卑しい人との付き合いには注意が必要!
そこで今回は、卑しい人にはどのような特徴があるのか、なぜ卑しい人になってしまうのかなどについて詳しく解説していきます。また、卑しい人との上手な関わり方についてもお伝えしますね。
「卑しい」の意味
「卑しい」の読み方は「いやしい」で、食事の仕方が汚いときやお金にがめつい様子を表すときに使われる言葉です。
最近では聞かれることが少なくなりましたが、時代劇などで「卑しい身分」といっているのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。これは、身分や社会的地位が低いということを表しているのです。
「卑しい」の使い方からも分かるように、「卑しい」は「品がない」「貪欲」「みすぼらしい」「身分が低い」といった意味で使われています。
「卑しい」と「浅ましい」の違いは?
「卑しい」と同じようなニュアンスで使われてる言葉に、「浅ましい」があるのをご存じですか。「浅ましい」には「品がない」「嘆かわしい」「身分や容姿がみすぼらしい」といった意味があります。
「卑しい」も「浅ましい」も同じようなニュアンスで使われる言葉ですが、「卑しい」は、ある人の考えや行動に対する軽蔑の言葉として用いられるのに対し、「浅ましい」は「卑しい」の意味に加え、情けないという心情やそれに対する驚きも含んでいます。
例えば「彼女は食事の仕方が汚くて卑しい」は「彼女は食事の仕方が汚くて品がない」という意味ですが、「卑しい」を「浅ましい」にすると「彼女は食事の仕方が下品で嘆かわしい」というニュアンスになります。
出典:goo辞書『卑しい(いやしい) の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8D%91%E3%81%97%E3%81%84/#jn-15242
「この人卑しいなぁ」と感じたエピソード
もしかしたら、あなたの周りにも、これから紹介するような卑しい人がいるかもしれませんよ。
お花見で人の弁当にがっつくママ友…
「自分たちでお弁当を作ってお花見に行ったんです。でも、あるママ友が『これ、お昼ご飯ね』と菓子パンを1つ子供に渡したんです。その子が『これじゃ足りない』ってぐずっても知らん顔してるから、皆で少しずつお弁当を分けてあげました。そしたら、そのママ友が子供よりがっついてお弁当を食べてて、卑しいなぁと思いました」(31才/女性/事務)
このママ友、普段からレストランに行った時も自分は頼まず、みんなが注文した物から少しずつもらって食べているそう。お弁当持参ならこのようなことはないだろうと思ったようですが、相変わらず人の食事にがっつくという卑しさを見せられて、今後の付き合いを考えているそうですよ。
試食を何回ももらう友達!恥ずかしい!
「買い物がすんだから食事でもって話になったら、友達が『この先の食堂街で試食を食べていこうぜ。腹の足しになるよ』って。普段から『たくさん試食すると腹の足しになる』と言ってる奴なんですが、本当に試食でお腹を満たしているとは思いませんでした。一緒にいて恥ずかしかった」(23才/男性/製造)
こちらの男性の友達は、ときどき節約のために試食をたくさんしてお腹を満たしているとのこと。この男性も話には聞いていたようですが、実際に見たのは初めてで、驚きと恥ずかしさを感じたそうです。
試食は、購入目的のお客がどれを購入するか考えるために設けられているもの。それを食べるだけとなると、卑しさを感じずにはいられませんよね。
私の方があなたの恋人にふさわしいでしょって何?
「職場の同僚に『あなたの恋人、私の方がお似合いだと思うんだ』って言われたんだけど、どういうつもりなんでしょう?前にも同じようなことを言われて、恋人を奪われたんです。それなのに、また人の恋人をとろうとするなんて、あきれてしまいますよね」(27才/女性/コールセンター)
人の恋人を見ると欲しくなるのが、こちらの女性の同僚のような人でしょう。このような人は、たまたま自分が好きになった人の恋人が職場の同僚だったのではなく、職場の同僚の恋人だからこそ手に入れたくなるのでしょうね。
このような人は、誰かから恋人をとっても「悪かった」という気持ちになることはありません。反省するどころか、楽しんで人の恋人をとろうとしているのです。
平気で人を陥れるような嘘をいう
「職場で、俺の方が同僚よりも先に良いポジションに付いたんです。そしたら、嘘ばっかりついて俺のポジションを取ろうとするんですよね。実際のところ、いつも平気で人を陥れるようのことばかり言ってるのを上司も知っているから、問題ないんですけどね」(33才/男性/設計)
この平気で人を陥れるような嘘をつく男性は、こちらのエピソードを紹介してくれた男性と同期入社だそう。
この平気で嘘をつく男性は、自分だけが認められていないと感じ、いつも不平不満を口にしているとのこと。自分が評価されるためなら、平気で人を陥れようとしたり嘘をついたりしているようで、周りの人から卑しい人だと思われているそうですよ。
どうして人は卑しくなってしまうのか?
