仮面夫婦の意味とは？特徴・原因・離婚しない理由を解説！対処法も

一見普通の夫婦に見えても、実は仲が悪い夫婦って多いですよね。こうした夫婦のことを「仮面夫婦」といいますが、その詳しい実態を知っていますか？

仮面夫婦とは、実際に次のような夫婦を指します。

仮面夫婦の意味とは？

仮面夫婦とは、「一見仲良しに見える夫婦でも、その実態は冷え切って会話すらない夫婦」のことです。外では仲睦まじげに過ごす姿を見せていても、内に入ると視線すら合わせない夫婦といえます。

また、仮面夫婦の進行具合は各家庭で異なるものです。例えば、会話も笑顔も全くない夫婦もいれば、日常的には何ら問題がないように見える夫婦などさまざまといえます。

しかしどの家庭も、パートナーに愛情があるかといえばあやふやな部分が目立つもの。「仮面」というように、ただ夫婦を演じているだけだからです。

特徴①お互いに興味・関心が無い

仮面夫婦の特徴といえば、お互いに興味や関心がないことが挙げられます。相手が何をするにも興味がない、関心を持たないことが多いです。そのため何をしようと「自分の知ったことではない」と主張します。

また、何か不都合やトラブルがあっても「相手のことだから」と傍観に徹する人も。相手への興味が失われていると、「私の問題じゃないから」など他人のフリをします。

一見仲が良さそうに見えるのは、ただ演じているだけです。蓋を開ければ、パートナーを視界にすら入れてない人も多いといえるでしょう。

特徴②一緒に居ても会話が少ない

仮面夫婦は、そもそも会話の必要性を感じていません。そのため言葉を発しても、すぐに終わってしまうのです。また、噛みつくような発言も多いといえます。こうした会話に悪い面が多いのも仮面夫婦の特徴といえます。

例えば、話しかけるにしても喧嘩を売るような態度が見られ、険悪なムードになることも少なくありません。外ではなるべく良い夫婦であろうと演じますが、いざ口を開けば喧嘩をする夫婦も多いです。

こうした夫婦は仲良さげに過ごしていても、すぐに周りに「仮面夫婦」だとバレてしまうでしょう。

特徴③周囲には仮面夫婦だと思われていない

仮面夫婦は、周囲には良い夫婦だと思われていることが多いです。これは世間体を気にしたり、子供への影響が大きいからでしょう。また、仲が悪いと思われれば、何かと障害が生まれる人もいます。

そのため周囲へは、仲が良い夫婦であるとアピールするのです。二人にはなんら問題もないと振舞う人もいます。

こうしたアピールがあるからこそ、周囲は二人の仲を疑わないのです。むしろ、仲が良い羨ましい夫婦として見られていることでしょう。

最初から仮面を被って生活している夫婦はごくわずかです。

当然そうなってしまった原因が、仮面夫婦にあります。自分たちが仮面夫婦になった原因を解析することで、今後どう行動すべきかもわかってくるでしょう。

生活リズムが合わない

生活リズムが異なるだけで、互いへの不満は積もっていくものです。同じ生活をするからこそ、互いへの理解や興味が生まれます。また、同じリズムであればスキンシップもより多く取ることができるもの。

しかし生活リズムが互いに違うと、スキンシップやコミュニケーションを取る時間が限られていきます。それこそ挨拶すらできない日々を過ごしてしまうでしょう。すれ違いの日々を過ごし続ければ、それだけ心も離れていきます。

初めは互いに「仕方ない」と思っていたことでも、解消できなければ不満へと変化するものです。特に、生活を変えて欲しいと相手に強く要望しているのに応えてくれないと、より不満は肥大していきます。

セックスレスが原因の可能性も

仮面夫婦になる原因は、セックスレスも考えられます。例えば、どちらかが一方的にセックスを拒めば、拒まれた相手は不満を感じるでしょう。そしてそれが解消されないとあれば、ただ不満を大きくさせるだけです。

また、セックスを断る側も、何度も誘われればストレスを感じます。「自分は拒否しているのに」と不満を感じてしまうのです。互いに悪いサイクルにハマってしまうので、何をするにも相手のことが気に入らなくなる人も。

セックスレスは互いに理解を求めなければ解決しない問題です。互いに主張するばかりでは、仮面夫婦を悪化させる原因にもなるでしょう。

どちらかの浮気の場合も

浮気は夫婦の仲を悪くさせる原因として、日夜問題視されていますよね。浮気は相手への裏切り行為であるため、それをパートナーが知ったとあれば、愛情も興味も冷めてしまうでしょう。

