そもそも「人間関係リセット症候群とは?
近年増えてきていると言われている人間関係リセット症候群は、特にネットを中心に話題に上がるようになりました。認知度も増えてきているため、「自分は人間関係リセット症候群かも!」と自覚をして、改善に向け頑張っている人も少なくありません。
中には聞いたことはあるけれど「人間関係リセット症候群ってどういう症候群?」と疑問に感じる人もいるでしょう。そこでまずは、人間関係リセット症候群とはどんな症候群のことなのかについて、簡単に解説をしていきます。
「人間関係リセット症候群」の意味
人間関係リセット症候群とはその文字通り、「人間関係をリセットすることが多い症状」のことを指します。
生きていく中で「もういっそ皆と縁を切ってしまいたい」「1人になって面倒な人付き合いから開放されたい」と思った経験がある人は少なくないでしょう。
しかし、そうは思ったとしてもなかなか簡単には人間関係を切ることはできませんし、結局思うだけで実際に行動に移す人はほとんどいません。
そんな簡単にできない人間関係リセットを、頻繁に繰り返してしまう人のことを「人間関係リセット症候群」と呼びます。何度も人間関係をリセットし、新たな関係を築いては、またリセットをし…。こうした人は意外にも多くいるのです。
「人間関係リセット症候群」は病気なの?
頻繁に人間関係を断ち切ってしまう「人間関係リセット症候群」は病気なの?と疑問に思う人もいますよね。近年メンタル系の病気の認知度は増えてきているため、単なる癖や悩みだと思っていたものが実は病気だった…なんてことは増えてきました。
しかし、人間関係リセット症候群の場合は病気として認められてはいないようです。精神的な病気というよりかは、その人の性格や価値観、取り巻く環境が原因となっていることが多く、治療によって改善されるというような病気ではないと考えられています。
「人間関係リセット症候群」の原因はたくさんある
急に人間関係をリセットしたくなる人間関係リセット症候群の原因は、たくさんあります。
人間関係を築いていく上では、さまざまな問題や悩み、課題にぶちあたることはあるでしょう。そういった悩みは数え切れないほど多く、その悩みの数だけ「ああ、人間関係をいっそのことリセットしてやりたい」と思う人は多いのです。
そのため、人間関係リセット症候群と向き合うためには、そうなってしまった原因を見つめ直すことが大切だと言えます。今回は人間関係リセット症候群の特徴や心理、そしてありがちな原因を解説していくため、もし人間関係リセット症候群かも…と思う人は自身の問題と照らし合わせてみると良いでしょう。
人間関係リセット症候群の特徴《前編》
どんな特徴が人間関係リセット症候群の人に見られるのか、早速注目していきましょう。
いきなり連絡先を全部消す
代表的な特徴だと言えるのが、いきなり連絡先を全部消すという行為です。人間関係リセット症候群の人は、「人間関係をリセットしたい」と思ったら、そのまま連絡先を全部消してしまいます。
たとえ必要な連絡先だったとしても、本人の中では人間関係をリセットできれば何でも良い、と一種の投げやり状態になっているためそこまで問題視はしていません。
音信不通になる
音信不通になるというのも、人間関係リセット症候群の人にはよく見られる特徴でしょう。誰とも関わりたくない、縁を切りたいと思った途端、誰とも関わりを持たなくなります。
いくら相手ら連絡が来たとしても返事や反応をすることはありません。本人の中では縁を切った状態であるため、返信する必要はないと考えているのです。
もちろん自分から連絡を取ることもなく、人によってはそのまま永遠に音信不通のまま…ということも珍しくありません。本当に必要な連絡先…たとえば家族や親友などの存在がいる場合には、その人たちのみ連絡が後々取れるようになるということがほとんどです。
友達のLINEをブロックする
人間関係リセット症候群の人は、わかりやすく「人間関係をリセットしました」という態度を表していきます。代表的なのが友達のLINEをブロックするという行為でしょう。