原因1:誰かを嫉妬してしまうから
「自分よりも仕事ができないのに、あの人の方が評価されている」「自分には恋人がいないのに、あの人にはすてきな恋人がいる」というように、どんなことに対しても嫉妬心をちらつかせてしまうのが卑しい人。うらやましいという思いや、認めてもらえないという不満が、嫉妬心を膨張させているのでしょう。
また、「自分の方が認められるはず」「あの人の恋人と一緒にいてふさわしいのは自分」というように、もっと自分が認められるべきだ、価値があるはずだと思っていても、実際はそうではないことが多いため、誰かに嫉妬し卑しくなってしまうのでしょう。
原因2:自分の欲求が満たされないから
欲求が満たされないことでも、卑しい性格になることがあります。仕事で評価されたい、すてきな恋人が欲しい、もっとお金を手に入れたいなど、人それぞれ、いろいろな欲求がありますよね。
欲求が満たされるのは、とても嬉しいし幸せな気持ちになるものですが、欲求の全てが叶えられるわけではありません。たいていの人は、そのことをしっかり理解して少しずつ欲求を手に入れられるように努力しています。
しかしながら卑しい人は、他の人がどれだけ努力して欲求を満たしてきたかということには着目せず、自分だけが欲求を満たされないと思ってしまいがち。努力ではなく、良くない方法などで手に入れようとするので、卑しいと思われてしまうのです。
原因3:お金にがめつい
お金を自分の手元に残しておくためなら、人からなんと言われても動じないタイプに多いのが卑しい人でしょう。
食べ放題や飲み放題のところに行くと、「元を取らなきゃ損」とばかりに、たくさん食べたり何杯もおかわりしたり。たとえ食べ過ぎや飲み過ぎで体調を崩してしまったとしても、支払った金額分以上の食べ物を口にできれば満足なのです。
また、複数で食事に行った際も1円単位までしっかり割り勘にしたり、「今日はたくさん食べなかったから」と支払う金額を他の人より少なくしようとしたりする傾向も。ときには、奢ってもらって当然という態度でいることもあるでしょう。
このようなお金にがめつい行動が、人から卑しい感じがしてイヤだと思われてしまう原因といえるでしょう。
原因4:ストレスがたまっているから
ストレスがたまり過ぎていると、正しい行いができなくなってしまうことがあります。それは、心にゆとりがないため。
心にゆとりがあって落ち着いているときには卑しい行動をしない人でも、ストレスがたまって心身ともに疲れ切っているときは、物事の善し悪しの判断が鈍ってしまうことがあります。
そのため、ストレスがたまり過ぎているときは、本人にそのつもりはなくても卑しい行動をしてしまうのかもしれません。また、ストレスを発散させるために卑しい行動をしている可能性もあるので注意が必要です。
原因5:育った家庭の影響
育った家庭環境によって、卑しい人になってしまう可能性があります。例えば、親や親戚が卑しい性格をしていたとしましょう。自分が育った環境において日常的に卑しいことが行われていれば、それが普通だと思うもの。
卑しい人たちがいる家庭で育ったことで、卑しい行動をすることに違和感を覚えない人に育ってしまい、結果として卑しい考え方や行動をしながら人生を送ることになるでしょう。
また、卑しい家庭でなかったとしても、人の気持ちになって行動する、感謝の気持ちを持つなど、一般的なマナーなどを幼い頃に教えられなかった場合も、卑しい人になる可能性があるのです。
注意!卑しい人の特徴&性格《前編》
そこで、卑しい人の特徴や性格について見ていきましょう。一般的にどのような人が卑しいと思われるのか、また自分が卑しい考えや行動をしていないかについてもチェックできますよ。
特徴1:ケチな性格
ケチな性格をしている人を見ると、卑しい感じがしますよね。自分が余計にお金を出すのはイヤだと言わんばかりに、1円単位まできっちり割り勘にしたり、お会計になると「ちょっとトイレに行ってくるね」とレジの前からいなくなってしまったり。
