妄想癖がある人必見！直す方法やメリット＆デメリットを紹介します！

ふとした時に頭の中で妄想を繰り広げてしまうことは、誰もが一度は経験しているはず。しかし、それが癖になってしまうと、大事な場面にもかかわらず妄想が止まらなくなってしまうことも。現実に支障をきたしてしまい、周りの人に迷惑をかけてしまう可能性があります。

「できることなら、妄想癖を治したい」と思っている方のために、今回の記事では、自分の妄想癖に気付いた時の対処法や治し方をお伝えします。現実の世界に向き合って、充実させたいと思っている方は特に必見です。

さらに、妄想癖のメリットやデメリットもご紹介します。妄想との上手な付き合い方を知れば、特技としても活かせるでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは、妄想癖がどのようなタイミングで現れてしまうのかを知りましょう。原因を知ることで、あなたに合った解決方法が明確になります。4つの主なタイミングをご紹介するので、あなたに当てはまるタイミングがあるかをチェックしてみてくださいね。

現実逃避したい時

現実での日常や対人関係が上手くいかない時、妄想癖を持っている人は妄想に逃げてしまう傾向にあります。妄想の中では、理想の自分が理想の生活を送っているので、辛いことを忘れられるのです。

仕事でミスをしてしまった時や恋愛が上手くいかなかった時、現実の嫌なことから目を背けたくなりますよね。しかし、そのまま妄想を膨らませているだけでは、問題を解決することはできません。ただ現実から逃げているだけなので、問題は残ったまま。この場合、他人に迷惑をかけている可能性もあるので注意が必要です。

寂しい時

人恋しくて寂しい時、自分の妄想の世界に浸ってしまうこともあるでしょう。理想の相手を想像したり、その人とどんなことをしたいかを考えたり。さらに、妄想癖を持っている方は、自分の妄想の世界で友人を作ったり、恋人を作ったりすることも。

しかし、妄想と現実との区別さえつけていれば、寂しさを紛らわすための妄想は悪いことではありません。同性の友達同士で、「こんな人と付き合いたい」「こんなデートが理想」など、自分の妄想の話で盛り上がることもできるでしょう。

ストレスが溜まっている時

ストレスを発散したい時に、つい妄想癖が出てきてしまうことも。現実では絶対にできない行動を頭の中ですることで、そのストレスを発散させるのです。嫌いな人を頭の中で攻撃したり、悪役を倒したりというような、激しい妄想が多い人はこのタイプと言えるでしょう。

その他にも、妄想すること自体がストレス発散になるという方もいます。恋愛などの妄想をしているうちに、ストレスを感じていたこと自体を忘れるというストレス発散方法もあるのです。

失敗する不安がある時

大切な試験や重要な仕事の前などは、緊張で失敗することばかり考えてしまうことはありませんか？心配性な人ほどその不安は大きくなり、ネガティヴな妄想ばかり浮かんでしまいます。

落ち着かせようと頭の中でシミュレーションを繰り広げていても、物事を上手く運びすぎて「現実逃避」のようになってしまったり、反対に失敗する妄想しか出てこず、不安を増長させてしまうこともあるでしょう。

妄想癖は悪いことばかりではありません。実は思わぬメリットを生んでいることも。妄想癖のメリットを知り、上手に付き合っていければあなたの人生はより豊かになるでしょう。

気分転換になる

嫌なことがあった時や疲れがたまっている時は、気持ちが暗くなってしまいがち。そんな時に妄想癖を持っている人は、妄想の中に入り込むことでリフレッシュするのです。

現実逃避と似ているようですが、実は気分転換の妄想をする人は、妄想をした後に満たされた気持ちになります。妄想によって気持ちがリセットされることで、「明日から頑張ろう」と前向きになれるのです。

小説やイラストの創作が捗る

漫画や小説は、もともと空想からつくられているものがほとんどです。あなたの妄想も、誰かが見て「楽しい」と思えるものかもしれません。妄想癖を持っている人は、その妄想を形にしてみるのも良いですね。