ブロックされれば相手にLINEを送っても既読はつかず、連絡を取ろうとしても繋がりません。勘のいい人ならば「ブロックされたかも」と思うでしょう。
中にはブロックなどせず、そのままLINE自体を消したり、連絡が来ても放置にする人もいます。しかし人間関係リセット症候群の人の中には、注目を浴びたい、気にかけられたいという人もいるため、そういった人は「わかりやすく人間関係をリセットする」ような行動に出るのです。
SNSで「人間関係リセットした」とつぶやく
SNSで「人間関係リセットした」とつぶやく人も珍しくはありません。人間関係リセット症候群の度合いは人それぞれ異なり、すべての人と関係をリセットする人もいれば、一部の人のみとの関係をリセットする人もいます。特に後者の場合は気にかけてほしくてしていることも多いため、「人間関係リセットした」とわかりやすくアピールするのです。
ほとんどの人は「人間関係リセットした」なんて投稿があれば、気になるでしょうし、心配する声をかけることもあるでしょう。中には「もしかして私のことかも…」と相手から関係をリセットされたかもなんて不安に思うこともありますよね。
気にかけてほしくて人間関係リセットする人は、まさにそういった反応を求めています。SNSのアカウントは残したまま、リセットしたことをアピールする人は俗に言う構ってちゃんだと考えて良いでしょう。
人間関係リセット症候群の特徴《後編》
もし自分がそうなのかも…と思う人は、さまざまな特徴から自分に当てはまるものがないか考えてみると良いでしょう。
引っ越しをする
社会人の人間関係リセット症候群に多いのが、頻繁に引っ越しを繰り返すという人です。引っ越しをしてその土地との関係を断ち切ることで、人間関係をリセットした気になれるのでしょう。
たとえ近所の人と仲良くしていても、近くに友達が住んでいて遊んでいたとしても、周りには黙って引っ越しをしてしまいます。本人からしてみれば引っ越しを決めた時点で、その土地の人とは関係を切ると考えているため、わざわざ別れの挨拶などはしないのです。
転職を繰り返す
転職を繰り返すのも人間関係リセット症候群に多く見られる特徴でしょう。特に仕事に対して不満がなかったとしても、人間関係をリセットしたいと思えてしまうと転職をして職場を変えてしまいます。
仕事を新たに覚える手間よりも、人間関係をリセットするほうが重要だと思っているため、そこまで悩まず仕事をコロコロと変えていくのです。
また、先程も解説した通り、人間関係リセット症候群の人には頻繁に引っ越しするという特徴もあります。引っ越しをするなら職場も丁度いいし変えちゃおうと思う人も多いため、引っ越しのタイミングで新しい職場に転職していくのですね。
SNSのアカウントを消す
SNSのアカウントを消す人間関係リセット症候群の人は珍しくありません。今やネットの交友関係は現実の交友関係のように深く濃い付き合いをすることが増えてきました。
そんなネットでの交流の中でも人間関係に悩む人は多く、「もうリセットしたい!」と思ってそのままSNSのアカウントを消して姿をくらます人は少なくないのです。
また、SNSのアカウント削除による人間関係リセットは、現実世界の人間関係リセットと比べれば手軽にできるもの。人間関係をリセットすると良くも悪くも気分転換になるため、ある程度交友関係を深めたら突然消えて、また新しくアカウントを作って…を繰り返し、ストレス解消している人も多くいます。
突然周りを無視しだす
現実的な問題や状況的に、人間関係リセットしたくてもできない人の中には、突然周りを無視しだして人間関係リセットを図ろうとする人もいます。
引っ越しや転職はしたいと思っても誰もが簡単にできるものではありませんし、金銭的余裕などがない限り、人間関係リセットというだけの理由ではなかなかできないのも事実です。
そんな人は、とにかく周りを無視して孤立になろうとしていきます。話しかけられても反応をせず、周りをいないもののように扱っていくのです。周囲はそんな態度に非常に気になるものの、本人としては人間関係から開放された気がして、気分が良くなります。
人間関係リセット症候群の人の心理
