唇を触る癖がある人の心理は？男女別の特徴について徹底分析します！

癖とは、繰り返し同じ行動を取ることによって、本人も知らない間に定着してしまった動きのことを言います。そんな自分でも気づかないほど繰り返し同じ行動を行ってきた背景には、何らかの心理が隠れているのではないかという気がしますね。

さらに人の癖は、深層心理の表れとも言われます。ただ、どんな深層心理がどのような癖になって出てくるのか、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、人の癖の中でも多いと言われる、唇を触る癖について徹底解剖。唇を触る癖にはいったいどんな心理が隠れているのかを、男女別でご紹介します。ぜひ、男女の違いにも注目してみてください。

人の癖は、何らかの心理が原因となって行動として出てくるとされています。そのため、唇を触る癖にも心理がありますが、その内容はさまざまです。そこで、まずは唇を触る癖がある人の心理から、ひもといていきましょう。

嘘を隠している

唇を触りながら話をする場合、嘘をついていることを隠したいという心理があります。嘘は口から突いて出るものですので、嘘をついていることを悟られまいとして、唇を触る行動に出ると言えるでしょう。

また、「嘘がバレるような余計なことは、できるだけ言わないようにしよう」という心理も、唇を触る癖につながります。余計なことを言わないように無意識のうちに唇に触り、自分を抑止しているのかもしれません。

考え事をしている

考え事をしている時、意識は考え事に集中しています。そんな時、無意識の時ほど、唇に触る癖がよく出てくるものです。

唇に触ることで考え事がまとまるというわけではなく、考え事に夢中になることによって、無意識に唇に触るといった具合。唇に触れることで考えをまとめようという意図ではなく、自分ではほとんど自覚がなく、唇に触ることがほとんどです。

考え事をしている時に唇に触るのは、考え事に集中するあまり、無意識という心理になったとき特有と言えるかもしれません。

不安や悩み事を抱えている

不安や悩み事を常に抱えているとき、人の心理は不安定になりがちです。また、不安や悩みごとがあると、頭の中にはぐるぐると同じことが渦巻いていることも多いでしょう。

こうした状態の脳を、ストレス脳というのだとか。不安や悩みが頭を離れないのは、脳が強いストレスを感じているからだとされています。

ストレスを感じた時に唇を触る癖がある人はたくさんいますが、その理由は唇に触ることで、気持ちが落ち着くと感じるから。常に不安や悩み事を抱えている人は、落ち着きたいという心理から唇に触ると考えられます。

自分に自信がない

自信がないという心理状態の時、唇を触るという癖になって出てくる人が少なくありません。たとえば試験を受けるにあたって自信がない時など、いわゆる一過性の状況から生じる心理でも、癖が出ると考えられます。この場合は、自信のない状況が過ぎ去れば、唇を触ることも減るでしょう。

もう一つは、日常的に自分に自信がないという心理の場合に出てくるケースです。こちらはは常に不安な心理を抱えた状態です。

そのため、何につけても「果たしてこれでいいのだろうか」と自らの判断に自信が持てないことから、不安を抑えようとして唇を触るのが癖づいてしまっています。

人は自分でも気づかないうちに、さまざまな心理によって唇を触る癖がついてしまっていると言えます。引き続き、唇を触る癖がある人の心理をご覧ください。

緊張している

緊張している時、無意識のうちに唇に触る人は多くいます。触り方は人によって違いますが、指先で神経質に唇をなぞったり、手のひらで唇を擦ったり、あるいは、手で唇を覆うように触る人もいます。

いずれの場合も、緊張という心理から出てくる行動ですが、たとえば手のひらで覆う場合は、緊張のあまり心臓が飛び出しそうになるのを、何とかして鎮めようとしているのかもしれません。また、神経質になぞっている場合は、「何かしていないと緊張に押しつぶされる」という心理から、無意識に唇に触っている可能性があります。

困っている

何か困ったことが起こった時、人は「どうしよう」と焦って混乱するあまり、知らないうちに癖が出てきてしまいます。困った状態に陥った時に出る癖には、耳や鼻を触るなど、唇以外の場所になる人も少なくありません。

唇を触る癖がある人の場合、どうしていいかわからないという心理が、唇に触れる最も大きな理由です。もし、唇に触れながらうろうろと考え込むように歩き回っていたら、困った状況を打開するために、救いを求める心理が強くなっている可能性があります。

