飲み込みが早い人の特徴とは？飲み込みが遅い人が早くなる方法も！

飲み込みが早い人と遅い人がいたら、どちらに良いイメージを抱くでしょうか。おそらく大多数の人は「飲み込みが早い人」と答えることでしょう。となると、飲み込みが早いという時点で、すでに有利であることがわかりますね。

とはいうものの、飲み込みが早い人はなぜ何かと有利なのでしょうか。さらに言えば、飲み込みが早い人とは、いったいどのような人のことを言うのかも気になりますよね。

日常的によく使う言い回しではありますが、何がどうなれば飲み込みが早い人なのかを明確に説明できる人は、少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、飲み込みが早い人は何かと有利とされる理由を、飲み込みが早い人の特徴から探っていきます。

飲み込みが早い人という表現は、一般的に褒め言葉と感じる人が多いでしょう。そんな飲み込みが早い人に対して、周囲の人たちはどんなイメージを持っているのでしょうか。

まずは飲み込みが早い人のイメージを、男女それぞれに尋ねた意見からご覧ください。

飲み込みが早い人は要領も良い！

「新人教育をしています。仕事の内容がわからないのはみんな同じなんだけど、飲み込みが早い人は教えたあと、要領よく仕事をこなすんですよ。一方、飲み込みが遅い人は要領が悪い。『いや、そっちからやるとダメでしょ！』っていうやり方になっていますね」（28歳/女性/経理職）

仕事の中には、順序良く行うことでスムーズに進む場合が少なくありません。飲み込みが早い人は教えてもらったら、まずは何から始めればいいかを考えるため、効率よく仕事を進めます。

一方、飲み込みが遅い人はとりあえずできることから取り掛かるので、仕事の順序が行きつ戻りつします。これでは要領が悪くなるのも無理はありませんね。

職場で重宝される気がする

「職場にとても飲み込みが早い男性がいます。要領よく仕事を仕上げるし、ミスもない。そのため、新しい仕事の時に上司からご指名されるのがお決まりです。でも、周囲もみんな彼が飲み込みが早いとわかっているので、嫉妬されたりひがまれたりということはありません」（26歳/女性/デパート勤務）

デパートを筆頭に、小売業では四季折々に合わせた企画を考え、実施していますよね。新しいことをしないといけない時、上司としては飲み込みが早い部下なら説明も要点だけで済みますし、後は任せておけばやってくれるという安心感があるのでしょう。

実際にやってのけるとなれば、周囲が一目置くのも納得ですね。

周りのことをよく見ている

「僕が所属している部署はざっと20人くらいいるんですけど、その中に周囲のことをよく見ていて、とても気の付く女性がいるんです。それだけでもすごいと思うのに、とにかく飲み込みが早い。いろんな人から仕事の助けを求められるのに、苦も無く仕上げてしまいます。その様子はまさに舌を巻くって感じです」（28歳/男性/営業事務）

事務の仕事もいろいろあり、営業マンをサポートする営業事務の業務は多種多様です。その点、飲み込みが早い人は周囲の状況をよく見ているため、誰がどんな仕事をしているかをよく把握しています。

そのため、「あの人からのSOSはおそらくこれ！」と予測がついているのではないでしょうか。

しっかりメモを取っている

「新しいプロジェクトのリーダーをする時に飲み込みが早い人と遅い人の違いは、最初の説明でメモを取っているかいないかだと感じます。メモを取っている人は飲み込みが早く、効率よく確実に仕事をこなしてくれますが、メモを取らない人は要領が悪い。『頼むからメモくらいは取って』と言いたくなる」（29歳/男性/会社員）

最近はチームでプロジェクトに取り組むケースが増えてきました。こうした背景から、キャリアを重ねるにつれ、リーダーになる人も多いでしょう。

その際、飲み込みが早い人を見極める要素が「メモを取っているか否か」だとなれば、メモを取らないとチャンスを逃がすことになりかねません。たかがメモ、されどメモですね。

飲み込みが早い人には、そう言われるだけの特徴があります。では、いったいどのような特徴を持っていると、飲み込みが早い人になるのでしょうか。

ここでは、飲み込みが早い人に見られる特徴をご紹介します。

洞察力が優れている

要領よく何かをこなすには、どこに何があるのかを知っておくことが大事ですよね。必要な物がどこにあるかを把握していると、探す手間が省けます。

そのため、周囲の状況を把握する洞察力に優れているのは、飲み込みが早い人の特徴です。教えてもらったことはもちろんですが、教えられなくても周囲の人の動きをよく観察していますので、どこに何があるかを覚えています。

