酔って電話をかけてくる男性の心理とは？脈ありなしパターンや対処法

お酒に酔っている男性から電話がかかってきた経験がある人は多いでしょう。大した用事はないのに、酔うと電話をかけてくる彼。それが好きな人だと、「私のことが好きなのかな？」と期待してしまいますよね。

大人の恋愛は、お酒の勢いを借りて進展することもよくあります。しかし、酔っている人の本音はなかなか分かりにくいもの。それだけに、電話を受けた女性は「これって脈ありなの？」と困惑しがちです。

酔って電話をかけてくる男性の心理とは、実際どういうものなのでしょうか？男性の本音を知って、脈ありか脈なしかを見分けられたらいいですよね。

実際に酔って女性に電話をかけた経験があるという男性に、そのときの本音を聞いてみました。ここでは男性の体験談から、酔って電話をかけてくる男性の心理を分析してみましょう。

寂しくなって人の声が聴きたくなる

「飲み会の後の帰り道、無性に人恋しい気持ちになって女友達に電話をかけてしまいました。にぎやかな飲み会の後で、いきなり一人になるのは寂しかったんですよね。

特に相手に恋愛感情があるわけではなかったけど、とにかく人の声が聴きたい気分だったので…」(29歳/男性/広告関係)

お酒が入ると、無性に人恋しくなることがあるもの。特に、飲み会など人と過ごした後に、寂しくなって誰かの声が聴きたくなる場合があります。そんな寂しさから、親しい女性に電話をかけるという男性もいるようです。

酔うと気が大きくなるのでつい…

「憧れの女性に、酔った勢いで電話して告白してしまいました。シラフのときは恥ずかしくて話しかけられないのに、お酒で気が大きくなっていたので、つい…。シラフだったら絶対できなかったと思います」(21歳/男性/学生)

人はお酒が入ると気が大きくなって、思わぬ大胆な行動に出ることがあります。憧れの女性に電話して告白したというのも、お酒の勢いを借りた例。シラフでは言えない本心を、酔って大胆になっているときに告白してしまったようです。

「つい…」とあるように、酔っているときに思いもよらない行動に出てしまったようですね。

お酒の勢いで勇気が出る

「ずっとプロポーズを先送りしていた彼女に、酔って電話でプロポーズ。もちろん怒られて後悔しました。いい加減な気持ちで電話したつもりはなかったんですが、そのときは緊張して勇気が必要だったので、お酒の力をアテにしてしまったんです」(32歳/男性/営業職)

お酒には人の緊張を和らげる効果があります。そのため重要なことを伝えるとき、お酒の力を借りてしまう例も。酔って緊張を和らげるつもりが、相手には不誠実な印象を与えてしまったようです。

恋愛において、男性は女性をリードしなければ、というプレッシャーを抱えているものです。酔っているときは、そのプレッシャーを感じにくくなり、普段にない勇気が出ることも。

相手の好意を確認するため

「気になる彼女が自分をどう思っているのか知りたくて、酔っているときに電話しました。女性は好きな相手だと、酔って電話しても優しい対応をしてくれることが多いので…。

結果、彼女は優しく対応してくれて、こちらもますます好きになってしまいました」(25歳/男性/建設業)

好意を持っている男性からであれば、酔ってかかってきた電話にも優しく対応してしまう女性は多いものです。そこで、気になる女性の好意を確認するために、酔っているときに電話してみた、という男性も。

さらに、男性は酔ってかけた電話に優しく対応してくれた女性に対しては、さらに好意がアップするようです。

酔うと彼女の声が聞きたくなる

「酔うとなぜか、彼女の声が聞きたくなって電話します。彼女の声を聞くと落ち着くし、酔っているときに声が聞きたくなるのは、本当に彼女のことが好きだからだと思います」(30歳/男性/水産業)

酔うと好きな女性の声が聞きたくなる、という声も聞かれました。実際、酔ったときに好きな女性の声を聞くと落ち着くという男性は多いようです。

酔っているときは理性のガードが緩み、本能に素直になりがちです。そんなときに声を聞きたくなるのは、本能的なレベルで相手に好意を抱いている証拠でもあるでしょう。

ここで、酔って電話をかけてくる男性に見られる、脈なしパターンをまとめてみました。以下の場合、酔っている男性から電話がかかってきても、好意を期待しない方がよさそうです。

