自我が強い人ってどんな人?
意思が強いと感じる人もいれば、ワガママだと感じる人もいるでしょう。受け取り方によって、自我が強い人への印象というものはかなり変わってくるものです。
今回は自我が強い人に注目ということで、彼らの特徴などに注目をする前に、まずは自我が強いとは具体的にどんな意味なのかをおさらいしていきましょう。
「自我が強い」の意味
「自我が強い」という言葉の意味は、基本的に「自分の意思や個性が強いこと」を表しています。自分の意見や考え、価値観などを強く持っているため、人によっては自我が強い人のことを「芯が強い人」と称することもあるでしょう。
「自我が強い」と「我が強い」の違い
似ている言葉の中には、「我が強い」というものがあります。「自我が強い」ことと「我が強い」ことはなんとなく似ている感じがしますが、どんな違いがあるのかご存知でしょうか?
どちらも「自分の意見や考えを強く持っていること」という意味を持つ言葉です。ただし、「自我が強い」というのはあくまで「自分の中で意思や意見を強く持っていること」を意味しており、「我が強い」というのは「自己主張が強い」というような意味を持っているため、ニュアンスがやや異なっています。
自分の考えを強く主張していくのが「自我が強い」で、自分の考えを周りに押し付けようとするのが「我が強い」だと捉えておくと、違いがわかりやすいかもしれませんね。
自我が強い人の特徴・性格《前編》
どんな特徴や性格の持ち主が「自我が強い人」という印象を持たれるのでしょうか。また、自我が強い人とはどういった人のことを指すのでしょうか。気になる人はぜひ注目していきましょう。
自己主張が強い
自己主張が強いというのは、自我が強い人によく見られる特徴・性格でしょう。自分の中で揺るぎない意思や価値観を持っており、ちょっとやそっとのことではその考えを変えることはありません。
自分はこうである!という主張を激しくしてくるため、周りは「自己主張が激しくて少し面倒な人だ」という印象を受けることもあるでしょう。
我が強い人とは違って、自分の意見を周りに押し付けることはしないものの、周りからすれば主張の強さから考えを押し付けられているような気持ちになることも珍しくはありません。
自分のミスを認めない
自分のミスを認めないことが多いのも、自我が強い人に多く見られる特徴です。基本的に自分の考えに迷いはなく間違いもないと思っているため、たとえミスがあったとしても「きっと何かの間違いである」「自分が間違うはずがない」という考えが先に浮かんでしまいます。
そのため、ミスを指摘されたとしてもすぐにミスを認めることはせず、頑固な一面を見せてしまうこともあるでしょう。自分の考えに曇りがないことは長所ではあるものの、絶対に間違えるはずがないという視野の狭さは、周りから見て少々厄介に映ってしまうことがあります。
感情的になりやすい
感情的になりやすいというのも、自我が強い人の特徴でしょう。自分の意見や考えを人一倍強く持っていて信じているため、その意見や考えに否定的な意見を持つ人が現れると、すぐに感情的になってしまうことがあります。
基本的に自分の中で、自分の意見や考えに間違いはなく、信じるべきものだという意思があるため、茶々が入ると自分の領域が汚された気がして不快感が膨れ上がってしまうのですね。
他人から意見を提示されることも快くは思っていないため、「自分の意見は誰がなんと言おうがこれ!」と大声で主張してしまうこともよくあること。そんな姿を見た周りは、ヒステリックな印象を持ってしまうでしょう。
他の人の意見に耳を傾けない
自我が強い人は基本的に自分の意見こそ至高だと考えているため、他人の意見に耳を傾けません。とにかく自分の中では自分の意見や考え方が一番正しいと思っているため、他人の意見は聞く必要がないと思っているのですね。
たとえ他人の意見を聞いたとしても「自分は自分で他人は他人」と割り切ってしまっているため、自分の考えに取り入れることはほとんどありません。揺るぎない自分の意見を持つことは長所ではあるものの、あまりの頑なな自我の強さには、多くの人が頑固な印象を持ってしまうと言えます。