そんな飲み込みが早い人に仕事を任せた際、伝えていなかったにもかかわらず、仕事に必要な品を用意していることがしばしば。これは鋭い洞察力を持ち合わせているがゆえに、どこに何があるのかを、教えられる前に見て知っているからです。

分からない事はすぐに質問する

飲み込みが早い人は、最初の説明をしっかりと聞きます。その上で、分からない事はすぐに質問するのが特徴です。説明の段階で尋ねていれば、仕事に取り掛かる前に疑問を払拭しておけます。

それだけでなく、仕事を始めてからも分からない事があればこまめに聞いてきます。分からないまま進めてしまうとミスにつながると分かっているためです。

その際も、飲み込みが早い人は「誰に聞くべきか」を的確に判断します。さらに、尋ねるのに適している人の優先順位を把握しているのも特徴です。

自分でマニュアルを作っている

どんな時も何かを教わる時にはメモを取るのが飲み込みが早い人の特徴ですが、このメモをそのままにしておかないのも特徴です。

メモというものはどうしても大急ぎで書きますよね。メモを取らない人に比べれば、大急ぎで書いたメモでも役に立ちますが、やはり見づらいのは確かです。

そのため、飲み込みが早い人はメモを取ったら記憶に残っている間にすぐに整理し、要点をまとめて自分のマニュアルを作ります。

ただ、このマニュアルは飲み込みが早い人だけがこなせる内容になっていることが多く、万人向けの仕上がりにならないのも特徴です。

自分から積極的に取り組む

飲み込みが早い人は要領よく仕事をこなすので、仕事にかかる時間が短いのが特徴です。そのため、同じ仕事をしていても自分だけさっさとやり終えてしまうことが珍しくありません。

とはいえ、飲み込みが早い人は自分の仕事が終わったからといって、ぼさ～っとすることはなく、積極的に他の仕事を探しに行きます。

その結果、同僚よりもレベルの高い仕事を先輩からもらってくることもしばしばです。こうした自ら積極的に仕事に取り組む姿勢により、気が付けば同僚を置いてきぼりにしてどんどんレベルアップしていることがよくあります。

飲み込みが早い人には、さまざまな特徴があるとわかりました。そう言われてみれば、確かにどれも好ましい特徴ばかりと感じた人も多かったのではないでしょうか。

そんな好ましい特徴を備えた人は、いったいどんな性格の持ち主なのでしょう。特徴に続いては、飲み込みが早い人の性格を見ていきます。

素直な性格

やったことがない物事に取り組む際は、すでにできる人から教わることも多いですよね。

飲み込みが早い人は素直な性格の持ち主が多く、自分の知らない知識を持ち、すでにできる人のいう事に素直に耳を傾けます。そして、教わった通りに行い、短時間で効率よく終わらせることがしばしばです。

教わる相手にもよりますが、教えてくれる人が上手な場合は、最も効率よく行う方法を教えてくれるでしょう。つまり、教えられた通りにするのが一番ベストなのです。

そもそも、知らない人に何かを教えるのは大変ですよね。飲み込みが早い人は、そんな教える側の大変さもよく理解しています。

向上心が強い性格

飲み込みが早い人は最初は教えられた通りに仕事を行いますが、しっかりできるようになると「もっと効率よくする方法はないか」を考えます。いわゆる向上心が強い性格なのです。

初めて教えてもらった通りに行うのは、いわば基本のマスター。飲み込みが早い人は、この基本はきちんと守りながら、さらに効率よくこなすにはどうしたらいいかを考える、向上心が強い性格をしています。

そんな仕事ぶりは、基本を教えた人に「教えたことを守りつつ、さらに進化させたな」とわかるのが特徴です。そのため、やり方を変えたと悪感情をもたれることなく、ポジティブに受け止めてもらえます。

努力家

飲み込みが早いという特徴には、持って生まれた要素もあるでしょう。けれど、たいていの人は子供のころから努力をしています。そんな努力家な性格が、自分で自分を「飲み込みが早い人」に育てていくのではないでしょうか。

よく、努力は人を裏切らないなどと言いますが、努力を重ねる努力家であれば勉強もしっかりこなしてきたでしょう。その結果、知識を増やし、理解力を高めてきたと考えられます。

