仕事が楽しい人の共通点や特徴｜楽しくない人との違いや皆の体験談も

仕事というと、どうしても楽しくないというイメージが真っ先に思い浮かんでしまいますよね。仕事は大変な作業も多く、辛い思いをすることが多いので、楽しくないと感じやすいのでしょう。

しかし中には、仕事を楽しいと感じる人もいます。割合的には少ないかもしれませんが、「楽しい」「面白い」と思いながら仕事をしている人が確かにいるのです。どうしてそんな風に思えるのか、理由を知りたいと思いませんか？

仕事を楽しく、面白く思うための方法をご紹介していくので、今の仕事が楽しくない人は必見です。この記事を読んで、仕事を好きになってみましょう！

仕事を楽しいと感じている人は、割合的にはそこまで多くないようです。でも、仕事に楽しさや面白さを見出している人が、あなたの周囲に1人くらいはいるでしょう。

仕事が楽しいと感じる瞬間について、働いている男女に理由を訊いてみました。

正直楽しいと感じる事なんて無い…

「嫌なことをするのが仕事だと思ってます。生活のために、仕方なく面倒な作業をやるのが仕事。正直、楽しいと感じる瞬間なんてありません」(25歳/男性/公務員)　

「これまでに、仕事を楽しいと思ったことなんてない。趣味を仕事にしているなら楽しいかもしれないけど、私はそうじゃないので。苦手なことでも何でもやらないとだから辛い」(23歳/女性/派遣社員)

仕事といえば、面倒な作業をやることも多いですよね。仕事に楽しさを一切見いだせない人も多いようです。

接客業なのでお客様の笑顔を見た時かな

「接客業は、変なお客さんが来ることもあるので、辛いことも多いです。でも、お客さんの嬉しそうな笑顔を見たら、楽しい気持ちになれます」(27歳/男性/会社員)　

「接客業の醍醐味といったら、やっぱり、お客様の笑顔を見れることですね！笑顔が見たくて、仕事を頑張っているようなところもあります」(22歳/女性/アルバイト)

接客業といえば、クレーマー対応などが面倒なイメージもありますよね。でも、お客様の笑顔が見れるというのは大きな醍醐味。仕事中でも、とても楽しい気分になれそうです。

お客様からのご指名を頂けたとき

「私はコールセンターで働いています。コールセンターには大勢のオペレーターがいますが、たまにご指名が入る時があるんです。『以前とても対応が良かったから今回もお願い』と言われると、すごく楽しいなと感じます」(27歳/男性/派遣社員)　

「美容師として働いています。指名なしでも当然カットはしますけど、ご指名を頂けたときはテンションが爆上がり。すごく楽しい気分で仕事ができますよ」(29歳/女性/美容師)

お客様に指名されると、頼られている感じがしますよね。いつもよりも楽しい気分で仕事ができるというのは納得です。

趣味を仕事にしたけど楽しい瞬間は少しだけ

「漫画を描くのが好きだったので、今は漫画家として生計を立てています。でも、自分の趣味に走ったことばかりを書けるわけではないし、面倒な作業も多いです。ストレスもたまるので、楽しいと感じることは滅多にありませんよ」(28歳/男性/自営業)　

「私は物件を見るが趣味なので、不動産屋に就職しました。好きなことを仕事にできたら楽しいと思っていたけど、実際はノルマが厳しくて、そこまで楽しいわけではありません。たまに楽しいと思えることもありますが」(27歳/女性/会社員)

趣味を仕事にしても、いつも楽しいわけではないんですね。でもやはり趣味ですから、楽しい瞬間が多少はあるようです。

仕事を楽しいと思える人は、なぜ楽しいと思えるのでしょうか。詳しい理由を知りたいですよね。

辛いはずの仕事がなぜ楽しいのか、理由について解説します。

好きな物に関する仕事に就いている

自分の興味のあることや趣味などの、好きなことに関する仕事に就いている人は、楽しいと感じやすいようです。

好きなことをしていると、楽しい気分になるのは当然ですよね。それをそのまま職業にしたら、楽しい気持ちになれる可能性が高いのは道理です。

好きなことを仕事にしたからといって、1日中楽しい気持ちでいられるとは限りません。仕事である以上は、ストレスや辛いこともあるでしょう。でも、全く楽しいと感じないという人はあまりいないのではないでしょうか。

