彼女の母親と会うときのポイントは？事前準備やＮＧ行動まで徹底解説

彼女の母親に会うことになると、緊張しない男性はいないでしょう。しかし、男性なら誰もが通らなければならない道！怖気づいてしまうのはわかりますが、結婚のあいさつの予行演習のつもりで彼女の母親に会ってみてください。

彼女の母親に会う際に考えなければならないのは、母親と彼女を安心させることです。彼女の母親は自分の娘の彼氏が、「どういう人か確かめたい」と思っています。また、彼女はあなたが頼もしく思える言動を、母親に対してとってくれると信じているはずです。

第一印象をよくするためには、しっかりと準備してから彼女の母親に会う必要があるでしょう。そこで、彼女の母親に会う時のマナーやNG行動を体験談も絡ませながら解説します。これを参考にして、彼女の母親を味方に付けられるように頑張ってくださいね。

経験が無くても「彼女のお母さんに会うのは緊張する…」という話は、誰からか聞いたことがあるでしょう。もちろん初めてのことですから、緊張しない方がおかしいのかもしれませんね。ここでは、男性がなぜ彼女の母親に会うときに緊張するのか？を解説していきます。

恋愛経験が少なく慣れていない

男性が彼女の母親に会うときに緊張する理由として最初に挙げられるのが、「恋愛経験が少なく慣れていない」という点です。何ごとも初めての場合は、何をどうしていいのかわからず頭の中が真っ白になります。しかし、それは誰でも同じですから、心配することはありません。

男性が彼女の母親と会うために緊張しているのと同じように、彼女や母親も少なからず緊張しています。そのため、恋愛経験が少なくても準備をしっかりすれば、緊張やプレッシャーを乗り切ることも可能です。失敗しないためにも彼女と相談しながら、母親と会う準備をしましょう。

嫌われないかどうか心配

男性が彼女の母親に会うことになると、一番気になるのが「お母さんに嫌われないかなぁ…」ということではないでしょうか。上手くやらなければいけないと思えば思うほど、ボルテージは上がりますし、緊張感もうなぎ登りになります。

結局のところ男性がいくら上手くやろうと頑張っても、判断するのは彼女の母親です。ただし、難しく考えなくても大丈夫。ニッコリ笑顔で常識的な言動で接すれば、極端に悪いイメージを持たれることはないでしょう。

自分を良く見せようとするから

彼女の母親と会うという場面で緊張してしまうのは、「自分を良く見せよう！」と考えてしまうからです。彼女の母親に「彼女のためにも自分を良く見せなきゃ…」と考えれば考えるほど、プレッシャーを感じて緊張してしまいます。

よくこういう場面では、「自然体で…」「素の自分を…」などと言われます。しかし、実際に直面すると、自然体でいることは難しいことです。そのため自分を良く見せようと考えずに、たとえば言葉遣いをちゃんとするだけでも、あなたの印象はよくなりますよ。

絶対に失敗できないと考えるから

自分に自信のない人は「絶対に失敗できない」と考えるため、彼女の母親と会う場合に緊張する傾向があります。自分に自信のない人は、「失敗したらすべてが終わる…」というネガティブ思考から抜け出せないようです。

そこで、ちょっとだけ考え方を変えてみましょう。初めて彼女の母親と会う日に、何もかも完璧に決める必要はありません。まずは母親に自分の人間性を見てもらい、「またおいで…」という言葉を引き出せればOKです。彼女の母親と何回か会ううちに緊張もほぐれますし、父親と会う時は味方になってくれますよ。

彼女の母親と会う前には、事前に準備をしてシミュレーションしておくことが必要になります。あなたの大切な彼女に恥をかかせないためにも、万全の準備をしてから当日に望みましょう。ここでは、彼女の母親に会う前に準備しておく事柄について紹介します。

実家に行く場合は2週間前に予定を聞く

まずは彼女の母親に会うための日程を決める必要がありますが、間違っても自分の都合を押し付けないようにしてください。基本的に日程の調整は彼女にお願いするのがベストですが、いろいろな準備のために2週間はとってもらいましょう。

あなたにも都合があり準備があるように、彼女の親御さんにも準備や都合があります。彼女の母親と初めて会う場合には、母親の都合にあなたが合わせるようにしてください。そして、彼女に作ってもらった2週間で、心身の準備を整えるといいでしょう。

彼女の母親の性格や好みをリサーチしておく

彼女の母親に会う前の準備期間に、彼女から母親の性格をリサーチしておくと便利な事もあります。「優しい」「よく話す」「食の好み」「趣味」「出身地」など、何でもいいので彼女から情報を集めておくといいでしょう。

彼女からリサーチした情報は当日に会話が詰まってきた時に、威力を発揮することになります。たとえば、「お母さんは○○県出身だそうですね…」から話題が振れますし、沈黙の時間を減らすことができます。当日は間違いなく緊張はするでしょうが彼女の母親に、好青年のイメージを持ってもらうためにも、母親の性格や好みのリサーチはしておきましょう。

