安心感は恋愛や仕事に重要！【男女別】安心感がある人の特徴も解説

安心感とは、心配することもなく、安心して見ていられるような様子や態度を意味します。感覚の捉え方の一つで、ほっとできる人は、安心感のある人と呼ぶのでしょう。

安心感を感じる時、人は大抵穏やかな気持ちでいるもの。その穏やかさは、自発的なものではなく、安心感を持った人が与えてくれています。緊張が解けて、肩の力が抜ける…そんな時には、安心感のある人がそばにいることでしょう。

不安や苦痛な気持ちが少ない

安心という言葉自体、気にかかることがなく、心が安らかなことを意味しています。不安や苦痛といった負の感情が少なく、心が穏やかでいられる時に、この安心を感じるはず。そして、これらの負の感情を感じさせないでくれる人に対して、安心感という感情を持つのです。

負の感情を感じさせないだけではなく、居心地のいい空間を与えてくれるので、安心感のある人には心を許すこともできるでしょう。自分を苦しめる感情から守ってくれる、そんな感覚になるのかもしれませんね。

楽観的な考え方ができる

安心感のある人といると、「なんとかなりそうな気がする」といった、楽観的な考え方ができるようになります。先にもいったように、心が穏やかで緊張感のない状態なので、ゆとりが生まれるのです。楽観的な考え方ができるだけでも、ストレスは大きく減るでしょう。

何かに追い込まれているような、「こうしなきゃいけない」という強迫観念は、不安と苦しみの塊です。焦りと恐れで、ちっとも心の休まる暇もありません。そういった不安感と対照的に位置するのが、安心感なのです。

『安心感』から見る心理学

安心感というと、あくまでも感覚の一つだろうと考えますよね。しかし、実はもっと、人の奥深いところの潜在意識が作用しているとも言われています。

例えば、安心感を与えたいと思う時でも、心理学による作用で人の心を操ることもできるのです。しぐさをマネする、聞くことに気を配る、自分を主体にしたメッセージを送る…など、ちょっとした意識の持ち方で、相手の心理を操ることができるのです。

心を操るというと印象が悪いかもしれませんが、人に安心感を与えたいと思う時には、心理学の効果を狙うのも有益と言えるでしょう。

それでは、安心感がある人の特徴を、男女別にみていきましょう。男性と女性に対する観念が違う分、どうして安心感を感じるかという点も、少し変わってきます。男性には男性の、女性には女性の安心感があるのです。

まずは【男性編】です。男性に対しての場合、どんな部分を見て安心感をもつのでしょうか。具体的な特徴を4つ、ご紹介していきます。

話をよく聞いてくれる

悩みを相談したいと思った時、スマホをいじりながら聞き流されてはたまりませんよね。安心感のある人は、そういったことがなく、前のめりで真剣に話を聞いてくれるでしょう。きちんと受け答えもしてくれるので、「話を聞いてもらっている」という実感もできるはずです。

自分の話を正面から聞いてもらえることは、男女問わずに嬉しく感じるものです。話をきいてもらうことで、すっきりもしますし、満足感も得られます。このように、満たされた実感をさせてくれることもあり、話を聞いてくれる男性に対して、安心感を感じることができるうのでしょう。

怒って声を荒げたりしない

男性の声は、元々が大きめでもあり、一音一音がしっかりしています。そこで更に声を大にして怒られると、萎縮してしまいますよね。そして、「逆らったらいけない」と無意識に、危機回避をしようとしてしまうのです。声を大にしたあとに、暴力を連想する人も少なくはないでしょう。

そういった感情任せな部分がなく、終始穏やかな調子で話をしてくれる男性には、怯えることなく安心感をもつことができます。むしろ、寄り掛かりたくなる気持ちにもなるでしょう。「男とはこういうもの」という概念が強い人ほど、男性の穏やかな部分に安心する傾向にあるようですね。

