手を振る行為にはどんな意味がある?
「手を振る」=好意の表れと考えていい
手を振るという動作は、別れる時におこなうことが多いものの、会った時にもしますよね。特に女性は、デートの時に男性よりも後に来ることが多いので「ごめん、待った~?」などと言い、手を振りながら近づくこともあるでしょう。
実は手を振る行為には、相手に本心を明かすという意味があります。手品やギャンブルなどでは、しばしば手の内を明かすと言いますよね。
これは、真実を明らかにするということ。つまり、相手に本心を明かすということは好意の表れであり、相手をよく思っていると考えていいでしょう。
本人も気づいていない心理が隠されていることも?
手を振ると言っても、さまざまな手の振り方があります。ただ、どんな手の振り方をするにしても、相手に手のひらを見せるという点は変わりませんよね。相手に手の甲を向けて手を振る人は、滅多にいないはず。
相手に手の内をあかすという意味を持っているとなれば、自分も気づいていない心理が隠れているかもしれません。そこで、職場の同僚や友人など、手を振る相手とそうでない相手がいるかどうか、改めて考えてみましょう。
もし、手を振る人がいる一方で、手を振らない相手がいる場合、手を振らない人に対しては無意識に「あの人は苦手」という心理が隠れている可能性があります。
男女に聞きました!あなたが手を振るのはなぜ?
「バイバイ!」の気持ちを込めて
「別れ際には、気持ちを込めて手を振ります。『きょうはありがとう。また会おうね、バイバイ!』という気持ち。だって、明日また会えるとは限らないじゃないですか。だから気持ちを込めて手を振ります」(25歳/女性/医療従事者)
今日と同じ明日がまた来るという保証は、どこにもありません。恋人や友達、家族など、大切な人との別れが突然来る可能性は、悲しいながらゼロではないのです。だからこそ、「また会おうね」と気持ちを込めて手を振ることには、大きな意味がありますね。
いつも無意識にやっている…
「高校や大学の友人たちと遊びに行った帰り道には、いつも「バイバ~イ」って手を振って別れます。無意識に手が動いてるから、もはや習慣?」(20歳/男性/大学生)
男性も男友達と遊びに行った帰り道に、別れ際に手を振っていることがよくありますよね。「ほんじゃ~」「うん、バイバ~イ」と手を振っている光景はおなじみです。
男性の場合は、嬉しいとか、距離を縮めたいという心理よりも、習慣化してしまい、無意識にやっているという人が多いかもしれません。
好意を表現するため
「誰にでも手を振るわけではなくて、特定の女性にだけ手を振ってます。理由ですか?好意を持っていることを表現するためですよ、もちろん。「それじゃ!」だけで別れるより、手を振った方が、与える印象もいいですよね」(26歳/男性/会社員)
男性は女性に比べると、手を振ることが少ないと言われます。その理由は、特定の女性にだけ手を振っているからなのでしょう。つまり、男性から別れ際に手を振られたら、女性は脈ありと考えていいということになりますね。
自分がされてうれしかったからそれ以来するように…
「後輩の子が上がる時に「お疲れ」と声をかけたら、「お先に失礼します」と言いながら手を振ってくれたんです。今までそれほど親しくなかったんですけど、それがすごくうれしくて。それ以来、自分も手を振るようになりました」(28歳/女性/経理職)
男女の間だけでなく女性同士であっても、手を振ることで距離感が縮まるのがわかります。思いがけない人から手を振ってもらえた驚きも、嬉しさをより大きくするのでしょうね。
人が手を振る心理とは?《パート1》
距離を縮めたいから
好意を持っている人との距離を、何とかしてもっと縮めたいという心理から手を振る時は、笑顔と一緒になるのが特徴です。その理由は笑顔で手を振ることで、相手に好印象を与えられるからなのは言うまでもありませんね。