自我が強い人の特徴・性格《後編》
先程紹介した自我が強い人の特徴や性格の他に、どんなものが自我が強い人によく見られるのでしょうか。早速続きに注目していきます。
自分を棚に上げることが多い
自分を棚に上げることが多いというのも、自我が強い人によく見られる特徴ですね。自分の中で自分の考えは正しいという自信はあったとしても、普段過ごしている中で「もしかして自分のここが悪いのかもしれない」と感じてしまう瞬間はどうしても出てきてしまいます。
しかし、自我が強いあまりに自分の意見や考えを疑うことに対して拒絶反応が強く出てしまい、それ故に他人のせいにして自分を正当化しようとすることがよくあります。自分を棚にあげて他人を落として、なんとしてでも自分の中の考えを「正しい」と思い込もうとしてしまうのです。
他人を見下しがち
我が強い人ほど顕著には表れてはいないものの、自我が強い人には他人を見下しがちな一面がよく見られます。基本的に自分の意見が何よりも正しいという気持ちが強いため、自然と他人の意見や考えと自分の考えを比べ、見下してしまうのですね。
たとえ態度や言葉にそういった一面を表さなかったとしても、心の中では他人の意見を見下し、馬鹿にしていることは珍しくありません。そういった見下す一面があるため、他人の意見には耳をかさないですし、口を出されればすぐに感情的になってしまうのでしょう。
知ったかぶりすることが多い
実は知ったかぶりをすることが多いのも、自我が強い人によく見られる特徴です。自分の正しさを常に信じているため、基本的に周りの人よりも自分は優れているという自信を強く持っています。そのため、自分の知らない知識や出来事を他人が話していると、自分のほうが劣っている気持ちになり、つい知ったかぶってしまうことが多いのです。
特に自分の意見や考え、価値観にまつわることで自分の知らないことが出てくると、なんだか他人に負けた気がして不愉快な気持ちになってしまうのが本音。たとえ相手からマウントを取られていなかったとしても、人一倍自分の正当性を信じているため、それが損なわれた気持ちになって嫌な気持ちになってしまうのです。
相手に負けていない、自分ほうがより優れている…そんな主張を崩さないために、周りに知ったかぶってしまうのでしょう。
言葉遣いが乱暴なことも
言葉遣いが乱暴なことが多いのも、自我が強い人によく見られる特徴であり、性格だと言えるでしょう。中には丁寧な言葉遣いをしている自我が強い人もいるものの、自分の意見や考えを主張する際には、どこか乱暴な言葉遣いになったり、圧を感じる物言いになってしまっていることがよくあります。
たとえ言葉遣いが乱暴ではなかったとしても、感情的だったり、言い方に棘があったりするため、周りの人はあまりの自己主張の強さに驚いてしまうことも少なくありません。
自我が強い人の深層心理
自我が強い人と上手く付き合っていくためには、そんな彼らの深層心理に注目するのが一番でしょう。なぜそこまで自我が強いのか、早速その秘密に触れていきたいと思います。
自分の考えが絶対正しいと思っている
特徴や性格からもわかる通り、自我が強い人は「自分の考えが絶対正しいと思っている」と言えます。どんな意見や考えよりも、とにかく自分は正しく、周りよりも優れている。そんな心理が、絶対に揺るがない意思の強さにつながっているのですね。
ただ、絶対に正しいという自信を持っていたとしても、全てにおいて正しい人などいません。どんなに自信を持っていたとしても「あれ、もしかしてこれは違うかも」と違和感を持つこともあれば、「ちょっとこの状況はヤバいかも」なんて思うことも当然あります。
それでも自分の考えが絶対正しいというスタンスを貫きたいため、自分の正当性を確保するために、他人を見下したり自分を棚に上げたりして、保身に走ってしまうのです。
注目してほしい
実は自我が強い人の多くは、注目されたがりってご存知でしたか?自分は一番正しいという気持ちは当然あるものの、その自分の正しさや主張の素晴らしさを周りに見せびらかしたい、認めてもらいたいという心理も持っているのです。