落ち着きがある

男性に対して、安心感や頼り甲斐を求めてしまうのは当たり前ともいえます。そして、頼り甲斐になるのは、やはり落ち着きを持った男性でしょう。自分のことはもちろん、周囲から受ける影響にも、動じることはなく、落ち着いた態度で対処をしてくれると安心感を持ちますよね。

落ち着きのある男性は、感情が安定しているので、それだけでも充分安心感を持てるでしょう。気性が荒かったり、気分でころころと態度が変わるようでは、一緒にいても苦しくなるだけ。男性が落ち着いているからこそ、安心して寄り添う気持ちになれるのです。

ありのままを受け入れてくれる

安心感がある男性であれば、否定的なことばを投げかけずに、ありのままを受け入れてくれるはず。もちろん、治した方がいいと思うところは、アドバイスをするでしょうが否定的なものではないはず。相手の気持ちを考えた物言いをするので、安心して、素直に聞き入れることもできます。

自己顕示欲の強い傾向にありますが、必ずしも相手を下に見るわけではありません。自分は自分、他人は他人、それをいい意味で弁えることができているので、他人のありのままを受け入れることもできるようです。「この人は受け入れてくれる」という安心感があるだけでも、心の安定感は違ってくるでしょう。

次に、安心感がある人の特徴【女性編】です。女性の場合は、男性に比べて感情的な言動が多いもの。そして、感情的になる女性を見て感じるのは、不安定感でしょう。見ていて危なっかしいと思えば、あんしんすることもできなくなります。

そんな女性に安心感をもつのは、どんな一面でしょう。4つの具体例を挙げていきます。

いつも笑顔でいてくれる

どんな人でも、笑顔は最大の癒しポイント。特に、女性の笑顔は柔らかで、大きな安心感を与えてくれます。一緒にいることが心地良くてたまらず、いつの間にか自分の気持ちも落ち着いていくでしょう。「もっと一緒にいたい」「また会いたい」という離れ難さまで出てきます。

そして、何かいいことがあったわけでもないのに、その人の笑顔を見ていると幸せな気持ちになる…。そういった経験はありませんか？いつも笑顔でいる女性は、相手に幸福感を与えることもできます。幸福感を感じることで、安らぎを得られるのです。

素直な性格

意地を張ったりして、素直になれない女性と一緒にいても、居心地の悪さを感じるでしょう。特に、「ありがとう」「ごめんなさい」がちゃんと言えないとなると、相手に不満を持たせることになります。どんな時でも、素直な性格は人の心に響きやすいもの。素直な女性こそ、きちんと向き合う気にさせてくれるでしょう。

素直な性格に安心感を持てる時には、相手の女性に敬意を払おうという気持ちもあるかもしれませんね。素直だからこそ、憎むことは出来ず、自分も誠意を持って接しようと思えるのです。つまり、穏やかな素直な気持ちにさせてくれる、それが特徴でもあるわけです。

家庭的で思いやりがある

家庭的な女性というと、母性につなげる人も多いでしょう。実際、家庭とは母親を始めとした、家族の集まる場所ですから、家に帰ると思えば安心感もあるもの。自分が帰るべき場所で、待ってくれている人がいると思うだけで、心は暖かくもなるでしょう。

同時に、家庭的な人には身勝手なところもなく、相手を思いやる気持ちを持つことができます。自分中心に動く女性についていくのは大変でもあり、心身ともに気が休まる瞬間もないですよね。気配りを忘れずに、安心していられる場所をつくってくれる女性に、安心感をもつのも当然なのかもしれません。

必要以上に執着しない

安心感がある女性の特徴として、必要以上に執着心を見せないという点も挙げられます。感情で動くことの多い女性は、我慢というものが苦手です。

我慢したとしても、執着心が残ってしまい、「欲しい」と感じたものに対していつも執念を燃やすことになるでしょう。本人は燃えていても、周囲からすれば気が引いてしまうことも。

物事に一生懸命になる姿は、親しみを感じますが、度を越すと見ていて苦しくなるもの。安心感をもつことなんてできないでしょう。物事に執着しなてくも、自分のタイミングで切り替えることができ、器用にこなしていく女性の方が頼もしいですよね。

