心に余裕がない人とは？イライラを解消して心に余裕を持つ方法も！

ちょっとしたことですごく落ち込んだりついイライラしてキツく当たってしまうなど、心に余裕がないなぁと感じることってありますよね。

この状態が続くと周りに迷惑がかかるかも…と余計に不安になってしまいます。わかっているけど抜け出せなくて、自分自身が一番もどかしく感じていますよね。

大好きな趣味やお酒で気を紛らわせようとしても、心に余裕がないと何をしても楽しめません。普段は簡単なことも上手くいかず落ち込んだりと悪循環に陥ってしまいます。では、心に余裕がないときはどうしたら良いのでしょうか？

まずは心に余裕がなくなるのはどんな時なのか？ちゃんと見つめてみることが大切です。心がラクになる方法もご紹介していきます。

周囲には気付かれていなくても、自分の心はヘルプサインを出しているかもしれません。最近ちょっと疲れてるかなぁ、と思ってもそれを放っておくと心は悲鳴をあげはじめます。こんなヘルプサインが出ていたら要注意です。

常にイライラしていて余裕がないと感じる

「後輩が仕事の進め方について質問してきただけなのに『そんなことまでいちいち聞くな』と強く当たってしまった。後で落ち着いて考えた時に、余計にヘコみました。」（32歳/男性/エンジニア）

質問をされて自分の作業が止まることは、後輩を抱える立場ならよくあることですよね。だけど心に余裕がない時は、自分のペースがちょっと乱されただけでイライラしてしまいます。

相手が悪くないとわかっているのにキツく当たってしまった時は、あとで冷静になって余計に落ち込んでしまうようです。

仕事が忙しい頃は心に余裕がなかった

「『結果が全て』の業界に居るので、寝ている時以外は仕事のことを考えている状態です。PCを見ながらの昼食は当たり前なので、何を食べたかいつも覚えていません。そんな状態なので家族や友達など仕事に関係のない連絡は基本スルーでしたね。」（28歳/男性/金融関係）

心に余裕がないと家族や食事といった日常の当たり前がお疎かになってしまうようです。私生活の優先順位が下がるのは、心のヘルプサインと言えるでしょう。

他人の成功を素直に喜べない

「プロジェクトを成功に導いた同期のお祝いをした時。上司や後輩たちから称賛の言葉をかけられている同期を見て、『俺の活躍もあったのに』と思ってしまいました。仲の良い同期なのに素直に喜べなかったんです。」（30歳/男性/商社）

他人が称賛されているのを見ただけで、「自分だって」と感じてしまうのは心に余裕がない証拠です。余裕がないとつい、自分の存在意義にばかり意識が行ってしまいますよね。

否定的なことばかりを言ってしまう

「何を見ても粗探しのように否定的なことばかり言って、ドン引きされました。女子会でSNSの中の素敵な写真を見ながら『こういうの憧れるね』と盛り上がっているのに、気がついたら場がしらけていました。」（29歳/女性/IT系）

SNSの素敵な投稿を「自慢っぽい、盛り過ぎ」など、卑屈に捉えている自分が居たら要注意！心に余裕がないと、気付かないうちにネガティブフィルターをかけてしまいます。

普段しないミスをする

「上司に送るはずのメールを間違えて取引先に送ってしまいました。普段なら必ず一旦確認するのに。すぐに気付いて謝りましたが、こんなミスをする自分にびっくりしました。」（34歳/女性/コンサルティング）

心に余裕がないと、注意力が散漫になってしまうこともあるでしょう。本来の力が発揮できていないなぁと感じる時も、心のヘルプサインなのではないでしょうか。

「楽しむこと」が億劫に

「友人からの誘いは何かと理由をつけて断っていました。楽しむことさえも億劫だったんです。休日は一日中部屋着のままで過ごしていました。」（30歳/女性/美容関係）

心に余裕がない時は「楽しむこと」さえも面倒に感じてしまうことがあるようです。みんな人生を楽しむために仕事を頑張っているはずなのに、これでは本末転倒になりかねません。

休日を楽しめるかどうかも、心のバロメーターではないでしょうか。

社会人なら誰でも少なからず、心に余裕がなくなることってありますよね。その原因はもちろん人それぞれ違います。では自分の場合は一体何が原因で、心に余裕がないと感じているのでしょうか？

問題は原因が判るだけでほぼ解決したようなもの、と言われることがあります。心に余裕がなくなる原因を客観的に見つめるだけでも、心が少しラクになりますよ。

仕事が多忙すぎる

どんなに仕事が好きでも仕事が順調でも、やはり楽しいことばかりではありませんよね。やりたいことの中には必ず、やりたくないことも含まれます。

夢中になれる仕事であっても、気付かないうちに責任感やプレッシャーで心は疲れているのではないでしょうか。

やる事が自分のキャパを超えている

一日の始めに今日やることを整理してスケジューリングしても、その通りに進む事って滅多にないですよね。上司に急な仕事を振られたり、小さなトラブルに対応していると時間はあっという間に過ぎてしまうものです。

「今日も自分のやりたい事を終わらせられなかった…」この毎日の自己否定感が、徐々に心の余裕をなくしていませんか？

目標設定が高過ぎる

目標設定を高くし過ぎると、その通りに行かなくなった時にフラストレーションが溜まりませんか？身の丈に合わない目標設定は、自分を追い込むようなやり方をする原因にもなります。

人生にはきっと追い込みが必要な時だってありますよね。しかしそれも、体力と心に余裕がなければ達成することは難しいのではないでしょうか。

完璧主義

あまりにも完璧主義で居ようとするのは、心に余裕がなくなる原因になってしまいます。基準というのは人それぞれみんな違うはず。ですが完璧主義の人は、自分の基準を周囲に押し付けてしまう傾向にあります。

自分の基準について来られない人を見ただけで、イライラしてしまうこともあるのではないでしょうか？

金銭的な不安

お金の不安はわかりやすく心に余裕がなくなります。「来月の支払いどうしよう…」「急な飲み会は断らなくちゃ…」と、なんとかやりくりする方法を考えなくてはいけません。

金銭的な問題は目を逸らすことが出来ないので、このことだけで頭がいっぱいになってしまいますよね。お金の不安は頭の中を支配されやすいので、心の余裕が奪われてしまいます。

プライベートで嫌なことがあった時

例えば恋人とケンカをしてイライラしたり。相手の気持ちが分からなくて不安になったり。身近な人のことで悩みが増えると、心のバランスが保てません。

プライベートがうまく行っていない時は、仕事が手につかないなんてこともあるのではないでしょうか？心が安らぐはずの時間がストレスの原因になっていると、心に余裕がなくなっていきますよね。

心に余裕がなくなると、内面的な不安だけでなく表面的な部分にも表れてきます。それは言葉や表情だけでなく、自分の身の回りにも表れているのではないでしょうか。

心に余裕がない人の特徴を、内的要素と外的要素で見ていきましょう。

ストレスが溜まっている

ストレスが溜まっていくと当然、心に余裕がなくなりますよね。誰もが日々ストレスを感じることはありますが、一番の問題は溜め込むことです。

毎日ストレスを感じても、上手に発散できていれば心の余裕を保つことが出来るのではないでしょうか。溜め込んでしまう人は、そもそもストレスに目を向けていない可能性もあります。

情緒不安定

情緒不安定な人は明らかに、心に余裕がない状態です。ちょっとしたことですぐにイライラするだけでなく、大声で怒鳴るなんてことも。そうかと思えば急に落ち込んでしまうこともありますよね。

こういう時は言ってる内容もコロコロ変わったりしているものです。自分の発言で、周囲を困惑させていませんか？

自分の感情をコントロールできなくなっているのは、心に余裕がない人の特徴と言えるでしょう。

笑顔が少ない

心に余裕がない時は、笑うことも一苦労ですよね。大好きなものを純粋に楽しむ余裕もありません。また周囲に対しても、良い印象で居ようとする気力が薄くなっています。

心に余裕がなくなると、顔の覇気もなくなっているのではないでしょうか。自分では笑顔で返したつもりでも、思ったよりも笑えていないものです。

ネガティブな発言が多い

心に余裕がない時は、知らず知らずのうちにネガティブな言葉が多くなっています。自分では普通に意見を述べたつもりでも、周囲の人は否定的と感じているかもしれません。

ストレスが溜まっている時こそ、自分の発言に注意してみましょう。友人の素敵な話しにも「羨ましいな」と相槌したつもりが、その後に妬むような一言を付け加えていませんか？

デスク周りや部屋が散らかっている

心の乱れは生活に表れるものです。気持ちに余裕がなかったり頭の中がとっ散らかっている時は、デスクや部屋も散らかってきませんか？

デスクや部屋にモノが少ない人でも、PCのトップ画面がごちゃごちゃしていたりします。散らかっていることで更に、イライラすることもあるのではないでしょうか。

本当に心に余裕がある人はリア充アピールをしないものです。なので、特別輝いて見える人ばかりとは限りません。

しかし心に余裕がある人は、普通のことが普通に出来ているのです。心に余裕がない時は、当たり前のことを当たり前にやるのが難しいですよね。

心に余裕がある人は決して目立つわけでなくても、なんとなく雰囲気のいい人だなぁと感じます。

他人に対して思いやりがある

心に余裕があれば、他人を思いやる気持ちを持つことが出来ます。尚かつそれを言葉にしたり行動に表せるのは、心に余裕があるからこそですよね。

思いやりを行動に表すには、少しのエネルギーが要ります。余裕がある人はそれが自然に出来ているのではないでしょうか。

他人の動きを観察して先回りのフォローをしてくれるなど、思いやりを感じさせてくれます。こういう行動が自然に出来る人って、心に余裕があるなぁと感じますよね。

冷静な判断が出来る

心に余裕がある人は、冷静な判断が出来ます。例えば急な変更があった時でも、的確な指示を出してくれる先輩は心強く感じますよね。

周囲からの影響を受け過ぎず振り回されることが少ない人は、冷静な判断ができるのではないでしょうか。これも、心に余裕がある証拠と言えるでしょう。

冷静な判断が出来る人って、頼りがいがありますよね！

様々な考え方が出来る

様々な考え方が出来るのは、視野を広く持つことが出来る人ではないでしょうか。広い視野で見るためには、他人の意見に耳を傾けることが大切ですよね。これが自然と出来ている人は、心に余裕があると言えるでしょう。

自分の考えだけに捉われず、多様な価値観を受け入れられるようになります。心に余裕があれば、新しい価値観にも出会えそうですよね。

身だしなみが整っている

身だしなみが行き届いている人を見ると、「余裕がある人」という印象を受けますよね。心に余裕があるからこそ、靴の汚れや取れかけのボタンに気付くことも出来るのです。

シワの付いたジャケットを、慌てて羽織って出かけることだってありません。心に余裕がある人は身だしなみが行き届いています。

些細なことにも素直に喜べる

「初めて挑戦したランチメニューが当たりだった。」「先輩が自分の頑張りに気付いてくれた。」など、日常の些細なことに喜べる人を見ると、心に余裕がある人だなぁと感じます。

些細なことに喜びを感じられるのは、他人の頑張りを素直に認めることが出来るからではないでしょうか。だからこそ心に余裕がある人の「ありがとう」は、とても自然なのです。

今の自分は心に余裕がないと気付いていても、具体的にどうすれば解消できるのでしょうか？それがわからないから、抜け出すのが難しいですよね。思い当たるストレス発散方法を試してみても、あまり改善した気がしないことも。

そう感じている人は、以下でご紹介する方法も是非試してみてください。

良質な睡眠をとる

心の健康と体の健康は密接に関係しています。どちらかが不調だと、もう片方にも影響が出てきますよね。心に余裕を持つためにはまず、身体の疲れをしっかりと癒してみましょう。

身体の疲れを癒すためには「良質な睡眠」を意識してみてください。睡眠時間は充分なのに疲れが取れていないと感じる人は、「睡眠の質」を見直してみてはいかがでしょうか。

きちんと熟睡できていると、気持ちリセットしやすいですよ。

家族や友人に話を聞いてもらう

ストレスや不安を感じた時は「溜め込んでしまうこと」が一番の問題です。溜め込まないためにも、誰かに話を聞いてもらいましょう。

問題が未解決だとしても、人に話しただけで心が軽くなるのを感じたことはありませんか？人に話すと怒りがおさまったり、考えが整理出来たりするものですよね。

話を聞いてもらう相手は家族や親友など、自分の弱い部分をさらけ出せる相手がベストです。

SNSから距離を置く

友人や会社の同僚など、毎日誰かと顔を合わせるだけもエネルギーを使います。人と会っている時は多少なりとも「しっかりした自分」を演じていますよね。

帰宅して一人になった瞬間、解放された気分になるのではないでしょうか？しかしSNSに触れていると、24時間常に誰かと関わっているのと変わりません。

心に余裕がないと感じる時には、少しの間SNSをお休みしてみましょう。他人と距離を置いて、完全に一人の時間を作ることが大切です。

掃除をする

身の回りが散らかっていると、普通に生活をするだけでも小さなストレスが生まれてしまいます。すぐに使いたい書類が見つからなかったり、着るはずの服がしわくちゃなんてことも。つまらないことで足踏みしていると、自己肯定感がどんどん低下しそうですよね。

これでは悪循環から抜け出すことが出来ません。頭をスッキリさせたり心を落ち着かせたい時はまず、身の回りを整えてみてください。

小さな成功を積み重ねる

「月初めはにはいつも目標を設定するけれど、ほとんどが達成出来ずに挫折感だけ残る」そんな経験はありませんか？大きな目標を達成するために、まずは小さな目標から立ててみるのがおすすめです。

「1分筋トレが出来た」というような小さな成功をたくさん積み重ねて、自己肯定感を上げていきましょう。

追い込みすぎて「自分はいつも出来ない」と感じるよりも、小さな達成感と小さなご褒美で自分をたくさん褒めてあげてくださいね。

3行日記を書いてみる

日記というとマメな性格でなければ出来ないと思われがちですが、3行ならどうでしょうか？日記を書くと、一日を振り返るきっかけにもなります。

一日一回でいいので、自分の感情を客観的に見つめる時間を作ってください。イライラしたり傷ついた自分の心を、放置するのが一番よくありません。

無理に解決策を探らなくても大丈夫です。自分の気持ちを見つめてあげるだけで充分ですよ。自分は何に傷ついたのか？本当はどうしたかったのか？自分の感情にきちんと向き合うことが、根本の解決につなが流のではないでしょうか。

自分の人生において大切なものはたくさんあります。しかし時間は有限で、全てに全力を注ぐのはなかなか難しいですよね。だからこそ、それぞれに対して「自分なりの距離感」を決めてみてはいかがでしょうか。

例えば仕事や趣味に対する距離感も、恋人や家族との付き合い方も人それぞれ考え方が違います。これらの価値観を世間に合わせる必要はありません。

責任感や思いやりから、ついつい無理をしてしまうことってありますよね。だけど、自分を犠牲にしてまで人のために頑張るのは本末転倒です。

好きで選んだ仕事や好きで選んだ恋人こそ、それに対する距離感は自分で決めましょう。自分を深く知ることで、心の余裕を保つことが出来るようになりますよ！