そもそも「拘束プレイ」ってなに?
セックスがマンネリ化してくると、刺激が欲しくなるもの。そこで、刺激を求めてSMプレイに興味を持つ人もいるでしょう。そして、そのSMプレイの中でも実践しやすそうな「拘束プレイ」に目を付ける人は多いかもしれません。
しかし、「拘束プレイってどうやるの?」と悩んでしまう人も多いでしょう。この記事では、拘束プレイの魅力と縛り方のパターンをご紹介します。合わせて相性の良いプレイもご紹介しますので、自分に合ったプレイを見つけてみましょう!
縛って自由を奪うセックスのプレイ
そもそも「拘束プレイ」とはなんでしょうか?「拘束プレイ」とは、様々な方法で相手を縛って身体の自由を奪い、そのうえでセックスをすることです。拘束プレイは、いわゆるSMプレイの一種に含まれます。
SMプレイはソフトなものからハードなものまで色々とありますが、その中でも拘束プレイは実践しやすい内容といえるでしょう。そのため、SMプレイに興味があるけど、なにから始めたらいいのかわからないという人にオススメです。
「緊縛」とは違うの?
拘束プレイと言われると、麻縄による「緊縛」を連想する人もいるのではないでしょうか?もちろん緊縛も拘束プレイの一種ではあります。しかし、「拘束プレイ=緊縛」というわけではありません。
また、緊縛は相手の体に合わせた縄の用意から、プレイ中の相手の体の血流管理などまで、色々と考えなくてはならないことが多いです。そのため、難易度が高く初心者には向いていません。
一方、拘束プレイは、縄だけではなく、色々な道具を用いて相手の体を縛っていきます。そのため、初心者にも簡単にできる方法もあるのです。拘束プレイができれば、あなたのセックスはいつもより盛り上がることでしょう。
拘束プレイの魅力とメリット
まずは拘束プレイの魅力とメリットについてご紹介していきます。拘束プレイには、意外な効果もありますよ。相手を拘束プレイに誘うとき、どのように誘ったらいいのか悩んでいる人は必見です。
セックスの興奮度が増す
拘束プレイの一番のメリットは、セックスの興奮度が増すという点です。縛られる側は、身体の自由を奪われることによって、羞恥心をいつも以上に感じることができます。また、縛る側は拘束相手を自由に責めることができるので、相手を支配しているような感覚を味わうことができるでしょう。
普段は恥ずかしくて全てをさらけ出せない人も、拘束されることによって全てをさらけ出してしまう可能性があります。そのため、普段とは違う相手の表情や仕草により興奮が増すことでしょう。
セックスのマンネリ化防止
いつもと違う刺激のあるセックスになるので、セックスのマンネリ化防止にもなります。長く付き合っていると、どうしてもセックスはマンネリ化してしまいがち…。一度マンネリ化してしまうと、なかなか解消することが難しく、そのままセックスレスになってしまうこともありえます。
拘束プレイをすることによって、普段と違う相手の一面を見れば、それが刺激となりマンネリ化を防いでくれるでしょう。ハマれば、「次はこれを試してみよう」と次のセックスの機会へとつなげることもできますよ。
SMプレイの中では手が出しやすい
SMプレイに興味があるけれど、凝った衣装や道具が必要なのではないか考え、手が出せないという人もいるのではないでしょうか?また、専用の道具を買うのが恥ずかしいと感じることもあるでしょう。しかし、拘束プレイはそのような心配をしなくてもいいのです。
もちろん専用の道具を使った拘束プレイもあります。しかし、初心者はいきなり専用の道具などを使わなくてもOK。身近にあるタオルやネクタイなどで相手を縛るだけでいいのです。身近にあるものですから、簡単に用意することができますし、抵抗がある人でも取り入れやすいでしょう。
信頼関係を強められる
先ほどもお伝えしたように、拘束プレイはSMプレイの一種です。SMプレイは特殊なプレイなので、相手に受け入れてもらえない場合もあるでしょう。お互いの同意の上で行う必要があります。
縛られる側は自由がなく動けない状態です。縛る側は自分の好きなことができます。そこに相手への配慮がないと、相手の嫌がることをしてしまい傷つけてしまうこともあるかもしれません。