そして、自然と安心感をもつこともできるのでしょう。

恋愛を楽しむためには、心が穏やかでありたいと思いますよね。そのためにも、恋愛において安心感が大切だと感じる人は、多いはずです。そして、穏やかでありたいという心理以外にも、恋愛に安心感を求める理由は、人によっても違うものなのかもしれません。

例えば、どんなことを理由に恋愛に安心感を求めるのでしょうか。恋愛において、安心感がどれだけ大きなものなのかを感じながら、みていきましょう。

お互いに癒されるから

恋愛で安心感を得ると、恋人と穏やかな気持ちで接することができます。自分が穏やかになることで、相手も穏やかな気持ちになることでしょう。そして、お互いの存在を癒しだと実感できるのです。お互いに同じ気持ちを与えあうということは、関係を今よりも良好なものにしてくれます。

相手が癒しになると感じると、今よりも愛情も増すことでしょう。どんなに疲れていても、ほっと一息つける、それが癒しあえる恋人です。その癒しの根源が、その人の持つ安心感。一緒にいて安心できることと癒されることは、同等のものだと思ってもいいのかもしれません。

素直な気持ちを伝えることができるから

相手に安心感をもつと、変に意地を張る必要がないと思えるでしょう。素直な気持ちを、そのまま伝えることができるので、言いたいことを我慢するということもありません。

そして、安らかな気持ちにさせてくれる相手に思いやりの気持ちはあるので、言いにくいこともオブラートに包んで素直に告げることができるでしょう。

言いたいことも言えない関係は、ストレスだけではなく、不信感まで募らせていきます。むしろ、不信感があるから、言いたいことも言えないままなのです。自分のいうことを受け入れてもらえるという安心感があるかあら、素直な気持ちも吐き出しやすくなるのです。

愛情を深く感じられるから

安心感がある人との恋愛は、ゆったりとしていて追い立てられる感じがないもの。刺激的なことも少なく、時には「これってマンネリ？」と思ってしまいがちですよね。しかし、そうではありません。お互いに心の底から信じ合うことができるので、愛情だって深く感じられるようになります。

マンネリ化してきた恋人達の中には、わざと相手の気持ちを試しながら、愛情を確かめようとする人もいるでしょう。それは、心のどこかで「もう好きじゃないのかも」という不安があるからなのです。

相手の気持ちを信じ、自分の気持ちがブレることもないので、安心感が愛情を大きくしていけるのでしょう。

安心感があれば自分を偽らずに済む

「嫌われたくない」「もっと好きになって欲しい」などは、恋愛をしていると、一度は感じる心理です。こういった心理が原因で、自分を偽ったり、本音を隠したりといったことも出てきてしまうでしょう。

しかし、安心感のある相手と恋愛をしていると、ありのままを受け入れてもらえますよね。自分を偽る必要など、ないのです。

自分を偽り続けながら恋愛をしていると、本当の自分をさらけ出すことが出来なくなりますよね。何より、偽り続けることに、自分が一番疲れてしまうでしょう。その点、相手に安心感があることで、何も気負う必要がないことを知り、自然体な愛を育むことができるようになります。

安心感を感じられる恋愛は、現状に満足するだけではなく、明るい未来を思い描くことができるもの。お互いの間に成り立つ、信頼関係や絆が、しっかり感じられるのでしょう。

それでは、安心感のある恋愛をしている人たちは、具体的にはどのような恋愛を満喫しているのか。男女それぞれの声をみていきましょう。

リラックスして恋愛している

「彼女といる時間が1番リラックスしていられる。仕事で疲れたあとも、顔を見ると安心するし癒される」(28歳/男性/会社員)

「気取ったり背伸びしたりする必要もなく、自然体で恋愛していられる。彼氏の器量が大きいから、安心してリラックスしていられるのかも」(26歳/女性/飲食業)