特に相手を信じていた人ほど、浮気という裏切りによる絶望は底知れません。それこそ相手を憎んでしまうほど、許せなくなってしまいます。しかし実際に離婚するかといえば、さまざまな事情によってできない家庭もあります。

たった1度の浮気であっても、パートナーの心を傷つけるもの。だからこそ浮気が発覚すると、仮面を被ったように対応が冷たくなっていくのです。

生理的に受け付けないことが増えた

結婚前は相手の知らない面があっても、受け入れられると思っていた人も多いでしょう。しかし実際には、生理的に受け付けないことが増える人もいます。特に女性はホルモンバランスの変化によって、生理的に受け付けないと感じることが増えることも。

そのためパートナーに対し、こうした「生理的に嫌」と感じる部分が増えると、愛情を失う原因になります。重症化すれば「一緒の空気を吸うことも無理」と感じてしまうでしょう。

人は生理的に受け付けなくなると、途端に嫌悪感が増していきます。それが今まで愛していた相手だったとしても、嫌悪感のせいで憎い相手のように思えてしまうのです。

仮面夫婦に対しより理解を深めるためにも、今度は実際に仮面夫婦になってしまった人の体験談を見てみましょう。

体験談を知ることで、自分たちとは違う仮面夫婦もいるのだと知ることができますよ。

会話が徐々に減っていった

「会話が徐々に減っていき、今では挨拶くらいしかしません。なんか業務的で機械的な夫婦関係って感じ」（男性/39歳/会社員）

仮面夫婦は初めからそうであったわけではありません。この男性のように、徐々に会話が少なくなっていき、仮面夫婦に至ったという夫婦は多いです。家庭に見向きもしない人だと、知らない間に仮面夫婦が進行していきます。

特に生活リズムが合わない夫婦は、それこそ会話をする機会も限られるでしょう。夫婦の関係が挨拶だけになると、「業務的」「機械的」と上辺だけの関係のように感じられるのです。

結婚してから価値観が合わなくなった

「結婚前は素敵な人だと思ってたんですけど。結婚してからは価値観が全然合わなくて…。むしろ生理的に受け付けなくなりました」（女性/42歳/主婦）

結婚前は「素敵な人だな」「幸せな生活ができるんだろうな」と期待を抱いていた人は多いでしょう。しかし実際には、結婚してから見えることもあります。隠れた一面を目の当たりにし、幻滅することも。

特に幻滅することが増えると、相手への愛情を失っていきます。それこそ生理的に受け付けなくなり、笑顔さえ見せなくなっていくでしょう。

相手の浮気が原因で仮面夫婦に…

「相手の浮気が発覚し、仮面夫婦に至りました」（女性/28歳/主婦）

浮気は仮面夫婦の原因として多いものです。それまで信じていた相手に裏切られるのですから、当然愛情も興味もなくなっていきます。また、相手が浮気を改めなければ、より愛情は失われていくでしょう。

仮面夫婦になる原因は人それぞれですが、浮気はもっとも相手を傷つけるものです。取返しがつかないほど相手を傷つけてしまう場合もあるため、謝ったとしても関係修復は難しいといえます。

セックスレスが長年続き…

「セックスレスが長年続き、今では仮面夫婦に。求めても嫌がられるので、次第に愛情すら抱かなくなりました」（男性/32歳/会社員）

セックスレスも浮気に次いで、仮面夫婦の原因として挙げられます。愛している相手にセックスを断られたとあれば、ショックは大きなものでしょう。また、それが何回も続けば、愛情すらなくなっていくものです。

夫婦にとってセックスは必ずしも大切なものではありません。しかし中にはセックスに愛情を見出す人もいるため、パートナーと価値観が合わなければすれ違いを生んでしまいます。

仮面夫婦を続けるなら、別れてしまえば良いと思う人もいるでしょう。

しかし実際には、そう簡単に「離婚しよう」と決断できるものではありません。さまざまな問題が絡むからこそ、離婚を踏みとどまってしまうのです。

子供がいるため

仮面夫婦が離婚しないのは、子供がいるからです。特に子供にとって大切な時期であると、将来に影響が出るためなかなか離婚へと踏み切ることができません。子供の将来を犠牲にしたくない親心といえるでしょう。

また、仮面夫婦の中には子供が幼くても離婚しないことがあります。これは子供の年齢によっては、その後の人格形成に影響が出るからです。そのため、子供がある程度大きくなるまでは離婚しないでしょう。