つまり、縛られる側は、縛る側を信頼しているから同意するわけです。お互いを信じて、相手にゆだねるという面から、拘束プレイは信頼関係を強められるでしょう。
拘束プレイの縛り方パターン
拘束プレイに難しい技術は必要ないことがわかったでしょうか?ここからは、拘束プレイの縛り方のパターンをご紹介していきます。簡単なものから順番にご紹介していきますので、自分たちに合ったものを試してみましょう。
手首をつかんでおさえる
一番簡単な方法は、相手の両手首をつかんでおさえるという方法でしょう。「それだけでいいの?」と思った人もいるのではないでしょうか?しかし、SMプレイに抵抗のある人でも取り入れやすく、なにより道具が一切いらないので非常にやりやすい方法と言えます。
振りほどこうと思えば振りほどけてしまえるので、物理的拘束というより精神的拘束に近いかもしれません。そのため、相手のSMプレイに対する反応を見るためには、この方法を試してみるのがいいでしょう。
また、手首をおさえるときに相手の顔よりも上の方でおさえると、胸部がさらけ出される状態になります。こうすることにより、相手の羞恥心をさらに煽ることができるでしょう。
後ろ手に縛る
拘束プレイの基本と言われているのが、後ろ手に縛る方法です。やり方としては、相手の両手首を身体の後方で、縄や手錠、手枷などで拘束します。楽に縛ることができ、縛られる側も無理な体勢をとる必要がないため、こちらも非常にやりやすい方法と言えるでしょう。
手錠や手枷などがなくても、ネクタイやタオルといった身近なものでももちろんOK。両手の自由が奪われると、顔や胸部などを隠すことができなくなるので、相手の羞恥心を煽ることができるでしょう。
また、椅子を使って、椅子の背もたれに手を縛るのも同じような効果が得られます。椅子の場合は、手首を縛るのと同時に椅子の足に相手の足首を縛りつけると、より自由がなくなり興奮が増すかもしれません。
ベッドに縛る
ベッドに縛りつけて身動きをとれなくするのも、代表的な拘束プレイの方法です。相手にバンザイをさせてベッドに寝かせます。そして、ベッドの上の方の両角に、それぞれ右手と左手を紐などで結び拘束しましょう。
始めは手だけ拘束し、慣れてきたら足も下の方の両角にそれぞれ拘束してみてもいいかもしれません。紐をベッドの下にくぐらせて縛るのもいいですし、ベッドに拘束する専用の道具もあるのでそれを使ってもいいでしょう。
全裸で大の字に拘束されると、本当に身動きがとれないので、何をされても抵抗することもできません。ドキドキすること間違いなしです。
M字に足を縛る
次にご紹介するのは、M字に足を縛る方法です。まず相手に、両方の膝をそれぞれ折り曲げてM字開脚をしてもらいます。そして、ふくらはぎとふとももを一体にした形のまま、縄などで拘束しましょう。すると、脚を閉じることができなくなり、性器が丸見えの状態を作ることができます。かなり強い羞恥心を感じさせることができるでしょう。
縛るのが難しそうだと感じた人もいるのではないでしょうか?M字拘束用のロープも売っているので、それを使えば簡単に拘束することができますよ。
手首と足首を縛る
先ほどまでお伝えしてきたものは、「手首だけを縛る」「足首だけを縛る」というように、手と足を別々に縛るパターンでした。今度は、手と足を合わせて縛る方法です。手首と足首を、身体の前方で左右それぞれ結びつけましょう。このとき、肘と膝まで結びつけて拘束すると、より強い拘束感が味わえます。
このやり方も、性器が丸見えになり、手足で隠すこともできなくなるので、強い羞恥心を感じることでしょう。また、身体の後方で結びつけると、身体が反る形になってさらに露出感が強くなります。ただ、少し無理する体勢になるので、相手の様子をしっかりと確認しましょう。
柱に縛る
拘束プレイは身体のみを縛るのではなく何かと一緒に縛ることも可能です。一番簡単なのは柱など大きめで固定されており動かないもの。これらと一緒に身体を縛ると完璧に身動きが取れなくなります。
身体ごと柱に縛り付けても良し、立たせたままでも良し、また、手首のみ、足のみといった部分だけ柱に拘束することも可能なので、自分たちの拘束プレイのレベルに合わせて縛り方を変えてみましょう。