関わりたくない

会議や、何人かで集まってディスカッションをしている時などに、意見を求められることはよくあります。けれど、できることなら関わりたくないという心理の時、唇に触れる癖が出るのが特徴です。

唇に触れる仕草は、周囲からすると何か考え込んでいるように見えるため、「まだ考えがまとまらないのかな」と思われ、意見を求められずに済むかもしれません。あたかも考えているように見える唇に触れる癖は、周りの人達と関わりたくないという心理の表れの場合があります。

気持ちを隠そうとしている

唇を含め、口は顔の中では感情を表しやすいパーツです。人の心理は、しばしば自分で気づかないうちに表れてしまうもの。そのため、イヤな事があると口角が下がり、唇がへの字になっていることはよくありますよね。

その逆に、嬉しい時は口角が上がりますが、それを知られたくない時もあります。嫌いな人がミスを指摘され、怒られているのを見て、思わずニヤリとしてしまう、そんな経験はないでしょうか。

このような場合、自分の気持ちに気づかれないように唇に触れ、相手から見えないようにしようとする心理が働きます。

たくさんの心理が理由となって、唇を触る癖が身につくことがわかりました。では、ここからは、唇を触る癖がある男性について見ていきましょう。唇を触る癖がある男性に見られる、性格的な特徴をまとめました。

ロマンチスト

唇を触る癖がある男性の性格的な特徴は、一言でいえばロマンチスト。唇を触る癖は、ロマンティックな気分に浸りがちなために、無意識のうちに定着した癖と考えていいでしょう。

ただ、ロマンチストの男性の多くは、こうなりたいという理想の自分と、実際にはそうなれない自分とのギャップに悩んでいるとも言われます。こうしたギャップに悩むと、しばしば鏡を見るようになるでしょう。理想の姿に少しでも近づこうとするあまり、鏡を頻繁に見た結果、唇を触る癖が定着した可能性もあります。

ナルシスト

ナルシストもまた、唇を触る癖を持つ男性に多い性格的な特徴です。ナルシストとは自己愛の強い人のこと。そのため、常に鏡で自分の姿をチェックしては、完全な自分に仕上がっているかどうかの確認に余念がありません。

こんな具合に常に鏡を見ていたら、当然のことながら唇にも目がいきます。唇は性的要素を連想させるパーツですので、男の魅力をアピールするには最適。ナルシストな性格の男性にとって、女性に対しての性的アピールは必須要素です。

そんなナルシストならではの性格的な特徴が、唇を触る癖を生み出すのには、納得できる人も多いのではないでしょうか。

褒め上手

唇を触る癖がある男性はロマンチストであるとご紹介しましたが、ロマンチストな男性は非常に褒め上手。これは、唇を触る癖がある男性に多い性格的な特徴です。

そもそもロマンチストな男性にとって、女性の存在は不可欠。そのため、常に女性に喜んでもらいたいと考えています。そのため、女性に対して「素敵だよ」「可愛いね」などという言葉を照れることなく言えるのです。

こうした歯の浮くようなセリフを言う自分に酔っている男性をどう受け止めるかはさておき、褒められるのは女性にとっては嬉しいもの。甘いセリフを言って欲しい女性には、モテる男性になるでしょう。

ポジティブ

唇に触る癖を持つ男性が多いとされるロマンチストとナルシスト。どちらも自分自身が、あるいは自分がしていることが、異性から見て魅力的だという確信に満ちているのが特徴です。そのため、何をするにもポジティブなところは、彼らに共通する性格的な特徴です。

理想の自分を追求するロマンチストと自分の行動に陶酔するナルシストでは、少々異なる要素はあるものの、魅力的な男になるための努力を欠かさない点は同じ。こうした行動が、性格的な特徴にポジティブさを生む大きな要素と言えるでしょう。

唇を触る癖は、女性にも見られる行動。となると、男性との違いが気になりますよね。女性で唇を触る癖がある人は、性格的にどんな特徴を持っているのかをご紹介します。

甘えん坊

唇に触る癖がある女性で、性格的な特徴として最もわかりやすいのが甘えん坊です。甘える時、女性はしばしば唇に指を持っていきます。

こうした仕草は男性に「可愛いな」と感じさせるため、甘えたい時には効果抜群。ただ、唇を触る癖がある女性は、男性だけに甘えん坊というわけではなく、どんな人に対しても甘えん坊な女性がほとんどです。

特に子供の頃に「甘えたら言うことを聞いてもらえた」という経験を多くした女性は、どうすれば甘えられるかを自然と身に着けていったのでしょう。甘えん坊という性格ならではの特徴と言えます。

