箱入り娘の特徴とは？恋愛するポイントや付き合う時の注意点を解説

あなたの周りに「箱入り娘」はいますか？周りに「あの人は箱入り娘だよね」と言われる女性には、共通の特徴があります。詳しい意味は知らなくても、箱入り娘には「ちょっと普通とは違う？」というイメージがあるのではないでしょうか。

こちらでは、まずは箱入り娘という言葉について詳しく解説します。

箱入り娘の意味

「箱入り娘」の意味とは、外の世界つまり世間にあまり触れさせないようにして、両親に家庭の中で大切に育てられた女性です。いわゆる「お嬢様」のことを指します。

大切なものを持ち運んだり保管したりする時、箱に入れますよね。この習慣から、外に出さずに箱の中に入れるようにして両親に大事にされる娘のことを、箱入り娘と言うようになったのです。

好印象を持たれることも多い

箱入り娘として大切に育てられてきた女性は、好印象を持たれることも多くあります。理由は、両親は家庭内で大切に育てるだけではなく、礼儀やマナーを厳しくしつけている場合が多いためです。

箱入り娘は、挨拶がしっかりとでき、礼儀正しく、食事のマナーが完璧な人が多いでしょう。簡単なことのようですが、現在では全てを完璧にできる人は残念ながら多くありません。そのため、どこに連れて行っても恥ずかしくない箱入り娘は、周囲に好印象を持たれます。

それでは、箱入り娘の特徴を見ていきましょう。前編では、両親や家庭に関係のある特徴を解説します。両親に家庭の中で大切に育てられたという意味にもあるように、箱入り娘とその両親を切り離して考えることはできません。

裕福な家庭で育っている

箱入り娘は、比較的裕福な家庭で育っていることが特徴です。親の収入が多く経済基盤が整っているため、習い事が多かったり、良い学校に通っていた経歴があります。

娘に与えるバッグやアクセサリーはブランド物、家族で海外旅行など、親に経済力がないとできませんよね。親に経済力があり家庭が裕福なため、箱入り娘はお金に苦労したことがなく、当たり前のように高級なものを身に着けています。

親と仲が良い

親に大切に育てられた箱入り娘は、親のことが大好きです。大人になってからも、親と非常に仲が良いことが箱入り娘の特徴としてあげられます。

箱の中に入れるように可愛がっている娘のことが、親としては心配でたまりません。そのため、箱入り娘の外出中には、「何時に帰ってくる？誰といるの？」と親から頻繁に連絡が入ります。箱入り娘はそれに腹を立てることはなく、友達と連絡を取るように親とも仲良く連絡を取るのです。

また、大人になってからも頻繁に親と出かけたり、一緒に家でゆっくりしたりします。親と仲が良く、一緒に過ごす時間を大切にしているのです。

礼儀やマナーがきちんとしている

親が裕福ということは、ある程度の社会的地位があるということです。親は仕事関係の人や友人と、家族ぐるみのお付き合いが多く、娘を連れて行く場面が多々あります。そのため、箱入り娘はマナーや礼儀をしっかりと教育されるのです。

箱入り娘の親は、娘が大人になってからのことも心配しています。どこに出しても恥ずかしくない女性になるためには、礼儀やマナーが大切だと考えているため、しっかりと教育するのです。

家事は苦手

箱入り娘は、食事を作る、洗濯や掃除などの基本的な家事ができません。理由は、母親が娘の身の回りのことを全てやってしまうためです。

嫁ぐことが視野に入る年齢になった時に教えてもらうこともあります。しかし、大人になるまで母親任せにしていた人が、一朝一夕で全ての家事をテキパキこなすことは無理ですよね。そのため、箱入り娘は基本的に家事が苦手なのです。

成人しても門限が決められている

箱入り娘は、成人しても門限が決められています。「終電には帰ること」程度なら実家暮らしの女性には多いですが、箱入り娘の門限は大人なのに19時や20時など、早いことが特徴です。「一家団欒をする時間」が基準のため、その時間帯に合わせて設定されています。

周囲は「え、そんな早いの？どこにも行けないじゃん…大変だね」と思いますが、箱入り娘自身は慣れているため、何とも思っていません。むしろ、自分も両親と過ごす時間が大切だと考えているため、当然のことと感じています。

後編では、両親に大切に育てられたために見られる、箱入り娘の性格的な特徴を紹介します。箱入り娘の女性が周りに「あの人、天然だよね」と思われがちな理由も、この性格的な特徴にあるのです。それではさっそく見ていきましょう。