もし、別れ際に笑顔で手を振ってくれたら、相手が好意を持ってくれている証拠。さらには、もっと距離を縮めたいと思ってくれていると考えていいでしょう。
良い印象を与えたいから
男女を問わず、手を振るという動作は相手に良い印象を与えますよね。そのため、相手に良い印象を与えたいという心理から、手を振ることがよくあります。
特に別れ際に手を振ることが多いのは、「じゃあ」とだけ言って別れるのと、手を振る動作を加えるのとでは、後者の方が格段に印象が良くなるから。別れ際は特に、良い印象を残したいという心理が強くなるために、多くの人が手を振ると考えられます。
存在をアピールしたいから
多くの人の中から自分に注目してほしいという心理が強い時、存在をアピールするために手を振ることがあります。
好きな人がいるけれど、周囲には他にも狙っている人がいる…。そんな時、「大勢の中の一人ではいたくない」という心理が働き、存在をアピールしなければと考えます。
もし、人が大勢いる中でも恥ずかしがることなく大きく手を振ってくれるようであれば、好意を示したいという気持ちが大きいと言えるでしょう。自分の存在をアピールし、仲良くなりたいという心理の表れからの行動だからです。
会えてうれしかったから
会ったときに手を振る心理は、ズバリ、会えてうれしいから。デートの待ち合わせで先に来てくれているのを見つけた瞬間、無意識のうちに手を振っていることはよくありますよね。
また、帰り際に手を振るのも、やはり会えてうれしかったという心理です。最近は徐々に増えてきたものの、日本にはそもそもハグをして別れるという習慣がありません。そのため、手を振って「会えてうれしかったよ」という気持ちを伝えようとしています。
人が手を振る心理とは?《パート2》
引き続き、人が手を振る行動に隠れている心理をご覧ください。
相手に対して親近感を持っているから
手を振る時には、相手に手のひらを見せますよね。前述したように、この行動には手の内を見せるという意味も込められている以上、親近感を持っている相手にしかできない仕草と言えます。
手を振る側の心理は意識的、無意識的に関係なく、親近感を持っているからこそできること。逆に、親近感を持たない相手に手を振ることなど考えもしませんから、まさに親近感という心理のなせる技です。
相手に手を振ってもらいたいから
手を振られたら、手を振り返すという人は多いのではないでしょうか。そのため、相手に手を振ってもらいたいという心理から手を振るケースもあります。
そもそも人は、好意を持っている相手からされた行動に対して、同じことをするのだとか。これを姿勢反響と言い、たいていは無意識に行うとされています。
相手に手を振ってもらいたいという心理から手を振る場合、相手が手を振り返してくれたら、好意を持ってくれていると考えていいでしょう。
別れ際が悲しい気持から
別れ際が悲しいのは、恋人同士なら誰もが同じ。もっと一緒にいたいのに、帰らなくてはならない時の寂しさは、恋愛にはどうしてもつきまといますよね。
そんな別れ際が悲しいという心理から、名残惜しさに手を振ることもしばしばです。この時は、悲しいという心理が強いために、顔も悲しそうになりがち。
嬉しいという心理から手を振るだけでなく、悲しいという心理もまた手を振る行動につながります。
味気ない別れの挨拶にしたくないから
長く付き合っている二人なら、デートも当たり前のことになり、別れ際が悲しくなることもないでしょう。「じゃ、またね」とあっさり別れることもあるかも。
ただ、それではあまりにも味気ないと感じたら、何とか味気ない別れの挨拶にしないようにするには、どうすればいいかと考えるでしょう。そのためにするのが、手を振るという仕草です。
手を振ることで、言葉だけの別れに比べて味気なさが緩和されます。「楽しいデートだった」という心理で一日を終えるために手を振る人は、案外多いのではないでしょうか。
まさか!手を振る方法でも相手の心理がわかる!?
