猫なで声を出す女性心理＆男女の本音を調査！男にモテる？モテない？

男性に対して媚びるような声で話している女性を見て、「猫なで声なんか出しちゃって」と感じた女性は多いことでしょう。しかし、そもそも女性の出す猫なで声は、男性にとってかわいいと感じる声なのでしょうか。

今回は、そんな猫なで声について、さまざまな角度から紐解いていきます。

「猫なで声」の意味について

猫なで声は、優しさの中に媚びを含んだ声の様子という意味です。猫なで声のもとはというと、猫が気持ちよいと感じた時に出す声音のこと。ただ、猫を撫でる時に人は無意識に高い声を出し、優しく話しかけるため、この声を指して猫なで声と言うという説もあります。

猫なで声が猫の鳴き声をなぞらえたものなのかか、あるいは猫を撫でる時に人の声が変化するからか、どちらが正しい意味なのかを特定するのは難しいと言えるでしょう。

とはいえ、女性が男性に対して使う場合に特定するならば、媚を含んだ声を意味しているのは明らかですね。

そもそも「猫なで声」ってどんな声？

猫と暮らしている人なら、猫が気持ちいいと感じているときや甘えているときに、どんな声を出すかがわかるでしょう。けれど、そうでない人にとって、猫を参考に猫なで声を理解するのは難しいもの。

人が出す猫なで声とは、優しくて甘い感じのする、高めのトーンの声と考えていいでしょう。もともとの発端は猫ですが、猫だけでなく犬に話しかけても猫なで声になりますし、小動物に対しても同じです。

いわゆる愛らしい存在に対して話しかけるとき、無意識に猫なで声になるのが人の不思議なところ。そのため、人の赤ちゃんにも猫なで声で話しかけることがよくあります。

猫なで声の意味やどんな声のことを言うのかがわかれば、次に気になってくるのが、猫なで声を出す女性の心理。そこで、猫なで声を出す時の女性心理を見ていきましょう。

甘えたい

猫なで声を出す時の女性の心理として最も多いのが、甘えたいという感情。また、甘えたいだけでなく、相手に可愛いと思ってもらいたいという気持ちから、猫なで声を出すこともよくあります。

意図的に猫なで声を使っている場合もありますし、好きな男性がそばに来たときは、瞬時に猫なで声に切り替わる女性もいるでしょう。

とりわけ子供の時から周囲に「可愛いね」と言われて育った女性は、何かしてもらいたい時や甘えたい時に、簡単に猫なで声を出せる人が少なくありません。

相手のことが好き

可愛いと思ってもらいたい時の猫なで声は、相手を選ばず出すのも特徴と言えるでしょう。そうすることで、面倒な仕事を代わりにやってもらえたりと、自分がラクできるからです。

こうした確信犯的な心理からの猫なで声以外にも、相手のことが好きという心理もあります。このケースでは、相手に自分が好きなことをわかってもらいたいという気持ちが強くなるのが特徴です。

「誰にでもこんな声で甘えているわけではないのよ。あなたのことが好きだからなの」というメッセージを猫なで声に込めて、相手に気づかせたい心理が働いています。

頼みごとをしたい

何か頼みごとをしたい時、どうすれば快く引き受けてくれるだろうかと考えますよね。女性の場合、それが猫なで声という行動に表れることがよくあります。

頼みごとをしたいけれど、面倒だとは思われたくない…、そんな心理から、相手が不快感を感じないように、猫なで声でお願いするというわけです。

このケースでは、女性から可愛く頼みごとをされると弱いという男性には効果てきめん。ただ、猫なで声を嫌う男性の場合は「そんなに媚びを売らなくても、率直に頼めばいいじゃん」となる可能性があります。

一種の恋愛テクニックとして使っている

意中の男性を落としたい、好きな人に振り向いてもらいたいという心理が働くと、女性はいろいろな恋愛駆け引きをします。男性の中にも駆け引きをする人はいるでしょうが、男性は回りくどいことが苦手という人も多いでしょう。

その点、女性は男性に対して、「もしかして僕のことが好きなのかな？」と思わせたい心理が強いと言えるのではないでしょうか。猫なで声は媚を含んだ甘えた声なので、男性に好意があることをほのめかすには最適です。

実際のところ、恋愛において一種のテクニック、もしくは駆け引きとして、猫なで声を用いている女性は少なくありません。

猫なで声を出す時の女性の心理には、いろいろな思いが隠れていることがわかりました。そんな女性の心理を知っているかどうかはともかく、そもそも男性は女性の猫なで声について、どう思っているのでしょう？猫なで声に対する男性の本音をご紹介します。