世間知らず

箱入り娘の大きな特徴として、世間知らずであることがあげられます。親が世間に触れさせないように育てたため、当然といえるでしょう。

外出したときも、親が先回りして世話を焼くため、普通の人が「そんなことも知らないの？」と驚くことも。外食時のオーダーができない、買い物時の支払い方法に疎い、公共交通機関の使い方がわからないなど、色々な面で知らないことが多くあります。

また、学生時代にアルバイト経験がないため、お金を稼ぐ大変さも知りません。効率よく動くことに頭が回らず、叱られたらどう対処するかもわからないのです。

純粋

世間に触れさせないように育てられた箱入り娘は、世の中の汚いことやズルいことを知らないため、純粋な心の持ち主です。そして親の愛情たっぷりに大切に育てられた結果、疑うことを知りません。女性としては魅力的ですが、その反面、他人の悪い企みに気付くことができず、騙されてしまうことも…。

おっとりして品がある

幼いころから礼儀やマナーを躾けられている箱入り娘は、行儀が良く、立ち居振る舞いに品があります。ガサガサと慌ただしく動いたり喋ったりすることがなく、上品なオーラが出ているのです。

また、両親に大切にされているため、箱入り娘は物事に不平不満を持つことがありません。そのため、性格はおっとりしていて穏やかです。

男性に対してガードが堅い

箱入り娘の特徴として、男性に対してガードが堅いことがあげられます。理由は、親に管理されて育てられ、男性と接する機会が少ないためです。

男性というものをよく知らない上に、親が心配するからという理由で、男性に対して警戒心を非常に強く持っています。おまけに、付き合うなら心の底から好きになれる人、親が納得する人と、付き合うことに対してもハードルが高いのです。

恋愛経験が少ない

男性に対してガードが堅い箱入り娘に、恋愛経験が少ないのは当然といえるでしょう。男性に慣れていないため、話すだけでも恥ずかしくなってしまい、苦手意識すら持っています。

しかし、恋愛に憧れる気持ちは持っているため、友達の彼氏の話を聞くと羨ましく感じるのです。恋愛経験が少ないことが原因で、恋に恋する状態に陥りやすいといえます。

純粋でおっとりしている箱入り娘は、一見モテる要素が多いですよね。しかし、男性からすると厄介なこともあるようです。こちらでは、箱入り娘に対する男性の本音を、いいイメージと悪いイメージをあわせて紹介します。

親からのしつけがきちんとしてそう

「箱入り娘っていうと、親が金持ちなイメージ。いい学校に行かせてもらって、しつけもきちんとされてそう。行儀が良くて上品なイメージあるなあ。行儀悪い女は嫌だけど、行儀がよすぎる女も俺はちょっと苦手かな。一緒にいると肩がこりそうじゃない？適度にダラッとさせてほしい」（28歳/男性/技術職）

箱入り娘には、親からしつけをきちんとされているというイメージがあるようです。しかし、きちんとしすぎているところが、マイナスイメージになることも…。

わがままそう

「親にめっちゃ可愛がられてるってことは、わがままなんじゃないのと思っちゃう。欲しいものとか、したいこととか、我慢したことなさそう。与えられて当然って思ってそう。俺は親じゃないからそんな風にしてあげることはできないな～。与えるばっかりは嫌だから、箱入り娘を彼女にしたくないな」（32歳/男性/運送業）

親に可愛がられ、いいものを与えられることが当然な環境で育った箱入り娘。わがままそうだというイメージを持つ人は多くいます。

親が怖そう

「箱入り娘？親がことあるごとに口出ししてきて、うるさそうだよね。昔近所に住んでた同級生の女の子、親がめっちゃ怖くて、遊んでるときいちいち出てきて口出しするの。その子自身は嫌いじゃなかったけど、あまりにも親が怖いからあんまり遊ばなくなってったな。箱入り娘の親、そんなイメージ。本人悪くなくても、親が怖くて誘えない」（24歳/男性/営業）

箱入り娘の親は、娘の行動全てを把握したがり、「危ない、よくない」と判断したことには口を出してきます。親が厳しすぎることで、友人が離れていくことも多々あるのです。

結婚後の親のサポートがすごい

「兄の嫁がめっちゃ箱入り娘。付き合ってるときから、そんな金持ちのお嬢様と付き合って大丈夫かよって心配してたんだけど、まさか結婚までいくとは。

でも、蓋開けてびっくり。兄嫁の実家からのサポートがすごいの。家買うときの頭金出してくれたり、車買ってもらったりして。兄がいい旦那さんってあっちの親に認識されてるのも、大きいんだろうな」（21歳/男性/学生）