そこで解説していくのが、人間関係リセット症候群によく見られる心理。どんな心理状態でいることが多いのか、早速注目していきましょう。
全てから逃げたい
全てから逃げたいという心理から、人間関係リセット症候群になる人は珍しくありません。誰だって一度は「全てから逃げたい」と思ったことがあるでしょう。特に全てが逃げたいと思う理由や原因は人間関係であることが多く、いっそのこと縁を切って1人になりたいと思ってしまうことは珍しいことではありません。
そんな心理を実際に行動に表してしまう人が、人間関係リセット症候群の人なのです。どんな理由であれど、人間関係が原因で全てから逃げたいと思ってしまったら、そのままフェードアウトして姿を隠してしまいます。
逃げてしまえる環境ならばそのまま耐えていても仕方がない、逃げて早く楽になりたい。そんな気持ちが何よりも強くなってしまうと、多少無理をしてでも人間関係をリセットし、柵から開放されたいと願うのです。
気にかけてほしい
特徴でも触れたように、人間関係リセット症候群の人の中には「気にかけてほしい」「注目されたい」という心理から人間関係リセットをする人もいます。
ほとんどの人は突然関係を断ち切られたり、音信不通になられたりしたら、相手のことが気になってしまいますよね。「どうしたんだろう」そう疑問を持たれたり、心配されたりすることが、気にかけてほしいという心理を持つ人間関係リセット症候群の人からしてみれば何よりも嬉しいのです。
そのため、この心理の人間関係リセット症候群の人は、小規模で人間関係をリセットすることがほとんど。また、何らかの形で連絡を取れるような手段を残していたり、リセットしたアピールをしたりするため、非常にわかりやすいと言えるでしょう。
人付き合いが面倒くさくて人間関係リセット
人付き合いが面倒くさくて人間関係をリセットするという心理は、たとえ人間関係リセット症候群の人じゃなくても共感できるという人は多いでしょう。誰でも人間関係が面倒くさいと思ってしまうと、いっそのこと全て断ち切りたくなるものです。
特にもともと面倒くさがり屋だったり、トラブルに巻き込まれたりすることが多い人だと、人付き合いに面倒臭さを感じた時、思い切って関係を断ち切ることは珍しくありません。
その場にいたくない、もう関わりたくない、そう周りに対して見切りをつけてしまうと人間関係を躊躇なくリセットしてしまうのですね。
気持ちに余裕がない
気持ちに余裕がないと、人間関係をリセットしたくなりやすくなります。人間関係をリセットする目的の中には「面倒なことから開放されたい」「もう何も悩みたくない」「心機一転したい」などのものがあります。
こういった目的を持つ人のほとんどは精神的に疲れていたり悩んだりしており、気持ちに余裕がない状態だと言えますね。
そういった切羽詰まった状態が続くと、ある日突然キャパシティオーバーを起こし「もう人間関係リセットしちゃおう!」と躍起になってしまうのです。考えることを放棄したい、もう悩みたくない、そんな気持ちの余裕のなさが、人間関係リセットに繋がっていると言えます。
人間関係リセット症候群になる原因
なぜ人間関係をリセットするまでに至るのか…疑問に思う人はぜひ注目してみてくださいね。
人間関係が嫌になった
人間関係が嫌になって人間関係リセットした、というケースは最も多いと言っても過言ではない原因でしょう。学校や職場、ご近所周り、SNS…。さまざまなところで人間関係は生まれてくるものですが、必ずしも良いことばかりではありませんよね。
むしろ嫌だな、面倒くさいなと思うことの方が多いと感じる人もいるでしょう。
そういった人間関係に嫌気がさすと、人間関係リセットへの気持ちが強くなっていきます。行動力がある人や思い切りがある人の場合は、嫌気がさした途端、人間関係リセットをして心機一転しようとする人も少なくありません。
人に気を遣うのが疲れた
人に気を遣うのが疲れた、ということが原因で人間関係リセット症候群になる人も珍しくありません。人間関係リセット症候群と聞くと、薄情だったり、人との付き合いを面倒だと思っていそうな人がなりそうというイメージを持つ人が大半です。