常に頭の中で妄想を繰り広げてしまうあなただからこそ、他の人では考え付かないようなストーリーやイラストが思い浮かぶでしょう。近年では、SNSの普及で匿名で自分の創作を公表できる場も豊富です。妄想を自分だけのものにせず、共有してみてください。

また、創作を職業にしてしまっても良いですね。得意の妄想を活かして、思い切ってプロを目指すこともできるでしょう。

暇つぶしができる

何もすることがなく、どうしても暇を持て余してしまう時には、妄想を繰り広げることで暇つぶしができるのもメリットの一つ。妄想していると、時間はあっという間に過ぎますよね。時間がありすぎて困っている方にも、手軽にできる妄想はおすすめです。

さらに、暇つぶしとして、妄想を形にする創作の時間に充ててみても良いでしょう。

自分の理想像がはっきりする

妄想癖を持っている人が思い描く自分は、理想の自分。つまり、自分の憧れや願望が明確になります。目標が明確であればあるほど、自分を磨くモチベーションは上がりますよね。

例えば、お金持ちな自分を妄想してしまう人は、お金持ちになるためには何をすればいいのか考えるきっかけになるでしょう。同じように、素敵な恋人がいる自分を妄想する人は、その人に見合うような人になるよう、努力できるはず。

自分のなりたい自分になるために、妄想することで目標をはっきりさせられるのは大きなメリットの一つです。

想像力が豊かになる

妄想癖を持っていると、頭が常に働いている状態なので想像力が豊かになります。物事に対して、より柔軟な考え方ができるようになるのです。トラブルが起きた時には、最善の対処方法を思い浮かべることもできるでしょう。

さらに、他人の考えていることを想像して、理解してあげることもできます。相手を思いやる気持ちさえ持っていれば、妄想癖を持っているあなたは、他人にとってとても居心地の良い存在なれるのです。

妄想癖には、もちろんデメリットも存在しています。主なデメリットは次の4つです。心当たりがある方もいるのではないでしょうか？確認してみてくださいね。

集中力が低下する

仕事や勉強をしている時でも、妄想癖が出てきてしまって悩まれている方も多いですよね。ふとした瞬間に妄想スイッチがオンになってしまい、目の前のことに集中できず作業が疎かになってしまうのは、妄想癖の大きなデメリット。

意識が妄想の中に飛んでしまっているので、仕事や勉強がまったく手につかなくなってしまうことも。自分が困るばかりではなく、他人に迷惑をかけてしまう人もいるでしょう。

現実とのギャップに悩むことも

妄想の中では理想が詰まった生活を送れているので、満たされた気持ちでいられます。それでも、現実の世界で生活を送らなければなりません。

妄想癖がある人は、妄想の中と現実との違いに思い悩み、些細なことでもそのギャップを大きな負担に感じてしまうでしょう。そのため、精神的な疲れやストレスをより感じやすくなります。

理想を他人に押し付けてしまう

特に恋愛面において、相手に求める理想が高くなりすぎてしまうのも妄想癖のデメリットです。「妄想の中ではこうなのに、どうして同じようにならないの？」と妄想の世界を当然のものだと思ってしまうようになります。

その気持ちを相手にぶつけてしまうことで傷つけてしまったり、自分の恋愛に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。

妄想と現実の区別がつかなくなることも

妄想癖が過度になりすぎてしまうと、現実で起きたこととの区別がつかなくなってしまうことも考えられます。周りの人に「こういうことがあった」と妄想での話を、現実で起きたこととして話すようになってしまうと注意。

例えば、「あの人は自分のことを好き」という妄想を現実だと思い込み、ストーカーへと発展してしまったケースもあります。このように、他人を妄想に巻き込んでしまうようになると大変危険です。

