動物に好かれる人の特徴とは？嫌われる人の特徴や好かれる方法も紹介

人間社会は駆け引きや勝負事にあふれています。もちろん、悪い人ばかりではないものの「良い人だと思っていたのに騙された」なんてことは珍しい話ではありません。一方、動物は正直で飼い主を裏切ることはほぼありませんね。この実直さに惹かれて動物を飼う人も多いです。

しかし、どんな人でも必ず動物に好かれるわけではありません。動物に好かれる人、嫌われる人にはどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、動物に好かれる人の特徴、動物に嫌われる人の特徴、動物に好かれるにはどうすれば良いのかなどを紹介していきましょう。動物に好かれたい、または動物になぜか嫌われてしまうと思っている人は、これを機会にしっかりチェックしてください。

動物に好かれる人、動物に好かれない人がいますが、いったい何が違うのでしょうか。実は、動物に好かれる人には共通する特徴があったのです。動物に好かれる方法を学ぶ前に、動物に好かれる人の特徴にはどのようなものがあるのか、一緒に見ていきましょう。

落ち着いている

いつもイライラしている人、せっかちな人って自分のことで精いっぱいで、動物どころか他人に対する思いやりも欠けているような気がしませんか？これはあながち間違いではありません。

また、犬や猫をはじめとする動物にとって、飼い主以外の見知らぬ人間は「何をしてくるのか分からない」という警戒の対象でもあります。なにより、人間側が動物を怖がって騒いでしまったり、動物の扱いが適当だったりすると、動物は警戒心を解いてはくれないのですね。

落ち着いた雰囲気の人間であれば、動物も次第に警戒心を解くようになり、だんだんと動物に好かれるようになるものなのです。

ニコニコしている

怖いからと言って、険しい表情で動物を見ていませんか。また、嫌いだからと言って、動物が近寄ると騒いでいないでしょうか。

動物だって人間のことが怖いのです。それなのに険しい表情で見られたり、騒がれたりするとリラックスするはずがありません。

一方、ニコニコと穏やかな表情で、ゆっくりと優しく話しかけてくれる人は、安心感をもたらし、動物に好かれるようになるでしょう。笑顔は人間同士だけではなく、人間と動物のコミュニケーションにも大切なのですね。

子供が好き

理性よりも本能が勝ってしまうのは、動物も人間の子供も同じだと言えるでしょう。自分の思い通りにいかない場合は悲しい感情や怒りの感情を出しますし、食べ物が欲しい時など、自分の欲求に対しては遠慮なくアピールしてきます。

動物の要求に対し、イラつくことなく丁寧に対応することができる動物好きな人に、子供好きが多いのは不思議なことではありません。

本能のままに行動する子供を見て、可愛いと思える人は、きっと動物に対しても愛情を持って接することができるでしょう。

我慢できる

野生ではない限り、動物は、基本的に人間が面倒を見なくてはなりません。お腹が空いたらご飯を用意したり、排せつ物を処理するのも人間の仕事ですね。

また、時には人間が困るような失敗やいたずらをします。動物はいつでも人間の思い通りにはいかないのです。なので、このような面倒なことがあった時もイライラせずに、我慢ができる事が重要と言えるでしょう。

我慢ができる人ほど、動物は信頼をおくことができますよね。なので動物に好かれる可能性が高くなるのです。

人間と生態系が違う動物との共存には、我慢がつきものです。これをしっかり理解できている人ほど、動物に好かれる傾向にあると言っても、過言ではありません。

動物に好かれる人の性格面での特徴を追ってきましたが、性格のほかにも動物に好かれる人の特徴はあります。動物に好かれる人は、どんな特徴があるのか、引き続き一緒に確認していきましょう。

動物にとって嫌なにおいがしない

嗅覚が優れた動物の代表と言えば犬ですが、犬の嗅覚はどのくらいだと思いますか？実は、犬は刺激臭なら人間の1千～1億倍ほどの嗅覚を持っているとされています。驚愕の結果ですが、とにかく犬の嗅覚は人間とは比べ物にならないほど鋭いのです。

動物は特に、アルコールやタバコ、マニキュアなどのにおいを嫌う傾向にあり、このにおいをまとっている人間のことを避けようとする傾向にあります。

確かに、嫌なにおいをずっと嗅ぎ続けるのは苦痛ですね。動物は人間よりも嗅覚が優れている分、においにも配慮が必要だと言えるでしょう。

動物を飼った経験がある

動物が好きな人の特徴はさまざまですが「実際に動物を飼っていた経験がある」という人は、高確率で動物のことを好きであると言えるでしょう。

動物を飼った経験があるからこそ、動物が好むこと、嫌うことをよく理解しています。なので、動物たちも安心してコミュニケーションがとれるのです。

実際、犬を飼ったことがない人に散歩をさせると、犬の歩調を考えず自分の歩調で歩いてしまうことも珍しくありません。「動物に合わせて一緒に過ごす」という基本が分かっていないのですね。

こんな少しの違いでも、動物にとっては大きな違いとなって感じるものなのでしょう。

目線の高さを同じにしている

動物に好かれる人は「動物の気持ちに寄り添うこと」ができています。

虎や象は人間より大きな動物になりますが、犬や猫や鳥など人間にとって身近な動物ほど、人間より小さな体をしていることがほとんどです。

自分よりはるかに大きい人間を目の前にすると、動物は警戒心を抱き、不安になるでしょう。そんな時は、同じ目線になるまで体勢を低くし、できるだけ動物が怖がらないようにするべきです。

この行為が自然にできている人は、動物に対して、とても思いやりがあって、動物に好かれる人だと言えるでしょう。

動物に信頼してもらうまで気長に待つ

動物が好きだからと言って、無理やり体を触ろうとしていませんか？人は、どうしても動物よりも優位に立ちたがる傾向にありますが、動物に好かれる人は、あくまで動物と自分は対等の関係であると考えているものです。

動物と無理やり交流しようとするのではなく、動物のペースに合わせて、動物が自分のことを信頼してくれるまで気長に待つのですね。このような態度で接してもらえると、動物は「この人は危険な人ではない」と認識し、上手くコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

動物に好かれたいなら、動物が心を開いてくれるまで、根気よく待つようにしてあげてください。

動物に好かれる人の特徴を追ってきましたが、今度は逆に、動物に嫌われがちな人の特徴を探っていきましょう。動物に好かれる人、動物に嫌われる人、いったいどのように違うのでしょうか。

大声を上げる

大声で勢いよく話す人、落ち着いてゆっくりと話す人、あなたはどちらに好印象を持つでしょうか。動物も子供も、弱い立場の生き物は、大声を嫌う傾向にあります。何だか怖いイメージがあり、怒られているような気分になってしまうのでしょう。

ただでさえ動物は、自分以外の動物に対して警戒心を抱くものです。「大きな声＝威嚇されている」と判断されてしまうと、動物に好かれることはありません。

人間よりも聴覚が優れている動物もたくさんいます。大きな声を出して、動物のストレスになることのないよう、注意を払うようにしてください。

動作が大きい

所作が美しい人、大雑把でガサツな人がいたとしたら、どちらが好印象なのかは一目瞭然だと言えるでしょう。人間でもゆっくり、丁寧なしぐさをする人の方が安心感があるものですね。

動物は常に「相手が自分に危険を与えてこないかどうか」を警戒しているものです。それなのに、動作が大きいと「攻撃してくるのではないか」と勘違いしてしまうこともあるでしょう。

これでは、動物に好かれるどころか、動物に嫌われてしまいます。動物の前では、動物の気持ちを考えて行動するようにしてください。

一貫性がない

共存するうえで、動物と人間との間にルールは必要です。排泄場所をしょっちゅう変えたり、ご飯の時間がバラバラだったり、ある行動について怒ったり怒らなかったり…。その日の気分で人間の行動パターンを変えていないでしょうか。

動物は人間の言葉を話すことはできません。人間との共存生活の中で、ルールをおぼえてお互い快適に過ごせるように、動物側も必死で努力しているのです。

それなのに、ルールを頻繁に変えたり態度を変えたりしていては、言葉を話せない動物はどうしていいのか分からなくなり、困惑してしまうでしょう。

動物に好かれる人になりたいのなら、動物を困惑させないようにすることが賢明なのです。

動物に嫌われるにおいがする

動物は、体臭などの生理的なにおいを嫌がることはあまりありません。しかし、マニキュアやタバコなど、人工的なにおいを嫌がるのはよくあることです。

動物は嗅覚が優れているため、人間がなんとなく不愉快に感じる程度のにおいでも、とてつもなく不愉快に感じてしまうもの。なので、人間に我慢できる範囲でも、できるだけにおいに対しては注意を払うようにしてください。

人間が好きなにおいだからと言って、動物も平気だとは限らないのですね。

動物に好かれる人の特徴や動物に嫌われる人の特徴を見てきましたが、自分はどちらのタイプだったでしょうか。「自分は動物に嫌われる人ではないか」と不安になった人のために、動物に好かれる人になる方法をピックアップしていますので、一緒に確認していきましょう。

腰を下ろし目線を合わせる

人間社会では「人間＞動物」という常識が暗黙の了解でもあります。しかし、動物に好かれる人になりたいと思っているのなら、動物と対等の関係にならなくてはなりません。

常に上から見下げられても、人間より体の小さい動物の恐怖心はなかなか取れませんね。もし自分が動物の立場だったら、怖くないかどうかを想像してみることから始めましょう。

まず腰を下ろし、できるだけ目線を同じ高さになるように合わせていきます。動物は同じ目線というだけで、恐怖心が解け、少し安心することができますよ。これだけでも、動物に嫌われ続けることはなくなるでしょう。

ゆっくりと距離感を縮める

動物に好かれる人になりたいからと言って、強引にコミュニケーションを取ろうとしても逆効果と言えるでしょう。その行為は、動物の気持ちを後回しにして、自分の気持ちを押し付けている他ならないのです。

「急がば回れ」という言葉があるように、動物に好かれる人になりたいなら、時間をかけてゆっくりと距離を縮めるように努力していきましょう。

吠えられている時は、無理して近づかないようにしてください。毎日同じ目線で優しく話しかけることで、次第に動物の心も落ち着いてくるかもしれません。

適度な距離感を保ち「あなたに攻撃することはありません」という意思表示をしてくださいね。動物の意思を尊重することが大事なのです。

多少の失敗は大目に見る

子育てでもそうですが、動物との生活はいつも思い通りにはいかないものです。

何度言ってもなかなか排泄場所を覚えてくれない、壁紙を破ってしまうなど、やめさせたい行為がなかなか治らない、そんなことでイライラしていないでしょうか。

動物は人間のルールに合わせることに必死なのです。人間のルールがなかなか分からないからと言ってイライラされてしまっては、動物は困惑してしまうでしょう。

そもそも人間が作ったルールなのですから、多少の失敗は大目に見る、気長に待ってあげる心の余裕を保ちましょう。そしないと、動物に好かれる人にはなれないと肝に銘じておいてくださいね。

同じ目線で遊んであげる

犬ならボール遊び、猫なら猫じゃらしなど、動物とコミュニケーションを取りたいなら「一緒に遊ぶ」というやり方がおすすめです。

動物は自分の好きなことで遊んでもらえるので、人間のことを「怖くはない」「楽しい」と感じてくれるようになるでしょう。また、犬であればドックランなどで交流することも一つの方法です。

「仕方がないから遊んであげている」という態度は動物に感じ取られてしまいますので、同じ目線で、一緒に遊びを楽しむようにしてください。

一緒の時間を楽しく過ごすことで、動物からの信頼を得ることも早くなるでしょう。

動物に好かれる人の特徴などを追ってきましたが、動物に好かれる人は男女で違いがあるものなのでしょうか。イメージ的には女性の方が子供や動物に好かれるような気がしますが、実際のところどうなのか、一つずつ確認していきましょう。

オスは女性が好き？

人間社会で言うと、男性は女性を好きになり、女性は男性を好きになるのが通常です。このように、動物もオスはやはり女性の方が好きなのでしょうか。

動物同士なら、やはりオスはメスを求め、メスはオスを求めます。しかしオスだからと言って、人間の女性を好きになることはありません。実際は、女性か男性かではなく「相性」がものを言うのです。

実際、女性の方が「声のトーンが落ち着いている」「話し方が優しい」などの特徴を持っていることが多いことから、動物に好かれる傾向にあります。なので、「オスだから女性が好き」「メスだから女性になつきにくい」ということにはつながらないのです。

メスは男性が好き？

先ほど説明したとおり、動物と人間の関係は、性別ではなく「相性」が肝心です。メスだから男性を好むとは限らず、それどころか優しく落ち着いた雰囲気の人が多い女性の方になつくことも珍しい話ではありません。

「オスは女性が好き」「メスは男性が好き」という単純な考え方はまったく当てはまらないのです。逆に言うと、男性でも落ち着いた雰囲気の人なら、動物に好かれる可能性は高いと言えるでしょう。

女性の方が動物に好かれる？

女性だからと言って、落ち着いていたり、優しい口調だったりするとは限りません。しかし、統計的にも男性より女性の方が、物腰が柔らかく、動物の扱いが丁寧な場合が多いのは事実です。

女性だからと言って、必ずしも動物に好かれる人だとは言えないものの、女性の方が動物に好かれることが多いのは、あながち間違いではないと言えるでしょう。

女性でも動物に嫌われる？

女性だから女性らしいとは限りません。雄雌の区別（役割）がハッキリしている動物の世界とは違い、言論の自由や表現の自由が謳われる人間社会では、男性的な女性も多く存在するのです。

大きな声でキビキビと強い口調で話す女性、動作が大きく、性格が大雑把な女性など。このように、人間の女性の特徴はさまざまですね。

さらに、女性は香水が好きだったり、整髪料やシャンプーのにおいにこだわったりする人も珍しくありません。こうなると、女性でも動物に嫌われる可能性が出てくると言えるでしょう。

動物に好かれる人には、動物に好かれるだけの特徴があったのですね。そこで気になるのが「動物に好かれるのに、人間には嫌われるという人はいるのか」ということです。動物に好かれる人は人間にも好かれそうですが、そのあたりはどうなのか検証していきましょう。

落ち着きがある人は一緒にいて安心する

動物に好かれるタイプの人は、落ち着いた雰囲気の人も多いと説明しました。落ち着いた雰囲気のある人は、人間にとっても安心感のある一緒にいて居心地が良いと感じる人が多いです。

落ち着いた雰囲気の人といると、焦ることも、不愉快になることもあまりないため、こちらの気持ちも落ち着いてくるでしょう。

「一緒にいて安心できる人」が良いのは、動物のみならず人間にも言えるです。コミュニケーションを取るうえで、落ち着きがあるかどうかは重要な要素なのですね。

物腰が柔らかい人は年下にも好かれる

怒ったり怖い態度を取ったりすることのない、物腰が柔らかいタイプの人は、動物だけではなく人間にも好かれると言えるでしょう。

ツンケンした態度や偉そうな態度の威圧感のある人は、動物にとって恐怖の対象となることが多いと言えます。しかしこれは、人間にとってもそうですよね。

物腰が柔らかいと、コミュニケーションを取るうえでトラブルは少ないと言っても過言ではないでしょう。だからこそ、人間にも好かれるのです。

辛抱強いので信頼できる

思い通りに動いてくれない動物を相手にできるほど辛抱強い人や、根気よくルールを教えてしつけができる根気強い人は、仕事面でも信頼できる人だと言えるでしょう。

このような方達は、仕事で困難にぶつかった時、根気よく辛抱強く、努力や工夫を重ねてくれる人です。なので、一緒に仕事をしていて安心感を感じることができます。

とても頼りがいのある人とも言えるため、辛抱強く自分を見守ってくれる人は、人間にも好かれる傾向にあるのですね。

温かく人情味があって幅広い年齢層にうける

動物のように生態系も全く違う生き物に対し、同じような目線で接したり、根気よく付き合ったりできるような人は、温かく人情味あふれる人だと想像できるでしょう。

困っている人を見ると助けてあげたくなる、誰かの役に立ちたいと思うなど、人の気持ちを常に最優先にできる人情味のある人と言えます。このような人は、子供から老人まで幅広い層に支持されるはずです。

人間より下に位置づけされてしまう動物に対しても、同じ目線で思いやりを持って接することができるのです。なので同じ人間に対しても、思いやりを持って真摯に対応してくれることが期待できるでしょう。

動物好きが、人にも好かれるというのは、このような理由もあったのですね。

今、読み終えてあなたはどう感じているでしょうか。あなた自身、動物に好かれる人でしたか？それとも動物に嫌われる人でしたか？そして、動物に好かれる人は、人に好かれやすいことも分かりました。

動物に好かれる人になりたい、または動物に嫌われるのはもう嫌だと感じている人は、ここで紹介した動物に好かれる人になる方法を実践していきましょう。

動物と上手く共存できるようになり、動物に好かれる人になった時、あなた自身に魅力が増し、きっと周囲の人からも好かれる人になっていることでしょう。

動物に好かれる方法を実践して、より魅力的な自分に近づいてくださいね。