しかし、実際は優しかったり生真面目だったり、思いやりに溢れていたり…そんな人こそ人間関係リセット症候群になりやすいと言えます。
こういった人たちは、常に人に気を配り、神経を張り巡らせていますよね。しかしいくら気を遣ったところで、気づかれなかったり、その気持ちを蔑ろにされたりしてしまえば、どんどん気持ちは疲弊していきます。次第にそんな疲れた状態が嫌になり、やけくそモードで人間関係リセットを図ろうとするのです。
逃げたくなるようなことがあった
逃げたくなるようなことがあると、誰だって「もういっそのこと関係を断ち切りたい」「二度と関わらずに過ごしていきたい」と思うものでしょう。
たとえば大きなミスをしたり、恥ずかしいと思うことがあったりすると、逃げたくなる気持ちはどんどん大きくなっていきます。そんな気持ちに耐えられる人ならば問題はないものの、中にはずっと気にしてしまい、その環境にいるだけで大きな悩みやコンプレックスを抱えてしまう人もいるのです。
そうなってくると、もういっそのこと逃げ出して人間関係をリセットしたほうがマシなのでは?という気持ちが芽生えてきます。悩むことに疲れた、物事や人に向き合うことが嫌になった。そうなると人間関係から背を向けて走り出したくなるのでしょう。
ストレスを感じることが増えた
今現在置かれている状況にストレスを感じることが増えてしまうと、そんな状況を打破するべく人間関係をリセットしたいという気持ちは芽生えてくるものです。たとえ大きな問題がなかったとしても、些細なストレスや悩みが重なっていけば、精神的な負担は確実に積み重なっていきますよね。
そんなストレスまみれの状態は、心身に確実に悪い影響を及ぼしていくものです。ネガティブ思考になったり、物事への集中力がなくなったり…こうした支障が出てくると「人間関係をリセットして、ストレスがない世界に踏み込みたい」という気持ちが芽生えてくるようになります。
たとえばトラブルメーカーがいる集団にいることが多ければ、そこから脱出することで少なくともトラブルやストレスはなくなりますよね。リセットをして特に問題がないと思ってしまえば、ストレスの原因をなくし、気持ちを楽にしたいと考えるのも自然なことだと言えるでしょう。
人間関係リセット症候群になりやすい人は?
実は、人間関係リセット症候群になりやすい人はとある特徴を持っています。そのため、これから解説していくものに共通点があるならば、あなたも今後人間関係リセット症候群になりうる可能性が高いと言えるのです。
どんな人が人間関係リセット症候群になりやすいのか、予防をするためにも注目をしていきましょう。
ネガティブ思考
ネガティブ思考な人は人間関係リセット症候群になりやすいでしょう。何に対しても後ろ向きな考えをするだけでなく、やや被害妄想が激しい部分もあるため、人間関係で不満やストレスを溜め込みやすいと言えます。
たとえば人の輪にいれば劣等感を抱いて寂しい気持ちになったり、少しそっけない態度を取られただけで「嫌われたかも」と被害妄想に陥ったり。人間関係においてそういった気持ちになることが多いため、辛さやストレスに耐えきれず、その場から逃げ出したくなってしまうのですね。
気持ち的には「次こそは大丈夫」とは思っているものの、根っからのネガティブ思考が解消されない限り、毎回同じような悩みを抱え、同じような理由で人間関係をリセットしていくのです。
プライドが高い
プライドが高い人も人間関係リセット症候群になりやすい傾向にあります。基本的に完璧主義者で周りにも自分にも厳しい一面を持っており、納得できないことや許容できないことがあると、何に対しても嫌気がさしてくるのです。
また、自分のミスや失敗を素直に認められない一面もあるため、一度その集団や環境の中で失敗してしまうと、その場に居づらくなり、逃げ出したくなります。
完璧じゃない自分が周りに知られているという事実、失敗したという事実が残る環境は、完璧さを求める人からしてみれば耐え難い状態なのです。
インドア派
