自己中な人の特徴とは？心理や上手な対処法なども徹底解剖します！

「あの人は自己中だよね」など、自己中という言葉は日常生活でも頻繁に耳にしますよね。では、自己中とは一体どのような意味なのでしょうか。何となく分かっていても、詳しくは知らないという人は必見ですよ。

「自己中」の意味

自己中とは、自己中心的の略語。自己中心的とは、常に自分の都合を優先するあまり、他人を疎かにする態度や仕草、心情の事です。そして、自己中な人は大きく分けて2種類に分類できます。

1つめは、本人の資質として他人の事を考える余裕を持っていないタイプの人です。このタイプの人は、自分のために行動する事で精一杯。よって、決して悪意があって自己中になっている訳ではありません。

そしてもう1つは、「あえて」自己中に振る舞っているタイプの人。こちらは、他人ことを考える余裕があるのに考えないのです。ですので、時には悪意むき出しで他人に接する事もあるでしょう。

「自己中」の類語

自己中の類語には、自分勝手や独り善がりといったものがあります。他にも傍若無人やワガママ、人目をはばからないなども類語です。どれもあまり良い意味では使われない言葉ですよね。

また、利己的という言葉も自己中の類語として扱われる事があります。しかし利己的とは、自分の利益のために行動する事であって、他人を蔑ろにするという意味も含んで使われる事が少ないです。よって、類語にはなりますが、やや性質の違う言葉だと言えるでしょう。

自己中を言い換えるのであれば、多少なりともネガティブな意味を含んでいた方が伝わりやすいです。ですので、配慮に欠けるなども類語として扱えるでしょう。

出典：goo辞書『自己中（じこちゅう） の意味』
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E4%B8%AD/

自己中の人についてどのように思うのか、実際に周囲に自己中な人がいる人に意見を伺ってみました。やはり皆、基本的には良い印象を持っていないようです。そして、自分の周りにも自己中な人がいるのであれば、共感できる意見も多いでしょう。

では、自己中な人についてどう思うのか、その本音を詳しく見ていきましょう。

皆うんざりしてるのに気づいてないのかな？

「僕の職場にも自己中な人がいます。いつも自分勝手な言い分ばかりだし、まったく周囲と協力しようとしないので、皆うんざりしていますよ。でも、自己中な本人は全く気付いていません。もう諦めていますが、正直関わるのはしんどいですね。」(31歳/男性/IT関係)

自己中な人は、自分が周囲からどう思われているかなんて全く気にしません。ですので、自ら態度や考えを改める事はほとんどないでしょう。よくよく考えれば、多少なりとも自分が自己中だと自覚があれば、態度を改善しようとしますよね。

精神的に疲れるから近づきたくない

「他人の都合を全く考えてくれない自己中な人には、正直近づきたくないです。何を言っても『我が』のオンパレードだし、人の話も聞いてくれません。精神的に疲れるったらありゃしないので、自己中な人とは適度に距離を取って接しています。」(22歳/男性/配管工)

自己中な人と接するのは、精神的に疲れます。こちらの事を全く考えてもらえないというのは、想像以上に消耗してしまうのです。しかし、自己中な人は自分が相手を消耗させているとは気が付きません。接する度に疲れてしまうので、自然と人が離れていってしまいます。

誰も本気で向き合っていない

「自己中な人は、少し可哀そうだなと思う時もあります。自分勝手に振る舞い続けているからなのですが、誰も本気で向き合ってくれない感じです。かく言う自分も、自己中な人とは適当に接しているのですが…。」(28歳/男性/ゲーム関係)

誰も本気で向き合ってくれないというのは、確かに可哀そうな感じがしますよね。ほとんどの人は自分の事が一番大切なのですが、自己中の人とは違い、他人にも配慮できる余裕を持っています。この余裕の有無が、他人が自分にどう接してくれるかの決定的な理由となるのです。