後日に謝罪などのフォローが無い

酔って思わぬことを言ってしまった後で、自分の行動を後悔して謝罪しなければ、と思うのは自然なことですよね。まして好きな相手には嫌われたくないという心理が働き、何らかのフォローをしたくなるもの。

男性が酔って電話をかけてきた後、「この前は酔って電話して迷惑をかけてしまったかも。ごめんね」などの謝罪やフォローがない場合は、こちらに深い好意を持っている可能性は薄いでしょう。

他の女性にも電話している

お酒に酔うと、複数の女性に電話している男性も脈なしの可能性大です。電話帳にある女性に片っ端から電話をかけて、繋がった相手なら誰でも良かったということも。

酔うと人恋しい気分になり、誰彼構わず電話をかけてしまう、という人もいます。そのとき男性の場合は、親しい友人や女友達など、自分に優しくしてくれそうな相手を選ぶ傾向がありるようです。

他の女性にも電話していることが分かった場合は、その男性からの特別な好意を期待しない方が良いでしょう。

自分の話しかしない

酔って電話をかけてきたけど、相手が一方的に自分のことを話すばかりで、こちらは聞き役ばかり…。そんなとき、相手は単に自分の話を聞いてくれる相手が欲しいだけかもしれません。

酔って好きな女性に電話してしまう男性に共通する理由は、「好きな相手の声が聞きたかった」というもの。自分の話しかしない男性からは、こちらの声を聞きたいという気持ちは感じられませんよね。

酔って電話をかけてきた男性が、こちらの話も聞かず自分の話ばかりする場合は、やはり脈なしだと考えた方が良さそうです。

一回しかかけてこなかった

好きな女性の存在は、いつでも心の中にあるものです。いつも心の中にいるからこそ、酔っているときに、つい電話をかけてしまうこともあります。

しかし、酔って電話をかけてきたのが一度きり…という場合は、相手の心の中に自分がいる確率は低いかも。本当に好きな女性ならば、男性は折に触れて何回も連絡したくなってしまうものだからです。

一度お酒に酔って電話をかけてきたけど、その一回しかかかってきていないという場合は、現時点では脈なしの可能性が高いでしょう。

夜遅い時間に誘ってくる

酔って夜遅くに電話をかけてきた男性が「今から出てこない？」と誘ってくる場合は、要注意。好きな男性に誘われるのは嬉しいものですが、この場合は恋心ではなく下心があって電話してきた可能性があります。

お酒に酔うと本能的な欲求が高まり、好きではなくても女性をベッドに誘いたくなる男性もいるものです。

男性は本当に好意を持っている女性のことは、大切にしようと思うもの。酔って夜遅くに誘ってくる男性は、残念ながら相手を大切に思っているとはいえません。「あわよくば」という下心だけで、恋心はないことが多いでしょう。

次に、男性が酔って好きな女性に電話をかけるときに見られる特徴をまとめてみました。以下にあてはまる場合は、あなたに恋心があると考えて良いかもしれません。

電話する前に連絡をくれる

電話をかけてくる前に、「今、電話してもいいかな？」と確認のLINEをくれる男性は、脈ありの可能性が。女性としては事前に連絡をくれれば、酔って衝動的に電話をしているのではないと思えますよね。

電話をかける前に連絡するのは、電話が繋がる相手なら誰でもいいわけではないという証拠とも言えます。酔っているから誰かと話したいのではなく、「あなたと話したい」という気持ちが読み取れる行動です。

また、酔っていても電話をかける前に連絡をするのは、あなたが電話に応じられる状況かを思いやっている誠実な行動とも言えますよね。

声が聞きたいと言ってくる

お酒に酔うと好きな女性の声が聞きたくなるのは、もはや男性の本能のようです。男性が酔ってかけてきた電話で「声が聞きたい」と言われたら、脈ありの可能性大と言えるでしょう。

普段はなかなか好きな女性に素直になることができない男性も、酔っているときは素直に女性に恋心をアピールできることもあります。

電話するほどの用事を思いつかないけれど、ただ声が聞きたいからと電話できるのも、お酒の効果。「用事はないけれど、声が聞きたくなった」と言われた場合は、あなたに恋心を抱いていると考えて間違いなさそうです。