言い訳が多い

唇を触る癖がある女性の性格的な特徴に、言い訳が多いというのがあります。本来なら謝るべきところを謝らず、「でも」とか「だって」と言いながら、なんだかんだと言い訳をします。

その際、自分の意見を聞いてもらいたいという心理が働き、しばしば唇を触る癖がでます。いつも言い訳をしている女性は常に唇を触ることになりますので、結果的に唇を触るのが癖となって定着するのでしょう。

言い訳が多い女性をよく見てみると、唇に触る癖の持ち主が多いことに気づくかもしれませんね。

注目されたい

女性が唇に触ると、男性の多くが口元に視線を奪われることでしょう。しばしば唇に触る癖がある女性は、何かにつけて注目されたいと考えるのが性格的な特徴です。こうした性格は、子供の頃に「蝶よ花よ」と大事に育てられた女性に多く見られます。

ただし、兄弟姉妹が多かったために、親に注目されようとして唇を触る癖がついたケースもあるでしょう。子供が口に手を持っていくと、たいていの親が「ばい菌が入るかもしれないから、やめなさい」と注意しますよね。これも一つの注目です。

そんな親に注目されたいという心理から唇に触る癖がついた女性の場合、大人になると男性の注目を引くために唇を触るようになります。

演じている

唇を触る癖がある女性は、しばしば演技をしていることがあります。女性が唇を触る仕草には、さまざまな意味合いがあるもの。触り方一つで相手に与える印象が大きく変わってきますので、そのことを十分知っている女性に見られる特徴です。

こうした性格的な特徴を持つ女性は、「相手にこう思わせたい」という意図があり、意図に沿うように自分を演じわけています。そのため、相手によってコロコロ変わる女性になるのが特徴です。

同じ唇を触る癖でも、男女では性格的な特徴が異なることがわかりました。では、唇を触る癖が出てしまう時にも違いがあるのでしょうか。ここでは、実際に唇を触る癖がある男女の声を集めましたので、ご覧ください。

緊張すると触ってしまう

「普段はそうでもないんですけど、プレゼンの時など緊張するとつい唇を触ってしまいます。無意識のうちに唇に手がいってしまうので、持っていた資料を落とすことも。できたら直したいんですけど、どうにもならないですね」（25歳/男性/商社勤務）

大勢の人の前で話をしないといけない時は、どうしても緊張しますよね。こうしたシーンで唇を触る癖には、何とかして緊張を和らげたいという心理が働いています。唇を触りながらプレゼンをしている姿を見たら、こっそり励ましてあげるといいかもしれません。

集中している時は無意識に…。

「スマホを触っている時や、本を読んでいる時に唇を触っていることがよくあります。指全体で覆うようにして触っているので、ひどく考え込んでいるように見えるらしく『どうした！？』と聞かれることもしばしば。実はスマホのゲームに集中してたなんて言えないから、『いや、ちょっと考え事』ってごまかします」（24歳/男性/事務職）

事務仕事をしている人なら、時には自分のスマートフォンを触ることもあるでしょう。ひどく考えこんだ雰囲気で唇に触っていると、周囲としては「何かトラブルか！？」と思ってしまうのも無理はありません。

胸がときめいた時にうれしくて唇を触ることがある

「職場に好きな人がいて、その人が話しかけてくれると胸がときめいて、つい唇に手がいってしまいます。男の人って唇に触れるとじっと見てくるじゃないですか？だから、好きな人だと見てほしくて、無意識のうちに触ってしまうのかなって思います」（23歳/女性/経理事務）

同じ職場に好きな人がいる場合、話しかけられただけで胸がときめく女心が分かるという人は多いことでしょう。胸がときめくと、ドキドキしているのを悟られまいという心理が、唇に触るという癖になって出ることがあります。

ただ、人気者の男性だと、周りの女子社員からあざといと思われる可能性が。気を付けた方がいいかもしれませんね。

不安や悩み事があるときに唇を触る癖が…

「不安を感じたり、悩み事がある時はつい唇に触る癖があります。それも、祈るように手を組んで唇に触るので、周りにバレバレ。まあ、そのおかげで助けられたことは数知れずなので、癖に救われていると言えるかもしれません」（19歳/女性/大学生）

緊張した時と同じく、不安という心理を感じた時も唇を触る人が多いもの。また、悩み事がある時にも表れる癖です。精神状態が不安定になった時、唇に触れることで心理的な安心感が得られるとも言われています。