なぜそんなにすぐに怒るのか

「自分の事しか考えていない人って、何故だか知りませんがすぐに怒りますよね。自分の思い通りに行かないからって、不機嫌になって周囲に当たり散らす上司がいます。本当に苦手なので深く関わりたくありませんが、なぜあんな人になったのかは気になります。」(29歳/男性/教員)

自己中な人はすぐに怒ります。自分の思い通りにならないので、イライラしてしまうからです。多くの人が物事は自分の思い通りに行かないと理解していますが、自己中な人にはそれが難しいのでしょう。

それだけなら仕方が無いと思えますが、この人の上司のように周囲にあたるようだと非常に迷惑ですよね。

逆に尊敬します

「私も自己中な人は好きではありませんが、最近は一周回って尊敬できるようになりましたよ。どんな時も空気を読まず、自分の事ばかり考えられるなんて凄くないですか？時折あれくらい図太い神経の方が良いのかと思う事もあります。」(27歳/男性/美容師)

自己中な性格の人は、自己中ではない人に比べてストレスを感じにくい傾向があります。他人のせいにする事に躊躇がないので、一時的にイラつく事がありますが尾を引かないのです。

何でも他人のせいにするのは、決して良い事ではありません。しかし、その図太い精神は正直羨ましく感じてしまいますよね。

そもそも、なぜ自己中な人はそのような考え方になってしまうのでしょうか。性格は、育ってきた環境などによって大きく変わります。本人の資質と併せて、幼少期にどのように過ごしたかも関係しているのでしょう。

では、人が自己中になってしまう原因について詳しく見ていきましょう。

甘やかされて育った

甘やかされて育った人は、自己中になりやすい傾向があります。何でも自分の思い通りにお膳立てしてくれる環境だと、周囲の人に気を配る必要なんてないですよね。そして、ワガママを言っても誰も注意してくれないのであれば、それが当たり前の事だと思ってしまいます。

このような経緯で自己中になってしまった場合、大人になってから苦労する人がとても多いです。幼少期と違って周囲の人が自分の思い通りに動いてくれませんし、ワガママもほとんどの場合咎められてしまうでしょう。

ですので、このままではいけないと思い、自力で性格を改善する人も見られます。ですので今は自己中な人も、いずれ考えを改めてくれる可能性はありますよ。

幼少期に厳しくされすぎた

幼少期に甘やかされた場合だけでなく、厳しくされた場合も自己中な性格になるケースが多いです。理由も、甘やかされて育った場合とは逆のものとなります。周囲の人が自分に関心を向けてくれないので、自分以外を信用できなくなってしまったのです。

ですので、他人に配慮しても見返りなど何もない、むしろ自分にとって害になる可能性があると考えてしまいます。ですので、他人に対して冷徹ではありますが、純粋な悪意がある訳ではありません。

幼少期に厳しくされすぎて自己中になってしまった人は、人を愛したり愛されたりする喜びを経験しないとなかなか性格が改善されないでしょう。そして、周囲の人も手厚くサポートしてあげる必要があります。

酷く裏切られた経験がある

恋愛や仕事の場面において、酷い裏切り行為にあってしまったという人は、自己中な性格になってしまいがちです。以前は周囲の人を思いやり、話を聞くのが上手な優しい人だったのに、ある日を境に自己中で冷徹な人に豹変してしまう事も珍しくありません。

そして、そのような場合は大抵が酷い裏切り行為を経験しています。信じていた人に裏切られるというのは、人の性格を豹変させてしまう重大な出来事なのです。

このようなケースは、元々が自己中な性格の人ではない場合が多いので、環境によっては自然に自己中ではなくなる可能性もあります。

余裕が無い

精神的に余裕が無い時は、自己中な態度を取ってしまいがちになります。周囲の事よりも、まずは自分の事が第一なのは誰もが同じですよね。心にゆとりが無くなる原因としては、仕事が忙しすぎたり、金銭的にピンチだったりといった場合が多いです。

仕事が忙しすぎると、自分の仕事を片付けるだけで目一杯になります。また身体的に疲れていると、休む事を最優先させるでしょう。そしてこのような態度が、周囲からは自己中と捉えられる事もす。