拘束プレイ専用の道具を使う
紐や縄だとうまく縛れない人や、もっと刺激が欲しい人は、拘束プレイ専用の道具を使ってみましょう。拘束プレイ専用の道具には色々な種類があります。
例えば、手錠。一口に手錠と言っても、拘束プレイ専用の手錠は一般的に思い浮かべるような金属製のものだけではありません。中には、ピンクのかわいいリストバンドのようなものや、マジックテープでできるソフトなものもあります。
手錠であれば、縄のように縛ることなく誰でも簡単に拘束することができます。そして、拘束プレイ専用の手錠であれば、相手の身体に痕が残らないように配慮がされているものも。また、ジョイント機能付きのものを選べば、手と足を別々に拘束したり、はたまた一緒に拘束して開脚状態に持っていったりもできます。
先ほどもお伝えしたように、拘束プレイ専用の道具はたくさん種類があるので、自分たちにあったものを一緒に見つけてみましょう。
拘束プレイ専用の大型器具を使う
拘束プレイ専用の道具とは別に、専用の大型器具もあります。主にラブホテルなどのSMプレイ専用の部屋に設置されていることが多いです。X字型になっている磔台や、産婦人科の診察台のように開脚をさせられてしまうような椅子など、こちらも様々な種類があります。
ただ縛られるだけより、見た目にも刺激的なのが特徴です。普段と違う、いかにもなSMプレイに興奮すること間違いなし!
首輪、リードを使う
拘束プレイは、手足を縛るだけではありません。専用の首輪をつけて首を拘束することも拘束プレイの一種です。これも物理的な拘束というよりは、精神的な拘束と言えるでしょう。首輪をつけることは、手足を縛ること以上に相手への征服感を味わうことができる可能性が高いです。
拘束プレイに使う首輪は、できる限りSMプレイ専用の首輪を使うようにしましょう。ペット用やアクセサリー用の首輪は、専用のものではないので思わぬ事故を引き起こす可能性が高いです。マジックテープタイプのものを選べば、すぐに外せるので初心者にも扱いやすいでしょう。
また、首輪にリードがつくと、よりハードな雰囲気になってきます。ご主人様と奴隷、または、ペットのような感じが強まるわけです。プレイ中にリードを引っ張って、相手が自由に動くことを阻止することもできるでしょう。ハードなSMプレイをしてみたい人にオススメです。
「言葉」で拘束する方法も
縛るのは縄や手錠のみではありません。上級プレイになるとパートナーを「言葉」で縛り付けることも可能になるのです。
具体的なのは、「動かないで」「そのままでいなさい」などと伝え、相手の状態をそのままキープさせること。十分な主従関係ができていればこそですが、物理的に拘束されている訳では無いのに恥ずかしい格好をキープされている相手を見て興奮するでしょう。
ここに至るまではかなり長い道のりかもしれませんが、最終的には言葉の拘束を目指すといいかもしれません。
拘束プレイに使える色々な道具
拘束プレイは、専用の道具を使わなくてもできるということをお伝えしてきました。ここでは、拘束プレイに使える色々な道具をご紹介します。身近なものの方が、手に入れやすいですし、あまり抵抗なく取り入れやすいです。工夫次第で拘束プレイは簡単にできるでしょう。
タオル
拘束プレイ初心者にオススメなのは、タオルです。タオルならどこの家にもありますし、ホテルなどにお泊りしても必ず置いてあります。つまり、入手がしやすい上に、抵抗なく取り入れやすい道具なのです。
縛ってもあまり痛みがなく、痕が残りにくいのが特徴。ソフトに拘束プレイを楽しみたい人にはうってつけの道具と言えます。ベッドが汚れてしまっても、すぐに拭くものとして使えるのもオススメのポイントです。
ネクタイ、浴衣の帯など服の一部
ネクタイで縛るのも、拘束プレイでは定番です。タオルで縛るよりも、かなりしっかりと縛れるでしょう。ネクタイがなければ、ストッキングなどで縛ってみてもいいかもしれません。自分たちが着ている服も、拘束プレイに使えるのです。
また、旅館などに泊まった際は、浴衣に着替えることもありますよね。浴衣の帯は拘束プレイに使うことができます。いつもとは違う浴衣を着た状態で、さらに帯で拘束されたら、興奮が高まること間違いなしです!