インドア派は人間関係リセット症候群になりやすいでしょう。基本的に自分の時間を過ごすことを大切にしているため、あまり人付き合いは得意ではありません。そのため、人付き合いで面倒くさいことや、自分の大切な時間に支障をきたすことがあると、一気に面倒くさくなり、人間関係リセットしたくなるのです。
たとえば、もともとインドア派なのに強引に周りに釣れられて出かけることが増えれば、本人にとって大きなストレスになるのは容易に想像ができるでしょう。さらにその上で人間関係に面倒臭さを感じることがあれば、その環境から逃げ出したいと思うのも当然のことです。
また、インドア派はあまり人付き合いを重視していないため、たとえ関係が途切れたとしてもさほど問題には思わないのも本音でしょう。
真面目な人は人間関係リセット症候群になりやすい
真面目な人ほど人間関係リセット症候群になりやすいと言えるでしょう。そもそも真面目な人は、良い意味でも悪い意味でも手を抜くことを知りません。何に対しても前のめりに頑張ってしまうため、人一番疲れやすく、ストレスを抱えやすいのです。
そういった真面目な人は、ストレス解消するのも苦手であり、度重なる疲れや不満を溜め込む傾向にあります。やがてキャパシティオーバーになった時には自暴自棄となり、人が変わったかのように人間関係をリセットして、溜まったストレスを解消しようとするのです。
人間関係リセット症候群になりやすい人は?<続き>
どんなタイプがなりやすいのか、早速続きを見ていきましょう。
マイペース
実はマイペースな人も、人間関係リセット症候群になりやすいってご存知でしたか?一見マイペースな人は、自分のペースで居続けることが得意なため、人間関係のいざこざに悩まなそうに思えますよね。
しかし、マイペースな人は自分のペースを大切にしているからこそ、自分のペースを乱されることを何よりも嫌います。乱されることがあればその原因をなんとしてでも取り除こうとしますし、それが人ならば相手を嫌悪し、距離を取ろうとするのです。
必要であればその人の周辺とも距離を取ることは構わないと考えているため、周りから見ればそれが人間関係リセットに見えてしまうのでしょう。
面倒くさがり
面倒くさがりな性格な人は、人間関係に限らず、さまざまなことに投げやりなりがちです。人間関係に面倒臭さを感じたら一気に距離を開けますし、必要であればその周辺、環境との関係をリセットしようとします。
基本的に面倒くさがりな性格の人は、自分のペースを乱されたり、トラブルに巻き込まれたりするのは大嫌いです。たとえそこまで自分に被害が及んでいなかったとしても、「面倒くさいなあ」と感じれば人間関係リセットするには十分の理由となります。
とにかく楽をしたい、面倒事に巻き込まれたくない。そんな強い意思があるからこそ、人間関係リセットには躊躇ないのでしょう。
恋愛体質
恋愛体質な人も人間関係リセット症候群になりやすいと言えます。
常に恋愛に忙しい恋愛体質の人は、人を好きになること、付き合うこと、別れることは珍しいことではありません。そういった日常を繰り返しているため、人間関係は常にざわめき、場合によってはトラブルが起きていると言えるでしょう。
また、集団の中で恋愛をして別れやトラブルを経験してしまうと、その集団にいられなくなることは珍しいことではありませんよね。人間関係のトラブルの多さ、別れなどによる気まずさ、そういったことがあると、人間関係をリセットして別の環境や集団に飛び込みたくなるのです。
人間関係リセット症候群になりやすいのは寂しがり屋
寂しがり屋な人も人間関係リセット症候群になりやすいのが事実です。
この寂しがり屋な人に関しては、特徴や心理を見ればなんとなく理由がわかるという人もいるでしょう。寂しがり屋は人から気にかけてもらったり、注目をもらったりすることが大好き。そのために人間関係リセットを繰り返す人は多くいます。
また、寂しがり屋な人は心から人間関係リセットをしたいとは思っていないことがほとんどです。そのため、人間関係リセットの行動もどこか中途半端だったり、わかりやすくアピールをしていたりすることが多く、見極めやすいと言えるでしょう。
人間関係リセット症候群の治し方は?