正直ちょっと気持ち悪い…

「何か頼みたいことがある時は、いつも猫なで声で話してくる女性がいます。普段はそんなことないのに、頼み事がある時だけ。『頼み事をするためなら、そんな声が出るんだ』と思うと正直ちょっと気持ち悪いですね」（27歳/男性/人事担当）

女性にとって猫なで声は、一種の武器。そのため、常に猫なで声で話しているわけではありません。そんな猫なで声は、頼み事を引き受けてもらう時には欠かせないものですから、当然普段の声とは違いますよね。あまりに変わり過ぎると「気持ち悪い…」となるのも無理もないでしょう。

裏表がある子なのかなと思う

「女子だけで給湯室にいる時に聞こえてくる笑い声は、どっちかというとガハハ的な感じ。それなのに、僕が通りかかると急に声音が変わります。ガハハな感じが消えて、うってかわって可愛い女の子モード。裏表がある子なのかなって思いますね」（26歳/男性/営業職）

給湯室と言えば、女子社員のおしゃべりの場。そこでは女子だけですから、素に近い自分がでやすいでしょう。そこへ男性が通りかかれば、今までのトーンとはまるで別人のように媚びを含んだ猫なで声で話すとなれば、裏表があると感じるのも当然ですね。

好きな子からされたら嬉しい

「職場に好きな子がいます。普段は普通に話しているんだけど、困った時には『どうしよう、助けて～』なんて猫なで声に。これで言われると、もうダメですね。嬉しくなって自分の仕事そっちのけで助けに行っちゃいます」（25歳/男性/医療従事者）

好きな子から猫なで声をされたら嬉しいと感じる男性は、意外と多いのではないでしょうか。自分に甘えてこられたという優越感もあるでしょうが、好きな女性だとなおさら嬉しくなるのは男の性と言えますね。

幼い印象を受ける

「朝にはいつも連絡の申し渡しをするのが、所属部署の習慣です。部署には男子社員がほとんどで、女子社員は2人しかいない。そのうちの1人が、この申し渡しの際にいつも猫なで声で話すんです。なんか幼い印象を受けるために大事な話だと信じるのが不安なので、もう1人のしっかりした女性に確認します。二度手間になってめんどくさい」（28歳/男性/保険会社勤務）

猫なで声は、話している人に幼い印象を与えるのも特徴の一つ。可愛さをアピールしたい場合、幼い方が効果的ですよね。けれど、大事な仕事の話となると信頼してもらえないこともしばしば。しっかり者の女性を好む男性からは、不興を買うことの方が多いのではないでしょうか。

女性の猫なで声に対する男性の評価は賛否両論。けれど、好きな子からされると嬉しいという男性もいるとなれば、相手次第では効果的と言えます。とはいえ、猫なで声はどうすれば出せるのでしょうか？続いては、猫なで声の出し方を伝授しましょう。

普段よりも声のトーンを高めにする

猫が甘える時に出す声音は、通常よりも高くなります。そのため、普段の声よりも高めのトーンを意識して話すと、猫なで声を出せるでしょう。

ただ、むやみに声を高くすれば、猫なで声になるというものではありません。普段の声よりもちょっと高めだなと感じる程度がポイントです。

例えば、電話に出る時は高めの声にして、相手によい印象を与えようとしますよね。そんな電話の受け答えのトーンに甘えた雰囲気を加えて話すと、猫なで声になるでしょう。

ゆったりとした口調で話す

猫なで声を出すには、口調も大事です。高いトーンで早口に話すと、少々パニックに陥っているような印象を与えかねないため、ゆっくりした口調で話すのがポイント。

普段より高めのトーンの声とゆっくりした口調が組み合わさると、相手に媚びを含んだ印象を与えるのが特徴です。猫なで声を出す時は、口調にも注意しましょう。

甘えた雰囲気を出す

媚びを含んだ言い方は、猫なで声の一番の特徴。そのため、話すときの声のトーンや、ゆっくりした口調と共に、甘えた雰囲気を出すことが不可欠です。

甘えた雰囲気を出すのが難しいとという人も多いでしょうが、そこは自分自身で工夫するしかありません。ちょっとボディタッチをしてみたり、上目遣いをしてみると、甘えた雰囲気を出せるのではないでしょうか。