日常の中で、男性の場合は身体的ストレス、女性の場合は精神的ストレスがかかりやすくなります。自分がリラックスできる空間で、それを癒してくれるのが、安心感のある恋人の存在なのでしょう。恋人といる時に、自然体でいられるということはとても大切なことなのです。

強い信頼関係が築けている

「お互いに信頼関係を持てているからこそ、安心していられると思う。お互いにプライベートで遊びにく時も、楽しんでおいでって言い合える関係が嬉しい」(29歳/男性/美容師)

「信頼関係と安心感って結びつくと思う。信頼できるから安心するし、安心できるから信頼する。それが強要しないで成立する恋人に感謝」(27歳/女性/アパレル)

お互いの間でしっかり信頼関係が結べると、一緒にいる時も離れている時も安心感を持てるもの。わざわざ口で確認しなくても、意思の疎通ができているのでしょう。たとえ心配なことがあっても、信じて構えていることもできるはず。信頼しているからこそ安心できる。まさに、二つは結びついた心理と言えるようです。

安心感があるからハラハラしない

「友達と飲みに行くって聞いても、『いってらっしゃい』ってナチュラルに言える。実際浮気の心配をすることもないかな」(28歳/男性/自営業)

「特にベタベタしきった関係でもないのに、安心感があるせいで浮気を疑ったことがない。心から信じているし、ちょっとした不安もない」(26歳/女性/接客業)

恋人が出来ると、少しの違和感などから浮気を疑ったりすることもあるでしょう。しかし、安心感をもって、信頼関係を築いている恋人同士には、こういった心配も無用なようです。お互いのプライベート時間も尊重しつつ、気持ちよく送り出せるので、不安や疑いを持つこともないのかもしれませんね。

将来を見据えるような希望ある恋愛

「将来の話なんてしたことないけど、安心感のある今の彼女となら、「結婚してもうまくやっていけそうだな」と考えることが増えた」(30歳/男性/営業職)

「自分の一生をこの恋愛で貫くんじゃないかなって気持ちがある。こんなに安心感のある人には、もう巡り会えないと思う。結婚したとしたら…ってことも想像できちゃう」(26歳/女性/飲食業)

男性でも女性でも、結婚と言えば人生最大のイベント。加えて、人生最大の賭けともいえるでしょう。その結婚に対して、明るい希望を持てたり、自然に結婚を予期できてしまう…。それは、安心感のある人が与えてくれる、大きな喜びともいえるでしょう。

恋愛だけではなく、仕事においても安心感がある人の存在は絶大です。やることなすこと不安定で、頼りない人に仕事を任せる気にはなりませんよね。逆に、安心感のある人には仕事を任せたり、困った時の頼りにすることも多いはず。

仕事をする上で、安心感はとても重要な要素となるでしょう。なぜ重要と言えるのか。具体的な説明を含めて、それら重要な要素をみていきましょう。

仕事を任せてもらえるようになる

仕事というものは、内容によっては責任の大きさも変わり、責任が大きい仕事ほど信頼のない人には任せられません。仕事を割り振る上司も、安心して仕事を頼める部下に、どんどん割り振っていくでしょう。そして、安心して仕事を頼めるのは、安心感のある部下なのです。

仕事を任せてもらえるようになると、同時に責任感も強く感じますよね。そして、期待に応えたい、責任を果たしたい、結果を出したい…様々な思いから、任せられた仕事を真面目にこなしていきます。

そういった様子を見て、周りは今よりも信頼感を寄せるようになるのでしょう。安心と信頼を集めることができれば、仕事でチャンスを掴む確率もあがるはずですよ。

仕事の業績が上がる

任された仕事をこなし、こなした仕事の仕事の実績を積んでいけば、業績だって必然的に上がりますよね。仕事の業績が上がると、自分の自信がつく他に、「やっぱり任せてよかった」と、周囲の安心感も増します。

実は、一度ほっとしたからといって、それですっかり安心し切れるほど、人間は単純ではありません。もともと疑心暗鬼な人であれば、尚更です。業績をあげるという実績で、信頼を何度も塗り重ねて、安心感は揺らがないものになっていくのです。そうすることで、仕事上での絆も深まるのかもしれませんね。