飲み込みが早い人に努力家の性格の人が多いということは、努力なしに飲み込みが早い人にはなれないと言っていいでしょう。

謙虚

飲み込みが早い人は、謙虚な性格をしています。この謙虚さがよく表れているのが、メモを取るという行為です。

そもそも物を教えてもらうには、教えてくれる人に仕事を中断させ、時間を取らせることになりますよね。だからこそ「教えていただく以上はしっかり聞かねば」という考えから、できるだけ忘れないようにメモを取るという行為につながります。

さらに、飲み込みが早い人の謙虚さは相手が誰であろうと変わりません。たとえ年下や後輩であっても、自分の知らない事を教えてくれる人からは常に学ぼうとする謙虚さを持ち合わせています。

こうした性格が、周囲の人たちに「あの人には教えてあげよう」という気にさせるのは明らかですね。

飲み込みが早い人は、飲み込みが早いということ自体がすでに長所ですよね。とはいうものの、ここではもう少し具体的にその長所を掘り下げていきます。

また、人には長所もあれば短所もあるものです。となれば、飲み込みが早い人にも短所があるはず。

ということで、ここでは飲み込みが早い人の長所と短所をまとめてご紹介します。

長所：仕事で出世しやすい

飲み込みが早い人の長所に、仕事で出世しやすいという点が挙げられます。

ここで、少し視点を変えて考えてみましょう。例えば自分が上司で、仕事を任せる部下を一人選ばなければならないとします。

その際、飲み込みが早い人と飲み込みが遅い人のどちらを選ぶでしょう。おそらく、大半の人が飲み込みが早い部下のはず。説明をしっかり聞いて理解してくれる飲み込みが早い人なら、説明の時間を短くできます。

こうした飲み込みが早い人は仕事を効率よく行うだけでなく、分からないことはそのままにしておきませんので、上司も安心するのが特徴です。結果的に大事な仕事を任される機会が増えるとなれば、出世しやすいのも分かりますね。

長所：トラブルに巻き込まれにくい

飲み込みが早い人は、仕事はもちろん周囲の状況を常に把握しているため、トラブルを回避する能力が高いのが長所です。この長所が生かされると、トラブルに巻き込まれにくくなります。

なぜかと言えば、効率よく行うことで仕事がはかどりますし、分からないことはその都度確認するため、修正で手間取ることもありません。

また、人との関係では誰がどんな仕事をし、自分の仕事とどう関わっているか、常に状況把握ができています。その結果「あの人の仕事が終わらないと次へ進めない」といったことも起こりにくくなるでしょう。

こうした仕事と周囲の状況の両方を把握する能力がリスクを遠ざけ、トラブルに巻き込まれにくい状況を生み出します。

長所：社内のたくさんの人に顔を覚えられている

飲み込みが早い人は、会社の規模にかかわらず、多くの人に顔を覚えられているという長所があります。小さな会社ならほぼ全員ということも珍しくありませんし、大きな会社であればさまざまな部署の人に知られているのが特徴です。

多くの人に覚えてもらえる理由は、飲み込みが早いために仕事ができ、上司からの信頼が篤くなるからです。その結果、上の人たち同士の間で情報交換が行われ、他の部署で「○○の件については、あの人に聞いてくれ」という指示がなされます。

それを受けて、実際に仕事をする人が「○○さんはいる？」となり、あちこちから声がかかることに。その結果、社内のたくさんの人に知られていくというわけですね。

短所：人に教えるのが下手な場合も

長所ばかりのように思える飲み込みが早い人にも、短所はあります。とりわけ多く見受けられるのが、人に教えるのが下手なことです。

そもそも飲み込みが早い人は、相手の言う事に謙虚に耳を傾けてメモを取った後、さらに理解を深めてレベルアップさせます。そのため、全てを聞かなくても、途中で理解してしまうことが少なくありません。

そんな飲み込みが早い人の説明は、難しい語彙や表現が多くなりがちです。そのため、教わる側は「説明そのものが難しすぎて分からない」ということがよくあります。

こうした教えるのが下手なところは、飲み込みが早い人が特に気を付けたい短所ではないでしょうか。

世間にはさまざまな人がいますが、その中には飲み込みが早い人もいれば、飲み込みが遅い人もいます。

飲み込みが早い人にはポジティブなイメージが強いのに対し、飲み込みが遅い人はいささかネガティブなイメージを持つのではないでしょうか。

そこで、ここからは飲み込みが遅い人の特徴を見ていくことにしましょう。

集中力がない

飲み込みが遅い人の最大の特徴が、集中力がないことです。そもそも、何かをするには一定時間集中しなければなりませんよね。人から教わるにも、作業をするにも、その瞬間は集中力が求められます。