ベルト
ベルトも日常的に使用している人が多いのではないでしょうか。ベルトは、ソフトな拘束プレイにも、ハードな拘束プレイにも使えます。そして、使い方も簡単です。
ソフトに使うのならば、ベルトで手足を縛り上げましょう。ハードに使う場合は、他のもので縛った上で、ベルトを鞭のように使います。しかし、中には痛みを嫌う相手もいるでしょうから、ハードなプレイは必ず相手の了承を取った上でやるようにしましょう。
包帯、ラップ
包帯やラップは、相手の身体にぐるぐると巻きつけるだけで拘束することができます。とても簡単に拘束することができ、あまり痛みもなく、痕も残りにくいです。縛る場所によって道具を変えたりせずに、好きな長さで使えるのもオススメのポイント。
また、ラップは身体に張り付いて露骨に強調されて見えるようになるので、拘束される側はかなり恥ずかしさを覚えます。手や足だけを拘束したり、または手と胸部を一緒に拘束したりと、自由度がかなり高い道具と言えるでしょう。
肌負担の少ないテープ
もし医療用のテープなどを持っているのであればそれを使用するのもいいでしょう。医療用のものは肌に負担をかけにくくなっているものが主流のため、縛ったとしても肌が荒れる心配は少なくて済みます。
また、専門の道具などを購入するより安価であり、薬局などで簡単に入手が可能です。救急箱に入れておけるため誰かに見られても問題なく持ち運びも簡単なので、一度使用してみる価値はあるでしょう。
コード類
思い立ったらすぐに手に入り、どの家にも必ずあるものならコード類もおすすめです。ベッドで行為中に思い立ったら近くにあるコードをたぐり寄せれば良いだけなのでムードも壊さずに実行できます。
注意点としては、電源プラグを抜いた状態で使用するということ。感電の恐れがあるためプラグを差したまま拘束するのは絶対にNGです。必ず抜いて通電していない状態で使用しましょう。
拘束プレイをする際の注意点!
