「告白された」に関する専門家の意見やアドバイス
告白される環境を作ろう
「告白されたことがない」という人は少なくないでしょう。こうした人たちが誰からも告白されない背景には、「モテない」だけではない理由があるようです。『モテれ。エロ可愛い女の知恵袋』(春乃れぃ)には、以下のような記述があります。
「(前略)さてさて告白についてですけど、”告白する”のが好きな女の子って思っていた以上に多いみたいですね。『その方が恋愛してる気がするから』とは彼女たちの談。本当のことを言えば、あたしは”言葉はいらない派”の人なんですよ。気がついたら隣りにいて、我に返ったら愛してた……・みたいなのが好きなもんで。それに極度なテレ屋なもんだから、告白なんて2度としたくない。
だからやっぱり『する』よりも『される』を選ぶことになっちゃうんだけど、イイな、あの人って思ってる相手からやっぱり告白されたいよね。
ということで、告白される環境をつくりましょう。
単独行動をするべし。
会話はしなくとも、普段から、頻繁に”目”だけは合うようにしておくべし。
なぜ、この2つをあげたかというと、今まで告白された男(女)に、
『なんであのタイミングで告白してきた?』のかを聞いたら、この答えがダントツに多かったからなんですよ。
男ってシャイじゃん、基本的に。
告白する時って確かに、”思いがあふれて、勢い余って”ってのもあるだろうけど、だけどある程度の『勝算』を見込んで、告白するやん?
だからその『勝算』を、あらかじめ相手にちらちら見せつけておく。
『これだけ目が合うんだからあのコもきっと俺を意識してる』
『いつも1人で行動してるんだから、きっと彼氏はいないんだろうな』
みたいな、ね。」
このように、「自分に告白したら成功するよ」というサインを送っておくのは、意外と効果的かもしれません。
「告白」は必ずしも必要ではない
学生時代の恋愛は、告白してOKをもらってから交際が始まるというケースが少なくありません。しかし、大人になればなるほど、形式ばった告白を経ずになんとなく交際が始まっているパターンが増えていくもの。『大人の「男と女」のつきあい方』(川北義則)には、以下のような記述があります。
「(前略)
テレビなどのバラエティー番組で、高校生をはじめ若い男女が意中の異性に”コクる”という趣向のものを見たことがある。クラスメートや仲間たちが見ている前で、直立不動のまま、まるでスポーツ大会の選手宣誓のように『○○さん、僕とつきあってください!』などと叫び、頭を下げて相手に右手を差し出す。
オーケーならば”コクられた”相手は、差し出された手を握り返す。ノーならば『ごめんなさい』。断られた告白者は、その場から去っていくという内容の番組だ。
これなどは視聴者のウケを狙った筋書きだから、目くじらを立てるほどのこともないが、相談メールの男性の場合、ちょっとおかしいと思う。
そもそも『つきあってください』と”コクる”必要などあるのだろうか。私にいわせれば『もう、すでにつきあいは始まっているではないか』である。
彼はすでに二人で、二度もコンサートに行って食事をしている仲だ。『カン違い女』でもないかぎり、その気もない男の誘いは二度も受け入れない。そんな関係であるにもかかわらず、なぜ、あえてかしこまって『つきあってくれ』と口に出さなければならないのだろうか。
要するにこれは、相談者も含めた最近の若者たちの自信のなさ、不安の表れなのだ。私の理解では、つきあいというのはふつう、二人で会ったり、話をしたり、映画を見たり、あるいはホテルに行ったりする行為をひとくくりにしていう。だが、彼らの場合はちょっと違うようだ。
彼らにはそうした実態よりも、相手からもらう『つきあいます』というお墨つきが優先されるのだろう。そのお墨つきをもらえば、安心してまわりに『オレの女だ』『私の彼よ』といえるということなのだろう。そうしなければ、そこから次のステップに進むことができないのだろう。何とも情けない。
『これからは手をつないでも怒らないんだね』『キスしても拒否しないんだね』『ホテルに誘っても逃げ出さないね』……。彼らにとっては、相手からもらう『つきあう』という言葉は関係を深める保証書なのだ。
(中略)
つきあってくれなどとひと言もいわずに、二人だけの時間をつくり、相手の表情や言葉などから徐々に距離を縮めていくのが、恋愛の進め方ではないか。ちょっと不安を感じながらも、肩を抱き寄せ、キスを受け入れてもらい、最後の一線へと進んでいく。そんなプロセスが愉しいのだ。」
「つきあいます」という宣言がなければ、次のステップに進めない関係ではなく、「つきあっているのかな?」「次のステップに進んでも大丈夫かな?」とドキドキしながら距離を縮められるのが、大人の恋愛なのかもしれません。
<参考文献>
『モテれ。エロ可愛い女の知恵袋』(春乃れぃ)
『大人の「男と女」のつきあい方』(川北義則)
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