思いを伝える方法や言葉とは？ポイントや思いを伝えるメリットも解説

突然ですが、好きな人やパートナーに思いを伝えていますか？普段から好きという言葉で思いを伝えているという人もいれば、恥ずかしくてあまり伝えていない…という人もいるのではないでしょうか。

告白する時には勇気を出して思いを伝える人が多い一方で、付き合ってから、さらには結婚してからはパートナーに思いを伝えることがほとんどなくなってしまっているかもしれませんね。

そこで本記事では、思いを伝えることの重要性やメリット、上手な伝え方について解説していきます。「言わなくてもわかるだろう」「伝えなくても伝わっているはず」と思っていると、ちょっと危険かもしれませんよ。思いを伝えるということを今一度考えてみましょう。

付き合って恋人同士になると思いを伝え合わなくても、暗黙の了解で両想いの状態が続いて一緒にいられてしまいます。でも、本当に思いを伝える必要はないのでしょうか。

実は、多くの人が付き合ってからも恋人から思いを伝えてほしいと願っています。なぜなら、思いを伝えてもらうことで愛情を実感できるからです。そして、恋人に思いを伝えることには次のようなメリットがあると考えられています。

何より愛情確認ができる

思いを伝えあうことで、お互いに好きであること・大切に想っていることを確認することができますよね。この愛情確認が行われることにより、相思相愛であるという安心感を常に持つことができるというのは大きなメリットといえます。

そして、思いを伝えることで見られる相手からの反応によっては、変化を感じ取ることもできるでしょう。愛情確認によりパートナーの心の変化に早い段階で気付くことができたら、万が一二人の気持ちが離れてしまいそうになっても修復しやすくなるというメリットもあります。

浮気を防止できる

遊び人タイプでもないのに浮気をしてしまう人の原因の多くは、「寂しさ」「物足りなさ」だといわれています。日頃からしっかりと思いを伝えるようにしていれば、パートナーに愛情が伝わり浮気したいと思わせることも防げるでしょう。

また、うっかり浮気に走りそうになっても、いつも一途に想ってくれているパートナーのことが浮かべば歯止めをきかせられるのではないでしょうか。思いを伝えることには、このようにパートナーの気持ちをしっかりと繋いでおく効果もあるのです。

「好き」以外の表現も出来るようになる

普段から愛情表現を心掛けていると、だんだん同じような言葉や表現の仕方では飽きてきます。そのため、「好き」という表現に限らず様々なバリエーションを自ら生み出そうとするようになるでしょう。

思いを伝えることに慣れていると、様々な表現で相手に愛情を伝えることが自然とできるようになります。言葉だけでなく行動やスキンシップなどを組み合わせながら、多様な表現で思いを伝えられるというのは素敵なことではないでしょうか。

いつまでも恋人らしい関係でいられる

付き合いが長くなってくると、慣れ合いの関係になるカップルが多いですよね。思いを伝えることを意識してこなかった場合、今更伝えるとなるとかなりハードルが高くなってしまいます。結局言わなくてもわかるだろうという甘えになり、マンネリ化してしまうでしょう。

一方、思いを伝えることを大切にしていると、いつまでも愛情表現を欠かさずにいられます。結婚して夫婦となってからも、ずっと恋人同士のような関係でいられるでしょう。いつまでもパートナーとラブラブでいたいなら、ぜひ思いを伝えるということを意識してみて下さい。

大切な人に思いを伝えることが重要であることがわかってきましたね。では、どうすれば上手に好きな気持ちを伝えることができるのでしょうか。

思いを伝えるには、様々な方法があります。できるだけ相手の心に届くような伝え方を工夫することが大切です。ここからは、上手に思いを伝える方法を解説していきます。まずは、伝え方について見ていきましょう。

直接会って伝える

やはり一番伝わるのは、直接会って顔を見て伝えることでしょう。最近は気軽に連絡ができる環境がありますので、好きと伝えるにも会う必要がないと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、やはり目の前に相手がいる時に伝えるのが一番効果的なのです。

真剣な思いを伝えるならしっかりと目を見ながら。特に告白やプロポーズなど重要な場面では目を見て思いを伝えることが大切です。恋人として普段愛情を伝える場合は、抱きしめながらや手をつなぎながらなど、スキンシップと組み合わせるとより愛が感じられますよ。

思いを込めた手紙を渡す

面と向かって思いを伝えるのはどうしても恥ずかしい…ハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。そんな場合におすすめなのが、手紙です。

メールや活字の文書に慣れている人たちは、直筆の手紙をやりとりする機会もあまりありませんよね。だからこそ、その人らしい文字で書かれた手紙からは、思いがあふれるように伝わってくるものです。

うまくまとめようと思わなくても大丈夫。日頃抱いている自分なりの思いが相手に届くように、好きな気持ちを伝えるような手紙を書いてみましょう。

LINEでそれとなく伝える

まっすぐに思いを伝えれば、相手にしっかりと届けることができます。でも、思いの伝え方はそれだけではありません。まだ告白するにはちょっと早い関係や、家族のような慣れた関係の場合は、逆にストレートすぎる伝え方は重く感じさせてしまうでしょう。

