独身寮での生活アレコレ！彼女・彼氏は呼べる？寮生活のメリットも！

会社によっては「独身寮」が用意されているところがありますが、独身寮とは具体的にどのような所なのでしょうか？これから新しく会社に入社する方は、特に知っておきたい情報ですね。

会社の福利厚生で用意される社員寮のこと

独身寮とは会社の福利厚生で用意された社宅で、独身の方が入れる寮です。入社したての社員、または単身赴任の社員などがこれに当てはまるでしょう。独身寮は非常に安い家賃で生活ができるため、生活費に不安がある方や入社したての若い人におすすめです。

家賃が安いからといってセキュリティが甘い・ボロい・設備が整っていないということはほとんど無く、快適な暮らしができます。つまり、安い家賃で快適な暮らしをサポートしてくれる、会社の「最大最強の福利厚生」と言っても過言ではありません。

若い独身専用の寮などがある

独身寮には年齢制限が設けられている場合があります。例えば、入社してから4～5年の若い社員です。若い社員はまだ収入に余裕がなく、不安を抱えている人が多いですよね。そのような社員のために、若い独身用の寮が用意されている場合があります。

また、30代前後になれば収入は安定してくるケースが多く、安い家賃の寮にい続ける必要はないという会社の判断で、30代未満が入る若い人用の寮もあります。「家賃が低価格の住居の確保に困っている」「収入が安定するまで助けて欲しい」という若い人のニーズに応えているのですね。

外部の人を入れてはいけない理由がきちんとある

彼氏・彼女を部屋に招いてはいけないどころか、家族であっても部屋に入れてはいけないという規則を設けている会社もあります。家族すら入れられないのは厳しすぎでは？と思うかもしれませんが、大勢の会社の人が住む寮ですから、きっちりルールを決めておく必要があるのです。

外部の人を入れても許されると、さまざまな人が寮に出入りする可能性があります。そうなると防犯上良くないですし、安全に暮らすためには厳しい規則でも守る必要があるのです。

独身寮は単身の女性・男性にメリットがたくさんある会社の福利厚生。具体的にメリットを知らないという方は、こちらをご覧ください。これから入社するにあたり生活に不安が少しでもあるなら、ぜひ参考にしてみてください。

家賃がとにかく安い！

独身寮のメリットのひとつは、とにかく家賃が安いことにあります。通常、家を借りるには敷金礼金や仲介手数料など、さまざまなお金がかかります。初期費用だけでも大金がかかりますし、さらに家具を揃えたり生活するためには光熱費なども必要になりますよね。新生活を始めるのも、生活を維持するのも大変です。

しかし、独身寮なら初期費用はかからず、家賃もかなり安くなります。1万円～2万円で借りられる所も多く、収入に不安がある若い人にとって大助かり。家具家電もついている寮が多いです。

会社へのアクセスが良い

働く上で会社へのアクセスが良いことは重要なポイントになりますよね。毎日長い時間をかけて出勤するのは疲れます。しかし、寮は会社から比較的近い場所にあるケースが多く、毎日の出勤が楽です。徒歩は難しくても、自転車で行ける範囲にある所が多いでしょう。

毎日の出勤を楽にしたい、交通費をかけたくないという方にとって、会社へのアクセスが良いのは大きなメリットになりますよ。

栄養のあるものを食べられる

独身寮には食堂が完備されている場合もあります。1人の暮らしは食事がおろそかになり栄養が偏りがちですが、栄養バランスが考えられたご飯を食堂で提供してもらえれば、その心配はありません。また、自炊ができない、面倒臭い単身の方に嬉しいシステムですね。

なにより、自炊ができてもお金がなければバランスの良い食事はとれません。しかし、独身寮は家賃や光熱費の負担を大幅に削減できるので、食事にかけるお金を多く確保できます。よって、栄養バランスの良い食事をとりやすく、体調管理・美容維持に繋がるのです。

体調不良に気づいて貰えたりお願いができる

一人暮らしをしていて体調不良になり、動けない程悪化してしまったときに誰も安否確認に来てくれないと、最悪の場合が起こる可能性があります。しかし、寮で暮らしていれば会社から「出勤してこない」と寮に連絡があり、管理人や同僚が様子を見に来てくれるんです。

一人暮らしでの体調不良による最悪のケースを防ぐことができますし、食べ物などを買ってきて欲しいとお願いする事もできます。帰ってくる場所が同じ寮なら、買い物を頼みやすいですよね。