このような場合は、余裕のない状況が改善されればほとんどの人が自己中ではなくなります。育ってきた環境だけでなく、その時に置かれた環境によっても人は自己中な性格になってしまうのです。

想像力が無い

想像力の無い人は、自己中な性格になってしまいがちです。想像力が無いと、自分の言動や態度によって周囲の人がどのような感情になるのかが理解できません。ですので、自分の感情ばかり優先してしまいがちになるのです。

このような想像力は、ある程度経験を積まないと養われません。また、自分の力だけでなく、周囲が指摘してあげる事も大切となります。いちいちそのような事を指摘するのは面倒だと感じてしまいますが、意外と素直に理解してくれる人も多いですよ。

自己中な人は性別問わず存在します。男性も女性も、自己中な人は周囲からあまり良く思われないのは共通していますが、男女によって特徴にやや違いが見られるようです。では、自己中な女性の特徴について詳しく見ていきましょう。

自慢話やマウントを取りたがる

自己中な女性の特徴として、真っ先に挙げられるのが自慢話が多い事です。また、やたらと他人にマウントを取りに行く人も多いでしょう。自慢話は、たまに聞かされる分には良いのですが、あまり頻繁に聞かされるとうんざりしてしまいますよね。

しかし、自己中な女性は自分の事しか興味が無いので、他人にどう思われようが関係ありません。他人がどんな気持ちになろうが、自分の凄さをアピールする事の方が大事なのです。

マウントを取りに行くのも同じ心理。他人より優れているという事をアピールしたいだけなので、自分が少しでも劣っていると感じたら必死になって突っかかってくるでしょう。

がさつな言動が多い

自己中な女性には、がさつな言動の人が多いです。どんな場面でも、あまりに品のない言動だと周囲から白い目で見られてしまいます。しかし、自己中な女性からすれば、そんな事はどうでもよいのです。

周囲に気を遣うよりも、自分の感情を優先させます。自己中な人がどう思われようとその人の自由ですが、周囲も巻き込まれるのは正直迷惑ですよね。しかし、自分の感情を何よりも優先させたいので、注意しても聞き入れてくれない可能性が高いです。

自分が正しい事を疑わない

自己中な女性は、自分が正しい事を疑いません。これは、自分が他人よりも優れているという自信からくる態度です。このような態度に出るのは、自身の経験や知識による事もありますが、実は根拠が無かったりします。

自身の知識や経験に基づいて、頑固な態度を取っているのであれば、自己中と思われるのも一時的なものでしょう。しかし、根拠なく正しさを疑わない場合は周囲に迷惑をかける可能性が高くなり、自己中な女性という評価が定着してしまいます。

感情の起伏が激しすぎる

感情の起伏が激しいのも、自己中な女性の特徴です。自己中ではない人でも、感情を露にする事があります。これは、人として当然の事なので、少しくらい感情的でも自己中だとは思われないでしょう。

しかし、自己中な人は感情の起伏が激しすぎるのです。少しでも気にくわない事があれば、烈火のごとく怒ります。また仕事など、しなければならない事であってもやりたくないと思うと一切手を付けません。

このようにいつ爆発するか分からない爆弾のような性格なので、周囲の人も注意するのではなく、腫れ物に触れる様に接してしまいます。注意されないので、より自己中な性格に磨きがかかってしまうのです。

約束を守らない

自己中の人は約束を破る事が多いです。他人との約束を守るのも破るのも、すべては自分の機嫌次第になります。機嫌が良いと約束を守ってくれますが、機嫌が悪いと遅刻したりは当たり前。

遅刻程度ならまだしも、連絡もなくドタキャンする事も珍しくありません。しかも、自己中なので悪びれる様子もないのです。例え機嫌が悪くても約束は守ってもらいたいし、キャンセルするならせめて連絡位よこして欲しいですよね。

このような事を繰り返しているので、自己中な女性は基本的に信頼されていません。もし自分に少しでも心当たりがあるなら、早急に改善した方が良さそうです。

自己中な人の特徴の男性編です。女性とは少し違う特徴が見られるのは、何とも興味深いポイントですよね。男性ならではのプライドが、自己中な性格を形作る要因になっているところもあります。では、自己中な男性の特徴について詳しく見ていきましょう。

自分に甘い

自分に甘いのが、自己中な男性の特徴となります。自分に甘いだけなら何も問題ないのですが、多くの場合が他人には厳しいのです。他人の失敗には異様に執着するのに、自分の失敗は大目に見てほしいという態度を露骨に表します。

しかし、このような人って意外とたくさんいますよね。しかも、立場が上な程このような人が多い傾向にあります。ある程度の権力を手に入れてしまうと、そこに甘えてしまうのでしょう。これも、自分に甘い証拠ですよね。

プライドが高い

自己中な男性は、自分に絶対的な自信を持っています。ですので、非常にプライドが高いです。そして、そのプライドを守ろうと必死になる傾向もあるので、例え間違っていても態度や意見を改めるような真似はしません。

プライベートの他愛もない意見交換だったら特に問題はありませんが、仕事の場となれば話は別。自分の意見が間違っていたとしても、プライドが邪魔して引っ込められないのです。無用な意見対立を呼んでしまい、業務が滞る事態に陥ってしまいます。

人の話を聞かない

人の話を聞かないのも、自己中な男性の特徴。自分こそが絶対だと確信しているので、人の話など聞くに値しないと考えているのです。あわせて、無意識のうちに他人を見下すような態度を取ってしまい、反感を買う事も珍しくありません。

他人の意見を聞き入れて自分の知見を深めるというのは、ごく当たり前の事ですよね。しかし、自己中な男性は、基本的に他人を信用していませんし、人よりも優れているという謎の自信を持っているのです。

話を聞いてくれない相手と話していても、楽しいと感じる人はいません。「我が我が」と主張し過ぎた結果、誰もその主張を聞いてくれなくなっては悲しすぎますよね。

興味のない事には一切反応しない

自己中な人は、自分の興味のある事にしか反応を示しません。多くの人がそうだと思われますが、他人と話をする時は興味が無い話でも聞いてあげるのが大切ですよね。しかし、自己中な男性は「興味ないので」とあっさりと話を遮ってしまいます。

そのため、新しい人間関係を築くのがとても苦手。例え興味のない話だったとしても、聞いているフリ位はしてもらいたいですよね。あからさまにつまらない態度を取られてしまうと、必然的に心象は悪くなってしまうのは仕方がありません。

ただの小心者

自己中で自分勝手な男性ですが、実はただの小心者だったという事も珍しくありません。自己中な男性は、自分に自信を持っているので他人に譲らないものだと思いますよね。しかし、小心者なので誰かに関わるのを極端に避けているというケースもあるのです。

小心者の男性が自己中に振る舞っている場合、注意すると改善してくれる可能性があります。ただし、根に持ってしまい、更に自己中に振る舞ってしまう場合も。注意する際はあまり強い態度ではなく、やんわりと自己中な態度はやめた方が良いと伝えるのがおすすめです。

自己中な人が考えているのは、基本的に自分の事ばかりです。しかしそんな彼ら彼女らも、恋愛はします。では、自己中な人は一体どのような恋愛をするのでしょうか。ここからは、自己中な人の恋愛傾向について詳しく見ていきます。

デート場所を決めたがる

自己中なパートナーと恋愛した場合、デートの場所はいつもパートナーが決めてしまいます。しかも困った事に、何の相談もなしに勝手に決めてしまうのです。また、デート場所の相談をしたとしても、自分が行きたい場所を絶対に譲らないでしょう。

仮にあなたの行きたい場所の希望が通ったとしても、デート中に不満ばかり言ったり、露骨につまらない顔をする事も。自己中なパートナーは、恋人との事でも自分の決めた事にしか興味を示さないのです。

自分は浮気するが相手の浮気は許さない

相手の浮気は許さないけれど、自分は浮気するという、ちょっと常識を疑ってしまうような事も平気でしてしまうのが自己中な人の特徴。しかも、自分が浮気をした時の言い訳が非常に上手い人が多いのです。

さらに、言い訳はするけれど根本的に自分が悪いと思っていないので、悪びれた態度がありません。ここまで自由奔放で神経が図太いのはある意味尊敬に値しますが、恋人としては困りものでしかありませんよね。

相手を束縛したがる

自己中な人は、相手をコントロールしようとする傾向があります。自分の思い通りにならないと気に入らないという心情もありますが、実はそれだけではありません。自分に自信があるので、自分の言う事を聞いた方が相手のためだとも考えているのです。

いくら自己中な人とは言え、恋人となれば相手を尊重してくれると思いますよね。中にはそのような人もいますが、極度に自己中な人だと、恋人は自分の言う事を何でも聞いてくれる存在と考えてしまうのです。

長続きしない

恋愛が長続きしないのも自己中な人によく見られる傾向です。先述の通り、自己中な人の中には恋人とは自分の思い通りにできる存在だと考えている人が一定数います。このように考えているので束縛も強く、意見の対立も絶えません。

意見が対立するというのは、どんなカップルにもある事です。でも大抵の場合はお互いが妥協したりするものですよね。しかし、自己中な人は絶対に自分の意見を曲げません。

このような態度を徹底するので、パートナーは早々にうんざりしてしまい、別れを考えるようになります。どんなわがままに付き合ってくれる我慢強いパートナーでなければ、自己中な人の恋愛は決して長続きしないでしょう。

意外とモテる

自己中な人と付き合っても、振り回されるだけではないかと多くの人は考えます。そして、相手が自己中な人だとわかっていたら、恋愛対象から外す人も少なくないでしょう。しかし、自己中な人は男女問わず意外とモテるのです。

自己中な人は、自分を良く見せる事に長けています。そして、垣間見える自己中な部分が、男性ならばリード力があるように見え、女性ならば小悪魔的な魅力があるように感じられるのです。

このように自己中な性格は、場合によっては異性に魅力的に写ります。ですので、自己中で迷惑に思うような人でも、途切れる事なく恋人を作っているというケースはとても多いですよ。

自分の事ばかり優先して、相手の気持ちを考えてくれない自己中な人とは、まともに接すると疲れてしまいますよね。しかし、どんな環境でも自己中な人は絶対に一人はいるもの。それに、嫌だからといって集団から排除するのはあまりにも失礼です。

社会では、自己中な人とも上手に付き合っていくしかありません。なので、できる限り迷惑を被らないように上手に対処していきたいところです。では、自己中な人の上手な対処方法について詳しく見ていきましょう。

そういう人だと割り切る

自己中な人への対処法として、まず最初におすすめなのが、そういう人だと割り切る事です。いくら自己中な人とはいえ、あなたの命を奪うような真似はしてきませんよね。

ですので、自分の事が大好きな人なんだなという程度に考えて、割り切った接し方をするとあなたのストレスは軽減されるはず。どんな時でも自分を曲げない、強い精神力の持ち主だと思えれば、自己中な性格が魅力的に感じる可能性もありますよ。

反論したり否定したりしない

反論したり否定したりすると、自己中な人はムキになってしまいます。例えあなたが正しかったとしても、自己中な人は間違いを認めません。間違いを認めてしまうと、自分のプライドが傷ついてしまうからです。

ですので、余程の事ではない限り自己中な人と議論になっても反論したり否定したりしないようにしましょう。合意を得られる事はまずありませんし、違った見解も得られない可能性が高いです。ほとんどの場合、無駄にエネルギーを消費してしまうだけになってしまうでしょう。

距離を置く

自己中な態度や言動がどうしても我慢ならない場合、距離を置いてみるのも一つの対処法です。自己中な人の他愛のない自慢話でも、延々と聞かされると精神的に参ってしまいますよね。