我が強い人と比べると、自我が強い人は他人に対して自分の意見を押し付けることはしません。しかし、他人よりも自分は優れているという自信があるため、自己主張をしていく中で「きっと周りは私の考えに驚き称賛してくれるだろう」「自分の素晴らしさを褒め称えてくれるだろう」という期待を常に持っています。
自分の意見が注目されて称賛されれば、自分の正当性がより増した気持ちになれる…そういった深層心理が、注目されたがりな一面を作っているのでしょう。
自我が強い人は否定されるのが怖い
実は、自我が強い人は否定されるのを怖がっています。他人の意見や考えに揺るがされることはないものの、内心では自分の意見を否定されたり、比べられたりすることを恐れているのですね。
自我が強い人にとって、自分の正当性は絶対に守らなくてはいけない部分だと言えます。たとえ他人の意見に流されない自信があったとしても、他人から「それは間違っている」と言われれば動揺しますし、万が一でも「確かにそうかも…」なんて自分の中で納得してしまえば、せっかく守ってきた正当性が崩れてしまいますよね。
他人からの意見や指摘、中でも否定的な意見や指摘は、自分の大切な考えを一瞬にして壊してしまうほどのリスクを持つ恐ろしい存在なのです。
人を見下して優越感に浸りたい
前述の「自我が強い人の特徴・性格」でも触れた通り、自我が強い人は内心では他人の意見や考えを見下しています。自分の考えこそ優秀であり正しいという自信が何よりも強いため、たとえ悪気はなくても他人を自分と比較して、相手を見下してしまうのですね。
そして他人を見下せば見下すほど、なんとなく自分の正当性がより強固なものになっていく感覚になるのも事実です。「あいつは間違っている」「自分ほうが正しい」そういった比較をし続け他人を見下していくことで、自分の正しさが証明された気持ちになり、優越感に浸れるのでしょう。
自我が強い人になる原因とは?
そこで注目していきたいのが、自我が強い人になる原因。なぜそこまで自我が強くなってしまうのか、自分の正当性ばかりにこだわってしまうのか、その理由がわからないと、接し方や扱い方がわからず、自我が強い人と上手く付き合っていくのは難しいでしょう。
また、自分自身が自我が強いという自覚がある人の中には「もう少し丸くなりたい」と思っている人もいるはずです。そんな人は、自分の中の何が原因で自我が強くなってしまっているのか、自分の考えや性格と照らし合わせて考えてみましょう。
想像力に欠けている
想像力に欠けているというのは、自我が強い人の多くに当てはまる原因です。自分の考えや価値観を重視するあまり、自我を貫くことで生じる他人への影響などに想像が及ばず、結果的に悪い印象を周囲に与えてしまっていると言えます。
自我が強くても周りから慕われている人は、想像力が豊富な一面を持っているのです。自分の意見を強く持ち続けることは重視しているものの、その意見を持ち続けることが他人にどのような影響を与えるのか、どのような印象を持たれるのかを常に考えています。
たとえ自分の意見を貫くにしても、他人への気遣いや配慮が見える人はそこまで悪い印象を持たれません。ただ自我が強い人は自分の正当性ばかりを重視するあまり、他人への影響などを考えていないことがほとんど。「この意見を貫いたらどんな影響が出るだろう?」と想像力を膨らませましょう。
人との適切な距離感が分からない
人との適切な距離感が分からないというのも、自我が強い人によく見られる特徴です。自我が強い人は基本的に自分のことばかり考えているため、無意識に他人との距離を見誤っている傾向にあります。
たとえば、自分の意見や正当性を主張したとしましょう。しかし言葉の選び方や言い方、タイミングを間違えてしまえば、相手から「距離が近い」「自己主張が激しい」と思われてしまいます。自我が強い人の主張は、他人には「いきなり距離を詰められているような感覚」に感じられるのです。
距離感がきちんとつかめてみれば、少なくとも言葉の選び方や言い方を工夫できますよね。この相手にはこのくらいの主張までがちょうどいいだろう…その塩梅がつかめていないと、他人からは余計に「自己主張が激しい人」だと思われてしまうのです。
