地元に帰りたい理由とは？帰るメリット・デメリットなども大公開！

都会で生活している人は、ふとした時に地元を思い出す事があるはず。楽しかった思い出の中の地元と、ストレスだらけの今の生活を比べてみると、悲しくなってしまう人もいるのではないでしょうか。

仕事も家も何もかも捨てて、地元に帰りたいと思う事もありますよね。しかし、いざ帰るとなると仕事探しなどが大変で躊躇してしまいます。でも、今の生活にあまり馴染めていないのであれば、本気で帰る事を計画する可能性も。

慣れ親しんだ地元は、昔の思い出とゆっくりとした時間が流れる場所。都会の便利さを取るか、地元ののんびりした空気を取るか、ふと帰りたいと思った時に真剣に考えてみるのもいいでしょう。

都会で暮らす人に、地元に帰りたいと思った事があるのか伺ってみました。多くの人がふと地元に帰りたいと思ってしまうようです。ではなぜ、地元に帰りたいと思うのでしょうか？その詳細を詳しく見ていきましょう。

帰省した時にやっぱり地元は落ち着くと思った

「この前長期の休みが取れたので、久々に帰省しました。その時感じたのは、やっぱり地元は落ち着くという事。昔の記憶が鮮明によみがえってきて、気持ちが若返った気もします。少し不便ですが、地元に住むのも悪くないなと思うようになりました。」(29歳/男性/美容師)

帰省をきっかけに、地元の良さを再確認するという社会人は多いですよね。風景はあまり変わる事が無いのも、地元の良さと言えます。無邪気な当時の様子を思い出すと、都会では得られない活力が貰えるような気もします。

地元がすごく田舎だから帰りたくはないかな…

「地元がいいという人もいますが、私はあまりそうは思いませんね。私の地元は信じられない程田舎で、本当に何もないんです。何でもある都会の便利な生活に慣れてしまったので、今更地元で生活できる気がしません。」(31歳/女性/秘書)

地元がすごく田舎だった場合、懐かしさよりも不便さが際立ってしまいます。買い物に行くだけなのに、車で何時間も移動しなければならない地域もありますよね。懐かしいという気持ちはあるけれど、あまりにも不便なので帰りたくはないというケースになります。

最近ずっと地元に帰りたいと思っています

「色々としんどい事が多いので、最近はずっと地元に帰りたいとばかり思っています。今の人間関係とか仕事とか、すべてどうでもいいので地元でやり直したいですね。都会での生活は、私には合っていなかったのかもしれません。」(29歳/男性/IT関係)

都会での生活は大変です。人はたくさんいますが基本的には皆無関心で、何かあってもほとんど自力で解決しなければならないでしょう。そんな都会ならではの生活スタイルや、仕事での悩みなどが合わさると、地元に帰りたいという思いが強くなるようです。

仕事が楽しい出の帰りたいとは思わない

「私の地元は素敵な場所で、生活するにも特別不便とは思いません。でも、今は仕事が本当に楽しいので、地元に帰りたいとは一切思いませんね。地元に帰るなら仕事を辞めなければいけませんし、そこまでして帰る必要性も感じません。」(26歳/女性/商社勤務)

地元に帰るのであれば、どうしても今の仕事を諦めなければなりませんよね。仕事が辛いと感じているならば、地元に帰ろうと思いますが、仕事が楽しいと帰ろうとは思わないはず。地元に帰りたいと思う時は、大抵現状に不満がある時ですから。

友人によく「帰ってこい」といわれます

「最近地元の友人から頻繁に連絡が来るようになりました。その内容はどれも、『早く帰ってこい』というもの。帰るなんて一言も言ってないので、おかしな話ですよね。でも、帰りを待ってくれている友人がいるというのは、素直にとても嬉しいです。」(25歳/男性/営業職)

帰るなんて言ってないのに「早く帰ってこい」と言われるのは、地元の友達あるあるですよね。都会の便利さや楽しさを知ってしまった上、仕事もあるので、すぐに地元に帰ろうと考える人は少ないはず。

しかし、友人にこのように言われてしまうと、少し心が揺らいでしまうかも。都会には都会の、地元には地元の良さがあると再確認させられる瞬間です。

ふと地元に帰りたいと思った事は、誰にでも一度はあるはず。ではなぜ、地元に帰りたいと思うのでしょうか。現在の生活だけが原因という訳ではなく、自分の地元というものには何か特別な魅力があるようです。では、地元に帰りたいと思う理由を詳しく見ていきましょう。

人間関係に疲れた

職場や学校の人間関係に疲れてしまった時、地元に帰りたいと思うようになる人は多いです。地元は昔からの友人ばかりなので、今のように疲れる事は無いはず。どんな時も人間関係は付いて回るものなので、ここで疲れてしまうとすべてが嫌になりますよね。

また、地元と都会とでは人との付き合い方が異なる場合もあります。地元ではご近所同士助け合うような、濃厚な関係が当たり前だったけれど、都会ではそういう事は滅多にありません。都会特有のドライな感じに馴染めない人も多いのです。

実家が恋しくなった

ふとした時に実家が恋しくなる事ってありますよね。特に一人暮らしの人は、何気ない時に無性に寂しさを感じる事があります。そんな時実家の事を思い出し、地元に帰りたいと思うようになるでしょう。

ただし、これは親や兄弟と良好な関係を続けてこれた人限定の話。実家が嫌で飛び出すように都会に出てきた人は、実家が恋しくなるような事は少ないかも。それでも、地元の友人の事などを不意に思い出して、帰りたいと思う事はあるでしょう。

都会の物価に慣れない

都会の物価は高いです。もちろんその分賃金も高いのですが、今までの感覚とはかけ離れた物価に馴染めず、地元に帰りたいと思う人も少なくありません。普段の買い物だけでなく、家賃などの生活費も、地元と都会とでは物価が全然違いますよね。

慣れ親しんだ金銭感覚を変えるのは、意外と難しい事です。都会では物価が上がっている分賃金も上がっているはずなのですが、地元と比べると高すぎるという事がストレスになってしまう人もいます。

自然が多くて静かだから

都会は、常に人がたくさんいて賑やかです。色々なお店やサービスがありますので便利なのですが、基本的に24時間賑やかですよね。その点地元は人が少なくて自然が多く、都会に比べると非常に静かです。

自然豊かで静かな環境で育ってきた人は、都会の騒々しさになかなか慣れれません。常に心が落ち着かない状態なので、本当の安らぎを得るために地元に帰りたいと思うようになるでしょう。

勝手知ったる地元に帰るのだから、デメリットなんて特にないと考える人は多いでしょう。しかし、子供の頃は何も不自由がなかったけれど、自立してから訪れる地元には意外なデメリットが潜んでいるのです。では、地元に帰るデメリットについて詳しく見ていきましょう。

転職をしなければならない

地元に帰るとなると、ほとんどの場合転職しなければならなくなります。今の職場と地元がぎりぎり通える距離であれば転職する必要はありませんが、そういうケースは稀有でしょう。

この転職というのが意外と厄介。都会に比べると、地元は仕事が少ないケースがほとんどなのです。そうなると、ある程度慣れた今の仕事を辞めてまで地元に帰りたいのかと、疑問を持つ人も多いでしょう。

具体的に地元に帰る計画をした時、勤務時間や条件などで、あらためて都会の便利さを思い知る事もありますよ。

年収が下がる可能性がある

地元に帰った場合、恐らくほとんどの場合で年収は下がってしまいます。都会は物価が高いですが、その分給与も多いです。収入から生活費を引くとどれだけ残るのかなどは別にして、普通の仕事をするのであれば、年収の金額は都会より低くなってしまうでしょう。

地元は物価が安いので、年収が下がったとしても生活水準まで下がる可能性は低いです。しかし、仕事量に対して金額が低い事に不満を感じてしまうのも事実。地元と都会の格差は、人によっては大きなデメリットとなるでしょう。

車が無いと移動が不便

都会は交通網が発達していますので、車を所有していなくても移動に困る事はないでしょう。しかし、地元では車が必須のケースも少なくありません。コンビニに行くにも車が無いと不便という地域もたくさんあるのです。

車を運転するには運転免許証が必要ですよね。また、車を購入しなければなりません。そして、車はガソリン代や税金など維持費も意外とかかってしまいます。地元に帰るために車を購入した結果、生活に余裕がなくなってしまったという事も考えられるのです。

暇になってしまう

都会は何かと刺激的です。買い物スポットや遊びに行ける場所がたくさんありますので、休日の過ごし方に困る事は少ないですよね。しかし、地元が田舎だった場合、娯楽はほとんどありません。

地元には、大型ショッピングセンターくらいしか目ぼしい施設が無いという事も珍しくないのです。そのような場合、都会の刺激的な遊びに比べるとやや不満に感じてしまう可能性もあります。

地元での暇の潰し方は、都会とは全く違うものだという事を認識しておかないと、いざ帰った時にただただ暇になってしまう事も考えられますよ。

都会と比べると何かと不便な事が多い地元ですが、やはり勝手知ったる地元に帰る事にはそれなりのメリットもあります。懐かしさだけでなく、精神的な意味でメリットが多いのが特徴ですよ。では、地元に帰るメリットについて詳しく見ていきましょう。

家族が身近になる

地元に帰る一番のメリットは、やはり家族が身近になる事でしょう。家族が身近になる事で、何かあった時に頼りやすくなります。今までは一人で対処しなければならなかった事が、家族に相談できるようになるというのは、とても大きな心の支えとなるでしょう。

それだけではなく、家族が身近になると不思議な安心感が湧きます。家族の健康状態も把握しやすくなりますので、面倒も見てあげられるでしょう。都会の生活を経験して、あらためて家族の大切さを思い知った人には、家族が身近になるというのはかなりプラスに働くと言えます。

精神的に落ち着く

都会だと周囲の人はあまり信用できないけれど、地元だと知ってる人ばかりなので信用しやすいというケースもあります。このような場合は、周囲に敵が少ないので精神的に落ち着く事ができるでしょう。

生活していく上で精神的に落ち着くというのはとても重要です。常にピリピリしながら過ごさなければならないのは、想像しただけで疲れてしまいますよね。都会のドライな人間関係が苦手という人は、精神的に落ち着ける地元に帰りたいと思う回数が増えるかもしれません。

地元の友達と会える

地元の友達って、ずっと仲が良い事が多いですよね。大人になる過程で友人になった間柄なので、共有できる事がたくさんあるからでしょう。そのような友達とは一緒にいるだけで落ち着けますし、何より楽しいです。

そんなかけがえのない地元の友人と会えるというのは、人によっては地元に帰る一番のメリットになります。そして、場合によっては地元の友人のコネで、就職や住処などの面倒を見てもらえる可能性もあるでしょう。

心にゆとりが生まれる

都会の時間はせわしないです。常に騒々しく人が移動し続けるので、心が落ち着く瞬間がありません。その点地元は時間がゆっくり流れています。夜は真っ暗で誰も移動しておらず、とても静か。都会と比べると不便ですが、心が落ち着くのは間違いないでしょう。

ゆったりとした時間が流れる地域で過ごすと、心にゆとりが生まれます。都会での生活がせわしなく感じている人は、地元に帰った方が良い結果を残せる可能性がありますよ。また、一時的に帰省するのも、心が疲れた時におすすめです。

地元に帰りたい、という気持ちが湧いてくるのは仕方のない事です。しかし、強くそう思ったとしても、実際に地元に帰る訳にはいきませんよね。住む場所や仕事など、今の環境を簡単に手放すことはできません。

そんな時は気持ちをどうにかして紛らわすのが大切。では、地元に帰りたい気持ちを紛らわす方法について詳しく見ていきましょう。

新しい友達をたくさん作る

地元に帰りたいという気持ちが湧いてきたら、今の環境で新しい友達をたくさん作るようにしてみてください。地元に帰りたいと思う理由の大半は、実は人間関係なのです。これは、その人間関係を改善させる事によって、地元に帰りたいという気持ちを紛らわす作戦になります。

新しい友達をたくさん作ると、その友人達と仲を深めるためのイベントが多数開催されるはず。楽しいイベントに参加していると、地元に帰りたいという気持ちは間違いなく薄くなるでしょう。

趣味を作ってみる

趣味を作るのも、地元に帰りたい気持ちを紛らわすための有効な手段となります。この際は、できるだけ都会でしかできないような趣味を選びましょう。地元でもできるような趣味だと、帰りたい気持ちが更に加速してしまう可能性があるからです。

趣味に熱中すると、ストレスを上手に発散できます。ストレスを上手に発散できるようになると、今の環境を不満に感じる事も少なくなるでしょう。趣味を作って熱中していると、いつの間にか地元に帰りたい気持ちは抑えられているはずですよ。

旅行に行ってみる

旅行に行くのも、地元に帰りたい欲求を紛らわすための手段としておすすめです。旅行に行くと、逆に地元に帰りたいと思ってしまいそうですよね。しかし、ほとんどの場合は今住んでいる都会の便利さに改めて気づかされるだけなのです。