また食べ放題のようなところでは、支払った金額以上の飲食をしなければならないと考えているようで、お皿を山盛りにして何回もおかわりします。そんな姿を見ると「絶対に損をしたくないんだな」という気持ちが伝わってきますよね。
特徴2:「無料」という言葉に弱い
卑しい人は、無料という言葉に弱いです。弱いと言うよりも、無料という言葉が大好きと言った方がふさわしいかもしれません。それほどまでに、卑しい人は無料という言葉に執着します。
スーパーなどで試食会をしていることがありますよね。たいていの人は、1人1回食べる程度ですが、卑しい人は購入するわけでもないのに何度も食べに行ってしまいます。また、無料のティッシュや化粧品の試供品などが家にたくさんある、という人もいるでしょう。
このように、無料とあればなるべくたくさん手に入れようとするので、卑しいと思われてしまうのですよね。
特徴3:自分の都合が良いようにしか行動しない
自分の都合の良いようにしか行動しないのも、卑しい人の特徴といえるでしょう。誰かのために何かしようと考えることはなく、自分のことを優先して考える自己中心的な性格をしているのです。
また、「この人の下に付いていると出世できるかも、給料がアップするかも」と、自分に都合の良い立場の権力者や上司などに対してぺこぺこしたりおだてたりと、普段ならしない行動をするのも卑しい証拠。
このように、卑しい人は、最終的に自分にとって好都合な状態で物事が完結するように行動する特徴があるのです。
特徴4:マナーが悪い
マナーが悪いのも卑しい人の特徴といえるでしょう。基本的に自分の考えが正しいと思っており、自分にとって都合の良い行動しかしたくないという考えの持ち主。そのため、一般的なルールやマナーが自分にとって都合が悪いものであれば、それを守る必要はないと思っているのです。
したがって、欲しいものをいち早く手に入れるために長蛇の列に横入りしても、歩きたばこのあげくポイ捨てしても、特に気にならないのです。多くの人が気持ちよく過ごすためのマナーやルールは、卑しい人にとって守らなければならないことではないのです。
注意!卑しい人の特徴&性格《後編》
続けて紹介する卑しい人の特徴&性格《後編》も、卑しい人の品のなさや貪欲さがよく分かる内容となっていますので、ご覧ください。
特徴5:食事の仕方に品がない
一般的なマナーが悪いことからも分かるように、食事の仕方に品がないのも卑しい人の特徴。お皿の上に料理を山盛りに乗せる、箸やフォークなどの持ち方が間違っているなど、食事のマナーも良くありません。
また、食事をするとき、ガッツつく、音を立てる、口の中に食べ物が入っていてもかまわず話し出すなどの行為をするため、見た目がとても汚いのです。しかも、食べている姿を見たくないと感じて思わず顔を背けてしまうほどひどいもの。一緒にいて、とても恥ずかしい思いをしてしまうのです。
やはり食事をする時は、お茶碗を持つ、音を立てないようにする、落ち着いて食べるなど、食事のマナーに気を配り品良く食べたいものですよね。
特徴6:感謝することが少ない
人に何かしてもらったら、たいていの人は「ありがとう」という気持ちでいっぱいになりますよね。しかしながら、卑しい人は誰かに感謝の気持ちを抱くことはあまりありません。
それは、自分の努力によって今の良い状況が保たれていると思っているためです。また、誰かが自分を手助けしてくれていることに気がつかないということもあるでしょう。反対に、気付いていてもやってもらって当然だと思っている場合も。
この様なことから、卑しい人は誰かに対して感謝の気持ちを抱くことが少ないのです。
特徴7:平気で嘘をつく
自分が優位に立つためだったら、嘘だって平気でつけるというのが卑しい人。卑しい人は、嘘をつくことによって、誰かが傷付いたり陥れられたりする可能性があることなど全く気にしません。
どちらかというと、嘘をつくという行為は、自分が優位に立つためや願望を叶えるために必要なことであると考えているのです。
