コンドームの正しい付け方と注意点を徹底解説！外し方や体験談も紹介

知っているようでなかなか知られていない「正しいコンドームの付け方」。自分のコンドームの付け方が絶対に正しいと、自信をもって言えますか？

学校の性教育では正しいコンドームの付け方までしっかり教えてくれません。コンドームの付け方はネットや動画などで簡単に勉強することができますが、ほとんどの人が誰かに教えてもらう、もしくは自己流のやり方で覚えているのです。しかし正しいコンドームの付け方を知っていなければ、正しく避妊をすることもできません。

ここではコンドームの正しい付け方や注意点、外し方などを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね！

コンドームの正しい付け方を学ぶ前に、確認しておかなければならないことがいくつかあります。ここではコンドームをつける前の確認事項を紹介していきましょう。

コンドームのサイズはあっているか

まず確認しておかなければならないのは、ペニスとコンドームのサイズはあっているかどうかということです。

男性のペニスには個人差があります。勃起時の日本人の平均サイズはだいたい16センチほどとされているため、日本で売られているコンドームはだいたいそれくらいの大きさのものが多いようです。

しかし大きいペニスを持つ男性の場合、ふつうサイズのコンドームを使うと破れてしまう可能性があります。また、小さいペニスの場合は途中で抜けてしまう恐れがあるのです。このようにサイズがあっていないコンドームでは、避妊効果はありません。

標準サイズ以外のコンドームはあまり種類もなく売られているお店も少ないため、手に入れるのは大変な場合もあります。しかし、ネットやドン・キホーテは品揃えが良いので、自分に合ったサイズのコンドームを探してみてくださいね。

あらかじめペニスは清潔にしておく

コンドームを付ける前にペニスは清潔にしておきましょう。

勃起している状態なら、ペニスはとても敏感になっています。コンドームの中に小さいゴミが入っているだけでも、不快に感じてしまうことでしょう。

また、いくらコンドームをしていても、きれいな状態で挿入してほしいと女性も考えているはずです。コンドームを上手につけるためにもペニスはきちんと清潔にしておいてくださいね。

しっかり勃起しているか

勃起した状態でなければ、きちんとコンドームを付けることができません。

ペニスが勃起しているかどうかを判断するのは簡単ですね。勃起していない状態でコンドームを付けようとしてもうまくいきません。根本まで入れることができなかったりペニスがうまく入らなかったりして、付ける前にコンドームを無駄にしてしまう可能性があります。コンドームを付ける前には、ペニスを元気な状態にしておきましょう。

爪を切っているか

爪が伸びていてコンドームを傷つけてしまい、挿入中に精子が漏れてしまった人は少なくありません。コンドームは正しくつければ避妊効果がありますが、素材はゴムなのでそこまで強いものではないのです。そのため、長い爪で傷つけてしまうと簡単に破れてしまいます。

セックスをするときに体を清潔にしておくというのは常識的なこと。相手の体を傷つけないためにも必ず爪は切っておきましょう。

コンドームの付け方を知る前に、なぜコンドームがをつけることが大切なのか理解しておきましょう。ここではコンドームの必要性について紹介していきます。

性病予防

コンドームでは性病を予防する効果があります。女性が飲むピルなどでも避妊効果は期待できますが、性病を防ぐことはできません。

自分が性病ではないと思っていても、初期のうちには症状が出ないものもたくさんあります。特にHIVなどは潜伏期間が長く、自分でも気が付かないうちに相手にうつしてしまう可能性もあるのです。大切なパートナーに性病をうつしたくはありませんよね。

しかしコンドームは、性病を防ぐ大切な役割を果たしてくれるのです。

避妊

コンドームを使う人のほとんどが「避妊」を目的としています。正しい付け方でコンドームを使用した場合、100％に近い避妊効果があるからです。

子作りのためのセックスであればもちろん避妊をする必要はありません。しかしそれ以外でセックスをするときは必ず避妊をするようにしましょう。

万が一中絶手術をすることになってしまったら、かなり費用も掛かります。特に女性が受ける精神的・肉体的ダメージは相当なもの。望まない妊娠をしないようにコンドームを正しく使用して避妊してくださいね。