浅めに呼吸する

浅めの呼吸とはいわゆる胸呼吸のことで、通常、人は無意識に胸呼吸をしています。その逆が腹式呼吸で、お腹に力を入れて呼吸をします。大きな声を出す時や、相手より優位に立ちたい時などに意図的に低い声を出すことがありますが、お腹に力を入れないと声が出ないため、腹式呼吸になるのが特徴です。

猫なで声を出すには、胸や首のあたりから浅く呼吸するように意識しながら話してみましょう。自然と高い声が出るはず。浅く呼吸すると裏声も出やすくなりますので、声のトーンを上げたい時には意識するといいでしょう。

猫なで声と言えば、女性が男性に対して使うイメージがありますよね。あまりよいイメージがないため、同性からは嫌われている可能性が大。そこで、猫なで声を出す女性は嫌いかどうかという質問に対する、同性のリアル本音をご紹介します。

この子は男が好きなんだろうなぁ～と思う

「職場の同僚は、男性社員が通るたびに声のトーンが変わります。男性がいる時は猫なで声で、そうでないときはいたって普通の声。きっと男が好きなんでしょうね。男が好きすぎると、あんな芸当ができるようになるんだなあと感心してます」（23歳/女性/営業事務）

猫なで声を出す女性の特徴が、相手が女性と男性とで声を使い分けること。中には、くるくると声音を変える猛者もいることでしょう。とはいえ、今まで驚くほど可愛い声で話していたのが、男性がいなくなった途端にガラリと変わると、あまりいい気がしないのは確かですね。

媚びてる感じがちょっと嫌

「同僚は決して性格が悪いとかじゃないんですけど、男性相手だと猫なで声になります。聞いてて媚びてる感じがして、ちょっと嫌ですね。性格いいんだから、そのまま話したらって思ってしまう」（24歳/女性/アパレルメーカー）

基本的に猫なで声は、女性が男性の気を引こうとして出す声といっていいでしょう。同性に対してはあまり効果がないだけでなく、むしろ感じ悪く聞こえてしまいます。そばで聞いていて嫌な気分になるのも、無理はありませんね。

計算しつくしたあざとさが嫌い

「職場の後輩は、女同士でいる時はけっこうがさつな話しかたをする子です。けれど、相手が男性だと、若い人から上司まで誰かれ構わず猫なで声に変身。『自分はかわいい』って豪語するくらいだから、きっと子供のころからやってきたんでしょう。そのあざとさが嫌い」（27歳/女性/経理事務）

自分はかわいいと口に出す女性は、そのかわいさを武器に人生を渡ってきたはず。男性と見れば誰かれかまわず、猫なで声で話すのがその証拠といえます。同性から嫌われるのも当然ですね。

要領がいい八方美人だと思う

「一年上の先輩は、とても要領がいい人。誰にでも愛想よく接し、ここぞという時は猫なで声で『お願い』モードを炸裂させます。八方美人ってこういう人のことを言うんだなと、現実に目の当たりにしました」（23歳/女性/銀行員）

誰にでもいい顔をする女性のことを、八方美人と言いますよね。けれど、実際に八方美人を知っているという女性は、意外と少ないかも？だからこそ実際に目の当たりにすると、そのすごさに唖然とするのでしょう。

同性からの意見はおおむね否定的。これにはだいたい予測がついたという人も多かったのではないでしょうか。さらに男性からも否定的な意見があるため、「猫なで声を使って本当にモテるのか？」という疑問が浮かんできますよね。

そこで、猫なで声を使えばモテるのか？という疑問に迫ってみました。

完全に脈ありの男性相手には効果抜群

猫なで声で何かを頼んでみた時に、嬉しそうに応じてくれるなら、完全に脈あり男性と言えるでしょう。そんな相手には、猫なで声は効果抜群です。

ただし、男性にモテるからと猫なで声で頼みごとばかりしていたら、面倒なことになるかも？男性の中には、女性の猫なで声に「俺に気がある」と勘違いする人が少なくないからです。猫なで声はくれぐれも好きな男性に対してだけ、使うようにしましょう。

脈なしなら気持ち悪がられる可能性大

まったく脈なしの男性に猫なで声を使うと、「なんだよ、気持ち悪いな」と思われる可能性が大。特に仕事で忙しい時に「ねえ～ん、ちょっと困ったことになっちゃった～」なんて言おうものなら、「今、忙しい！」とはねつけられてしまうでしょう。

人は、気持ち悪いものとは本能的にかかわりたくないと感じるもの。脈なし男性にとっては、好きでもない女性の猫なで声は気持ち悪いだけでなく、「何か企んでるな」と感じさせます。