自分の得意な事を生かせる仕事だから

自分の得意分野が生かせるというのも、楽しいと感じる理由のひとつです。

誰でもできる仕事や、自分の得意分野とは無関係の仕事だと、テンションが下がりますよね。「せっかく勉強して資格を取ったのに」「自分にはもっと別の才能があるのに」と、不満ばかりが溜まるでしょう。

しかし得意なことが生かせる仕事なら、やる気がみなぎってきます。この時に、楽しいと感じるのです。武者震いを起こしそうですね。

達成感を感じる事が好きだから

仕事をする上で、達成感を感じるというのは、とても重要な要素です。達成感が大きければ大きいほど、仕事が楽しいと感じられるようになります。

単調な作業をひたすら繰り返したり、大きなゴールのない仕事を淡々と続けているだけだと、達成感が得られません。そのためやる気が削がれ、退屈で、つまらないと感じてしまうのです。

しかし難しい仕事だったり、やり遂げた後の達成感が大きい仕事だったりすると、大きな喜びと共に楽しいという感情が湧き出してきます。その達成感が好きな人は、仕事を楽しいと思うことができるのでしょう。

とにかく給料が高いから

何のために仕事をするのか訊かれたら、お金と答える人は少なくないはず。お金を稼ぐこと自体を楽しいと思える人もいるようですよ。

特に歩合制の場合は、やればやった分だけ給料がもらえます。人によってはゲーム感覚で仕事をするでしょう。目標を達成し、給与明細を見た時に、とても楽しい気分になれるのです。

アットホームな雰囲気の職場だから

あまり仕事内容は楽しくなくても、勤め先の雰囲気がアットホームな感じなら、それだけで楽しいと思えますよね。

同僚が優しかったり、パワハラがなかったり。そんな良い環境でリラックスして仕事ができたら、どんな仕事でも楽しいと思えそうです。

また、仕事内容は楽しいものでも、環境が悪ければ楽しいと感じにくくなってしまうでしょう。環境はとても大事なんですよ。

ノルマを気にしなくていいから

仕事が苦痛な理由として、ノルマがあるということを挙げる人は多いでしょう。ノルマがあると、「ノルマを達成しなければ」という焦りが常にありますよね。

また、ノルマが達成できないと、上司に叱られる場合も。こういった恐怖やストレスもあり、ノルマがあると楽しいと感じられないのです。

しかしノルマがなければ、楽しいと感じる余裕が生まれます。どんなに大変な仕事でも、ノルマがあるのとないのとでは大違いです。同じ仕事内容なら、ノルマがない人のほうが楽しそうにしているのではないでしょうか。

辛いことも多いはずの仕事ですが、そんな仕事を楽しいと感じ、いつも笑顔でいられる人がいます。そんな人たちには、共通する特徴があるようです。

一体どんな特徴があるのか見ていきましょう。

仕事と休みのオンとオフを分けている

仕事がある日と休日のオンとオフがうまくできる人は、仕事を楽しいと感じやすいようです。

仕事の日に休日気分を引きずっていたり、休日に仕事の残りをやったり…。仕事と休みの日の境界があいまいだと、仕事と休みのどちらも楽しめなくなってしまいます。「休みたいのに今日は仕事だ」「休日なのに仕事をしなければならないなんて」と、不満ばかりが溜まるのです。

仕事モードと休日モードで気持ちの切り替えが上手くできる人は、そのような不満が溜まりにくい傾向があります。仕事の日に仕事を頑張るのは当然ですし、休みの日は思いきり遊ぶ気持ちになれるのです。気持ちにメリハリがあると、どちらも全力で楽しいと思えますよ。