お互いを守るため

コンドームを付けることは女性を守るだけではなく、自分自身を守ることにもつながっています。先ほども紹介したように、避妊や性病予防としてコンドームを付ける人は多いでしょう。

もしコンドームを付けずに妊娠してしまったら、男性が背負うものは彼女を傷つけてしまった罪悪感だけではありません。自分の両親や彼女の両親から責められるのはもちろんのこと、中絶になったときにはかなりの額のお金もかかってしまうのです。

またコンドームを付けなかったことにより、性病をうつすだけではなくうつされてしまう可能性もあるのです。コンドームは彼女だけでなく、自分を守る役割をしてくれます。

コンドームを使うことは愛情表現でもある

コンドームを使うことで、お互いの関係はより良くなることでしょう。

セックスのときコンドームを使ってくれる彼氏に対し、女性は大切にされているなと感じることができます。中には「愛しているからコンドームは付けたくない」という男性もいるでしょう。しかし本当に女性のことを大切に考えているのであれば、傷つけてしまうようなことはしないはずです。

コンドームを付けることは、彼女を心の底から愛している、大切にしているという証拠です。その愛情は彼女にも伝わっているはずなので、お互いの関係はより良くなるのです。

ここからはいよいよコンドームの正しい付け方を紹介していきます。慣れていない人も慣れている人も、ここで改めて学んでみてくださいね。

コンドームを傷つけないように取り出す

コンドームの素材はゴムなので、例えば爪などで少し傷つけただけでも破れてしまう可能性があります。コンドームを取り出すときには傷つけないように、そっと取り出すようにしましょう。また、爪はしっかりと切っておきましょう。

コンドームは個別包装されていますが、その袋を破るときにも注意が必要です。中に入っているコンドームまで破いてしまわないようにしてくださいね。

皮を根元に寄せてコンドームを装着

コンドームを正しくつけやすくするために、皮はなるべく根元に寄せてからつけるようにしましょう。

コンドームはペニスの先から付けていきますよね。いくら勃起していても皮を下にずらさなければ上手につけることができません。余分な皮をずらしながらコンドームを下におろしていくというのが正しい付け方です。スムーズにコンドームを付けられる方が、セックスの雰囲気を壊さずに済みますね。

コンドームを付けるのは挿入の直前

コンドームは挿入する前に着けるようにしましょう。勃起したら付ける、というのが正しい付け方だと思っている人は多いかもしれません。またコンドームを付けてから前戯をする人もいます。

しかし勃起してすぐにコンドームを付けると、挿入するまでに傷がついてしまう可能性があります。特にコンドームを付けての前戯、フェラなどで歯があたると破れてしまう可能性があります。前戯もコンドームを使いたいカップルは、挿入の時には新しいコンドームを使うようにしましょう。

コンドームはゆっくりと根元までおろす

コンドームはゆっくりと根本までおろすすようにしましょう。勢いよくおろしてしまうと毛を巻き込んでしまう恐れがあります。毛を巻き込んで痛い思いをしてしまった男性は多いのではないでしょうか。

また、コンドームは焦ってしまうとスムーズに根本までおろすことができません。正しく傷をつけないように、ゆっくりとつけることが大切です。

コンドームを正しくつけるときの注意点を紹介していきます。これを知っていなければ正しい付け方を理解することはできません。ぜひ参考にしてみてくださいね。

挿入前には必ず付ける

コンドームは射精するときに付ければ良いというのは大きな間違いです。挿入する前からつけておかなければ何の意味もありません。我慢汁だけで妊娠してしまう可能性は十分にあるのです。

また、コンドームを付けずに挿入した時点で性病がうつるかもしれません。妊娠するのも性病がうつるのも、射精をした瞬間だけではないということを覚えておきましょう。

先っぽに空気が入ると破裂の恐れあり

コンドームの先は精子がたまるように膨らんでいます。しかしコンドームを付けるとき、そこに空気を残しすぎてしまうと、挿入中に破裂してしまう恐れがあるのです。

コンドームの先に空気を入れないようにする正しい付け方は、先ほど紹介した通りです。皮を根本におろしながら、ゆっくりとペニスにフィットさせるようにおろしていきましょう。ペニスのサイズとコンドームのサイズがあっていないことも空気が入ってしまう原因になるので、気を付けてくださいね。