祈るような仕草で唇に触れていれば、周囲にわかるのも無理はありませんが、助けられているなら役に立つ癖と言えるでしょう。。

言いたいことがあっても言えない性格で…

「子供のころから言いたいことがあっても言えず、つい我慢してしまう性格です。言いたいことを言って、周りの人たちから嫌われたくないという心理もあるし、思い切って言うだけの度胸もない。そのせいか、言いたいことがあっても言えなくてストレスを感じると、唇を触る癖がついてしまいました…」（19歳/男性/大学生）

言いたいことがあるけれど、口に出せば角が立つということはありますよね。そんな時は、「自分が我慢すれば丸く収まる」と考えて、言わずにおくという人も多いでしょう。

とはいえ、ストレスが溜まるのは確かですので、ストレスを発散するために唇を触る癖になってしまったのかもしれません。

どんな仕草であっても、必ず何らかの心理が隠れているとされるのが人の癖。唇を触る癖の心理がわかると、他の部分はどうなんだろうと気になってきますよね。そこで唇以外に体を触る癖で分かる事と、その心理をご紹介します。

髪を触る癖の心理

男女問わず、好きな人に頭を撫でられて心地よいと感じたり、安心するという人は多いでしょう。そのため、髪を触る癖には不安という心理が関係しています。

特に女性の場合、不安になった時に髪を触る癖が多くなるのが特徴。髪を触ることで、頭を撫でられた時の安心感を得たいという心理が働くからです。

また、髪を触る癖のある人は不安を抱えやすいため、被害妄想に陥りやすい傾向が見られます。さらに、恋愛においては甘えん坊。そのため、不安を感じさせず、甘えさせてくれる相手には尽くす恋人になるのが特徴です。

鼻の下を触る癖の心理

鼻の下を触る癖がある人は、秘密主義者、あるいはシャイな性格の持ち主が多いとされます。特に、鼻の下を人差し指を横に向けて触ると、手の大部分が口を隠すことに。つまり、鼻の下を触る癖には、実は口元を隠したいという心理があるのです。

口元を隠したいのは、口元から表情を読まれまいとするためですので、秘密主義だったり、シャイな人によく表れる癖です。

「相手に好きだと知られるのは恥ずかしい」というシャイな心理からならいいですが、秘密主義はちょっと困りもの。嘘をついている可能性がありますので、他の行動から癖の心理を読み取る必要があります。

耳を触る癖の心理

耳を触る癖には、不安を感じたり、照れているのを隠したいといった心理があります。また、関心を引きたいときや苦手な話題だと感じた時も、無意識に耳を触るのが特徴です。

不安を感じる時、耳に触ることで安心出来ると感じる人は多いと言われます。また、照れ隠しの心理は、照れると耳が真っ赤になる人がいることからもおなじみですよね。この場合、耳を隠そうとして触っている可能性があります。

また、苦手な話題の場合は耳をふさぎたいという心理になりますが、実際にふさぐわけにはいかないため、耳を触る癖になって出てくることに。心理によって耳の触り方は異なりますので、状況を見極めて心理を判断する必要がある癖です。

眉毛を触る癖の心理

眉毛を触る癖で分かるのが、話しながら考え事をしているということ。次に何を話そうかと考え、その考えをまとめようとする心理が、無意識のうちに眉毛を触るという癖になって出てきます。

そのため、話をしながら眉毛を触る癖がある人は、頭の良い人が多いのが特徴。人の話を聞きながら要点を的確につかみ、相手の話に合った内容で返答ができます。

冷静で頼りになる人ですが、あまりにも的確に要点をまとめられすぎるあまり、返事にそっけない印象を与えることも。恋愛においては冷たい感じになり、マイナス要素になるかもしれませんね。

唇を触る癖について多方面から見てきた結果、あらためて唇を触る癖は男女に共通して現れる癖だということに気づきました。とはいえ癖の仕草は同じでも、その心理や性格は男女でかなり違いがある点に、興味深いと感じた人も多かったのではないでしょうか。

繰り返し同じ行動を取り、特定の心理が自分でも知らない間に行動となってでてくるのが癖。もしかすると、唇を触る癖がある人自身が、自分の深層心理を知って驚いたかもしれませんね。

これからは、唇を触る癖がある人を見つけたら、男女別にその深層心理を考えるのが楽しくなるかも？何を考えているか、どんな性格の持ち主なのかをズバリと言い当て、驚かせてみるのもいいですね。