しかし子供が理由の場合には、子供が手を離れた途端に離婚することも多いです。子供が二人の仲を繋いでいる存在といえるでしょう。

世間体があるから

離婚をすると何かと近所や職場で噂されることもあるでしょう。こうした世間体を気にして離婚しない仮面夫婦も多くいます。特に職場で大事なポジションについている人ほど、世間体によって自身の株を落とすようなことはしたくないでしょう。

また、離婚によって肩身の狭い思いをする人もいます。例えば、近所付き合いが悪くなることもありますし、あらぬ噂を立てられることも。こうしたデメリットが考えられるとすれば、誰だって離婚を思いとどまってしまうものです。

だからこそ世間体を気にする仮面夫婦ほど、今の関係を続けようと思うでしょう。離婚によるデメリットや損害の方が大きいとあれば、仮面夫婦の生活で良いと落ち着いてしまうのです。

経済面で不安が残るから

離婚は何かとお金がかかります。それこそ片方が裁判を起こせば、かなりのお金が発生するでしょう。また、離婚後は各々の生活をしていくためにまとまったお金が必要になりますよね。

こうした経済面で不安が残るために、離婚しないのです。特に共働きで互いの収入で家計を支えていたとあれば、離婚することで生活がガラリと変わってしまうこともあるでしょう。

生活が苦しくなるくらいなら、仮面夫婦を続けていた方が安定した生活ができると思い、離婚しないのです。特に良い暮らしをしている人ほど、生活のグレードが下がることに対し不安を感じ、離婚を踏みとどまります。

面倒ごとが増えるから

仮面夫婦が離婚しない理由は、面倒ごとが増えるからとも考えることができますよ。例えば、離婚にはそれなりに手続きが必要です。役所に行き離婚届を出すだけで終わる人もいますが、会社勤めであるなら扶養関係の手続きが発生するでしょう。

また、子供がいるなら学校への手続きも必要になりますよね。こうした離婚による手続きが増えるため、離婚したくないと考える人も多いです。

面倒な手続きが多いとあれば、離婚する気力も湧かないでしょう。逆に手続きや処理が早く終われば、今すぐにでも離婚したいと思う人もたくさんいます。

今の関係で落ち着いている夫婦は、関係について問題がないように感じているでしょう。

しかし仮面夫婦を続けると、次のようなデメリットが発生します。だからこそ離婚をするか、関係を改善するか考えた方が良いのです。

相手が浮気をする可能性もある

今の関係を続けることで、相手が浮気をする可能性を高めてしまいます。特に浮気は、仮面夫婦が別れるきっかけとして多いものです。仮面夫婦の期間が長引くほど、浮気する確率もより高くなっていくでしょう。

また、相手の浮気を知っているのに仮面夫婦を続けると、相手に良いように利用される恐れも。経済力がある人は、生活を保障し続けることになります。

相手が浮気しているなかで平常心で暮らしていけるほど、人は強くはありません。だからこそ浮気を察した場合には、早く離婚した方が良いのです。

子供に精神的な悪影響を及ぼす

子供がいる場合には精神的な悪影響を及ぼす可能性があります。特に思春期の子供は、親の些細な言動にも神経を研ぎ澄ますものです。それこそ親の関係のせいで、その後の人格形成に影響が出る恐れもあるでしょう。

子供は親の行動や言動を良く見ているものなので、大きいからといって影響が出ないわけではありません。むしろ、親の関係によって性格を拗らせてしまう人もいます。こうした悪影響があるため、子供がいる家庭は離婚か関係改善をより早めた方が良いのです。

子供のためにと行動するなら、関係改善が一番良い方法といえます。しかし相手を生理的に受け付けないなら、今後どうするべきか夫婦で真剣に話し合いましょう。

熟年離婚に繋がる

若い内は離婚や関係改善をしなくても、今の関係のままで良いと思える人もいますよね。しかし今後も同じように、「今の関係のままで良い」と思えるかは分かりません。それこそ熟年になってから「やっぱり別れよう」と考えてしまうでしょう。

しかし年を重ねるごとに、再婚できる可能性が徐々に限られていきます。さらに貯金をきちんと行っていなければ、老後の生活も危うくなるでしょう。

熟年離婚は年々増えていますが、現実はそう甘いものではありません。特に今後再婚を考えている人ほど、その可能性を限られたものにしないよう行動しましょう。

ストレスが溜まりやすくなる

離婚も関係改善も行わず、ただ仮面夫婦を続けていると、互いにストレスが溜まりやすくなります。仮面夫婦は互いに不満を抱えた状態でもあるため、一緒にいるだけでもストレスが溜まってしまうからです。