毛を巻き込まない

コンドームを付けるとき、毛を巻き込んで痛い思いをしたという男性は少なくありません。男性は陰毛をきちんと処理することがないため、とくに毛深い男性は注意が必要です。

毛を巻き込まないようにするためには、ある程度陰毛を処理しておく必要があります。またゆっくりとおろしていくことで、毛を巻き込まずに確実に根本まで下ろすことができるのです。

しかし根本までしっかり下ろしてしまうと毛を巻き込むから怖い、という男性もいるでしょう。しかしコンドームは根本まで下ろすのが正しい付け方。毛を巻きこまないように注意しながら、正しく使用するようにしてくださいね。

古いコンドームは使用しない

コンドームの使用期限は、5年から8年程度とされています。この使用期限すぎるとコンドームが劣化し、袋に穴が開いてしまっていたり、使用中に破れやすくなったりする可能性があります。

コンドームの袋に穴が開いてしまったら、衛生的にも綺麗な状態だとはいえませんよね。コンドームは使用期限を守り、きちんと保管したものを使用しましょう。

コンドームの正しい付け方を紹介していきましたが、外すときにもいくつかのコツがあります。正しく外さなければ避妊効果や性病予防をすることができません。ここではコンドームの正しい外し方と処理方法を紹介していきます。正しい付け方とセットで覚えておきましょう。

射精したら膣から直ぐにペニスを抜く

中で精子が漏れてしまわないように、射精したらすぐにペニスを抜きましょう。

コンドームは精子が先っぽにたまるような構造になっています。しかし射精していつまでもそこに精子をとどめておけるわけではありません。ほとんどの男性は射精した後、ペニスが勃起状態から元に戻ります。すると緩くなったコンドームがペニスから外れてしまい、外に精子が漏れ出す可能性があるのです。

射精してそのままくつろぎたい、くっついていたいという気持ちもあるでしょう。しかし確実に妊娠・性病を予防するためにも、一度ペニスをぬいてからゆっくりとピロートークをするようにしてくださいね。

外すときは精液が漏れないよう注意

コンドームを外すときは、精液が外に漏れてしまわないように注意しましょう。

まず根本の方からゆっくりと外していきます。根本の部分がリング状になっているので、そこを持ちながら滑らせるようにペニスを出しましょう。射精後は勃起していないため、緩くなったコンドームを簡単に外すことができます。

コンドームを外したら漏れがないかチェック

コンドームを正しくつけていた認識があったとしても、万が一精液が漏れてしまっていたら大変です。中で破損してしまったり取れてしまったり、そもそも穴が開いているのに気が付かなかったなど、不慮の事故が起こる可能性は十分にあります。

そのためコンドームを外した時は、精液が外に漏れていないかきちんと確認するようにしましょう。もし漏れていた場合でも、すぐに確認すればアフターピルなどを使って避妊することは可能です。望まない妊娠をしないためにも、ここでのチェックは必ず行うようにしてくださいね。

ゴムは口を縛ってから捨てる

射精し終わった後、コンドームをどのように処理していますか？中に精液が入った状態のコンドームをそのまま捨ててしまうのはNG。中から精液が漏れてしまう可能性もありますし、臭いがきつい場合もあります。

コンドームを処理するときには、しっかりと口を縛ってから処理するようにしましょう。そのまま捨てるのはちょっと…という人には、さらにティッシュなどに包んで捨てることをおすすめします。

コンドームの付け方や外し方、正しい知識を持っていなければ思わぬトラブルになってしまう可能性があります。ここでは実際にコンドームのトラブルを経験した人たちの体験談を紹介していきます。コンドームの正しい付け方や外し方を学んで、トラブルが起こらないように気を付けたいですね。

チンコが大きすぎてゴムがキッツキツ…

「普通サイズのコンドームを用意してたんですけど、アソコがキツキツで…。確かに平均よりは大きめだとは思いますが、メーカーによっては普通サイズのコンドームでも大丈夫なはずなのに。アソコがムチムチで恥ずかしかったです。」(23歳/男性/会社員)

