人間の三大欲求「性欲・食欲・睡眠欲」とは？コントロール法を解説！

欲求の強さは人によって差がありますが、すべての人が何らかの欲望を抱えて生きています。これらの欲望を生み出す根底にあるのが、人間の三大欲求です。三大欲求というのはよく聞く言葉ですが、いったいどんなものなのでしょうか。

まずは、人間の三大欲求の種類には何があるのかと、三大欲求のそれぞれの特徴についてご紹介します。

食欲

人は食べることによって生命を維持し、活動エネルギーを得ています。したがって、三大欲求の中では、最も基本となるのが食欲であると言う医療関係者や研究者は少なくありません。

食欲は文字通り「食べたい、空腹を満たしたい」という欲求のことですので、生死にかかわる三大欲求と言えます。ただし、現代の日本のように、食品があふれる飽和状態の国で生まれ育った場合には、食欲に対するニュアンスが少し違ってくるのが特徴。

日本では飢餓状態にあり、激しい空腹を満足したいと感じる人はほとんどいないと言っていいでしょう。そのため、「何か美味しいものはないかな」と、美食を求める傾向が強くなります。

睡眠欲

三大欲求の一つである睡眠欲は、眠気に襲われることによって「眠りたい！」と感じる欲求のこと。三大欲求の中に睡眠欲があることによって、人は眠り、その日の身体の疲れを解消できます。

人間の体の中でも非常に優れた器官である脳は、その日の出来事のすべてを記憶しているとされます。とはいえ、すべてを記憶する必要はないため、眠っている間に重要なものを選別しているのだとか。人が睡眠不足でイライラするのは、選別作業ができない脳がイライラしているからという説もあり、こちらも納得できる気がしますね。

いずれにしても、人は眠らないと疲れが取れません。三大欲求の中の睡眠欲は、食欲以上に生命維持に重要な欲求です。

性欲

性欲と言われると、性的快感を求める行為と考える人がほとんどでしょう。けれど、三大欲求として考えると、一番の目的が子孫を残すことにあるのは明らかですね。

三大欲求の中で、性欲だけが食欲及び睡眠欲と異なる点は、思春期に入ってから目覚める欲求だということ。つまり、子孫を残す準備が整ってこそ、初めて三大欲求が揃うというわけです。

かつては子どもを多く作っておかないと、危険な動物に食べられたり、病気で早逝してしまったりと、子孫が途絶える心配がありました。けれども今の時代は、医療が発達しましたし、動物に食べられる心配はほとんどありません。

そのため、現代における性欲はもっぱら性的快感を得たい欲求と言えます。

三大欲求の興味深いところは、人にとって優先順位が異なるところです。そこでまずは男性に、三大欲求で最も重要なのは何かを質問してみましたので、その意見を覧ください。

【睡眠欲】眠さには勝てない！

「とりあえず眠さには勝てませんから、三大欲求でもっとも満たしたいのは睡眠欲。眠くて仕方ない時にどんなに美味しいものを食べても味はわからないし、エッチなんてとてもできない」（27歳/男性/会社員）

強い睡眠欲に襲われるということは、身体が疲れているか、寝不足のどちらか。いずれにしても、眠い状態では何もできませんよね。

眠さには勝てないから、睡眠欲への対処がもっとも重要という意見に、同意する人は多いのではないでしょうか。

【睡眠欲】眠いと何もできない

「もともと8時間はしっかり寝ないと眠気に襲われる体質。寝不足が続くと、頭もぼーっとして働かなくなるから、仕事が滞って大変です。眠いと何もできないので、三大欲求の中でも特に睡眠欲を重要視しています」（26歳/男性/経理職）

デスクワークをする人は、どうしても眠気に襲われがちですよね。必要とする睡眠時間は、人によって差がありますが、8時間は寝ないと眠くなるという人は少なくないとか。

仕事に支障をきたさないためには、三大欲求の中で睡眠欲が最優先になるというのもわかります。

【性欲】毎日でも出来るかも

「もともと性欲が強いのか、毎日でもエッチしたくなるんですよね。美味しいものを食べるか、エッチするかと言われたら、ダンゼンエッチする方を選びます。エッチで興奮できたら、眠気も吹っ飛びますから、睡眠欲もあまり感じないかも？」（20歳/男性/大学生）