行動を見張られることがない

行動を見張られる、とは、上司や同僚が心配で「目が離せない」という状況を作らないということです。仕事の進展を心配したり、サボっているのではと気になったり…。そういった心配事を理由にして、目を光らせてくることがありません。

人に見られていると、そればかりが気になってしまい、仕事に集中できなくなることも。ですが、周囲が安心しきっていれば、どんな行動でもハラハラすることがありません。思い切り仕事に集中して精を出す。これは、周りが安心感を持っているからこそ出来ることなのでしょう。

自分の意見を尊重してもらえる

自分で考え自分で動く。これは、仕事でもプライベートでも求められるスキルです。そして、自分で考えたことを、責任もって行動することが大切です。周囲が安心感を持っていると、「好きなようにしてみなさい」と、自分の意見を尊重してもらえるようになります。

意見を尊重してもらえると、仕事でも活躍の幅が広がるでしょう。上司にも意見を提案しやすくなりますし、取引先とのやり取りもスムーズにいくはず。仕事にやりがいが出て、成果を出す可能性も広がるので、これは安心感のある人の持つ強みともいえるポイントなのです。

職場にいる安心感がある人をみていると、仕事を任される姿を多く見ると思います。仕事を任されるということは、頼りにされるということで、職場にとっても重宝がられる存在であることは間違いないでしょう。

どんな場面で、「助かった」「ありがたい」と感じるのでしょうか。ここで、「この人がいてよかった」と思えるような、安心感のある人に関するエピソードを、ご紹介していきます。

人間関係をうまく築いていて後輩ながら尊敬する

「新しく入った後輩が、自然といろんな人間と交流がとれている。おかげで、自分のチーム以外の人間とも、連携がとりやすい。素直に尊敬できる部分だと思う」(27歳/男性/会社員)

「まだ入って日の浅いアルバイトの子の、仕事の吸収率がすごい。人柄が安心できるタイプなのか、スタッフも積極的に仕事を教えてるみたい。感心する！」(30歳/女性/書店店員)

仕事をする上で、人との連携は必要不可欠ですよね。そのためには、人との関係を良好に保っておくほうがいいもの。安心感がある人は、周囲の人が抵抗なく話かけることが出来る存在。そして親しみやすくもあるので、後輩と言えども、尊敬できる部分が多々見られるのでしょう。

仕事に対してポジティブなので任せられる！

「仕事もプライベートもポジティブな同僚は、嫌な顔ひとつしないでなんでも仕事を引き受ける。最後まできちんと責任持ってこなすから、ついアレもコレもと頼んでしまう」(31歳/男性/不動産業)

「ミスがあってもへこたれないで、挽回しようとする姿勢がポジティブ。ミスした分ちゃんと学習しているから、成長も早い。今では安心して仕事を任せられる」(29歳/女性/看護師)

仕事に対する意識が前向きだと、仕事をどんどんこなそうという野心と、成長しようという向上心が育ちます。そして、そのポジティブさに、ちゃんと実力も追いついてくるようです。精神もタフになり、仕事をする上で成長をするので、見ていて安心できる存在になるのでしょう。

作業が効率よく進むと感じる安心感

「共同作業をする時に、最初工程分けをするんだけど、安心して自分のことだけに取り掛かれるから、作業が驚くほど早く終わる」(31歳/男性/工場勤務)

「分担して仕事をする時に、自分の仕事を素早く終わらせて、他の人のヘルプに回るスタッフがいる。そのせいか、効率よく仕事が回る」(30歳/女性/アパレル)

大きな一つの仕事を分担すると、自分の作業をやりつつ、相手がどこまで進んでいるかも気になるもの。しかし、相手に絶大な信頼を持ち、安心しきっていれば「そっちは任せた」と自分の仕事に集中できるようになるでしょう。中途半端に手を出すこともないので、効率よく捗るはずです。