地味なスーツに白いワイシャツを揃える

基本的に彼女の母親に会う場合は、「個性的」「おしゃれに…」という思考は必要ないですね。男性が目上の人と会う時は、スーツに白いワイシャツにネクタイが間違いありません。また、スーツの色も地味な黒・紺・グレー・茶あたりを選ぶのが無難です。

もし、彼女の母親から「普段着でいいよ」と言われたとしても、スーツで出掛けた方が彼女の母親に好印象を与えられます。これは、彼女に対する真剣度の指標にもなるので、スーツでバッチリ決められるように準備してくださいね。

母親好みの手土産を用意する

彼女の大切な母親と会うわけですから、手ぶらで行くのはNGです。彼女からリサーチした情報の中から、お母さんが好みそうなお菓子などを当日に買って持っていきましょう。余裕があれば、父親が好む物も彼女に頼んで渡してもらうのもいいですね。

お土産をお菓子などにする場合には、当日に行って買えるものかどうかを確かめる必要があります。また、なかなか手に入らない限定品を狙う場合は、彼女の母親が好む品の第2候補や第3候補まで想定しておきましょう。そうしておけば、限定品が変えない場合でも慌てずにすみますよ。

彼女の母親に会う準備を整えたら、そこで気が抜けてしまいがちです。しかし、当日こそが一番大事ですから、彼女の実家から出るまでは気を引き締めて頑張りましょう。ここでは、彼女の母親に会う時の当日のマナーについて紹介します。緊張すると忘れてしまうこともあるので、メモにして持っておくといいでしょう。

清潔な身だしなみを心がける

普通の親が娘の彼氏に望むのは、長髪や金髪、髭の生えた男ではありません。清潔感のある普通の男性を、彼女の親も望んでいると考えていいでしょう。そのため、髭を剃るなど当日できることは良いですが、髪を切ったり染めたりは前日までに済ませましょう。

また、爪を整えたりアイロンがかかったキレイなハンカチも、清潔な身だしなみの一部です。そして、一番忘れそうなのが磨き上げられた黒光りしたキレイな靴です。若い男性の中には「オジサンくさくて格好悪い」と考えるかもしれません。しかし、これが彼女に対する覚悟だと思えば苦にはならないはずです。

早く行き過ぎない

真面目な男性は「絶対に遅刻できない！」と考えるので、「早く出過ぎて早く着いてしまった…」ということもあるでしょう。男性の彼女に対する真面目な気持ちもわかりますが、相手の都合や準備もあるので、彼女の実家には早く行き過ぎないようにしましょう。

どうしても約束時間より大幅に早くなる場合には、彼女に連絡をとって近くのファミレスやカフェなどの待機場所を教えてもらうのがいいですね。そして、彼女の実家に行く場合は、約束した時間の5分前程度を目安にしてみてください。

玄関で靴を揃える

彼女の実家に到着すると緊張してしまうのか、玄関で自分の靴を揃えずに上がってしまう人がいます。この場合、彼女の母親がどう考えるのかを想像してみてください。「男性だから仕方ないね…」「私に靴を揃えさせるのね…」などのように、彼女の母親は「ちょっと残念…」という気分になるでしょう。

そこで、第一印象をよくするために玄関で前向きのまま靴を脱いだら、彼女の母親よりも早く自分で靴の向きを逆に揃えて置きます。また、彼女の母親が脱いだ靴を揃えるために座って待っている場合もあるでしょう。そういう場合は、素直に彼女の母親の好意に甘えても構いません。

しっかりとしたあいさつと敬語を使う

大人が若い人の常識の有る無しをはかる尺度に、「あいさつと敬語が使えるか」というものがあります。彼女の母親に、完璧なあいさつや敬語が求められることはないかもしれません。しかし、できないながらも努力している感は、彼女の母親に見てもらう必要があります。

社会人ならあいさつや敬語は必須ですが、初めて彼女の母親と会う場合は必ず緊張するでしょう。そのため、前もって「はじめまして…」という感じであいさつを練習しておいてください。彼女の母親と会ってからのぶっつけ本番よりも、確実に気持ちは楽になります。

彼女の母親と会うのは初めての体験！緊張している彼氏たちはどうやって乗り切ったのでしょうか。これから彼女の母親と会うみなさんは、気になりますよね。ここでは、彼女の母親と初めて会うことになった彼氏たちの体験談を紹介しましょう。

母親の前で彼女とべたべたしてしまった…

「彼女の実家で彼女のお母さんに会ったんですけど、お母さんが気さくな人で緊張も徐々にほぐれていきました。そこで大失敗！彼女も安心したみたいで二人でべたべたしてたみたいです。「お父さんの前では絶対だめだよ！」とお母さんに言われてゾッとしました。」(27歳/男性/営業職)

彼女の母親に初めて会うという場合、彼氏は何日も前から緊張しています。しかし、実際に母親に会ってみると、「彼女と同じように気さくな人で安心した…」というのはよく聞く話です。ただし、彼女の母親の前でべたべたイチャイチャは、マイナスポイントになるので十分に気を付けてくださいね。