視野が狭い
基本的に自我が強い人は視野が狭いと言えるでしょう。視野が狭いあまり自分の考えや価値観だけを信じ切り、結果的に他人の意見をないがしろにしているのですね。
視野が狭いと自分の考えや価値観を狭めることにも繋がり、結果的に自分の正当性を損ねることへと繋がっていきます。生きていて人と接することがあれば、嫌でも他人の意見や指摘は耳に入ってくるもの。視野が狭いと自分の考えの間違いに気づくことができないため、いざという時に指摘され混乱してしまうのです。
視野が広い人は常に他人の意見を吸収して、自分の意見をより確かなものへと変えていきます。そのため、そもそも他人に間違いを指摘されることもあまりなく、指摘されたとしても柔軟に対応できるため、より良い考えや価値観にグレードアップしていけていると言えるでしょう。
自我が強い人はプライドが高すぎる
言わずもがな、自我が強い人はとにかくプライドが高いと言えるでしょう。プライドが高い人は基本的に他人の意見や考えに耳を傾けるのを苦手としています。とにかく自分が正しい、自分は周りよりも優れているという自信に溢れているため、他人の意見や考えに素直になれないのです。
自我が強い人の中でも周りから慕われたり柔軟な考えができる人は、そこまでプライドの高さが目立ちません。自分の中でプライドはあったとしても、そのプライドが原因で自分の価値を下げるならば意味はないとわかっているからです。
プライドを持つことは悪いことではありません。しかし、素直にならなくてはいけないタイミングや、他人の意見や考えに耳を傾けたほうが良いタイミングなどを上手く見極めることが重要です。ただプライドだけが高く頑固な人間は、自分の中でいかに正当性を持っていたとしても、他人から認められるのは難しいと言えるでしょう。
固定観念にとらわれている
固定観念にとらわれているのも、自我が強くなりがちな人によく見られる特徴です。基本的に自我が強い人は、自分の考えこそ一番だと思っていますよね。それと同時に「これはこうであるべきだ」という固定観念も持っているため、いざ主張した時、周りから「少し暑苦しい」「頑固過ぎる」という印象を持たれてしまうのです。
自分なりの確固たる考えを持つことは悪いことではありません。しかしあまりにも凝り固まった考えは、相手や周りの意見を決めつけ、自分の考えの柔軟性を損なうことに繋がってしまうでしょう。
本当の意味で意思が強く、周りからも憧れられる人というのは、考えの柔軟性も評価されています。自分の信念は持ちつつも、場合によってはさまざまな意見も取り入れて、より良い考えにアップグレードしていくのがベストでしょう。そのためには、凝り固まった考えには注意しなければなりません。
自我が強い人の長所・短所
どういった一面が長所であり魅力なのか、どういった一面が短所で周りから厄介だと思われることが多いのか、より詳しく自我が強い人に注目していきましょう。
長所:裏表がない
自我が強い人は自分のありのままの意見をどんどん主張してくれるため、裏表がない人という印象を持たれることが多いと言えるでしょう。実際、自我が強い人の多くは自分の意見や考えを隠すことなく主張してくれるため、裏表がないことがほとんどです。
少し自己主張が激しいと思う部分はあっても、考えていることを素直に言ってくれる分、裏表がある人よりも付き合いやすいと感じる人は決して少なくはないでしょう。
短所:人に好かれにくい
一般的に自己主張が激しすぎる人は、周りから敬遠されがちだと言えます。会話をしていて圧を感じたり、見下されているような気持ちになったりする人は多く、多少慣れないと接するのは苦手だと思われることは珍しくありません。
そういった一面を考えると、基本的に自我が強い人は人に好かれにくいという短所があると言えるでしょう。接し方に慣れてきたり、裏表がない一面に好感を持てたりすれば苦手意識は薄れていくかもしれませんが、あまり関係が親しくないとほとんどの人は「付き合いづらい」と感じてしまいます。
長所:流されない様がかっこいい