ところが、飲み込みが遅い人は集中力がないので、何か気になることがあるとそちらへ関心が向いてしまいます。となると、やるべきことが必然的におろそかになるでしょう。覚えておかなくてはいけないことも、他に気を取られればどうしても忘れてしまいます。

結局、どこまでやったかわからなくて最初からやり直したり、また説明を聞きに行く羽目に。こうした集中力がない特徴からの行動が、周囲から「飲み込みが悪い」と思われる理由です。

要領が悪い

飲み込みが遅い人の中には、集中力はあるものの要領が悪いという人もいます。こうした人は、一度に一つのことだけしか意識を向けられないのが特徴です。

仕事をする際、同時進行させられるものは一緒にやってしまえば、作業効率が格段にアップします。けれど、飲み込みが遅い人はこの同時進行ができません。

その結果、一つ仕上げてから次に取り掛かるといった具合に、とにかく時間がかかってしまうというわけです。

分からないことがあっても聞かない

飲み込みが悪い人は、分からないことがあっても聞かないという特徴があります。

仕事にしても勉強にしても、分からないことがあるとストップしてしまいますよね。そこで分かる人に聞かなければ、ずっと分からないままです。

しかも分からないままでいたのでは、仕事の話をされても理解するのに時間がかかったり、何のことやらそもそも理解できないという事になりかねません。話している方からすると、「飲み込みが遅い人だなあ」となるのも当然ですね。

要点が定まっていない

要領が悪い人は、何をするにも要点が定まっていないのが顕著にみられる特徴です。たいていの場合、物事には着手する順番があります。

いわゆる優先順位と呼ばれるものですが、飲み込みが遅い人は物事の要点を見抜く力が弱いため、要点が定まらないまま物事に取り掛かることが少なくありません。

また、物事の優先順位を見極める力も不足しているので、行き当たりばったりに始めることもしばしばです。

このように要点が定まらないまま始めることにより、「こっちが先だった」「あれもやらなくては」とやるべきことがどんどん広がっていき、結局は一つも片付いていないということがよくあります。

飲み込みが遅い人の特徴が分かると、この特徴によってどんな性格の人になるのかが気になってきますよね。

そこで、ここでは飲み込みが遅い人の性格をご紹介します。飲み込みが早い人の性格とどこがどう違うのか、比較しながらご覧ください。

プライドが高い

飲み込みが遅い人に多い性格に、プライドが高いことが挙げられます。このプライドの高さが、わからないことがあっても人に聞けない大きな原因と言えるでしょう。

また、プライドの高さが邪魔をして、素直に人の意見に耳を傾けられない人になります。結果的に「ああ言えばこう言う性格の人」と周囲に認定されてしまい、「あの人には言わなくてもいい」となるでしょう。

こうなると、情報も遮断されてしまい、ますますわからないことが増えてしまいます。自分に自信を持つためにプライドを持つのは大切ですが、高すぎるプライドは考えものですね。

頑固な性格

頑固な性格も、飲み込みが遅い人に多くみられます。頑固な性格の場合、人の意見を聞くには聞くものの、結果的に自分の意見に固執するでしょう。

こうした傾向は、これまでの経験や実績に強い自負を持つ人や、マイルールに強いこだわりがある人にありがちな性格です。どれだけ効率のいいやり方があっても、とにかく自分のやり方に頑固にこだわり、変えようとしません。

今の世の中は非常に変化が早く、柔軟に対応しないと時間や手間がかかることも増えましたよね。そんな目まぐるしく変わる時代にあって、かつてのやり方や考え方に頑固にこだわる性格だと、飲み込みが遅い人になるのも無理はありません。

面倒くさがり屋

飲み込みが遅い人には、面倒くさがり屋な性格の人も大勢います。そもそも、飲み込みが早い人は教えてもらう時はメモを取り、そのメモをマニュアルにまとめるといったこまめな性格の持ち主です。