セキュリティがしっかりしている

特に女性にとってセキュリティがしっかりしているかどうかは重要ですよね。独身寮は顔見知りの同僚や先輩、後輩が大勢暮らしていますし、寮を管理している方もいます。

顔見知りが多い分安心して暮らせるのはもちろん、管理している方が常駐していればセキュリティ面は万全です。1人で住むのは安全性が不安だという女性も、独身寮なら安心して暮らせるでしょう。

寂しくない

寮には顔見知りの同僚が暮らしていますから、帰ってから誰かの部屋に集まって宅飲みをしたり、社員間のコミュニケーションを楽しむことができます。

一人暮らしは寂しく心細くなりがちですが、独身寮ではこのように賑やかに暮らすことも可能です。一人暮らしに慣れていない方、寂しいのは耐えられないという方は、人の温かみを感じられる寮はメリットでしょう。

独身寮に入る上で気になるのは彼氏・彼女を呼んでいいかです。単身ではあるものの彼氏彼女がいる人は、たまには自分の部屋に呼んで一緒に過ごしたいですよね。でも、会社が用意した住宅に彼氏・彼女を呼ぶのは許されているのでしょうか？

関係者以外は立ち入り禁止

独身寮は会社が用意した施設なので、無関係の人を建物内に入れるのはNGとしている場合が多いです。特に、自室に彼氏・彼女など会社と無関係の人を入れるのはタブーだと考えて良いでしょう。施設で行われるイベントには部外者も入れますが、それ以外では入れないのが普通だと考えられます。

ですから、彼氏・彼女を呼べるかどうかという点については「NG」となります。寮に入る前にもその点について説明があると思いますよ。

彼氏・彼女との同棲は不可能

独身寮は会社が用意した施設で、無関係の人を入れることができません。つまり、彼女や彼氏を入れるのができない以上同棲をするのも不可能です。そもそも、独身寮は単身者が入るための施設ですから、彼氏・彼女でなくても誰かと住むことはできません。

もし彼氏・彼女と同棲したい方は、独身寮を出る必要があります。同棲したいと思える大切な人のために、独身寮で生活費を浮かせ同棲するための費用を溜めると良いですね。

規則を破ると罰則がある可能性

外部の人を施設内に入れてはいけないという規則を破ると、会社によって内容は違いますが罰則がある可能性があります。降格処分、または施設を出ていかなければならなくなることも。

特に重い罰則では、懲戒免職があった例もあるそうなので、彼氏・彼女を招くことはおすすめしません。軽い気持ちで彼氏・彼女を呼んでしまい、寮を出ていかなければならなくなったり、懲戒免職になってしまったら大変ですよね。

結婚することになるなら社宅に入れる

独身寮は入っていられる期間が決まっているので、ある程度収入が安定したら出ていく必要があります。しかし、結婚した人が入れる施設も用意している会社があるんです。ですから、独身寮を出ていくのをきっかけに彼氏・彼女と結婚すれば、家賃や光熱費が安いファミリー向けの社宅に入ることができます。

独身寮に彼氏・彼女を入れることはできませんが、施設を出ていくのをきっかけに社宅に移れば、実質独身寮と同じくらいお得な生活ができますよ。

大幅に生活費を削減でき、お得で快適な生活ができると思いきや、落とし穴もあるので注意が必要です。独身寮のメリットばかりに気を取られ、落とし穴を見落としているとガッカリな新生活になってしまいかねません。

ここでは、どのような落とし穴があるのかをピックアップしてみたので、以下の点に気をつけてみてください。

部屋が狭い

会社が住む場所を用意してくれているとはいっても、広い部屋が用意されている可能性は低いです。大抵の場合ワンルームの部屋でしょう。場合によっては3LDKくらいの住宅が用意されている可能性もありますが、2～3人での共同生活となります。

もちろん自室は1人1部屋のみですから、狭いですし私物を置くのにも苦労するでしょう。プライバシーが守られ、部屋も若干広いワンルームだったら「やったー」と思うくらいでいた方が良いと思いますよ。

建物が古い可能性が高い

会社が用意している住居が新しい可能性は高いとは言えません。会社が昔から社員の為に住居を用意しているなら、かなり築年数が経っている可能性があります。

古い家は断熱性、防音性に優れていない場合がありますし、害虫が出る可能性も。あまり快適とは言えない場合があるので、住むと決める前にどんな社宅なのか調べておく必要があるでしょう。

