家から出たくないのはどうして？性格・状況別に心理と対処法を解説！

休日などは積極的に外出をする方が好きという人は多いと思います。しかし、その一方で「休日でも家から出たくない」という人たちも存在していますよね。確かに自宅は一番心や身体が休まりますし、家から出たくない気持ちになるのも良くあることなのかもしれません。

しかし、家を出たくない理由にはさまざまな理由がありました。「ただ休みたいから」「インドア派だから」だけではない家から出たくない理由。今回の記事では、家にいたがる人の理由を掘り下げてみました。

また、少しでも外に出られるようにしたいという人のために、対処法についても紹介しています。外に出たくない理由が分かれば、対処法にいかせるかもしれませんね。

家から出たくない理由は性格が関わっていることがあります。どんな性格の人が自宅にいたがるのでしょうか？

内向的

「どんどん外に出て遊びに行くアウトドア派より、家の中にいるほうが好き。ワイワイしている人たちの中に混ざるのは苦手ですし、おとなしく家の中で趣味を楽しんでるのが好きですね。性格的に騒がしくするのは苦手ですから」(22歳/男性/アルバイト)

内向的な性格の人は、積極的に外出するよりも家の中にいる方が落ち着くなどの理由で家から出たくない人が多くいます。外で静かに過ごすことも場所によっては可能ですが、そこに行くまでが問題なのでしょう。外に出れば賑やかな場所、人の目もありますが、家の中ならありませんよね。

自宅が好き

「僕は家の中で過ごすことに満足するために、内装や設備にこだわっています。ガレージを作って休日にはバイクをいじったり、部屋の中はくつろげるように家具にこだわったり。ゲーム機、プロジェクターなども揃っています」(30歳/男性/会社員)

自宅で快適に過ごすため、家の中を整える投資をしている人もいます。自分の趣味に合わせた設備を増やしたり快適な空間を作ったら、どんな場所より家が大好きになるでしょう。

インドアな趣味を持っている人なら、家の中が趣味を快適に楽しめる場所になっていたら家から出たくないと思ってしまうのでしょうね。

めんどうくさがり

「色々なことがめんどうくさいと思ってます。休日もどこかに行くのがめんどうくさいから、ずっと家の中にいるんです。家の中にいても、映画鑑賞、ゲーム、音楽鑑賞やネットサーフィンなど色々な楽しみがあります。だから家から出る必要は無いと思いますね」(28歳/男性/フリーランス)

めんどうくさがりの人は、外出をすることはめんどくさいことだと思っているようです。最近は家の中でもたくさんの娯楽がありますから、外に出なくても「つまらない」というのはあまり無いでしょう。ですから、外に出るのがめんどうくさいなら家から出る必要は無いとのことです。

もったいないと思いやすい

「出かけると交通費がかかったり、余計な買い物をして予定外の出費がかかります。休日のたびに出かけると結構そういうお金の積み重ねが痛手になっちゃうんです。だから、節約のために家から出たくないんですよね」(26歳/女性/アパレル)

外出をすると交通費がかかったり、ちょっと喉が乾いてコンビニに寄ってしまいお金がかかることがあります。少額でも出かける回数を重ねれば、大きな出費になってしまいますよね。それがもったいないと思いやすい人は、家から出たくないと思うようです。

周りの目を気にしやすい

「歩いているだけで周りの目が気になって落ち着きません。出かけるというのは、私にとって人の目にさらされるストレスがたまること。人の目を気にしながら出かけていても楽しくないので、人の目を気にせずにいられる家から出たくありません」(19歳/女性/無職)

他人から向けられる目を人一倍気にしやすい性格の人もいます。こちらの方のように人の目が気になってしまい、外では楽しめないという人は案外たくさんいるんです。自宅なら誰かに見られているかもしれないということが無いですから、安心してリラックスできます。

ネガティブ

「ちょっとした小さなことで落ち込んでしまうネガティブ思考です。なので、毎日のように何かしらの失敗を引きずっています。なので、出かけようという気分にならず、家から出たくないんです。出かけたところで楽しい気持ちになれないと思うので」(32歳/女性/看護師)