こうしたこまめさが知識を増やし、理解力を更に加速させる大きな要素。となると、何をするにも面倒くさがる性格の人の知識が増えるはずはなく、理解力が速まることもありません。

そんな面倒くさがりな性格の人にとっては、ちょっとした仕事も大変に思えるでしょう。その結果、ますます面倒くさくなり、たった一つの仕事を仕上げるのに多くの時間を要することになります。

勇気がない

飲み込みが遅い人は、勇気のない性格の人が少なくありません。もともと何事においても勇気のない性格の場合もあれば、何かきっかけがあって性格が変わる場合もあります。

そもそも、人はどれだけ気を付けて物事に取り組んでも、失敗をすることがあります。これは人間が完璧ではない以上、仕方のないことです。とはいえ、失敗すれば上司に怒られ、同僚から冷たい視線を浴びることもあるでしょう。

もともと勇気がない性格の人は、失敗を恐れるあまり慎重になり過ぎる傾向があります。また、失敗から勇気のない性格になった場合、できるだけ失敗を避けようとするでしょう。

どちらの性格にしても時間がかかり、飲み込みが遅い人になるのは必至です。

飲み込みが早い人と遅い人ができあがるのは、それぞれの人が持って生まれた要素も大いに関係しているでしょう。とはいえ、自分が飲み込みが遅い人に該当しているとわかったら、飲み込みが早い人になりたいと考える人は多いのではないでしょうか。

実は、飲み込みが早い人になるにはいくつかの方法があります。「自分は飲み込みが遅いかも…」と感じた人は、ぜひ実践してみてくださいね。

すぐに調べる習慣をつける

飲み込みが遅いと感じるなら、自分の習慣を見直す必要があります。もしもわからないことがあった場合にそのままにしているのであれば、すぐに調べる習慣を付けましょう。

この方法のメリットは、調べることで理解が深まり、これまでおもしろくなかったことがおもしろく感じられてくる点です。

こうなればしめたもので、そのうち、わからないことがあればすぐに調べずにはいられなくなるでしょう。また、調べること自体、面倒くさいと思わなくなるのもメリットです。

このように、わからないことがあればすぐに調べる習慣をつけると、必然的に知識が増えます。そうすると理解力もついてきて、徐々に飲み込みが早い人へと変わっていけるでしょう。

疑問点を放置しない

飲み込みが早い人になるためには、疑問点を放置しないことも重要です。そもそも疑問とは、わからないことや疑っていることを意味します。

こうした疑問点を解決するには、よく知っている人に質問をしなければなりません。つまり、わからないことがある時に自分で調べて理解するのとは違い、疑問点を解決するには人に尋ねる必要があるのです。

飲み込みが遅い人は高すぎるプライドや面倒くさがりな性格のために、人に聞くことを嫌がる傾向が見られます。けれど、人に尋ねずに疑問点を放置したままではいつまでたっても前に進みません。

飲み込みが早い人になりたければ、よく知っている人に質問し、教えてもらう方法の実践は必須と言えるでしょう。

イメージする力をつける

飲み込みが早い人になるには、物事をイメージする力を付ける必要があります。いわゆるイメトレで、頭の中でまず想像するのです。

例えば、大きさの異なる5枚のDMの封入作業をするとします。この場合、袋を手に取って1枚ずつDMを入れていくのと、5枚のDMをまとめてから袋に入れるのでは、どちらが効率がいいでしょうか。

明らかに効率がいいのは、DMをまとめて封入する方法です。そうすれば、1枚ずつ袋に入れると5回必要になる封入作業が、たった1度で済みます。

こうして物事に取り掛かる前に「どうすれば効率よくできるか」をイメージする力がつけば、自然と要領がよくなり、飲み込みも早くなるでしょう。

メモを取る習慣をつける

飲み込みが遅い人にはメモを取る習慣がないケースが多く、説明を聞いてすぐに「え～っと、どうやるんでしたっけ？」などという人も少なくありません。

世の中には聞いただけで覚えてしまう人もいますが、飲み込みが遅い人はおそらく違うでしょう。こうした人が誰かに教わる時にメモを持たずに聞くと、少なからず相手に不快感を与えます。この点も注意しておきたいところです。

たとえどんな些細な事でも、メモを取りながら聞く姿勢は相手に好感を与えます。また、自分自身もメモを取ることで忘れずに済み、一石二鳥です。

まずはメモとペンを持ち歩き、相手の話を聞くときは常に手に取るようにしましょう。