「いつも大きめサイズを用意してるんですけど、ホテルに入ったときたまたま忘れてしまって。ホテルに用意されてるコンドームでと思ったらキツキツで根本まで入らなくて、もたもたしてたら付け方わからないの？って彼女に言われちゃいました。」(25歳/男性/会社員)

アソコのサイズが大きめの男性だと、普段から大きめのコンドームを常備していなければなりません。いざセックスするとなったとき、ホテルなどで用意されているものだとキツキツで入らないことが多いからです。無理に入れると破れてしまう恐れがありますし、付け方が分からない童貞の印象を与えてしまうかもしれません。

付け方が分からずにセックス中断…

「お互い初めてのセックスだったんですけど、コンドームの付け方が分からずに挿入前に中断…。付け方の動画を見たり一人でつける練習までしたのに、いざとなると焦ってしまってダメでした。」(19歳/男性/学生)

「いい雰囲気で最後までしちゃおうかなって時に、コンドームの付け方が分からないことに気が付きました。付け方が分からないなんて恥ずかしくて言えなくて、とりあえず今日はここまでってことにして途中でカッコよく辞めました。」(20歳/男性/学生)

セックスが初めての男性であれば、コンドームの付け方が分からなくて当然。正しい付け方の動画などを見ることもおすすめですが、実際に一人でつける練習をしてみましょう。練習ではつけられたのに、いざとなると焦ってつけられない男性はたくさんいます。もし彼女がコンドームの正しい付け方を知っているのであれば、彼女につけてもらいましょう。

付けたはずなのに抜いたら何もついていなくて

「付けたはずのコンドームが外したらついていなくてかなり驚きました。射精してすぐ抜かなかったから、膣内でアソコが小さくなって取れちゃったんです。それから2人で正しいコンドームの付け方と外し方をググって反省しました。」(21歳/男性/会社員)

「コンドームだけ彼女の中に残ってしまったことがあります。恥ずかしい話、自分のアソコが小さくてコンドームが大きかったんだと思います…。彼女に申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。」(24歳/男性/会社員)

コンドームの正しい付け方を知っていても、女性の膣内でコンドームが外れてしまうことは稀にあります。射精した後すぐにペニスを抜かなかったり、コンドームのサイズがあっていないことがその原因になるようです。コンドームが女性の膣内で外れてしまうと精液が漏れ、避妊効果がなくなってしまうので注意してくださいね。

コンドームが破れていてパニックに！

「射精した後のコンドームを縛ろうとしたら、精液が垂れてるんです！どこで破れたのか分かりませんが、本当に焦りました。排卵日付近でのセックスではなかったので、その後生理はきましたが、こんな思い二度としたくないですね。」(23歳/男性/フリーター)

「何気なく射精後のコンドームを見たら、いつもより精液が少ないことに気が付きました。コンドームが破れていたので彼女にアフターピルを飲んでもらいましたが、コンドームの正しい付け方、もう一度勉強しないとって思いましたね。」(25歳/男性/会社員)

セックスが終わった後は、コンドームの中の精子が漏れていないかきちんとチェックする癖をつけましょう。コンドームから精液が漏れているかいないかをチェックできるのは射精後コンドームを確認した時だけです。もし漏れていたら体験談にも書かれているように正しい付け方を勉強したり、アフターピルで早急に避妊をするようにしてくださいね。

コンドームの正しい付け方を学ぶことは、自分自身や大切なパートナーを守ることにも繋がります。コンドームの使用目的は避妊だけではありません。性病も予防することができますし、相手を大切にしているという愛情を伝えることができます。

コンドームを付けるときには、勃起しているかサイズはあっているか確認することから始めてください。勃起していないときはスムーズにコンドームを付けることはできませんし、サイズがあっていないと途中で外れたり破れたりする恐れがあるからです。

正しい付け方として大切なことは、コンドームを傷つけないということ。傷つけてしまったら妊娠も性病も防ぐことはできません。丁寧に袋から取り出し、ゆっくりと根本まで装着させましょう。射精後はすぐにペニスを抜き、精液が漏れていないか確認してから口を縛って捨てるようにしてください。

コンドームの正しい付け方、外し方を知り、安心してセックスを楽んでくださいね。