最大の魅力と言っても過言ではないのが、自我が強い人は滅多なことがない限り他人には流されないということでしょう。どんな誘惑があったとしても、自分の中で考えが決まっていれば簡単に揺らぐことはありません。
人間関係においても、流されやすい人はなにかとトラブルに巻き込まれやすいのも事実です。また、流されやすい人と仲良くしていて、コロコロと考えが変わる様にウンザリした経験があるという人もいるでしょう。
それに比べると、流されずに自分を貫いている人のほうが接しやすいと感じる人が多いのも頷けます。接しづらい一面はあるものの、「これ」と決まっている考えがある分、信頼はできると言えるでしょう。
短所:人を傷つける・迷惑をかけることが多い
受け取り方や本人の振る舞い方にもよりますが、自我が強い人は周りの人を傷つけたり、迷惑をかけたりすることが多いのも事実でしょう。自分の意見や考えを重視するあまり、他人の意見や考えをないがしろにしたり見下したり、頑固過ぎるあまり周りに迷惑をかけたりすることも少なくありません。
この短所の非常に厄介な点が、本人には悪気がないという点でしょう。自我が強い人からしてみれば、ただ自分の意見を大切にしているに過ぎません。しかし周りから見れば、あまりにも強い自己主張や他人の意見には耳を傾けない態度は、正直コミュニティを乱す原因と思えるのです。
自我が強い性格を改善する方法を伝授!
そこで解説していくのが、自我が強い性格を改善する方法です。
どうすれば自我が強い性格の短所を改善してより良いものにしていけるのか、早速その方法を覗いていきましょう。
いろいろな考え方があることを知る
世の中にはいろいろな考え方があると知ることが、もっとも大事です。自分の考えや価値観を大切にする姿勢は、とても素晴らしいです。しかし、自分の考えが世界の全てであり何よりも正しい、という凝り固まった考えを持つのはNGです。
いろいろな考え方があるということを知れば、周りの人への振る舞いも柔らかいものに変わっていくでしょう。たとえ自分の意見を曲げなかったとしても、「他人は他人、自分は自分」という考えを持てるようになるため、考えや価値観に優劣をつけることなく、相手を尊重できるようになっていくはずです。
また、いろいろな考えがあり、それは時に自分にとってプラスになる可能性があるということも知りましょう。常に良い考えを吸収していく姿勢を持っていれば、自分の中の考えや価値観は、本当の意味で正しく、周りから尊重されるものになっていきますよ。
他人の言葉を受け入れる
他人の言葉を受け入れるようにしましょう。自我が強い人は自分の考えを重視するあまり、他人の言葉には否定的です。自我が強い人の場合、たとえ自分にとってプラスになる言葉だったとしても、自分の考え以外は正しくないと思っているため、言葉の意味や価値を考えず拒絶してしまいがち。
しかし、他人の言葉にも意味がある、自分にとってはプラスになるかもしれない、そう思っておくと柔軟な考えができるようになっていくでしょう。
また、たとえ自分の考えや意思とは全く異なるものだとしても、他人を認めるという意味では他人の言葉を受け入れて損はありません。人は、たとえ自分の意見が認められなかったとしても、考えを聞いてくれた、受け入れてくれた人に対して信頼を抱くものです。考えが異なっても相手の言葉を受け入れる行為そのものが大切だと言えます。
言い方や言葉の選び方に気をつける
言い方や言葉の選び方がやや強くなりがち、威圧感があるというのは、自我が強い人によく見られる特徴です。時と場合によっては、そんな言い方も意見の正当性を高めたり強く勇ましい印象を持たせることに役立ってくれるでしょう。しかし、日常使いには適さないのが事実です。
自分の意見を主張するならば、まずは相手の性格やその場の空気について考えるようにしましょう。相手が自分と同じようなタイプだったり、はっきりとした物言いが好きな人ならば問題ありませんが、そうではない場合、言い方に気をつけないと相手を怖がらせてしまうことに繋がります。
特に自己主張が激しい人は、あえてきつい言い方を選びがちです。柔らかく丁寧な言い方や言葉遣いでも、言葉はきちんと伝わるもの。相手を思いやった話し方をしましょう。