ネガティブ思考の人は、毎日のようにちょっとしたことで落ち込むことがあるそうです。落ち込んでいる時はなかなか外に出ようという気持ちになりにくいもの。そのため、ネガティブ思考の人は家から出たくないと思いやすいそうです。

家から出たくないと思う人は、どんな心理になることで「出たくない」と思うのでしょうか？なるべく家の中で過ごしたいと思っている人たちに、その理由を聞いてみました。

人混みに行きたくない

「人混みはとにかくストレスがたまります。どのお店に行っても並んでいるとか、歩くのも困難なくらい混雑していたり、人混みは良いことが全くありません」(20歳/女性/アルバイト)

混雑しているところに行くとなると、とても大変です。ひとつ物を買うだけでも長蛇の列に並ばなければいけなかったり、急ぎたいのになかなか前に進めなかったり。このような場所はストレスが溜まってしまうので、家から出たくないという意見でした。

精神的に疲れている

「精神的な疲れがたまると、家から出たくなくなってしまいます。心が疲れていると何もしたくなくなるし、出かけようって気分にはならないです。とにかく家から出たくなくて、一日中ベッドで過ごすことが良くあります」(30歳/女性/IT)

心の状態は身体にも影響を与えることがあります。精神的に疲れると「だるい」「何もしたくない」と思いやすくなり、家から出たくないと思ってしまうのでしょう。こちらの女性のように、とにかく何もせずベッドの中で休日を過ごす方は珍しくありません。

出かける準備がめんどうくさい

「出かけるために身だしなみを整え、化粧をするのがめんどくさい。コンビニに行く感覚でお出かけできたら良いのに…。用意するためだけに1時間かかるから出かけるのはめんどくさいです」(27歳/女性/飲食業)

女性はお化粧をしたり身だしなみにかかる時間が男性よりも長くなりがち。1時間かかることは珍しくないですが、時間をかけて用意をするのは面倒くさいと思ってしまう人が多いようです。そこまで時間をかけて出かけるのはめんどうくさいので、家から出たくない女性の声はたくさんありました。

外の娯楽に興味がない

「ウィンドウショッピング、スポーツ、食べ歩き、映画館などなど…外での娯楽は興味がなくて。家の中で読書をしたりゲームをする方が自分にとって楽しいので、家から出たくないと思ってしまいます」(29歳/男性/会社員)

外での遊びにあまり興味がなく、家の中でできることが好きな人は、家から出たくないと思いやすい傾向が強いです。そもそも家の中でできる娯楽がもっとも楽しいと思うのなら、外に出る必要はないのかもしれません。

疲れるから家を出たくない

「外を歩くのは疲れます。体力的にしんどいので、家から出たくないですね。あちこち歩き回って疲れたら、翌日に疲れが残るかもしれないし。身体を動かすことが好きじゃないので、家から出たくないです」(31歳/男性/事務)

外を歩き回るのは結構疲れるものです。体力的にあまり優れていない人は、外出先であちこち歩いていると翌日に残るくらい疲れてしまうこともあるでしょう。こちらの方は、翌日に疲れが残るのが心配だったり、そもそも歩くのが好きではないので家から出たくないと考えているそうです。

仕事のことを考えてしまう

「明日の仕事のことを考えると、外出したい気持ちにはなかなかなれません…。明日の仕事のために体力を温存したいと考えたり、仕事で失敗しないようにしっかり準備しようと考えてしまい、家から出ようと思えないですね」(37歳/男性/公務員)

仕事に影響が出ることを心配し、家から出たくないと考えている男性です。もし外出して疲れてしまったら、翌日の仕事が大変になるでしょう。また、失敗できないことが控えている場合、外出しているどころではないとのこと。純粋に楽しめないので、家から出る気分になれないのでしょう。

では、最後に主婦の家から出たくない理由についてです。家庭を持っているからこその理由が主婦の方にはあるのでしょう。

出かけている時間がもったいない

「家事や育児など、することが多くて出かけている場合じゃない。出かけていたらしなきゃいけないことが片付かないし、帰ってきてからやるのは絶対にしんどい。家の中でしなきゃいけないことが多いと、出かけている時間はもったいないとしか思えないです」(33歳/女性/主婦)