母親だけだと思ったら父親もいてビックリ！

「彼女の実家に母親に会いに行ったら、父親も待っていてビックリ！膝や手がガクガク震えるくらい緊張しました。結婚のあいさつに行ったわけではないけど、今までの人生の中で一番緊張したかもしれません。でも、「またおいで」とご両親に言ってもらえたのは良かったです。」(25歳/男性/会社員)

彼女の母親に会いに行ったつもりが父親にも会うことになったら、男性は物凄い緊張感に襲われることでしょう。しかし、彼女の父親とも一緒に会えれば、胃がきりきりと痛むような思いも、一回で済むことになります。それを考えれば、そんなに悪いことでもありませんね。

長い正座で足が痺れて動けなくなった

「元々僕はあがり症で、彼女の母親に家に招待された時も和室に通されたのは良いのですが、脚を崩すこともなく正座で一時間。さすがに立てずに転んでしまい、彼女と母親に大爆笑されました。後で彼女が「お母さんが褒めてたよ」と言っていたのが、何よりも嬉しかったですね。」(24歳/男性/物流サービス系)

あがり症の人は彼女の母親の前では舞い上がってしまうことが多く、こういう場合も失礼のないように正座で頑張る人が多いようです。しかし、その誠実さが母親に伝わるので、悪い印象を持たれることもありません。何でもポジティブに考えていきましょう。

緊張しすぎて食事が喉を通らなかった

「彼女の家に母親に会いに行った時に、手作りの食事を用意してくれました。お母さんが彼女に聞いて僕の好物ばっかりだったけど、緊張しすぎて食べ物が喉を通っていきませんでした。彼女のお母さんに悪いことしたなぁ…」(27歳/男性/工場勤務)

緊張していると、出された食事が喉を通らないというのはよくあることです。味が全くわからないかもしれませんが、頑張って彼女の母親が用意してくれたものはいただきましょう。娘の彼氏に手作りの食事を出してくれる母親は、間違いなくあなたを歓迎してくれていますよ。

彼女の母親は初対面で会う人の中でも、特に大切な存在です。そんな母親の前で、絶対にしてはいけないNG行動があります。ここでは、彼女の母親の前でしてはいけないNG行動を紹介しましょう。参考にして、彼女や母親を失望させないようにしてくださいね。

お酒を飲み過ぎる

時には彼氏の緊張をほぐすために、お酒を出してくれる場合があります。少量のお酒なら緊張もほぐれ、会話も弾むのでいいコミュニケーションツールになることもあるでしょう。しかし、お酒は飲み過ぎてはダメ！良い雰囲気を台無しにしてしまうこともあります。

お酒を飲み過ぎるとハメを外してしまい、母親に失礼なことを言ったり酔いつぶれてしまうこともあるかもしれません。たとえ母親からお酒をすすめられたとしても、自分の適量以下でおさえるようにしましょう。

彼女のことを呼び捨てで呼ぶ

彼女と二人の時は、呼び捨てでもニックネームでも構いません。しかし、彼女の親御さんの前では、呼び捨ては絶対にしないように心掛けてください。親としては自分の大切な娘が結婚もしていない彼氏に呼び捨てにされるのは、聞いていて気持ちのいいものではありません。

彼女の親御さんの前では、「○○さん」と名前にさんを付けるのが基本です。でも、呼びにくいし、親御さんの前で緊張のあまりいつもの呼び方をしてしまうかもしれません。そんな時はスルーせずに、必ず「○○さん」と訂正してください。それだけでも、あなたの印象は変わりますよ。

会話中にスマホをいじる

彼女の母親と会っている時に一番やってはいけないことは、スマホをいじることです。母親と会っている段階で、それ以上に重要な要件があるとは思えません。会話中のスマホいじりは目上の人にとって、大変失礼な行為ですから覚えておいてください。

基本的に、彼女の母親と会う場合にスマホは必要ありません。スマホは家に置いてくるか、電源を必ず切っておきましょう。また、彼女にも母親と会っている時間は、スマホをいじらないようにお願いしておくといいですね。

母親にタメ口で話さない

彼女の母親と会う時のNG行動に、「タメ口で話さない」というものがあります。「自分は今日は丁寧に敬語で通す！」と決めていても、緊張がほぐれていくとぽろっと出てしまうこともあります。彼女のためにも、十分に気を付けてくださいね。

緊張もほぐれて話も弾んでくると「マジすかぁ」「そうっすね」など、タメ口と気付かずに発してしまうこともあります。これを避けるためにも、言葉は選んで使うことを心掛けてください。いくら打ち解けても、彼女の母親は友達ではないということを忘れないようにしましょう。

大切な彼女の母親と会う場合、開き直って「緊張するのは当たり前！」と考えれば、気持ちも楽になります。この時「上手くやろう」と思わずに、誠実さを相手に見せることができれば、彼女の母親はあなたの味方になってくれるでしょう。

大切なのは、母親を彼女と同じように大切に思うことです。母親の後ろには最難関の父親が付いています。彼女の家族を大切に思う心があれば、父親と会う時も彼女と母親が助けてくれるでしょう。だから、彼女の母親と会う時に緊張しても構いません。要はあなたの大人としての常識と、人間性が評価してもらえるように努力してみてくださいね。