これによって精神が常にすり減ってしまう人もいますし、過度なストレスによって病気を引き起こしてしまう人もいます。それこそ健康を害してしまうので、生活自体が脅かされる可能性もあるでしょう。

体を壊す危険もあるため、ストレスが溜まるだけなら離婚や関係改善へと歩を進めた方が良いです。今の関係が落ち着いていたとしても、今後も同じであるとは限りませんからね。

仮面夫婦の中には、今の関係を改善させたいと思っている人もいますよね。

今度はそうした人のために、仮面夫婦を改善するための対処法を紹介しましょう。仮面夫婦は互いに解消しようと努力することで、改善していきます。相手の協力が不可欠になりますが、まずは自分から歩み寄るようにしましょう。

コミュニケーションをとる

夫婦にとってコミュニケーションは必要不可欠です。相手が何を思っているか判断するためにも、コミュニケーションは怠らないようにしましょう。何をするにも相手に確認したり、声をかけるようにすると良いですよ。

また、最初は相手から文句を言われることも多いでしょう。「嫌だ」と拒否されることも多いため、心が挫けてしまう人も。しかし関係を改善したいのであれば、ここで諦めてはいけません。

自分から歩み寄る心を見せることで、相手も次第に心を開いていきます。相手からの歩み寄りを待つだけでなく、自分から寄り添うよう行動しましょう。

2人で出かける

関係をより深めていきたいなら、2人で出かけるようにしましょう。デートと呼べるお出かけはできなくても、散歩程度はできますよね。また日常の買い出しも、なるべく2人で行うようにしましょう。

こうした些細な関わり合いを繰り返すことで、互いへの興味や関心が生まれていきます。また、相手に話しかける機会も増えるので、会話もそれに伴って増えていくでしょう。

最初は苦手意識を持って当然です。しかし本当に改善を望むのであれば、苦手意識を克服し、信頼関係を取り戻すためにも2人で出かける機会を増やしていきましょう！

普段からスキンシップを心掛ける

コミュニケーションの他にも、普段からスキンシップを心掛けることも大切といえます。触れることで感じる愛情もありますし、触れられることで伝わる思いもあるからです。ただ話しかけるだけのコミュニケーションでは、根本的な解決に至らないことも多いでしょう。

そのため軽いスキンシップでも良いので、続けることをおすすめします。例えば、軽く手に触れるだけでも良いですね。それで相手が嫌がらないのであれば、後日さらにスキンシップを重ねてみましょう。

ただしスキンシップを重ねるときは、連続で行わないことです。特に仮面夫婦である以上、急なスキンシップは相手の警戒心を強めかねないので気をつけましょう。

セックスレスを解消する

セックスレスが仮面夫婦の原因であるなら、それを解消すべきです。特に自分が断ってしまった側なら、相手に歩み寄ることで改善へと歩を進めることができるでしょう。

また、自分が断られた側であっても、誘う努力を怠ってはいけません。互いに解消へと歩み寄ることが、第一の条件といえます。セックスレスは片方だけが頑張って解消できるものではないので、初めに「解消したい」と話すことも大切ですね。

セックスレスを解消したいなら焦りは禁物です。ゆっくりと互いに警戒心を解いていくことが、セックスレス解消への第一歩となるでしょう。

ここからは仮面夫婦に終止符を打ったエピソードをいくつか紹介します。

今も実際に仮面夫婦を続けている人にとって、どうやって終止符を打つべきかは悩みの種ですよね。今の関係に終止符を打ちたい夫婦ほど、先輩たちのエピソードを知って参考にできる部分を探し出しましょう。

相手が浮気をしていたため離婚

「仮面夫婦中にも相手が浮気をしていたため離婚に至りました」（女性/32歳/主婦）

仮面夫婦になると互いに無関心になっていく人が多いですが、それでも浮気をされればかなり堪えるでしょう。それこそ繋がっていた最後の糸が、プツンと切れるかのように感じます。浮気はこうした絶望を相手に与えるので、離婚を決意する人が多いのです。

仮面夫婦であっても、相手に対する愛情や信頼を抱いている人はいます。それが裏切られたとあれば、もう一緒に住んでいる必要はないと見限るのは当然のことといえるでしょう。

別居したものの上手くいかなかった

「別居したものの上手くいかなかった。だらだらと関係を続けるよりは、別れた方がマシだと思いました」（男性/41歳/会社員）

仮面夫婦の中には、別居をして関係を落ち着かせようとする人もいますよね。しかし実際に関係が修復される夫婦は、ごくわずかといえるでしょう。上手くいかないとあれば、誰だって「もう無理だ」と感じますよね。