主婦は家の中でする仕事がたくさんあり、出かけているとそれらが片付かないとのこと。出かけることで本来しなければならない家事が片付かず、へとへとで帰って来てから残った家事を片付けるのは大変です。

出かけている時間があれば、さっさと家事を片付けておきたいのが主婦のホンネなのかもしれません。

近所の人と顔を合わせたくない

「近所から私はどう思われているのかが気になって、家から出たくないです。家から出るときは近所の人がいないのを見計らって出るし、顔を合わせたくない。うちと比べられるのが嫌なんです」(29歳/女性/主婦)

家庭を持つ人同士は、お互いの家のレベルを比べたり優位に立ちたがる人がいる場合があります。こちらの女性も、近所の人に家のレベルを比べられたくないあまり、家から出たくないと思うようになってしまっているようです。

「気にしすぎでは？」と思う方もいると思いますが、意外とこの方の同じ理由で家から出たくない人は多いそうですよ。

外に行くより家で一人になりたい

「毎日のように子供や夫の世話をするのが疲れる。お出かけに連れて行ってくれようとする気持ちはありがたいですが、私は精神的にも肉体的にも疲れている。誰もいない家の中で羽根を伸ばしたいです」(35歳/女性/主婦)

毎日家族のお世話をしている主婦の方は、なかなか一人きりの時間になれません。家事・育児から解放されて一人でくつろげる時間が欲しいので、出かけるのではなく家族を連れて「私を一人にしてほしい」という女性の意見でした。

最近お洒落できてないから…

「家のことや子供のことばかりで、自分磨きが全然できてませんでした。髪の毛は伸び放題、肌も荒れてるし服も新しいのを全く買ってなかったので、外に出る気分じゃない。こんな格好で家から出たくないです」(26歳/女性/主婦)

家事や育児が忙しい主婦は、家のこと・子供のことが優先になり自分のためになかなか時間を割けない方が多いです。その結果、美容院に行けていない・スキンケアがおろそかに・服を買ってないという事態に。お出かけ気分にはとてもなれないので、家から出たくない女性はかなりいました。

節約するために家から出たくない

「夫はあまり節約に関心がない人。家計は余裕があるほうじゃないので、私は節約をしたいです。なので、外出はあまりしないようにしたいですから、なるべく家から出たくないと思っています」(30歳/女性/主婦)

主婦は節約することに敏感な方が多いです。しかし、夫は妻が節約をがんばっているとは気づいていないケースも多いもの。家計のためを思い、節約するために家から出たくないという主婦は案外たくさんいるのです。

普段、買い物でさんざん家から出てるから

「安い食材、雑貨を求めて日々買い出ししています。普段から外にはよく出ているほうなので、あえて家から出たいと思わなくなりました」(29歳/女性/主婦)

必要な食材や生活雑貨などを少しでも安く買うため、さまざまなお店をめぐる主婦。普段から外に出る機会が多いため、あえて家から出たいとは思わないとのこと。家が好きというより、外に出ることに魅力をあまり感じていないのかもしれません。

家の中でばかり過ごすのではなく、積極的に外に出られるように自分を買えたいと考える人は、こちらを参考にして実践してみてください。

外で人と会う予定を入れる

家から出たくないと思うのは、「出なければならない理由」が無いからではないでしょうか？自分ひとりだけなら、行きたくないと思えばすぐに予定をキャンセルし、家にこもっていられます。

しかし、誰かとどこかに行く約束をしたら、ドタキャンするわけにはいきません。家を出る理由を作ることで、強制的に出かけることができるというわけです。

規則正しい生活を心がける

不規則な生活は心や身体を不健康にし、無気力になってしまう可能性があります。その結果、家から出たくないと思うようになってしまう場合があるのです。

ですから、不規則な生活をしがちな人は早寝早起きを意識してみてください。そうすることで心や身体が健康を取り戻し、外に出る意欲がわいてくるのです。

お気に入りの店を作る

家からそう遠くない場所に、お気に入りのお店を作ってみましょう。カフェや雑貨屋さんなど、自分が気にいるならどんなお店でも構いません。お気に入りのお店を作ると、「休日に行こう」という心理で出かける意欲がわいてきます。