拘束プレイは、一歩間違えるとケガに繋がるかもしれない危険性を持ち合わせています。ここでは、拘束プレイをする際の注意点をご紹介していきます。これらの注意点をしっかりと守って、安全に拘束プレイを楽しみましょう。
双方の同意の上でプレイする
特殊なプレイである拘束プレイをしたくない人も、当然いるでしょう。そういう相手に、プレイを無理強いしてはいけません。無理にすると最悪の場合ケガに繋がりかねません。そのため、拘束プレイをするときは、必ず双方の同意の上でプレイするようにしましょう。
また、プレイの内容についても事前にきちんと話し合っておくのがベスト。拘束プレイにおいて、自分本位なプレイは厳禁です。お互いに楽しく気持ちよくなれるように、どこまでやるのかを話し合うのは大事なことでしょう。
いきなりハードなプレイをしない
拘束プレイは、ソフトなものからハードなものまであります。誰だって初めてやることは緊張しますよね。そして、SMプレイに恐怖を感じる人もいるでしょう。そういう人に、いきなりハードなプレイをしてしまうと、拘束プレイ自体に苦手意識を持ってしまう可能性が高いです。
そのため、いきなりハードなプレイをすることは避け、ソフトなプレイから徐々に慣らしていきましょう。最初は不安な気持ちを解消するために、抵抗しようと思えば自力で抜けられる程度にとどめておくと、拘束される側も安心してプレイに集中できるかもしれません。
拘束プレイ中は相手の様子をしっかりと確認する
拘束プレイにおいて、縛られる側は身体の自由を奪われるわけですから、恐怖と不安を強く感じることが多いです。そのため、拘束プレイ中は、縛る側は縛られる側の様子をしっかりと確認しましょう。
相手が必要以上に恐怖を感じていないか、強く縛りすぎていないか、血が止まったりしていないか、色々と気を付けて確認してあげなくてはいけないところがあります。慣れていないうちは、縛っているときに「痛くない?」「これくらいで大丈夫?」などと声をかけてあげましょう。
縛られる側の不安要素を取り除いてあげると、お互い楽しめる拘束プレイになります。先ほどもお伝えしましたが、自分本位なプレイは絶対にしないように気を付けましょう。
使う道具は清潔なものを
拘束プレイで使う道具は、清潔に保つことが重要です。使用した後はしっかり洗浄し、清潔にしてから保管しましょう。汚れた状態のまま使用してしまうと、病気のもとになる恐れがあります。また、セックス中は汗をかきがちですが、汗が道具についてしまうと、雑菌が発生しやすくなるので注意しましょう。
拘束プレイをしたことによって病気になってしまったら、二度と拘束プレイをしたくなくなるかもしれません。拘束プレイを長く楽しむためにも、清潔な道具を使うように心がけましょう。
拘束の痕が残らないように配慮する
縛られる側は、拘束プレイ中に拘束部位がある程度圧迫された状態になります。そのため、布擦れなどがなくても鬱血痕がついてしまったり、皮膚を傷つけて赤く擦れたような痕が残ってしまったりする可能性が高いです。
拘束の痕が残っていると、周りの目を気にしながら生活しなくてはいけなくなります。そうならないためにも、縛る道具をクッション性のあるものにしたり、少し緩く縛るなど配慮してあげましょう。
もし痕が残ってしまったら、すぐにぬるめのお風呂に入るなどして温めた上で、拘束部位をマッサージします。すると、血行がよくなり、通常よりも早く痕を消すことができるでしょう。
セーフティワードを決めておく
セーフティワードとは、「もうこれ以上はやめて」という意味合いを持つ言葉です。単純に「やめて」と言うとムードを壊してしまうため、パートナーと2人で決めた秘密の言葉の場合が多いでしょう。
例えば、「好き」はプレイに問題なし。一方で「愛してる」は「これ以上はやめて」という意味だということをパートナーとあらかじめ決めておくのです。こうすることで拘束されている側の心身を守れるため、初めの頃は特に意識してワードを設定しておくことが望ましいでしょう。
長時間のプレイは避ける
拘束する体勢にもよりますが長時間のプレイはしない方が無難です。初心者の場合はやさしめの体勢から拘束していくかと思いますが、慣れてきた頃が一番危ないでしょう。そのためあらかじめ拘束する時間などを決めておいた方がいいと言えます。
手首だけ、足首だけならまだしも、全身を拘束するのは血流の滞りや痕が残ったりといったリスクが付きまとうのです。パートナーを傷つけたくないなら尚更気を付けましょう。
拘束プレイと相性の良いプレイとは?