打ち込める趣味がある

大変な仕事を楽しいと感じる人は、他に打ち込める趣味があるという特徴があります。

大好きな趣味をしっかり楽しんだ後は、仕事を頑張ろうという気分になれますよね。そして仕事をして稼いだら、そのお金を趣味に回せます。それがモチベーションに繋がるという人も多いようです。

また、仕事が大変でも、趣味のお陰で休日に気分をリフレッシュさせることができます。家でやれる趣味なら、平日でも家に帰ればリフレッシュができるので、翌日の仕事も頑張ろうという気持ちになりやすいみたいですよ。

社内での人間関係が良好

コミュニケーション能力が高いという特徴があり、社内での人間関係が良好な人も、仕事を楽しいと感じることができるようです。

社内の人間関係は、仕事をする上でとても重要です。人間関係が悪いとストレスが溜まりますし、仕事を頼んだり悩みを相談したりしにくいので、仕事がスムーズにいきません。そんな状態では、仕事を楽しいと感じることは難しいですよね。

社内でのコミュニケーションが円滑にできて、良い人間関係が築けている人は、仕事を進めやすい状態になっています。ストレスがとても溜まりにくいので、仕事を楽しいと思えるのでしょう。

家庭のほうも充実している

結婚して家庭のある人で、さらに家庭内のことも順調な人は、仕事も楽しいと感じやすいようです。

プライベートが充実していると、仕事を頑張ろうという気持ちになれますよね。仕事をしてお金を稼ぐことで、子供が元気に育って行くのなら、その様子を見るのも楽しいでしょう。仕事をする自分をバックアップしてくれる配偶者がいるなら、さらにやる気が出てくるはずです。

家庭内で元気をチャージできれば、仕事が大変でも、楽しいと感じやすくなると言えるでしょう。

仕事を楽しいと感じている人もいれば、楽しいとは感じられないという人もいます。一体どこが違うのでしょうか。

仕事が楽しい人と、楽しくない人の違いについて解説します。

自分が必要とされていると感じているか

誰かに頼られると、「自分は必要とされている」という感覚がありますよね。誰かに必要とされ、仕事で頼られると、やる気が出てきます。自分の才能が必要とされていると感じながら仕事をすれば、とても楽しいと思えることでしょう。

しかし、自分が必要とされていないと感じてしまうと、やる気が出なくなります。明らかに頼りにされていないという雰囲気を察知すると、とても気分が落ち込みますよね。「どうせ自分は仕事ができないから…」「必要とされていないから…」とうつうつしながら仕事をしていれば、楽しいと感じられないのは当然です。

スキルアップや目的を意識しているか

仕事をしていると、自分の足りないものが徐々に見えてきます。しかし、足りない部分を補うことで、自分に自信がつくでしょう。スキルアップを意識しながら目標をたてて仕事に取り組んでいる人は、自分の成長を楽しんでいるので、仕事そのものを楽しいと思えるのです。

しかし、何の目的も目標もなく、スキルアップにも関心のない人は、仕事にやる気が出ません。ただ与えられた仕事をこなし、嫌々やっている状態では、仕事を楽しいと感じることはできないでしょう。

周囲と協力出来ているか

働くうえで、チームワークはとても重要な要素のひとつ。１人きりで行う仕事もありますが、たいていの仕事は他の誰かと協力しながらやることもあるでしょう。

その時に周囲とうまく協力しながらやれる人は、仕事中に楽しいと感じやすいようです。誰かと一緒に物事をやり遂げる楽しさを知るのでしょう。また、誰かの協力があると、仕事がスムーズに進むので、ストレスを感じにくいというメリットもあります。

逆に、周囲とうまく協力出来ない人は、楽しいと感じにくい傾向があります。仕事が上手くいかない時にストレスが溜まりますし、1人で作業をしていると明るい気持ちになりにくいですよね。適度なコミュニケーションは、楽しい仕事に必須です。