特に別居中であっても、何かと相手から干渉されるなら鬱陶しく感じてしまう。それこそだらだらと変わらない日常を続けるより、環境を変えたいと思うほどです。

子供からの一言で関係改善へ

「今まで仮面夫婦を続けていたんですけど、子供からの一言で関係改善へ。自分たちのことしか見えてなかった状況に、恥ずかしさがこみ上げました」（女性/29歳/OL）

子供の一言は親の心にひどく刺さるものです。だからこそ仮面夫婦の関係を見直し、関係改善する人もいますよ。仮面夫婦の終止符は、何も離婚だけとは限りません。互いの関係を修復し、また元の夫婦へと戻る人たちがいるのです。

特に最愛の子供から関係について言われたとあれば、気づかされることもあるでしょう。子供の一言で自分たちの間違いに気づき、子供のためにと関係を修復させます。

互いに話し合って関係改善へと歩を進めました

「今のままだらだらと関係を続けるよりも、はっきりさせようと。互いに言いたいことを言い合ったせいか、理解が深まったおかげで関係改善へと歩を進めました」（男性/36歳/会社員）

関係を改善させるのは、子供の一言だけではありません。中には「今のままじゃダメだ」と思い、話し合いをする夫婦もいますよね。こうした話し合いの中で互いに言いたいことがいえると、関係が改善することも。

全ての仮面夫婦が関係改善へと歩を進めるわけではありませんが、冷静に不満や要望を伝えることは大切です。話し合いを繰り返すことで、互いへの理解を深めることができます。

関係改善へと歩を進めるでもなく、かといって離婚もしたくない。そんな人も仮面夫婦の中にはいるでしょう。

今度はそうした人のために、離婚をせずとも仮面夫婦のまま上手くやっていくルールを紹介します。次のようなルールを守るだけでも、今の関係を続けることができるでしょう。

周りに冷え切った関係がわからないようにする

関係をこのまま続けていくのであれば、周りには冷え切った関係が分からないように配慮しましょう。特に仮面夫婦だとバレて困るのであれば、外向きは「良い夫婦」を続けるべきです。

周りに仮面夫婦だとバレれば、それこそ横やりが入ります。「別れるべきだ」「子供のために関係を改善すべきだ」と、耳の痛い言葉をかけられ続けるでしょう。こうした言葉を言われたくないのであれば、できるだけ外向きは良好に保っておくべきです。

特に子供がいる場合には、冷え切った関係であることがバレると子供への影響も考えられます。最悪いじめの原因になる場合もあるので、良好であると周囲にはアピールしましょう。

子供のために旅行などをする

仮面夫婦であっても子供を大切にする心は変わりありませんよね。だからこそ子供のために、旅行などを行いましょう。子供が窮屈な思いをしないよう、子供のために行動する心が親には求められます。

また、仮面夫婦になると家庭では会話が少なくなるでしょう。他にも、喧嘩や衝突が増え、子供は居心地の悪さを感じるものです。

そんな環境の中に居続ければ、子供の人格が歪んでしまうのも仕方のないこと。しかし夫婦で子供のためにと行動すれば、仮面夫婦であってもしっかりとした大人に育ってくれるでしょう。

相手の態度や行動に苛つかないように心掛ける

仮面夫婦を続けるのであれば、相手の態度や行動に一々苛つかないよう心掛けましょう。些細な言動にさえ苛ついていると、限界が早くなります。それこそ離婚をしたいと強く願ってしまうでしょう。

しかし仮面夫婦を続けると決めたのなら、こうした苛立ちはすぐに捨てるべきです。むしろ「相手のことだから知らない」「見向きもしない」と心に決めましょう。

相手のやることなすことに一々反応していたら、身が持ちません。一度仮面夫婦でいると決めたのなら、それを続けられる付き合い方を身につけましょう。

相手のことを認めてあげる心も大切

仮面夫婦のまま上手くやっていきたいなら、相手のことを認めてあげる心も大切です。相手も一人の人間なんだと認めて上げることで、気になることも減っていくでしょう。

特に相手に苛立ってしまう人ほど、認めてあげる心が大切です。そもそも相手に苛立ってしまうのは、相手を否定しようとする心が大きいからといえます。そのため認めてあげるよう努めることで、些細なことにもイライラしなくなるでしょう。

仮面夫婦のまま上手くやっていくなら、苛立たないよう心構えを変えることも求められますよ。