ご紹介したように、妄想癖にはたくさんのデメリットがあります。相手を傷つけたり、迷惑をかけてしまう可能性もあり、できるなら早めに治したいと思っている方も多いのではないでしょうか？そんな方のために、妄想癖を治すための方法を4つご紹介します。ぜひ、お試しください。

現実に好きなものを増やす

現実が満たされていないと、妄想癖はさらに過剰になっていきます。そのため、現実の世界で好きだと思えることを増やすことが、妄想癖を治すための方法の一つと言えるでしょう。

趣味や好きな物に没頭していると、時間はあっという間に過ぎていきます。妄想する時間も減らせるでしょう。少しでも興味があることにはチャレンジしてみてくださいね。現実を充実させることで、妄想の中に出てきた理想の自分にも近づけるはず。

人と触れ合う時間を増やす

人と触れ合っている時は、自然と妄想の頻度も減りますよね。人との関わりを増やして、少しずつ妄想する時間を減らしていきましょう。

また、たくさんの人との出会いは自分の視野を広げるチャンスでもあります。これまで知らなかった世界を知っていけば、好きなことややりたいことが見つかるでしょう。だんだんと、現実世界も楽しいと思えるようになっていきます。

ストレスをなくす

なぜ妄想をしてしまうのでしょうか。そのストレスの原因を考えることも、妄想癖を治すためには大切です。ストレスの原因がはっきりしていれば、解決方法を導き出すこともできます。

例えば、人間関係でストレスを抱えているならば、思い切って環境を変えてみましょう。恋愛でのストレスならば、その相手と距離を置いてみるのも方法の一つ。

ストレスが妄想の原因となっているなら、根本を断ち切ることで妄想癖は治るでしょう。環境を変化させることが難しい場合、妄想以外のストレス発散方法を見つけることも効果的です。

身体を動かす

ストレッチや運動をしている間は、妄想の世界から意識が離れます。習慣にしていくことで、徐々に妄想癖を治していけるでしょう。

さらに、身体が鍛えられると体調改善にも繋がります。疲れを感じにくくなり、気持ちに余裕も生まれるのです。妄想の世界に逃げ込むことも少なくなっていくでしょう。

妄想癖を自覚していない人も多く存在します。では、どのようなタイミングで自分が妄想癖を持っているのだと気づくのでしょうか？

妄想癖に気付くきっかけとなった出来事の体験談を4つご紹介します。妄想癖を自覚しないままでは、周りの誰かを困らせていても気付くことができません。ご紹介する体験談を参考に、思い当たることがないか考えてみてくださいね。

仲の良い友達に指摘された

「自分ではごく普通に会話をしているつもりだったけれど、ある日友人に妄想の話が多いと指摘されて衝撃を受けました。よく考えたら妄想している時間も長いし、友人に自分の妄想を話していることも多かったです。気を付けようと思いました」（28歳/女性）

自分では意外と妄想癖に気付けないもの。しかし、周りの人から「この人は妄想ばかりしているな」と見抜かれていることもあります。誰かに自分の理想を語る機会が多い方は、仲の良い友達に自分の妄想が過剰になりすぎていないか確認してみましょう。

また、周りに妄想癖がある友人がいて困っている方は、その人に優しく指摘してみることで改善される可能性があります。

仕事中にも妄想している事に気付いた時

「仕事をしている時でも、ふとしたきっかけで妄想してしまっていた。無意識だったので、当たり前のことのように思っていたが、ある時妄想していて仕事が遅れていることに気付いてしまい、自分が妄想癖を持っていることを自覚した」（25歳/男性）

妄想が生活に支障をきたしてしまって、初めて自分に妄想癖があることに気付くケースもあります。妄想によってやるべきことがおろそかになっているので、人に迷惑をかけていることも大いに考えられるでしょう。

