男性に、借りを作ってしまってはいけません。下心もないのに貢いでくれる男性などいないのだと、肝に銘じておきましょう。
送り狼に遭遇した時の対処法とは?
家に誰かいるアピール
家の前までついてこようとしてくるタイプの送り狼に遭遇したら、家に誰かいるとアピールしてください。一人暮らしでも「今日は実家から母が出てきてるんです。家で待ってますのでそろそろ失礼しますね」と言えば、大抵の男性はその日はとりあえず諦めてくれるでしょう。
「今日は彼氏が今から来る予定です」「友人と待ち合わせていて、合流したら私の自宅で飲み会するんです」など、何でも良いので、今日は一人ではないということを伝えましょう。
ただ「家に来ないでください」というよりも、角が立ちませんし、相手にも諦めてもらいやすいです。
今日は帰るアピール
「このあと、お気に入りのバーがあるから行こう」などと誘ってくる男性には、今日はとりあえず帰らなくてはならないことをアピールしましょう。
「今日は仕事が忙しくて疲れているので、この食事が終わったら帰らせてください」「仕事を持ち帰っていて、明日までに仕上げなければなりません」「明日は朝が早いので、今日は〇時には帰らせてもらいますね」などと、断り文句を普段からいくつか用意しておいてください。
「帰りたい」では、相手の機嫌を損ねてしまいますので、「帰らなくてはならない」ということを説明するようにしてくださいね。
家ではなく近所のお店まで送ってもらう
送り狼は、一度や二度のチャレンジでは諦めない場合が多いです。一度目は家を確認するだけにして、相手を安心させる巧妙な手口を持つ送り狼もいるということを知っておいてください。
この場合、家の場所を知られては厄介ですので、送ってもらう際は家ではなく近所のお店までにしておきましょう。
「ここのコンビニから近いので、ここで大丈夫ですよ」「借りたいDVDがあるので、レンタル屋で解散してください」など、とにかく家の場所を知られないようにしてください。
家族や友人に電話する
これまで紹介した対処法では引き下がってもらえない場合、携帯で家族や友人に電話する対処法を試してください。
家族から電話がかかってきたふりをして「もしもしー。今○○さんと一緒にいるの。家の前まで出てきてくれる?」と言ったり、友人に電話をして「用があるから、今からそちらに向かうね!」などと言いましょう。
もちろん芝居で良いのです。送り狼は、狙った女性と二人きりになるようにしたいのですから、第三者が現れるとなると、引き下がることがほとんどです。
普段から「私がいきなり電話してきたときは、話を合わせてほしい」などと言っておくと、家族や友人も驚かずに冷静に対応してくれるでしょう。
実際に送り狼に遭遇した女性の恐怖体験談!
爽やかな印象の男性がまさかの送り狼
「爽やかな好青年だと思っていたサークルの先輩。信用していたのに、家まで送ると親切心を装って、無理やり中に入ろうとしたときはびっくりした。思わず大きな声を出したら諦めてくれたが、ものすごく怖い思いをしたし、その後も気まずかった」(21歳/女性/大学生)
人は見た目で判断できないとよく言いますが、爽やかで好感度の高い男性を見て、まさか送り狼だとは思わないものです。信頼していた先輩だと、ショックも大きいですね。自分は腕力の弱い女性で、相手は男性なのだということを肝に銘じて、付き合い方を考えておいた方が良さそうです。
ずっと玄関前で粘られて怖かった…
「会社の先輩が私の家の前で、『のどが乾いたらお水だけ飲ませて』『トイレが我慢できないから今すぐ入らせて』などと言っては玄関前に居座り、怖くなったので上司に電話したら、逃げるように去った。すごく恐怖でした」(27歳/女性/事務員)
送り狼は、豹変すると冷静さを失うため、目的を達成するまでしつこく粘ったりすることもあります。どうにかして中に入ろうとするのですが、家に入れたら終わりです。
「上司に報告しますよ!」「家族を呼びますが大丈夫ですか?」「これ以上しつこくするなら通報します」と強気に出て、自分を守るようにしてください。
車で知らない場所に連れまわされた!