何かと面倒な箱入り娘ですが、親に気に入られた場合は「大事な娘の大事な人」として可愛がってもらえることも。結婚する場合は、こんなに心強いことはありません。

周りに「箱入り娘だね」と言われた経験があったり、前述の「箱入り娘の特徴」に多くあてはまった女性は、箱入り娘であるといえるでえしょう。こちらでは、世間知らずで男性に対する免疫がなく、恋愛に対して奥手な箱入り娘が、恋愛をはじめるための方法を解説します。

男性からあまり良いイメージのない箱入り娘。しかし、行動パターンや考え方を改めれば、おっとり上品な癒し系女子になることができますよ。

理想と現実は違うことを知る

少女漫画やドラマに出てくる男性キャラは、女性をリードし、優しい言葉をかけてくれますよね。しかし現実の男性は全く違います。

落ち込んでも優しい言葉をかけてくれるどころか気付かないことが多く、女性の感情の起伏に対しては基本的に面倒くさいと考えています。女性をリードしてくれるわけでもなく、鈍感で、欲しい言葉をくれるとは限りません。

理想と現実は違うことを知り、男性に対して期待しすぎることをやめましょう。

身近な男性と日常会話をする

男性に慣れるために、まず身近な男性と日常会話をすることがおすすめです。いきなり自分から男性に話しかけるのはハードルが高いため、まずは友達を交えて複数人でカフェや飲み会に行ってみましょう。仕事終わりが難しい場合は、ランチに行くという手もあります。

男性は完璧ではなく、父親的な存在なわけでもありません。しかし、宇宙人でもなければ、敵でもないのです。他愛のない話をし、男性の価値観を知れば、苦手意識を少しずつ克服できるでしょう。

初めての経験は素直に喜ぶ

男性と少しずつ話せるようになってきたら、「そんなことも知らないの？変わってるね！」や「さすが、お金持ちのお嬢様だね」と言われることもあるでしょう。しかしそれを、恥ずかしいと思う必要はありません。

男性は、どんなことでも「女性の初めて」を喜ぶものです。見栄を張って知ったかぶりをしてしまうよりも、「知らなかった、教えてくれてありがとう」と正直に言いましょう。デートや交際が初めての場合も、先に経験がないことを伝えておくと、そういうものだと思って接してもらえます。

自分の事は自分で出来るようになる

男性が箱入り娘に対して面倒だと思う原因の一つに、「自分の事が自分でできない」ということがあげられます。デートの際に、食べ物のオーダーや支払いなど、何から何まで彼にやってもらうような女性のままではいけません。彼はあなたの親ではないのです。

そして、親が必要以上に心配して干渉してくるのは、「娘は一人ではなにもできない」と思っているから。まずは食器を片付けたり掃除を率先してやるようにすることから始めて、最終的には一人暮らしができるくらいの家事能力を身につけましょう。

外の世界に触れる

箱入り娘は、とにかく外の世界を知りません。そのため、周りに「そんなことも知らないの？」と言われてしまうのです。

習い事を始める、カフェや買い物などに一人で出かけてみる、趣味を見つけるなどして、親とは無関係の外の世界に触れる機会を増やしましょう。人間関係が広がったり、知らなかったことを知ることにより、色々な価値観に触れることができます。

彼女にするには面倒くさそうなイメージの箱入り娘ですが、付き合うメリットはたくさんあります。箱入り娘ならではの長所ともいえますので、ぜひ参考にしてください。

一途に愛してくれる女性が多い

箱入り娘は、両親からたくさんの愛情を受けて育っています。そのため、自分の大切な人には愛情を注ぐことが当然と考え、一途に愛してくれるのです。

また、箱入り娘は男性経験が少なく、いい加減に付き合うことができないのも、愛情深く一途に愛情を注ぐ理由と言えます。かなり重いため、箱入り娘は遊び相手には不向きですが、真剣に付き合う相手としては最適といえるでしょう。

浮気の心配があまりない

一途に一人の男性を愛する箱入り娘には、浮気の心配がありません。彼氏に対し「この人をずっと大切にする！」という覚悟があるのです。

そのうえ、元々男性経験があまりないため、彼氏のことでいっぱいいっぱいになってしまいます。浮気どころか、他の男性を見る余裕もありません。

素直で人を見下すことがない

箱入り娘が親からたっぷりの愛情を受け、大切に育てられてきたということは何度も説明しているとおりです。親とコミュニケーションを取る時間も多く、金銭的にも精神的にも満たされています。