ただ縛るだけに慣れてきたら、もっと刺激が欲しくなることもありますよね。ここでは、拘束プレイと相性の良いプレイをご紹介していきます。拘束プレイと合わせてすることで、興奮が増すこと間違いなしです!相手の様子を見ながら、徐々に試していきましょう。
言葉責め
拘束されているときに言葉責めをされると、より興奮が増します。普段のセックスではあまり喋らない人も、たくさん声かけをしてあげましょう。何を言ったらいいのかわからない人は、相手の今の状態を実況するだけでも、相手の羞恥心を煽ることができますよ。
拘束具以外の道具を使わずにできるので、最も簡単にできる相性の良いプレイです。言葉責めするときに、恥ずかしがってしまうと気分を盛り下げてしまう恐れがあるので、恥ずかしがらずにやりましょう。
くすぐり
誰でも身体にくすぐったいポイントがありますよね。普通にセックスをしていても、お互いの身体をくすぐりあったりすることもあるでしょう。普通のセックスならば、くすぐったかったら逃げることができます。しかし、拘束プレイ中ではそうはいきません。
拘束により抵抗することも逃げることもできず、限界までくすぐられることになります。そうすることによって、興奮を高めていくわけです。用意するものもハケや筆などでOK。かなり手軽にでき、危険も少ないので初心者にオススメです。
しかし、くすぐりに夢中になりすぎて無茶なくすぐりを続けると、相手が失神してしまう可能性もあります。そのため、限界になったときのやめる合図や言葉を、事前に決めておくと良いでしょう。
目隠し、顔隠し
拘束プレイでは、何をされるかわからないという恐怖や不安が常にあります。それをさらに強くするのが、目隠し、顔隠しです。目隠しは、アイマスクをする場合が多いでしょう。目隠しをされることによって、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされた状態になります。
ちょっとした音でも、何が起きているのかわからないので気になってしまうでしょう。それが緊張感や期待を膨らませてくれます。アイマスクがあればそれがベストですが、なければタオルやネクタイなどで隠しても良いでしょう。
一方、顔隠しは、目隠しとはまた違った意味が含まれます。視覚の遮断に加えて、顔隠しは個人の否定という側面もあるのです。顔を見えなくすることによって、自分という「個」を忘れて乱れたいという人に向いているでしょう。
口枷、開口器
口枷や開口器は、相手の言葉を奪うという性質と、閉口の自由を奪うことで涎を垂れ流しにさせるという性質を併せ持っています。
拘束プレイで、身体の自由を奪った上に、言葉の自由も奪います。そして、涎を垂れ流させることによって、羞恥心をもっと煽ることができるでしょう。寝かせた状態で付ける場合は、仰向けにすると涎を飲み込んでしまうので、できればうつぶせや横向きに寝かせると良いです。
また、開口器は口枷と違い、口内への異物や液体の侵入を防げなくするという性質もあります。強制的にフェラさせたりすることもできるので、双方がハードなプレイをしたい場合にオススメです。
ローターやバイブなど大人のおもちゃ
何度もお伝えしているように、縛られる側は身体の自由を奪われているため抵抗することができません。そのため、普段ならば大人のおもちゃで攻められても脚を閉じるなどして逃げることができますが、拘束プレイ中は逃れることができないのです。
自分の限界を超えて、絶頂を迎え続けることが可能になるのが、拘束プレイに加えて大人のおもちゃを使ったプレイの特徴。ローターを入れっぱなしにしたり、電マやバイブなどを当て続けたり、色々な攻め方を試してみましょう。
また、上級者向けになりますが、大人のおもちゃで攻めた状態のまま放置するプレイもあります。いわゆる放置プレイというものです。ただし、拘束されている側は何か起きたときに自分で対処できないので、その場を去るなどといった本当に放置するようなことは絶対にやめましょう。
男女の拘束プレイ経験談!