このケースのように、目の前にやらなければいけない作業がある時にも妄想が止まらないようなら、妄想癖を持っている可能性があります。

恋愛の理想と現実のギャップを知った

「理想の恋愛をずっと夢見ていたけれど、思い描いていたような人には出会えず、私の理想は妄想なのだと気付いた。彼氏ができても理想どおりにはならず長続きしないので、しっかり現実を見なければいけないのだと思う」（32歳/女性）

恋愛において、妄想ばかりをしている方は、その妄想を現実に求めすぎてしまう傾向にあります。しかし、もちろん現実はすべてが妄想どおりにはいきません。そのギャップを知った時に「自分は妄想癖を持っているのかもしれない」と自覚する方も少なくないでしょう。

自分以外の妄想癖のある人に会った時

「『妄想癖がある』と言われている人と知り合って、その人の話を聞いていると自分にも当てはまることが多く、ゾッとした。例えば、ネガティヴなことを考え込んでしまうと他のことは何も手につかなくなってしまったり、恋愛相手に理想を求めすぎていたり…」（29歳/男性）

他人の言動を見て、自分との共通点に気が付くこともありますよね。周りに「妄想癖があるな」と感じている人がいれば、その人の特徴を考えてみてください。もしも、自分にも当てはまることがあれば、自分の妄想癖を自覚するきっかけとなるでしょう。

妄想癖を自覚したら、まずはやらなくてはならないことがあります。「妄想してしまう癖をやめたい」と思っても、気付いた時には手遅れ…なんてことにならないようにしっかりと確認しましょう。

妄想で他人に迷惑をかけていないかチェック

妄想が原因で仕事がおろそかになってしまい、他人に負担がかかってしまっていませんか？また、相手に自分の妄想を押し付けて嫌な気持ちにさせてしまうことはないでしょうか？

妄想癖に気が付いたら、その妄想が他人の迷惑になってしまっていないか、自分の言動をかえりみることはとても重要です。少しでも思い当たることがあるならば、一刻も早く治さなければなりません。ご紹介した「妄想癖を治す方法」を試してみてくださいね。

妄想しそうになったら一呼吸置く

自覚したその瞬間が、妄想癖を治すための最初のタイミングです。ここで一度自分の妄想を戒めることで、今後の妄想を食い止められる可能性があります。

妄想しそうな自分に気が付いたら、一呼吸置いてみましょう。頭の中で「ストップ」と声を掛けたり、手を叩く、立ち上がるなどのアクションを起こすのも効果的です。妄想しそうになった時には、自分自身を落ち着かせる時間を設けましょう。

自分の妄想を客観的に分析する

具体的に妄想の内容を書き出してみるなどして、自分自身と向き合うのも大切です。妄想の中では無意識のうちに願望を思い描いているもの。どのような妄想が多いのか分析していくことで、「なりたい自分」や「やりたいこと」が明確になっていくでしょう。

また、どのような妄想が得意なのかを分析していくことで、あなたの妄想癖を活かす方法も見つかるかもしれません。

理想の自分になるためにできることを考える

妄想によって自分自身の理想や願望が明確になったところで、次のステップです。今度はその理想に近づくために目標を立てて、自分ができることをリストアップしていきましょう。

初めのうちは短期間で達成できる目標を立てることがおすすめです。例えば、理想の恋愛をするためにダイエットをしようと決めたら、まずはマイナス3キロから。小さな達成を重ねていくことで、より自信を持つことができ、自然に妄想の世界から脱却していけるでしょう。

妄想癖を持っていることで、現実の生活に支障をきたしてしまったり、他人に迷惑をかけてしまって悩んでいる方は少なくありません。できることならすぐに妄想してしまうのをやめたい…そう思ってこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。

自分の心としっかり向き合っていくことで、妄想癖は治ります。現実逃避するばかりではなく、自分に足りないものは何かを考えてみましょう。妄想と上手に向き合えば、その想像力をただの妄想癖から特技へと変えることもできるのです。

妄想癖を治したい方も、上手く付き合っていきたい方も、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね！