裏切られた時はどうすべき？正しい対処法や相手の心理・特徴も知ろう

心から信用していた人に、ある日突然裏切られたらとても辛いですよね。一緒に過ごした年月や距離感など、自分にとって相手の存在が大きければ大きいほど、裏切られた時のショックも大きいでしょう。

しかし、意外にも身近な人に裏切られた経験のある人は多く、そのほとんどが自分にとって特別な存在であったり、深く信用していた相手だったりするようです。では、いざ自分が裏切られた時、どのように対処していけば良いのでしょうか？

今回は、裏切られた時の対処法や裏切りやすい人の心理や特徴などについて、詳しく解説していきます。今現在裏切られて傷ついてしまっている人も、是非今後の参考にしてくださいね。

「裏切られた」と感じる相手は人それぞれ違いますが、やはり身近で親密な関係の人が多いようです。そもそも裏切りは信頼関係の元に起きるので、信用していない相手からの裏切り行為には気付いていない人も多いのかもしれませんね。

恋人

恋人とはただ一緒に居るだけで幸せを感じる人も多いのではないでしょうか。そんな相手に裏切られたとなると、心にとても深い傷を負うことでしょう。しかし、彼氏や彼女の浮気など、恋人に裏切られたことのある人は意外と多いです。

中には、何年も交際して信頼し合っていると思っていた恋人から裏切られ、立ち直るのが困難な状態にまでなってしまう人もいます。交際期間が長いと恋人に対して絶対的な信頼を抱いている場合が多く、その分裏切られた時のダメージが大きいようです。

友達

友達は一緒に遊んで楽しい時間を過ごすだけでなく、時には良き相談相手でもあり、刺激し合える仲間でもありますよね。しかし、その友達に裏切られた経験がある人が多いのも事実です。

これは男性よりも女性に多く、親友と呼べる深い信頼関係の友達であっても、ある日突然裏切られたりすることもあるようです。女性は元々嫉妬深く、グループ行動をしがちなので、少しはみ出した行動をすると友情に亀裂が入りやすいのかもしれません。

仕事仲間

社会人になると、学生時代の友達よりも、会社の同僚や上司などの仕事仲間と顔を合わす方が多くなる人も多いのでないでしょうか。

毎日顔を合わすうちに段々仲良くなって、仕事の悩みだけでなくプライベートなことも話すようになり、親友のような関係になることもあるでしょう。

しかし、そんな仕事仲間に裏切られた経験がある人も意外と多いです。特に成績重視のような会社の場合、派閥も起きやすいので、上司や後輩などから裏切られたりする例も少なくありません。

好きな人

まだ恋人関係ではなく、片思い中の好きな人に裏切られたというケースです。好きな人に振り向いてもらいたくて、一生懸命頑張っていたのに、陰で笑いものにされていたり、悪口を言われていたらとても悲しいですよね。

特に好きな人の人間性に魅力を感じていた場合、裏切られた時に「こんな人だということを見抜けなかった自分が悪い」と自分自身を酷く責めてしまう人もいるようです。

意外と自分の身近に潜んでいる裏切り行為。信じていたからこそ、裏切られた時にまさかと驚く人も多いでしょう。では、実際に「裏切られた！」と感じた男女の体験談をいくつかピックアップして紹介していきます。

彼氏が親友と浮気してた…

「彼氏の家に泊まりに行った時、夜中に彼氏のスマホが鳴って目が覚めたので、なんとなく画面を見たんです。そしたらなんと私の親友の名前が…！問い詰めたら半年も前から親友と浮気してたみたいです。どちらとも縁を切りましたが、本当にショックでした」(24歳/女性/アパレル)

恋人である彼氏と親友のどちらにも裏切られたパターンですね。友達に彼氏を紹介する時「親友だから大丈夫」と安心してしまっていませんか？こちらの女性意外にも、彼氏が親友や身近な友達と浮気して裏切られた体験談はいくつかありました。

たとえ親友であっても油断しすぎず、彼氏に紹介する時は一人の女性であることを意識しておいた方が良いのかもしれません。

友達だと思っていたのに悪口を言われてた

「すごく仲良しだと思っていた友達なんですが、ある時、その友達と別の友達との会話がたまたま聞こえてきてしまって…。まさか自分の悪口を言われていると思わず、最初は耳を疑いました。でも段々自分のことだと確信して、そこから関わるのをやめました」(26歳/女性/営業職)

信頼していた友達に悪口を言われて「裏切られた！」と感じた体験談は、特に女性に多い傾向がありました。

元々嫉妬深い性格の人は、最初は良好な友人関係であっても、何かをきっかけに自分が僻みの対象になる場合があるので、少し距離を置いた付き合い方をするのが良いかもしれませんね。

信頼してた同僚に堂々と裏切られた…

「会社で新しいプロジェクトの発表をしないといけない日があって、信頼している同僚に事前に俺が考えたプロジェクトを見せていました。そしたらなんと、同僚が"自分のプロジェクト"として俺のプロジェクトを丸パクリ。堂々と裏切られた感じでした」(29歳/男性/IT関係)

仕事の成績が直接給料や役職に影響する会社の場合、どうしても派閥が起きやすく、裏切られたりする機会が増えるようです。

会社の同僚も、仲良くなれば親友のような関係になることもありますが仕事上ではライバルという意識は忘れずに接しておく方が、後々の思わぬトラブルを防ぐことができるでしょう。

友達に好きな人の話をしたら態度が豹変！

「アルバイト先の店長に恋をしていたんですが、どうやってアタックすれば良いのかわからず、友達に相談したんです。そしたら、急に友達が私のアルバイト先に毎日来るようになって、店長に猛アプローチ！相談する相手を間違えたと心底思いました」(23歳/女性/飲食業)

人のものが欲しくなる人は世の中に一定数存在します。こちらの体験談の女性も、友達が人のものが欲しくなるタイプの人間で裏切られたのでしょう。

人のものが欲しくなる人は劣等感の強い性格をしていることが多く、友達の恋人や好きな人を自分のものにすることで、自分が優位に立とうとしているようです。実は自分の身近にも存在しているかも…！

上司に悩み事を相談したら会社中で噂に…

「入社してからずっと同期の女の子に片思いしてたんだけど、その子に彼氏ができてしまって…。かなり落ち込んで、上司に話を聞いてもらったんです。そしたら次の日、会社中から冷やかされて…。『誰にも言わないで欲しい』と言っていたのに！」(28歳/男性/営業職)

信頼している上司に裏切られたら、悲しいだけでなく仕事もやりにくいですよね。直属の上司であれば、全く関わらないようにするというのも難しいことでしょう。

裏切られたからと言って、あからさまに避けるのではなく、仕事は仕事と割り切って付き合い、自分のプライベートなことは話さないように、気持ちを切り替えて接するのが一番良いかもしれません。

告白した好きな人に裏切られた…

「好きな人に告白したら『ちょっと考えたい』と言われて、返事を気長に待ってたんです。ですが、彼が友達に笑いながら私の告白を再現してて…。更にいつまで私が待ってるかを友達同士で賭けていたんです！ずっと号泣しながら帰りました」(25歳/女性/事務職)

ここまで酷い裏切られ方をすると「なんでこんな人のことを好きになったんだろう」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。

しかし、裏切る人は二面性のある性格の人が多いようです。表の顔はとても人当たりが良く、裏の性格を見抜ける人はなかなかいないのかもしれません。

友達や親友、恋人など深い信頼関係にあっても、人を簡単に裏切ることのできる人も存在します。元々の性格もあれば、生まれ育った環境、自分が今置かれている状況など様々な要因が重なり、裏切りやすい人になってしまうようです。

では、裏切りやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか。実際に裏切られた体験談を元に調査してみました。

プライドが高い

プライドが高い人は「常に自分が優位に立っていたい」と考えているので、自分が優位に立つためなら簡単に人を裏切ることができます。

誰からも常に憧れの存在として見られたいと思っているので、自分より少し優れている人がいると、周囲に悪口を言ってその人の評価を下げようとすることもあるでしょう。

もし周囲に悪口をペラペラと言っているような人がいれば「もしかして…」と用心しておいた方が良いかもしれません。

損か得かを考えて動く

裏切りやすい人は「この人と仲良くしていれば、自分も一目置いてもらえる」と言うような損得感情で行動する傾向があります。いわゆるゴマすりタイプの人間ですね。

「昨日までは仲の良い友達だったのに、ある日突然無視されて裏切られた…」というような場合も、その人にとって一緒にいることが損と判断された可能性が高いです。

特に自分自身が有名になったり、役職の付く立場になった時に損得勘定で動く人が寄ってきやすくなります。自分と一緒に居ることが得と感じなくなった時に、突然裏切られたりすることもあるので注意しましょう。

噂話が好き

噂話はたいていの場合、ネガティブな内容の噂が多いですよね。他人の不幸は蜜の味というように、噂をすることでその人の評価が落ち、自分が優位に立てることが嬉しくて仕方ないのです。

また、噂話は話が誇張されていたり、そもそもその噂自体が作り話であることも多いです。裏切りやすい人は、噂話を作ることで自分が注目されようとすることもあるので、平気で嘘を付くという特徴もあります。

自分の話をしない

裏切りやすい人は、自分が人を裏切ることについては抵抗がありませんが、自分が裏切られたりすることには憶病です。自分の話をすることで他人に自分の弱い部分を知られてしまうことを恐れています。

また、自分自身が噂話の対象になることも恐れているので、友達の話は根掘り葉掘り聞くのに、自分のことになると話題を変えて話さなくなるような人は、用心したほうが良いかもしれません。

信じている人に裏切られたら、立ち直るまでに時間がかかるのは仕方がないことです。しかし、裏切られた後の気持ちの切り替え方や、行動によって立ち直るまでの時間を短縮することは可能です。では、どのように過ごしていけば良いのか、詳しい対処法について解説していきます。

「人の気持ちは変わるもの」と割り切る

学生から社会人になったり、独身者から既婚者になったり、自分の置かれている環境は日々変化していくものです。それは、裏切られた相手も同じで、裏切られた相手を取り巻く環境も日々変化しています。

以前はとても一途な恋人であっても、恋人を取り巻く環境が変われば恋人の気持ちも変化して、裏切られたりすることもあるかもしれません。

それは誰が悪い訳でもなく、仕方がないことです。「人の気持ちは変わるもの」と受け止め、自分自身も人生を次のステップに進んでいきましょう。

「可哀そうな人」と思っておく

親友や恋人など、自分が信頼していた人に裏切られたら辛いですが、そんな相手には裏切られた方が幸運です。

自分を信頼してくれている人を裏切ってばかりいると、自然と人は離れていくので、気付いた時には友達と呼べる人が誰もいないという寂しい状況になっているでしょう。

裏切られた相手には執着せず「可哀そうな人」と受け流し、また本当に心から信頼し合える相手を見つければ良いのです。

趣味に没頭する

裏切られた相手が恋人や好きな人だった場合、それでもまだ好きで裏切られた相手のことばかり考えてしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、いつまでも裏切られた相手のことばかり考えていても良い考えは生まれません。

趣味に没頭するなど、何か他に夢中になれるものを見つける方が、気分転換にもなりますし、冷静に考えることができます。趣味に没頭することで、思わぬ才能が開花する場合もありますよ。

許せないなら縁を切る

恋人の浮気などで裏切られた場合、一度許して再び交際を続ける人も少なくありません。しかし、どんな理由であっても、裏切られたことをどうしても許せない人ももちろんいるでしょう。

一度裏切られたら、今まで通りに信頼して付き合っていくのは難しいです。無理に許して関係を修復しようとせず、思い切って縁を切ってみる方が、綺麗サッパリ気持ちを切り替えることができる場合もあります。

裏切られたら、深く傷つきすぎて冷静な判断ができなくなることがあります。しかし、うっかり間違った判断をすると、更にトラブルに発展することもあるので注意が必要です。

復讐は時間の無駄！

信じていた相手だからこそ、裏切られたら復讐をしたくなるほど憎しみを抱くこともあるでしょう。しかし、復讐は何の解決にもなりません。

裏切られた相手のために、わざわざ自分まで人を裏切るような人間になるのは、人生の無駄使いです。復習に時間を使うよりも、今自分の周りにいる信頼できる人達に時間を費やす方が、よっぽど有意義な時間になりますよ。

感情的になりすぎるのも危険

裏切られたら、ショックのあまりに感情を取り乱してしまう人も多いです。信用していた人に裏切られた訳ですから、それは仕方のないことでしょう。しかし、感情的になりすぎると、冷静な判断ができなくなってしまいます。

また、自暴自棄になって命の危険にさらされることもあるので、注意が必要です。どうしても感情的になってしまう場合は、一度自分の気持ちを紙に書いてみると、少し落ち着くこともありますよ。

自分自身を責めない

「自分がこんな人間だから裏切られたんだ」と自分自身を強く責めてしまう人もいます。自分自身を責めてしまうと、相手の裏切り行為よりも自己嫌悪で頭がいっぱいになり、マイナスな考えばかり浮かんでしまいます。

もしかすると何か自分に原因があって、裏切ってしまったのかもしれません。しかし、問題はそこではなく、相手が裏切り行為をしたということです。

もし自分自身に何が原因があったのであれば、裏切るのではなく話し合いをするべきです。それをしないということは、相手は人を簡単に裏切る人ということでしょう。なので、自分自身を責める必要は全くありません。

無かったことにはしない

裏切られてとても傷ついているのに、気まずい空気になるのを恐れて、まるで何も無かったかのように裏切られた相手に接する人もいます。しかし、裏切られたことは紛れもない事実です。

無理をして今まで通りの関係を続けたところで、相手は改心しません。それどころか「この人は裏切っても許してくれる」と思われ、更に酷い裏切り行為をされる場合もあります。

たとえ相手と気まずくなったとしても、無かったことにはせず、きっちり話し合って問題を解決していくことが大事です。

友達や恋人などに裏切られた経験もあれば、逆に自分が裏切ってしまったことがある人もいるのではないでしょうか。一度失われた信頼を取り戻すのは難しいことですが、裏切ってしまったことを反省しているのであれば、関係を修復できる可能性は十分ありますよ。

まず自分の「裏切り」を認めること

自分が裏切ったことについて言い訳をするのではなく、素直に自分の裏切り行為を認めて謝りましょう。言い訳をすればするほど「反省する気がない」と思われて、ますます修復不可能になってしまいます。

どんな理由であっても、裏切ったのは自分です。そして相手はとても深く傷ついています。そのことをしっかりと受け止め、自分がした裏切り行為を反省しましょう。

すぐに許してもらおうと思わない

大切な友達や恋人を裏切って、相手を深く傷つけてしまったのに、謝ってすぐに許してもらおうと思ってはいけません。むしろ一度裏切ってしまうと、許してもらえる方が珍しいです。

相手が自分のことを信頼し、大切に思っていた分だけ、裏切られた時のショックは大きいものでしょう。どうしても関係修復を望むのであれば、ゆっくりと時間をかけて誠意を見せ続けることが大事です。

裏切られた人の立場になって考える

「裏切るつもりはなかったけど、結果的に相手から『裏切られた！』と思われてしまった…」なんてこともあるかもしれません。まずは相手の立場になって考え、裏切ってしまった原因が何なのかを知ることが大切です。

原因を考えずにただ謝って許してもらったとしても、また同じことであいてを裏切ってしまい、今度こそ修復不可能な関係になってしまいます。相手はなぜ裏切られたと感じたのかを相手の立場になってじっくりと考え、理解することが大事です。

自分の信念を貫くことも大切

相手にとっては「裏切られた！」と感じる行動であっても、自分にとっては人生をより楽しむために選択せざるを得なかった行動かもしれません。

裏切ってしまった罪悪感に囚われて、そこでせっかく踏み出した一歩を止めてしまうのはもったいないです。自分の行動が相手にとって裏切られたと感じる行動であっても、それが自分にとって正しい選択と思うのであれば、自分の信念を貫き通しましょう。

誰も傷つけずに人生を歩んでいくことは困難です。時には裏切らざるを得ない選択をしなくてはならない時もあります。信念を貫き通し、今よりも充実した人生を送っていくことが、裏切った相手へのせめてもの償いではないでしょうか。

信じていた人に裏切られたら、心のダメージが大きく、人生に絶望を感じてしまう人も多いでしょう。しかし、今は辛くても必ず時が解決してくれます。時が経った時にまだ憎み続けているよりも、笑い話に出来るほど人生を楽しんでいる方が幸せではないでしょうか。

そしてそれは、裏切られた相手への最大の復讐にもなります。裏切られた経験は、今よりも確実に心を強くし、人の痛みにも寄り添うことのできる人間に成長させてくれます。裏切られたことは起きてしまった事実で変えようがありません。

しかし、裏切られた後は、自分の考え方や行動次第で大きく変わっていきます。裏切られた後こそ、自分で幸せを掴む絶好のチャンスかもしれませんよ。