策士の特徴《仕事編》
信頼を得やすい
どんなトラブルも解決してしまうような人や、普通では考えられない利益率の仕事を獲得してくるような人は、相手の信頼を得るスキルに特化しているとかんがえられます。
具体的には、相手のピンチにいち早く駆けつけて対応することで、相手に恩を感じさせる行動をとっていることが多いです。いざという時に助けてもらったからこそ、その後に少し無茶な提案をされても、つい受け入れてしまいます。
これは、策士タイプが「この人を助けることで自分に利益があるだろうか」と考えながら動いているから。全ての人を助けるのではなく、自分にとって利益がある人を優先的に助けることで、結果的に自分が得をできる可能性が高くなるというわけです。
出世への意欲が高い
出世に対する考え方も、策士タイプは普通の人とは異なります。多くの人が「目の前の仕事を一生懸命することで、結果的に出世できたらいいな」と考えている中、策士は「出世するためにどうすればいいか」と常に考えている点が大きな違いです。
さらに策士の人は「出世するためにはどんなことでもする」との向上心も持っています。具体的な目標と、なんとしても達成するという強い意志を持ち合わせているからこそ、どんな困難にも立ち向かっていけるのです。
権力者を味方につける
偉大な成功を果たすには、人間一人の力ではとうてい不可能です。特に一般市民が大手企業の代表になろうとしても、ただやみくもに仕事をしていてはいつまでたっても目標を達成できません。
その点、策士の人は味方を作るのが上手いところが特徴的。特に権力者との人脈を多く持っています。権力を持つ人の信頼を得ておくと、引き抜きや昇進の話も舞い込みやすくなり、普通の人では信じられないような出世を実現させてしまうんですね。
さらに、権力のある人を味方につけておくと、いざという時に助けてもらえるメリットもあります。自分一人ではリスクが大きすぎてなかなかできないことにもチャレンジできるので、大きな成功をおさめる可能性も必然的にアップ。強い味方となる権力者に好かれるところも策士の特徴です。
利益を得ることが第一
策士タイプが次々成功をおさめる背景には、利益を最重要視していることが考えられます。いくら同じ仕事を完了させたとしても、10時間かかった場合と5時間で終えた場合では、かかってくる人件費も大きく異なりますよね。
長時間残業してがむしゃらに頑張ることが良しとされているのが日本の社会ですが、策士タイプはいい意味で無駄を切り捨てる潔さを持っています。限られた時間で作業を終えるストイックさを持っているからこそ、他の人よりも多くの利益を上げることができ、周囲からの信頼を勝ち取ることもできるんですね。
こまめに「ホウレンソウ」する
社会人になるとまず教えられるのが「ホウレンソウ」。これは「報告」「連絡」「相談」の頭文字をとったものです。策士タイプの人はこまめなホウレンソウを欠かさないことで、上司や取引先からの信頼を勝ち取っています。
例えば、大型案件を抱えている時に、現場を担当する会社から案件開始以降の連絡が途絶えてしまったらどう感じますか。多くの人がその会社に不信感を持ってしまったり、案件の進み具合が心配になってしまいますよね。
一方策士タイプの人は、的確なタイミングでホウレンソウをします。「今日はこの作業まで完了しました」「〇日から他の案件が重なるので、それまでにこの作業を完了させたいのですが、よろしいですか」などのこまめなホウレンソウをすることで、「この人ならもっと難しい仕事を任せられるかも」との気持ちにさせてしまうでしょう。