できるだけかかわらずにいようと思わせてしまったら、今後の仕事にも影響が出てくるリスクが。脈なし男性には使わないのが無難です。

ハイリスクハイリターンなテクニック

そもそも猫なで声は、相手がどう思っているかによって発揮する効果が変わる、高度な駆け引きのテクニックです。効果を発揮したときに得られるリターンは大きいものの、見極めを間違えればかなりのハイリスクに。裏表がある人だと見られ、信用してもらえなくなる可能性があります。

その意味では、猫なで声を使ってモテようとするのは、ハイリスクハイリターン。効果を発揮するテクニックを習得してから、使った方がいいかもしれませんね。

恋愛での駆け引きとしてやってみる価値はある

職場の上司や同僚に頼みごとをしたい時に猫なで声を使うと、効果的なことがあります。ただし、好意的にとらえてもらえなかった場合のダメージは、かなり大きくなる可能性が。職場の男性を便利に使おうとして猫なで声を出すのは、やめておいた方がいいかもしれません。

とはいえ、恋愛の駆け引きの一つとしてやってみる価値はあるでしょう。この場合、ギャップ萌えを意識するのがおすすめです。普段は何でも自分でやっているのに、たまに猫なで声で甘えてこられると、そのギャップに彼氏はイチコロになるはず。

甘えた声はここぞという時のために取っておくのが、モテるためには効果的です。

相手によって、猫なで声の効果は大きく変わることがわかりましたね。やってみる価値はあるとなれば、実際に猫なで声を使って行うアプローチ方法が気になります。どんなシチュエーションで猫なで声を使えば、男性にグッとくるアプローチになるかという方法をご紹介します。

TPOをわきまえて使う

猫なで声が好きという男性もいる以上、恋愛のアプローチ方法の一つであることは確かな猫なで声。けれど、TPOをわきまえないと「なんだコイツ」と思われかねません。

二人きりのときや、こっそり話せるときに頼みごとをしたり、甘えてみせたりすれば、「可愛いな」と思ってもらえる可能性があります。

実のところ、話し声というのは本人が思っている以上に、周囲の人たちの耳に届いているもの。今、猫なで声を出していいかどうかを考え、TPOをわきまえて使えるなら、効果的なアプローチ方法になるでしょう。

悩みを相談する

悩み事を相談する時は、相手と二人きりというシチュエーションでしますよね。そんな時の猫なで声は効果的。甘えた調子で話され、困った顔を見せられると「何とか力になってあげたい」と感じる男性は少なくないでしょう。

ただし、猫なで声でアプローチする大前提として、そもそも猫なで声に嫌悪感を抱かない男性でないといけないというのがあります。猫なで声に反応しない男性には、効果が期待できないと考えておいた方がいいでしょう。

オーバーリアクション

気持ちを表現する時に、ちょっとオーバーなリアクションにすると、猫なで声の効果をより高めることができます。

高めの声に、女性らしさを思わせるオーバーなリアクションが加わると、男性が「可愛いな」と感じる可能性が高まるからです。

とりわけ感情を表す時には効果的。「すご～い！」とか、「うれしい！」などの言葉を猫なで声で言うとともに、仕草をプラスしましょう。手で自分の胸を押さえたり、祈るように両手を組んで、顔の下辺りに持ってくると、女の子らしさを演出できます。

相手によって使い分ける

猫なで声はすべての男性に効果的というわけではありません。中には嫌悪感を感じる男性もいますので、アプローチ方法として用いる場合、効果的かどうかを見極めることが何よりも大事です。

普段から女性と接するとデレデレしがちな男性には、猫なで声でのアプローチは効果的でしょう。一方、女性の態度にかかわらず、誰にでも優しい硬派な男性の場合、逆に嫌悪感を抱かれる可能性があります。

そのため、猫なで声によるアプローチ方法は、仕掛ける相手を的確に見極めることが最も重要です。

猫なで声とはどういう声のことなのかや、その意味も理解した上で、猫なで声を出す女性の心理もわかりました。さらに、男性が女性の猫なで声をかわいいと感じているかどうかも、女性にとっては気になるところでしたよね。

結論としては、男女共に猫なで声を出す女性に対する感じ方は、賛否両論。とはいえ、恋愛の駆け引きには効果的な一面があります。その一方で、TPOをわきまえずに使うとドン引き要素にも。

そのため、猫なで声はハイリスクハイリターンです。それを十分理解したうえで、使うかどうかはあなた次第。失敗した時のリスクはかなり高いことから、ハイリターンが確信できる時だけ使ってみてはいかがでしょうか。