仕事量と給与のバランスがとれているか

仕事をすればするだけ給料が上がるなら、やる気がアップしますよね。仕事量と給与の割合やバランスがよく、納得できる場合は、仕事をしていて楽しさを感じやすいようです。

しかしサービス残業が多かったり、労働が多いわりに薄給だったりすると、仕事が嫌になるでしょう。どれだけ仕事をやっても給与が上がらず、体力や休日が奪われていくだけ…。これでは、仕事が楽しくないと感じてしまっても仕方がありません。

私達の生活から切っても切り離せないのが、仕事です。1日の大半を占める仕事の時間を、できるだけ楽しいと感じながら過ごすことができたら、幸せだと思いませんか？

どのようにすれば仕事を楽しいと思えるのか、方法をご紹介します。

小さな目標を立てる

どんなに小さなものでもいいので、仕事をする時は目標を立てるようにしましょう。

目標があると、「少なくともそこまでは頑張ろう」という気持ちになれます。また、ゴールのない仕事ほど苦痛なものはありません。小さなゴール＝目標を作ることで、仕事のモチベーションがとても上がるはずですよ。

今日はここまでやろう、何時までにこの作業だけは終わらせよう…このくらいの簡単な目標で良いので、ぜひ目標を設定してみましょう。

人脈を広げる

コミュニケーションを増やして仕事を楽しくするには、人脈を広げることも大切です。特に自営業などで、まわりに同僚と呼べる人が少ない環境にある人は、積極的に人脈を広げていきましょう。

人脈を広るメリットは他にもあります。人脈を広げると、思わぬ仕事が入ってくることがありますが、それが思わぬ転機になる可能性があるのです。今よりももっと楽しい仕事に出会えたら素敵ですよね。

どうしても苦痛なら退職も手

どんなに工夫しても、仕事が楽しいと思えないこともあるのではないでしょうか。その場合は、今の仕事を辞めてしまうのも方法です。

辛い仕事を、無理に続けることはありません。無理に嫌なことを続けていても、ストレスが溜まりますし、今後の成長も期待できないでしょう。それなら、早い段階で仕事を辞めて、次の道を探すのもいいですよ。

異動を願い出てみる

もし他の部署のほうが仕事が楽しそうだと感じているのなら、異動を願い出てみるのはどうでしょうか。

異動を願い出ても、なかなか希望通りの人事にはならないケースも多いようです。しかし、何も言わないでいると、何も前に進みません。ダメもとで異動を願い出るのも、悪くはないでしょう。

もしあなたに得意分野があって異動を希望しているなら、会社のほうもそのあたりを加味してくれる可能性があります。まずは申し出てみましょう。

プライベートも充実させる

仕事を楽しいと感じるためには、プライベートも充実していなければなりません。

プライベートが空虚だったり、家庭に悩みがあったりすると、仕事中も憂鬱な気分になりがち。しかしプライベートがうまくいっていれば、仕事中のメンタルが安定しているので、楽しい部分を見つけて明るい気分になれるはずですよ。

好きな仕事をしてみる

仕事そのものを楽しいと感じるために、最初から好きなことを仕事にするのも有効な方法です。

嫌いなことを好きになるには、かなりの努力と年月が必要になります。しかし、もともと好きなことを仕事にするのですから、いつでも楽しい気分で仕事をこなせるはずです。これから転職を考えているなら、給与よりも、その仕事が好きかどうかを重要視するといいでしょう。

仕事は大変なことが多く、ストレスが溜まるので、なかなか「楽しい」と感じることは難しいですよね。しかし、割合的には少なくても、楽しいと思いながら仕事をしている人もいるのです。

プライベートが充実していたり、コミュニケーションが円滑に行えたりする人は、仕事を楽しいと思いながらこなせています。仕事が楽しくない人は、仕事が楽しい人の特徴や言動を参考にして、仕事を楽しめるように努力してみましょう！