人との距離感の取り方が上手

「絶妙な距離感の取り方をしてくれるから、仕事もなあなあにならなくて助かる。かといって遠いわけでもないから、普通に親しみやすい」(31歳/男性/営業職)

「新しく入ったばかりのスタッフは、安心できるスタッフにお任せ。自然なやり取りでいつの間にか打ち解けてるし、本当に助かる」(28歳/女性/流通勤務)

仕事だけしていればいいというわけでもなく、人間関係を良好に保ってこそ、仕事もはかどると言うもの。そして、安心感がある人は、どんな人が相手でも瞬時に距離感を察することができます。踏み込んでいい部分と、そこそこで済ませたい部分がしっかり分かっているので、指導役の人にぴったりかもしれません。

安心感がある人になるのは、自分のためだけではなく、人のためにもなることです。過ごす環境もメンタル穏やかになれるので、生活からストレスが軽減する可能性もありますね。安心感がある人を目指すためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

自分のメンタルを成長させるつもりで、ご紹介していく具体策を実践してみましょう！

自己肯定感を高める

安心感のある人は、他人はもちろんのこと、自分のことだって無闇に否定したりしません。「自分は思っている以上にできる人間なんだ」という自信を持つようにしましょう。そうすることによって、心の中に余裕が生まれるので、外から見ていても安定した人に見えるでしょう。

「自分はできる」という自己肯定感を高めることは、自己暗示の役割も果たします。たとえ失敗してたとしても、「大丈夫」と瞬時に切り替えができるようになるでしょう。ポジティブな意識が定着していくので、それが更なる自信へと繋がっていくのです。

何事にもチャレンジする

どんなことにも率先してチャレンジをして、経験を積むことも、安心感のある人になるための必要な努力。経験には結果が伴い、それがよくても悪くても、学習能力として身につきます。自分で体験した学習能力は、身体にも頭にもしみつくことになるので、先で活かすことができるでしょう。

そういった安定した成長が、安心感となるのです。そして、新しいことにチャレンジする度に、動揺することもなくなります。見ている方も、一緒にいるだけで、心強いほどの安心感をかんじるはずですよ。

穏やかで優しい話し方を意識する

自分が誰かに安心感を持った時、その人の話し方はどうですか？きっと、穏やかでのんびりとした口調なのではないでしょうか。そして、居心地よく感じるはずです。それを実感したことがあるのなら、ぜひ、自分も穏やかで優しい話し方ができるように心がけてみましょう。

普段から早口になったり、つい一人喋りしてしまう人は、言葉と言葉の間に一呼吸置いてみるといいでしょう。そして、自分でも「遅い」と感じるくらいのテンポで話すと、相手にはちょうどいい、心地のよい喋り方になっているはずです。沈黙ができることを恐れずに、空気が穏やかになるような話し方を意識するといいようです。

小さなことは気にしない寛容さをもつ

安心感を与えるためには、寛容な心も必要。小さなことを一つずつ気にするような神経質な性格では、到底人を安心させることはできないでしょう。気になったことでも、それが深く考えるべきことかどうかを、しっかり見極めていく必要があります。言い方を変えれば、物事を楽観視するということにもなりますね。

楽観視することと、軽視することは違います。物事に対して、投げやりな姿勢を持つ軽視では、寛容さがあるとは言えないでしょう。寛容な気持ちで、プラスな方向に運ぼうとする楽観視が、安心感のある人間には必要なのです。

相手の立場になって考える

安心感がある人になるためには、相手を思いやる気持ちが必要です。そのためには、相手の立場になって考えると言うことが重要になってくるでしょう。自分が理解できないと思う人でも、その人の立場になってみると、我が身事のように感じることもあるかもしれません。

相手の立場になって考えることができたら、相手が言われたくない言葉にも気付けます。優しいだけではない話も、言葉の選び方や雰囲気で、素直に耳を傾けることができるでしょう。相手の話を受け入れがたい時こそ、相手の立場になって考えてみましょう。