そこで、LINEでさらっと伝える方法が有効になってきます。LINEでそれとなく伝えられることで、相手は「もしかして好意を持ってくれているのかな？」とドキッとしたり、「ちゃんと想ってくれてるんだな」とほっこりした気分になったりするでしょう。

言葉以外の方法で伝える

好きな気持ちを伝える方法は、言葉で好きと伝える以外にもあります。それは、行動で示すという方法。例えば、抱きしめるなどのスキンシップでも好きな気持ちは伝わるでしょう。相手に温もりを伝えることができれば、言葉が必要ない場面もあるのです。

喧嘩をした後に相手の好きな食べ物を買ってくるというのも、思いを伝える行動の一つです。また、自分に反省すべきことがある場合は、言葉で伝えるよりも行動で示した方が思いが伝わるでしょう。言葉だけがすべてではないということを踏まえて、伝え方を工夫してくださいね。

思いの伝え方には様々な方法があることをお伝えしてきました。では次に、言葉で思いを伝える場合に使いたいセリフをご紹介します。

ストレートな愛情表現はもちろん、日頃の感謝を伝えるようなセリフもおすすめです。シンプルでわかりやすい言葉で気持ちを伝えるようにしましょう。

シンプルに「好き」

やはり、ストレートでシンプルな「好き」というセリフが一番気持ちが伝わります。告白するなら、「好き」「好きです」と伝えたいし伝えられたいという人がほとんどではないでしょうか。

「愛している」は日本人には照れ臭いし重く感じてしまうことも多いですが、「好き」なら等身大な感じがしますし伝えやすいセリフですよね。また、「大好き」「好きかも…」など変化をつけやすいという意味でもぜひ使いたいセリフといえるでしょう。

「○○なところが好き」

「好き」というのはストレートすぎて恥ずかしい…。まだそこまで伝えるのは早いという時には、少し言葉を加えるだけでぐんと使いやすいセリフになります。それが、「○○なところが好き」という言い方です。

例えば、相手を思いやった時に「そういう優しいところ好きだな」と言われたら嬉しいですよね。「美味しそうに食べるところが好き」「ポジティブなところが好き」など、相手の魅力的なところを見つけて言葉で伝えてあげたら、きっと喜んでもらえますよ。

「いつもありがとう」

思いを伝えるのは、好きな気持ちに限る必要はありません。相手への感謝の気持ちや尊敬している気持ちもどんどん伝えましょう。そうすることで、好意的に感じていることが伝わり相手との距離が縮まります。

いつも一緒にいるパートナーにも、感謝の気持ちを忘れず伝えることが大切です。あまり伝えられていないな…という人は、「いつもありがとう」と伝えてみて下さい。

身近な人には照れ臭くて思いを伝えにくいものですが、親しき中にも礼儀ありと心掛けて、愛情や感謝の思いをできるだけ伝えるようにしましょう。

「一緒にいられて幸せ」

パートナーに対しては、好きな気持ちを「幸せ」と表現するのもおすすめです。大切に想う相手の幸せが自分の幸せでもあると考える人が多いので、「一緒にいられて幸せ」と言われたら満たされた気持ちになるでしょう。幸せを二人で共有できれば、より愛情も深まりますね。

その他にも、「嬉しい」「楽しい」などポジティブな感情を伝えると、相手も一緒にいて楽しく幸せな気持ちになれるものです。好きな人と一緒にいて感じた幸せな気持ちをそのまま言葉にして伝えるよう心掛けるといいでしょう。

これまで思いを伝えることの重要性や伝え方について解説してきましたが、思いを伝える際には配慮した方がいいポイントもあります。自分の思いを相手に伝える際には、ただ伝えればいいというものでもありません。場合によっては逆効果になってしまうこともあるのです。

注意しなければならない点も含め、次のようなポイントを押さえながら上手に思いを伝えるようにしましょう。

相手に返事を強要しない

あくまでも、自分の思いを伝えることが目的であることを忘れてはいけません。ついつい見返りを求めてしまいますが、返事を強要するのはNGです。上手に伝えることができ相手の心に届けば、返事を求めなくても相手から何かしらの反応があるはずですよ。

欲が出て返事を強要してしまうと、せっかく好きな気持ちを伝えても「面倒くさい人だな」と思われて台無しになることも。返事がほしい気持ちがやまやまでも、静かに待つようにした方がいいでしょう。

しつこく言わない

好きな気持ちを伝えることは大切ですが、押し付けると逆効果になってしまいます。あまり何度もしつこく言うと、ありがたみがなくなってしまいますので時々言うくらいにしておきましょう。

特に恋愛初期の盛り上がっている時期は好きな気持ちがあふれて何度も伝えたくなる人もいますよね。その場合も、相手の反応を見るようにして下さい。温度差がある場合は控えた方が今後のためです。あまりにしつこく伝え続けるとウザがられるだけになってしまいます。