「自宅まで送るという話だったが、『家には入ってもらえない』と言うと、豹変して自宅とは別方向へ向かいだした。行き先を聞いても教えてもらえず、ただただ恐怖でしかなく、赤信号になった時に車から飛び出した」(28歳/女性/洋服販売員)
車という密室で豹変されると、かなり恐怖を感じてしまうでしょう。好意のない男性の車に安易に乗るのはやめておいた方が良さそうですね。
家の場所を知られてしまい、待ち伏せされるように…
「一度、家まで送ってもらった男性に、家をおぼえられてしまい、ある日帰宅するとドアノブにお土産とメッセージが。『また来ます』って書いてあって、毎日、今日は来ていないかと不安で仕方ない。引っ越すことも考えています」(31歳/女性/エステティシャン)
送り狼の素質を持った男性に家の場所を知られてしまうと、とても厄介です。電話やLINEのメッセージだけでも恐怖を感じる場合が多いのに、実際に家にまで来られてしまうと、身の危険を感じてしまうのは当然のことだと言えるでしょう。
こうなってしまうと、引っ越すことを真剣に考えなくてはなりません。引っ越したくないなら、安易に家の場所を教えてしまうのはやめておいた方が良いでしょう。
もはや意図的?「送られ狼」とは【番外編】
好きな男性にあえて送ってもらう女性のこと
好意のない男性に送り狼になられることほど怖いものはありませんが、好意のある男性が送り狼になるのは、ある意味女性にとって嬉しいものです。自分のことを女性としてみてくれている証拠であり、何だか両想いになった気分になれますよね。
しかし、現代は送り狼になるような男性は減り、受け身の草食系男子が増加しています。女性は、もはや待っているだけではいけない時代になっているのですね。
好きな男性に隙を見せて、送り狼になるチャンスをわざと与えるタイプの女性が増えてきたのですが、このような女性たちのことを「送られ狼」と表現しているのです。
女性が工夫しなければならないほど、世の中には草食系男子が増えてしまったと言えるでしょう。
口実を作って家まで送ってもらおう
意中の男性に送り狼になってもらうためには、家に呼ぶ口実を作らなくてはなりません。草食系男子に、ただ「家に送ってほしい」と言っても、本当に家に送るだけで帰ってしまうでしょう。
「渡したいお土産があったのに家に忘れてきた。帰る方向が一緒だし、ついてきてくれない?」などと言って、自宅まで送るように声をかけるのです。そして、家まで来たら「せっかく来てもらったし、お礼にお茶だけでもしていって」と家の中に案内するのです。
また、機械に詳しい男性なら「パソコンの操作が分からない」「ゲーム機の調子が悪い」などと困ったそぶりを見せて、自宅に招き入れる方法もあります。
家の中に入らなければならない理由を普段から考えておくのですね。
酔いすぎたフリをして送ってもらう
お酒の席で酔っ払ってしまう女性はとても多いです。普段飲まないのに、たまに飲んだら、やはり酔いも早いのでしょう。この例を逆手にとって「酔いすぎたフリをする」という送られ狼もいるので紹介しましょう。
ここで重要なのは「本当に酔ってはいけない」ということです。本当に酔っ払って理性を失っているようでは、送られ狼などにはなれません。酔いすぎたフリをして、お目当ての男性にだけ甘えて見せるのです。間違っても、他の男性に勘違いされてはいけませんので注意してください。
「まっすぐ歩けるか不安。自宅まで送ってほしい」と言って送ってもらい、家まで来たら「中まで連れていってほしい」と言うのです。少しでも自分に好意のある男性なら、送り狼になってくれるかもしれませんね。
送ってもらったお礼に家でお茶でもと誘う
「夜も遅いので、自宅前まで送ってもらえませんか」とお願いすると、大抵の男性は送ってくれるでしょう。家まで来たら「送ってもらったのに、ここで帰すのは気が引ける。お礼にお茶だけでもどうですか?」と爽やかに言ってみましょう。
気があることが分かると、男性も中に入りにくいかもしれません。ここは、あくまで「ただのお礼」ということで、爽やかに提案してみるのです。少しでも好意を持ってくれている男性なら、家の中に入ってくれるでしょう。
とはいえ、何が何でも家に入らせようとするのは悪印象です。送られ狼も、強引すぎると相手が困惑しますので、ほどほどにしてくださいね。
送り狼を見分けて撃退!送り狼の対処法で身を守ろう
また、送り狼に遭遇した時の対処法は効果的ですので、ぜひ普段から意識しておき、困った時はすぐに対応できるようにしておいてください。
送り狼を上手く見分けて対処できれば、怖い目に合うことはありません。自分の身は自分で守れるようにして、上手くピンチを切り抜けてくださいね。
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