若いうちは精力が旺盛ですので、三大欲求の中でもとにかく性欲が抑えられないという男性は少なくないかも。

とりわけ体育会系でたくましい体の持ち主の男性なら、「何はなくともまずは性欲を発散させないと！」ということになるのかもしれませんね。

【食欲】性欲があまりないからかな？

「一人暮らしをしていることもあって、連休には必ず実家に帰ります。母が夕食に肉やらカニやらで豪華な料理を作ってくれるし、昼は大好きな宅配ピザ。ケーキなどのお菓子まで大量に用意してくれてるから、とにかく美味しいものを食べるのが幸せ。性欲が食欲に全部回ってる感じで、あんまりエッチな事には関心がないです」（26歳/男性/スーパー勤務）

女子にあまり興味がない草食系男子だと、性欲は一番後回しということになるかも。一人暮らしで母の手作り料理が恋しいと、食欲が最優先になるのも無理はありません。母が愛情込めて作ってくれた食事を食べて満腹になったら、眠くなるでしょう。

また一人暮らしに戻っていく男子ならではですね。

男性は性欲が一番強そうなイメージがありますが、実際にはそうでもないという意見が多く見られました。これが女性になると、いったいどう変わるのでしょうか。続いては、女性の意見を見てみましょう。

【食欲】甘い物は我慢できない！

「食後の甘いものは別腹なのはもちろんだけど、新作のスイーツや食べたことがないお菓子を見つけたら、買わずにいられません。さらに子供のころから食べているロングセラーのチョコや、スナック菓子も大好き。甘い物を絶つくらいなら、性欲を真っ先に放棄します！」（27歳/女性/派遣社員）

女性には甘い物好きな人は多いもの。食事でお腹いっぱいになっても、なぜか甘い物が食べたくなるのは不思議ですよね。新作スイーツからロングセラー商品まで、甘いお菓子でストレス解消という女性もいるでしょう。

甘い物が食べられなくなるくらいなら、性欲を放棄する気持ちに共感する女性は多いかも？

【睡眠欲】生理中は特にずっと眠い

「毎月生理が始まると、途端に猛烈な睡魔に襲われます。生理中はずっと眠いから、仕事がしんどい。そのせいもあって、始まってから終わるまでの間は、時間があったらとにかく寝ています。終わって通常の睡眠欲になったら、しないといけないことが山積みなので、これもかなり大変ですけど」（24歳/女性/事務職）

女性は毎月ホルモンバランスが入れ替わり、生理中に強い眠気に襲われる人が少なくありません。仕事に支障をきたさないよう、家ではとにかくひたすら寝ているという女性も多いでしょう。

生理が終わると嘘のように睡眠欲が引いていくものの、毎月となると溜まった用事を片づけるのもひと苦労ですね。

【睡眠欲】毎日忙しいからとにかく眠りたい

「朝は家族のお弁当を作るため、毎朝4時半起き。昼間は仕事をして、夕方には夕食の支度。子供は塾や部活でバラバラの時間に帰ってくるし、旦那は残業でこれまた帰宅は遅くなります。すっかり片づけてやっと寝る時間になったら、もう日付が変わっているのは毎日のこと。時間を気にせずぐっすり眠りた～い」（37歳/女性/パート）

子育てをしながらパートで働き、家事はほとんど自分でこなしているという女性は多いはず。旦那さんも仕事で大変となると、ちょっと手伝って、というわけにもいきませんよね。

常に睡眠不足ともなれば、とにかく寝かせてという気持ちになるのも当然です。

【性欲】ホルモンバランスの入れ替わりで強くなる

「生理前になると、なぜか無性にエッチがしたくなるんです。いわゆる子孫を残すために、女性にも繁殖期が備わっているからだと思うんですけど…。この時期に差し掛かると、つい夜更かししてエッチな動画を見たりしてます。睡眠不足になりますけど、体調は特に問題ありません」（23歳/女性/アパレル勤務）

男性は性的興奮を与えられると、いつでもエッチができますが、女性はホルモンバランスの入れ替わりに大きな影響を受けます。

もっとも特徴的なのが、生理前になるとエッチな気分になって、性欲が高まる女性が多いこと。おかしいのではと悩む女性も多いと言われますが、至って正常なので悩まないことが大事ですね。