家から出たくない人は、外に目的がなくて出たくないと思う傾向が強いので、外に行く目的を作るのがポイントです。

気分転換をうまく取り入れる

心の状態は身体にも影響すると説明をしましたよね。もし心が疲れているなら、気分転換をして心をスッキリさせることが有効です。気分転換の方法は、自分が気分転換になるならなんでも良いです。

好きなものを好きなだけ食べたり、好きなだけ映画を見る、一日中寝るなど、とにかく気分転換になることを目いっぱいしてみましょう。

自分磨きをする

スキンケア、メイクの練習などをしてお洒落に磨きをかけましょう。今よりもずっと美しくなると、外出したいという意欲に繋がりやすいです。なぜかというと、美しくなると気持ちが明るくなり、外出したくなったり、綺麗な自分を見て欲しいという欲求が芽生えるから。

ケアの方法やメイクの方法は、家にいても調べられますから、ぜひ自分磨きをしてみてくださいね。

夜に出かける

周りの人の目が気になる…という方は、無理に明るいうちに外出しなくても大丈夫です。人気が少なくなる夜の時間帯に出かけるのも良いと思いますよ。近所を散歩するだけでも良いですし、家から出ることが少なかった方は、ぜひ夜の散歩をしてみてください。

いい気分転換になると思いますし、だんだん慣れて外出に抵抗がなくなってきますよ。

家の中にいるのが一番の癒しという人におすすめの趣味や、家の中でできる仕事についてご紹介します。

読書

読書は家から出てする必要はありません。自宅でゆっくり好きなペースで読めるのが魅力でもある読書は、家から出たくない人にぴったりの趣味。図書館で借りてきた本、通販で買った本などをお茶を飲んだりお菓子を食べながら読んでみてはいかがでしょうか？

在宅ワーク

パソコンを使って行う在宅ワークは、自宅でできるおすすめの仕事です。家から出ることなく仕事ができるなんて、家から出たくない人にとって魅力的ですよね。

スキルゼロでもお小遣いくらいなら稼げるものもありますし、特殊なスキルを持っている方なら在宅ワークで生活をすることも可能です。

お小遣いサイト

お小遣いサイトはたくさんのお金を稼ぐことはできませんが、毎日コツコツ広告をクリックしたり、サイト登録をするなどの作業で少しずつ貰える金額が増えてきます。暇つぶしの感覚でできるので、家事のスキマ時間などにやると良いですね。

お小遣いサイトで稼いだお金は、こっそりお小遣いにしてみてはいかがでしょうか。

オンラインゲーム

オンラインゲームでゲームの中の広い世界を冒険するのもおすすめです。ゲームとして楽しいだけでなく、オンラインゲームでは人と話すこともできるので、家の中にいながら他人との会話が楽しめます。外には出たくないが、人との接点は持ちたい人にぴったりの趣味ですよ。

動画サイト

ユーチューブなどの動画サイトは、テレビ番組にはない面白い動画があります。面白いだけでなく、生活に便利な知恵を紹介してくれる動画があったり、癒し動画があるなど、さまざまな種類の動画があるんです。動画の数が膨大ですから、家に一日中いてもずっと楽しめますよ。

映画配信サイト

最近はさまざまな映画配信サイトがあります。DVDをレンタルしにいかなくても、自宅で気軽に映画が見れるとして人気です。

映画はゆっくり見たい人にとって、自宅で見られるのは大きなメリット。おもしろそうな作品を見つけるのも良いですし、片っ端から全部見るのも良いと思いますよ。

家から出たくない理由は、性格や心理などさまざまな原因によるものがありました。もしあなたが自宅にばかりいたがる方なら、今回ご紹介した理由に思い当たるものがあったかもしれませんね。

また、今後は外に積極的に出ていきたいという方は、今回ご紹介した対処法も参考にしてみてください。急には難しいかもしれませんが、だんだん外に出られるようになっていきますよ。