そのため、他人を僻んだり妬んだりという感情がありません。素直に相手の幸せを願ったり祝ったりすることができるのです。見栄を張る必要もないため、人を見下して自尊心を満たす必要もありません。素直で人を見下すことがない箱入り娘は、一緒にいると癒しになるでしょう。

約束を大切にしてくれる

箱入り娘は、親から言いつけられた門限や家庭のルールなどを、しっかり守ることが身についています。そのため、約束を大切に考え、必ず守ってくれるのです。

彼女が時間にルーズだったり、約束をすぐ忘れてしまったり、忘れすぎていて約束をしていたことすら覚えていなかったりということは、大きなストレスになりますよね。その点箱入り娘は、約束を忘れたり破ったりすることがありません。「あいつ、また忘れてないかな…？」と不安になるストレスから解放されるのです。

結婚相手としては最適

結婚を前提に付き合っている時や、結婚した後は、自分の両親や親せき、友人や会社の人などに相手を紹介する機会が増えますよね。箱入り娘は親にしっかりと礼儀やマナーを教えられているため、好印象を与えることができます。

一途に愛してくれて浮気の心配が少なく、旦那さんや周りの人を見下さない上に、マナーがしっかりしていて印象がいい箱入り娘。結婚相手として最適といえるでしょう。

真剣にお付き合いするにはピッタリな箱入り娘ですが、注意点もあります。普通の女性と付き合うときは、あまり意識することがない部分ですが、箱入り娘と付き合う場合はかなり重要なポイントです。さっそく見ていきましょう。

付き合うまでの順序を大切にする

箱入り娘と付き合う前は、付き合うまでの順序を大切にしましょう。箱入り娘は恋愛に関して非常に奥手で、考え方が古風なためです。

「雰囲気がいいから、まだ告白してないけどキスくらいしてもいいかな」や「スキがあるからセックスしてもいいだろう」という考えは厳禁。きちんと交際を申し込み、その後も段階を踏んで関係を深めましょう。

門限などの縛りが多い

箱入り娘は、何かと両親からの縛りが多くあります。男女交際となるとなおさらです。門限が早い、お泊まりデートはダメなど、普通の女性にはない約束事があります。

「結婚まではまだ考えてないし」や「少しくらい門限を過ぎても大丈夫だろう」と考えてはいけません。箱入り娘の彼氏は、娘のことを大切に思う両親の気持ちを大切にしなければいけないのです。

門限を破らない、何かあったら連絡するなど、態度で示すことが大切。できることなら親に挨拶をし、「この人になら娘を任せることができる」と思ってもらいましょう。

世間知らずな部分がある

箱入り娘の特徴の項目でも解説しましたが、箱入り娘は世間知らずです。最初は新鮮で可愛いと感じることもありますが、付き合いが長くなってくるとイライラしてしまうことも。

親が先回りして箱入り娘の世話を焼いて育ててきたため、判断力が低く決断力に欠けるところもあります。「なんでも俺に聞くな、任せるな！」と思うこともあるでしょう。

しかし、箱入り娘は、あなたをイラつかせるためにわざとやっているわけではありません。「知らないなら仕方ないね、教えてあげるから覚えようね」と、おおらかな気持ちで接することが大切です。

金銭感覚がズレている

箱入り娘は裕福な家庭で育っています。「バスがないならタクシーで行けばいいじゃない」という箱入り娘の感覚は、お金を稼ぐ大変さを知らないことが原因です。親から高級なものを買い与えられ、良いレストランに連れて行ってもらい、優雅な旅行に行っているため、金銭感覚がズレています。

箱入り娘と長く付き合うにあたって、金銭感覚のズレは障害になるでしょう。ズレてるなと感じたら、悩む前にしっかり話し合うことが大切です。

箱入り娘は、親に可愛がられ、大切に育てられた世間知らずの女性です。好きな女性が箱入り娘の場合は、世間知らずなことにイライラせず、おおらかな気持ちで接しましょう。

他人から見たら厳しい親ですが、娘を大切に思う気持ちが強いことのあらわれです。箱入り娘と付き合う場合は親とセットで考え、「娘さんを大切にします」という気持ちを伝えれば、公認の仲になることができますよ。

自分が箱入り娘だと思う女性は、まずは世間を知ることから始めましょう。外の世界を見ることにより、親がいかに自分に愛情を注ぎ、大切にしてくれているかがわかります。そして、親以外の人に自分のお世話をさせないように、一人でできることを増やしていきましょうね。