そもそも三大欲求とは、何のために必要なのでしょうか。これら三つの欲求があるということは、何らかの大事な必要性があるはずですよね。ここでは三大欲求の必要性を理解しつつ、三大欲求がもたらすメリットとデメリットについても考えてみました。

三大欲求は生きていくのに必要な欲求

そもそも三大欲求とは、人間が生きていくために必要な欲求を凝縮したもの。その中でも特に重要とされるのが睡眠欲で、次いで食欲、最後が性欲と言われます。

この順番の理由は、人は水があれば食べ物を口にしなくても、1週間程度は生きながらえるのに対し、眠気に襲われているのに寝かせてもらえないと、数日で精神的におかしくなってしまうからだとか。

そう考えると睡眠欲が満たされることは、他の二つの欲求を満たすためにも重要といえます。とはいえ、食べないと体力がもちませんし、性欲を失えば子孫が途絶える可能性が。結局のところ、三大欲求は人間が生きていくのにすべて必要な欲求なのは確かです。

幸福を求める活力になるメリットをもたらす

三大欲求といっても、人によって程度には差があります。睡眠欲の場合、今すぐ眠りたいのか、ひたすら眠り続けたいのかで変わりますし、食欲もお腹いっぱい食べたいのか、それとも美味しいものを食べたいのかでは、かなり違いがありますよね。

性欲も、単に満たしたいだけなのか、好きな人とより濃厚なひと時を過ごしたいのかで変わってきます。

いずれにしても、そこにあるのは「自分が求めるものが足りない」という気持ち。そのため足りないものを求める欲求が、より幸福を求める活力を生みだします。活力が生まれれば、困難なこともクリアできるはず。

そう考えると三大欲求がもたらすメリットは、かなり大きいのではないでしょうか。

モチベーションアップにつながるメリットも

欲求とは、人が行動を起こす時の動機付けと言い換えられます。欲求を感じているということは、「こうなりたい」「こうしたい」と感じているのに、それが満たされていない状態だからです。

そんな求めるものが不足している状態を打開するには、目標に向かって積極的に行動を起こさなければなりません。食べたいものがあるならそれを手に入れるために働くでしょうし、性欲を満たしたいなら、異性からモテるよう自分磨きに取り組む必要があります。

つまり三大欲求には、人のモチベーションを高め、願いを実現させるメリットも備わっているのです。

暴走すると犯罪に繋がりかねないデメリットが

メリットにデメリットはつきものですが、三大欲求がもたらすデメリットは欲の暴走。たとえば食欲が暴走すれば、どんどん食べ続けることで生活習慣病をはじめとする、さまざまなリスクを身体にもたらします。

睡眠欲に歯止めが利かないと、寝過ごして遅刻をするかも。大事な会議の途中で居眠りをすれば、社会的信用を失います。

性欲が暴走すれば、交際相手とトラブルを引き起こしかねません。三大欲求の中では、特に犯罪に繋がりかねないデメリットになるのが性欲です。

それぞれの欲求にメリットとデメリットがあるとわかった以上、できるだけデメリットは上手にコントロールしたいところですよね。まずは、食欲の上手なコントロール法から見ていきましょう。

三食決まった時間に食べる

食欲をコントロールするには、毎日三食を決まった時間に食べることです。こうすることで、食べる時間と回数が必然的に決まってきます。

毎日同じ時間に食べているとそれが習慣となって、不思議とその時間になるとお腹が空いてくるもの。朝昼晩と同じ時間に食べる習慣が身に着けば、それ以外の時間に食べることが少なくなるでしょう。

三食を決まった時間に食べるのには、これ以外の時間は食べないという意識を植え付けるにも役立ちます。食欲をルーティン化させられれば、過剰な食欲を防ぐことにつながるでしょう。

間食はだらだら食べない

テレビを見ながらスナック菓子などを食べているとき、気が付いたら袋の中が空っぽという経験をしたことがある人は少なくないでしょう。この場合、本人はそれほど食べている気はないのに、実際にはかなりの量を食べていることがよくあります。

そもそも他のことに気を取られながら食べているので、無意識に口が動いて食べてしまっている状態。そのため「あれ？いつの間に食べちゃったんだろう」となりがちです。

間食をだらだらと続けると、いつまでも食欲を抑えきれずに食べ続けることに。とはいえ、間食は楽しみの一つですので、だらだら食べずに「これだけ」と決めて食べましょう。

習慣や条件反射を見直す

人はしばしば、習慣や条件反射で食べ物を食べることがあります。習慣でいえば、子供のころからお風呂上りに家族みんながアイスクリームを食べたり、朝食はごはんや食パンではなく、菓子パンといった具合です。