ここでは、手を振る時の心理をパターン別にご紹介します。
小さく抑えめに手を振る時
小さく手を振るのは、別れが寂しいという心理です。特に男性は寂しいという心理を抑えきれずに、小さく抑えめに手を振ることがよくあります。もし、彼氏が別れ際に小さく手を振ってくれたら、寂しいと感じていると考えていいのではないでしょうか。
女性は周囲の目が気になるという心理から、小さく振る傾向が見られます。周りに見られたら恥ずかしいものの彼氏に手は振りたいため、胸の前などで小さく振ることになるわけですね。
女性が小さく抑えめに手を振る仕草は、彼氏をキュンとさせることウケアイ。別れ際にしてみてはいかがでしょうか。
大きく大胆に手を振る時
大きく手を振るのは、気持ちを思い切り表現したい心理の表れ。会った時なら、会えてうれしいという心理を、別れる時は、また会おうねという気持ちを身体全体で伝えてくるのが特徴です。
どちらの場合も、相手に対する自分の気持ちを、存分にアピールしたいという心理があるのは確か。付き合っている場合は、会えた喜びという心理が主な要因ですが、付き合っていないなら、好意を持っていることを知らせたい強い心理からの手の振り方になります。
顔の横で手を振る時
顔の横で手を振るのは、気軽な関係でとどめておきたいという心理の表れです。親しく付き合っている友人や、気の置けない仲間に対して行う時に多い手の振り方で、今のままの状態で付き合っていきたいという心理を意味しています。
つまり、友人としての好意は持っているものの、それ以上の関係は望んでいないということ。彼氏の候補には考えていない男性に対する手の振り方です。
顔の下で手を振る時
顔の下で手を振るのは、好意を持っている心理の表れです。好きな人に会えてうれしい、でも恥ずかしいという心理から、照れ隠しの意味もあって顔の下で手を振ります。
好きだということをまだ知られたくない場合や、もともとシャイな性格の女性だと、照れから顔の下で手を振ることに。いずれにしても好意という心理があるのは明らかなので、男性が気づいてくれるのを願いたいところですね。
知っておきたい!手を振る時に気を付けることって?
そこで、手を振る時に気を付けるべきことをまとめましたので、しっかり頭の中に入れておきましょう。
礼儀!基本的には目上の人に対して手を振らない
手を振るのが好意を示す動作なのは、日本人なら誰もが知っているのではないでしょうか。ただし、たとえ好意を持っていても、目上の人に対しては手を振ってはいけません。目上の人に対しては、別れの際にはお辞儀をするのが礼儀だからです。
親睦会などでお酒が入り、ほろ酔い加減の上司に手を振られた女性社員が手を振り返したら、上司の機嫌がさらによくなることもあるでしょう。だからといって、しらふの時におこなうのは厳禁です。
基本的には、目上の人に対しては手を振らないと心得ることが大事。同僚や後輩、友人に家族など、対等の立場、もしくは気の置けない間柄の人たちだけにしておきましょう。
お互いの親密度によっては悪印象を与える可能性も?
親密度が高まると、手の振り方が悪印象を与える可能性もあります。というのも、心理によって手の振り方も変わってくるからです。
相手の気を引きたい心理の場合と、相手から気持ちを隠したい心理とでは、手の振り方が異なるのも無理はありません。そのため、手の振り方で「何か隠している」とわかってしまい、悪印象を与えることになります。
関係性が構築できていないと馴れ馴れしいと取られる
互いの関係性が構築できていない状況で手を振ると、馴れ馴れしい人と受け止められがちです。また、自意識過剰な男性に安易に手を振ると、「俺に気がある」と勘違いされる恐れもあります。
いったん馴れ馴れしいという印象を抱かれると、どうしても相手からの心証は悪くなるもの。そのため、お互いにはっきりとした関係性が構築できていないうちは、手を振るのは避けた方が無難です。
国によって意味合いが異なる
今や日本と世界をつなぐ距離は大きく縮まり、世界各国との交流が可能になったと言っても過言ではありません。そして、日本と同じくすべての国に、特有の文化や習慣が存在します。
そんな文化や習慣には、日本とはまったく異なる意味合いを持つものが、数えきれないほどあるでしょう。手を振るのも、そのうちの一つ。日本では好意の表れでも、国によっては喧嘩の原因になったり、永遠の別れを意味する場合もあります。
海外との交流が多い人は、手を振るうえでもっとも気を付けるべきことと言っても過言ではありません。海外に行かない人も、日本に来る外国人が増えた今、知っておいた方がいいでしょう。
日本とは違う?手を振る動作は外国では要注意!
手を振るのが要注意な国を、いくつかピックアップしてご紹介します。
ヨーロッパは要注意!「バカ」という意味になる国も
ヨーロッパのすべての国が同じというわけではありませんが、イタリアを中心とする近隣のEU諸国では、手を振る行為は相手に対する軽蔑や侮辱の意味合いになります。
具体的には、「頭がおかしい、いかれてる」といったニュアンスに。相手が馬鹿にされたと感じるのは間違いなく、暴力沙汰になる可能性もあります。うっかりでは済まされない、もっとも注意すべき国と言っても過言ではありません。
アメリカは?人を呼んでいる
アメリカでは、人を呼ぶ時に手を振ります。店でウェイターやウェイトレスを呼ぶ時に「こっち、こっち!」といった感じです。
そもそもアメリカでは飲食店でオーダーする際、日本のように「すいませーん」と声をかけるのはマナー違反。大きな声を出すと、食事の場の雰囲気が壊れるからです。そのため、店員の目を捉えて手を振り、「こちらに来て」と伝える意味合いがあります。
韓国では?犬を呼んでいる
韓国では、犬を呼ぶときに手を振ることがあります。近年、韓国でも愛玩犬が増えてきましたが、もともと韓国は犬を食料として食べる習慣を持つ国です。
犬を食べるということは、犬は人より劣った生き物であるという認識なのは当然のこと。その犬を呼ぶために手を振るとなれば、韓国人に対して手を振った場合「犬程度の劣った人間と見られた」と思われるのは必至です。くれぐれも注意しましょう。
日本と同じ感覚で使うのは注意が必要な理由とは?
日本では、手を振るのは好意的な仕草ですよね。そのため、友好的であることを示そうとして、イタリアを含む近隣諸国や韓国で手を振った場合、突然暴力を振るわれる恐れがあります。また、アメリカで友人に会って手を振ったら、「店員じゃないよ!」と怒られることでしょう。
国によって、手を振る行為に込められた意味合いがこれほど違うとなると、手を振るのは、もはや危険な行為ですらあります。日本人にとってはしなれた仕草ですが、くれぐれも注意しないと、最悪の場合は命を落とす可能性も否定できません。
【番外編】手を振る夢に隠された意味とは?
笑顔で手を振っているのはどういう意味?
手を振ることは親しい人に対して行う行為のため、夢占いにおいては、対人関係に関する意味合いが多くなるのが特徴です。
笑顔で手を振る夢は、運気が好転する兆し。厄介な問題やトラブルを抱えている場合、これらが解消し、解放されることを示しているとされます。
満面の笑顔で大きく手を振っているほど、状況はよりよくなるため、どんな笑顔でどのように手を振っているかがポイントです。
好きな人に手を振る夢に隠された意味は?
好きな人が夢に出て来れば、うれしいですよね。けれど、好きな人に手を振る夢は、相手との関係があまりうまくいっていないことを示しています。
この場合のポイントは、手を振る相手は「好意を持っていて、付き合えたらいいなあ」と思っている人。実際に付き合っている相手ではありません。
もっと親しくなりたいのに思うように関係が進展しないなど、不満を抱えている暗示から見る夢なのが特徴です。
友人に手を振る夢だとどうなる?
親しい友人に手を振る夢は、これから対人運が上昇していくことの暗示です。夢に出てきた友人との関係性がもっとよくなり、さらに仲良くなれることを示しています。
また、対人運全体の上昇を暗示するため、新たな友人ができることを示す場合も。たとえば、現実ではそれほど親しく付き合っていない友人に夢の中で手を振っていたなら、今後、その人と親しくなる可能性があります。
恋人に手を振っている夢は?
恋人に手を振っている夢は、交際が順調であることを表します。もしも今、恋人との関係がぎくしゃくしているなら、問題が解決し、不安な気持ちも払拭されるという暗示です。
付き合い続けるかどうか悩んでいる時、恋人に手を振っている夢を見たら、決断するのはもう少し待ってみるといいでしょう。
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