落ち着ける場所で言う

特に告白やプロポーズなど、ここぞという場面で思いを伝える際には場所選びも重要です。ざわざわと騒がしい場所では、勇気を出して伝えても「何？」と聞き取ってもらえないという残念な事態にも…。場所選びを間違えてテキトーに済まされたと思われるのも悲しいですよね。

思いを伝える際には、二人きりになれるような落ち着いた場所を選ぶようにしましょう。お互いがゆったりとした気持ちでいられる状況の方が、思いは伝わりやすいですよ。

ふざけたりごまかしたりしない

重要な場面ではふさげるのもNGです。いざ思いを伝えるとなるとどうしても照れたり緊張したりして、ごまかしたくなる人もいるでしょう。でも、告白やプロポーズで真剣になれずヘラヘラした態度を取るのは、相手に対して失礼といえます。

しっかり思いを伝えたい場面では覚悟を決めて、まっすぐに好きな気持ちを伝えるようにすることが大切です。カップルがじゃれあってふざけながら思いを伝えあう幸せな時間はアリですが、メリハリは忘れないようにしましょう。

欧米人のように、気軽に愛情表現ができたらラクなのに…と感じている人も多いでしょう。日本人にとっては、思いを伝えるということは簡単ではないもの。それでも、やはり伝えてよかった・あるいは伝えなくて後悔したという人が多いようです。

最後に、思いを伝える重要性に気づいたという人々の体験談をご紹介します。思いを伝えたらこんないいことがあった、伝えなかったからこうなってしまった…など、エピソードを参考にしてみて下さい。

ずっと片思いだと思ってたけど伝えてみたら…

「ずーっと何年も片思いしていた男子に、勇気を出してついに好きだと伝えたんです。そしたら、まさかの両思いだったんです！てっきり他の人のことが好きだと思っていたのでダメ元で伝えたからびっくりでした。諦めなくて本当に良かった…。」（20歳/女性/大学生）

相手も自分のことが好きだとは知らずに片思いのつもりでいた、という人は少なくないようです。告白する勇気が持てずに諦めていたら、両思いだと知ることすらできなかったかもしれません。思い込まずにまっすぐに好きな気持ちを伝えることはやはり大切ということですね。

愛情を伝えるようになってから仲が…

「彼女のことは好きだけど、何となくお互いのテンションが低い状態が続いていて。マズいなと思って、先輩からのアドバイスで愛情表現を意識するようにしたんです。そしたら彼女からもちゃんと返ってくるようになって仲良しなカップルに復活しました！」（26歳/男性/製造）

マンネリカップルでも、どちらかが意識を変えることで相手に伝われば、二人の関係が変化することは大いにあるようですね。冷めているように見えても、思いを伝えるようにするだけで二人の仲がグッと縮まるというカップルは多いのかもしれません。

意識して愛を伝えてたら妻の機嫌がよくなった

「お互い一緒にいるのが当たり前になっていますが、もし妻がいなくなったら…と想像する機会があって、耐えられないなって思ったんです。だから当たり前と思わずに愛を伝えるようにしました。妻も笑顔が増えて機嫌がよくなった気がします。」（30歳/男性/公務員）

このように、自分と一緒にいてくれるパートナーの存在を当たり前と思わない意識が、思いを伝えようとするエネルギーとなるのかもしれませんね。愛情を伝えることでお互いが機嫌よく幸せな気持ちでいられるなら、どんどん伝えたいと思う人が多いのではないでしょうか。

恥ずかしくて伝えられなかったことを後悔…

「好きな人がいたんですけど、ただの男友達として接し続けてしまって。今更好きだなんて言えない、恥ずかしいという気持ちが強くて結局伝えられませんでした。そして彼は別の女性と結婚して幸せそうです。ダメでも伝えておけばよかったです…。」（27歳/女性/接客）

恥ずかしさが勝ってしまい、告白もできずに恋が終わってしまったという人は結構いるでしょう。思いを伝えて玉砕したなら諦めがつくものの、伝えられずに終わってしまったら不完全燃焼ですよね。やはり、勇気を出して伝えた方が気持ちにも区切りがつけられるでしょう。

言わなくてもわかるだろうと思いがちですが、丁寧に思いを伝えるようにした方が、二人の関係は深まりやすいです。

片思いの場合は好きになってもらえるよう好意を表現する、そして諦めてしまう前に勇気を出して告白をすることで、結果はどうであれ自分の気持ちを伝えた達成感を得られるでしょう。

また、恋人同士や夫婦の場合も一緒にいることが当たり前と思わずに、愛情や感謝の気持ちを時々伝えるようにすると、二人の関係を良好に保ちやすくなります。

しつこくしない、伝え方を配慮するなど相手への思いやりを忘れずに、思いを伝えることを大切にしながら二人の距離を縮め、いつまでも仲良しでいられる関係を目指しましょう。