空腹時のアイスクリームは糖の摂り過ぎになりますし、朝に食べる甘い菓子パンは、もはやケーキ。糖分だけでなく、脂肪の摂り過ぎも気になります。

また、条件反射は美味しそうな食べ物の香りを嗅ぐと、反射的に食べたくなること。ラーメンにピザ、ファストフードなどは特に香りが強いので、ついつい食べてしまいがちです。

習慣となった食欲はまずは見直しを行いましょう。条件反射は条件自体を作らないことが、有効なコントロール法です。

寝不足していないかの生活習慣もチェックしよう

食欲を増進してしまう理由はいろいろありますが、三大欲求の一つである睡眠欲が関係している場合があります。

睡眠不足になると、どうしても身体の仕組みが本来あるべき機能とは違って乱れがちに。特に睡眠が足りないと、身体に備わっている食欲を抑える働きが、有効に働かなくなってしまいます。

その結果、食べても食べてもまだ食べたいと感じることに。そうならないためにはしっかりと睡眠をとり、身体に備わった自然に食欲を抑える働きを取り戻すのも、大事なコントロール法です。

三大欲求の中では、生活に最も支障をきたすと言っても過言ではないのが睡眠欲でしょう。そんな睡眠欲を上手にコントロールできれば、クオリティオブライフの充実にもつながるのではないでしょうか。続いては、睡眠欲の上手なコントロール法をご覧ください。

早寝早起きを心がける

人はもともと朝起きて、夜は眠るように体内時計がセットされています。そのため、できるだけ早寝早起きを心がけることが、睡眠欲をコントロールするには最適です。

朝起きたらまずはカーテンを開け、お日様の光を浴びましょう。いつまでもカーテンを引いたままにしておくと、また眠くなってきてしまいます。また、太陽の光は快適な目覚めをもたらすとも言われていますので、ぱっちりと目覚めるには最適です。

ちなみに早起きの時間は5時半がベストとされていますが、お日様の光を浴びるには、朝日が昇ってからがおすすめ。そのため、季節によって少しずつ起床時間を変え、日の出時刻に合わせるといいでしょう。

眠い時は出来るだけ寝る

眠い時は、思い切って寝るのも上手なコントロール法の一つです。とはいえ、長く寝すぎると余計に眠くなり、頭がボーっとしたり、頭痛に襲われることも。眠気に襲われた時に寝る時間は、15分から20分がベストとされます。

眠いと感じた時に状況が許すなら、タイマーをセットして思い切って寝てみましょう。おそらく、すんなりと眠りに入れるはず。あっという間の時間と感じるでしょうが、目覚めてみると意外とスッキリできます。

学校や、長距離を異動するトラック運転手たちも取り入れているこの方法、眠気をコントロールする方法としては手軽でありながら、かなり効果的です。

眠気を感じたら動いてみる

眠気を感じる時は、たいてい座っている時でしょう。強い眠気だと立っている時にも眠ってしまうことがありますが、そんな時は意識して動いてみるのがコントロール法の一つになります。

じっとしていると眠気に負けてしまい、気づいたらそのままの姿勢で寝てたということになりがち。眠気に襲われそうと感じたら、可能な限り席を立ち、身体を動かしてみましょう。

身体を動かすことで脳が覚醒し、眠気を効果的に吹き飛ばすことができます。

アイテムを活用する

眠気は生理的な現象ですので、どんな人でも睡魔に襲われて眠くなってしまうことはあります。そんな時は、アイテムを利用して眠気を吹き飛ばす方法でコントロールするといいでしょう。

おなじみなのは眠気覚まし効果をもたらすカフェイン飲料を飲むことで、コーヒーが知られていますよね。コーヒーが飲めない人は、眠気覚ましのガムや、覚醒効果をもたらすとされる苦めのチョコレートもオススメです。

その他にも、クールな刺激を感じる目薬をさすことで目玉が刺激を受け、眠気が吹っ飛ぶことがあります。

性欲といえば男性の専売特許というイメージがありますが、実は女性にも性欲はあります。そんな性欲を上手にコントロールすることも大事です。最後は、性欲の上手なコントロール法を見てみましょう。