シェアハウスの様になっている場合がある

例えば「101号室」などに何名かが一緒に入居することになる場合があります。部屋は区切られているので最低限のプライバシーは守られていますが、同じ玄関から中に入り、浴室や台所、トイレを共有する生活になってしまう場合があります。

このようなシェアハウスのような暮らしは望んでいない方、他人と同じ部屋で暮らすのは辛いという方は、寮での生活は苦しくなってしまう可能性があり注意が必要です。

食堂の食事は変更できない

食堂があるタイプの寮の場合ですが、食事の内容は決まっているので自分の好きなメニューに変えたり、苦手なものを変更するなどのことはできません。

栄養バランスの良い食事を取れるのは食堂付きの寮の良いところですが、自分がその時食べたいものをチョイスできないのはデメリットになる場合もあるかもしれませんね。食べるものは自由にしたい方なら、食堂付きの施設は意外な落とし穴になる可能性があります。

では、もし彼氏・彼女を独身用の住宅に入れてしまった場合、どうなるのでしょうか？万が一彼氏・彼女を入れていることがバレた場合について説明をしていこうと思います。

バレたら会社の信用を失う

寮に彼氏・彼女など部外者の人を入れるのは規則で「ダメ」と決められている場合がほとんど。それにも関わらず部外者を招いていることがバレたら、会社からの信用を失ってしまうでしょう。

入居する前には、寮の決まりを説明されたり、書類をもらうと思います。してはいけないことをきちんと説明されたのにも関わらず規則を破ってしまえば、会社からの信用を失う上に、人間関係にも悪影響を及ぼしかねません。

寮から追い出されることも…

会社からの信用を失うばかりか、寮から追い出されてしまうケースもあります。そうならないために「守って欲しい規則」が説明されるのですから、もし規則を破り施設を追い出されても言い訳のしようがありませんよね。

しかし、寮を追い出されるのは大変なこと。収入がまだ安定していない人なら、新しい住居を探すのは金銭的に難しいでしょう。寮には家賃や光熱費がかなり安いという大きなメリットがあります。その恩恵を蔑ろにしないようにするためにも、規則を守り追い出されるような事態になることは絶対に避けたいですね。

ペナルティがつく

施設で決められた規則を守ることができないと、即刻罰則はありませんが、ペナルティがついていく場合もあります。ペナルティが何度も重なることで、退去しなければならなくなることがあるので注意が必要です。

「すぐに退去にならないから1回くらい大丈夫でしょ」と思っている人は、それだけでなく何度も規則破りを繰り返しがち。ペナルティ制の場合でも「1回くらい」と思わず、軽くでも規則を破ったら退去になる可能性があるという意識を持つのが大切です。

正社員から契約社員に降格

会社に正社員として採用されたのに、彼氏・彼女を寮に入れたことで罰則として降格処分にされる場合があります。一度規則を破っただけで降格処分になるか否かは会社によりますが、一度でも契約社員に降格になる可能性はあるので気をつけましょう。

契約社員になるとさまざまな会社の福利厚生が受けられなくなったり、給料も減ってしまいます。契約社員から再び正社員になるのは大変なことですから、規則を破ることのないよう心がけましょう。

金銭面で特に助かることが多い独身寮。魅力を感じ「ぜひ入りたい」という人は多いと思いますが、施設に入る前に確認したいポイントがあります。もし確認を怠ると、規則を破ってしまい退去せざるを得なくなる場合がありますから、必ず確認をしておきましょう。

独身寮のルールを確認

寮で生活を続けるには、ルールに沿った生活をしなければなりません。たとえばゴミ出しのルール、門限、人を招いていいかどうかなど、さまざまな確認ポイントがあります。ルールは会社によって異なるため、会社からの書類を確認したり、住居の管理人の話を良く聞きましょう。

また、ゴミ出しルールも場所によって異なります。プラスチックは燃えるゴミに含まれるのかどうかという点や、ゴミ出しの曜日も確認しなければなりません。ルールを守って暮らすことで、あなたの信用維持にも繋がりますし、周囲の人との関係も上手く築けるでしょう。

恋人に了承を得る

恋人がいる方は、独身寮に入る前に相談をしておくことをおすすめします。なぜなら、独身用の住居ということもあって1人でしか入居できないですし、規則によって異性を入れることができない場合が多いからです。

先ほども紹介しましたが、もし規則を破って恋人を招き泊まらせたりすれば、最悪退去処分になる可能性があります。そのため恋人には、独身用の社宅に入るので家には泊まれなくなると説明する事を忘れずに。