今度は拘束プレイの経験談をご紹介していきます。男女両方の意見をご紹介するので、恋人がどのように考えるかの参考にしましょう。拘束プレイはやはり特殊なプレイなので、賛否両論あります。自分のパートナーがどのように考えているかの確認は、しっかりとしておきましょう。
いつもより感じてしまった
「最初は拘束プレイなんて…って思ってたけど、彼氏にお願いされて仕方なく1回だけやってみることに。でも実際にやってみたら、いつもより興奮して感じてしまいました。あれだったらまたやってみてもいいかも、なんて思ってしまいました」(22歳/女性)
女性の中には、拘束プレイに対して嫌悪感を抱いている人が少なくありません。しかし、実際にやってみたら意外と興奮してしまう人もいます。いかに男性がうまく拘束プレイをやる気にさせられるかにかかっています。
また、プレイ中も、男性だけが気持ちよくなるのではなく、女性も気持ちよくさせてあげることができれば、拘束プレイに対する嫌悪感も薄れることでしょう。またやりたいと思ってくれるかどうかは、彼氏次第というわけです。
Mっ気がある彼女とラブホテルで拘束プレイ
「Mっ気がある彼女が、前から拘束プレイに興味を持っていたのは知っていたので、思い切ってSMルームがあるラブホテルに誘ってみました。自分も彼女も大興奮で、いつもより激しいセックスをしてしまいました」(26歳/男性)
おうちでSMプレイは道具もないし、ちょっとやりづらいと思っている人は、思い切ってSMルームがあるラブホテルにいくのもアリ。ラブホテルのSMルームには、拘束プレイ専用の大型器具がおいてあるところが多いです。
拘束プレイ専用の大型器具は、個人で購入するには金額が高すぎますし、なにより大きいので置く場所に困ってしまう場合がほとんど。しかし、大人が使っても安全に使えるように作られているので、安心して拘束プレイをすることができます。
そのため、本格的に拘束プレイがしたい人は、ラブホテルのSMルームに行ってみましょう。普段と違うシチュエーションに、いつもより興奮してしまうこと間違いなしです。
彼氏が興奮しすぎて怖かった…
「彼氏の頼みで拘束プレイをしてみました。でも、彼氏が興奮しすぎて見ていて怖くなり、つい泣いてしまいました…。もうしたくありません」(20歳/女性)
いくら念願の拘束プレイができたからといって、がっつきすぎると相手を怖がらせてしまう可能性もあります。ただでさえ拘束プレイ中は、縛られる側は身体の自由を奪われていて不安と恐怖を感じていることが多いのです。それなのに、相手の気持ちを考えない行動は絶対にNG。
相手の様子をうかがいながら、どのくらいなら相手も楽しめる範囲かをしっかりと見極めましょう。どうしてもダメなときは、無理せずに諦めることも肝心。そのまま続けると、最悪の場合、別れを切り出されてしまうこともあるかもしれません。
彼氏を征服している感じがたまらなかった
「いつもは偉そうな彼氏が『縛ってくれ』なんて言ったのには驚きました。でも、いざ縛ってみると、彼氏のことを征服している感じがしてたまりませんでした。たまにはこういうのもいいかもしれません」(24歳/女性)
普段とセックス中でSとMの関係が逆になるのは、よく聞く話です。いつもは偉そうなパートナーを征服していると感じることができるのが、拘束プレイの醍醐味のひとつ。日頃のストレス発散にもなるかもしれません。
彼女の意外な一面を見ることができた
「彼女が突然拘束プレイをしたいというから、てっきり縛られたいのかと思ったら、縛りたいとのこと。私は特にこだわりもなかったので、彼女のプレイに付き合うことに。やってみたら、彼女はノリノリでまるで女王様のようでした。私も新しい性癖に目覚めそうです」(27歳/男性)
自分から拘束プレイをしたいと言うのはかなり勇気がいる、と考える女性が多いです。そんな女性から申し出をされたら、断るようなことはせずにとりあえず試してみましょう。新しいパートナーの一面を見ることができるかもしれませんよ。
安全に配慮して拘束プレイを楽しもう!