好意を匂わしてくる

酔って電話をかけてきた男性との会話の中で、あなたに対する好意を匂わせる発言がある場合も、脈ありです。

酔っているときには、シラフでは言えない本音が出てしまうもの。普段は隠している恋心が、自然と口をついて出てしまうこともあります。

また、決定的な告白はないものの、恋心を感じさせる発言をしてくる場合、相手はこちらの気持ちを確認したがっているとも考えられるでしょう。

頻繁に酔った勢いで電話してくる

酔うたびに電話をかけてくるのは、こちらを日ごろから強く意識している証拠。普段からあなたのことが心にあるので、酔ったときついつい電話してしまうのです。

あまり頻繁に酔った状態で電話をかけてこられるのも困りものですが、それだけ相手はこちらに好意があると考えられます。電話してくる頻度は高いほど、あなたへの好意も高いということ。

他の女性にはしないのに、酔うと決まって自分にだけ電話してくる…という男性は、おおいに脈ありと言えますよ。

なかなか電話を切りたがらない

もう用件が済んだ、あるいは、用件がなくても電話を切りたがらない場合、その男性は脈ありかもしれません。

そもそも酔って電話をかけるという場合、取り立てて大事な用件があることは少ないでしょう。電話をかける必要性はないけれど、ただあなたの声が聞きたかったという理由でかかってきた電話だとも考えられます。

酔って電話をかけてきた男性が、しばらく話しても電話を切ろうとしないときは、まだまだあなたと電話で繋がっていたいということ。あなたに恋心がある可能性が高い行動だといえます。

好きな男性からの電話は嬉しいけど、こちらの都合によっては困ることも。特に相手が酔っている場合は対処に困るばかりか、対処を間違えば最悪トラブルに発展する場合もあります。

そこで、ここでは酔って電話をかけてきた男性への上手な対処法をご紹介します。

電話には必ずLINEで返信する

電話で話す予定がなかった日に、夜遅くに唐突にかかってくる電話。相手が酔ってかけてきたな、と感じたら、電話ではなくLINEのメールで対応することをオススメします。

電話では思わぬことを言ってしまいトラブルになることがよくあります。しかしLINEならば、言いたいことや用件を文章にまとめて送る手間があるため、不用意な発言をお互いに避けることができますよね。

また、先に「相手がどの程度酔っているか」「自分は今、対応する余裕があるか」をLINEで見極めてから、電話での会話に移行するのも良いでしょう。

好きな人・彼氏ではない場合はスルー

男性の心理として、酔って電話をしたのに優しく対応してくれた女性には好意を持ちやすい傾向があります。好きな相手や彼氏からならば問題ありませんが、好意を持たれたくない人の場合は困りますよね。

また、男性が酔って電話してくるときは、下心がある場合や、寂しさをまぎらわすための都合の良い相手を求めている場合も。この場合は、特に自分の身を守る必要があります。

こちらが進展を望みたい好きな人や、彼氏ではない男性が酔ってかけてきた電話は、スルーするか、早めに切り上げるようにしましょう。

迷惑ならはっきり伝えること！

酔っている状態の人から電話がかかってくるのは、夜遅い時間帯が多いもの。こちらに電話を受けられる余裕があればいいものの、夜更かしして電話をしていられないときもありますよね。

そんなときは、「もう遅いから切るね」とはっきり伝え、電話を切るようにしましょう。酔って電話をかけてくる男性は普段の判断力や理解力が落ちていることもあります。こちらが迷惑に感じているということは、はっきり言葉にしないと伝わらないことも。

誠実な男性ならば、あなたの気持ちを受け入れて電話を切ってくれるはずです。

夜遅くの誘いには乗らない

男性が酔って電話をかけてきたとき、最も注意した方が良いことは、夜遅くの急な誘いには乗らないことです。

飲み会の後で、まだまだ一緒にいてくれる相手が欲しくなり、「今から出てこない？」と電話してくる男性もいます。しかし、これはあなたの身の安全や状況を思いやった行動とは言えません。下心がある可能性が大いにあります。

好きな人からの誘いであったとしても、「嬉しいけれど、遅いから今度ね」と断るようにした方が賢明です。

酔っている相手に感情的にならない

酔っているときは感情の起伏が豊かになり、普段は言えないようなことを人に言ってしまいがち。それが好意などポジティブな気持ちなら嬉しいものですが、ときには、怒りや悲しみをぶつけられてしまう場合も。