旅行先は、自然が多くて時間がゆっくり流れている地域がおすすめ。その地域の素晴らしさに感動すると同時に、そこで暮らす自分の姿も想像してみてください。

暇を持て余し、不便さに嘆く姿を想像してしまったのであれば、以前よりも地元に帰りたい気持ちはまぎれているはずです。

帰りたい理由を書き出してみる

地元に帰りたいと思った時は、なぜ帰りたいのか、理由を紙に書き出してみるとよいでしょう。できるだけ具体的に、細かく理由を書く事をおすすめします。そして、地元に帰った事でこれらの欲求が満たされるのかどうか、一つずつ確認していくのです。

この作業をしていると、意外と今の環境が恵まれている事に気づくはず。なんだかんだ言って都会は便利なのだから、もう少し頑張ってみようという気持ちになれれば成功です。ただし、どうしても今の生活に耐えられない場合は、地元に帰る事をしっかり検討してみてください。

あなたの地元に帰りたいという気持ちが、どうやら一時的なものではないようです。帰りたいという気持ちが抑えきれないので、地元の住む場所や仕事を探す決意もしてしまいそう。

しかし、本当に地元に帰ってよいのでしょうか。これから見ていく本気で帰りたいと思った時の判断ポイントをしっかりと確認して、本当に地元に帰っても後悔しないかどうか見極めたいところです。

自分のやりたい事が地元で出来るかどうか

自分のやりたい事が地元で出来るかどうかというのは、地元に帰るかどうか判断する際の重要なポイントとなります。地元に帰ったはよいものの、自分のやりたい事が一切できず、ただ悶々と毎日を過ごすだけになってしまう事も十分に考えられるからです。

やりたい事が出来ないというのは、非常に大きなストレスですよね。せっかく地元に帰ったのに、ストレスを抱えてしまっては意味がありません。やりたい事ができないと、都会の方が良かったと後悔してしまう事は明白です。

ですので、地元に帰るかどうか悩んでいる時は、自分のやりたい事は地元でもできるのかという事をしっかりと調べましょう。

地元での生活が今の自分に合うかどうか

都会では、どの時間帯でも何かしらのお店が開いていますよね。そんな都会での生活に慣れてしまうと、お店が少なく開いている時間も短い地元での生活に苦労してしまう可能性があります。一見地味なデメリットですが、仕事と両立させる事を考えるとかなり重要な問題です。

またジムに通っている人は、地元にジムが無かったら通う事ができませんよね。都会は施設やサービスが非常に充実しています。都会ならではの施設やサービスに、自分がどれだけ頼っているのかなどをチェックするのも、地元に帰るかどうかの判断材料となるでしょう。

「都会」が嫌なのか「仕事」が嫌なのか見極める

仕事のために都会にやってきた人は、よく地元に帰りたいと思うはずです。しかし、この際に注意したいのが、自分は「都会」が嫌なのか「仕事」が嫌なのかをしっかりと見極めるという事。

仕事で都会に来た人の多くの場合が、単に仕事が合っていないだけなのです。仕事が嫌なのであれば、転職をすれば良いだけの話ですよね。ここを見間違えると、地元に帰った時にあまりの不便さに嘆く羽目になってしまうでしょう。

都会の便利さを再確認する

都会での生活は、非常に便利です。欲しいものはすぐに手に入りますし、痒い所に手が届くサービスも充実しています。遊びに行く場所もたくさんあり、電車の本数も多く移動も便利です。

地元に帰りたいと思った時は、これらの都会の便利さを改めて確認してみてください、この便利さを手放してでも地元に帰りたいのか、冷静に考えてみる事をおすすめします。しかし、都会のこれらの便利さは人によって評価が変わるので、無くても全く問題ない人も。

そのような人は地元に帰っても特に不便に感じないでしょう。それどころか、静かでのんびりと過ごせるので、地元の方が合っている可能性もありますよ。

地元に帰りたい理由についてご紹介しました。子供の頃過ごした地元には、他人には分からない特別な魅力がありますよね。都会に比べて静かで安らぐ環境な事が多く、心が疲れた時は本当に帰ってしまうのも選択肢の一つでしょう。

地元に帰るのにはたくさんのメリットがあります。その一方でデメリットの存在も忘れてはいけません。都会の便利さに慣れてしまっていると、地元の不便さに馴染めず公開してしまう可能性もあるのです。

地元に帰りたいと思う気持ちは、決しておかしな事ではありません。しかし、本当に帰って良いものなのかどうか、冷静になって考える必要はあるでしょう。