そして、もし泊りがけでデートするならホテルを利用したり、恋人の家にお邪魔することになると伝えましょう。

お風呂やトイレは共同か

独身寮はトイレやお風呂が共同の場合があります。共同だと自分のタイミングでトイレに入りにくいですし、お風呂もゆっくり入れないですよね。潔癖症だったり他人の気配に神経質になりやすい方は、トイレやお風呂が共同だとストレスになる可能性が高いので、注意が必要です。

会社によりますが、色々なタイプの住居を用意していることがあります。トイレやお風呂は共同ではないほうが良いと希望すれば、希望に沿った部屋を用意してくれることもありますから、会社に確認をとると良いですよ。

プライベートを確保できるか

会社によって用意されている部屋は色々ですが、一人部屋があれば相部屋もあります。もし相部屋なら、同居する人に気を使って生活をしなければならなかったり、1人でいたい時間を邪魔されてしまう可能性があるのです。

プライベートがしっかり守られていないと心も体も休まりませんし、人によっては大きなストレスになり心を病むきっかけになることも。心や体の健康のためにも、プライベートが確保できるかどうかはチェックしたいポイントです。

各種費用の確認をする

独身寮は光熱費や家賃が大幅に抑えられるのがメリットですが、インターネット料金は別の場合があります。また、その他にも入居する前にかかる初期費用はチェックしておきましょう。

長期的に住むつもりなら、住居の設備や環境と費用が見合っているのか比較してみてください。もし寮の設備、衛生面と見合ってないと感じるなら住むべきではないかもしれません。逆に、設備や衛生面が整っていて生活費と釣り合っているなら、住んで正解でしょう。

独身寮に住みながら彼氏・彼女と一緒に過ごしたい方は、これからご紹介することに気をつけてみてください。寮の規則を破る心配はないですし、彼氏・彼女とも上手く付き合いを続けていけると思いますよ。

ホテルや恋人の家に泊まる

彼氏・彼女を招くことは、ほとんどの寮で禁止されている場合が多いです。ですから寮に恋人を招くのはしないようにしましょう。もし彼氏・彼女と泊りがけで出かけることがあれば、恋人の家に泊めてもらうかホテルを利用します。外部の人を寮内に入れることができない以上、そうするしかありません。

独身寮に入る前に恋人に家に招くことはできないのを説明していれば、彼氏・彼女も理解してくれると思いますよ。

デートは絶対に寮ではしない

「泊まりじゃないから大丈夫」と思う方もいるかもしれませんが、泊まりではなくても寮に外部の人を入れてはいけません。「少し休憩するだけ」というちょっとした気持ちが元になり、寮を出なくてはならなくなったら大変です。

デートをするなら外、おうちデートをするなら彼氏・彼女の家へ。寮でのデートは原則的にできないものだと思いましょう。

彼氏・彼女と同棲する

彼氏・彼女と家で過ごすには、寮を出なければなりません。自由に家でデートしたりお泊りするには賃貸などを借りる必要がありますが、寮と比べてお金がたくさんかかります。そこでおすすめしたいのが、彼氏・彼女との同棲です。

同棲にすれば家賃や光熱費を折半できます。それでも寮よりも多少高い費用になるかもしれませんが、安く生活できますから、彼氏・彼女と一緒に過ごしたいなら同棲を考えてみてはいかがでしょうか。

結婚してファミリー向けの社宅に入る

彼氏・彼女と会社が用意した部屋に入るには、ファミリー向けの社宅がおすすめです。ただ、結婚していないと入れないので、恋人と結婚してから会社に相談してください。

ここで注意をしなければならないのは、生活費が安く住むからという理由で結婚を簡単に考えないこと。しっかり一生を添い遂げたいと思える彼氏・彼女と結婚し、それからファミリー向けの社宅への入居を考えましょう。

独身寮は彼氏・彼女を呼ぶことは規則で禁止されていることが多いですが、生活費が節約できるなどさまざまなメリットがあります。ルールを守っている限り、独身寮で暮らすのは独り身の人にとって良いことづくし。社会人一年目の収入がまだ安定していない若い方、貯金を増やして将来のために使いたいと考えている方に嬉しいですよね。

今回独身寮について色々見て「入りたい」と思った方は、ぜひ会社に相談してみてください。お家に彼氏・彼女は呼べなくなってしまいますから、恋人にも相談を忘れずにしてくださいね。