この際、いきなり距離を置いてしまうと相手に怪しまれる可能性があります。最初は適当に対応しながら、徐々に距離を置いていきましょう。また、相手の話を適当に聞いていると、態度から察して向こうから距離を置いてくれる可能性もあります。

下手に出ない

自己中な人は、何かにつけてマウントを取りたがります。これが意外と面倒で、いちいち相手にしていられないと思って適当に受け流してしまう人が多いでしょう。しかし、適当に流してしまうと、相手はあなたを自分より下だと確信して付きまとってくる可能性があります。

こうなってしまうと更に厄介です。どんな些細な事でも突っかかってきますので、いずれ精神的に疲れてしまうでしょう。そうならないために、自己中な人に対しては下手に出ない事が大切。

理詰めで反論するもよし、つまらなさそうな態度で適当にあしらうもよしです。とにかく、自己中な人に自分より下だと思われない事が重要となります。

もしかしたら自分は自己中な性格なのかも。そんな心配をした人もいるはずです。中には人から直接言われたなんて経験がある人もいるでしょう。自分の自己中な性格のせいで、周囲の人達と上手く付き合えないのはストレスですよね。

しかし、自己中な性格は本人の努力次第で治せます。今までとは考え方や態度を変えなければならないので最初はしんどいですが、自己中な性格を改善すれば自然と周囲から愛される人間になれるでしょう。では、自己中な性格の治し方について詳しく見ていきましょう。

相手の立場になる

自己中だと思われてしまう最もな原因の一つとして、相手の立場を考えない行動が挙げられます。どんな時でも自分の都合しか考えておらず、他人を蔑ろにしてしまう行為は、決して人から好かれるものではありません。

自分の事を優先するのは悪い事ではありません。しかし、その際に一歩立ち止まって相手はどう思うのかを考えるようにしてみましょう。相手がどう思っているのか分からなければ、素直に訪ねてみてもかまいません。

何かあった時に少しだけ相手に配慮するだけで、自己中だという印象は大きく薄れる事になりますよ。

頭ごなしに否定しない

自己中な性格だと、相手の事を頭ごなしに否定しがち。自分の能力に自信があるのは、本当に素晴らしい事です。しかし、相手を否定しなければそれを誇示できないのであれば、実は大した能力ではない可能性が高いですよ。

本当に自分に自信のある人は、決して相手を否定しません。むしろ、相手の意見を尊重して自分の意見にさらに磨きをかけられるのです。それに、頭ごなしに否定されて喜ぶ人間なんで決して多くはありません。

相手を肯定できる広い心と豊かな知見を有する事は、自己中な性格を治すとても有効な方法ですよ。

周囲に興味を持つ事が自己中を治す第一歩

自己中な人は、自分の事にしか興味がありません。周囲に居る人や起こっている事に無関心過ぎるので、自分勝手な振る舞いをしてしまうのです。心当たりがある人は、自分の立ち振る舞いが場の空気を乱している事に薄々感づいているのではないでしょうか。

このような心情だと、何をするにも気を遣い過ぎてしまいますよね。ですのでまずは、周囲に興味を持つ事から始めてみましょう。周りの人がどんな事をしているのか、何を考えていそうなのか、理解できなくても興味を持つだけで立ち振る舞いは大きく変わってきますよ。

他人を褒めるだけで自己中は治せる

自己中な性格で最も厄介がられるものの一つが、マウンティングしたがるという事。自己中な性格だと気づきにくいのですが、マウントを取られるというのは結構屈辱的なのです。

相手の言動を見ていると、自分の方が優れていると言いたくなる場面はあります。しかし、そこをグッと我慢して、相手を褒めるようにしてみましょう。すると相手は、マウントを取りにいく時のようにギスギスした感じではなく、温かく迎え入れてくれるはず。

自己中な人は、突発的にマウントを取りに行ってしまい周囲と距離を置かれてしまいます。その「クセ」を治して、逆に褒めるようにすると、自己中な性格も自然と治っていきますよ。