そのため、嘘をついて誰かが傷付いたとしても気にすることがありません。また、嘘をついたことすら、すぐに忘れてしまうのです。
特徴8:何でも手に入れようとする
「今日のお料理おいしかったから、家でも食べたいな」「○○の恋人、すてきだな。あんな恋人がいたら良いな」などと思うことは誰にでもあることでしょう。
しかしながら、卑しい人は思うだけでは気が済まず、他人が景品にもらった品物や食事に行った際の食べきれなかったもの、知り合いの恋人など、欲しいと思ったら何でも手に入れようとしてしまう傾向があるのです。
欲しいものを手に入れるためなら、泣き落としや嘘など朝飯前といった感じでしょうか。周りの人から「ずるい」「せこい」「人の物を奪う人」というようなことをいわれても、痛くもかゆくもないと思っているのです。
卑しい人への上手な対処法
そこで、卑しい人とうまく関わっていくための方法として、上手な対処法を紹介します。こちらの対処法を参考に、程よい距離感で卑しい人と関わっていくようにしてみてくださいね。
話は軽く受け流すようにする
誰かを陥れるようなことや嘘などを話すことが多いのが卑しい人。そのため、卑しい人の話を全て真に受けて聞いてしまうと、周りの人から同じ卑しい人だと思われてしまう可能性もあるでしょう。
反対に、「その話は嘘だよね」と面と向かって言い返すと、今度は自分が卑しい人のターゲットにされてしまうかもしれません。できれば無視して関わらないようにしたいところですが、職場などでそのような対応をするのは社会人として不適切です。
そのため、卑しい人の話は聞くけれども、その話に賛同も反対もしないようにするなどして、卑しい人の話を軽く受け流すようにしましょう。
距離を置くのも効果的
同じ部署の人が卑しい場合は、どうしても関わることになってしまいますが、そうでなければ卑しい人とは距離を置くようにするのも効果的。距離を置くことで、自然に関わることが少なくなっていくはずです。
しかしながら、距離を置いたからと言って、無視するのは良くありません。仲良く話をする必要はありませんが、せめて顔を見たときは挨拶するなど、社会人としてのマナーはしっかり守るようにしましょう。
自分のプライベートな話はしない
自分のプライベートの話を卑しい人にすることはやめましょう。なぜなら、その話の中に卑しい人が羨ましい、手に入れたいと思う内容が含まれている可能性があるからです。
たいていの人は、他の人からプライベートの話を聞かされて、羨ましいと思っても、横取りしてまで手に入れようとしたり、その人を陥れようとしたりすることはありません。しかしながら、卑しい人は嬉々として、そのような卑しい行動をしてしまうもの。
どのような話が卑しい人のターゲットになるか分かりません。後で嫌な思いをしなくてもいいように、はじめから卑しい人にはプライベートの話をしないようにするのが得策なのです。
イラつかず冷静に対応する
卑しい人は、平気で嘘をつくこともあれば、職場での地位や恋人、食事やお菓子など、他人の物でもちゅうちょすることなく奪おうとすることもあります。
そのような行動に振り回されてイラついてしまうと、卑しい人のペースに巻き込まれてしまう可能性もあるでしょう。相手がどのような反応を見せるのかを楽しみにしている卑しい人に、怒ったり言い返したりしては、卑しい人の思うつぼ。
人を嫌な気持ちにする話し方をしていることに気がつかない卑しい人には、冷静に対応しましょう。そうすることで、卑しい人から攻撃されることもなくなっていくはずです。
卑しい人とは距離を保ち上手に関わっていこう
とはいうものの、職場などさまざまなところに卑しい人はいるので、どうしても関わらなければならないときもあるでしょう。この様な場合は仕方がありませんが、できるだけ距離を置いて接することで、ターゲットにされたりトラブルに巻き込まれたりするのを避けることが大切です。
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