パートナーがいれば回数などをきちんと話す

性欲が強くても、パートナーがいるのであれば問題ないだろうと思う人は多いかもしれませんが、性欲の度合いは人によって差があります。また、自分はエッチしたいけれど、相手はそんな気分ではないという時もあるでしょう。

エッチをしたい、したくないの言い争いは、二人の間にすれ違いを生じさせる原因になります。また、仮に同じくらいの性欲の持ち主の男女が付き合えたとしても、常に同じタイミングでエッチしたくなるとは限りませんよね。

性欲が原因で別れるということにならないためには、回数をどうするかや、どんな風に相手に希望を伝えるかを話し合っておくことが、効果的なコントロール法になるでしょう。

適度に運動する

適度な運動は、性欲を発散するのに効果的と言われています。男性なら筋トレをするのがオススメ。最初のうちは筋トレで筋肉痛を起こしますので、痛みでエッチどころではなくなるでしょう。

また、筋トレによって筋肉がつくと、性欲をコントロールしやすくなると言われます。常に性欲を処理するために自慰行為にふけるよりも、細マッチョな男になって女性にモテる方がいいですよね。

女性の場合は、愛犬がいるなら散歩に出かけたり、家の中でできるヨガやストレッチをするのも良いですよ。気分が落ち着いて、いつの間にかムラムラした感情もおさまっているはずです。

ゲームや趣味に熱中する

スマートフォンのゲームをしていたら、ついつい夢中になってしまい、気が付けばかなりの時間が経っていたという経験は、多くの人がしているのではないでしょうか。性欲のコントロール法として、ゲームはかなりのオススメです。やめどきが難しいゲームほどのめり込んでしまい、性欲を忘れられます。

ゲームにはあまり興味がないという人は、熱中できる趣味に没頭するといいでしょう。楽器を弾いたり、手を動かすものが良いでしょう。あるいは、物語の世界に惹きこまれる本を読むのもいいですね。ただし、本を読む場合は、官能的なシーンが盛り込まれていないものを選びましょう。

掃除をする

性欲が強くなってきたと感じた時、女性の多くが実践しているのが掃除をすること。掃除というのは不思議なもので、一か所がきれいになると、そうでないところが気になってきます。

そのため、散らかっているテーブルの上だけを掃除しようと始めたのに、そのそばにある棚も気になり、さらには床が…といった具合に、延々と続けてしまうことがしばしば。

気が付けば性欲などどこかへ吹っ飛んでしまい、ひたすらきれいにすることに一生懸命になっているでしょう。とはいえ、きれいになったときの達成感は大きいので、男性にもオススメです。

人間が抱くさまざまな欲求は、そのほとんどが三大欲求のどれかに振り分けられるのだとか。けれど、時代の移り変わりと共に、現代社会では三大欲求以外にもよく見られる欲求があります。番外編では、現代社会を生き抜く現代人ならではの欲求をご紹介します。

承認欲

現代社会に生きる人間に、三大欲求の他に多くなってきたと言われるのが、承認欲です。承認欲求とも呼ばれ、簡単に言えば「誰かに認めてほしい」という欲求のことを言います。

会社で仕事をしているなら、上司や周囲の人たちに頑張っている自分を認めてもらいたいと感じるでしょう。この承認欲が強くなると、すべてにおいて自分を認めてほしいという考えに基づいて行動するようになります。

現代のコミュニケーションツールであるSNSを頻繁に更新している人は、「いいね！」やコメントをたくさんもらいたいと考えているもの。これもまた「自分の発信する情報を認めてもらいたい」という承認欲の表れで、まさに現代社会ならではの欲求です。

自己実現欲とは

自己実現とは、平たく言うと「自分らしく生きること」です。けれど、いつの世も、周囲に合わせて生きている人の方が、圧倒的に多いのではないでしょうか。

そもそも人間の欲求には段階があるとされており、まずは三大欲求。その次が承認欲で、次が自己実現欲と言われます。この段階を提唱したのが、アメリカの心理学者・マズローです。

マズローによると、自己実現欲とは三大欲求が十分に満たされ、さらに承認欲も満たされたうえで、生じる欲求なのだとか。満たされれば満たされるほど、多くを求めるのが人間の性です。

とはいえ、「自分らしく生きるとは」と考えない人もいますので、自己実現欲は理解されにくい欲求とも言えます。