拘束プレイは、決して敷居の高いものではなく、身近なもので簡単にできることが分かったでしょうか?ソフトなものからハードなものまで、色々と種類があります。色々と試して、自分たちに合ったプレイを探していきましょう。
また、拘束プレイは、双方の同意の上でやることが鉄則!そして、どこまでやるかなどを2人で事前にしっかりと話し合っておきましょう。相手への配慮を忘れなければ、拘束プレイで嫌な気持ちになる可能性は低いです。
特殊なプレイであるからこそ、安全に配慮して拘束プレイを2人で楽しみましょう!そうすれば、2人の信頼関係がさらに深まるに違いありません。
拘束プレイに関する専門家の意見やアドバイス
SMはルールを守ろう
「その時々の気分や状況に応じて、表現を変えたり、遊び心を混ぜたりするのは、マンネリを防ぐためにも大事な要素。しかし、お互いが楽しめて気持ちよくなれるという、大前提のルールを見失ってはいけません。」
これは『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋 美玄)の中の一節です。
拘束プレイを本格的に行うということは、要はSMプレイをするということですよね。しかしSMプレイには色々とリスクがあります。著者はそれについて、このように指摘しています。
「例えば、女性の乳首を愛撫するのに氷を使う、筆のようなもので全身をなぞってみる、といった身近な道具を使った遊びであれば、比較的、抵抗が少な いでしょう。リスクも少なく、安心してパートナー に身を任せることができます。
目隠しをする、手足を軽く拘束する、いわゆるソフトSMと呼ば れるものについては、どうでしょうか?
身体の自由を奪われるため、信頼関係が築けていないと、される側の不安は拭えませんし、そうした精神状態でのセックスが、楽しいものになるとは思えません。」
拘束プレイなどのSMプレイに必要なのは、信頼関係です。ずっと一緒に過ごしてきたパートナーと行うからこそ、安心して身を委ねられるのだと言えます。
また、しっかり知識を身につけなければ、身体に傷をつけてしまう場合もあります。事前に勉強してからはじめましょう。
何より大切なのは「思いやり」です。拘束する相手は大切な人のはずなので、細心の注意を払ってプレイを楽しんでくださいね。
手を使って軽く拘束するのもアリ
『「もっと愛される」30代からのモテSEX』(川上 ゆう)には、以下のような内容が書かれています。
「また、正常位を盛り上げるのが、挿入しながらの愛撫です。見つめ合ってキス。男性が胸を揉む&舐める。
少し”犯られちゃった感"を男性に求めるなら、 手首をホールド(握る、または拘束)してもらいましょう。」
正常位の最中に女性の頭上で腕を拘束するのは、男性の憧れではないでしょうか。拘束具などを使用しなくても比較的簡単に行えるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
なりきることが大切
『すごくいい!大人のセックス』(桜木ピロコ)には、拘束プレイなどのSMにおいて必要な心がまえが書かれています。
「先ほどもお話ししましたが、SMで重要なのは『なりきること』です。
拘束は専門的なカタチでなくても、専用の麻縄や綿ロープなどを使わなくてもいいと思います。 本当に拘束するのはカラダではなく、心なのです。
あなたが彼女をうまく支配し『ねえ、どんなに気持ちよくてもこの手を放したらダメだよ』そういって、彼女の頭の上で両手を組ませる。これだけで緊縛は成り立ちます。
浴衣の帯、タオル、ネクタイ、量販店やネットで購入可能の『ふわふわ手錠』、そういったもので、簡単に手を縛ったりしてあげましょう。
大切なのは、思い込みと雰囲気です。彼女に『私はこの人に拘束されている』そう思わせることこそが緊縛なのです。」
拘束プレイという名前があるため、事前準備などに身構えてしまう人がいるかもしれませんが、実際はそれほど意気込まなくても、そして本格的にしなくても気軽に行えるプレイなのです。
家にあるようなもので簡単に拘束できるため、お互いに興味があるならいますぐにでも始められるでしょう。
また、著者は拘束具の注意点についてこう述べています。
「なお、ビニール紐などは、カラダに食い込み、痛いばかりか痕も残りやすく危険です。絶対に使用しないで下さい。ガムテープも肌の弱い女のコはかぶれてしまいます。避けるようにしましょう。」
安全を第一に考えながら楽しんでくださいね。
<参考文献>
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋 美玄)
『「もっと愛される」30代からのモテSEX』(川上 ゆう)
『すごくいい!大人のセックス』(桜木ピロコ)
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