自分は人間関係リセット症候群かもしれない。もしそうならば治していきたい…そう思う人は、ぜひこれから解説していくものを参考にして、人間関係リセット症候群を克服していきましょう。
リセットする前に冷静になる
人間関係をリセットする前に、冷静になる癖を身に着けましょう。だいたい人間関係リセット症候群の人は、気持ちに余裕がなく、冷静に物事が考えられなくなっていることがほとんど。そのため、後先考えずにリセットして、結果的に後悔することも珍しくありません。
いくら人間関係をリセットしたいと思っても、本当にそうすべきなのか考えておくことは非常に大切です。そもそもほとんどの人は、リセットしたいと思ってもしていませんよね。それはリセットという選択肢とは別の方法を選択し、その状況を乗り越えているからです。
ただ距離を置いてみること、人付き合いの方法を変えてみることでも状況は十分に変えられます。わざわざリスクあるリセットをせずともできることは多くあるため、冷静になって何が一番自分にとっていいのか考えてみてください。
人に期待しすぎない
人に期待しすぎていないか振り返ってみましょう。特にプライドが高い人や真面目な人、気遣いに長けている人は、自然と人に期待しすぎている傾向にあります。人に期待をすること自体悪くはありませんが、期待が裏切られたと感じた時にストレスを感じるようならば、それは過度な期待をしているのだと自覚してください。
過度な期待は必要以上に自分を疲れさせるだけでなく、他人にプレッシャーを与えていきます。それが続いていけば当然人間関係はギシギシしていき、トラブルや揉め事が起こる可能性は高くなっていくでしょう。
普段から人に期待しないようにすること、期待をするにしても周りにそれを押し付けないようにすること。それらを大切にして、人間関係を築いていきましょう。
友達に無理に合わせない
友達に無理に合わせないようにしましょう。無理をして合わせていれば、やがてそれは自分の中で大きなストレスとなっていきます。そんなストレスは時に八つ当たりやネガティブ思考へと繋がっていくことが多く、人間関係をややこしくさせる原因へと繋がっていく可能性も否定できません。
人間関係をスムーズに築いていくためには、お互いが尊重しあえる関係を大切にしたり、できるだけ素直でいることが大切です。特定の誰かに負担がかかる状態は確実に歪みを生んでいき、やがて人間関係のトラブルや崩壊へと繋がっていくでしょう。
そうならないためにも、友達に無理に合わせないように気をつけてみてください。無理のない範囲で交友関係を続けていくことが大切なので、無理が生じるようであればリセットをせず、ひとまずその場から離れ、様子を伺っていくといいでしょう。
ストレス解消法を見つけておく
自分に合ったストレス解消法は日頃から見つけておくようにしましょう。なぜ人間関係リセットをしてしまうのか、大きな原因とも言えるのがストレスですよね。何かしらストレスを感じることがあり、限界を感じて人間関係をリセットする…それが人間関係リセット症候群に多く見られる流れです。
そのため、そもそも日頃からストレスと上手く向き合えていれば、人間関係をリセットするほどの限界を感じることは減ってくるでしょう。
また、ストレスの原因を見極め、リセット以外の方法で対処をするのもおすすめです。リセットせずともただ距離を置いたり、周りに相談をしたりするだけでも状況が好転することは多くあります。解消同様、原因とも上手く付き合うことができれば、ストレスによる人間関係リセット癖も和らいでいくでしょう。
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