こちらも思わず感情に任せて文句を言いたくなりますが、酔っている相手に合わせて感情的になるのは得策とは言えません。あくまで冷静に、一歩引いた気持ちで対応するようにしましょう。

こちらが冷静に対応すれば、後日、相手の方から謝罪などのフォローがあるかもしれません。

酔っているときに大事なことを決めない

お酒に酔って気が大きくなり、つい、お付き合いの申し込みやプロポーズなどの大事なことまで電話で言ってしまう男性もいます。しかし残念ながら、お酒の力を借りて言ったことは、酔いが冷めたら忘れてしまう場合も。

二人の関係性を決めることや大事な予定などを、男性が酔ってかけてきた電話で決めない方が良さそうです。それが嬉しい内容であったとしても、そのときだけの口約束だと受け流すくらいでいいかもしれません。

本当に大事なことであれば、お酒が抜けても覚えています。そのときに、改めて言ってくれるのを待ちましょう。

ここまで、酔って電話をかけてくる男性についてまとめてきました。では逆に、酔って電話をかけてくる女性を、男性はどう思っているのでしょうか？

男性と女性で立場の差はあれど、酔っている女性からの電話に男性がどう感じるかも知っておくと、今後の参考になるかもしれません。

好きな子なら全然あり！むしろ歓迎

「以前、好きな女の子が酔って電話してきたとき、可愛いなと思いました。普段は人に出さない本音やスキを自分には見せてくれてるんだな、と感じて嬉しかったですね。好きな子からだったら大歓迎ですよ！」(26歳/男性/自営業)

「好きな子からであれば」という条件はありますが、酔って電話をかけてくる女性に肯定的な意見も。お酒に酔っているときは気が緩み、普段は人前に出さないようにしている感情や隙を見せてしまいがちです。

男性側の好意があれば、その無防備なところを「可愛いな」とポジティブに受け取ってくれる場合もあるようです。

夜中ならちょっと迷惑かも…

「僕は朝が早い仕事をしているので、夜中に電話をかけてこられるのは、ちょっと迷惑かも…。酔って話したくなる気持ちも分かるけど、こちらの事情も考えて欲しいですね」(35歳/男性/教育関連)

夜遅くになりがちな、酔ったときの電話。仕事で翌日早いなど、男性の事情によっては迷惑がられてしまうようです。

酔って電話をかけたくなるときは、普段はできている配慮が足りていないかもしれません。相手の事情を考えた上で、常識的ではない時間の電話は控えましょう。

自分にだけならいいけれど…

「酔うと誰にでも電話して、愚痴や悩みを延々と話す女友達がいます。自分にだけ相談してくるならいいけど、いろんな人に言っているのは嫌だなと思います。酔っているにしても、聞いてくれるなら誰でもいいのかって感じてしまいますね」(23歳/男性/美容関係)

「酔うと寂しくなって誰でもいいから話したくなる」という人は、要注意。「誰でもいい」という気持ちが相手に伝わるような振る舞いは、やはり相手にしては嫌なものです。

酔って人恋しい気持ちになっても、繋がりそうな人に片っ端から電話をかけるのは辞めた方が良いでしょう。

だらしない女性だと感じる

「自分がお酒を飲まないせいもあると思うけど、そんなに酔うまで飲むものかな？と引いてしまいます。女性が酔って電話してくる場合、だいたい感情的になっていますし。自己管理のできないだらしない女性に感じます」(29歳/男性/公務員)

酔った勢いで感情的な電話をかけてくる女性には、厳しい意見も。酔っぱらうまで飲んでしまう、自己管理のできない女性だという印象を与えてしまうようです。

特にお酒を飲まない男性は、酔って電話をかけてくる女性に否定的な傾向が。だらしない女性だと嫌われないためにも、お酒の量は適切にコントロールすることが大事ですね！

酔って電話をかけてくる男性の、脈ありなしの違いを見てきました。どうやら脈ありか脈なしかを見分けるポイントは、誰でもいいわけではなく、あなたと話したくてかけてきたか、あなたに思いやりを感じる態度か、という二点にまとめられそうです。

お酒に酔うと人は理性や建前が緩みがち。お酒の効果で本音をさらけ出してしまいやすくなるからこそ、男性が酔ってかけてきた電話では、あなたのことをどう思っているかという本音も分かりやすくなるのかもしれません。

酔っている男性の電話から本音を見極め、今後の相手との関係性を見直すきっかけに活かしていきましょう！