周りの反応に目を向けてみる
周りの反応にも目を向けましょう。自我が強い人は、つい自分の世界に入りがちになることが多いと言えます。自分の主張に集中するあまり、周りの反応を見逃しがちになってしまい、空気が読めない人と思われたり、言葉使いが荒くなっていることに気づかなかったりしてしまうのですね。
周りの反応に目を向けていけば「この空気感ならばこの言い方のほうが良いだろう」「全ては主張せず、ここまでにしておこう」と主張をコントロールすることができますよね。言い方や言葉の選び方にも工夫ができるようになるため、周りに威圧感を与えず、すんなりと自分の意見を伝えられるようになります。
基本的に威圧的な物言いは相手をひるませるだけで、自分の伝えたいことがきちんと伝わらないことがほとんど。きちんと意見を伝えたいならば、空気を読んで発言することが大切だと言えます。
自我が強い人に対する印象は?男女の本音
そこで最後に、自我が強い人に対する男女の本音をまとめてみたのでご覧ください。
自分を貫いている感じが良い
「自分を貫いている感じが良いなって思います。悪く言えば頑固かもしれないけれど、周りに流されてばかりな人とか、コロコロ意見が変わる人と比べれば、自分を持っている感じがしてかっこいいです。僕自身はあまり自分の考えに自信が持てないので、正直憧れます」(34歳/男性/会社員)
自我が強い人は良くも悪くも自分を貫いているため、それを評価する人には非常に魅力的な存在に見えるでしょう。特に周りに自我が弱い人がいると、自我が強い人の魅力は際立つもの。頑固さはたまに傷ですが、自分の意見を持って貫いている様は、自分の意見を持っていな人と比べると価値あるものに感じられるのです。
正直扱いにくい
「新入社員の自我が強くて困ってます。間違いを指摘しても『自分はミスをしていない』と認めてくれなかったり、効率の良いやり方をアドバイスをしても『自分はこういうやり方なんで』と考えを曲げなかったり…。それで仕事ができていれば良いんですけど、周りが迷惑をこうむることが多くて…」(28歳/女性/事務)
個人的なアドバイスや全体の為になるような助言をしてもらったとしても、本人が自分の意見や考え方を貫きすぎていると、周りに迷惑をかけてしまうことはよくあることでしょう。自分のやり方で成果を出しているならば問題はないものの、迷惑をかけているのに現実から目をそらし、自己主張の強さだけが立派だと、「扱いづらいし、正直厄介だ」と思われてしまうものです。
意見を言ってくれるのは嬉しい
「いつでもきちんと意見を言ってくれる友達には、毎回感謝しています。周りに流されず、厳しい意見も伝えてくれるから、一緒にいて安心できますし、裏表がないところに好感を持っています。必要ない場所では変に口出ししたりもしないので、みんなからも頼られて信頼されている素敵な存在です」(31歳/女性/クリエイター)
相手のためになることを、たとえ厳しい意見だとしても周りに流されずにきちんと言える人は、非常に信頼できる存在ですよね。特に自我が強くても空気が読めて言い方などに配慮ができる人は、周りからの信頼も厚く、憧れられていることがほとんどでしょう。
上から目線が正直むかつく
「上から目線が正直むかついて仕方がないです。会社の上司が自己主張が強めで、上司なので上から目線になるのはわかるんですけど、すべてのことにおいてマウントを取ってきて偉そうな態度でいるので、見ていてムカつくし嫌っています。どんな時でも自分を正当化するのも迷惑だし、もっと周りを見ろよって思っていますね」(26歳/男性/公務員)
周りの考えや意見は自分よりも劣っていると思いがちな自我が強い人は、周りから「上から目線でムカつく」と思われることが多いでしょう。何に対してもマウントを取りたがり、何かあっても正当化して保身に走る姿は、見ていて気持ちがいいものではありません。
日頃から顔を合わせる職場にいれば、むかついて嫌いな気持ちが膨れ上がっていくのも無理はないでしょう。
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